JP7312421B2 - モールド金型、樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法並びに搬送具 - Google Patents
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Description
また、下型キャビティが形成された圧縮成形用金型を用いて圧縮成形する方法がある(特許文献1:特開2017-87453号公報;図16,図17参照)。
また、アンダーフィルモールドを行う装置として半導体チップ(以下単に「チップ」という)用のクランプ用駒と樹脂加圧用の加圧用駒を併用して下型キャビティ内に供給されたモールド樹脂を圧縮成形する方法も提案されている。(特許文献2:WO2015/159743号公報;図1乃至図6参照)。
また、チップを露出させて樹脂成形する例として、上記特許文献1のように、チップをバネによりクランプした後で下型のキャビティ外よりモールド樹脂が溶融され、キャビティ内に送られ、加圧するため、ワーク端を樹脂が跨ぐことによるワーク側面に樹脂バリが発生する。また、キャビティ外に不要樹脂が残る為、成形後当該不要樹脂を取り除かなければならない。また、チップの高さが異なる場合に追従できていないため、チップ上に樹脂フラッシュが発生していた。
また、特許文献2のように下型キャビティ内でチップの周囲にモールド樹脂を配置して加圧駒で加圧する場合、チップ同士を極めて近接して配置するため、加圧駒の設置スペースが確保できない場合もあり、かつフィルムを下型キャビティ内に多数存在する凹凸面に追従して吸着保持できるか否かは不透明である。仮にフィルムの伸びが大きくなる場合には、破損するおそれもある。
このとき、チップ押さえ駒により個々のチップを押さえながら弾性部材によって過度のクランプ圧を逃がしながらモールド樹脂に樹脂圧を加えながら充填するので、チップに過度の機械的ストレスをかけずにチップ表面への樹脂の浸入を防いで、かつチップ周囲の隙間、スタックされたチップ間及びチップと基板との隙間にモールド樹脂を加圧充填することができる。
特に、チップの高さのばらつきを、チップ押さえ駒を付勢する第二弾性部材で吸収し、型閉じに伴いワークに作用する機械的なストレスを第一弾性部材及び第二弾性部材により吸収するので、チップに過度の機械的なストレスが作用することは無くなる。
このように、チップ押さえ駒とクランパは同じ高さに支持されこれらに囲まれて凹部が形成されているため、モールド樹脂をこぼすこと無く凹部に確実に受け渡される。また、クランパ及びチップ押さえ駒が同じ高さに支持された状態からこれらに囲まれた加圧駒が、チップ押さえ駒によりチップ表面を押さえながら、型閉じ動作により凹部容積を縮小するように相対的に移動させてチップの隙間にモールド樹脂を加圧充填することができる。よって、チップに作用する機械的ストレスが少なくチップ表面を露出させて樹脂モールドすることができる。
これにより、型閉じ状態において加圧駒はワークに対してアンダーフィルモールドを行う隙間を形成する高さ位置に相対移動させたままアンダーフィルモールドを優先して行うことができる。
これにより、ワークの形態(円形状、矩形状等)、更には基板上に搭載されるチップのレイアウトに応じて、チップ搭載面以外の領域にモールド樹脂を供給してチップの隙間に加圧充填することができる。
これにより、下型クランプ面に対してモールド樹脂とワークの受け渡しを同時に搬入して効率よく受け渡すことができる。また、上型と下型を型閉じしながら下型クランプ面に保持されたワークに搭載された高さの異なるチップを上型に設けたチップ押さえ駒により押さえた状態で凹部の容積を相対的に縮小させ、当該凹部に収容されたモールド樹脂をチップの隙間に加圧しながら充填するので、チップ表面を一様に押さえたまま露出成形することができる。
特に、チップを押さえるチップ押さえ駒の押圧力のばらつきを第二弾性部材で吸収し、型閉じする際にワークに作用する機械的なストレスを第一弾性部材及び第二弾性部材により吸収するので、チップに過度の機械的なストレスが作用することは無くなる。
更にはワークの形態に応じて最適なモールド金型を選択してチップ表面を露出させたまま樹脂モールドすることができる。例えば、GPUのようなプロセッサユニットやその周囲にHBMなどの高さが異なる半導体チップが近接して配置され、チップ間を高密度配線で接続するSIP(System In Package)構造のFPGA(Field-Programmable Gate Array)を高品質なパッケージ成形を実現することができる。
尚、フィルムは離型フィルム若しくは多孔質フィルムが用いられることが好ましい。また多孔質フィルムの場合には、モールド樹脂の浸入を許さずに空気を逃がすことができるので、減圧環境下でモールド樹脂に混入したエアや発生したガスを逃がすことで成形品質を高めることができる。
上記搬送具を用いることで、フィルムを下型クランプ面に受け渡すと共に樹脂収容部に収容されたモールド樹脂をチップ押さえ駒の周囲である凹部に投下することで、モールド樹脂及びフィルムを効率よく供給することができる。
尚、以下ではフィルムFを用いてチップTを挟み込んで成形する場合について説明をするが、フィルムFは必ずしも必要な部材ではなく、省略しても良い。
図1はモールド金型1の断面説明図である。ワークWはφ300mmのTSVなどの配線パターンが形成されたシリコンウェハ基板K上にGPUのようなプロセッサチップとその周囲にHBMチップが配置されることで複数のチップTが搭載されることになる。モールド金型1は上型2(第一金型)と下型3(第二金型)を備え、上記ワークWを、各チップTの表面を露出させて樹脂モールドする。
上型2は、上型ベース2Aに上型ブロック2Bが重ねて設けられている。上型ブロック2Bの上型クランプ面2aにはワーク吸着部2bが設けられている。ワーク吸着部2bには吸着孔2m(図10参照)が複数箇所に設けられている。各吸着孔2mは、図示しない吸引機構に接続されている。ワークWはチップT搭載面を下向きにしてワークローダ4より基板Kが上型2に受け渡されワーク吸着部2bに吸着保持される(図2参照)。なお、ワークWはモールド金型1に吸引により吸着されるが、吸引に限定すること無く、クランプ機構で固定しても良い。
尚、チップ押さえ駒3dは、図8に示すように小片ブロックに分割されていたが、図10に示すように一枚ブロックで形成されていてもよい。この場合、チップ押さえ駒3dにはフィルムFを吸着保持する複数の吸着孔3nが穿孔されていることが必要になる。
図1に示すように搬送具本体5aには吸着孔5d(図10参照)が設けられており図示しない吸引機構に接続されている。吸引孔5dは吸引溝であっても良い。搬送具本体5aの下面側にワークWを覆う大きさより少し外形サイズの大きい大きさのフィルムFが吸着保持されている。尚、フィルムFは必ずしも吸引により搬送具5の下面に吸着される必要は無く、フィルムFを機械的に把持して張設することにより搬送具5の下面を覆うことで貫通孔5bを塞いでも良い。よって、搬送具5の貫通孔5bの下端開口がフィルムFに覆われて、樹脂収容部5cが形成されている。
搬送具5の樹脂収容部5cに1回のモールドに必要な量のモールド樹脂Rを計量して収容しておく。尚、モールド樹脂Rが顆粒状樹脂若しくは粉末状樹脂の場合には、プリヒートにより樹脂表面を溶融させて搬送中に粉塵が舞い上がらないようにしておくことが望ましい。
ワークWとモールド樹脂R及びフィルムFの搬入動作は、いずれが先でも後でもよく、同時に行ってもよい。
このとき、チップ押さえ駒3dによりフィルムFを介してチップTを押さえながら弾性部材(第二コイルばね3f及び第一コイルばね3a)によって過度のクランプ圧を逃がしながらモールド樹脂Rに樹脂圧を加えながら隙間に充填するので、チップTに過度の機械的ストレスをかけずにチップ表面への樹脂の浸入を防いで、かつチップTの隙間にモールド樹脂Rを加圧充填することができる。
次に、モールド金型1の第二実施例について図13乃至図15を参照して説明する。第一実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用し、以下異なる構成を中心に説明する。
第一実施例は、モールド樹脂Rとして顆粒樹脂を用いていたが、図13に示すように固形樹脂(タブレット状樹脂)であってもよい。搬送具5の樹脂収容部5cに1回のモールドに必要な量のモールド樹脂Rを収容しておく。図示しない樹脂ローダにより樹脂収容部5cにモールド樹脂Rを収容した搬送具5を型開きしたモールド金型1の下型3に搬入する。
次に、モールド金型1の第三実施例について図16及び図17を参照して説明する。第一実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用し、以下異なる構成を中心に説明する。第一及び第二実施例は、ワークWを上型2に支持し、フィルムF及びモール樹脂Rを下型3に支持させていたが、本実施例は上下反転させた構成を採用している。
尚、チップ押さえ駒2gは、図8に示すように小片ブロックに分割されているが、図10に示すように一枚ブロックで形成されていてもよい。また、その中間の大きさで、複数のチップごとにまたは機能チップごとに群としたブロックであっても良い。この場合、チップ押さえ駒2gにはフィルムFを吸着保持する複数の吸着孔(図10参照)が穿孔されていることが必要になる。
次に、モールド金型1の第四実施例について図18乃至図23を参照して説明する。第一実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用し、以下異なる構成を中心に説明する。第一実施例は、ワークWとして、チップTを搭載する基板Kは円形のシリコンウェハを想定していたが、矩形状の樹脂基板等であってもよい。また、第一実施例から第三実施例まではキャビティエリア内にモールド樹脂Rを収容する凹部を設けたが、凹部は必ずしもキャビティ内に設ける必要はなく、キャビティ外でかつワークWの外側に設けた場合を例示している。ウエハの場合は、特に端面に面取りがあるため、キャビティ内に凹部を設ける必要があったが、基板の場合はウエハに比べて端面の面取りが無い為キャビティ外に凹部を設けることが可能である。
図21Bに示すように、搬送具5の搬送具本体5aには、図21Aに示すポット孔7dに対応する貫通孔5bが設けられている。搬送具本体5aには、ワーク外形に対応する部位と貫通孔5bの周囲に沿って複数の吸着孔5dが設けられている。
図22Bに示すように、搬送具5の搬送具本体5aには、図22Aに示すポット孔7dに対応する貫通孔5bが設けられている。搬送具本体5aには、ワーク外形に対応する部位と貫通孔5bの周囲に沿って複数の吸着孔5dが設けられている。
図23Bに示すように、搬送具5の搬送具本体5aには、図23Aに示すポット孔7dに対応する貫通孔5bが設けられている。搬送具本体5aには、ワーク外形に対応する部位と貫通孔5bの周囲に沿って複数の吸着孔5dが設けられている。
次に、図18に示すモールド金型1(第四実施例)の変形例である第五実施例について図24及び図25を参照して説明する。第四実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用し、以下異なる構成を中心に説明する。第四実施例と異なる点は、下型7及び搬送具5の形態である。
図24において、上型6は上型クランプ面6aにワークWの外形に対応したワーク吸着部6bが形成されている。このワーク吸着部6bにワークWがチップ搭載面を下向きにして吸着保持されている。
また、図25Bに示すように、搬送具5の搬送具本体5aには、図25Aに示すポット孔7dに対応する矩形状の貫通孔5bが設けられている。搬送具本体5aには、ワーク外形に対応する部位と貫通孔5bの周囲に沿って複数の吸着孔(図示せず)が設けられている。図24に示すように、搬送具5の貫通孔5bの下端開口がフィルムFに覆われて、樹脂収容部5cが形成される。
次に、図18に示すモールド金型1(第四実施例)の変形例である第六実施例について図26及び図27を参照して説明する。第四実施例と同一部材には同一番号を付して説明を援用し、以下異なる構成を中心に説明する。第四実施例と異なる点は、下型7及び搬送具5の形態である。
図26Aにおいて、上型6は上型クランプ面6aにワークWの外形に対応したワーク吸着部6bが形成され、このワーク吸着部6bにワークWがチップ搭載面を下向きにして吸着保持されている。図26Bに示すように、ワークWは、矩形基板K上にチップTがマトリクス配置(例えば3行6列等)で搭載されている。
また、図27Bに示すように、搬送具5の搬送具本体5aには、図27Aに示す加圧駒7iに対応する部位に貫通孔5bが設けられ、チップ押さえ駒7bに対応する部位に島(板材)が存在するようになっている。搬送具本体5aには、ワーク外形に対応する部位と貫通孔5bの周囲に沿って複数の吸着孔(図示せず)が設けられている。図26Aに示すように、搬送具5の貫通孔5bの下端開口がフィルムFに覆われて、樹脂収容部5cが形成される。
Claims (7)
- 基板上に複数のチップ同士が近接して搭載されたワークを、各チップ表面を露出させて樹脂モールドするモールド金型であって、
前記ワークを支持する上型と、
下型ベースに対して第一弾性部材によりフローティング支持される連結板と、前記連結板に前記ワークのチップ搭載エリアのチップ配置に応じて対向配置された第二弾性部材によりチップ押さえ支持部より離間してフローティング支持されたチップ押さえ駒と、前記チップ押さえ駒の外周側で前記連結板をよけて前記下型ベースに立設された加圧駒と、前記加圧駒より外周側で前記連結板に支持されたクランパと、を有し、前記チップ押さえ駒と前記クランパとの間に設けられた前記加圧駒に囲まれて形成された凹部にモールド樹脂が収容される下型と、を備え、
前記上型と前記下型を型閉じしながら前記チップ押さえ駒を前記チップに押し当てたまま前記第二弾性部材を撓ませて前記チップ押さえ支持部に向かってチップ厚さ分押し下げて前記凹部の容積を相対的に縮小させ、前記クランパが前記ワークに押し当てられると前記第一弾性部材を撓ませて前記加圧駒の相対位置が変位して前記凹部に収容された前記モールド樹脂を前記チップ搭載エリアの前記チップの隙間に加圧しながら充填することを特徴とするモールド金型。 - 前記下型を構成する前記クランパと前記チップ押さえ駒が同じ高さに支持されている請求項1記載のモールド金型。
- 前記チップ押さえ駒と前記クランパに囲まれたキャビティエリアに配置された前記加圧駒は、型閉じ状態において前記ワークに対してアンダーフィルモールドを行う隙間を形成する高さ位置へ相対移動する請求項2記載のモールド金型。
- 前記凹部はワークエリアのチップ搭載面以外のキャビティエリア内に複数設けられている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のモールド金型。
- 基板上に複数のチップ同士が近接して搭載されたワークを、各チップ表面を露出させて樹脂モールドするモールド金型であって、
チップ搭載面を上向きにして前記基板を吸着保持する下型と、
上型ベースに対して第一弾性部材により吊り下げ支持される連結板と、前記連結板に前記ワークのチップ搭載エリアのチップ配置に応じて対向配置された第二弾性部材によりチップ押さえ支持部より離間して吊り下げ支持されたチップ押さえ駒と、前記チップ押さえ駒の外周側で前記連結板に支持された貫通孔を有するポットブロックと、前記上型ベースに支持され前記貫通孔内に挿入されたプランジャと、前記ポットブロックの外周側で前記上型ベースに前記第一弾性部材により吊り下げ支持され前記ワークをクランプするクランパと、を有し、前記ワーク上に供給されたモールド樹脂が対向する前記ポットブロックの前記貫通孔内に収容される上型と、を備え、
前記上型と前記下型を型閉じしながら前記チップ押さえ駒により前記チップを押さえたまま前記第二弾性部材を撓ませて前記チップ押さえ支持部に向かってチップ厚さ分押し上げてポットの容積を相対的に縮小させ、前記クランパが前記ワークに押し当てられると前記第一弾性部材を撓ませて前記プランジャの相対位置が変位して前記ポットブロックに収容された前記モールド樹脂を前記チップ搭載エリアの前記チップの隙間に加圧しながら充填することを特徴とするモールド金型。 - 基板上に複数のチップ同士が近接して搭載されたワークを、各チップ表面を露出させて樹脂モールドする樹脂モールド装置であって、
チップ搭載面を下向きにして前記基板を吸着保持する上型と、
下型ベースに対して第一弾性部材によりフローティング支持される連結板と、前記連結板に前記ワークのチップ搭載エリアのチップ配置に応じて対向配置された第二弾性部材によりチップ押さえ支持部より離間してフローティング支持されたチップ押さえ駒と、前記チップ押さえ駒の外周側で前記連結板をよけて前記下型ベースに立設された加圧駒と、前記加圧駒より外周側で前記連結板に支持されたクランパと、を有し、前記チップ押さえ駒と前記クランパとの間に設けられた前記加圧駒に囲まれて形成された凹部にモールド樹脂が収容される下型と、
搬送具本体に前記凹部に対応して樹脂投入用の貫通孔が穿孔され、前記搬送具本体の下面にフィルムを保持し前記貫通孔の下端開口が塞がれた樹脂収容部を有する搬送具と、を備え、
前記搬送具に保持されたフィルム上にモールド樹脂が収容されたまま下型クランプ面と重ね合わせて前記チップ押さえ駒及び前記クランパに前記フィルムを受け渡すと共に前記凹部に前記モールド樹脂が供給され、前記上型と前記下型を型閉じしながら前記チップ押さえ駒を前記フィルムを介して前記チップに押し当てたまま前記第二弾性部材を撓ませて前記チップ押さえ支持部に向かってチップ厚さ分押し下げて前記凹部の容積を相対的に縮小させ、前記クランパが前記ワークに押し当てられると前記第一弾性部材を撓ませて前記加圧駒の相対位置が変位して前記凹部に収容された前記モールド樹脂を前記チップ搭載エリアの前記チップの隙間に加圧しながら充填することを特徴とする樹脂モールド装置。 - 搬送具本体にチップ搭載エリア外に樹脂投入用の貫通孔が穿孔され、前記搬送具本体の一面にフィルムを保持し前記貫通孔の下端開口が塞がれた樹脂収容部を有する搬送具を用意する工程と、
前記樹脂収容部にモールド樹脂を収容した前記搬送具を上型と下型が型開きしたモールド金型の前記下型に搬入する工程と、
基板上に複数のチップ同士が近接して搭載されたワークを前記モールド金型の上型クランプ面にチップ搭載面を下向きにして前記基板を吸着保持させる工程と、
下型ベースに対して第一弾性部材によりフローティング支持される連結板と、前記連結板に前記ワークのチップ搭載エリアのチップ配置に応じて対向配置された第二弾性部材によりチップ押さえ支持部より離間してフローティング支持されたチップ押さえ駒と、前記チップ押さえ駒の外周側で前記連結板をよけて前記下型ベースに立設された加圧駒と、前記加圧駒より外周側で前記連結板に支持されたクランパと、を有し、前記チップ押さえ駒と前記クランパとの間に設けられた前記加圧駒に囲まれてモールド樹脂を収容する凹部が形成された下型クランプ面に、前記搬送具を前記樹脂収容部と前記凹部を位置合わせし、前記フィルムを前記チップ押さえ駒及び前記クランパに挟み込まれるように重ね合わせる工程と、
前記搬送具本体のフィルム保持を解除し前記チップ押さえ駒及び前記クランパによる前記フィルムの吸着を開始することで当該フィルムを前記下型クランプ面に受け渡し、前記樹脂収容部を前記凹部に投下する工程と、
前記搬送具を除去して前記上型と前記下型を型閉じして前記モールド金型内に減圧空間を形成する工程と、
型閉じ動作を進行させて前記チップ押さえ駒を、前記フィルムを介して前記チップに押し当てたまま前記第二弾性部材を撓ませて前記チップ押さえ支持部に向かってチップ厚さ分押し下げて前記凹部の容積を相対的に縮小させ、前記クランパが前記フィルムを介して前記ワークに押し当てられると前記第一弾性部材を撓ませて前記ワークに押し当てられたまま型閉じ動作を更に進行させて前記加圧駒の相対位置が変位して前記凹部に収容された前記モールド樹脂を前記チップ搭載エリアの前記チップの隙間に加圧しながら充填する工程と、を含むことを特徴とする樹脂モールド方法。
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