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JP7631862B2 - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

光源装置およびプロジェクター Download PDF

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JP7631862B2
JP7631862B2 JP2021021501A JP2021021501A JP7631862B2 JP 7631862 B2 JP7631862 B2 JP 7631862B2 JP 2021021501 A JP2021021501 A JP 2021021501A JP 2021021501 A JP2021021501 A JP 2021021501A JP 7631862 B2 JP7631862 B2 JP 7631862B2
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Description

本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
光源から射出された光を変調して画像情報に基づく画像光を生成し、生成された画像光を投写するプロジェクターが知られている。下記の特許文献1に、ランプ光源と、複数の画素を有する液晶パネルと、を備えるプロジェクターが開示されている。複数の画素のそれぞれは、4つのサブ画素を有する。4つのサブ画素は、青色光を変調するサブ画素、赤色光を変調するサブ画素、青緑色光を変調するサブ画素、および黄緑色光を変調するサブ画素である。
下記の特許文献2に、レーザー光源と、複数の画素を有する液晶パネルと、を備えるプロジェクターが開示されている。複数の画素のそれぞれは、3つのサブ画素を有する。3つのサブ画素は、青色光を変調するサブ画素、緑色光を変調するサブ画素、および赤色光を変調するサブ画素である。
下記の特許文献3に、光源装置と、1つの液晶パネルからなる光変調装置と、を備えるプロジェクターが開示されている。このプロジェクターにおいては、偏光方向が互いに揃った青色光、赤色光、および2つの緑色光が光源装置から射出され、液晶パネルの入射側に設けられたマイクロレンズアレイによって空間的に分離された状態で、液晶パネルの青色サブ画素、赤色サブ画素、および2つの緑色サブ画素にそれぞれ入射される。
特開2019-53241号公報 特開2000-131762号公報 特開2020-160236号公報
上記のように、それぞれが4つのサブ画素からなる複数の画素を有する1枚の液晶パネルを備えたプロジェクター、いわゆる単板方式のプロジェクターを実現する場合に、上記特許文献の構成では、光源装置が大きくなり、プロジェクターの小型化を図ることが困難である。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の光源装置は、第1波長帯を有する
第1光を射出する第1レーザー光源部と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する
第2光を射出する第2レーザー光源部と、前記第2波長帯を有する第3光を射出する第3
レーザー光源部と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯を有する
第4光を射出する第4レーザー光源部と、を備える。前記第1レーザー光源部、前記第2
レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前記第4レーザー光源部のそれぞれは
、半導体レーザーを有する。前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第
3レーザー光源部、および前記第4レーザー光源部のうちのいずれか2つは、前記第1光
、前記第2光、前記第3光、および前記第4光からなる光束の中心軸に垂直な仮想面内に
おいて、前記中心軸と交差する第1仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する
位置に配置され、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー
光源部、および前記第4レーザー光源部のうちの他の2つは、前記仮想面内において、前
記第1仮想線と直交する第2仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に
配置され、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部
、前記第4レーザー光源部は、前記仮想面内において、前記中心軸から互いに等しい距離
に配置される。前記第1光、前記第2光、前記第3光、および前記第4光は、互いに同じ
偏光方向を有する直線偏光である。
また、本発明の一つの態様の光源装置は、第1波長帯を有する第1光を射出する第1レ
ーザー光源部と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光を射出する第2レ
ーザー光源部と、前記第2波長帯を有する第3光を射出する第3レーザー光源部と、前記
第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光を射出する第4レ
ーザー光源部と、を備え、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3
レーザー光源部、および前記第4レーザー光源部のそれぞれは、半導体レーザーを有し、
前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前
記第4レーザー光源部のうちのいずれか2つは、前記第1光、前記第2光、前記第3光、
および前記第4光からなる光束の中心軸に垂直な仮想面内において、前記中心軸と交差す
る第1仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、前記第1レ
ーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前記第4レー
ザー光源部のうちの他の2つは、前記仮想面内において、前記第1仮想線と直交する第2
仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、前記第1レーザー
光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、前記第4レーザー光源部は
、前記仮想面内において、前記中心軸から互いに等しい距離に配置され、前記第1光、前
記第2光、前記第3光、および前記第4光は、互いに同じ偏光方向を有する直線偏光であ
り、前記第1レーザー光源部から射出される前記第1光、前記第2レーザー光源部から射
出される前記第2光、前記第3レーザー光源部から射出される前記第3光、および前記第
4レーザー光源部から射出される前記第4光のそれぞれを拡散させる拡散板と、前記中心
軸と平行な回転軸を中心として前記拡散板を回転させる駆動装置と、をさらに備え、前記
第1レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第1光の光路上、前記第2レーザー光源部
と前記拡散板との間の前記第2光の光路上、前記第3レーザー光源部と前記拡散板との間
の前記第3光の光路上、および前記第4レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第4光
の光路上にそれぞれ設けられる集光レンズをさらに備える。
また、本発明の一つの態様の光源装置は、第1波長帯を有する第1光を射出する第1レ
ーザー光源部と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光を射出する第2レ
ーザー光源部と、前記第2波長帯を有する第3光を射出する第3レーザー光源部と、前記
第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光を射出する第4レ
ーザー光源部と、を備え、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3
レーザー光源部、および前記第4レーザー光源部のそれぞれは、半導体レーザーを有し、
前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前
記第4レーザー光源部のうちのいずれか2つは、前記第1光、前記第2光、前記第3光、
および前記第4光からなる光束の中心軸に垂直な仮想面内において、前記中心軸と交差す
る第1仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、前記第1レ
ーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前記第4レー
ザー光源部のうちの他の2つは、前記仮想面内において、前記第1仮想線と直交する第2
仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、前記第1レーザー
光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、前記第4レーザー光源部は
、前記仮想面内において、前記中心軸から互いに等しい距離に配置され、前記第1光、前
記第2光、前記第3光、および前記第4光は、互いに同じ偏光方向を有する直線偏光であ
り、前記第1レーザー光源部から射出される前記第1光、前記第2レーザー光源部から射
出される前記第2光、前記第3レーザー光源部から射出される前記第3光、および前記第
4レーザー光源部から射出される前記第4光のそれぞれを拡散させる拡散板と、前記中心
軸と平行な回転軸を中心として前記拡散板を回転させる駆動装置と、をさらに備え、前記
回転軸は、前記中心軸から離れた位置に配置され、前記拡散板は、前記第1光が入射する
第1拡散領域と、前記第2光および前記第3光が入射する第2拡散領域と、前記第4光が
入射する第3拡散領域と、を有する。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置によって変調される光を投写する投写光学装置と、を備える。
第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 光源装置の斜視図である。 光源装置の正面図である。 青色半導体レーザーから射出される光の偏向方向を示す図である。 赤色半導体レーザーから射出される光の偏向方向を示す図である。 光変調装置の拡大図である。 第2実施形態の光源装置の正面図である。 第3実施形態の光源装置の斜視図である。 光源部の変形例を示す模式図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
本実施形態に係るプロジェクター1は、光源装置2から射出された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、形成された画像をスクリーン等の被投写面上に拡大して投写する。換言すると、プロジェクター1は、光源装置2から射出された光を1つの液晶パネル61を有する1つの光変調装置6により変調して画像を形成し、形成された画像を投写する。プロジェクター1は、いわゆる、単板方式のプロジェクターである。
図1に示すように、プロジェクター1は、光源装置2と、均一化装置4と、フィールドレンズ5と、光変調装置6と、投写光学装置7と、を備える。光源装置2、均一化装置4、フィールドレンズ5、光変調装置6、および投写光学装置7は、システム光軸Axに沿う所定の位置に配置されている。光源装置2から射出される青色光LB、緑色光LG1、緑色光LG2、および赤色光LRからなる4つの色光をまとめて1本の光束Lとする。システム光軸Axは、光源装置2の光軸であり、光源装置2から射出される光束Lの中心軸と定義する。
本実施形態のシステム光軸Axは、特許請求の範囲の中心軸に対応する。
以下の説明において、システム光軸Axに沿って光源装置2から射出される光束Lの進行方向に平行な軸をZ軸とし、光束Lの進行方向を+Z方向とする。また、Z軸にそれぞれ直交し、かつ、互いに直交する2つの軸をX軸およびY軸とする。これらの軸に沿う方向のうち、プロジェクター1を設置した空間における鉛直方向上方を+Y方向とする。また、+Y方向が鉛直方向上方を向くように、+Z方向に沿って光が入射される対象物を見た場合の水平方向右方を+X方向とする。図示を省略するが、+X方向の反対方向を-X方向とし、+Y方向の反対方向を-Y方向とし、+Z方向の反対方向を-Z方向とする。
光源装置2の構成については、後で詳しく説明する。
均一化装置4は、光源装置2から射出された光束Lが照射される光変調装置6の画像形成領域における光束Lの照度を均一化する。均一化装置4は、第1マルチレンズ41と、第2マルチレンズ42と、重畳レンズ43と、を有する。なお、上記の構成に代えて、他の構成を有する均一化装置が設けられてもよいし、均一化装置が設けられなくてもよい。
第1マルチレンズ41は、光源装置2から入射される光束Lの中心軸、すなわち、システム光軸Axに直交する面内にマトリクス状に配列された複数のレンズ411を有する。第1マルチレンズ41は、複数のレンズ411によって光源装置2から入射される光束Lを複数の部分光束に分割する。
第2マルチレンズ42は、システム光軸Axに直交する面内にマトリクス状に配列されるとともに、第1マルチレンズ41の複数のレンズ411に対応した複数のレンズ421を有する。各レンズ421には、当該レンズ421に対向するレンズ411から射出される部分光束が入射される。各レンズ421は、部分光束を重畳レンズ43に入射させる。
重畳レンズ43は、第2マルチレンズ42から入射される複数の部分光束を光変調装置6の画像形成領域において重畳させる。詳述すると、各々が複数の部分光束に分割された青色光LB、赤色光LR、および2つの緑色光LGは、第2マルチレンズ42と重畳レンズ43とによって、フィールドレンズ5を介して、光変調装置6の後述するマイクロレンズアレイ62を構成する複数のマイクロレンズ621の各々に異なる角度で入射する。
フィールドレンズ5は、均一化装置4と光変調装置6との間に配置されている。フィールドレンズ5は、均一化装置4から射出される光束Lを光変調装置6に導く。
光変調装置6は、光源装置2から射出された光を変調する。詳述すると、光変調装置6は、光源装置2から射出され、均一化装置4およびフィールドレンズ5を介して入射される各色光を画像情報に応じてそれぞれ変調し、画像情報に応じた画像光を形成する。光変調装置6は、1つの液晶パネル61と、1つのマイクロレンズアレイ62と、を備える。
以下、光源装置2の構成について説明する。
図2は、光源装置2の斜視図である。
図2に示すように、光源装置2は、青色レーザー光源部2Bと、第1緑色レーザー光源部2G1と、第2緑色レーザー光源部2G2と、赤色レーザー光源部2Rと、複数のコリメーターレンズ22と、複数の位相差板23B,23Gと、複数の集光レンズ24と、回転拡散板25と、複数のピックアップレンズ26と、を備える。
本実施形態の青色レーザー光源部2Bは、特許請求の範囲の第1レーザー光源部に対応する。本実施形態の第1緑色レーザー光源部2G1は、特許請求の範囲の第2レーザー光源部に対応する。本実施形態の第2緑色レーザー光源部2G2は、特許請求の範囲の第3レーザー光源部に対応する。本実施形態の赤色レーザー光源部2Rは、特許請求の範囲の第4レーザー光源部に対応する。
青色レーザー光源部2Bは、青色半導体レーザー20Bを有する。青色半導体レーザー20Bは、例えば445~485nmの青色波長帯を有する青色光LBを射出する。第1緑色レーザー光源部2G1は、第1緑色半導体レーザー20G1を有する。第2緑色レーザー光源部2G2は、第2緑色半導体レーザー20G2を有する。第2緑色半導体レーザー20G2は、例えば520~550nmの緑色波長帯を有する緑色光LG2を射出する。赤色レーザー光源部2Rは、赤色半導体レーザー20Rを有する。赤色半導体レーザー20Rは、例えば620~645nmの赤色波長帯を有する赤色光LRを射出する。なお、緑色光LG1のピーク波長と緑色光LG2のピーク波長とは、上記の緑色波長帯の範囲内において互いに同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。
本実施形態の青色光LBは、特許請求の範囲の第1光に対応する。本実施形態の緑色光LG1は、特許請求の範囲の第2光に対応する。本実施形態の緑色光LG2は、特許請求の範囲の第3光に対応する。本実施形態の赤色光LRは、特許請求の範囲の第4光に対応する。
図3は、光源装置2を-Z側から見た正面図である。図3においては、図面を見易くするため、コリメーターレンズ22、位相差板23B,23G等の図示を省略する。
図3に示すように、青色半導体レーザー20Bと赤色半導体レーザー20Rとは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axと交差する第1仮想線K1上に配置されている。さらに、青色半導体レーザー20Bと赤色半導体レーザー20Rとは、第1仮想線K1上においてシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置されている。第1緑色半導体レーザー20G1と第2緑色半導体レーザー20G2とは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axと交差する第1仮想線K1に対して直交する第2仮想線K2上に配置されている。さらに、第1緑色半導体レーザー20G1と第2緑色半導体レーザー20G2とは、第2仮想線K2上においてシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置されている。青色半導体レーザー20B、赤色半導体レーザー20R、第1緑色半導体レーザー20G1、および第2緑色半導体レーザー20G2は、システム光軸Axから互いに等しい距離に配置されている。なお、システム光軸Axに垂直な仮想面は、XY平面に対して平行な面である。
より具体的には、青色半導体レーザー20Bは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axを中心として、+X側で-Y側の位置に配置されている。赤色半導体レーザー20Rは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axを中心として、-X側で+Y側の位置に配置されている。第1緑色半導体レーザー20G1は、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axを中心として、+X側で+Y側の位置に配置されている。第2緑色半導体レーザー20G2は、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axを中心として、-X側で-Y側の位置に配置されている。
これにより、各半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rから射出される4つの色光LB,LG1,LG2,LRは、拡散板251の光入射面251aの互いに離間した4つの個所に入射する。具体的には、4つの色光LB,LG1,LG2,LRは、XY平面に平行な光入射面251aにおいて、システム光軸Axを中心として、+X側で-Y側の位置、-X側で+Y側の位置、+X側で+Y側の位置、および-X側で-Y側の位置にそれぞれ入射する。
図2に示すように、各半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rのそれぞれの光射出側に、コリメーターレンズ22が設けられている。コリメーターレンズ22は、当該コリメーターレンズ22に対応する半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rから射出される色光LB,LG1,LG2,LRをそれぞれ平行化する。
現在のプロジェクター用の高出力半導体レーザーは、青色半導体レーザーとしてAlInGaN系の半導体レーザーが用いられ、赤色半導体レーザーとしてAlGaInP系の半導体レーザーが用いられることが一般的である。このように、青色半導体レーザー20Bと赤色半導体レーザー20Rとで構成材料が異なり、結晶構造が異なることに起因して、青色半導体レーザー20Bから射出される青色光LBの偏光方向と、赤色半導体レーザー20Rから射出される赤色光LRの偏光方向と、は互いに異なる。
図4は、青色半導体レーザー20Bから射出される青色光LBの偏向方向を示す図である。
図4に示すように、青色半導体レーザー20Bは、青色光LBの主光線Abに沿う方向から見て、短辺と長辺とを有する長方形状の光射出面20abを有する。青色半導体レーザー20Bから射出される青色光LBは、光射出面20abの短手方向における発散角度が、光射出面20abの長手方向における発散角度よりも大きい。その結果、青色光LBの主光線Abに直交する断面は、光射出面20abの短手方向に沿う長軸、および光射出面20abの長手方向に沿う短軸を有する楕円形状となる。青色光LBの偏光方向PBは、光射出面20abの長手方向、すなわち、断面形状である楕円の短軸方向に一致する。
また、図示を省略するが、2つの緑色半導体レーザー20G1,20G2から射出される緑色光LG1,LG2についても、青色光LBと同様である。すなわち、緑色光LG1,LG2の主光線に直交する断面は、光射出面の短手方向に沿う長軸、および光射出面の長手方向に沿う短軸を有する楕円形状となる。緑色光LG1,LG2の偏光方向は、光射出面の長手方向、すなわち、断面形状である楕円の短軸方向に一致する。
図5は、赤色半導体レーザー20Rから射出される赤色光LRの偏向方向を示す図である。
図5に示すように、赤色半導体レーザー20Rについても、青色半導体レーザー20Bと同様、赤色光LRの主光線Arに直交する断面は、光射出面20arの短手方向に沿う長軸、および光射出面20arの長手方向に沿う短軸を有する楕円形状となる。ところが、上述した構成材料の違いに起因して、赤色光LRの偏光方向PRは、光射出面20arの短手方向、すなわち、断面形状である楕円の長軸方向に一致する。
図2および図3に示すように、本実施形態の場合、青色半導体レーザー20B、赤色半導体レーザー20R、第1緑色半導体レーザー20G1、および第2緑色半導体レーザー20G2は、全て光射出面の短手方向がY軸方向を向き、光射出面の長手方向がX軸方向を向くように配置されている。したがって、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2の偏光方向と、赤色光LRの偏光方向とは、XY平面上で互いに直交する。このように、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2の偏光方向と、赤色光LRの偏光方向とは、各半導体レーザーの射出直後において互いに異なる。
そこで、図2に示すように、青色半導体レーザー20Bから射出される青色光LBの光路上、第1緑色半導体レーザー20G1から射出される緑色光LG1の光路上、および第2緑色半導体レーザー20G2から射出される緑色光LG2の光路上に、位相差板23B,23Gがそれぞれ設けられている。青色光LBの光路上の位相差板23Bは、青色波長帯に対する1/2波長板から構成される。緑色光LG1,LG2の光路上の位相差板23Gは、緑色波長帯に対する1/2波長板から構成される。
青色光LBおよび緑色光LG1,LG2は、位相差板23B,23Gを透過することにより、位相差板23B,23Gに入射する前の偏光方向が、光の進行方向に直交する面内において90°回転する。これにより、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2の偏光方向と、赤色光LRの偏光方向PRとは、ともにY軸方向となり、互いに一致する。なお、本実施形態の構成に代えて、赤色半導体レーザー20Rから射出される赤色光LRの光路上に位相差板が設けられていてもよい。この場合、位相差板は、赤色波長帯に対する1/2波長板から構成される。この構成によれば、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2の偏光方向と、赤色光LRの偏光方向PRとは、ともにX軸方向となり、互いに一致する。青色光LB、緑色光LG1、緑色光LG2、および赤色光LRは、互いに同じ偏光方向を有する直線偏光である。
回転拡散板25は、青色半導体レーザー20B、赤色半導体レーザー20R、第1緑色半導体レーザー20G1、および第2緑色半導体レーザー20G2の光射出側に共通に設けられている。回転拡散板25は、拡散板251と、駆動装置252と、を有する。
拡散板251は、システム光軸Axに平行な回転軸Acを中心として回転可能とされている。本実施形態の場合、図3に示すように、拡散板251の回転軸Acの位置は、システム光軸Axの位置と一致する。拡散板251は、光入射面251aと光射出面251bとを有する透過型の拡散板で構成される。拡散板251は、青色半導体レーザー20Bから射出される青色光LB、第1緑色半導体レーザー20G1から射出される緑色光LG1、第2緑色半導体レーザー20G2から射出される緑色光LG2、および赤色半導体レーザー20Rから射出される赤色光LRのそれぞれを所定の拡散角に拡散させる。
駆動装置252は、システム光軸Axに平行な回転軸Acを中心として拡散板251を回転させるモーターから構成される。本実施形態の場合、拡散板251の回転軸Acは、モーターの駆動軸に直接連結されている。駆動装置252は、拡散板251の光入射面251a側に配置されている。すなわち、駆動装置252は、拡散板251に対して集光レンズ24が設けられる側と同じ側に設けられている。
集光レンズ24は、青色半導体レーザー20Bと拡散板251との間の青色光LBの光路上、第1緑色半導体レーザー20G1と拡散板251との間の緑色光LG1の光路上、第2緑色半導体レーザー20G2と拡散板251との間の緑色光LG2の光路上、および赤色半導体レーザー20Rと拡散板251との間の赤色光LRの光路上にそれぞれ設けられている。集光レンズ24は、集光レンズ24に入射する各色光LB,LG1,LG2,LRを拡散板251に向けて集光する。
システム光軸Axの方向から見て、集光レンズ24は、円形の形状を有しておらず、X軸方向の両側部を切り欠いた形状を有している。すなわち、システム光軸Axの方向から見た集光レンズ24の形状は、各半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rの光射出面の長手方向に平行な短手方向を有し、各半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rの光射出面の短手方向に平行な長手方向を有する。
ピックアップレンズ26は、拡散板251から射出される青色光LBの光路上、拡散板251から射出される緑色光LG1の光路上、拡散板251から射出される緑色光LG2の光路上、および拡散板251から射出される赤色光LRの光路上にそれぞれ設けられている。ピックアップレンズ26は、拡散板251から射出される各色光LB,LG1,LG2,LRを後段の均一化装置4に導く。
本実施形態の場合、青色光LBの光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離、緑色光LG1および緑色光LG2の光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離、および赤色光LRの光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離は、互いに異なる。具体的には、青色光LBの光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離は、緑色光LG1および緑色光LG2の光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離よりも短い。緑色光LG1および緑色光LG2の光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離は、赤色光LRの光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離よりも短い。なお、上記の構成に代えて、各ピックアップレンズ26と拡散板251との距離は、互いに同じであってもよい。
図6は、-Z方向から見た光変調装置6の一部を拡大視した模式図である。換言すると、図6は、液晶パネル61が有する画素PXと、マイクロレンズアレイ62が有するマイクロレンズ621と、の対応関係を示している。
図6に示すように、液晶パネル61は、システム光軸Ax(Z軸)に直交する面内にマトリクス状に配列された複数の画素PXを有する。
1つの画素PXは、互いに異なる色の色光を変調する複数のサブ画素SXを有する。本実施形態では、各画素PXは、4つのサブ画素SX(SX1~SX4)を有する。具体的に、矩形状の画素PXの中心に対して、-X方向で+Y方向の位置に、第1サブ画素SX1が配置されている。+X方向で+Y方向の位置に、第2サブ画素SX2が配置されている。-X方向で+Y方向の位置に、第3サブ画素SX3が配置されている。+X方向で-Y方向の位置に、第4サブ画素SX4が配置されている。
図1に示すように、マイクロレンズアレイ62は、液晶パネル61に対して光入射側(-Z側)に設けられている。マイクロレンズアレイ62は、マイクロレンズアレイ62に入射される複数の色光LB,LG1,LG2,LRを個々の画素PXに導く。マイクロレンズアレイ62は、複数の画素PXに対応する複数のマイクロレンズ621を有する。
図6に示すように、複数のマイクロレンズ621は、システム光軸Axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。換言すると、複数のマイクロレンズ621は、フィールドレンズ5から入射される光の中心軸に直交する面内にマトリクス状に配列されている。本実施形態では、1つのマイクロレンズ621は、+X方向に配列された2つのサブ画素と、+Y方向に配列された2つのサブ画素と、に対応して設けられている。すなわち、1つのマイクロレンズ621は、XY平面内に2行2列に配列された4つのサブ画素SX1~SX4に対応して設けられている。
1つのマイクロレンズ621には、均一化装置4によって重畳された青色光LB、緑色光LG1、緑色光LG2、および赤色光LRがそれぞれ異なる角度で入射される。これにより、マイクロレンズ621は、マイクロレンズ621に入射される色光を、当該色光に対応するサブ画素SXに振り分けて入射させる。
図1に示すように、投写光学装置7は、光変調装置6によって変調された光、すなわち、画像を形成する光をスクリーンなどの被投写面(図示略)上に投写する。投写光学装置7は、単数または複数の投写レンズを有する。
[第1実施形態の効果]
本実施形態の光源装置2は、青色光LBを射出する青色レーザー光源部2Bと、緑色光LG1を射出する第1緑色レーザー光源部2G1と、緑色光LG2を射出する第2緑色レーザー光源部2G2と、赤色光LRを射出する赤色レーザー光源部2Rと、を備える。青色レーザー光源部2B、第1緑色レーザー光源部2G1、第2緑色レーザー光源部2G2、および赤色レーザー光源部2Rのそれぞれは、半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rを有する。青色レーザー光源部2Bと赤色レーザー光源部2Rとは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axと交差する第1仮想線K1上におけるシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置され、第1緑色レーザー光源部2G1と第2緑色レーザー光源部2G2とは、仮想面内において、第1仮想線K1と直交する第2仮想線K2上におけるシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置され、青色レーザー光源部2B、赤色レーザー光源部2R、第1緑色レーザー光源部2G1、および第2緑色レーザー光源部2G2は、仮想面内において、システム光軸Axから互いに等しい距離に配置されている。光源装置2から射出される青色光LB、緑色光LG1、緑色光LG2、および赤色光LRは、互いに同じ偏光方向を有する直線偏光である。
この構成によれば、光源装置2の空間的に分離された4つの位置から4つの色光LB,LG1,LG2,LRを射出することができるため、4つのサブ画素SXからなる画素PXを備えた光変調装置6に各色光を効率良く入射させることができる。また、偏光方向が揃った4つの色光LB,LG1,LG2,LRが光源装置2から射出されるため、ピッチが狭い偏光変換素子を用いることがなく、光源装置2の小型化を図ることができる。さらに、発光源が半導体レーザーであり、蛍光体等の波長変換素子を用いる必要がないため、光源装置2の小型化に加えて、構成の簡略化が図れる。また、2つの緑色光LG1,LG2が射出されるため、プロジェクター1に用いられた場合に画像の輝度を高めることができる。
本実施形態の光源装置2は、青色レーザー光源部2Bから射出される青色光LBの光路上、第1緑色レーザー光源部2G1から射出される緑色光LG1の光路上、および第2緑色レーザー光源部2G2から射出される緑色光LG2の光路上にそれぞれ設けられる位相差板23B,23Gをさらに備える。
この構成によれば、各レーザー光源部2B,2G1,2G2,2Rから射出される各色光LB,LG1,LG2,LRの偏光方向が互いに異なっていても、位相差板23B,23Gを用いることによって偏光方向が揃った4つの色光LB,LG1,LG2,LRを得ることができる。また、各レーザー光源部2B,2G1,2G2,2Rの半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rを、偏光方向の違いに係わらず、同じ向きに配置することができる。
本実施形態の光源装置2は、青色レーザー光源部2Bから射出される青色光LB、第1緑色レーザー光源部2G1から射出される緑色光LG1、第2緑色レーザー光源部2G2から射出される緑色光LG2、および赤色レーザー光源部2Rから射出される赤色光LRのそれぞれを拡散させる拡散板251と、システム光軸Axと平行な回転軸Acを中心として拡散板251を回転させる駆動装置252と、をさらに備える。
この構成によれば、光源装置2から射出される各色光LB,LG1,LG2,LRの強度分布を拡散板251によって均一化することができる。また、プロジェクター1に用いられた場合にスペックルを抑制することができる。また、駆動装置252によって拡散板251が回転するため、拡散板251で発生する熱が抑制され、拡散板251の信頼性を高めることができる。
本実施形態の光源装置2は、青色レーザー光源部2Bと拡散板251との間の青色光LBの光路上、第1緑色レーザー光源部2G1と拡散板251との間の緑色光LG1の光路上、第2緑色レーザー光源部2G2と拡散板251との間の緑色光LG2の光路上、および赤色レーザー光源部2Rと拡散板251との間の赤色光LRの光路上にそれぞれ設けられる集光レンズ24をさらに備える。
この構成によれば、光源装置2から射出される各色光LB,LG1,LG2,LRを、集光レンズ24によって効率良く拡散板251に入射させることができる。
本実施形態の光源装置2において、駆動装置252は、拡散板251に対して集光レンズ24が設けられる側と同じ側に設けられ、システム光軸Axの方向から見た集光レンズ24の形状は、各半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rの光射出面の長手方向に平行な短手方向を有し、光射出面の短手方向に平行な長手方向を有する。
各半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rから射出される各色光LB,LG1,LG2,LRの主光線に垂直な断面形状が楕円形状であるため、上記のように一方向に細長い形状を有する集光レンズ24を用いても、各色光LB,LG1,LG2,LRを効率良く拡散板251に入射させることができる。また、駆動装置252と集光レンズ24とが拡散板251に対して同じ側に配置されていても、一方向に細長い形状を有する集光レンズ24を用いることにより、集光レンズ24が駆動装置252に干渉しにくい。
本実施形態の光源装置2は、拡散板251から射出される青色光LBの光路上、拡散板251から射出される緑色光LG1の光路上、拡散板251から射出される緑色光LG2の光路上、および拡散板251から射出される赤色光LRの光路上にそれぞれ設けられるピックアップレンズ26をさらに備える。
この構成によれば、拡散板251から射出される各色光LB,LG1,LG2,LRを効率良く均一化装置4に導くことができる。
本実施形態の光源装置2において、青色光LBの光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離、緑色光LG1および緑色光LG2の光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離、および赤色光LRの光路上のピックアップレンズ26と拡散板251との距離は、互いに異なる。
この構成によれば、ピックアップレンズ26と拡散板251との距離を光の波長毎に最適化できるため、拡散板251から射出される各色光LB,LG1,LG2,LRをより効率良く均一化装置4に導くことができる。
本実施形態のプロジェクター1は、上記構成の光源装置2と、光源装置2から射出される光束Lを画像情報に応じて変調する光変調装置6と、光変調装置6によって変調される光束Lを投写する投写光学装置7と、を備える。
この構成によれば、小型で高効率のプロジェクター1を実現することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図7を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、各レーザー光源部と拡散板との位置関係が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
図7は、第2実施形態の光源装置の正面図である。図7においては、図面を見易くするため、コリメーターレンズ、位相差板、集光レンズ等の図示を省略する。
図7において、第1実施形態で用いた図面と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の光源装置8においても、第1実施形態と同様、青色半導体レーザー20Bと赤色半導体レーザー20Rとは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axと交差する第1仮想線K1上に配置されている。さらに、青色半導体レーザー20Bと赤色半導体レーザー20Rとは、第1仮想線K1上においてシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置されている。第1緑色半導体レーザー20G1と第2緑色半導体レーザー20G2とは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axと交差する第1仮想線K1に対して直交する第2仮想線K2上に配置されている。さらに、第1緑色半導体レーザー20G1と第2緑色半導体レーザー20G2とは、第2仮想線K2上においてシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置されている。青色半導体レーザー20B、赤色半導体レーザー20R、第1緑色半導体レーザー20G1、および第2緑色半導体レーザー20G2は、システム光軸Axから互いに等しい距離に配置されている。なお、システム光軸Axに垂直な仮想面は、XY平面に対して平行な面である。
第1実施形態において、拡散板の回転軸は、システム光軸Axの位置と一致していた。これに対して、本実施形態において、拡散板253の回転軸Acは、システム光軸Axから離れた位置に配置されている。すなわち、拡散板253の回転軸Acは、システム光軸Axを中心として+X側で+Y側にずれた位置に配置されている。システム光軸Axに垂直な仮想面内において、拡散板253の回転軸Acとシステム光軸Axとは所定の距離だけ離間している。これにより、拡散板253の光入射面253aにおける各色光LB,LG1,LG2,LRの入射位置は、回転軸Acから互いに異なる距離に位置する。拡散板253の光入射面253aにおいて、回転軸Acから青色光LBの入射位置までの距離は、回転軸Acから緑色光LG1および緑色光LG2の入射位置までの距離よりも長い。回転軸Acから緑色光LG1および緑色光LG2の入射位置までの距離は、回転軸Acから赤色光LRの入射位置までの距離よりも長い。
本実施形態の場合、拡散板253は、青色光LBが入射する第1拡散領域253Bと、緑色光LG1および緑色光LG2が入射する第2拡散領域253Gと、赤色光LRが入射する第3拡散領域253Rと、を有する。第1拡散領域253B、第2拡散領域253G、および第3拡散領域253Rは、同心円状に設けられている。第1拡散領域253Bは、拡散板253の外周側に設けられている。第3拡散領域253Rは、拡散板253の内周側に設けられている。第2拡散領域253Gは、第1拡散領域253Bと第3拡散領域253Rとの間に設けられている。なお、第1拡散領域253B、第2拡散領域253G、および第3拡散領域253Rの位置関係は、上記の例に限らず、システム光軸Axに対して拡散板253の回転軸Acをずらす方向に応じて適宜変更が可能である。
第1拡散領域253B、第2拡散領域253G、および第3拡散領域253Rは、拡散特性が互いに異なる。具体的には、第3拡散領域253Rは、第2拡散領域253Gよりも入射光をより強く拡散する。第2拡散領域253Gは、第1拡散領域253Bよりも入射光をより強く拡散する。
光源装置8のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の効果]
本実施形態の光源装置8においても、4つのサブ画素SXからなる画素PXを備えた光変調装置6に各色光LB,LG1,LG2,LRを効率良く入射させることができる、光源装置8の小型化および構成の簡略化が図れる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態の光源装置8において、拡散板253の回転軸Acは、システム光軸Axから離れた位置に配置され、拡散板253は、青色光LBが入射する第1拡散領域253Bと、緑色光LG1および緑色光LG2が入射する第2拡散領域253Gと、赤色光LRが入射する第3拡散領域253Rと、を有する。
この構成によれば、各拡散領域253B,253G,253Rに入射する色光の波長に合わせて、拡散特性を最適化することができる。
本実施形態の光源装置8において、第1拡散領域253B、第2拡散領域253G、および第3拡散領域253Rは、拡散特性が互いに異なる。具体的には、第3拡散領域253Rは、第2拡散領域253Gよりも入射光をより強く拡散する。第2拡散領域253Gは、第1拡散領域253Bよりも入射光をより強く拡散する。
同じ拡散特性を有する拡散板に色光を入射させた場合、短波長の光は、長波長の光に比べて強く拡散しやすい。したがって、上記の構成によれば、拡散板253から射出される各色光LB,LG1,LG2,LRの拡散角度分布を略同等に揃えることができる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図8を用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、各レーザー光源部の半導体レーザーの配置が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
図8は、第2実施形態の光源装置9の斜視図である。
図8において、第1実施形態で用いた図面と共通する構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の光源装置9においても、第1実施形態と同様、青色半導体レーザー20Bと赤色半導体レーザー20Rとは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axと交差する第1仮想線K1上に配置されている。さらに、青色半導体レーザー20Bと赤色半導体レーザー20Rとは、第1仮想線K1上においてシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置されている。第1緑色半導体レーザー20G1と第2緑色半導体レーザー20G2とは、システム光軸Axに垂直な仮想面内において、システム光軸Axと交差する第1仮想線K1に対して直交する第2仮想線K2上に配置されている。さらに、第1緑色半導体レーザー20G1と第2緑色半導体レーザー20G2とは、第2仮想線K2上においてシステム光軸Axを挟んで互いに対向する位置に配置されている。青色半導体レーザー20B、赤色半導体レーザー20R、第1緑色半導体レーザー20G1、および第2緑色半導体レーザー20G2は、システム光軸Axから互いに等しい距離に配置されている。なお、システム光軸Axに垂直な仮想面は、XY平面に対して平行な面である。
第1実施形態の場合、4つの半導体レーザーは、全て同じ向きに配置されていた。これに対して、本実施形態の場合、青色半導体レーザー20B、第1緑色半導体レーザー20G1、および第2緑色半導体レーザー20G2は、互いに同じ向きに配置されているが、これら3つの半導体レーザー20B,20G1,20G2と赤色半導体レーザー20Rとは、互いに異なる向きに配置されている。すなわち、赤色半導体レーザー20Rは、第1実施形態と同様、光射出面の短手方向がY軸方向を向き、光射出面の長手方向がX軸方向を向くように配置されている。一方、青色半導体レーザー20B、第1緑色半導体レーザー20G1および第2緑色半導体レーザー20G2は、光射出面の短手方向がX軸方向を向き、光射出面の長手方向がY軸方向を向くように配置されている。
本実施形態の場合、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2の偏光方向と赤色光LRの偏光方向とは、ともにY軸方向に一致する。このように、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2の偏光方向と赤色光LRの偏光方向とは、各半導体レーザー20B,20G1,20G2,20Rの射出直後において互いに同じ方向となる。そのため、第1実施形態の図2において、青色光LBの光路上、緑色光LG1の光路上、および緑色光LG2の光路上にそれぞれ設けられていた位相差板23B,23Gは、本実施形態では不要となる。
また、青色半導体レーザー20B、第1緑色半導体レーザー20G1および第2緑色半導体レーザー20G2の向きが第1実施形態から変更されたことに伴って、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2が入射する集光レンズ24の向きも第1実施形態から変更されている。4つの集光レンズ24のうち、青色光LBおよび緑色光LG1,LG2が入射する集光レンズ24は、長手方向がX軸方向を向き、短手方向がY軸方向を向くように配置されている。
光源装置9のその他の構成は、第1実施形態と同様である。
[第3実施形態の効果]
本実施形態の光源装置9においても、4つのサブ画素からなる画素を備えた光変調装置6に各色光を効率良く入射させることができる、光源装置9の小型化および構成の簡略化が図れる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態の光源装置9において、赤色半導体レーザー20Rと、青色半導体レーザー20B、第1緑色半導体レーザー20G1および第2緑色半導体レーザー20G2とは、互いに異なる向きに配置されている。
この構成によれば、位相差板を用いることなく、各色光LB,LG1,LG2,LRの偏光方向を揃えることができ、光源装置9の簡略化を図ることができる。
[変形例]
上記の各実施形態においては、各レーザー光源部が1つの半導体レーザーを有していたが、各レーザー光源部が複数の半導体レーザーを有していてもよい。
図9は、変形例のレーザー光源部2Xを示す図である。
図9に示すように、変形例のレーザー光源部2Xは、第1半導体レーザー20X1と、第2半導体レーザー20X2と、コリメーターレンズ22と、全反射ミラー28と、を備える。このように、変形例のレーザー光源部2Xは、2つの半導体レーザー20X1,20X2を備える。
第1半導体レーザー20X1は、+Z方向に光を射出するように配置されている。第2半導体レーザー20X2は、-X方向に光を射出するように配置されている。すなわち、第1半導体レーザー20X1からの光の射出方向と、第2半導体レーザー20X2からの光の射出方向とは、互いに直交する。各半導体レーザー20X1,20X2の光射出側には、コリメーターレンズ22がそれぞれ設けられている。第2半導体レーザー20X2から射出される光の光路上に、全反射ミラー28が設けられている。第2半導体レーザー20X2から射出される光は、全反射ミラー28で反射し、+Z方向に向かって進行する。
このように、第1半導体レーザー20X1と第2半導体レーザー20X2とを互いの射出方向が直交するように配置することによって、コリメーターレンズ22同士が干渉することなく、第1半導体レーザー20X1から射出される光と、第2半導体レーザー20X2から射出される光と、を狭いピッチで並べることができる。この構成によれば、2つの光を、一方向に細長い集光レンズ24に支障なく入射させることができる。
例えば1つの半導体レーザーを有するレーザー光源部では特定の色光のパワーが不足する場合、本変形例のように、複数の半導体レーザーを有するレーザー光源部を用いることによって、特定の色光のパワーを増強することができる。これにより、光源装置から射出される光の色バランスを調整することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態では、2行2列に配置された4つのサブ画素に対して赤色光と青色光とを対角方向に入射させ、2つの緑色光を他の対角方向に入射させる構成、いわゆるベイヤー配列の例を挙げたが、この構成に代えて、赤色光と青色光、2つの緑色光をそれぞれ縦方向または横方向に配置してもよい。
その他、光源装置およびプロジェクターの各構成要素の形状、数、配置等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。また、本発明の光源装置を、投写光学装置を持たない表示装置に適用してもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、第1波長帯を有する第1光を射出する第1レーザー光源部と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光を射出する第2レーザー光源部と、前記第2波長帯を有する第3光を射出する第3レーザー光源部と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光を射出する第4レーザー光源部と、を備え、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前記第4レーザー光源部のそれぞれは、半導体レーザーを有し、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前記第4レーザー光源部のうちのいずれか2つは、前記第1光、前記第2光、前記第3光、および前記第4光からなる光束の中心軸に垂直な仮想面内において、前記中心軸と交差する第1仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および前記第4レーザー光源部のうちの他の2つは、前記仮想面内において、前記第1仮想線と直交する第2仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、前記第4レーザー光源部は、前記仮想面内において、前記中心軸から互いに等しい距離に配置され、前記第1光、前記第2光、前記第3光、および前記第4光は、互いに同じ偏光方向を有する直線偏光である。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1光は青色光であり、前記第2光および前記第3光は緑色光であり、前記第4光は赤色光であってもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第1レーザー光源部から射出される前記第1光の光路上、前記第2レーザー光源部から射出される前記第2光の光路上、および前記第3レーザー光源部から射出される前記第3光の光路上にそれぞれ設けられる位相差板をさらに備えてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第4レーザー光源部から射出される前記第4光の光路上に設けられる位相差板をさらに備えてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第1レーザー光源部から射出される前記第1光、前記第2レーザー光源部から射出される前記第2光、前記第3レーザー光源部から射出される前記第3光、および前記第4レーザー光源部から射出される前記第4光のそれぞれを拡散させる拡散板と、前記中心軸と平行な回転軸を中心として前記拡散板を回転させる駆動装置と、をさらに備えてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記第1レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第1光の光路上、前記第2レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第2光の光路上、前記第3レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第3光の光路上、および前記第4レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第4光の光路上にそれぞれ設けられる集光レンズをさらに備えてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記駆動装置は、前記拡散板に対して前記集光レンズが設けられる側と同じ側に設けられ、前記中心軸の方向から見た前記集光レンズの形状は、前記半導体レーザーの光射出面の長手方向に平行な短手方向を有し、前記光射出面の短手方向に平行な長手方向を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記回転軸は、前記中心軸から離れた位置に配置され、前記拡散板は、前記第1光が入射する第1拡散領域と、前記第2光および前記第3光が入射する第2拡散領域と、前記第4光が入射する第3拡散領域と、を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1拡散領域、前記第2拡散領域、および前記第3拡散領域は、拡散特性が互いに異なっていてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、前記拡散板から射出される前記第1光の光路上、前記拡散板から射出される前記第2光の光路上、前記拡散板から射出される前記第3光の光路上、および前記拡散板から射出される前記第4光の光路上にそれぞれ設けられるピックアップレンズをさらに備えてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記第1光の光路上に設けられる前記ピックアップレンズと前記拡散板との距離、前記第2光および前記第3光の光路上に設けられる前記ピックアップレンズと前記拡散板との距離、および前記第4光の光路上に設けられる前記ピックアップレンズと前記拡散板との距離は、互いに異なっていてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置によって変調される光を投写する投写光学装置と、を備える。
1…プロジェクター、2,8,9…光源装置、2B…青色レーザー光源部(第1レーザー光源部)、2G1…第1緑色レーザー光源部(第2レーザー光源部)、2G2…第2緑色レーザー光源部(第3レーザー光源部)、2R…赤色レーザー光源部(第4レーザー光源部)、2X…レーザー光源部、6…光変調装置、7…投写光学装置、20B…青色半導体レーザー、20G1…第1緑色半導体レーザー、20G2…第2緑色半導体レーザー、20R…赤色半導体レーザー、20X1…第1半導体レーザー、20X2…第2半導体レーザー、23B,23G…位相差板、24…集光レンズ、26…ピックアップレンズ、251,253…拡散板、252…駆動装置、253B…第1拡散領域、253G…第2拡散領域、253R…第3拡散領域、K1…第1仮想線、K2…第2仮想線、LB…青色光(第1光)、LG1…緑色光(第2光)、LG2…緑色光(第3光)、LR…赤色光(第4光)。

Claims (11)

  1. 第1波長帯を有する第1光を射出する第1レーザー光源部と、
    前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光を射出する第2レーザー光源部と

    前記第2波長帯を有する第3光を射出する第3レーザー光源部と、
    前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光を射出する
    第4レーザー光源部と、
    を備え、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および
    前記第4レーザー光源部のそれぞれは、半導体レーザーを有し、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および
    前記第4レーザー光源部のうちのいずれか2つは、前記第1光、前記第2光、前記第3光
    、および前記第4光からなる光束の中心軸に垂直な仮想面内において、前記中心軸と交差
    する第1仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および
    前記第4レーザー光源部のうちの他の2つは、前記仮想面内において、前記第1仮想線と
    直交する第2仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、前記第
    4レーザー光源部は、前記仮想面内において、前記中心軸から互いに等しい距離に配置さ
    れ、
    前記第1光、前記第2光、前記第3光、および前記第4光は、互いに同じ偏光方向を有
    する直線偏光であ
    前記第1レーザー光源部から射出される前記第1光、前記第2レーザー光源部から射出
    される前記第2光、前記第3レーザー光源部から射出される前記第3光、および前記第4
    レーザー光源部から射出される前記第4光のそれぞれを拡散させる拡散板と、
    前記中心軸と平行な回転軸を中心として前記拡散板を回転させる駆動装置と、
    をさらに備え、
    前記第1レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第1光の光路上、前記第2レーザー
    光源部と前記拡散板との間の前記第2光の光路上、前記第3レーザー光源部と前記拡散板
    との間の前記第3光の光路上、および前記第4レーザー光源部と前記拡散板との間の前記
    第4光の光路上にそれぞれ設けられる集光レンズをさらに備える、光源装置。
  2. 第1波長帯を有する第1光を射出する第1レーザー光源部と、
    前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光を射出する第2レーザー光源部と

    前記第2波長帯を有する第3光を射出する第3レーザー光源部と、
    前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯を有する第4光を射出する
    第4レーザー光源部と、
    を備え、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および
    前記第4レーザー光源部のそれぞれは、半導体レーザーを有し、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および
    前記第4レーザー光源部のうちのいずれか2つは、前記第1光、前記第2光、前記第3光
    、および前記第4光からなる光束の中心軸に垂直な仮想面内において、前記中心軸と交差
    する第1仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、および
    前記第4レーザー光源部のうちの他の2つは、前記仮想面内において、前記第1仮想線と
    直交する第2仮想線上における前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に配置され、
    前記第1レーザー光源部、前記第2レーザー光源部、前記第3レーザー光源部、前記第
    4レーザー光源部は、前記仮想面内において、前記中心軸から互いに等しい距離に配置さ
    れ、
    前記第1光、前記第2光、前記第3光、および前記第4光は、互いに同じ偏光方向を有
    する直線偏光であ
    前記第1レーザー光源部から射出される前記第1光、前記第2レーザー光源部から射出
    される前記第2光、前記第3レーザー光源部から射出される前記第3光、および前記第4
    レーザー光源部から射出される前記第4光のそれぞれを拡散させる拡散板と、
    前記中心軸と平行な回転軸を中心として前記拡散板を回転させる駆動装置と、
    をさらに備え、
    前記回転軸は、前記中心軸から離れた位置に配置され、
    前記拡散板は、前記第1光が入射する第1拡散領域と、前記第2光および前記第3光が
    入射する第2拡散領域と、前記第4光が入射する第3拡散領域と、を有する、光源装置。
  3. 前記第1光は青色光であり、前記第2光および前記第3光は緑色光であり、前記第4光
    は赤色光である、請求項1または請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第1レーザー光源部から射出される前記第1光の光路上、前記第2レーザー光源部
    から射出される前記第2光の光路上、および前記第3レーザー光源部から射出される前記
    第3光の光路上にそれぞれ設けられる位相差板をさらに備える、請求項に記載の光源装
    置。
  5. 前記第4レーザー光源部から射出される前記第4光の光路上に設けられる位相差板をさ
    らに備える、請求項に記載の光源装置。
  6. 前記第1レーザー光源部と前記拡散板との間の前記第1光の光路上、前記第2レーザー
    光源部と前記拡散板との間の前記第2光の光路上、前記第3レーザー光源部と前記拡散板
    との間の前記第3光の光路上、および前記第4レーザー光源部と前記拡散板との間の前記
    第4光の光路上にそれぞれ設けられる集光レンズをさらに備える、請求項に記載の光源
    装置。
  7. 前記駆動装置は、前記拡散板に対して前記集光レンズが設けられる側と同じ側に設けら
    れ、
    前記中心軸の方向から見た前記集光レンズの形状は、前記半導体レーザーの光射出面の
    長手方向に平行な短手方向を有し、前記光射出面の短手方向に平行な長手方向を有する、
    請求項1または6に記載の光源装置。
  8. 前記第1拡散領域、前記第2拡散領域、および前記第3拡散領域は、拡散特性が互いに
    異なる、請求項2または6に記載の光源装置。
  9. 前記拡散板から射出される前記第1光の光路上、前記拡散板から射出される前記第2光
    の光路上、前記拡散板から射出される前記第3光の光路上、および前記拡散板から射出さ
    れる前記第4光の光路上にそれぞれ設けられるピックアップレンズをさらに備える、請求
    から請求項までのいずれか一項に記載の光源装置。
  10. 前記第1光の光路上に設けられる前記ピックアップレンズと前記拡散板との距離、前記
    第2光および前記第3光の光路上に設けられる前記ピックアップレンズと前記拡散板との
    距離、および前記第4光の光路上に設けられる前記ピックアップレンズと前記拡散板との
    距離は、互いに異なる、請求項に記載の光源装置。
  11. 請求項1から請求項1までのいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置によって変調される光を投写する投写光学装置と、
    を備える、プロジェクター。
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