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JP7556729B2 - 中柱固定用受皿 - Google Patents

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JP7556729B2 JP2020162749A JP2020162749A JP7556729B2 JP 7556729 B2 JP7556729 B2 JP 7556729B2 JP 2020162749 A JP2020162749 A JP 2020162749A JP 2020162749 A JP2020162749 A JP 2020162749A JP 7556729 B2 JP7556729 B2 JP 7556729B2
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Description

本発明は、中柱固定用受皿に関するものである。
開口幅が大きい開口部を複数のシャッターで開閉する場合には中柱が用いられる。中柱は、側部にシャッターカーテンの端部を案内するガイド溝を備えており、見付部の下端部位に設けた上げ落とし金具のロッドを、地面の所定位置に埋設した中柱固定用受皿に落とし込むことで、開口部の幅方向の所定位置に固定される。
このような中柱固定用受皿は、特許文献1、2に開示されている。中柱固定用受皿のタイプとしては、特許文献1に開示されたように、開口幅方向に延びる長孔から垂直に延びる凹部を備えたもの、特許文献2に開示されたように、箱状の上面に複数の丸孔を形成したものがある。
前者のタイプでは、凹部に侵入した塵芥を掻き出しやすいように、受皿プレートの長孔の縁部から凹部の壁が垂直に延びている。しかしながら、受皿を地面や床面に埋設する時に、勾配や不陸があると、勾配に沿って傾斜状に受皿のプレート8が設置されることにより、通常は垂直に延びる凹部の壁90´´、91´´が傾斜して埋設されることになる。このような場合、長孔の短手方向の幅寸法と上げ落とし金具6のロッド600とのクリアランスは小さいため、図12に示すように、上げ落とし金具6のロッド600が凹部の傾斜状の壁90´´に接触してしまい、ロッド600が所定深さd2まで下降ができなくなるおそれがある。上げ落とし金具においては、ロッドを所定深さまで下降させることで上げ落とし金具が施錠状態となり、受皿に対するロッドの下降状態が保持されるものがある(特許文献3)。したがって、ロッドが凹部の傾斜状の壁90´´に接触して、深さd2まで下降できない場合には、ロッド600の降下状態が保持できず、中柱5の固定に支障を来すおそれがある。
実開昭61-26895 実公平05-10155 特開2018-48466
本発明は、中柱固定用受皿が傾いた姿勢で設置された場合であっても、中柱の固定を可能とする中柱固定用受皿を提供することを目的とするものである。
本発明が採用した第1の技術手段は、
長孔状の受孔が形成されたプレートと、前記受孔を開口として、前記プレートの下面に形成された凹部と、を備え、中柱固定時に、前記開口から前記凹部内に中柱固定用ロッドを受け入れる中柱固定用受皿において、
前記受孔は、第1長縁と、第2長縁と、左右の側縁と、からなり、
前記凹部は、上端が第1長縁と一致する第1壁と、上端が第2長縁と一致する第2壁と、上端が左右の側縁とそれぞれ一致する左右の側壁と、底部と、からなり、
前記凹部は、当該凹部の底部が中柱固定時の前記ロッドの下端に対応する深さ位置よりも下方に位置するような深さを備えており、
前記第1壁と前記第2壁は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びている、
中柱固定用受皿、である。
1つの態様では、中柱固定用受皿の凹部の前記第1壁と前記第2壁は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びており、さらに前記深さ位置を超える深さから底部に向かって連続状に延びている。
すなわち、凹部の第1壁と第2壁の内面は、受孔の縁部から底部に至るまで凹凸等がない連続面となっている。
1つの態様では、前記第1壁と前記第2壁は、上端から前記底部まで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びている。
1つの態様では、前記第1壁と前記第2壁は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びており、さらに前記深さ位置を超える深さから底部に向かって漸次接近しながら連続状に延びている。
典型的には、前記受孔は、2本の中柱固定用ロッドを受け入れるものであるが、1つの受孔が受け入れるロッドの本数は限定されない。
本発明が採用した第2の技術手段は、
少なくとも1つの丸孔状の受孔が形成されたプレートと、前記受孔を開口として、前記プレートの下面に形成された凹部と、を備え、中柱固定時に、前記開口から前記凹部内に中柱固定用ロッドを受け入れる中柱固定用受皿において、
前記凹部の壁面の上端は、前記受孔と一致しており、
前記凹部は、当該凹部の底部が中柱固定時の前記ロッドの下端に対応する深さ位置よりも下方に位置するような深さを備えており、
前記凹部の壁面は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって径が連続状に拡径しながら延びている、
中柱固定用受皿、である。
1つの態様では、中柱固定用受皿の凹部の前記壁面は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって漸次拡径しながら連続状に延びており、さらに前記深さ位置を超える深さから底部に向かって連続状に延びている。
すなわち、凹部の側壁の内面は、受孔の縁部から底部に至るまで凹凸等がない連続面となっている。
1つの態様では、前記凹部の壁面は、上端から前記底部まで、下方に向かって径が連続状に拡径しながら延びている。
1つの態様では、 前記凹部の壁面は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって径が連続状に拡径しながら延びており、さらに前記深さ位置を超える深さから底部に向かって漸次縮径しながら連続状に延びている。
典型的には、プレートには2本の中柱固定用ロッドをそれぞれ受け入れるべく2つの受孔が形成されているが、受孔の個数は限定されない。
本発明は、中柱固定用受皿が傾いた姿勢で設置された場合であっても、上げ落とし金具のロッドが受皿の凹部内の所定深さ位置まで下降することを可能とし、中柱の固定を可能とするものである。
中柱固定用受皿の凹部の上端は、プレートに形成した受孔の縁と一致しているので、凹部に侵入した塵芥の掻き出し作業も容易である。
二連装のシャッター装置の正面図である。 二連装のシャッター装置の中柱を示す縦断面図である。 第1実施形態に係る中柱固定用受皿を示す図である。 中柱の下端部位に設けられた上げ落とし金具の側面図及び正面図を示し、また、第1実施形態に係る中柱固定用受皿が示されている。 中柱固定用ロッドと水平姿勢にある中柱固定用受皿との関係を示す図である。 中柱固定用ロッドと傾斜姿勢にある中柱固定用受皿との関係を示す図である。 第1実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿を示す図である。 中柱固定用ロッドと水平姿勢にある中柱固定用受皿との関係を示す図である。 中柱固定用ロッドと傾斜姿勢にある中柱固定用受皿との関係を示す図である。 第2実施形態に係る中柱固定用受皿を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿を示す図である。 中柱固定用ロッドと傾斜姿勢にある従来の中柱固定用受皿との関係を示す図である。
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、二連装の軽量シャッターの正面図であり、第1のシャッターカーテン1と第2のシャッターカーテン2とから建物開口部を開閉するようになっている。建物開口部の幅方向両端には第1ガイドレール3、第2ガイドレール4が立設されており、建物開口部の幅方向中央部位には中柱5が設けてある。中柱5は、第1見付部50、第2見付部51と、左右の側部52、53から断面視略方形状を有しており、側部52には第1ガイド溝54、側部53には第2ガイド溝が高さ方向に亘って形成されている。中柱5の第1見付部50の下方部位には、上げ落とし金具6が設けてある。地面GLの所定部位には、上げ落とし金具6を用いて、中柱5の下端部位を固定する中柱固定用受皿7が埋設されている。
中柱5を所定位置に設置することで、建物開口部は第1開口部と第2開口部に区画され、第1のシャッターカーテン1は、幅方向一端が第1ガイドレール3、幅方向他端が中柱5の第1ガイド溝54に案内されて昇降することで第1開口部を開閉し、第2のシャッターカーテン2は、幅方向一端が第2ガイドレール4、幅方向他端が中柱5の第2ガイド溝(図示せず)に案内されて昇降することで第2開口部を開閉する。
上げ落とし金具6は、左右の中柱固定用ロッド600、600と、上側の把持部601とから逆U字形状の

上げ落とし棒60と、上げ落とし棒60を上下動可能に支持するケース61と、を備えている。上げ落とし棒60は、中柱非固定時の上側位置(解錠状態)と、中柱固定時の下側位置(施錠状態)の間で上下動可能となっている。図4~6、図8、図9において、上側位置にあるロッド600を実線で示し、下側位置にあるロッド600を二点鎖線で示す。
本実施形態に係る上げ落とし金具6は、上げ落とし棒60を所定のストローク押し下げて、ロッド600上のピンがロックピースの係止部を乗り越えた時点で施錠して押し下げ状態を保持する構造となっており、下側位置(ロッド600の下端が深さd2となる)まで上げ落とし棒60を降下させないと、上げ落とし棒60の下降状態が維持できない。また、両方のロッド600には、スプリングが組み込まれている。上げ落とし金具6の具体的な構造については、特許文献3を参照することができる。
[中柱固定用受皿の第1実施形態]
図3に示すように、第1実施形態に係る中柱固定用受皿7は、開口幅方向に延びる長孔状の受孔80が形成されたプレート8と、受孔80を上端の開口として、プレート8の下面に形成された凹部9と、を備え、プレート8の上面が地面GLと一致するように建物開口部下方に埋設されている。中柱固定用受皿は、中柱固定時に、プレート8の開口(受孔80)から凹部9内にロッド600を受け入れるようになっている。
プレート8に形成された受孔80は、第1長縁800と、第2長縁801と、左右の側縁802、803と、からなり、凹部9は、上端が受孔80の第1長縁800と一致する第1壁90と、上端が第2長縁801と一致する第2壁91と、上端が左右の側縁802、803とそれぞれ一致する左右の側壁92、93と、底部94と、からなる。本実施形態では、凹部9は、凹部9の第1壁90、第2壁91を形成する板材の上端に折曲片をプレート8の下面に当接させて溶接し、側壁92、93の上端をプレート8の下面に溶接することで、プレート8に固定されている。受孔80の短手方向の幅(第1長縁800と第2長縁801との最短距離)は、ロッド600の径よりも少し大きい寸法となっており、ロッド600を受け入れた時に、中柱の固定に影響を与えない程度のクリアランス(受孔80とロッド600とのクリアランス)となっている。
凹部9は、底部94が、中柱固定時のロッド600の下端に対応する深さ位置d2よりも下方に位置するような深さd1を備えており、凹部9の底部94は、凹部9内に落とし込まれたロッド600の下端よりも下方に位置している。凹部9の第1壁90と第2壁91は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びている。凹部9の第1壁90と第2壁91との距離(プレート8の面に平行な仮想面上における最短距離)は、受孔80の短手方向の幅に対して、上端から下方に向かって連続状に拡大している。水平状の底部94の短手方向の幅寸法は、受孔80の短手方向の幅寸法よりも大きく、底部94の長手方向の幅寸法は、受孔80の長手方向の幅寸法と同じである。
第1実施形態に係る中柱固定用受皿7において、凹部9の第1壁90と第2壁91は、底部94に至るまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びている。第1実施形態に係る中柱固定用受皿7において、凹部9の第1壁90と第2壁91は、側面視下方に向かって拡開状に延びる傾斜平面となっており、凹部9は、傾斜状の第1壁90と第2壁91と水平状の底部94とから側面視略台形状に形成されている。なお、第1壁90と第2壁91は、緩やかな湾曲面を形成するものでもよい。凹部9の左右の側壁92、93は、プレート8に対して垂直に延びる垂直壁である。
図5は、上げ落とし金具6のロッド600と水平姿勢にある中柱固定用受皿7との関係を示す。上げ落とし金具6のロッド600が中柱固定用受皿7の受孔80から凹部9内に落とし込まれており、ロッド600の下端は深さ位置d2に位置しており、ロッド600の下降状態が維持されている。
図6は、上げ落とし金具6のロッド600と傾斜姿勢(前後方向)にある中柱固定用受皿7との関係を示す図であり、中柱固定用受皿7のプレート8が地面GLの傾斜(最大傾斜4°を想定)に応じて傾斜することによって、中柱固定用受皿7が傾斜姿勢で埋設されており、凹部9も傾斜することになる。第1実施形態に係る凹部9の第1壁90と第2壁91は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びているので、図示の態様では、傾斜姿勢にある凹部9において、第1壁90は、略垂直状に延びており、第2壁91は、より大きな傾斜角度で延びている。この状態において、ロッド600を受孔80から凹部9に落とし込んだ時には、ロッド600が凹部9の第1壁90ないし第2壁91に接触することはなく、ロッド600は、ロッド600の下端が適正な深さ位置d2となるまで下降して、下降状態が維持される。なお、本実施形態では、凹部9の左右の側壁92、93は垂直壁であるが、第1壁90、第2壁91と同様に、上端から底部94に至るまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びる傾斜壁とすることで中柱固定用受皿7が左右方向に傾斜している場合に対応させることができる。
第1実施形態に係る中柱固定用受皿7の凹部9において、凹部9の壁面(第1壁90、第2壁91、左右の側壁92、93の内面)の上端が受孔80の縁(第1長縁800、第2長縁801、側縁802、803)に一致しており、壁面は底部94から上端の受孔80に至るまで連続状(凹凸等が存在しない)に延びているので、凹部9に侵入した塵芥の掻き出し作業が容易である。
[中柱固定用受皿の第1実施形態の変形例]
第1実施形態に係る中柱固定用受皿7の変形例を図7に示す。図3に示す中柱固定用受皿7と図7に示す中柱固定用受皿7は、第1壁及び第2壁の形状において相違し、その他の構成については実質的に同じであり、同一の構成要素については同様の参照番号が付されており、第1実施形態に係る説明を適宜援用することができる。
第1実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿7の凹部9は、底部94が、中柱固定時のロッド600の下端に対応する深さ位置d2よりも下方に位置するような深さd1を備えており、凹部9の底部94は、凹部9内に落とし込まれたロッド600の下端よりも下方に位置している。凹部9の第1壁90´と第2壁91´は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びる第1部分900、910と、第1部分900、910の下端から底部94に向かって漸次接近しながら連続状に延びる第2部分901、911と、からなる。水平状の底部94の短手方向の幅寸法は、受孔80の短手方向の幅寸法と同じであり、底部94の長手方向の幅寸法は、受孔80の長手方向の幅寸法と同じである。凹部9の第1壁90´の第1部分900と第2壁91´の第1部分910は、側面視下方に向かって拡開状に延びる傾斜平面となっており、第2部分901、911は、第1部分900、910の下端から水平状の底部94に向かって延びる傾斜平面となっている。なお、第1壁90´と第2壁91´は、緩やかな湾曲面を形成するものでもよい。また、第2部分901、911は垂直壁であってもよく、この場合、水平状の底部94の短手方向の幅寸法は、受孔80の短手方向の幅寸法よりも大きくなる。
図8は、上げ落とし金具6のロッド600と水平姿勢にある中柱固定用受皿7との関係を示す。上げ落とし金具6のロッド600が中柱固定用受皿7の受孔80から凹部9内に落とし込まれており、ロッド600の下端は深さ位置d2に位置しており、ロッド600の下降状態が維持されている。
図9は、上げ落とし金具6のロッド600と傾斜姿勢(前後方向)にある中柱固定用受皿7との関係を示す図であり、中柱固定用受皿7のプレート8が地面GLの傾斜(最大傾斜4°を想定)に応じて傾斜することによって、中柱固定用受皿7が傾斜姿勢で埋設されており、凹部9も傾斜することになる。第1実施形態の変形例に係る凹部9の第1壁90´の第1部分900と第2壁91´の第1部分910は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びているので、図示の態様では、傾斜姿勢にある凹部9において、第1壁90´の第1部分900は、略垂直状に延びており、第2壁91´の第1部分910は、より大きな傾斜角度で延びている。この状態において、ロッド600を受孔80から凹部9に落とし込んだ時には、ロッド600が凹部9の第1壁90´ないし第2壁91´に接触することはなく、ロッド600は、ロッド600の下端が適正な深さ位置d2となるまで下降する。なお、本実施形態では、凹部9の左右の側壁92、93は垂直壁であるが、第1壁90´、第2壁91´と同様に、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びる傾斜壁を備えるようにすることで中柱固定用受皿7が左右方向に傾斜している場合に対応させることができる。
第1実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿7の凹部9において、凹部9の壁面(第1壁90´、第2壁91´、左右の側壁92、93の内面)の上端が受孔80の縁(第1長縁800、第2長縁801、側縁802、803)に一致しており、壁面は底部94から上端の受孔80に至るまで連続状(凹凸等が存在しない)に延びているので、凹部9に侵入した塵芥の掻き出し作業が容易である。
[中柱固定用受皿の第2実施形態]
図10に示すように、第2実施形態に係る中柱固定用受皿7は、開口幅方向に離間した2つの丸孔状の受孔80´が形成されたプレート8と、各受孔80´を上端の開口として、プレート8の下面に形成された凹部9´と、を備え、プレート8の上面が地面GLと一致するように建物開口部下方に埋設されている。中柱固定用受皿は、中柱固定時に、プレート8の開口(受孔80´)から凹部9´内に上げ落とし金具6のロッド600を受け入れるようになっている。
プレート8に形成された受孔80´は、円形状の縁部を備え、凹部9´は、上端(内面)が受孔80´の縁部と一致している側壁95と、側壁95の下端の水平状の底部94と、からなる。本実施形態では、凹部9´は、凹部9´の側壁95の外面の上端をプレート8の下面に溶接することで、プレート8に固定されている。受孔80´の径は、中柱固定用ロッド600の径よりも少し大きい寸法となっており、ロッド600を受け入れた時に、中柱の固定に影響を与えない程度のクリアランス(受孔80´とロッド600とのクリアランス)となっている。
各凹部9´は、底部94が、中柱固定時のロッド600の下端に対応する深さ位置d2よりも下方に位置するような深さd1を備えており、凹部9´の底部94は、凹部9´内に落とし込まれたロッド600の下端よりも下方に位置している。凹部9´の側壁95は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって漸次拡径しながら連続状に延びている。凹部9´の側壁95の径は、受孔80´の径に対して、下方に向かって連続状に拡大している。底部94の径は、受孔80´の径よりも大きい。第2実施形態に係る中柱固定用受皿7において、凹部9´の側壁95の径は、底部94に至るまで、下方に向かって漸次拡径しながら連続状に延びており、凹部9´は円錐台状に形成されている。
第2実施形態に係る中柱固定用受皿7のプレート8が傾斜状の地面GLに応じて傾斜姿勢(前後方向)で埋設される時には、凹部9´も傾斜することになる。第2実施形態に係る凹部9´の側壁95は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって漸次拡径しながら連続状に延びているので、想定された最大傾斜姿勢(4°)にある凹部9´において、傾斜姿勢の凹部9´の側壁95が平面視(矢印方向、ロッド600の下降方向でもある)において受孔80´(プレート8は傾斜姿勢にある)の内側に位置することがない(図10右上図参照)。この状態において、中柱固定用ロッド600を受孔80´から凹部9´に落とし込んだ時には、ロッド600が凹部9の側壁95に接触することはなく、ロッド600は、ロッド600の下端が適正な深さ位置d2となるまで下降する。図10右上図では、中柱固定用受皿7が前後方向に傾斜した場合を示したが、第2実施形態に係る中柱固定用受皿7は、中柱固定用受皿7が左右方向に傾斜した場合にも対応することができる。
第2実施形態に係る中柱固定用受皿7の凹部9´において、凹部9´の壁面(側壁95)の上端が受孔80´の縁に一致しており、壁面は底部94から上端に至るまで連続状(凹凸等が存在しない)に延びているので、凹部9´に侵入した塵芥の掻き出し作業が容易である。
[中柱固定用受皿の第2実施形態の変形例]
第2実施形態に係る中柱固定用受皿7の変形例を図11に示す。図10に示す中柱固定用受皿7と図11に示す中柱固定用受皿7は、側壁の形状において相違し、その他の構成については実質的に同じであり、同一の構成要素については同様の参照番号が付されており、第2実施形態に係る説明を適宜援用することができる。
第2実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿7の凹部9´は、底部94が、中柱固定時のロッド600の下端に対応する深さ位置d2よりも下方に位置するような深さd1を備えており、凹部9´の底部94は、凹部9´内に落とし込まれたロッド600の下端よりも下方に位置している。凹部9´の側壁95´は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって漸次拡径しながら連続状に延びる第1部分950と、第1部分950の下端から底部94に向かって漸次縮径しながら連続状に延びる第2部分951と、からなる。凹部9´の側壁95´の第1部分950の径は、受孔80´の径に対して、上端から下方に向かって連続状に拡大しており、第2部分951の径は、第1部分950の下端から底部94に向かって連続状に縮小しており、本実施形態では、底部94の径は、受孔80´の径と同じである。なお、第2部分951は垂直壁(深さ方向の径が一定)であってもよく、この場合、水平状の底部94の径は、受孔80´の径よりも大きくなる。
第2実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿7のプレート8が傾斜状の地面GLに応じて傾斜姿勢(前後方向)で埋設される時には、凹部9´も傾斜することになる。第2実施形態の変形例に係る凹部9´の側壁95´の第1部分950は、上端から少なくとも深さ位置d2を超える深さまで、下方に向かって漸次拡径しながら連続状に延びているので、想定された最大傾斜姿勢(4°)にある凹部9´において、傾斜姿勢の凹部9´の側壁95´の第1部分950が平面視(矢印方向、ロッド600の下降方向でもある)において受孔80´(プレート8は傾斜姿勢にある)の内側に位置することがない(図11右上図参照)。この状態において、中柱固定用ロッド600を受孔80´から凹部9´に落とし込んだ時には、ロッド600が凹部9の側壁95´の第1部分950に接触することはなく、ロッド600は、ロッド600の下端が適正な深さ位置d2となるまで下降する。図11右上図では、中柱固定用受皿7が前後方向に傾斜した場合を示したが、第2実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿7は、中柱固定用受皿7が左右方向に傾斜した場合にも対応することができる。
第2実施形態の変形例に係る中柱固定用受皿7の凹部9´において、凹部9´の壁面(側壁95´)の上端が受孔80´の縁に一致しており、壁面は底部94から上端に至るまで連続状(凹凸等が存在しない)に延びているので、凹部9´に侵入した塵芥の掻き出し作業が容易である。
6 上げ落とし金具
600 ロッド
7 中柱固定用受皿
8 プレート
80 受孔
800 第1長縁
801 第2長縁
802、803 側縁
80´ 受孔
9 凹部
90 第1壁
91 第2壁
90´ 第1壁
900 第1壁90´の第1部分
901 第1壁90´の第2部分
91´ 第2壁
910 第2壁91´の第1部分
911 第2壁91´の第2部分
94 底部
d2 中柱固定時のロッドの下端の深さ位置

Claims (4)

  1. 長孔状の受孔が形成されたプレートと、前記受孔を開口として、前記プレートの下面に形成された凹部と、を備え、中柱固定時に、前記開口から前記凹部内に中柱固定用ロッドを受け入れる中柱固定用受皿において、
    前記中柱固定用受皿は、前記プレートの上面が地面と一致するように埋設されており、
    前記受孔は、第1長縁と、第2長縁と、左右の側縁と、からなり、
    前記凹部は、上端が第1長縁と一致する第1壁と、上端が第2長縁と一致する第2壁と、上端が左右の側縁とそれぞれ一致する左右の側壁と、底部と、からなり、
    前記凹部は、当該凹部の底部が中柱固定時の前記ロッドの下端に対応する深さ位置よりも下方に位置するような深さを備えており、
    前記第1壁と前記第2壁は、前記受孔と一致する上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びる傾斜平面となっており、
    前記第1壁と前記第2壁との距離は、上端において前記受孔の短手方向の幅と同じであり、上端から下方に向かって連続状に拡大しており、少なくとも前記深さ位置を超える深さに亘って前記受孔の短手方向の幅よりも大きい
    中柱固定用受皿。
  2. 中柱固定用受皿の凹部の前記第1壁と前記第2壁は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって互いに漸次離間しながら連続状に延びており、さらに前記深さ位置を超える深さから底部に向かって連続状に延びている、
    請求項1に記載の中柱固定用受皿。
  3. 少なくとも1つの丸孔状の受孔が形成されたプレートと、前記受孔を開口として、前記プレートの下面に形成された凹部と、を備え、中柱固定時に、前記開口から前記凹部内に中柱固定用ロッドを受け入れる中柱固定用受皿において、
    前記中柱固定用受皿は、前記プレートの上面が地面と一致するように埋設されており、
    前記凹部の壁面の上端は、前記受孔と一致しており、
    前記凹部は、当該凹部の底部が中柱固定時の前記ロッドの下端に対応する深さ位置よりも下方に位置するような深さを備えており、
    前記凹部の壁面は、前記受孔と一致する上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって径が連続状に拡径しながら延びており、前記凹部の壁面の径は、上端において前記受孔の径と同じであり、上端から下方に向かって連続状に拡大しており、少なくとも前記深さ位置を超える深さに亘って前記受孔の径よりも大きい
    中柱固定用受皿。
  4. 中柱固定用受皿の凹部の前記壁面は、上端から少なくとも前記深さ位置を超える深さまで、下方に向かって漸次拡径しながら連続状に延びており、さらに前記深さ位置を超える深さから底部に向かって連続状に延びている、
    請求項3に記載の中柱固定用受皿。
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