JP2022123995A - 表示装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶パネルの信頼性に優れる表示装置を提供する。【解決手段】本発明の表示装置は、第1波長帯の第1光と、第2波長帯の第2光と、第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、切替部と、光変調装置と、を備える。光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、画素は、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を少なくとも有する。切替部は、第1光が第1サブ画素に入射し、第2光または第3光が第2サブ画素に入射し、第2光または第3光が第3サブ画素に入射する第1期間と、第1光が第2サブ画素に入射し、第2光または第3光が第3サブ画素に入射し、第2光または第3光が第1サブ画素に入射する第2期間と、第1光が第3サブ画素に入射し、第2光または第3光が第1サブ画素に入射し、第2光または第3光が前記第2サブ画素に入射する第3期間と、を時間的に切り替える。【選択図】図1A
Description
本発明は、表示装置およびプロジェクターに関する。
光源から射出された光を変調して画像情報に基づく画像光を生成し、生成された画像光を投写するプロジェクターが知られている。下記の特許文献1に、光源装置と、1つの液晶パネルからなる光変調装置と、投写光学装置と、を備えるプロジェクターが開示されている。このプロジェクターにおいては、偏光方向が互いに揃った青色光、赤色光、および2つの緑色光が光源装置から射出され、液晶パネルの入射側に設けられたマイクロレンズアレイによって空間的に分離された状態で、液晶パネルの青色サブ画素、赤色サブ画素、および2つの緑色サブ画素にそれぞれ入射される。
上記のように、1枚の液晶パネルを備えたプロジェクター、いわゆる単板方式のプロジェクターは、赤色光、緑色光、および青色光のそれぞれを変調する3枚の液晶パネルを備えたプロジェクターに比べて、液晶パネルの各画素に照射される光のエネルギー密度が高くなる。特に青色光は、赤色光および緑色光に比べて、当該青色光が照射されるサブ画素に対して光照射によるダメージを及ぼしやすい。そのため、液晶パネルの青色サブ画素がダメージを受け、液晶パネルの信頼性が低下するおそれがある。
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様の表示装置は、第1波長帯の第1光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出される光が入射する切替部と、前記切替部から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備える。前記光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、前記複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を少なくとも有する。前記切替部は、前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射する第1期間と、前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射する第2期間と、前記第1光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射する第3期間と、を時間的に切り替える。
本発明の他の一つの態様の表示装置は、第1波長帯の第1光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出される光が入射する切替部と、前記切替部から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備える。前記光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、前記複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、を少なくとも有する。前記切替部は、前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光が前記第2サブ画素に入射する第1期間と、前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光が前記第1サブ画素に入射する第2期間と、を時間的に切り替える。前記切替部の光射出面において、前記第3光の中心軸を中心として前記第1光の射出位置と前記第2光の射出位置とが時間的に互いに入れ替わる。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の表示装置、または本発明の他の一つの態様の表示装置と、前記表示装置から射出される光を投写する投写光学装置と、を備える。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
図1Aは、第1実施形態のプロジェクター1の概略構成図である。図1Bは、光源装置2から射出される4つの色光の配置を+Z方向から見た模式図である。図2は、光変調装置6の拡大図である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を用いて説明する。
図1Aは、第1実施形態のプロジェクター1の概略構成図である。図1Bは、光源装置2から射出される4つの色光の配置を+Z方向から見た模式図である。図2は、光変調装置6の拡大図である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
本実施形態に係るプロジェクター1は、光源装置2から射出された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、形成された画像をスクリーン等の被投写面上に拡大して投写する。換言すると、プロジェクター1は、光源装置2から射出された光を1つの液晶パネル61を有する1つの光変調装置6により変調して画像を形成し、形成された画像を投写する。プロジェクター1は、いわゆる、単板方式のプロジェクターである。
図1Aに示すように、プロジェクター1は、光源装置2と、均一化装置4と、切替部3と、フィールドレンズ5と、光変調装置6と、投写光学装置7と、を備える。光源装置2、均一化装置4、切替部3、フィールドレンズ5、光変調装置6、および投写光学装置7は、システム光軸Axに沿う所定の位置に配置されている。システム光軸Axは、光源装置2の光軸であり、光源装置2から射出される光Lの主光線の進行方向に沿う軸と定義する。
以下の説明においては、システム光軸Axに沿って光源装置2から射出された光の進行方向に平行な軸をZ軸とし、光の進行方向を+Z方向とする。また、Z軸にそれぞれ直交し、かつ、互いに直交する2つの軸をX軸およびY軸とする。これらの軸に沿う方向のうち、プロジェクター1を設置した空間における鉛直方向上方を+Y方向とする。また、+Y方向が鉛直方向上方を向くように、+Z方向に沿って光が入射される対象物を見た場合の水平方向右方を+X方向とする。図示を省略するが、+X方向の反対方向を-X方向とし、+Y方向の反対方向を-Y方向とし、+Z方向の反対方向を-Z方向とする。
光源装置2は、例えば440~490nmの波長帯を有する青色光LBと、例えば610~750nmの波長帯を有する赤色光LRと、例えば500~560nmの波長帯を有する2つの緑色光LGと、を含む光Lを射出する。
本実施形態の青色光LBは、特許請求の範囲の第1波長帯の第1光に対応する。本実施形態の赤色光LRは、特許請求の範囲の第2波長帯の第2光に対応する。本実施形態の緑色光LGは、特許請求の範囲の第3波長帯の第3光に対応する。
本実施形態の青色光LBは、特許請求の範囲の第1波長帯の第1光に対応する。本実施形態の赤色光LRは、特許請求の範囲の第2波長帯の第2光に対応する。本実施形態の緑色光LGは、特許請求の範囲の第3波長帯の第3光に対応する。
光源装置2は、青色光LBを射出する第1光源ユニット21と、赤色光LRを射出する第2光源ユニット22と、緑色光LGを射出する第3光源ユニット23と、緑色光LGを射出する第4光源ユニット24と、を有する。第1光源ユニット21、第2光源ユニット22、第3光源ユニット23、および第4光源ユニット24は、システム光軸Axの方向から見て2行2列に配列されている。第1光源ユニット21、第2光源ユニット22、第3光源ユニット23、および第4光源ユニット24は、システム光軸Axから互いに等しい距離に配置されている。また、互いに同じ色の光である緑色光LGを射出する第3光源ユニット23と第4光源ユニット24とは、システム光軸Axの方向から見て対角位置に配置されている。
本実施形態の場合、青色光LBを射出する第1光源ユニット21は、システム光軸Axに対して+X側で-Y側に配置されている。赤色光LRを射出する第2光源ユニット22は、システム光軸Axに対して-X側で+Y側に配置されている。緑色光LGを射出する第3光源ユニット23は、システム光軸Axに対して+X側で+Y側に配置されている。緑色光LGを射出する第4光源ユニット24は、システム光軸Axに対して-X側で-Y側に配置されている。
すなわち、図1Bに示すように、システム光軸Axに沿って+Z方向から見たとき、青色光LBは、システム光軸Axに対して+X側で-Y側の位置から射出される。赤色光LRは、システム光軸Axに対して-X側で+Y側の位置から射出される。緑色光LGは、システム光軸Axに対して+X側で+Y側の位置、および-X側で-Y側の位置から射出される。
第1光源ユニット21、第2光源ユニット22、第3光源ユニット23および第4光源ユニット24は、発光素子であるレーザー光源の波長帯が異なるのみであって、全体構成は同じである。したがって、光源ユニットの具体的な構成は、第1光源ユニット21で代表して説明する。
第1光源ユニット21は、レーザー光源31と、コリメーターレンズ32と、集光レンズ33と、拡散板34と、ピックアップレンズ35と、を有する。レーザー光源31は、青色光LBを射出する。コリメーターレンズ32は、レーザー光源31から射出される青色光LBを平行化する。集光レンズ33は、コリメーターレンズ32から射出される青色光LBを拡散板34に向けて集光する。拡散板34は、青色光LBを所定の拡散角に拡散させる。ピックアップレンズ35は、拡散板34から射出される青色光LBを後段の均一化装置4に導く。
同様に、第2光源ユニット22は、赤色レーザー光源と、コリメーターレンズと、集光レンズと、拡散板と、ピックアップレンズと、を有する。第3光源ユニット23および第4光源ユニット24のそれぞれは、緑色レーザー光源と、コリメーターレンズと、集光レンズと、拡散板と、ピックアップレンズと、を有する。なお、各光源ユニット21,22,23,24の構成は、特に上記の構成に限定されない。また、発光素子として、レーザー光源に代えて、発光ダイオード(LED)が用いられてもよいし、励起光源と蛍光体との組合せが用いられてもよい。
均一化装置4は、光源装置2から射出された光Lが照射される光変調装置6の画像形成領域における光Lの照度を均一化する。均一化装置4は、第1マルチレンズ41と、第2マルチレンズ42と、重畳レンズ43と、を有する。なお、上記の構成に代えて、他の構成を有する均一化装置が設けられてもよいし、均一化装置が設けられなくてもよい。
第1マルチレンズ41は、光源装置2から入射される光Lの中心軸、すなわち、システム光軸Axに直交する面内にマトリクス状に配列された複数のレンズ411を有する。第1マルチレンズ41は、複数のレンズ411によって光源装置2から入射される光を複数の部分光束に分割する。
第2マルチレンズ42は、システム光軸Axに直交する面内にマトリクス状に配列されるとともに、第1マルチレンズ41の複数のレンズ411に対応した複数のレンズ421を有する。各レンズ421には、当該レンズ421に対向するレンズ411から射出された部分光束が入射される。各レンズ421は、部分光束を重畳レンズ43に入射させる。
重畳レンズ43は、第2マルチレンズ42から入射される複数の部分光束を光変調装置6の画像形成領域において重畳させる。詳述すると、各々が複数の部分光束に分割された青色光LB、赤色光LR、および2つの緑色光LGは、第2マルチレンズ42と重畳レンズ43とによって、フィールドレンズ5を介して、光変調装置6の後述するマイクロレンズアレイ62を構成する複数のマイクロレンズ621の各々に異なる角度で入射する。
切替部3および光変調装置6の構成については、後で詳しく説明する。フィールドレンズ5は、均一化装置4と光変調装置6との間に配置されている。フィールドレンズ5は、均一化装置4から射出される光Lを平行化し、光変調装置6に導く。
投写光学装置7は、光変調装置6によって変調された光、すなわち、画像を形成する光をスクリーンなどの被投写面(図示略)上に投写する。投写光学装置7は、単数または複数の投写レンズを有する。
光変調装置6は、光源装置2から射出された光を変調する。詳述すると、光変調装置6は、光源装置2から射出され、均一化装置4、切替部3およびフィールドレンズ5を介して入射される各色光を画像情報に応じてそれぞれ変調し、画像情報に応じた画像光を形成する。光変調装置6は、1つの液晶パネル61と、1つのマイクロレンズアレイ62と、を備える。
図2は、-Z方向から見た光変調装置6の一部を拡大視した模式図である。換言すると、図2は、液晶パネル61が有する画素PXと、マイクロレンズアレイ62が有するマイクロレンズ621と、の対応関係を示している。
図2に示すように、液晶パネル61は、システム光軸Ax(Z軸)に直交する面内にマトリクス状に配列された複数の画素PXを有する。
図2に示すように、液晶パネル61は、システム光軸Ax(Z軸)に直交する面内にマトリクス状に配列された複数の画素PXを有する。
1つの画素PXは、互いに異なる色の色光を変調する複数のサブ画素SXを有する。本実施形態では、各画素PXは、4つのサブ画素SX(SX1~SX4)を有する。具体的に、矩形状の画素PXの中心に対して、+X方向で+Y方向の位置に、第1サブ画素SX1が配置されている。+X方向で-Y方向の位置に、第2サブ画素SX2が配置されている。-X方向で-Y方向の位置に、第3サブ画素SX3が配置されている。-X方向で+Y方向の位置に、第4サブ画素SX4が配置されている。すなわち、図2における右上のサブ画素から時計回りに、第1サブ画素SX1、第2サブ画素SX2、第3サブ画素SX3、第4サブ画素SX4がこの順に配置されている。
図1Aに示すように、マイクロレンズアレイ62は、液晶パネル61に対して光入射側(-Z側)に設けられている。マイクロレンズアレイ62は、マイクロレンズアレイ62に入射される複数の色光LB,LR,LGを個々の画素PXに導く。マイクロレンズアレイ62は、複数の画素PXに対応する複数のマイクロレンズ621を有する。
図2に示すように、複数のマイクロレンズ621は、システム光軸Axに直交する面内にマトリクス状に配列されている。換言すると、複数のマイクロレンズ621は、フィールドレンズ5から入射される光の中心軸に対する直交面内にマトリクス状に配列されている。本実施形態では、1つのマイクロレンズ621は、+X方向に配列された2つのサブ画素と、+Y方向に配列された2つのサブ画素と、に対応して設けられている。すなわち、1つのマイクロレンズ621は、XY平面内に2行2列に配列された4つのサブ画素SX1~SX4に対応して設けられている。
1つのマイクロレンズ621には、均一化装置4によって重畳された青色光LB、赤色光LR、および2つの緑色光LGがそれぞれ異なる角度で入射される。これにより、マイクロレンズ621は、マイクロレンズ621に入射される色光を、当該色光に対応するサブ画素SXに振り分けて入射させる。
図1Aに示すように、切替部3は、均一化装置4の第2マルチレンズ42と重畳レンズ43との間に設けられている。切替部3は、イメージローテーター37を有する。イメージローテーター37は、プリズム38と、プリズムを回転させる回転機構39と、を有する。
プリズム38は、図1AにおけるYZ平面における断面形状が台形状の柱状体から構成されている。すなわち、プリズム38は、第1側面38a、第2側面38b、第3側面38c、および第4側面38dからなる4つの側面と、光入射面38iと、光射出面38oと、を有する。ここでは、矩形状の2つの側面38a,38bのうち、面積が小さい方の側面を第1側面38aと称し、面積が大きい方の側面を第2側面38bと称し、台形状の2つの側面をそれぞれ第3側面38c、第4側面38dと称する。光入射面38iおよび光射出面38oは、第1側面38aおよび第2側面38bに対して傾斜している。
プリズム38は、プリズム38の光入射面38iおよび光射出面38oと交差し、システム光軸Axに平行な回転軸Acを有し、回転軸Acを中心として回転可能に構成されている。回転軸Acは、システム光軸Ax上に位置する。また、回転機構39は、例えばステッピングモーターから構成され、回転軸Acを中心としてプリズム38を回転させる。切替部3は、プリズム38を回転させることにより、光源装置2から射出される青色光LB、赤色光LR、および2つの緑色光LGを4つのサブ画素SX1~SX4のうちのいずれのサブ画素に入射させるかを4つの期間に分けて、時間的に切り替える。
以下、4つのサブ画素SX1~SX4に対する各色光LB,LR,LGの入射位置の切り替えの具体例を説明する。
図3Aは、第1期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図3Bは、第1期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図4Aは、第2期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図4Bは、第2期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図5Aは、第3期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図5Bは、第3期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図6Aは、第4期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図6Bは、第4期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。なお、図3B、図4B、図5B、および図6Bは、+Z側からプリズム38の光射出面38oを見た状態を示す。
図3Aは、第1期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図3Bは、第1期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図4Aは、第2期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図4Bは、第2期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図5Aは、第3期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図5Bは、第3期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図6Aは、第4期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図6Bは、第4期間におけるプリズム射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。なお、図3B、図4B、図5B、および図6Bは、+Z側からプリズム38の光射出面38oを見た状態を示す。
上記のようなプリズム38を有するイメージローテーター37においては、プリズム38に入射する光が光入射面38iにおいて屈折し、いずれかの側面38a,38b,38c,38dにおいて全反射し、光射出面38oにおいて屈折することにより、複数の色光LB,LR,LGのプリズム入射前の位置関係とプリズム射出後の位置関係とが入れ替わる。さらに、プリズム38を回転させることにより、光射出面38oから射出される光による像を、プリズム38の回転角の2倍の角度だけ回転させることができる。
ここでは、プリズム38の第1側面38aとXZ平面とのなす角を、プリズム38の回転角と定義する。したがって、プリズム38の第1側面38aとXZ平面とが平行である場合、プリズム38の回転角は、0°である。また、プリズム38は、-Z側から光入射面38iを見たとき、時計回りに回転するものとする。
図3Aに示すように、第1期間においては、プリズム38の回転角は、0°である。このとき、図3Bに示すように、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から青色光LBが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から緑色光LGが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から赤色光LRが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から緑色光LGが射出される。これにより、第1期間においては、青色光LBが第1サブ画素SX1に入射し、位置P2から射出された緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、赤色光LRが第3サブ画素SX3に入射し、位置P4から射出された緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する。
次に、図4Aに示すように、第1期間の状態からプリズム38を45°回転させる。すなわち、第2期間においては、プリズム38の回転角は、45°である。このとき、図4Bに示すように、各色光の位置関係は、第1期間の状態から90°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から緑色光LGが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から青色光LBが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から緑色光LGが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から赤色光LRが射出される。これにより、第2期間においては、位置P1から射出された緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、青色光LBが第2サブ画素SX2に入射し、位置P3から射出された緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、赤色光LRが第4サブ画素SX4に入射する。
次に、図5Aに示すように、第2期間の状態からプリズム38をさらに45°回転させる。すなわち、第3期間においては、プリズム38の回転角は、90°である。このとき、図5Bに示すように、各色光の位置関係は、第2期間の状態からさらに90°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から赤色光LRが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から緑色光LGが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から青色光LBが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から緑色光LGが射出される。これにより、第3期間においては、赤色光LRが第1サブ画素SX1に入射し、位置P2から射出された緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、青色光LBが第3サブ画素SX3に入射し、位置P4から射出された緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する。
次に、図6Aに示すように、第3期間の状態からプリズム38をさらに45°回転させる。すなわち、第4期間においては、プリズム38の回転角は、135°である。このとき、図6Bに示すように、各色光の位置関係は、第3期間の状態からさらに90°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から緑色光LGが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から赤色光LRが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から緑色光LGが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から青色光LBが射出される。これにより、第4期間においては、位置P1から射出された緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、赤色光LRが第2サブ画素SX2に入射し、位置P3から射出された緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、青色光LBが第4サブ画素SX4に入射する。
以降は、プリズム38を45°回転させる毎に、各色光の位置関係が回転前の状態から90°回転する動作を繰り返す。このようにして、切替部3は、青色光LBが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、赤色光LRが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第1期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、青色光LBが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、赤色光LRが第4サブ画素SX4に入射する第2期間と、赤色光LRが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、青色光LBが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第3期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、赤色光LRが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、青色光LBが第4サブ画素SX4に入射する第4期間と、を時間的に切り替える。
本実施形態の場合、イメージローテーター37は、プロジェクター1による画像投写時にプリズム38を連続的に回転させるのではなく、プリズム38を所定のタイミングで間欠的に回転させる構成を有する。所定のタイミングとは、例えばプロジェクター1の電源投入時、プロジェクター1点灯後の一定時間経過時などである。いずれにしても、プリズム38を回転させている間は、液晶パネル61に画像データを書き込まないことが望ましい。逆に言えば、液晶パネル61に画像データを書き込まない期間に、プリズム38を回転させることが望ましい。このように、液晶パネル61によって変調された画像光は、投写光学装置7によって図示しないスクリーン等の被投写面上に投写される。
本実施形態のプロジェクター1においては、4つのサブ画素SX1~SX4に入射する色光が時間的に切り替わるため、4つのサブ画素SX1~SX4に供給する画像信号を、4つのサブ画素SX1~SX4に入射する色光の切り替えに連動させて時間的に切り替える。すなわち、液晶パネル61の各サブ画素SX1~SX4には、現在が第1期間~第4期間のいずれの期間であるかに応じて、当該期間に対応する色光の画像データが書き込まれる。
[第1実施形態の効果]
本実施形態のプロジェクターは、青色光LBと、赤色光LRと、緑色光LGと、を含む光Lを射出する光源装置2と、光源装置2から射出される光Lが入射する切替部3と、切替部3から射出される光Lを画像情報に応じて変調する光変調装置6と、を備える。光変調装置6は、複数の画素PXを有する液晶パネル61を有し、複数の画素PXのそれぞれは、第1サブ画素SX1と、第2サブ画素SX2と、第3サブ画素SX3と、第4サブ画素SX4と、を有する。切替部3は、青色光LBが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、赤色光LRが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第1期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、青色光LBが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、赤色光LRが第4サブ画素SX4に入射する第2期間と、赤色光LRが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、青色光LBが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第3期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、赤色光LRが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、青色光LBが第4サブ画素SX4に入射する第4期間と、を時間的に切り替える。
本実施形態のプロジェクターは、青色光LBと、赤色光LRと、緑色光LGと、を含む光Lを射出する光源装置2と、光源装置2から射出される光Lが入射する切替部3と、切替部3から射出される光Lを画像情報に応じて変調する光変調装置6と、を備える。光変調装置6は、複数の画素PXを有する液晶パネル61を有し、複数の画素PXのそれぞれは、第1サブ画素SX1と、第2サブ画素SX2と、第3サブ画素SX3と、第4サブ画素SX4と、を有する。切替部3は、青色光LBが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、赤色光LRが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第1期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、青色光LBが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、赤色光LRが第4サブ画素SX4に入射する第2期間と、赤色光LRが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、青色光LBが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第3期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、赤色光LRが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、青色光LBが第4サブ画素SX4に入射する第4期間と、を時間的に切り替える。
この構成によれば、液晶パネル61の各画素PXを構成する4つのサブ画素SX1~SX4に入射する色光LB,LR,LGが時間的に切り替わる。すなわち、特定のサブ画素に対して、常に同じ色光が入射することがない。例えば青色光LBに着目すると、青色光LBは、第1期間では第1サブ画素SX1に入射し、第2期間では第2サブ画素SX2に入射し、第3期間では第3サブ画素SX3に入射し、第4期間では第4サブ画素SX4に入射する。特に青色光LBは、赤色光LRおよび緑色光LGに比べてエネルギーが高く、当該青色光LBが照射されるサブ画素に対して光照射によるダメージを及ぼしやすい。この問題に対し、本実施形態では、上述したように、青色光LBが入射するサブ画素が時間的に切り替わるため、青色光LBの照射によるダメージが軽減され、液晶パネル61の信頼性低下を抑制することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、光源装置2は、青色光LBを射出する第1光源ユニット21と、赤色光LRを射出する第2光源ユニット22と、緑色光LGを射出する第3光源ユニット23と、緑色光LGを射出する第4光源ユニット24と、を有し、第1光源ユニット21、第2光源ユニット22、第3光源ユニット23、第4光源ユニット24は、システム光軸Axの方向から見て2行2列に配列され、第3光源ユニット23と第4光源ユニット24とは、システム光軸Axの方向から見て、対角位置に配置されている。
この構成によれば、プロジェクター1は、2行2列に配置された4つのサブ画素で1つの画素が構成される液晶パネル61に対応することができる。また、視感度が高い緑色光LGを変調する2つのサブ画素が対角位置に配置される画素にも対応しやすい。
本実施形態のプロジェクター1において、第1光源ユニット21、第2光源ユニット22、第3光源ユニット23、および第4光源ユニット24は、システム光軸Axから互いに等しい距離に配置され、青色光LB、赤色光LR、および2つの緑色光LGは、システム光軸Axを中心として回転することにより、光変調装置6への入射位置が時間的に切り替わる。
この構成によれば、4つのサブ画素SX1~SX4のそれぞれに対して、4つの色光LB,LR,LGのそれぞれが時間的に均等に入射する構成を実現しやすい。
本実施形態のプロジェクター1において、切替部3は、イメージローテーター37を有する。
この構成によれば、既存のイメージローテーター37を用いることによって、簡易な構成を有する切替部3を実現することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、イメージローテーター37は、プリズム38と、プリズム38の光入射面38iおよび光射出面38oと交差する回転軸Acを中心としてプリズム38を回転させる回転機構39と、を有する。
この構成によれば、光源装置2から射出される光Lがプリズム38の内部を導光するため、光路長を短くでき、小型のイメージローテーター37が構成できるとともに、各色光LB,LR,LGの広がりを抑えることができる。
本実施形態のプロジェクター1において、プリズム38は、所定のタイミングで間欠的に回転する。
この構成によれば、液晶パネル61に画像データを書き込まない期間にプリズム38を回転させることができるため、各色光LB,LR,LGが隣り合うサブ画素に跨がって入射されることがなく、サブ画素単位での解像度を維持することができる。
本実施形態のプロジェクター1において、光源装置2は、レーザー光源を有する。
この構成によれば、画像品質に優れ、小型のプロジェクターを実現することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図面を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、切替部の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
図7は、第2実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
図7において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第2実施形態について、図面を用いて説明する。
第2実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、切替部の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
図7は、第2実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
図7において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、プロジェクター11は、光源装置2と、均一化装置4と、切替部9と、フィールドレンズ5と、光変調装置6と、投写光学装置7と、を備える。
切替部9は、イメージローテーター90を有する。イメージローテーター90は、複数のミラーと、複数のミラーを一体的に回転させる回転機構94と、を有する。本実施形態の場合、イメージローテーター90は、第1ミラー91、第2ミラー92、および第3ミラー93からなる3つのミラーを有する。
第1ミラー91、第2ミラー92、および第3ミラー93は、第2マルチレンズ42から重畳レンズ43に向けてこの順に配置されている。第1ミラー91は、第2マルチレンズ42から射出される光を第2ミラー92に向けて反射する。第2ミラー92は、第1ミラー91から射出される光を第3ミラー93に向けて反射する。第3ミラー93は、第2ミラー92から射出される光を重畳レンズ43に向けて反射する。第1ミラー91と第3ミラー93とは、システム光軸Ax上に設けられ、システム光軸Axに対して傾斜して配置されている。第2ミラー92は、システム光軸Axとは交差しない位置に設けられ、システム光軸Axに対して平行に配置されている。
第1ミラー91、第2ミラー92、および第3ミラー93は、第1ミラー91および第3ミラー93と交差し、システム光軸Axに平行な回転軸Acを有し、回転軸Acを中心として3つのミラーが一体的に回転可能に構成されている。回転軸Acは、システム光軸Ax上に位置する。また、回転機構94は、例えばステッピングモーターから構成され、回転軸Acを中心として3つのミラーを一体的に回転させる。切替部9は、3つのミラーを一体的に回転させることにより、光源装置2から射出される青色光LB、赤色光LR、および2つの緑色光LGを4つのサブ画素SX1~SX4のうちのいずれのサブ画素に入射させるかを4つの期間に分けて、時間的に切り替える。
以下、4つのサブ画素に対する各色光の入射位置の切り替えの具体例を説明する。
図8Aは、第1期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図8Bは、第1期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図9Aは、第2期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図9Bは、第2期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図10Aは、第3期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図10Bは、第3期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図11Aは、第4期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図11Bは、第4期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。なお、図8B、図9B、図10B、および図11Bは、+Z側から第3ミラー93を見た状態を示す。
図8Aは、第1期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図8Bは、第1期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図9Aは、第2期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図9Bは、第2期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図10Aは、第3期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図10Bは、第3期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。図11Aは、第4期間における3つのミラーの回転位置を示す模式図である。図11Bは、第4期間におけるミラー射出時の4つの色光の位置関係を示す模式図である。なお、図8B、図9B、図10B、および図11Bは、+Z側から第3ミラー93を見た状態を示す。
上記のような複数のミラー91,92,93を用いるイメージローテーター90においても、プリズム38を用いる第1実施形態のイメージローテーター37と同様、複数のミラー91,92,93を一体的に回転させることにより、複数のミラー91,92,93から射出される光による像を、複数のミラー91,92,93の回転角の2倍の角度だけ回転させることができる。
ここでは、第2ミラー92とXZ平面とのなす角を、ミラーの回転角と定義する。したがって、第2ミラー92とXZ平面とが平行である場合、ミラーの回転角は、0°である。また、複数のミラーは、-Z側から複数のミラーを見たとき、時計回りに回転するものとする。
図8Aに示すように、第1期間においては、ミラーの回転角は、0°である。このとき、図8Bに示すように、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から青色光LBが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から緑色光LGが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から赤色光LRが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から緑色光LGが射出される。これにより、第1期間においては、青色光LBが第1サブ画素SX1に入射し、位置P2から射出された緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、赤色光LRが第3サブ画素SX3に入射し、位置P4から射出された緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する。
次に、図9Aに示すように、第1期間の状態から複数のミラー91,92,93を45°回転させる。すなわち、第2期間においては、ミラーの回転角は、45°である。このとき、図9Bに示すように、各色光の位置関係は、第1期間の状態から90°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から緑色光LGが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から青色光LBが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から緑色光LGが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から赤色光LRが射出される。これにより、第2期間においては、位置P1から射出された緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、青色光LBが第2サブ画素SX2に入射し、位置P3から射出された緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、赤色光LRが第4サブ画素SX4に入射する。
次に、図10Aに示すように、第2期間の状態から複数のミラー91,92,93をさらに45°回転させる。すなわち、第3期間においては、ミラーの回転角は、90°である。このとき、図10Bに示すように、各色光の位置関係は、第2期間の状態からさらに90°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から赤色光LRが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から緑色光LGが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から青色光LBが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から緑色光LGが射出される。これにより、第3期間においては、赤色光LRが第1サブ画素SX1に入射し、位置P2から射出された緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、青色光LBが第3サブ画素SX3に入射し、位置P4から射出された緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する。
次に、図11Aに示すように、第3期間の状態から複数のミラー91,92,93をさらに45°回転させる。すなわち、第4期間においては、ミラーの回転角は、135°である。このとき、図11Bに示すように、各色光の位置関係は、第3期間の状態からさらに90°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向で+Y方向の位置P1から緑色光LGが射出され、+X方向で-Y方向の位置P2から赤色光LRが射出され、-X方向で-Y方向の位置P3から緑色光LGが射出され、-X方向で+Y方向の位置P4から青色光LBが射出される。これにより、第4期間においては、位置P1から射出された緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、赤色光LRが第2サブ画素SX2に入射し、位置P3から射出された緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、青色光LBが第4サブ画素SX4に入射する。
以降は、複数のミラー91,92,93を45°回転させる毎に、各色光の位置関係が回転前の状態から90°回転する動作を繰り返す。このように、切替部9は、青色光LBが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、赤色光LRが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第1期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、青色光LBが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、赤色光LRが第4サブ画素SX4に入射する第2期間と、赤色光LRが第1サブ画素SX1に入射し、緑色光LGが第2サブ画素SX2に入射し、青色光LBが第3サブ画素SX3に入射し、緑色光LGが第4サブ画素SX4に入射する第3期間と、緑色光LGが第1サブ画素SX1に入射し、赤色光LRが第2サブ画素SX2に入射し、緑色光LGが第3サブ画素SX3に入射し、青色光LBが第4サブ画素SX4に入射する第4期間と、を時間的に切り替える。
本実施形態においても、第1実施形態と同様、イメージローテーター90は、プロジェクター11による画像投写時に、複数のミラー91,92,93を連続的に回転させるのではなく、複数のミラー91,92,93を所定のタイミングで間欠的に回転させる構成を有する。所定のタイミングとは、例えばプロジェクター11の電源投入時、プロジェクター11の点灯後の一定時間経過時などである。いずれにしても、液晶パネル61に画像データを書き込まない期間に、複数のミラー91,92,93を回転させることが望ましい。このように、液晶パネル61によって変調された画像光は、投写光学装置7によって図示しないスクリーン等の被投写面上に投写される。
本実施形態のプロジェクター11においては、4つのサブ画素SX1~SX4に入射する色光LB,LR,LGが時間的に切り替わるため、4つのサブ画素SX1~SX4に供給する画像信号を、4つのサブ画素SX1~SX4に入射する色光LB,LR,LGの切り替えに連動させて時間的に切り替える。すなわち、液晶パネル61の各サブ画素SX1~SX4には、現在が第1期間~第4期間のいずれの期間であるかに応じて、当該期間に対応する色光の画像データが書き込まれる。
[第2実施形態の効果]
本実施形態のプロジェクター11においても、青色光LBの照射によるダメージが軽減され、液晶パネル61の信頼性低下を抑制できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクター11においても、青色光LBの照射によるダメージが軽減され、液晶パネル61の信頼性低下を抑制できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクター11において、イメージローテーター90は、複数のミラー91,92,93と、複数のミラーのうちの一部のミラーと交差する回転軸Acを中心として複数のミラー91,92,93を一体的に回転させる回転機構94と、を有する。
この構成によれば、イメージローテーター90が比較的軽量になり、回転機構94の負荷を低減できる。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図面を用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、液晶パネルの構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。液晶パネルの構成については後述する。
本実施形態で用いる図面において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第3実施形態について、図面を用いて説明する。
第3実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、液晶パネルの構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。液晶パネルの構成については後述する。
本実施形態で用いる図面において、第1実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図12Aは、第1期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図12Bは、第1期間におけるプリズム射出時の3つの色光の位置関係を示す模式図である。図13Aは、第2期間におけるプリズム38の回転位置を示す模式図である。図13Bは、第2期間におけるプリズム射出時の3つの色光の位置関係を示す模式図である。なお、図12Bおよび図13Bは、+Z側からプリズム38の光射出面38oを見た状態を示す。
図12Aおよび図13Aに示すように、本実施形態のプロジェクターにおいて、光源装置は、青色光LBを射出する第1光源ユニット51と、赤色光LRを射出する第2光源ユニット52と、緑色光LGを射出する第3光源ユニット53と、拡散板54と、ピックアップレンズ55と、を有する。
第1光源ユニット51は、青色光LBを射出するレーザー光源を有する。第2光源ユニット52は、赤色光LRを射出するレーザー光源を有する。第3光源ユニット53は、緑色光LGを射出するレーザー光源を有する。第1光源ユニット51、第2光源ユニット52、および第3光源ユニット53は、システム光軸Axに直交する方向(X軸方向)に直線状に配置されている。拡散板54は、3つの光源ユニット51,52,53に共通に設けられている。ピックアップレンズ55は、第1光源ユニット51、第2光源ユニット52、および第3光源ユニット53のそれぞれに対応して設けられている。
本実施形態の場合、プリズム38の光射出面に対向して混色防止マスク56が設けられている。混色防止マスク56は、異なる色光の混色を防止する。なお、混色防止マスク56は、設けられなくてもよい。
本実施形態のプロジェクターにおいて、光変調装置を構成する液晶パネルは、複数の画素を有する。図示を省略するが、複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を有する。第1サブ画素、第2サブ画素、および第3サブ画素は、液晶パネルの一方向(X軸方向)に直線状に並んでいる。すなわち、第1サブ画素、第2サブ画素、および第3サブ画素は、3つの光源ユニット51,52,53が並ぶ方向に配置されている。第3サブ画素は、第1サブ画素と第2サブ画素との間に位置する。
プロジェクターは、第1実施形態と同様、プリズム38を有するイメージローテーター37からなる切替部3を備える。したがって、本実施形態においても、プリズム38を回転させることにより、プリズム38の光射出面38oから射出される光による像を、プリズム38の回転角の2倍の角度だけ回転させることができる。
以下、3つのサブ画素に対する各色光の入射位置の切り替えの具体例を説明する。
図12Aに示すように、第1期間においては、プリズム38の回転角は、0°である。このとき、図12Bに示すように、システム光軸Axを中心として、+X方向の位置P1から青色光LBが射出され、-X方向の位置P2から赤色光LRが射出され、位置P1と位置P2との間の位置P3から緑色光LGが射出される。これにより、第1期間においては、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射し、緑色光LGが第3サブ画素に入射する。
図12Aに示すように、第1期間においては、プリズム38の回転角は、0°である。このとき、図12Bに示すように、システム光軸Axを中心として、+X方向の位置P1から青色光LBが射出され、-X方向の位置P2から赤色光LRが射出され、位置P1と位置P2との間の位置P3から緑色光LGが射出される。これにより、第1期間においては、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射し、緑色光LGが第3サブ画素に入射する。
次に、図13Aに示すように、第1期間の状態からプリズム38を90°回転させる。すなわち、第2期間においては、プリズム38の回転角は、90°である。このとき、図13Bに示すように、各色光の位置関係は、第1期間の状態から180°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向の位置P1から赤色光LRが射出され、-X方向の位置P2から青色光LBが射出され、位置P1と位置P2との間の位置P3から緑色光LGが射出される。これにより、第2期間においては、赤色光LRが第1サブ画素に入射し、青色光LBが第2サブ画素に入射し、緑色光LGが第3サブ画素に入射する。
以降は、プリズム38を90°回転させる毎に、各色光の位置関係が回転前の状態から180°回転する動作を繰り返す。このように、切替部3は、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射する第1期間と、青色光LBが第2サブ画素に入射し、赤色光LRが第1サブ画素に入射する第2期間と、を時間的に切り替え、切替部3の光射出面38oにおいて、緑色光LGの射出位置を中心として、青色光LBの射出位置と赤色光LRの射出位置とが時間的に互いに入れ替わる。
本実施形態においても、液晶パネルに画像データを書き込まない期間に、プリズム38を回転させることが望ましい。また、第1サブ画素と第2サブ画素とに入射する色光が時間的に切り替わるため、第1サブ画素と第2サブ画素とに供給する画像信号を、第1サブ画素と第2サブ画素とに入射する色光の切り替えに連動させて時間的に切り替える。
[第3実施形態の効果]
本実施形態のプロジェクターは、青色光LBと、赤色光LRと、緑色光LGと、を含む光を射出する光源装置と、光源装置から射出される光が入射する切替部3と、切替部3から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備える。光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を有する。切替部3は、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射する第1期間と、青色光LBが第2サブ画素に入射し、赤色光LRが第1サブ画素に入射する第2期間と、を時間的に切り替え、切替部3の光射出面38oにおいて、緑色光LGの射出位置を中心として、青色光LBの射出位置と赤色光LRの射出位置とが時間的に互いに入れ替わる。
本実施形態のプロジェクターは、青色光LBと、赤色光LRと、緑色光LGと、を含む光を射出する光源装置と、光源装置から射出される光が入射する切替部3と、切替部3から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備える。光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を有する。切替部3は、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射する第1期間と、青色光LBが第2サブ画素に入射し、赤色光LRが第1サブ画素に入射する第2期間と、を時間的に切り替え、切替部3の光射出面38oにおいて、緑色光LGの射出位置を中心として、青色光LBの射出位置と赤色光LRの射出位置とが時間的に互いに入れ替わる。
この構成によれば、液晶パネルの各画素を構成する3つのサブ画素のうち、2つのサブ画素に入射する色光が時間的に切り替わる。すなわち、特定のサブ画素に対して、常に同じ色光が入射することがない。例えば青色光LBに着目すると、青色光LBは、第1期間では第1サブ画素に入射し、第2期間では第2サブ画素に入射する。特に青色光LBは、赤色光LRおよび緑色光LGに比べてエネルギーが高く、当該青色光LBが照射されるサブ画素に対して光照射によるダメージを及ぼしやすい。この問題に対して、本実施形態では、上述したように、青色光LBが入射するサブ画素が時間的に切り替わるため、青色光LBの照射によるダメージが軽減され、液晶パネルの信頼性低下を抑制することができる。その他、本実施形態のプロジェクターにおいても第1実施形態と同様の効果が得られる。
[第4実施形態]
以下、本発明の第4実施形態について、図面を用いて説明する。
第4実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、液晶パネルおよび切替部の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
本実施形態で用いる図面において、以前の実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
以下、本発明の第4実施形態について、図面を用いて説明する。
第4実施形態のプロジェクターの構成は第1実施形態と同様であり、液晶パネルおよび切替部の構成が第1実施形態と異なる。そのため、プロジェクターの全体構成の説明は省略する。
本実施形態で用いる図面において、以前の実施形態で用いた図面と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図14Aは、第1期間における複数のミラー91,92,93の回転位置を示す模式図である。図14Bは、第1期間における第3ミラー93射出時の3つの色光の位置関係を示す模式図である。図15Aは、第2期間における複数のミラー91,92,93の回転位置を示す模式図である。図15Bは、第2期間における第3ミラー93射出時の3つの色光の位置関係を示す模式図である。なお、図14Bおよび図15Bは、+Z側から第3ミラー93を見た状態を示す。
図14Aおよび図15Aに示すように、本実施形態のプロジェクターにおいて、光源装置は、第3実施形態と同様、青色光LBを射出する第1光源ユニット51と、赤色光LRを射出する第2光源ユニット52と、緑色光LGを射出する第3光源ユニット53と、を有する。また、液晶パネルにおける複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を有する。
プロジェクターは、第2実施形態と同様、複数のミラー91,92,93を有するイメージローテーター90からなる切替部9を備える。したがって、本実施形態においても、複数のミラー91,92,93を回転させることにより、複数のミラー91,92,93から射出される光による像を、複数のミラー91,92,93の回転角の2倍の角度だけ回転させることができる。
以下、3つのサブ画素に対する各色光の入射位置の切り替えの具体例を説明する。
図14Aに示すように、第1期間においては、ミラーの回転角は、0°である。このとき、図14Bに示すように、システム光軸Axを中心として、+X方向の位置P1から青色光LBが射出され、-X方向の位置P2から赤色光LRが射出され、位置P1と位置P2との間の位置P3から緑色光LGが射出される。これにより、第1期間においては、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射し、緑色光LGが第3サブ画素に入射する。
図14Aに示すように、第1期間においては、ミラーの回転角は、0°である。このとき、図14Bに示すように、システム光軸Axを中心として、+X方向の位置P1から青色光LBが射出され、-X方向の位置P2から赤色光LRが射出され、位置P1と位置P2との間の位置P3から緑色光LGが射出される。これにより、第1期間においては、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射し、緑色光LGが第3サブ画素に入射する。
次に、図15Aに示すように、第1期間の状態から複数のミラー91,92,93を90°回転させる。すなわち、第2期間においては、ミラーの回転角は、90°である。このとき、図15Bに示すように、各色光の位置関係は、第1期間の状態から180°回転する。すなわち、システム光軸Axを中心として、+X方向の位置P1から赤色光LRが射出され、-X方向の位置P2から青色光LBが射出され、位置P1と位置P2との間の位置P3から緑色光LGが射出される。これにより、第2期間においては、赤色光LRが第1サブ画素に入射し、青色光LBが第2サブ画素に入射し、緑色光LGが第3サブ画素に入射する。
以降は、複数のミラー91,92,93を90°回転させる毎に、各色光の位置関係が回転前の状態から180°回転する動作を繰り返す。このように、切替部9は、青色光LBが第1サブ画素に入射し、赤色光LRが第2サブ画素に入射する第1期間と、青色光LBが第2サブ画素に入射し、赤色光LRが第1サブ画素に入射する第2期間と、を時間的に切り替え、切替部9の光射出面において、緑色光LGの射出位置を中心として、青色光LBの射出位置と赤色光LRの射出位置とが時間的に互いに入れ替わる。
本実施形態においても、液晶パネルに画像データを書き込まない期間に、複数のミラー91,92,93を回転させることが望ましい。また、第1サブ画素と第2サブ画素とに入射する色光が時間的に切り替わるため、第1サブ画素と第2サブ画素とに供給する画像信号を、第1サブ画素と第2サブ画素とに入射する色光の切り替えに連動させて時間的に切り替える。
[第4実施形態の効果]
本実施形態のプロジェクターにおいても、青色光LBの照射によるダメージが軽減され、液晶パネルの信頼性低下を抑制できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。また、イメージローテーター90が比較的軽量になり、回転機構の負荷を低減できる、といった第2実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態のプロジェクターにおいても、青色光LBの照射によるダメージが軽減され、液晶パネルの信頼性低下を抑制できる、といった第1実施形態と同様の効果が得られる。また、イメージローテーター90が比較的軽量になり、回転機構の負荷を低減できる、といった第2実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば上記実施形態のプロジェクターは、イメージローテーターを所定のタイミングで間欠的に回転させる構成を有しているが、この構成に代えて、イメージローテーターを連続的に回転させる構成を有していてもよい。
例えば上記実施形態のプロジェクターは、イメージローテーターを所定のタイミングで間欠的に回転させる構成を有しているが、この構成に代えて、イメージローテーターを連続的に回転させる構成を有していてもよい。
その他、プロジェクターの各構成要素の形状、数、配置等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。また、本発明を、投写光学装置を持たない表示装置に適用してもよい。
本発明の一つの態様の表示装置は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置は、第1波長帯の第1光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出される光が入射する切替部と、前記切替部から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備え、前記光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、前記複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を少なくとも有し、前記切替部は、前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射する第1期間と、前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射する第2期間と、前記第1光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射する第3期間と、を時間的に切り替える。
本発明の一つの態様の表示装置は、第1波長帯の第1光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出される光が入射する切替部と、前記切替部から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備え、前記光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、前記複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を少なくとも有し、前記切替部は、前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射する第1期間と、前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射する第2期間と、前記第1光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射する第3期間と、を時間的に切り替える。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記複数の画素のそれぞれは、第4サブ画素をさらに有し、前記切替部は、前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光が前記第3サブ画素に入射し、前記第3光が前記第4サブ画素に入射する第1期間と、前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光が前記第4サブ画素に入射する第2期間と、前記第2光が前記第1サブ画素に入射し、前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第1光が前記第3サブ画素に入射し、前記第3光が前記第4サブ画素に入射する第3期間と、前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光が前記第2サブ画素に入射し、前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第1光が前記第4サブ画素に入射する第4期間と、を時間的に切り替えてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記光源装置は、前記第1光を射出する第1光源ユニットと、前記第2光を射出する第2光源ユニットと、前記第3光を射出する第3光源ユニットと、前記第3光を射出する第4光源ユニットと、を有し、前記第1光源ユニット、前記第2光源ユニット、前記第3光源ユニット、および前記第4光源ユニットは、前記光源装置の光軸の方向から見て2行2列に配列され、前記第3光源ユニットと前記第4光源ユニットとは、前記光源装置の光軸の方向から見て対角位置に配置されていてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記第1光源ユニット、前記第2光源ユニット、前記第3光源ユニット、および前記第4光源ユニットは、前記光源装置の光軸から互いに等しい距離に配置され、前記第1光、前記第2光、および2つの前記第3光は、前記光源装置の光軸を中心として回転することにより、前記光変調装置への入射位置が時間的に切り替わってもよい。
本発明の他の一つの態様の表示装置は、第1波長帯の第1光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出される光が入射する切替部と、前記切替部から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、を備え、前記光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、前記複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、を少なくとも有し、前記切替部は、前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光が前記第2サブ画素に入射する第1期間と、前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光が前記第1サブ画素に入射する第2期間と、を時間的に切り替え、前記切替部の光射出面において、前記第3光の射出位置を中心として前記第1光の射出位置と前記第2光の射出位置とが時間的に互いに入れ替わる。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記切替部は、イメージローテーターを有していてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記イメージローテーターは、プリズムと、前記プリズムの光入射面および光射出面と交差する回転軸を中心として前記プリズムを回転させる回転機構と、を有していてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記イメージローテーターは、複数のミラーと、前記複数のミラーのうちの一部のミラーと交差する回転軸を中心として前記複数のミラーを一体的に回転させる回転機構と、を有していてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記イメージローテーターは、所定のタイミングで間欠的に回転してもよい。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記光源装置は、レーザー光源を有していてもよい。
本発明の一つの態様の表示装置において、前記第1光は青色光であり、前記第2光は赤色光であり、前記第3光は緑色光であってもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の表示装置と、前記表示装置から射出される光を投写する投写光学装置と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の表示装置と、前記表示装置から射出される光を投写する投写光学装置と、を備える。
1,11…プロジェクター、2…光源装置、3…切替部、6…光変調装置、7…投写光学装置、9…切替部、21,51…第1光源ユニット、22,52…第2光源ユニット、23,53…第3光源ユニット、24…第4光源ユニット、31…レーザー光源、37,90…イメージローテーター、38…プリズム、38i…光入射面、38o…光射出面、39,94…回転機構、91…第1ミラー、92…第2ミラー、93…第3ミラー、Ac…回転軸、Ax…システム光軸、LB…青色光(第1光)、LR…赤色光(第2光)、LG…緑色光(第3光)、PX…画素、SX…サブ画素、SX1…第1サブ画素、SX2…第2サブ画素、SX3…第3サブ画素、SX4…第4サブ画素。
Claims (12)
- 第1波長帯の第1光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、
前記光源装置から射出される光が入射する切替部と、
前記切替部から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
を備え、
前記光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、
前記複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、第3サブ画素と、を少なくとも有し、
前記切替部は、
前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射する第1期間と、
前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射する第2期間と、
前記第1光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光または前記第3光が前記第2サブ画素に入射する第3期間と、
を時間的に切り替える、表示装置。 - 前記複数の画素のそれぞれは、第4サブ画素をさらに有し、
前記切替部は、
前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光が前記第3サブ画素に入射し、前記第3光が前記第4サブ画素に入射する第1期間と、
前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第2光が前記第4サブ画素に入射する第2期間と、
前記第2光が前記第1サブ画素に入射し、前記第3光が前記第2サブ画素に入射し、前記第1光が前記第3サブ画素に入射し、前記第3光が前記第4サブ画素に入射する第3期間と、
前記第3光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光が前記第2サブ画素に入射し、前記第3光が前記第3サブ画素に入射し、前記第1光が前記第4サブ画素に入射する第4期間と、
を時間的に切り替える、請求項1に記載の表示装置。 - 前記光源装置は、
前記第1光を射出する第1光源ユニットと、
前記第2光を射出する第2光源ユニットと、
前記第3光を射出する第3光源ユニットと、
前記第3光を射出する第4光源ユニットと、を有し、
前記第1光源ユニット、前記第2光源ユニット、前記第3光源ユニット、および前記第4光源ユニットは、前記光源装置の光軸の方向から見て2行2列に配列され、
前記第3光源ユニットと前記第4光源ユニットとは、前記光源装置の光軸の方向から見て対角位置に配置されている、請求項2に記載の表示装置。 - 前記第1光源ユニット、前記第2光源ユニット、前記第3光源ユニット、および前記第4光源ユニットは、前記光源装置の光軸から互いに等しい距離に配置され、
前記第1光、前記第2光、および2つの前記第3光は、前記光源装置の光軸を中心として回転することにより、前記光変調装置への入射位置が時間的に切り替わる、請求項3に記載の表示装置。 - 第1波長帯の第1光と、前記第1波長帯とは異なる第2波長帯の第2光と、前記第1波長帯および前記第2波長帯とは異なる第3波長帯の第3光と、を含む光を射出する光源装置と、
前記光源装置から射出される光が入射する切替部と、
前記切替部から射出される光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
を備え、
前記光変調装置は、複数の画素を有する液晶パネルを有し、
前記複数の画素のそれぞれは、第1サブ画素と、第2サブ画素と、を少なくとも有し、
前記切替部は、
前記第1光が前記第1サブ画素に入射し、前記第2光が前記第2サブ画素に入射する第1期間と、
前記第1光が前記第2サブ画素に入射し、前記第2光が前記第1サブ画素に入射する第2期間と、
を時間的に切り替え、
前記切替部の光射出面において、前記第3光の射出位置を中心として前記第1光の射出位置と前記第2光の射出位置とが時間的に互いに入れ替わる、表示装置。 - 前記切替部は、イメージローテーターを有する、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の表示装置。
- 前記イメージローテーターは、プリズムと、前記プリズムの光入射面および光射出面と交差する回転軸を中心として前記プリズムを回転させる回転機構と、を有する、請求項6に記載の表示装置。
- 前記イメージローテーターは、複数のミラーと、前記複数のミラーのうちの一部のミラーと交差する回転軸を中心として前記複数のミラーを一体的に回転させる回転機構と、を有する、請求項6に記載の表示装置。
- 前記イメージローテーターは、所定のタイミングで間欠的に回転する、請求項7または請求項8に記載の表示装置。
- 前記光源装置は、レーザー光源を有する、請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の表示装置。
- 前記第1光は青色光であり、前記第2光は赤色光であり、前記第3光は緑色光である、請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の表示装置。
- 請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の表示装置と、
前記表示装置から射出される光を投写する投写光学装置と、
を備える、プロジェクター。
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