JP7323018B2 - 水溶性フィルム及び薬剤包装体 - Google Patents
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Description
かかる薬剤包装用途に用いる水溶性フィルムには、優れた水溶解性に加えて、包装体とした際に、成型しやすい、破袋しない、張りが低減しないといった機械特性も満足することが要求される。
特に、アクリル酸変性ポリビニルアルコールフィルムは、他のカルボン酸変性ポリビニルアルコールフィルムと比べて低温での水溶解性が低く、使用条件によってはフィルムが溶け残るなどの問題が生じることがあった。また、中性~弱アルカリ性領域の薬剤の包装に用いると、フィルムの水溶解性が経時的に低下するという問題もあった。
具体的には、フィルム中のポリビニルアルコール系樹脂のカルボン酸変性基の構造に着目し検討した結果、ラクトン環構造と、カルボン酸またはその塩とのバランスを調整すること、即ちカルボン酸変性基のラクトン化率を従来よりも低い特定範囲とすることにより、フィルムの機械特性を損なうことなく、低温でのフィルムの水溶解性を向上させることができ、冷水溶解性に優れた水溶性フィルムを得ることができたものである。
特にアクリル酸変性ポリビニルアルコール樹脂からなる水溶性フィルムにおいても、優れた冷水溶解性を有し、更には、薬剤包装時のフィルムの経時的な水溶解性の低下を効果的に抑制することができる。
本発明のポリビニルアルコール系水溶性フィルムは、カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂(A)を主成分とするポリビニルアルコール系水溶性フィルムであり、フィルム中のカルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂(A)が有するカルボン酸変性基のラクトン化率が特定割合であることを特徴とするものである。
以下、ポリビニルアルコールを「PVA」、ポリビニルアルコール系樹脂を主成分とする水溶性フィルムを「PVA系水溶性フィルム」と略記することがある。
かかる含有量が少なすぎると、フィルムの水溶解性や機械特性が低下する傾向がある。かかる含有量の上限については、薬剤包装体とした場合の経時的な形状安定性の点から、通常99重量%以下、好ましくは95重量%以下、特に好ましくは90重量%以下である。
かかるラクトン化率が低すぎると、フィルムが柔らかくなりすぎて成型性が低下したり水への溶解が速くなりすぎ本発明の効果を達成できず、高すぎてもフィルムの冷水への溶解性が低下したり、薬剤包装時に経時的に水溶解性が低下するため本発明の効果が達成できない。
なかでも、ラクトン化を制御しやすい点から炭素数4のγ-ブチロラクトンが好ましい。
即ち、PVA系水溶性フィルムを試料濃度5w/v%となるように溶媒(D2O)に溶解させ、1H-NMR測定を行い(装置:Bruker社製「Ascend400」(400MHz)使用、内部標準物質:3-トリメチルシリルプロピオン酸ナトリウム、溶媒:D2O、測定温度:50℃、積算回数16回)、1H-NMRスペクトルのピークの積分値より、各構造(カルボン酸、カルボン酸塩、ラクトン環)の含有量を算出し、ラクトン環の含有割合を求める。
そして、この場合のカルボン酸変性基のラクトン化率は下記式により算出される。
[式] ラクトン化率(%)=(II)/{(I)+(II)}×100
そして、この場合のカルボン酸変性基のラクトン化率は下記式により算出される。
[式] ラクトン化率(%)=(IV)/{(III)+(IV)}×100
まず、本発明で用いられるカルボン酸変性PVA樹脂(A)について説明する。
本発明で用いられるカルボン酸変性PVA樹脂(A)は、例えば、アクリル酸変性PVA樹脂、イタコン酸変性PVA樹脂、マレイン酸変性PVA樹脂等が挙げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いることができる。
なかでも本発明においては、取扱い性やビニルエステル系単量体との重合性が高く生産性に優れる点ではマレイン酸変性PVA樹脂、イタコン酸変性PVA樹脂が好ましく、また、本発明の冷水溶解性改善効果が得られやすい点からは、アクリル酸変性PVA樹脂であることが好ましい。
なお、本発明において、(メタ)アクリルとは、アクリルあるいはメタクリルを意味する。
これらカルボン酸変性PVA樹脂(A)以外の他の変性PVA樹脂や未変性PVAの含有量は、フィルム中のPVA系樹脂全体に対して、50重量%以下であることが好ましく、特に好ましくは30重量%以下、更には10重量%以下であることが好ましい。
本発明のPVA系水溶性フィルムにおいては、更に可塑剤(B)を含有させることがフィルムに柔軟性や、成型容易性を付与する点で好ましい。可塑剤(B)は1種のみを用いても、2種以上を併用してもよいが、2種以上を併用することが、包装体として用いる場合のフィルム自身の強靭さや、特に液体洗剤を包装した際の包装体の経時的な形状安定性の点で好ましい。
上記のなかでも、水溶性フィルムの引張強度の点で融点が85℃以上、特には90℃以上のものが好ましい。なお、融点の上限は通常300℃、特には200℃が好ましい。
かかる可塑剤(B1)が少なすぎると水溶性フィルムが柔らかくなりすぎて、ブロッキングが生じやすくなる傾向があり、多すぎると水溶性フィルムが硬くなりすぎて、低湿環境下でもろくなる傾向がある。また、可塑剤(B2)が少なすぎると水溶性フィルムが硬くなりすぎる傾向があり、低湿環境下でもろくなる傾向があり、多すぎると水溶性フィルムが柔らかくなりすぎて、ブロッキングが生じやすくなる傾向がある。
かかる有機フィラー(C1)としては、主に高分子化合物の中から選択され、例えば、メラミン系樹脂、ポリメチル(メタ)アクリレート系樹脂、ポリスチレン系樹脂の他、澱粉、ポリ乳酸等の生分解性樹脂等が挙げられる。これらのなかでも、ポリメチル(メタ)アクリレート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、澱粉、等の生分解性樹脂が好ましく、特にはPVAに対する分散性の点から澱粉が好ましい。
無機フィラー(C2)としては、例えば、シリカ(二酸化ケイ素)、珪藻土、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化バリウム、酸化ゲルマニウム、酸化スズ、酸化亜鉛等の酸化物系無機化合物や、タルク、クレー、カオリン、雲母、アスベスト、石膏、グラファイト、ガラスバルーン、ガラスビーズ、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、ウィスカー状炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドーソナイト、ドロマイト、チタン酸カリウム、カーボンブラック、ガラス繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、加工鉱物繊維、炭素繊維、炭素中空球、ベントナイト、モンモリロナイト、銅粉、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、硫酸鉄、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸アルミニウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、リン酸ナトリウム、クロム酸カリウム等が挙げられる。これらは、単独で、もしくは2種以上併せて用いることができる。
本発明のPVA系水溶性フィルムは、カルボン酸変性PVA樹脂(A)を含有するPVA系樹脂水溶液(製膜原料)を調製し、流延、乾燥して製膜することにより製造することができる。
詳細には、上記のカルボン酸変性PVA樹脂(A)、好ましくは更に可塑剤(B)、必要に応じて更に、フィラー(C)及び界面活性剤(D)等を含有してなるPVA系樹脂組成物を水で溶解または分散してPVA系樹脂水溶液(製膜原料)を調製する溶解工程、前記工程で得られた製膜原料を用いてPVA系水溶性フィルムを製膜する製膜工程、の順序で製造してPVA系水溶性フィルムとする。
〔溶解工程〕
溶解工程では、上記PVA系樹脂組成物を水で溶解または分散して、PVA系樹脂水溶液(製膜原料)を調製する。
上記PVA系樹脂組成物を水に溶解する際の溶解方法としては、通常、常温溶解、高温溶解、加圧溶解等が採用され、なかでも、未溶解物が少なく、生産性に優れる点から高温溶解、加圧溶解が好ましい。
溶解温度としては、高温溶解の場合には、通常80~100℃、好ましくは90~100℃であり、加圧溶解の場合には、通常80~130℃、好ましくは90~120℃である。
溶解時間としては、溶解温度、溶解時の圧力により適宜調整すればよいが、通常1~20時間、好ましくは2~15時間、特に好ましくは3~10時間である。溶解時間が短すぎると未溶解物が残る傾向にあり、長すぎると生産性が低下する傾向にある。
更に、溶解した後、得られたPVA系樹脂水溶液に対して脱泡処理が行われるが、かかる脱泡方法としては、例えば、静置脱泡、真空脱泡、二軸押出脱泡等が挙げられる。なかでも静置脱泡、二軸押出脱泡が好ましい。
静置脱泡の温度としては、通常50~100℃、好ましくは70~95℃であり、脱泡時間は、通常2~30時間、好ましくは5~20時間である。
なお、上記[ ]内は25℃の水溶液中の酸解離定数を示すものであり、「岩波 理化学辞典第4版(1987)」より引用した値である。
pKaが小さすぎる酸とのアルカリ金属塩を用いると、製膜原料のpHを、目的とする弱アルカリ性の範囲に調整しにくくなる傾向があり、pKaが大きすぎると目的とするpHの範囲に調整する際の配合量が多くなりフィルムの機械強度やヒートシール性に影響を及ぼすおそれがある。
また、カルボン酸塩も場合によっては、酸が強く、弱アルカリ性範囲のpH調整には使用しにくい場合がある。
なかでもブロッキング性も良好になる点からアミン系界面活性剤を用いることが好ましく、特には弱アルカリ性の範囲への調製がしやすい点からポリオキシエチレンジアルキルアミンが好ましい。
製膜工程では、溶解工程で調製した製膜原料を膜状に賦形し、必要に応じて乾燥処理を施すことで、含水率15重量%未満にしたPVA系水溶性フィルムに製膜する。
製膜に当たっては、例えば、溶融押出法や流延法等の方法を採用することができ、膜厚の精度の点で流延法が好ましい。
流延法を行うに際しては、例えば、上記製膜原料を、(i)アプリケーター、バーコーター等を用いてギャップ間に通過させて金属表面等のキャスト面に流延する方法、(ii)T型スリットダイ等のスリットから吐出させ、エンドレスベルトやドラムロールの金属表面等のキャスト面に流延する方法、等により製膜原料を流延した後に乾燥することにより本発明のPVA系水溶性フィルムを製造することができる。
流延後、キャスト面上で製膜原料を乾燥させるのであるが、乾燥にあたっては、通常、エンドレスベルトやドラムロールの金属表面等のキャスト面を加熱することにより行う。上記キャスト面の表面温度は、50~110℃であることが好ましく、特に好ましくは70~100℃である。かかる表面温度が低すぎると、乾燥不足でフィルムの含水率が高くなり、ブロッキングしやすくなる傾向があり、高すぎると製膜原料が発泡し、製膜不良となる傾向がある。
また、製膜時の乾燥においては、熱ロールによる乾燥、フローティングドライヤーを用いてフィルムに熱風を吹き付ける乾燥や遠赤外線装置、誘電加熱装置による乾燥等を併用することもできる。
熱処理については、通常熱ロールにて行うことができるが、その他、フローティングドライヤーを用いてフィルムに熱風を吹き付ける熱処理や遠赤外線装置、誘電加熱装置による熱処理等も挙げられる。本発明においては、熱ロールを用いて行うことが、生産性の点で好ましい。なお、熱ロールは、複数本用いることもできる。
かかる熱処理温度と時間は、フィルムの水溶解性低下の抑制と生産性を向上させる観点から高温で短時間の熱処理を行うことが好ましく、特に好ましくは90~120℃で0.01~5秒間、更に好ましくは100~115℃で0.05~3秒間である。
かかる凹凸加工に際しては、加工温度は、通常60~150℃であり、好ましくは80~140℃である。加工圧力は、通常2~8MPa、好ましくは3~7MPaである。加工時間は、上記加工圧力、製膜速度にもよるが、通常0.01~5秒間であり、好ましくは0.1~3秒間である。
また、必要に応じて、凹凸加工処理の後に、熱によるフィルムの意図しない延伸を防止するために、冷却処理を施してもよい。
このようにして、本発明のPVA系水溶性フィルムを製造することができる。
長尺形状のPVA系水溶性フィルムを製造する場合においては、上記の製膜工程の後で、巻取工程、包装、保管、輸送等が必要に応じて実施される。
巻取工程では、製膜工程でキャスト面等から剥離したPVA系水溶性フィルムを搬送して巻き取り、芯管(S1)に巻き取ることによりフィルムロールを調製する。
得られたフィルムロールは、そのまま製品として供給することもできるが、好ましくは所望サイズのPVA系水溶性フィルム幅に見合った長さの芯管(S2)に巻き取り直し、所望のサイズのフィルムロールとして供給することもできる。
芯管(S1)の内径は、3~30cmが好ましく、特に好ましくは10~20cmである。
芯管(S1)の肉厚は、1~30mmが好ましく、特に好ましくは2~25mmである。
芯管(S1)の長さは、PVA系水溶性フィルムの幅より長くすることが必要で、フィルムロールの端部から1~50cm突出するようにするのが好ましい。
芯管(S2)の内径は、3~30cmが好ましく、特に好ましくは10~20cmである。
芯管(S2)の肉厚は、1~30mmが好ましく、特に好ましくは3~25mmである。
芯管(S2)の長さは、製品のPVA系水溶性フィルム幅と同等或いはそれ以上の長さのものであればよく、好ましくは同等~50cm長いものである。
かかるスリットに当たっては、シェア刃やレザー刃等を用いてスリットされるが、シェア刃でスリットすることがスリット断面の平滑性の点で好ましい。
なお、上記含水率は、JIS K 6726 3.4に準拠して測定され、得られた揮発分の値を含水率とする。
帯電防止剤としては、例えば、アルキルジエタノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミン、高級脂肪酸アルカノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル等が使用される。
保護パッドの形状は、フィルムロールにあわせて、円盤状のシート、フィルムが実用的である。保護効果を顕著にするため発泡体、織物状、不織布状等の緩衝機能を付加させることが好ましい。また、湿度からフィルムロールを守るため乾燥剤を別途封入したり、前記保護パッドに積層または混入したりしておくこともできる。
保護パッドの素材はプラスチックが好ましく、その具体例としては、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
市販されているシート状乾燥剤の例としては、アイディ社製の「アイディシート」や品川化成社製の「アローシート」、「ゼオシート」、ハイシート工業社製の「ハイシートドライ」等がある。
ブラケットはベニヤ板やプラスチック板からなるものであり、その大きさは通常ブラケットの4辺がフィルムロールの直径より大きいものである。
また、上記一対のブラケットがぐらつかないように、両者を結束テープで固定することが好ましく、そのときテープの移動や弛みが起こらないようにブラケットの側面(厚み部分)にテープ幅と同程度のテープズレ防止溝を設けて置くのも実用的である。
ここで、「溶解」の基準として、直径1mm以上の不溶微粒子の分散が見られない場合を溶解とする。
なお、フィルム膜厚が76μmの場合は、上記溶解性試験により得られた溶解時間そのものでよいが、76μm以外の膜厚の場合は下記の換算式により溶解時間を求めることとする。
[式] 膜厚76μm換算での溶解時間(秒)=(76(μm)/フィルム膜厚(μm))2×(その膜厚での溶解時間(秒))
本発明の薬剤包装体は、本発明のPVA系水溶性フィルムで薬剤を内包してなる包装体である。水溶性のPVA系フィルムで包装されているため、包装体ごと水に投入し、PVA系水溶性フィルムが溶解した後に、薬剤が水に溶解または分散して、薬剤の効果を発現するため、1回分等の比較的少量の薬剤が包装されている薬剤包装体に好適である。
薬剤の形状は、液体であっても固体であってもよく、液体の場合は、液状であり、固体の場合は、顆粒状、錠剤状、粉状等が挙げられる。薬剤は、水に溶解または分散させて用いる薬剤が好ましく、本発明においては、とりわけ液体洗剤を内包することが好ましい。
また、薬剤のpHは、アルカリ性、中性、酸性のいずれであっても良い。
液体洗剤包装体は、保存の際には液体洗剤を内包した形状が保持されている。そして、使用時(洗濯時)には、包装体(水溶性フィルム)が水と接触することにより、包装体が溶解して内包されている液体洗剤が包装体から流出することとなる。
液体洗剤包装体の大きさは、通常長さ10~50mm、好ましくは20~40mmである。
また、PVA系水溶性フィルムからなる包装体のフィルムの厚みは、通常10~120μm、好ましくは15~110μm、特に好ましくは20~100μmである。
内包される液体洗剤の量は、通常5~50mL、好ましくは10~40mLである。
例えば、2枚のPVA系水溶性フィルムを用いて貼り合わせることにより製造され、成型装置の下部にある金型の上に、フィルム(ボトムフィルム)を固定し、装置の上部にもフィルム(トップフィルム)を固定する。ボトムフィルムをドライヤーで加熱し、金型に真空成型し、その後、成型されたフィルムに液体洗剤を投入した後、トップフィルムとボトムフィルムを圧着する。圧着した後は真空を解放し、包装体を得ることができる。
また、液体洗剤の水分量が15重量%以下であることが好ましく、特には0.1~10重量%、更には0.1~7重量%であるものが好ましく、水溶性フィルムがゲル化したり不溶化することがなく水溶性に優れることとなる。
液体薬剤は、流動性で、容器に合わせて形を変える液状の薬剤であれば、その粘度は特に限定されないが、好ましくは10~200mPa・sである。なお、かかる液体薬剤の粘度は、常温(20℃)下におけるB型回転粘度計にて測定される。
なお、例中「部」、「%」とあるのは、重量基準を意味する。
(A1):アクリル酸変性PVA樹脂
20℃における4%水溶液粘度23.5mPa・s、平均ケン化度97モル%、アクリル酸による変性量7.6モル%
(A2):マレイン酸変性PVA樹脂
20℃における4%水溶液粘度22mPa・s、平均ケン化度96モル%、マレイン酸モノメチルエステルによる変性量4.0モル%
(B1):ソルビトール(融点95℃)
(B2):グリセリン(融点18℃)
(B3):トリメチロールプロパン(融点58℃)
(C1):澱粉(平均粒子径20μm)
(C2):シリカ(平均粒子径8μm)
(D1):ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステルモノエタノールアミン塩
カルボン酸変性PVA樹脂(A)として、アクリル酸変性PVA樹脂(A1)100部、可塑剤(B)として(B1)13.5部、(B2)24部、(B3)5部、フィラー(C)として(C2)4部、界面活性剤(D)として(D1)1.4部、pH調整剤として水酸化ナトリウムを4.4部、及び水を混合して、90℃で5時間撹拌しながら溶解処理をし、製膜原料であるPVA系樹脂水溶液(固形分濃度22%、pH8.9)を得た。
得られたPVA系樹脂水溶液をポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に流延し、105℃の乾燥室を通過させて乾燥し、厚み80μmのPVA系水溶性フィルムを得た。
実施例1において、水酸化ナトリウムの代わりに炭酸ナトリウム・無水物をpH調整剤として用い、下記表1に記載した製膜原料pHに調整した以外は同様にしてPVA系樹脂水溶液を調製して、PVA系水溶性フィルムを得た。
カルボン酸変性PVA樹脂(A)として、マレイン酸変性PVA樹脂(A2)100部、可塑剤(B)として(B1)20部、(B2)20部、フィラー(C)として(C1)8部、界面活性剤(D)として(D1)1.4部、pH調整剤として炭酸ナトリウム・無水物を4.4部、及び水を混合して、90℃で5時間撹拌しながら溶解処理をし、製膜原料であるPVA系樹脂水溶液(固形分濃度22%、pH7.7)を得た。それ以外は、実施例1と同様にしてPVA系水溶性フィルムを得た。
実施例1において、pH調整剤を配合しなかった以外は同様にしてPVA系樹脂水溶液を調製し、PVA系水溶性フィルムを得た。
上記実施例1~4、比較例1で得られた各PVA系水溶性フィルムにおけるカルボン酸変性PVA樹脂(A)中のカルボン酸変性基のラクトン化率を、前記の方法に従って測定し、その結果を表1に示す。
上記実施例1~4、比較例1で得られた各PVA系水溶性フィルムの20℃及び10℃における水溶解性を、以下の通り測定し評価した。
得られたPVA系水溶性フィルムを3cm×5cmのサイズにカットし、治具に固定した。次に、1Lビーカーに水(1L)を入れ、スターラーにより撹拌(回転子長3cm、回転数200~300rpm)しながら、水温を10℃もしくは20℃に保ちつつ、治具に固定したフィルムをかかる水中に浸漬し、フィルムが溶解するまでの時間(秒)を測定した。
「溶解」の基準として、直径1mm以上の不溶微粒子の分散が見られない場合を溶解とした。結果を表1に示す。
上記実施例1~4、比較例1で得られた各PVA系水溶性フィルムについて、以下の通り洗剤浸漬時の経時水溶解性評価を行った。
23℃、50%RHに1日調湿したPVA系水溶性フィルムを100mm×100mmのサイズに3枚カットし、それぞれチャック付ポリエチレン袋(横120mm×縦170mm)に広げて入れた。その後、各チャック付ポリエチレン袋に各pHの衣類用液体洗剤(pH8、pH10.2)を別々に約4mL入れてフィルムを浸漬させた。フィルム及び液体洗剤の入った各チャック付ポリエチレン袋をアルミ袋(300mm×200mm)に入れて、50℃で2週間静置した後、各チャック付ポリエチレン袋からフィルムを取り出し、液体洗剤を拭き取り、上記水溶解性の測定と同様にして10℃におけるフィルムの水溶解性試験を行った。結果を表1に示す。
上記実施例1~4、比較例1で得られた各PVA系水溶性フィルムの引張特性を、JIS K 7127(1999年)に準じて測定した。即ち、PVA系水溶性フィルムを測定前に23℃、50%RH調湿条件下に24時間静置した後、この環境下で島津製作所社製のオートグラフAGS-H(解析ソフトは島津製作所社製 Factory SHiKiBU2000)を用いて、引張速度200mm/分で測定した(フィルム幅15mm、チャック間距離50mm)。
なお、8%弾性率は引張特性の測定結果より以下の数式を用いて算出し、その結果を表1に示す。
[式] 8%弾性率(MPa)=ひずみ8%時点における応力(MPa)/0.08
同時に、8%弾性率の値も充分に実用可能な範囲であり、包装体とした際の機械特性も満足するものであることがわかる。
更には、洗剤浸漬後の冷水溶解性も優れており、カルボン酸変性基のラクトン化率が特定範囲であると、水溶解性の経時的低下が生じないことがわかる。特にカルボン酸変性基がアクリル酸変性基である変性PVA樹脂において、ラクトン化率が特定範囲であると、洗剤浸漬後の水溶解性の低下が著しく改善されており、中性~弱アルカリ性の薬剤を包装しても水溶解性の経時的低下が生じないことがわかる。
なお、実施例2~4のPVA系水溶性フィルムでは、8%弾性率が高い数値を示すことから、環境変化が生じやすい場合や、薬剤包装体においてフィルムの張り状態が長期に維持できる等機械特性の面でより高機能性が求められる場合に優位であることがわかる。
Claims (4)
- カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂(A)を主成分とするポリビニルアルコール系水溶性フィルムを貼り合わせてなる包装体と、上記包装体に内包された液体洗剤とを含有する薬剤包装体であって、
上記カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂(A)がマレイン酸変性ポリビニルアルコール樹脂であり、
1 H-NMRスペクトルのピークの積分値を用いて下記式により算出される上記カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂(A)中のカルボン酸変性基のラクトン化率が20~70%であり、
上記液体洗剤のpHが6~8であることを特徴とする薬剤包装体。
[式] ラクトン化率(%)=(II)/{(I)+(II)}×100
(上記式において、(I)は、2.35~2.9ppmに検出されるピークの積分値(I)によりカルボン酸またはカルボン酸塩の含有量を示し、(II)は、2.9~3.35ppmに検出されるピークの積分値(II)によりラクトン環構造の含有量を示す。) - 上記カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂(A)のカルボン酸変性量が1~20モル%であることを特徴とする請求項1記載の薬剤包装体。
- 上記水溶性フィルムが更に可塑剤(B)を含有し、上記可塑剤(B)の含有量が上記カルボン酸変性ポリビニルアルコール樹脂(A)100重量部に対して20~70重量部であることを特徴とする請求項1または2記載の薬剤包装体。
- 上記水溶性フィルムにおける、pH8の液体洗剤に浸漬した後における10℃の水中での水溶解性テストの溶解時間が250秒以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の薬剤包装体。
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