JPH0228103Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0228103Y2 JPH0228103Y2 JP1983139683U JP13968383U JPH0228103Y2 JP H0228103 Y2 JPH0228103 Y2 JP H0228103Y2 JP 1983139683 U JP1983139683 U JP 1983139683U JP 13968383 U JP13968383 U JP 13968383U JP H0228103 Y2 JPH0228103 Y2 JP H0228103Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat cushion
- hole
- seat
- engaging
- body floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は乗用自動車・貨客自動車等の車両のシ
ート、特にシートクツシヨンをその前下部を支点
にして起立あるいは反転させ、シートバツクを前
に倒すことにより車室空間を拡張できるようにし
た主にリヤシートに実施されるシートクツシヨン
(例えば実公昭40−10980号公報参照)に関するも
のである。
ート、特にシートクツシヨンをその前下部を支点
にして起立あるいは反転させ、シートバツクを前
に倒すことにより車室空間を拡張できるようにし
た主にリヤシートに実施されるシートクツシヨン
(例えば実公昭40−10980号公報参照)に関するも
のである。
この種のシートクツシヨンは、急ブレーキその
他の衝撃が加わつたとき、シートクツシヨンの後
部が跳ね上がらないように、そのシートクツシヨ
ンの後部とボデーフロアとにロツク装置を設ける
のが一般である。
他の衝撃が加わつたとき、シートクツシヨンの後
部が跳ね上がらないように、そのシートクツシヨ
ンの後部とボデーフロアとにロツク装置を設ける
のが一般である。
上記シートクツシヨン後部の跳ね上がり防止ロ
ツク装置として、ボデーフロア側にストライカを
設け、そのストライカに係脱するロツク部材をシ
ートクツシヨンに設けたもの(例えば実開昭57−
437号・同57−22440号公報)がある。このロツク
装置は、ストライカと、ベースプレート、ロツク
プレート、ロツクプレート回動軸、ロツクプレー
ト付勢ばね、ロツクプレート操作ノブ等の多数個
の部品で構成され、通常もロツク状態にあるた
め、シートクツシヨンを起すときは上記ノブを操
作してロツクを解除しなければならない。すなわ
ちシートクツシヨンはロツクの必要がないときも
ロツクされている。
ツク装置として、ボデーフロア側にストライカを
設け、そのストライカに係脱するロツク部材をシ
ートクツシヨンに設けたもの(例えば実開昭57−
437号・同57−22440号公報)がある。このロツク
装置は、ストライカと、ベースプレート、ロツク
プレート、ロツクプレート回動軸、ロツクプレー
ト付勢ばね、ロツクプレート操作ノブ等の多数個
の部品で構成され、通常もロツク状態にあるた
め、シートクツシヨンを起すときは上記ノブを操
作してロツクを解除しなければならない。すなわ
ちシートクツシヨンはロツクの必要がないときも
ロツクされている。
上記の点に鑑み、衝撃が加わつたときのみロツ
ク装置が動作するようにしたものも知られてい
る。例えばボデーフロアに、通常はばねによつて
非係合位置に保持されている重錘ピンを設け、衝
撃が作用すると、そのピンが前方に飛び出てシー
トクツシヨンのロツク穴に係合してシートクツシ
ヨンの跳ね上がりを防止するものは、重錘ピンを
引つ張るばねの張力の設定が難しく確実性に欠け
る。
ク装置が動作するようにしたものも知られてい
る。例えばボデーフロアに、通常はばねによつて
非係合位置に保持されている重錘ピンを設け、衝
撃が作用すると、そのピンが前方に飛び出てシー
トクツシヨンのロツク穴に係合してシートクツシ
ヨンの跳ね上がりを防止するものは、重錘ピンを
引つ張るばねの張力の設定が難しく確実性に欠け
る。
またシートベルトに用いられているエマージエ
ンシーロツクリトラクタ(略称ELR)と同様の
ものをシートクツシヨンの後部に設けたものは、
作動の確実性はあるけれども構造が複雑で高価で
ある。
ンシーロツクリトラクタ(略称ELR)と同様の
ものをシートクツシヨンの後部に設けたものは、
作動の確実性はあるけれども構造が複雑で高価で
ある。
本考案は、通常は非係合状態にあるが、衝撃が
加わると確実にロツクされる構造簡単で部品点数
が少なく、また調整の必要もないシートクツシヨ
ンロツク装置を提供することを目的とする。
加わると確実にロツクされる構造簡単で部品点数
が少なく、また調整の必要もないシートクツシヨ
ンロツク装置を提供することを目的とする。
すなわち第1図に示すように、シートクツシヨ
ン1をその前下部を支点にして起立あるいは反転
させシートバツク2を前に倒すことにより車室空
間を拡張できるようにした車両用シートにおい
て、シートクツシヨン1の前下部とボデーフロア
3を結合しているヒンジ機構4がシートクツシヨ
ン1に加わる前方向衝撃力で少なくとも前方向に
変形可能に構成されていると共に、該ヒンジ機構
4より後方のシートクツシヨン裏面とその近傍の
ボデーフロア上面とに係合部5,6が対設されて
おり、その一方の係合部5はボデーフロア3と平
行で中央に穴51を有し、他方の係合部6は、上
記相手方係合部5の穴51に緩く入る大きさのフ
ツク状を成し、そのフツク作用をする係合部6
は、常時穴51の中に位置してシートクツシヨン
1を起立させるときは穴51の縁に係合しない
が、衝撃でシートクツシヨン1が前方にずれると
穴51の縁に引掛かつてシートクツシヨン1の跳
ね上がりを阻止するように構成されていることを
要旨とする。
ン1をその前下部を支点にして起立あるいは反転
させシートバツク2を前に倒すことにより車室空
間を拡張できるようにした車両用シートにおい
て、シートクツシヨン1の前下部とボデーフロア
3を結合しているヒンジ機構4がシートクツシヨ
ン1に加わる前方向衝撃力で少なくとも前方向に
変形可能に構成されていると共に、該ヒンジ機構
4より後方のシートクツシヨン裏面とその近傍の
ボデーフロア上面とに係合部5,6が対設されて
おり、その一方の係合部5はボデーフロア3と平
行で中央に穴51を有し、他方の係合部6は、上
記相手方係合部5の穴51に緩く入る大きさのフ
ツク状を成し、そのフツク作用をする係合部6
は、常時穴51の中に位置してシートクツシヨン
1を起立させるときは穴51の縁に係合しない
が、衝撃でシートクツシヨン1が前方にずれると
穴51の縁に引掛かつてシートクツシヨン1の跳
ね上がりを阻止するように構成されていることを
要旨とする。
図中7はシートクツシヨン1の受座、8はシー
トバツク2の起倒支点軸、9,10はシートバツ
ク2の傾斜角度調整機構にして、該機構9,10
の解放でシートバツク2を前方に倒すことができ
る。
トバツク2の起倒支点軸、9,10はシートバツ
ク2の傾斜角度調整機構にして、該機構9,10
の解放でシートバツク2を前方に倒すことができ
る。
実施例の係合部5,6の構造について説明する
と、シートクツシヨン側の係合部5は板片から成
り、その前半部をシートクツシヨン1の底面の後
端部に重ねてボルト等で固着し、後方に突出した
後半部の中央に方形の係合用穴51が開いてい
る。ボデーフロア側の係合部6は板材から成るL
形片で、その縦辺の上端61を後方に鈎形に曲げ
てフツクを形成し、底辺62をフロア3に重ねて
ボルト11で固着している。フツク61は前記方
形穴51に緩く入る大きさに形成されている。
と、シートクツシヨン側の係合部5は板片から成
り、その前半部をシートクツシヨン1の底面の後
端部に重ねてボルト等で固着し、後方に突出した
後半部の中央に方形の係合用穴51が開いてい
る。ボデーフロア側の係合部6は板材から成るL
形片で、その縦辺の上端61を後方に鈎形に曲げ
てフツクを形成し、底辺62をフロア3に重ねて
ボルト11で固着している。フツク61は前記方
形穴51に緩く入る大きさに形成されている。
シートクツシヨン1の後端部は、シートバツク
2の下にその弾性に抗して潜り込ませることによ
つてボデーフロア3に押付けられている。
2の下にその弾性に抗して潜り込ませることによ
つてボデーフロア3に押付けられている。
シートクツシヨン1の後部を抱え上げると、そ
の係合部5はフロア側の係合部6を素通りし、シ
ートクツシヨン1は第1図鎖線示1Aから1Bの
ようにヒンジ4の軸41を中心にして起立する。
の係合部5はフロア側の係合部6を素通りし、シ
ートクツシヨン1は第1図鎖線示1Aから1Bの
ようにヒンジ4の軸41を中心にして起立する。
急ブレーキがかかると、シートクツシヨン1に
慣性による前方向の力が加わつてヒンジ4が第3
図4Aのように変形し、あるいはそのヒンジの取
付け部が引つ張られるなどしてシートクツシヨン
1が実線示1Cのように前に移動し、その位置で
軸41を中心にクツシヨン後部が跳ね上がろうと
する。
慣性による前方向の力が加わつてヒンジ4が第3
図4Aのように変形し、あるいはそのヒンジの取
付け部が引つ張られるなどしてシートクツシヨン
1が実線示1Cのように前に移動し、その位置で
軸41を中心にクツシヨン後部が跳ね上がろうと
する。
ところが衝撃によるシートクツシヨン1の前方
への移動によつて方形穴5の縁が相手方の係合部
6に当つているので、方形穴5の縁がフツク61
に引つ掛つてシートクツシヨン1の跳ね上がりを
阻止する。
への移動によつて方形穴5の縁が相手方の係合部
6に当つているので、方形穴5の縁がフツク61
に引つ掛つてシートクツシヨン1の跳ね上がりを
阻止する。
本考案起倒式シートクツシヨンのロツク装置
は、上記のように、急ブレーキ等の衝撃が加わつ
たとき、ボデーフロア3に対するシートクツシヨ
ン1の取付け箇所であるヒンジ機構4に発生する
初期変形を利用して、それによるシートクツシヨ
ン1の前方へのずれで係合部5,6相互を係合可
能状態にするものであるから、車室空間を拡張す
るためシートクツシヨン1を起すときは、単にシ
ートクツシヨンを抱え上げるだけでよい。
は、上記のように、急ブレーキ等の衝撃が加わつ
たとき、ボデーフロア3に対するシートクツシヨ
ン1の取付け箇所であるヒンジ機構4に発生する
初期変形を利用して、それによるシートクツシヨ
ン1の前方へのずれで係合部5,6相互を係合可
能状態にするものであるから、車室空間を拡張す
るためシートクツシヨン1を起すときは、単にシ
ートクツシヨンを抱え上げるだけでよい。
そして衝撃が加わつたときは上記のように必ず
起るシートクツシヨン自身の移動によつて係合部
5,6がロツク状態となるので確実性があり、構
造も簡単である。
起るシートクツシヨン自身の移動によつて係合部
5,6がロツク状態となるので確実性があり、構
造も簡単である。
第1図は本考案ロツク装置を備えたシートの側
面図、第2図は係合部の拡大斜視図、第3図はシ
ートクツシヨンが前にずれた状態の側面図。 1はシートクツシヨン、2はシートバツク、3
はボデーフロア、4はヒンジ、41は支点軸、
5,6は係合部。
面図、第2図は係合部の拡大斜視図、第3図はシ
ートクツシヨンが前にずれた状態の側面図。 1はシートクツシヨン、2はシートバツク、3
はボデーフロア、4はヒンジ、41は支点軸、
5,6は係合部。
Claims (1)
- シートクツシヨンをその前下部を支点にして起
立あるいは反転させ、シートバツクを前に倒すこ
とにより車室空間を拡張できるようにした車両用
シートにおいて、シートクツシヨンの前下部とボ
デーフロアを結合しているヒンジ機構がシートク
ツシヨンに加わる前方向衝撃力で少なくとも前方
向に変形可能に構成されていると共に、該ヒンジ
機構より後方のシートクツシヨン裏面とその近傍
のボデーフロア上面とに係合部が対設されてお
り、その一方の係合部はボデーフロアと平行で中
央に穴を有し、他方の係合部は、上記相手方係合
部の穴に緩く入る大きさのフツク状を成し、その
フツク作用をする係合部は、常時穴の中に位置し
てシートクツシヨンを起立させるときは穴の縁に
係合しないが、衝撃でシートクツシヨンが前方に
ずれると穴の縁に引掛かつてシートクツシヨンの
跳ね上がりを阻止するように構成されている車両
用シートにおける起倒式シートクツシヨンのロツ
ク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983139683U JPS6046442U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 車両用シ−トにおける起倒式シ−トクツシヨンのロツク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983139683U JPS6046442U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 車両用シ−トにおける起倒式シ−トクツシヨンのロツク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6046442U JPS6046442U (ja) | 1985-04-01 |
JPH0228103Y2 true JPH0228103Y2 (ja) | 1990-07-27 |
Family
ID=30312995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983139683U Granted JPS6046442U (ja) | 1983-09-09 | 1983-09-09 | 車両用シ−トにおける起倒式シ−トクツシヨンのロツク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046442U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030031595A (ko) * | 2001-10-15 | 2003-04-23 | 대부기공주식회사 | 자동차용 회전시트의 이탈방지장치 |
JP5782632B2 (ja) * | 2012-03-26 | 2015-09-24 | 株式会社タチエス | シートクッション跳ね上げ式の車両用シート |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6027701Y2 (ja) * | 1980-06-02 | 1985-08-21 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シ−トクッションの固定装置 |
JPS5722440U (ja) * | 1980-07-15 | 1982-02-05 |
-
1983
- 1983-09-09 JP JP1983139683U patent/JPS6046442U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6046442U (ja) | 1985-04-01 |
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