JPH01228554A - 白金族金属担持モルデナイト及びその製造法 - Google Patents
白金族金属担持モルデナイト及びその製造法Info
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- JPH01228554A JPH01228554A JP63052728A JP5272888A JPH01228554A JP H01228554 A JPH01228554 A JP H01228554A JP 63052728 A JP63052728 A JP 63052728A JP 5272888 A JP5272888 A JP 5272888A JP H01228554 A JPH01228554 A JP H01228554A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、白金族金属担持のモルデナイトおよびその製
造法に関するものである。該モルデナイトは、脱ろう触
媒、水素化分解触媒、水素化精製触媒、CO酸化触媒、
炭化水素酸化触媒、リホーミング触媒、ナフテン異性化
触媒、パラフィン異性化触媒等広範な分野に有効に利用
できる。特にパラフィン異性化触媒として優れた性能を
有している。
造法に関するものである。該モルデナイトは、脱ろう触
媒、水素化分解触媒、水素化精製触媒、CO酸化触媒、
炭化水素酸化触媒、リホーミング触媒、ナフテン異性化
触媒、パラフィン異性化触媒等広範な分野に有効に利用
できる。特にパラフィン異性化触媒として優れた性能を
有している。
モルデナイト中に存在する交換可能な陽イオンを、水素
イオンに置換したモルデナイトに、白金族金属を担持し
たpt族/H型モルデナイト(米国特許第3゜190,
939号明細書)或いは、アンモニウムイオンに置換し
たモルデナイトに、白金族金属を担持した後、温度50
0℃以上で焼成することにより殆ど全てのアンモニウム
イオンを取り除いたpt族/H型モルデナイト(米国特
許第31342.114号明細書)等がある。
イオンに置換したモルデナイトに、白金族金属を担持し
たpt族/H型モルデナイト(米国特許第3゜190,
939号明細書)或いは、アンモニウムイオンに置換し
たモルデナイトに、白金族金属を担持した後、温度50
0℃以上で焼成することにより殆ど全てのアンモニウム
イオンを取り除いたpt族/H型モルデナイト(米国特
許第31342.114号明細書)等がある。
しかし、いずれも反応活性の制御が行われていないもの
であり、反応条件を苛酷にしなければ高い反応性をえら
れないものである。 本発明台らは、従来得られなかった触媒特性を有する白
金族金属担持モルデナイトを得ることをLi的として鋭
意研究を重ねた結果、本発明に到達した。
であり、反応条件を苛酷にしなければ高い反応性をえら
れないものである。 本発明台らは、従来得られなかった触媒特性を有する白
金族金属担持モルデナイトを得ることをLi的として鋭
意研究を重ねた結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の要旨は、
(1)白金族金属とともに希土類酸化物が担持されてい
ることを特徴とする白金族金属担持モルデナイト。(以
下、本発明物質ともいう)(2) (a)希土類イオン
をイオン交換によって含有させた白金族金属塩含有モル
デナイトを酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して希
土類イオンを希土類酸化物に転化させるか、又は (b)希土類イオンをイオン交換によって含有させたモ
ルデナイトを酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して
希土類イオンを希土類酸化物に転化させたのち、該焼成
物に白金族金属塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元することを特徴とす
る白金族金属担持モルデナイトの製造法。 (3) (a)白金族金属担持モルデナイトと希土類酸
化物とを混合し、酸素雰囲気下に200〜1000℃で
焼成するか、又は (b)モルデナイトと希土類酸化物とを混合し、酸素雰
囲気下に200〜1000℃で焼成したのち、該焼成物
に白金族金属塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元することを特徴とす
る白金族金属担持モルデナイトの製造法。 (4) (a)白金族金属担持モルデナイトと希土類塩
とを混合し、酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して
希土類塩を希土類酸化物に転化させるか、又は (b)モルデナイトと希土類酸化物希土類塩とを混合し
、酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して希土類塩を
希土類酸化物に転化させたのち、該焼成物に白金族金属
塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元することを特徴とす
る白金族金属担持モルデナイトの製造法。 にある。 く本発明物質〉 モルデナイトを酸化物のモル比で表すとM27゜0・A
I 203 ・(9,5〜20.5) S i O2
である(ここでMは、アルカリ金属、アルカリ土類金属
。 H,NH4,含窒素有機化合物等であり、nは、Mの価
数である)。 本発明物質は、このモルデナイトと希土類酸化物と白金
族金属からなるものであるが、それらのたんなる混合物
ではなく、後二者が担持されたモルデナイトである。そ
して、H型の場合は、各種の反応とくにパラフィンの異
性化の触媒として優れており、またNa型の場合は、リ
ホーミング用触媒としてパラフィンの改質に用いると、
分解活性が適度に抑えられ、高液収率がえられる。 前記希土類としては、スカンジウム、イ・ソトリウム、
ランタン1 セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロ
メチウム、サマリウム、ユウロピウム。 ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウ
ム、エルビウム、ツリウム、イ・ンテルビウム、ルテチ
ウム等を用いることができる。特に、セリウムを使用し
た場合に、パラフィン異性化用触媒としての活性が大き
い。また担持させる希土類酸化物は、1種でもよいし2
種以上を用いることもできる。 本発明物質をパラフィンの異性化等に触媒として用いる
場合は、希土類酸化物の担持量は、モルデナイト (前
シ己M 2/n O−A l 203 ・ (9,5
〜20.5) S i 02 ) 1モルに対して、希
土類イオンno、o+:+42〜1.27グラム原子、
とくに0.021〜0.85グラム原子の割合とするの
が望ましい。希土類酸化物が0.0042グラム原子未
満の場合は触媒活性が低く、1.27グラム原子より多
い場合は担持量に比べて効果が小さい。 また白金族金属としては、白金、ロジウム、パラジウム
、ルテニウム、オスミウムおよびイリジウムのいずれを
も用いることができる。触媒成分として特に好ましいの
は、白金である。 白金族金属の担持量には特に制限はないが、この本発明
物質をパラフィンの異性化等に触媒として用いる場合は
、モルデナイトに対して、0.1〜3、Ovt%、好ま
しくは0.3〜1.5νt%とすればよい。 白金族金属が0.1wL%未満の場合は、触媒活性が小
さすぎ、また3、OvL%をこえる場合は担持量に比べ
て効果が小さいからである。 く製造法〉 本発明物質の製造法は、モルデナイトを出発物質とする
場合、該モルデナイトは天然のもの1合成のもののいず
れでもよく、前記(2) 、 (3)および(4)の記
載から明らかなように、基本的には、次の4工程からな
る。 イ 白金族金属塩の添加 口 白金族金属塩の還元 ハ 希土類物質の添加 二 焼成 当然口の処理はイの処理よりも後、かつ二の処理はハの
処理のよりも後でなければならない。また、二の処理は
通常酸化雰囲気で行なわれるので、口の処理は二の処理
よりも後にすべきである。イの処理は、ハおよび二の前
後、ノ1と二の間のいずれであってもよい。 (白金族金属の担持) 上記イおよび口の処理からなる白金族金属の担持は、従
来周知の方法によればよい。 すなわち、まず、モルデナイトまたは希土類イオンなI
ifモルデナイトに、1種以上の白金族金属塩水溶液を
含浸処理、抽出処理、イオン交換処理等によってモルデ
ナイトに含ませる。その中でイオン交換処理か、モルデ
ナイトに前記金属を含有させるのに特に好ましい。イオ
ン交換の方法としては、前記金属が陽イオンとして存在
する化合物、例えばアンモニア、アルキルアミン、ヒド
ロキシルアミン、ヒドラジン等の金属錯体によるイオン
交換処理が好ましい。このようにして白金族塩をD ’
f−7させたものを乾燥させたのち、還元剤、例えばア
ンモニア、水素等、好ましくは水素存在下で加熱処理し
て、白金族金属を金属型に還元する。 (希土類酸化物の担持) モルデナイトまたは白金族含有モルデナイトに希土類酸
化物を担持させるのは、前記/Xおよび二の処理による
。本発明は、次の二つの方法を提供する。 l、イオン交換焼成法 まず、被処理物(モルデナイトまたは白金族金属塩含有
モルデナイト)を、希土類が水溶液中で陽イオンとして
存在する化合物、たとえば硝酸塩。 塩化物、酢酸塩、シュウ酸塩、炭酸塩等の水溶液と接触
させて、上記被処理物中の交換可能な陽イオンの一部又
は全部を希土類イオンに交換させる。 パラフィンの異性化等の触媒をうろことを1」的とする
場合は、前記のとおり、この交換量をモルデナイト(前
シ己M2/、0−Al□03 ・ (9,5〜20.5
) S i 02 ) 1モルに対して、希土類元素換
算0.0042〜1.27グラム原子、とくに0.02
1〜0.85グラム原子の割合となるようにすればよい
。前記のとおり、このイオン交換処理後、次の焼成前に
白金族金属を含ませる処理を行なうことができる。 イオン交換処理したものは、乾燥して、次に希土類イオ
ンを酸化物に転化させ、それをモルデナイトに担持させ
るために酸素雰囲気中1000℃以下で焼成する。この
酸素雰囲気は、酸素含有量の高いものである必要はなく
、空気で十分である。この焼成は、当然希土類イオンが
酸化物に転化するのに十分高い温度で行なわなければな
らず、その焼成温度は400〜1000℃の範囲から選
ばれる(この温度範囲であれば、同時にモルデナイトへ
の担持も果たされる)。焼成温度の上限を1000℃と
するのは、これをこえるとモルデナイトの結晶構造が破
壊されてしまうことによる。本発明の製造法ではどの方
法においても焼成温度の上限を1000℃としているの
は、同じ理由による。 この焼成処理によって、希土類イオンのあった箇所がH
型となる。これは、希土類イオンに配位していたOH基
が分解して水素イオンを生成させることによるものと推
定される。 希土類イオンがその酸化物に転化したことは、X線回折
法によって確認される。すなわち、モルデナイト特有の
2θ−6,5”および13.9°のピークが希土類イオ
ンの交換により消失するが、希土類イオンが酸化物に転
化するとこの二つのピークが再現する。もっとも、上記
の転化によって色が表化するものは、その色の変化によ
って簡便に確認することができる。たとえば、酸化セリ
ウムは淡黄色、酸化ネオジムは青色、酸化ユウロピウム
は淡紅色である。 白金族金属塩を含有したモルデナイトを焼成する場合、
そのまま焼成することもできるが、天然の粘土(例えば
カオリン、ハロイサイト、モンモリロナイト等)および
/あるいは無機酸化物(例えばシリカ;シリカ−アルミ
ナ、シリカ−ジルコニア、シリカ−マグネシア、燐酸ア
ルミニウム等の二元ゲル;シリカ−マグネシア−アルミ
ナ等の三元ゲル;アルミナ、チタニア、ジルコニア等)
等を用いて造粒したものを焼成することもできる。 1i、混合焼成法 まず、モルデナイト又は白金族金属塩含有モルデナイト
と希土類酸化物及び/又は希土類塩とを混合する。この
混合法としては、均一に混合される限り、乾式混合法、
湿式混合法のどちらでもよい。希土類塩は、硝酸塩、ハ
ロゲン化物、酢酸塩。 シュウ酸塩、炭酸塩、オキソハロゲン化物、チオ硫酸塩
、セレン酸塩、水酸化物、クロム酸塩、リン酸塩、硼酸
塩、珪酸塩、シアン化物、ぎ酸塩。 エチル硫酸塩、ジメチルリン酸塩、マロン酸塩。 グリコール酸塩、セバシン酸塩、カコジル酸塩等の1種
でもよいし2種以上を用いることもできる。 この混合後、次の焼成前に白金族金属塩を含ませる処理
をすることもできる。 次に酸素雰囲気中1000℃以下で焼成する。この雰囲
気は、1.のイオン交換焼成法におけるのと同じく、酸
素含有量の高いものである必要はなく、空気で十分であ
る。希土類酸化物を使用する場合、焼成温度は、200
〜1000℃である。200℃未満では、希土類酸化物
がモルデナイトとたんに混合した状態にとどまり、担持
された状態にならないからか、活性の高い触媒とするこ
とができない。この状態の変化は、X線回折チャートの
20=6.5°および13.9’等のピークの強度の変
化により、確認することができる。希土類塩を使用する
場合は、当然希土類塩が酸化物に転化するのに十分高い
温度でなければならず、その焼成温度は200〜100
0℃の範囲から選ばれる(上の説明から明らかなように
、この温度範囲であれば、希土類酸化物はモルデナイト
に担持されたものとなる)。 白金族金属塩を含有した混合物を焼成する場合は、i、
のイオン交換焼成法の場合と同じく、そのまま焼成する
こともでき、また結合剤を用いて造粒したものを焼成す
ることもできる。
ることを特徴とする白金族金属担持モルデナイト。(以
下、本発明物質ともいう)(2) (a)希土類イオン
をイオン交換によって含有させた白金族金属塩含有モル
デナイトを酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して希
土類イオンを希土類酸化物に転化させるか、又は (b)希土類イオンをイオン交換によって含有させたモ
ルデナイトを酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して
希土類イオンを希土類酸化物に転化させたのち、該焼成
物に白金族金属塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元することを特徴とす
る白金族金属担持モルデナイトの製造法。 (3) (a)白金族金属担持モルデナイトと希土類酸
化物とを混合し、酸素雰囲気下に200〜1000℃で
焼成するか、又は (b)モルデナイトと希土類酸化物とを混合し、酸素雰
囲気下に200〜1000℃で焼成したのち、該焼成物
に白金族金属塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元することを特徴とす
る白金族金属担持モルデナイトの製造法。 (4) (a)白金族金属担持モルデナイトと希土類塩
とを混合し、酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して
希土類塩を希土類酸化物に転化させるか、又は (b)モルデナイトと希土類酸化物希土類塩とを混合し
、酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して希土類塩を
希土類酸化物に転化させたのち、該焼成物に白金族金属
塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元することを特徴とす
る白金族金属担持モルデナイトの製造法。 にある。 く本発明物質〉 モルデナイトを酸化物のモル比で表すとM27゜0・A
I 203 ・(9,5〜20.5) S i O2
である(ここでMは、アルカリ金属、アルカリ土類金属
。 H,NH4,含窒素有機化合物等であり、nは、Mの価
数である)。 本発明物質は、このモルデナイトと希土類酸化物と白金
族金属からなるものであるが、それらのたんなる混合物
ではなく、後二者が担持されたモルデナイトである。そ
して、H型の場合は、各種の反応とくにパラフィンの異
性化の触媒として優れており、またNa型の場合は、リ
ホーミング用触媒としてパラフィンの改質に用いると、
分解活性が適度に抑えられ、高液収率がえられる。 前記希土類としては、スカンジウム、イ・ソトリウム、
ランタン1 セリウム、プラセオジム、ネオジム、プロ
メチウム、サマリウム、ユウロピウム。 ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウ
ム、エルビウム、ツリウム、イ・ンテルビウム、ルテチ
ウム等を用いることができる。特に、セリウムを使用し
た場合に、パラフィン異性化用触媒としての活性が大き
い。また担持させる希土類酸化物は、1種でもよいし2
種以上を用いることもできる。 本発明物質をパラフィンの異性化等に触媒として用いる
場合は、希土類酸化物の担持量は、モルデナイト (前
シ己M 2/n O−A l 203 ・ (9,5
〜20.5) S i 02 ) 1モルに対して、希
土類イオンno、o+:+42〜1.27グラム原子、
とくに0.021〜0.85グラム原子の割合とするの
が望ましい。希土類酸化物が0.0042グラム原子未
満の場合は触媒活性が低く、1.27グラム原子より多
い場合は担持量に比べて効果が小さい。 また白金族金属としては、白金、ロジウム、パラジウム
、ルテニウム、オスミウムおよびイリジウムのいずれを
も用いることができる。触媒成分として特に好ましいの
は、白金である。 白金族金属の担持量には特に制限はないが、この本発明
物質をパラフィンの異性化等に触媒として用いる場合は
、モルデナイトに対して、0.1〜3、Ovt%、好ま
しくは0.3〜1.5νt%とすればよい。 白金族金属が0.1wL%未満の場合は、触媒活性が小
さすぎ、また3、OvL%をこえる場合は担持量に比べ
て効果が小さいからである。 く製造法〉 本発明物質の製造法は、モルデナイトを出発物質とする
場合、該モルデナイトは天然のもの1合成のもののいず
れでもよく、前記(2) 、 (3)および(4)の記
載から明らかなように、基本的には、次の4工程からな
る。 イ 白金族金属塩の添加 口 白金族金属塩の還元 ハ 希土類物質の添加 二 焼成 当然口の処理はイの処理よりも後、かつ二の処理はハの
処理のよりも後でなければならない。また、二の処理は
通常酸化雰囲気で行なわれるので、口の処理は二の処理
よりも後にすべきである。イの処理は、ハおよび二の前
後、ノ1と二の間のいずれであってもよい。 (白金族金属の担持) 上記イおよび口の処理からなる白金族金属の担持は、従
来周知の方法によればよい。 すなわち、まず、モルデナイトまたは希土類イオンなI
ifモルデナイトに、1種以上の白金族金属塩水溶液を
含浸処理、抽出処理、イオン交換処理等によってモルデ
ナイトに含ませる。その中でイオン交換処理か、モルデ
ナイトに前記金属を含有させるのに特に好ましい。イオ
ン交換の方法としては、前記金属が陽イオンとして存在
する化合物、例えばアンモニア、アルキルアミン、ヒド
ロキシルアミン、ヒドラジン等の金属錯体によるイオン
交換処理が好ましい。このようにして白金族塩をD ’
f−7させたものを乾燥させたのち、還元剤、例えばア
ンモニア、水素等、好ましくは水素存在下で加熱処理し
て、白金族金属を金属型に還元する。 (希土類酸化物の担持) モルデナイトまたは白金族含有モルデナイトに希土類酸
化物を担持させるのは、前記/Xおよび二の処理による
。本発明は、次の二つの方法を提供する。 l、イオン交換焼成法 まず、被処理物(モルデナイトまたは白金族金属塩含有
モルデナイト)を、希土類が水溶液中で陽イオンとして
存在する化合物、たとえば硝酸塩。 塩化物、酢酸塩、シュウ酸塩、炭酸塩等の水溶液と接触
させて、上記被処理物中の交換可能な陽イオンの一部又
は全部を希土類イオンに交換させる。 パラフィンの異性化等の触媒をうろことを1」的とする
場合は、前記のとおり、この交換量をモルデナイト(前
シ己M2/、0−Al□03 ・ (9,5〜20.5
) S i 02 ) 1モルに対して、希土類元素換
算0.0042〜1.27グラム原子、とくに0.02
1〜0.85グラム原子の割合となるようにすればよい
。前記のとおり、このイオン交換処理後、次の焼成前に
白金族金属を含ませる処理を行なうことができる。 イオン交換処理したものは、乾燥して、次に希土類イオ
ンを酸化物に転化させ、それをモルデナイトに担持させ
るために酸素雰囲気中1000℃以下で焼成する。この
酸素雰囲気は、酸素含有量の高いものである必要はなく
、空気で十分である。この焼成は、当然希土類イオンが
酸化物に転化するのに十分高い温度で行なわなければな
らず、その焼成温度は400〜1000℃の範囲から選
ばれる(この温度範囲であれば、同時にモルデナイトへ
の担持も果たされる)。焼成温度の上限を1000℃と
するのは、これをこえるとモルデナイトの結晶構造が破
壊されてしまうことによる。本発明の製造法ではどの方
法においても焼成温度の上限を1000℃としているの
は、同じ理由による。 この焼成処理によって、希土類イオンのあった箇所がH
型となる。これは、希土類イオンに配位していたOH基
が分解して水素イオンを生成させることによるものと推
定される。 希土類イオンがその酸化物に転化したことは、X線回折
法によって確認される。すなわち、モルデナイト特有の
2θ−6,5”および13.9°のピークが希土類イオ
ンの交換により消失するが、希土類イオンが酸化物に転
化するとこの二つのピークが再現する。もっとも、上記
の転化によって色が表化するものは、その色の変化によ
って簡便に確認することができる。たとえば、酸化セリ
ウムは淡黄色、酸化ネオジムは青色、酸化ユウロピウム
は淡紅色である。 白金族金属塩を含有したモルデナイトを焼成する場合、
そのまま焼成することもできるが、天然の粘土(例えば
カオリン、ハロイサイト、モンモリロナイト等)および
/あるいは無機酸化物(例えばシリカ;シリカ−アルミ
ナ、シリカ−ジルコニア、シリカ−マグネシア、燐酸ア
ルミニウム等の二元ゲル;シリカ−マグネシア−アルミ
ナ等の三元ゲル;アルミナ、チタニア、ジルコニア等)
等を用いて造粒したものを焼成することもできる。 1i、混合焼成法 まず、モルデナイト又は白金族金属塩含有モルデナイト
と希土類酸化物及び/又は希土類塩とを混合する。この
混合法としては、均一に混合される限り、乾式混合法、
湿式混合法のどちらでもよい。希土類塩は、硝酸塩、ハ
ロゲン化物、酢酸塩。 シュウ酸塩、炭酸塩、オキソハロゲン化物、チオ硫酸塩
、セレン酸塩、水酸化物、クロム酸塩、リン酸塩、硼酸
塩、珪酸塩、シアン化物、ぎ酸塩。 エチル硫酸塩、ジメチルリン酸塩、マロン酸塩。 グリコール酸塩、セバシン酸塩、カコジル酸塩等の1種
でもよいし2種以上を用いることもできる。 この混合後、次の焼成前に白金族金属塩を含ませる処理
をすることもできる。 次に酸素雰囲気中1000℃以下で焼成する。この雰囲
気は、1.のイオン交換焼成法におけるのと同じく、酸
素含有量の高いものである必要はなく、空気で十分であ
る。希土類酸化物を使用する場合、焼成温度は、200
〜1000℃である。200℃未満では、希土類酸化物
がモルデナイトとたんに混合した状態にとどまり、担持
された状態にならないからか、活性の高い触媒とするこ
とができない。この状態の変化は、X線回折チャートの
20=6.5°および13.9’等のピークの強度の変
化により、確認することができる。希土類塩を使用する
場合は、当然希土類塩が酸化物に転化するのに十分高い
温度でなければならず、その焼成温度は200〜100
0℃の範囲から選ばれる(上の説明から明らかなように
、この温度範囲であれば、希土類酸化物はモルデナイト
に担持されたものとなる)。 白金族金属塩を含有した混合物を焼成する場合は、i、
のイオン交換焼成法の場合と同じく、そのまま焼成する
こともでき、また結合剤を用いて造粒したものを焼成す
ることもできる。
【発明の効果】
本発明の希土類酸化物を担持した白金族金属担持モルデ
ナイトは、脱ろう触媒、水素化分解触媒。 水素化精製触媒、CO酸化触媒、炭化水素酸化触媒、リ
ホーミング触媒、ナフテン異性化触媒、バラフイン異性
化触媒等として有用である。特にこれを使用して、炭素
数4〜6個などのパラフィンを水素の存在下で異性化す
ると、比較的温和に条件で高い転化率及び/又は選択率
を達成することができる。 したがって、本発明による希土類酸化物及び白金族金属
を担持したモルデナイトは、触媒として石油精製をはじ
めとする石油産業や化学工業に広くH効に利用できる。 また、本発明のいずれの製造法によっても、上記の白金
族担持モルデナイトを容易に工業的にを利に製造するこ
とができる。
ナイトは、脱ろう触媒、水素化分解触媒。 水素化精製触媒、CO酸化触媒、炭化水素酸化触媒、リ
ホーミング触媒、ナフテン異性化触媒、バラフイン異性
化触媒等として有用である。特にこれを使用して、炭素
数4〜6個などのパラフィンを水素の存在下で異性化す
ると、比較的温和に条件で高い転化率及び/又は選択率
を達成することができる。 したがって、本発明による希土類酸化物及び白金族金属
を担持したモルデナイトは、触媒として石油精製をはじ
めとする石油産業や化学工業に広くH効に利用できる。 また、本発明のいずれの製造法によっても、上記の白金
族担持モルデナイトを容易に工業的にを利に製造するこ
とができる。
本発明をさらに具体的に説明するために、以下に実施例
を示すが、本発明は以下の実施例によって限定されるも
のではない。 実施例1 合成Na型モルデナイト30g (S i 02 /A
l2O3モル比−14,9)を、濃度2.0モル/1の
塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散した後、6
0℃にて3時間撹拌してアンモニウムイオン交換を行な
った。この操作を2度繰り返した。その後内容物を吸引
濾過により分離し、塩化物イオンが検出されなくなるま
で洗浄を繰り返した。得られたNH4型モルデナイトの
残存N a mを原子吸光法により/1lll定したと
ころ 0.1νL%未満であった。このNH4型モルデ
ナイトのX線回折チャートを図1に示す。このNH4型
モルデナイトを、l農度0.1モル/Iの硝酸第一セリ
ウム水溶液10100Oに分散した後、80℃にて5時
間撹拌してセリウムイオン交換を行なった。イオン交換
量は、イオン交換前後の硝酸第一セリウム水溶液をED
TA滴定し算出した。CeO2換算で8.0νL 96
であった。 得られたCeNH4型モルデナイトのX線回折チャート
を図2に示す。このCeNH4型モルデナイトを50(
1℃にて2時間空気中で焼成することにより、セリウム
イオンを酸化物にした。該焼成物は、生成したCeO2
よって淡黄色に貨色していた。そのX線回折チャートを
図3に示す。jすられたCeO2担持H担持小型モルデ
ナイト5wt%(CeO2担持H担持小型モルデナイト
て)の白金(白金試薬:Pt (NH3)4 Cl2)
をイオン交換法によりイオン交換した。イオン交換後、
塩化物イオンが検出されなくなるまで洗浄を繰り返した
後、 110℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾燥した。 得られたCeO2担持Pt−H型モルデナイトを加圧成
形した後、粉砕し、ふるい分けして16〜32メツシユ
の部分を採取し、509℃にて2時間空気中で焼成した
。つづいて、石英反応管に充填し、300℃で3時間水
素還元を行なった。 実施例2 合成Na!4!!モルデナイト30g (S i 02
/ Al2O3モル比−14,9)を、濃度2.0モ
ル/lの塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散し
た後、60°Cにて3時間撹拌してアンモニウムイオン
交換を行なった。この操作を2度繰り返した。その後内
容物を吸引濾過により分離し、塩化物イオンが検出され
なくなるまで洗浄を繰り返した。得られたNH4型モル
デナイトの残存N a mを原子吸光法により測定した
ところ0. lvt%未満であった。このNH4型モル
デナイトを、濃度0.1モル/lの硝酸ランタン水溶液
1000 mlに分散した後、80℃にて5時間撹拌し
てランタンイオン交換を行なった。 イオン交換量は、イオン交換前後の硝酸ランタン水溶液
をEDTA滴定し算出した。La2O3換算で9,0ν
L%であった。得られたLaNH4型モルデナイトを(
i50℃にて2時間空気中で焼成することにより、ラン
タンイオンを酸化物にした。illられたLa2O3担
持H型モルデナイトに0.5νL%(La203担持H
型モルデナイトに対して)の白金(白金試薬:Pt (
NH3)4 Cl2)をイオン交換法によりイオン交換
した。イオン交換後、塩化物イオンが検出されなくなる
まで洗浄を繰り返した後、110℃にて一昼夜熱風乾燥
器で乾燥した。得られたLa20.担持Pt−H型モル
デナイトを加圧成形した後、粉砕し、ふるい分けしてI
C〜32Clシュの部分を採取し、500℃にて2時間
空気中で焼成した。つづいて、石英反応管に充填し、3
00℃で3時間水素還元を行なった。 実施例3 合成Na型モルデナイト30g (S i 02 /A
l2O3モル比−14,9)を、濃度2.0モル/lの
塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散した後、6
0℃にて3時間撹拌してアンモニウムイオン交換を行な
った。この操作を2度繰り返した。その後内容物を吸引
濾過により分離し、塩化物イオンが検出されなくなるま
で洗浄を繰り返した。得られたNH4型モルデナイトの
残存Na量を原子吸光法により測定したところO,1w
t%未満であった。このNH4型モルデナイトを、濃度
0.1モル/1の硝酸第一セリウム水溶液1000 m
lに分散した後、80℃にて5時間撹拌してセリウムイ
オン交換を行なった。イオン交換量は、イオン交換前後
の硝酸第一セリウム水溶液をEDTA滴定し算出した。 CeO2換算で7.9wt%であった。得られたCeN
H4型モルデナイトに0.5wt%(Ce N H4型
モルデナイトに対して)の白金(白金試薬:Pt(NH
l)4C12)をイオン交換法によりイオン交換した。 イオン交換後、塩化物イオンが検出されなくなるまで洗
浄を繰り返した後、 110℃にて一昼夜熱風乾燥器で
乾燥した。得られたpt・CeNH4型モルデナイトを
加圧成形した後、粉砕し、ふるい分けして16〜32メ
シユの部分を採取し、500℃にて2時間空気中で焼成
した。えられた焼成物を石英反応管に充填し、300℃
で3時間水素還元を行なった。 比較例1 合成Na型モルデナイト30g (S i 02 /A
l2O、モル比−14,9)を、濃度2.0モル/lの
塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散した後、6
0℃にて3時間撹拌してアンモニウムイオン交換ヲ行な
った。この操作を2度繰り返した。その後内容物を吸引
濾過により分離し、塩化物イオンが検出されなくなるま
で洗浄を繰り返した。得られたNH4型モルデナイトの
残存N a Qを原子吸光法により測定したところ 0
.1wt%未満であった。得られたNH4型モルデナイ
トに0.5vt96 (N H4型モルデナイトに対し
て)の白金(白金試薬二Pt (NH3) 4C12)
をイオン交換法によりイオン交換した。イオン交換後、
塩化物イオンが検出されなくなるまで洗浄を繰り返した
後、110℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾燥した。得られ
たpt・H型モルデナイトを加圧成形した後、粉砕し、
ふるい分けして16〜32メツシユの部分を採取し、5
00℃にて2時間空気中で焼成した。つづいて、石英反
応管に充填し、300℃で3時間水素還元を行なった。 実施例4 水熱合成により合成が終了したSiO2/Al2O3モ
ル比−14,9のNa型モルデナイト結晶および結晶化
母液とから成る結晶化スラリー(固形分濃度 12.9
w t%) looogを、磁製ブフナー濾斗にて吸引
濾過した。濾過終了後、温水 400m1で洗浄した。 この様にして形成したケーク層に吸引しながら湿度 3
5℃の0.8N塩酸2300 mlをおよそ10分間で
通液した。塩酸通液汲水で充分に洗浄し乾燥した。得ら
れた結晶の組成を化学分析にて測定したところ、S i
o2/A 1203モル比は、25.3であり、Na2
Q含量は検出限界以下の0.05w t%以下であった
。得られたH型脱アルミニウムモルデナイトを700℃
にて1時間空気中にて焼成した。このH型脱アルミニウ
ムモルデナイトに0.5vL%(H型脱アルミニウムモ
ルデナイトに対して)の白金(白金試薬:Pt(NH3
)4C1□)をイオン交換法によりイオン交換した。 イオン交換後、塩化物イオンが検出されなくなるまで洗
浄を繰り返した後、110℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾
燥した。得られたPt−H型脱アルミニウムモルデナイ
トlogとCeO21gを充分混合し、加圧成形後、粉
砕し、ふるい分けして16〜32メツシユの部分を採取
し、500℃にて2時間空気中で焼成した。この焼成前
後のもののX線回折チャートをそれぞれ図4および5に
示す。つづいて、石英反応管に充填し、300℃で3時
間水素還元を行なった。 実施例5 水熱合成により合成が終了したS i O2/ Al2
O3モル比−14,9のNa型モルデナイト結晶および
結晶化母液とから成る結晶化スラリ=(固形分I農度は
12.9νt%) 1000gを、磁製ブフナー濾斗に
て吸引濾過した。濾過終了後、温水400 mlで洗浄
した。この様にして形成したケーク層に吸引しながら温
度が35℃の0.8N塩酸2300 mlをおよそ10
分間で通液した。塩酸を通液浸水で充分に洗浄し乾燥し
た。得られた結晶の組成を化学分析にて相定したところ
、SiO□/ A 1203モル比は、25.3であり
、N a 20 含MLは検出限界以下の0.05νt
%以下であった。得られたH型膜アルミニウムモルデナ
イトを700℃にて1時間空気中にて焼成した。このH
型膜アルミニウムモルデナイトに0.5wt0δ(H型
膜アルミニウムモルデナイトに対して)の白金(白金試
薬: P t (NH3) 4 Cl2)をイオン交
換法によりイオン交換した。イオン交換後、塩化物イオ
ンが検出されなくなるまで洗浄を縁り返した後、110
℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾燥した。得られたPt−H
型膜アルミニウムモルデナイトlogと硝酸ランタン六
水和物1.5gを充分混合し、加圧成形後、粉砕し、ふ
るい分けして16〜32メツンユの部分を採取し、70
0℃にて3時間空気中で焼成した。つづいて、石英反応
管に充填し、300℃で3時間水素還元を行なった。 比較例2 CeO2を混合しないで焼成、還元した以外は、実施例
3と同様の方法でpt含有H型脱アルミニウムモルデナ
イトを調製した。 使用例 実施例1.2.3及び4ならびに比較例1及び2て調製
した製品を触媒として、 反応温度 230℃ 反応圧 大気圧 水素/n−へキサンvol比 2.5 重量空間速度 th−’ の条件でn−へキサンの異性化反応を行ない、触媒の性
能の評価をした。n−ヘキサン通油5時間後の11−ヘ
キサン転化率およびその骨格異性体の選択率を下表に示
す。 注)n−Cb:n−ヘキサン +C,:n−へキサンの・1゛1格異性体
を示すが、本発明は以下の実施例によって限定されるも
のではない。 実施例1 合成Na型モルデナイト30g (S i 02 /A
l2O3モル比−14,9)を、濃度2.0モル/1の
塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散した後、6
0℃にて3時間撹拌してアンモニウムイオン交換を行な
った。この操作を2度繰り返した。その後内容物を吸引
濾過により分離し、塩化物イオンが検出されなくなるま
で洗浄を繰り返した。得られたNH4型モルデナイトの
残存N a mを原子吸光法により/1lll定したと
ころ 0.1νL%未満であった。このNH4型モルデ
ナイトのX線回折チャートを図1に示す。このNH4型
モルデナイトを、l農度0.1モル/Iの硝酸第一セリ
ウム水溶液10100Oに分散した後、80℃にて5時
間撹拌してセリウムイオン交換を行なった。イオン交換
量は、イオン交換前後の硝酸第一セリウム水溶液をED
TA滴定し算出した。CeO2換算で8.0νL 96
であった。 得られたCeNH4型モルデナイトのX線回折チャート
を図2に示す。このCeNH4型モルデナイトを50(
1℃にて2時間空気中で焼成することにより、セリウム
イオンを酸化物にした。該焼成物は、生成したCeO2
よって淡黄色に貨色していた。そのX線回折チャートを
図3に示す。jすられたCeO2担持H担持小型モルデ
ナイト5wt%(CeO2担持H担持小型モルデナイト
て)の白金(白金試薬:Pt (NH3)4 Cl2)
をイオン交換法によりイオン交換した。イオン交換後、
塩化物イオンが検出されなくなるまで洗浄を繰り返した
後、 110℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾燥した。 得られたCeO2担持Pt−H型モルデナイトを加圧成
形した後、粉砕し、ふるい分けして16〜32メツシユ
の部分を採取し、509℃にて2時間空気中で焼成した
。つづいて、石英反応管に充填し、300℃で3時間水
素還元を行なった。 実施例2 合成Na!4!!モルデナイト30g (S i 02
/ Al2O3モル比−14,9)を、濃度2.0モ
ル/lの塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散し
た後、60°Cにて3時間撹拌してアンモニウムイオン
交換を行なった。この操作を2度繰り返した。その後内
容物を吸引濾過により分離し、塩化物イオンが検出され
なくなるまで洗浄を繰り返した。得られたNH4型モル
デナイトの残存N a mを原子吸光法により測定した
ところ0. lvt%未満であった。このNH4型モル
デナイトを、濃度0.1モル/lの硝酸ランタン水溶液
1000 mlに分散した後、80℃にて5時間撹拌し
てランタンイオン交換を行なった。 イオン交換量は、イオン交換前後の硝酸ランタン水溶液
をEDTA滴定し算出した。La2O3換算で9,0ν
L%であった。得られたLaNH4型モルデナイトを(
i50℃にて2時間空気中で焼成することにより、ラン
タンイオンを酸化物にした。illられたLa2O3担
持H型モルデナイトに0.5νL%(La203担持H
型モルデナイトに対して)の白金(白金試薬:Pt (
NH3)4 Cl2)をイオン交換法によりイオン交換
した。イオン交換後、塩化物イオンが検出されなくなる
まで洗浄を繰り返した後、110℃にて一昼夜熱風乾燥
器で乾燥した。得られたLa20.担持Pt−H型モル
デナイトを加圧成形した後、粉砕し、ふるい分けしてI
C〜32Clシュの部分を採取し、500℃にて2時間
空気中で焼成した。つづいて、石英反応管に充填し、3
00℃で3時間水素還元を行なった。 実施例3 合成Na型モルデナイト30g (S i 02 /A
l2O3モル比−14,9)を、濃度2.0モル/lの
塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散した後、6
0℃にて3時間撹拌してアンモニウムイオン交換を行な
った。この操作を2度繰り返した。その後内容物を吸引
濾過により分離し、塩化物イオンが検出されなくなるま
で洗浄を繰り返した。得られたNH4型モルデナイトの
残存Na量を原子吸光法により測定したところO,1w
t%未満であった。このNH4型モルデナイトを、濃度
0.1モル/1の硝酸第一セリウム水溶液1000 m
lに分散した後、80℃にて5時間撹拌してセリウムイ
オン交換を行なった。イオン交換量は、イオン交換前後
の硝酸第一セリウム水溶液をEDTA滴定し算出した。 CeO2換算で7.9wt%であった。得られたCeN
H4型モルデナイトに0.5wt%(Ce N H4型
モルデナイトに対して)の白金(白金試薬:Pt(NH
l)4C12)をイオン交換法によりイオン交換した。 イオン交換後、塩化物イオンが検出されなくなるまで洗
浄を繰り返した後、 110℃にて一昼夜熱風乾燥器で
乾燥した。得られたpt・CeNH4型モルデナイトを
加圧成形した後、粉砕し、ふるい分けして16〜32メ
シユの部分を採取し、500℃にて2時間空気中で焼成
した。えられた焼成物を石英反応管に充填し、300℃
で3時間水素還元を行なった。 比較例1 合成Na型モルデナイト30g (S i 02 /A
l2O、モル比−14,9)を、濃度2.0モル/lの
塩化アンモニウム水溶液300 mlに分散した後、6
0℃にて3時間撹拌してアンモニウムイオン交換ヲ行な
った。この操作を2度繰り返した。その後内容物を吸引
濾過により分離し、塩化物イオンが検出されなくなるま
で洗浄を繰り返した。得られたNH4型モルデナイトの
残存N a Qを原子吸光法により測定したところ 0
.1wt%未満であった。得られたNH4型モルデナイ
トに0.5vt96 (N H4型モルデナイトに対し
て)の白金(白金試薬二Pt (NH3) 4C12)
をイオン交換法によりイオン交換した。イオン交換後、
塩化物イオンが検出されなくなるまで洗浄を繰り返した
後、110℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾燥した。得られ
たpt・H型モルデナイトを加圧成形した後、粉砕し、
ふるい分けして16〜32メツシユの部分を採取し、5
00℃にて2時間空気中で焼成した。つづいて、石英反
応管に充填し、300℃で3時間水素還元を行なった。 実施例4 水熱合成により合成が終了したSiO2/Al2O3モ
ル比−14,9のNa型モルデナイト結晶および結晶化
母液とから成る結晶化スラリー(固形分濃度 12.9
w t%) looogを、磁製ブフナー濾斗にて吸引
濾過した。濾過終了後、温水 400m1で洗浄した。 この様にして形成したケーク層に吸引しながら湿度 3
5℃の0.8N塩酸2300 mlをおよそ10分間で
通液した。塩酸通液汲水で充分に洗浄し乾燥した。得ら
れた結晶の組成を化学分析にて測定したところ、S i
o2/A 1203モル比は、25.3であり、Na2
Q含量は検出限界以下の0.05w t%以下であった
。得られたH型脱アルミニウムモルデナイトを700℃
にて1時間空気中にて焼成した。このH型脱アルミニウ
ムモルデナイトに0.5vL%(H型脱アルミニウムモ
ルデナイトに対して)の白金(白金試薬:Pt(NH3
)4C1□)をイオン交換法によりイオン交換した。 イオン交換後、塩化物イオンが検出されなくなるまで洗
浄を繰り返した後、110℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾
燥した。得られたPt−H型脱アルミニウムモルデナイ
トlogとCeO21gを充分混合し、加圧成形後、粉
砕し、ふるい分けして16〜32メツシユの部分を採取
し、500℃にて2時間空気中で焼成した。この焼成前
後のもののX線回折チャートをそれぞれ図4および5に
示す。つづいて、石英反応管に充填し、300℃で3時
間水素還元を行なった。 実施例5 水熱合成により合成が終了したS i O2/ Al2
O3モル比−14,9のNa型モルデナイト結晶および
結晶化母液とから成る結晶化スラリ=(固形分I農度は
12.9νt%) 1000gを、磁製ブフナー濾斗に
て吸引濾過した。濾過終了後、温水400 mlで洗浄
した。この様にして形成したケーク層に吸引しながら温
度が35℃の0.8N塩酸2300 mlをおよそ10
分間で通液した。塩酸を通液浸水で充分に洗浄し乾燥し
た。得られた結晶の組成を化学分析にて相定したところ
、SiO□/ A 1203モル比は、25.3であり
、N a 20 含MLは検出限界以下の0.05νt
%以下であった。得られたH型膜アルミニウムモルデナ
イトを700℃にて1時間空気中にて焼成した。このH
型膜アルミニウムモルデナイトに0.5wt0δ(H型
膜アルミニウムモルデナイトに対して)の白金(白金試
薬: P t (NH3) 4 Cl2)をイオン交
換法によりイオン交換した。イオン交換後、塩化物イオ
ンが検出されなくなるまで洗浄を縁り返した後、110
℃にて一昼夜熱風乾燥器で乾燥した。得られたPt−H
型膜アルミニウムモルデナイトlogと硝酸ランタン六
水和物1.5gを充分混合し、加圧成形後、粉砕し、ふ
るい分けして16〜32メツンユの部分を採取し、70
0℃にて3時間空気中で焼成した。つづいて、石英反応
管に充填し、300℃で3時間水素還元を行なった。 比較例2 CeO2を混合しないで焼成、還元した以外は、実施例
3と同様の方法でpt含有H型脱アルミニウムモルデナ
イトを調製した。 使用例 実施例1.2.3及び4ならびに比較例1及び2て調製
した製品を触媒として、 反応温度 230℃ 反応圧 大気圧 水素/n−へキサンvol比 2.5 重量空間速度 th−’ の条件でn−へキサンの異性化反応を行ない、触媒の性
能の評価をした。n−ヘキサン通油5時間後の11−ヘ
キサン転化率およびその骨格異性体の選択率を下表に示
す。 注)n−Cb:n−ヘキサン +C,:n−へキサンの・1゛1格異性体
図1.2および3は、それぞれ実施例1におけるNH4
型モルデナイト、CeNH4型モルデナイトおよびその
焼成物のX線回折チャートである。 図4および5は、それぞれ実施例4におけるPt・H型
膜アルミニウムモルデナイトとCeO2との混合物の焼
成前および後のもののX線回折チャー 1−である。 特、;′[出願人 東ソー株式会社
型モルデナイト、CeNH4型モルデナイトおよびその
焼成物のX線回折チャートである。 図4および5は、それぞれ実施例4におけるPt・H型
膜アルミニウムモルデナイトとCeO2との混合物の焼
成前および後のもののX線回折チャー 1−である。 特、;′[出願人 東ソー株式会社
Claims (4)
- (1)白金族金属とともに希土類酸化物が担持されてい
ることを特徴とする白金族金属担持モルデナイト。 - (2)(a)希土類イオンをイオン交換によって含有さ
せた白金族金属塩含有モルデナイトを酸素雰囲気下に1
000℃以下で焼成して希土類イオンを希土類酸化物に
転化させるか、又は (b)希土類イオンをイオン交換によって含有させたモ
ルデナイトを酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して
希土類イオンを希土類酸化物に転化させたのち、該焼成
物に白金族金属塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元する ことを特徴とする白金族金属担持モルデナイトの製造法
。 - (3)(a)白金族金属塩含有モルデナイトと希土類酸
化物とを混合し、酸素雰囲気下に200〜1000℃で
焼成するか、又は (b)モルデナイトと希土類酸化物とを混合し、酸素雰
囲気下に200〜1000℃で焼成したのち、該焼成物
に白金族金属塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元する ことを特徴とする白金族金属担持モルデナイトの製造法
。 - (4)(a)白金族金属担持モルデナイトと希土類塩と
を混合し、酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して希
土類塩を希土類酸化物に転化させるか、又は (b)モルデナイトと希土類酸化物希土類塩とを混合し
、酸素雰囲気下に1000℃以下で焼成して希土類塩を
希土類酸化物に転化させたのち、該焼成物に白金族金属
塩を含ませ、 (c)ついで、白金族金属塩を還元する ことを特徴とする白金族金属担持モルデナイトの製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63052728A JPH01228554A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 白金族金属担持モルデナイト及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63052728A JPH01228554A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 白金族金属担持モルデナイト及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01228554A true JPH01228554A (ja) | 1989-09-12 |
Family
ID=12922986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63052728A Pending JPH01228554A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 白金族金属担持モルデナイト及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01228554A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004267945A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-30 | Gifu Univ | n−パラフィンの異性化用触媒組成物及びn−パラフィンの異性化方法 |
JP2006523136A (ja) * | 2003-03-21 | 2006-10-12 | シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド | 炭化水素異性化プロセス用金属添加済み微孔質材料 |
JP2008512227A (ja) * | 2004-09-08 | 2008-04-24 | エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー | 改良されたモレキュラーシーブ含有水素化脱ロウ触媒 |
CN103100413A (zh) * | 2011-10-17 | 2013-05-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种异构化催化剂及其应用 |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP63052728A patent/JPH01228554A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004267945A (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-30 | Gifu Univ | n−パラフィンの異性化用触媒組成物及びn−パラフィンの異性化方法 |
JP2006523136A (ja) * | 2003-03-21 | 2006-10-12 | シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド | 炭化水素異性化プロセス用金属添加済み微孔質材料 |
JP4912872B2 (ja) * | 2003-03-21 | 2012-04-11 | シェブロン ユー.エス.エー. インコーポレイテッド | 炭化水素異性化プロセス用金属添加済み微孔質材料 |
JP2008512227A (ja) * | 2004-09-08 | 2008-04-24 | エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー | 改良されたモレキュラーシーブ含有水素化脱ロウ触媒 |
CN103100413A (zh) * | 2011-10-17 | 2013-05-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种异构化催化剂及其应用 |
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