[go: up one dir, main page]

JPH02249555A - 気管・肺手術用シーリング剤および方法 - Google Patents

気管・肺手術用シーリング剤および方法

Info

Publication number
JPH02249555A
JPH02249555A JP1071410A JP7141089A JPH02249555A JP H02249555 A JPH02249555 A JP H02249555A JP 1071410 A JP1071410 A JP 1071410A JP 7141089 A JP7141089 A JP 7141089A JP H02249555 A JPH02249555 A JP H02249555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trachea
lung
sealant
nco
hydrophilic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1071410A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Matsuda
武久 松田
Tetsuo Ito
哲雄 伊藤
Toru Tani
徹 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP1071410A priority Critical patent/JPH02249555A/ja
Publication of JPH02249555A publication Critical patent/JPH02249555A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、気管や肺の手術用シーリング剤および方法に
関する。
[従来の技術] 従来、気管や肺の手術において、切断されたり、あるい
は移植したりした気管や肺の接合修復する方法としては
、縫合糸を用いた縫合術が用いられてきた(「外科MO
OK4、縫合と吻合」、金属出版C株)%  X878
年)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、切断されたり、あるいは移植したりした
気管や肺の手術において、従莱の縫合糸を用いる接合修
復方法では、下記のような種々の因子のために困難かつ
時間がかかり、良い治癒結果が得られないことがしばし
ば見られた。すなわち、■縫合糸による肺の接合修復方
法は、切断面を面全体としてシールできないことから切
断端同士を縫合糸によって縫い合わせを行うため、肺の
有効体積を縫合操作によって小さくしてしまう結果とな
る。この様な肺の有効体積減少は肺に疾患ををする患者
にとって大向な問題である。■縫合糸による接合修復で
は、縫合部におけるシール効果が充分でなく、縫い合わ
せ部分からの空気漏れがしばしば見られる。この様な縫
合後の空気漏れは、患者にとって重要な問題である。
[課題を解決するための手段] 上記問題点に鑑みて本発明者らは、気管や肺の手術を行
う際、切断されたり、あるいは移植したりした気管や肺
に対して、気管や肺が有している有効体積を縫合操作に
よって小さくしてしまう事なく接合修復が可能であり、
縫合後の空気漏れ等の技術上の問題点の見られない気管
や肺の手術用の材料およびその取扱方法を見い出すべく
鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は: NCO末端親水性ウレタンプレ
ポリマーからなることを特徴とする気管や肺のシーリン
グ剤;および気管や肺の接合修復手術の方法として、 仁前記の気管や肺の切断面または両端を合わせた部位に
、 U、請求項1記載の気管や肺の手術用シーリング剤を塗
布シーリングを行う ことを特徴とする気管や肺の手術用シーリング方法であ
る。
本発明における、気管や肺の手術用シーリング剤として
用いるNCO末端親水性ウレタンプレポリマーとしては
、特開昭62−148EiBB号公報および特願昭83
−52旧8号公報記載のウレタンプレポリマーが挙げら
れる。
すなわち、ポリイソシアネート類と親水性ポリエーテル
ポリオール類(および必要により他のポリオール)とか
らのウレタンプレポリマーが挙げられる。
ポリイソシアネート類としては、含フツ素ポリイソシア
ネート(特開昭57−108055号公報で例示されて
いる一般式 OCN ” R+ @NC01および一般
式OCN eCt12RrCH2・NCO(ただしR+
は炭素数1〜20のパーフルオロアルキレン基で有り、
1個以上のエーテル結合を含有するものも含む)等)、
芳香族ポリイソシアネート[トリレンジイソシアネート
(TD I L  ジフェニルメタンジイソシアネート
(MD I )、p−フェニレンジイソシアネート(P
PDI)、  ナフチレンジイソシアネート、キシリレ
ンジイソシアネート等コ、脂肪族ポリイソシアネート(
ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネ
ート等)、脂環式ポリインシアネート(ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト等)、およびこれらの混合物が挙げられる。これらの
ポリイソシアネートは粗製ポリイソシアネートたとえば
粗製TD11  粗製MDI[粗製ジアミノジフェニル
メタンのホスゲン化合物:ボリアリールボリイソシアネ
−) (PAPI)コとして使用することもできる。
あるいは変成ポリイソシアネートたとえば液体化MDI
として使用することもでき、またこれらを併用すること
もできる。これらのうち、好ましいものは含フツ素ポリ
イソシアネートである。
NCO末端親水性ウレタンプレポリマーの製造に用いら
れる親水性ポリエーテルポリオール類としては、少なく
とも2個の活性水素を存する化合物(ポリオール、多価
フェノール等)とエチレンオキシド(以下EOと略記)
及び必要により他のアルキレンオキシド(以下他のアル
キレンオキシドをAOと略記)との付加物が挙げられる
ポリオールとしては、二価アルコール(エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−1:は1,4−
ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、水添ビ
スフェノールA1  水添ビスフェノールF1  ポリ
テトラメチレングリコール、ポリエステルジオール、末
端シラノールポリシロキサン化合物等)、三価アルコー
ル(トリメチロールプロパン、1,2.4−ブタントリ
オール、1,2.G−ヘキサントリオール、グリセリン
、ポリエステルトリオール等)、四〜へ価アルコール(
ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、
シW糖等)が挙げられる。多価フェノールとしてはビス
フェノール類(ビスフェノールA1  ビスフェノール
F1ビスフエノールS等)が挙げられる。これらのうち
、好ましいのは二価アルコールである。
AOとしては炭素数3〜4のアルキレンオキシド、たと
えばプロピレンオキシド(以下POと略記)、ブチレン
オキシド(1,2−11,3−12,3−および1,4
−ブチレンオキシド)及びこれら二皿以上が挙げられる
。これらの内で好ましいものはPOである。EOとAO
を併用の場合にはランダム共重合物でも、ブロック共重
合物でもよく、また両者の混合系でも良い。好ましくは
ランダム共重合物である。親水性ポリエーテルポリオー
ルの当量(ヒドロキシ基あたりの分子ff1)は通常1
00〜5,000、好ましくは200〜3,000であ
る。親水性ポリエーテルポリオール中のオキシエチレン
含有量は、通常30重量%以上、好ましくは50〜90
重量%である。
オキシエチレン含*iが、30重量%未満では親水性能
力が低下するため、体液との反応性が低下し、硬化速度
は遅くなる。また、神経組織との結合性にも欠けること
となり、神経修復用コーティング剤として満足なものを
得ることはできない。
親水性ポリエーテルポリオールとともに必要により使用
される他のポリオールとしては低分子ポリオール及び/
または疎水性ポリオールが含まれる。それらの具体例と
しては先に挙げた(親水性ポリエーテルポリオールの原
料として挙げた)ポリオール及びそれらのAO付加物が
挙げられる。
親水性ポリエーテルポリオール中に他のポリオールを併
用する場合、全ポリオール中のオキシエチレン含有量は
通常30重量%以上、好ましくは50〜900〜90重
量。ポリオール全体(平均)の当量は、通常100〜5
.000 、好ましくは200〜3,000である。
ポリイソシアネート類と、ポリエーテルポリオール類と
を反応させてNCO末端親水性ウレタンプレポリマーを
得る方法は通常の方法でよく、反応は触媒の存在下でお
こなってもよい。
本発明のシーリング剤は、必要に応じて、生理活性を存
する薬物(中枢神経用薬、アレルギー用架、循環器官用
薬、呼吸器官用薬、消化器官用架、ホルモン剤、代謝性
医薬品、抗悪性腫瘍剤、抗生物質製剤、化学療法剤等)
、充填剤(カーボンブラック1.ベンガラ、ケイ酸カル
シウム、ケイ酸ナトリウム、酸化チタン、アクリル系樹
脂粉末、各種セラミック粉末等)、軟化剤(ジブチルフ
タレート、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスフ
ェート、 トリブトキシエチルホスフェート、トリブト
キシエチルホスフェート、その他各種エステル類等)、
安定剤(トリメチルジヒドロキノン、フェニル−β−ナ
フチルアミン、p−イソプロポキシジフェニルアミン、
ジフェニル−p−フェニレンジアミン等)等を配合する
ことができる。これらの配合量は、本発明のシーリング
剤に対して通常0〜20重量%、好ましくは0〜5重量
%である。
本発明の気管や肺の手術用シーリング剤を、切断された
り、あるいは移植したりした気管や肺の接合修復に用い
る方法としては、切断した気管や肺の切断面に本シーリ
ング剤を塗布し、切断面をシールすることにより修復さ
せる方法が挙げられる。塗布方法としては、■患部に対
して、例えば毛筆、ビンセット、特殊なヘラを用いて行
う直接塗布: カテーテルやチューブ等によって患部に
シーリング剤を送り込む塗布: フレオンないしは窒素
ガスを使用したスプレィ塗布等による直接シーリング法
;■ウレタンプレポリマーと接着しない樹脂(フッソ樹
脂やシリコーン樹脂等)で作製されたプレート(または
フィルム、バルーン等)に本シーリング剤を塗布し、こ
れを患部にあててシーリング剤を転写する間接シーリン
グ法;■生体吸収性の材料で作成されたフィルノ・(ま
たは不織布等)に本シーリング剤を塗布し、これを患部
にあててシールを行う被覆シーリング法等が挙げられる
。生体吸収性の材料としては、特表昭GO−50048
5号公報記載の天然重合体(部分酸化したセルロース、
キチンおよびその誘導体、コラーゲンおよびその誘導体
等)および合成重合体(ポリアミノ酸、ポリアミノ酸共
重合体およびその誘導体、ポリ乳酸、ポリグリコール酸
、乳酸およびグリコール酸の共重合体、ポリヒドロキシ
ブチレート、ヒドロキシブチレートおよびヒドロキシ酪
酸の共重合物等)が挙げられる。これらの塗布方法は、
対象部位や目的によって異なるが、シーリング剤だけで
被覆を行う場合には間接シーリング法が好ましく、癒着
防止や補強効果等シーリング剤以外の材料を必要とする
場合には被覆シーリング法が好ましい。
本発明のシーリング剤の主成分であるNCO末端親水性
ウレタンプレポリマーは、微量の水分の存在例えば空気
中の水分により急速に重合を起こし、強靭な膜を形成す
るので主成分は勿論のこと、その他の配合剤も無ボのも
のを用いる必要があり、製造に際しても空気を遮断して
おくのが好ましい。
得られたシーリング剤は、例えば、空気を遮断したアン
プル等の容器に充填しておくことにより、長期間保存し
ておくことができる。
[実施例コ 以下、実施例および比較例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、Eoはエチレンオキシド、POはプロピレンオキ
シド、PPGはポリプロピレングリコール、PTMGは
ポリテトラメチレングリコールである。なお、NCO末
端親水性ウレタンプレポリマーはポリイソシアネート類
と減圧上脱水したポリエーテルポリオールとを混合攪拌
し、80°Cの温度で8時間反応させて得た。
実施例および比較例中の部および%はそれぞれ重量部お
よび重量%を示す。
実施例および比較例において使用したプレポリマーは次
の通りである。
(1)プレポリマーAI= OCN・CH2(CF2)JCH2・IIGOとポリエ
ーテルポリオール(EO/POランダム共重合体、平均
分子J13゜000、オキシエチレン含有量80%)と
を反応させて得た、NCO末端親水性ウレタンプレポリ
マー(NCO含有率2.5%)。
(2)プレポリマーA2: 0CN−CHt (OF2L CH2・IIGOとポリ
エーテルポリオール(EO/POランダム共重合体、平
均分子量4゜000、オキシエチレン含有量BO%)と
を反応させて得た、NCO末端親水性ウレタンプレポリ
マー(NCO含有率3.4%)。
(3)プレポリマーA1: PPD Iとポリエーテルポリオール(PTMG/EO
ブロック共重合体、平均分子量2 、0001  オキ
シエチレン含有量50%)とを反応させて得た、NCO
末端親水性ウレタンプレポリマー(NCO含有率5.1
%)。
(4)プレポリマーA4: TDIとポリエーテルポリオール(EO/POランダム
共重合体、平均分子i3,000、オキシエチレン含有
量80%)とを反応させて得た、NCO末端親水性ウレ
タンプレポリマー(NCO含有率2゜5%)。
(5)プレポリマーB1: TDIとポリエーテルポリオール(EO/POランダム
共重合体、平均分子i4,000、オキシエチレン含宵
@10%)とを反応させて得た、NCo末端ウレタンプ
レポリマー(NCO含宵率3.4%)。
(6)プレポリマーB2: 0CN−CHt (CF2) a CH2・NCOとポ
リエーテルポリオール(P P G、  平均分子ff
13,000)とを反応させて得た、NCo末端ウレタ
ンプレポリマー(NCO含有率6.4%)。
実施例1 プレポリマーA1からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。成犬の肺実質を約5Cmの長さにわたる想定切
離線に従って鉗子をかけ、ついで鉗子の内側に沿って肺
実質を切除した。テフロンフィルムに上記の気管・肺手
術用シーリング剤を塗布した後、肺実質の切断面に付着
させ5分間圧迫してシーリング剤を転写させ、肺のシー
リング手術を行った。
鉗子を外した後も切断面はシールされており、修復は完
全であった。シール部は、肺の動きにも充分に追従可能
な柔軟性を有していた。またシール部からの空気漏れは
認められなかった。
実施例2 プレポリマーA2からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。気管・肺手術用シーリング剤の塗布方法として
テフロンフィルムの代わりに、シリコーン樹脂で作られ
たバルーンを用いた以外には、実施例1に従った。
鉗子を外した後も切断面はシールされており、修復は完
全であった。シール部は、肺の動きにも充分に追従可能
な柔軟性を存していた。またシール部からの空気漏れは
認められなかった。
実施例3 プレポリマーA3からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。気管・肺手術用シーリング剤の塗布方法として
テフロンフィルムの代わりに、生体吸収性材料である乳
酸およびグリコール酸の共重合体より得られた不織布に
」二記の気管・肺手術用シーリング剤を塗布した物を用
い、不織布を補強材としてそのまま切断面に張り付け、
生体に残した以外には、実施例1に従った。
鉗子を外した後も切断面はシールされ”Cおり、修復は
完全であった。シール部は、肺の動きにも充分に追従可
能な柔軟性を有していた。またシール部からの空気漏れ
は認められなかった。
実施例4 プレポリマーA4からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。気管・肺手術用シーリング剤の塗布方法として
テフロンフィルムの代わりに、テフロン製のヘラを用い
て塗布した以外には、実施例1に従った。
鉗子を外した後も切断面はシールされており、修復は完
全であった。シール部は、肺の動きにも充分に追従可能
な柔軟性ををしていた。またシール部からの空気漏れは
認められなかった。
実施例5 プレポリマーA+からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。成犬の気管部分を約2cmの長さに渡って切断
し、切断部分の修復方法として」−記の気管・肺手術用
シーリング剤を用いた。生体吸収性材料であるコラーゲ
ン(天然重合体)より得られた不織布に上記の気管・肺
手術用シーリング剤を塗布し、このフィルムごと上記切
断部分に張り付は修復を行った。コラーゲン不織布は、
補強材としてそのまま生体に残した。
気管の切断部分のシールは、非常に良好であり、気管の
動きにも充分追従していた。またシール部からの空気漏
れは認められなかった。
実施例6 プレポリマーA4からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。成犬の気管に対する接合修復方法は、実施例5
に従った。
気管の切断部分のシールは、非常に良好であり、気管の
動きにも充分追従していた。またシール部からの空気漏
れは認められなかった。
比較例1 プレポリマーB、からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。成犬の肺実質に対する接合修復方法は、実施例
1に従った。
本シーリング剤は、硬化が遅くシール効果も不均一で、
鉗子を外した後シール部分より空気漏れが生じた。
比較例2 プレポリマーB2からなる気管・肺手術用シーリング剤
である。成犬の気管に対する接合修復方法は、実施例5
に従った。
本シーリング剤は、硬化が遅く、シール効果も不均一で
あった。また患部より空気漏れが生じた。
比較例3 成犬の肺実質を約5Ca+の長さにわたる想定切離線に
従って鉗子をかけ、ついで鉗子の内側に沿って肺実質を
切除した。切除後、鉗子の内側に沿って連続縫合を行い
接合修復した。その後、鉗子を外し止血効果および空気
漏れの有無を調べた。
切断端同士の連続縫合のため肺の有効体積は減少した。
空気漏れが一部で生じたため、再度縫合処置を行った。
[発明の効果コ 本発明の気管や肺の手術用シーリング剤は、次のような
効果を奏する。従来、肺の手術において何等かの方法で
切断された部位の縫合を行う場合、切断端同士を縫合す
るため有効体積の減少は必然的に生じていたが、本シー
リング剤を用いることで切断面をシールすることが可能
となり、従来の縫合による方法と比較して有効体積の減
少を避けることができた。また本シーリング剤を用いる
ことで、気管や肺の切断部分全体をシールすることが可
能となった。その結果、従来のような縫合部分からの空
気漏れもなくなり、手術時間の短縮等、手術全体に対す
る安全性の向上を図ることができた。
本シーリング剤は、柔軟性が高く肺の呼吸運動にも充分
対応が可能であり、生体との間で高いシール効果が得ら
れることから肺手術に対する信頼性を高める効果がある
上記の点から肺手術に対する本発明のシーリング剤の応
用は、従来の縫゛合という術式に加えてシーリングとい
う術式の利用が可能となり、手術時間の短縮、出血阻止
及び空気漏れ阻止等大幅に医療技術の改良に効果がみら
れる。また、縫合とシーリング剤とを併用することによ
る確実性等応用範囲が広く、肺手術全般にわたって高信
頼性と高性能を賦与する効果がみられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、NCO末端親水性ウレタンプレポリマーからなるこ
    とを特徴とする気管や肺の手術用シーリング剤。 2、気管や肺の接合修復手術の方法として、イ、前記の
    気管や肺の切断面または両端を合わせた部位に、 ロ、請求項1記載の気管や肺の手術用シーリング剤を塗
    布シーリングを行う ことを特徴とする気管や肺の手術用シーリング方法。
JP1071410A 1989-03-23 1989-03-23 気管・肺手術用シーリング剤および方法 Pending JPH02249555A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1071410A JPH02249555A (ja) 1989-03-23 1989-03-23 気管・肺手術用シーリング剤および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1071410A JPH02249555A (ja) 1989-03-23 1989-03-23 気管・肺手術用シーリング剤および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02249555A true JPH02249555A (ja) 1990-10-05

Family

ID=13459717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1071410A Pending JPH02249555A (ja) 1989-03-23 1989-03-23 気管・肺手術用シーリング剤および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02249555A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500095A (ja) * 2004-05-27 2008-01-10 ユニヴァーシティ オブ ピッツバーグ 医用接着剤及び組織接着方法
JP2008013764A (ja) * 2006-07-01 2008-01-24 Bayer Materialscience Ag 高融点ポリイソシアネートベース発泡固体ポリウレタンエラストマー並びにその製造方法および使用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008500095A (ja) * 2004-05-27 2008-01-10 ユニヴァーシティ オブ ピッツバーグ 医用接着剤及び組織接着方法
JP2008013764A (ja) * 2006-07-01 2008-01-24 Bayer Materialscience Ag 高融点ポリイソシアネートベース発泡固体ポリウレタンエラストマー並びにその製造方法および使用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2691722B2 (ja) 外科用接着剤
JP2928892B2 (ja) 外科用接着剤
AU2003287204B2 (en) Fast curing compositions
US5486547A (en) Surgical adhesive sheet, surgical instruments and methods of using the same
EP2009037B1 (en) Foam control for synthetic adhesive/sealant
JP5333911B2 (ja) 生体適合性外科用組成物
JP2008530305A (ja) 合成封止剤
JP2008289890A (ja) 接着性処方物
AU2006321856B2 (en) Biocompatible surgical compositions
JP6193067B2 (ja) 外科用止血材基材及び外科用止血材
JPH0363061A (ja) 医療用接着剤
JPH02249555A (ja) 気管・肺手術用シーリング剤および方法
WO2005092404A1 (ja) 医療用接着剤
JPH0237785B2 (ja)
JP2004261590A (ja) 医療用接着剤
JP2009518522A (ja) 粘度を低減させた噴霧可能組成物
JP6726250B2 (ja) 外科用止血材基材と保護シートとの積層体、保護シートと外科用止血材との積層体及び外科用止血材基材と保護シートとの積層体の製造方法
JPS62290465A (ja) 外科用接着剤
JP2003038634A (ja) 外科用接着剤
JPH03109076A (ja) 外科用接着剤シート
JPH02249557A (ja) 外科手術用器具
JP5044602B2 (ja) 延伸ptfe用接着剤