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JP7298131B2 - 工作機械 - Google Patents

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JP7298131B2
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Description

本発明は、工作機械に関する。
特許文献1には、歯車加工に用いるねじ状工具の形状を測定する工具測定装置が開示されている。この特許文献1に記載の工具測定装置は、工具を軸心周りに回転させながら、測定子をX軸方向及びY軸方向へ移動させることにより、ねじ状工具の形状を測定する。一方、特許文献2には、スカイビング加工による歯車加工で用いる歯切り工具が開示されている。
特開平6-55341号公報 特開2018-1343号公報
スカイビング加工による歯車加工では、粗加工を行った工作物に対し別の機械で熱処理を行った後に工作物の仕上加工を行うハード加工(高硬度の工作物加工)、又は、シンクロナイザースリーブの部品のように複数の工具を用いて加工を行う場合において、回転主軸に装着する歯切り工具を交換した際に、回転主軸に新たに装着された歯切り工具と、歯車が形成された工作物との位相合わせを行う必要がある。また、歯切り工具と工作物との位相合わせの前段階として、新たに装着された歯切り工具の回転主軸に対する位相の割り出しを行う必要がある。
この点に関し、歯切り工具のカッタの形状を基準として回転主軸に対する歯切り工具の位相を割り出す場合には、多くの時間を要する。即ち、スカイビング加工に用いる歯切り工具のカッタの形状は、複雑であり、回転主軸に装着されたカッタの形状を把握するのに多くの労力と時間を要する。また、歯切り工具は、再研磨によりカッタのねじれ角等が変化するため、再研磨を行うたびにカッタの形状を再測定し、位相の割り出しを行う際の基準となるカッタの形状データを補正する必要がある。これに加え、スカイビング加工による歯車加工では、歯切り工具の交換頻度が高いことから、回転主軸に対する歯切り工具の位相割り出しに要する時間を短縮したいとの要請がある。
本発明は、回転主軸に対する工具の位相割り出しに要する時間の短縮を図ることができる工作機械を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
前記回転主軸に保持される工具と、
前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
を備え、
前記工具は、
前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部と、
前記刃部に対して一体回転可能に設けられ、前記回転主軸に着脱可能に装着されるホルダ部と、
前記ホルダ部に形成される被検出部と、
を備え、
前記位相検出部は、
前記被検出部を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算する演算部と、
を備え、
さらに、
前記工具の形状に関するデータを記憶する工具形状記憶部と、
前記被検出部から前記カッタの刃先までの距離を前記工具の軸方向長さとして測定し、かつ、前記刃部の外径を測定するプリセッタと、
を備え、
前記工具形状記憶部は、前記プリセッタの測定結果を記憶する、工作機械にある。
本発明の他の態様は、円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
前記回転主軸に保持される工具と、
前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
を備え、
前記工具は、
前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部と、
前記刃部に一体形成されるホルダ取付部、および、前記ホルダ取付部とは別体に設けられ前記回転主軸に着脱可能に装着される工具ホルダを備えるホルダ部と、
前記ホルダ取付部に設けられる被検出部と、
を備え、
前記位相検出部は、
前記被検出部を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算する演算部と、
を備える、工作機械にある。
本発明の他の態様は、スカイビング加工により、円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
前記回転主軸に保持される工具と、
前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
前記回転主軸及び前記位相検出部に関する制御を行う制御部と、
を備え、
前記工具は、
前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部であって、前記カッタの端面をすくい面とする前記刃部と、
前記刃部に対して一体回転可能に設けられ、前記回転主軸に着脱可能に装着されるホルダ部と、
前記ホルダ部に形成される被検出部と、
を備え、
前記位相検出部は、
前記被検出部を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算し、演算結果に基づいて前記工具の位相を検出する演算部と、
を備え、
前記制御部は、前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する際に、前記回転主軸に装着された前記工具を一方向へ回転させて前記検出部による前記被検出部の検出を行った後、前記工具を他方向へ一回転させて前記検出部による前記被検出部の検出を再度行う、工作機械にある。
本発明の他の態様は、円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
前記回転主軸に保持される工具と、
前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
前記回転主軸に装着された前記工具を他の前記工具に交換する工具交換装置と、
を備え、
前記工具は、
前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部と、
前記刃部に対して一体回転可能に設けられ、前記回転主軸に着脱可能に装着されるホルダ部と、
前記ホルダ部に形成される被検出部と、
を備え、
前記位相検出部は、
前記被検出部を検出する検出部と、
前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算する演算部と、
を備え、
前記工具交換装置は、
装置本体と、
前記装置本体に回転可能に設けられた交換アームと、
前記装置本体と前記コラムとの間に設けられた開口部と、
前記開口部を開閉する扉と、
前記検出部を保持し、前記コラム側の領域と前記装置本体側の領域との間で前記被検出部を移動させる検出部用アームと、
を備える、工作機械にある。
本発明の工作機械によれば、検出部は、ホルダ部に設けられた被検出部を検出する。そして、演算部は、検出部による検出結果に基づき、回転主軸の基準位置に対する被検出部の位相角度(ズレ)を演算し、工具の位相を割り出す。つまり、位相検出部は、再研磨による形状の変化がない被検出部の位置に基づいて工具の位相を割り出すので、カッタに対する再研磨を行った場合であってもカッタの形状を把握する必要がない。よって、工作機械は、回転主軸に対する工具の位相割り出しに要する時間の短縮を図ることができる。
本発明の一実施形態における工作機械の平面図である。 工具の部分拡大側面図であり、刃部の一部を断面で示す。 図2AのIIB-IIB線における工具の断面図であり、センシング位置に配置された検出部81を破線で示す。 工具の動作を示す図である。 歯車加工装置のブロック図である。 工作機械の正面図である。 工作機械の正面図であり、図5Aに示す状態から、工具マガジンに収納された一の工具を工具保持部に移動させた状態が図示されている。 工作機械の正面図であり、交換アームによる工具の交換動作の過程を示す。 工作機械の正面図であり、回転主軸に装着された工具のホルダ取付部に対し、検出部によるセンシングを行っている状態を示す。 制御部により実行されるセンシング処理を示したフローチャートである。 回転主軸を一方向へ回転させながらホルダ取付部をセンシングしたときの検出結果を示すグラフである。 回転主軸を一方向へ回転させながらホルダ取付部をセンシングしたときの検出結果を示すグラフである。
(1.工作機械1の概略)
以下、本発明に係る工作機械を適用した実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、工作機械1の概略を説明する。図1に示すように、工作機械1は、歯車加工装置100と、プリセッタ200とを主に備える。
歯車加工装置100は、相互に直交する3つの直進軸(X軸、Y軸及びZ軸)と2つの回転軸(A軸及びC軸)を駆動軸として有するマシニングセンタである。なお、本実施形態では、歯車加工装置100を用いて円筒状の工作物Wに内歯を創成する場合を例に挙げて説明するが、工作物Wに外歯を創成する場合に歯車加工装置100を用いることも可能である。さらに、歯車加工装置100は、例えば、シンクロナイザースリーブに設けられるスプラインを加工する際に用いることもできる。プリセッタ200は、工作物Wの加工に用いる工具40の各種寸法の測定を行う。
(2.歯車加工装置100)
図1に示すように、工作機械1は、ベッド10と、工作物保持装置20と、工具保持装置30と、工具40とを主に備える。ベッド10は、略矩形状に形成される。
工作物保持装置20は、工作物Wを回転可能に保持する。工作物保持装置20は、テーブル21と、旋回テーブル22と、回転テーブル23とを備える。テーブル21は、ベッド10上に配置される。ベッド10上には、X軸方向(図1左右方向)へ延びる一対のX軸ガイドレール11が設けられ、テーブル21は、図示しないねじ送り機構に駆動されることで、X軸方向へ往復移動する。
旋回テーブル22は、テーブル21に対し、Y軸方向に平行なB軸周りに旋回可能に設けられる。回転テーブル23は、旋回テーブル22に対し、B軸に直交するA軸周りに回転可能に設けられる。回転テーブル23には、工作物Wが一体回転可能に保持され、回転テーブル23に保持された工作物Wは、回転テーブル23の回転に伴ってA軸線周りを回転する。
工具保持装置30は、コラム31と、サドル32と、回転主軸33とを主に備える。コラム31は、ベッド10の上面に配置される。ベッド10上には、Z軸方向(図1上下方向)へ延びる一対のZ軸ガイドレール12が設けられ、コラム31は、図示しないねじ送り機構に駆動されることで、Z軸方向へ往復移動する。これにより、コラム31は、工作物保持装置20に対し相対移動可能に設けられる。
サドル32は、コラム31の側面であって、Z軸方向に直交する平面に平行な一側面に配置される。このコラム31の側面には、Y軸方向(図1紙面垂直方向)へ延びる一対のY軸ガイドレール34が設けられ、サドル32は、図示しないねじ送り機構に駆動されることで、Y軸方向へ往復移動する。
回転主軸33は、コラム31及びサドル32に対して回転可能に設けられる。具体的に、回転主軸33は、サドル32に回転可能に保持され、サドル32の内部に収容された主軸モータ(図示せず)により回転駆動される。工具40は、回転主軸33に対し、一体回転可能に保持される。工具40は、コラム31及びサドル32の移動に伴い、ベッド10に対してZ軸方向及びY軸方向へ移動する。
図2Aに示すように、工具40は、工作物Wを加工する複数のカッタ43を有する刃部41と、刃部41に対して一体回転可能に設けられるホルダ部42とを備える。複数のカッタ43は、工具40の中心軸線Oに対してねじれ角を有する。各々のカッタ43の径方向外面は、工具40の中心軸線Oに対して逃げ角を有し、カッタ43の端面43aは、工具40の中心軸線Oに直交する面に対してすくい面を有する。
ホルダ部42は、ホルダ取付部44と、工具ホルダ45とを備える。ホルダ取付部44は、刃部41に一体形成される円環状の部位である。工具ホルダ45は、柱状の部材である。工具ホルダ45の長手方向一方側(図2A左側)は、ホルダ取付部44に対し、一体回転可能に取り付けられ、工具ホルダ45の長手方向他方側(図2A右側)は、回転主軸33に対し、着脱可能に装着される。これにより、工具40は、回転主軸33(図1参照)の回転に伴い、中心軸線O周りに回転する。
また、図2Bに示すように、ホルダ部42は、被検出部46と、2つのバランサ47,48とを備える。被検出部46及び2つのバランサ47,48は、ホルダ取付部44の外周面に対し、径方向内方へ向けて凹設された凹部である。
被検出部46は、後述するように、回転主軸33に対する工具40の位相角度(ズレ)を検出する際の基準となる。2つのバランサ47,48は、工具40の回転時にホルダ取付部44に発生する遠心力に関して、被検出部46に起因する遠心力のバラつきを相殺するために設けられる。具体的に、ホルダ取付部44における2つのバランサ47,48の軸方向位置は、被検出部46の軸方向位置と同等であり、ホルダ取付部44における2つのバランサ47,48の周方向位置は、被検出部46の周方向位置とは異なる。また、2つのバランサ47,48の径方向における寸法は、被検出部46の径方向における寸法よりも小さい。
図3に示すように、歯車加工装置100は、工作物Wの内周面に内歯を創成する際、工具40と工作物Wとを同期回転させつつ、工作物Wの回転軸線方向(A軸方向)に送りながら切削加工を行う。具体的に、歯車加工装置100は、歯車加工を行うに際し、工作物Wの中心軸線(A軸)が、工具40の中心軸線(O軸)に対して、傾斜し、且つ、ねじれた状態となるように旋回テーブル22(図1参照)を揺動させる。その後、歯車加工装置100は、旋回テーブル22の傾斜角度を維持した状態で、工具40と工作物Wとを同期回転させながら、工具40をA軸方向へ相対移動させる。このとき、工作物Wと工具40との間に相対速度差が生じ、カッタ43との接触部位において、工作物Wの内周面が切削される。
図1に戻り、歯車加工装置100の説明を続ける。歯車加工装置100は、工具マガジン50と、工具交換装置60とを更に備える。工具マガジン50は、複数の工具40を収容する。なお、図1では、図面を簡素化するため、2つの工具40のみを図示する。ベッド10の上面には、板状の支持板13が固定され、その支持板13に工具マガジン50が回転可能に設けられる。
工具交換装置60は、回転主軸33に装着された工具40と、工具マガジン50に収容された他の工具40との交換を行う。工具交換装置60は、X軸方向において、工具マガジン50と工具保持装置30との間に配置される。
工具交換装置60は、装置本体61と、交換アーム62と、アーム用モータ63と、枠部64と、扉65と、移動体66と、工具保持部67とを主に備える。装置本体61は、ベッド10上に設けられる。交換アーム62は、装置本体61に対し、Z軸に平行な軸線まわりに回転可能に設けられる。交換アーム62の長手方向両端には、工具ホルダ45を把持可能なフック状のホルダ把持部62a(図5A参照)が形成される。アーム用モータ63は、交換アーム62を回転させるための駆動力を付与するモータである。
枠部64は、支持板13よりもコラム31に近接した位置であって、X軸方向における工具マガジン50と工具保持装置30との間に配置される。枠部64には、X軸方向において交換アーム62と対向する位置に開口部64aが形成される。そして、この開口部64aは、X軸方向においてコラム31と装置本体61との間に設けられる。扉65は、枠部64に設けられ、開口部64aを開閉する。
また、枠部64には、図示しないスプリングが設けられ、開口部64aは、スプリングの付勢力によって扉65が巻き取られることで開放される。また、枠部64には、扉65に連結されたアクチュエータ(図示せず)が設けられ、開口部64aは、アクチュエータを駆動し、扉65がスプリングの付勢力に反して広げられることで閉鎖される。
移動体66は、支持板13に対し、装置本体61とは反対側に設けられる。また、支持板13には、工具マガジン50が装着される側とは反対側の面に、図示しないねじ送り機構が設けられ、移動体66は、ねじ送り機構により、支持板13に対してX軸方向へ相対移動可能に設けられる。移動体66は、枠部64に一体形成され、装置本体61は、ブラケット68を介して枠部64に連結される。即ち、装置本体61及び枠部64は、移動体66の移動に伴い、X軸方向へ一体的に移動可能に設けられる。
工具保持部67は、装置本体61に設けられ、装置本体61と一体的に移動する。工具保持部67は、回転主軸33に装着された工具40と交換するための1つの工具40を保持する。なお、装置本体61には、図示しないアクチュエータが設けられ、工具保持部67は、アクチュエータが工具マガジン50から取り出した工具40を保持する。
また、工具交換装置60は、後述する検出部81(図5A参照)を保持する検出部用アーム69を更に備える。検出部用アーム69は、交換アーム62よりも装置本体61から離れた位置でアーム用モータ63に固定される。検出部用アーム69は、伸縮可能であって、図示しないアクチュエータにより伸縮駆動される。
図4に示すように、歯車加工装置100は、工具形状記憶部70と、位相検出部80とを更に備える。工具形状記憶部70は、工具40の形状に関するデータを記憶する。具体的に、工具形状記憶部70には、プリセッタ200により測定された工具40の軸方向長さH及び刃部41の外径Dの測定結果が記憶される。なお、プリセッタ200は、工具40の軸方向長さHとして、刃部41に設けられた1のカッタ43の刃先(工具40に軸方向における先端)から被検出部46までの距離を測定する。また、プリセッタ200は、工具40のカッタ43のねじれ角を測定してもよい。この場合、歯車加工装置100は、工具40を研磨するとき等の刃先位置(角度)及び研磨量によって位相角度(ズレ)を演算できる。
位相検出部80は、回転主軸33(図1参照)に対する工具40の位相を検出する。位相検出部80は、検出部81と、演算部82とを備える。検出部81は、被検出部46を検出する際に用いるセンサである。検出部81は、検出部用アーム69(図1参照)に保持され、歯車加工装置100は、検出部用アーム69を伸長させることにより、回転主軸33に装着された工具40のホルダ取付部44に対し、検出部81を近づけることができる。なお、本実施形態において、検出部81は、非接触型渦電流センサであるが、例えば、接触型タッチプローブセンサであってもよい。
演算部82は、検出部81による検出結果に基づき、回転主軸33の予め定められた基準位置に対する被検出部46の位相角度(ズレ)を演算により求める。また、演算部82は、工具形状記憶部70(図1参照)に記憶されたデータに基づき、カッタ43(図2A参照)の刃先位置を演算により求める。
制御部90は、歯車加工装置100に関する全般的な制御を行う。制御部90は、例えば、コラム31及びサドル32の位置制御や、回転主軸33の回転制御、工具マガジン50及び工具交換装置60の動作に関する制御、位相検出部80の検出部81によるセンシングの実行動作に関する制御等を行う。
(3.工具40の交換時における歯車加工装置100の動作)
次に、図5Aから図5Dを参照しながら、工具40の交換を行う際の歯車加工装置100の動作を説明する。図5Aに示すように、工具マガジン50には、複数のソケット51が着脱可能に装着され、そのソケット51に工具40が収容されている。
制御部90は、工具交換装置60による工具40の交換を開始する前に、工具マガジン50を旋回させることにより、次に使用する工具40を、工具保持部67と対向する位置に配置する。工具交換装置60は、Z軸方向視において、コラム31と干渉しない位置に配置され、交換アーム62は、長手方向をY軸方向へ向けた状態で保持される。
またこのとき、交換アーム62及び検出部用アーム69は、枠部64よりも工具マガジン50側に配置され、開口部64aは、扉65により閉鎖される。このように、歯車加工装置100は、歯車加工時において、コラム31側の領域である加工領域と、工具マガジン50側の領域である非加工領域とを扉65により区画する。よって、歯車加工装置100は、回転主軸33に装着された工具40に付着する切粉やクーラント等が、開口部64aを通過して工具マガジン50側へ飛散することを防止できるので、工具マガジン50に収容された工具40や検出部81に切粉やクーラント等が付着することを防止できる。
図5Bに示すように、工具保持部67と対向する位置に割出された工具40及びソケット51は、図示しないアクチュエータにより、工具保持部67に移送される。そして、工具保持部67に移送された工具40は、交換アーム62により把持可能な位置に配置される。
制御部90は、工具40の交換を開始する前に、コラム31をテーブル21から離間する方向(図1左方向)へ後退させ、工具交換装置60と干渉しない位置にコラム31を配置する。制御部90は、コラム31が工具交換装置60との干渉を回避可能な位置まで後退したところで、装置本体61を加工領域側(図1右側)へ移動させる。また、制御部90は、回転主軸33の回転を停止すると共にサドル32を移動させ、回転主軸33に装着された工具40を、交換アーム62により把持可能な位置に配置する。
図5Cに示すように、装置本体61は、回転主軸33に装着された工具40の中心軸線Oから交換アーム62の回転軸線までの距離が、工具保持部67に保持された工具40の中心軸線Oから交換アーム62の回転軸線までの距離が等しくなる位置まで移動したところで停止する。そして、制御部90は、扉65を開放し、図5Cに示す反時計回り方向へ交換アーム62を90度回転させる。
その後、交換アーム62は、回転主軸33に装着された工具40と工具保持部67に保持された工具40との双方を把持し、各々の工具40,40を回転主軸33及び工具保持部67のそれぞれから取り外す。続いて、交換アーム62は、図5Cの反時計回り方向へ回転し、工具保持部67から取り外した工具40を回転主軸33に対する装着位置へ、回転主軸33から取り外した工具40を工具保持部67に対する収容位置へ、それぞれ移動させる。そして、交換アーム62は、各々の工具40,40を回転主軸33及び工具保持部67に装着した後、図5Cに示す時計回り方向へ交換アーム62を90度回転する。
図5Dに示すように、制御部90は、交換アーム62による工具40の交換動作が終了した後、検出部用アーム69を伸長する。そして、制御部90は、回転主軸33に装着された工具40のホルダ取付部44をセンシング可能な位置にセンシング位置に検出部81を配置する。その後、制御部90は、回転主軸33を駆動して工具40を回転させながら、検出部81によるセンシングを行う。
これに伴い、演算部82は、検出部81による検出結果に基づいて被検出部46の位置を特定する。続けて、演算部82は、回転主軸33の基準位置に対する被検出部46の位相角度(ズレ)を演算により求める。また、演算部82は、工具形状記憶部70に記憶された工具40の形状に関するデータに基づき、回転主軸33に装着された工具40のカッタ43の刃先位置を演算により求める。
制御部90は、検出部81によるセンシングが終了すると、検出部用アーム69をセンシング位置から退避させる。また、制御部90は、装置本体61を非加工領域側(図1左側)へ移動させ、扉65により開口部64aを閉鎖する。そして、制御部90は、Z軸方向視においてコラム31と干渉しない位置まで工具交換装置60が移動したところで、コラム31を前進させてテーブル21に近づけ、切削加工を開始する。
(4.位相検出処理)
次に、図6から図7Bを参照しながら、位相検出部80による被検出部46の位相検出処理について、例を挙げながら説明する。まず、図6に示すフローチャートを参照しながら、制御部90により実行されるセンシング処理について説明する。センシング処理は、回転主軸33に工具40を装着した後に実行される処理であり、検出部81によるホルダ取付部44の外周面をセンシングし、被検出部46の位置を検出する。
図6に示すように、センシング処理において、制御部90は、最初に、検出部用アーム69を伸長させることにより、ホルダ取付部44の外周面をセンシング可能なセンシング位置に検出部81を配置する(S1)。
次に、制御部90は、回転主軸33を一定速度で一方向へ一回転させながら、検出部81によるセンシングを行う(S2)。続いて、制御部90は、回転主軸33を他方向(S2の処理とは反対方向)へ回転主軸33を一定速度で一回転させながら、検出部81によるセンシングを行う(S3)。その後、制御部90は、検出部用アーム69を収縮させることにより、検出部81をセンシング位置から退避させて非加工領域に配置し(S4)、本処理を終了する。このように、制御部90は、センシング処理において、工具40を両方向に回転させながら検出部81によるセンシングを行う。
続いて、図7A及び図7Bを参照しながら、演算部82による演算処理について説明する。図7Aは、センシング処理の中で実行されるS2に処理において、回転主軸33を一方向へ回転させながら検出部81によるセンシングを行った際の検出結果を示すグラフである。図7Bは、センシング処理の中で実行されるS3の処理において、回転主軸33を他方向へ回転させながら検出部81によるセンシングを行った際の検出結果を示す。
回転主軸33を回転させながらセンシングを行う際、被検出部46及び2つバランサ47,48が形成されていない部位において、ホルダ取付部44と検出部81との距離は、ほぼ一定となる。よって、ホルダ取付部44の被検出部46及び2つバランサ47,48が形成されていない部位をセンシングしている間、検出部81のセンサ出力値は、ほぼ一定となる。
これに対し、検出部81によるセンシング位置が、ホルダ取付部44の被検出部46及びバランサ47,48が形成されていない部位から、ホルダ取付部44の被検出部46及び2つバランサ47,48が形成されている部位へ移行すると、検出部81のセンサ出力値が低下する。そして、演算部82は、検出部81による検出結果において、工具40を一回転させながらセンシングを行う間に、センサ出力値が低下した期間が3回(P,Q,R)あることを特定できる。つまり、演算部82は、センサ出力値が低下したときに検出部81がセンシングを行っていた位置に、ホルダ取付部44の被検出部46又はバランサ47,48が存在することを特定できる。
これに加え、被検出部46は、2つのバランサ47,48と比べて、周方向における幅寸法が大きい。よって、演算部82は、検出部81からの信号出力がなくなった3回の期間のうち、センサ出力値が低下していた期間が最も長い期間(P)においてセンシングを行っていた位置に、被検出部46が存在することを特定できる。また、2つのバランサ47,48のうち、一方のバランサ47は、他方のバランサ48よりも周方向における幅寸法が大きい。よって、演算部82は、2つのバランサ47,48の各々が形成されている位置を特定できる。
なお、被検出部46の底面及び一方のバランサ47の底面は、工具40を回転させながら検出部81によるホルダ取付部44の外周面をセンシングする際に、検出部81による測定可能範囲から外れた位置を通過する。よって、被検出部46及び一方のバランサ47をセンシングしたとき、検出部81によるセンサ出力がなくなる。これに対し、他方のバランサ48の底面は、検出部81による測定可能範囲を通過する。よって、他方のバランサ48をセンシングしたとき、センサ出力値の低下は確認できるものの、センサ出力値が0とはならない。よって、演算部82は、センサ出力値の有無に基づいて、他のバランサ48の位置を特定することもできる。
ここで、回転主軸33を速く回転させた場合に、検出部81からの信号出力に基づいて把握される被検出部46の位置と、実際の被検出部46の位置との誤差が生じる場合がある。そこで、演算部82は、一方向へ回転主軸33を一回転させながら検出部81によるセンシングを行って特定した被検出部46の第一中心位置A1と、他方向へ回転主軸33を一回転させながら検出部81によるセンシングを行って特定した被検出部46の第二中心位置A2とを演算により求める。その後、演算部82は、第一中心位置A1と第二中心位置A2との中間位置A(A=(A1+A2)/2)を演算により求め、求めた位置を被検出部46の位置とする。これにより、位相検出部80は、被検出部46の位置を正確に検出することができる。
以上説明したように、位相検出部80は、工具40の位相を割り出す際に、ホルダ取付部44に設けられた被検出部46を検出部81により検出する。そして、演算部82は、検出部81による検出結果に基づき、回転主軸33の基準位置に対する被検出部46の位相角度(ズレ)を演算し、工具40の位相を割り出す。つまり、位相検出部80は、再研磨による形状の変化がない被検出部46の位置に基づいて工具40の位相を割り出すので、カッタ43に対する再研磨を行った場合であってもカッタ43の形状を把握する必要がない。よって、工作機械1は、回転主軸33に対する工具40の位相割り出しに要する時間の短縮を図ることができる。
また、被検出部46は、ホルダ取付部44の外周面に対し、径方向内方へ凹設された凹部である。これにより、演算部82は、検出部81による検出結果においてセンサ出力値の変化を容易に把握できるので、被検出部46の位置を確実に特定できる。
さらに、工作機械1は、工具40の軸方向長さH及び刃部41の外径Dをプリセッタ200で測定するので、カッタ43に対する再研磨を行った場合であっても、工具40の軸方向長さH及び刃部41の外径Dを正確に測定できる。その一方で、工作機械1は、プリセッタ200を用いてカッタ43の形状を測定する代わりに、位相検出部80を用いて回転主軸33の基準位置に対する被検出部46の位相角度(ズレ)を演算により求める。この場合、工作機械1は、プリセッタ200等によりカッタ43の刃先位置を特定し、特定したカッタ43の刃先位置に基づいて工具40の位相を割り出す場合と比べて、回転主軸33に対する工具40の位相割り出しに要する時間の短縮を図ることができる。
なお、プリセッタ200は、被検出部46からカッタ43の刃先までの距離を、工具40の軸方向長さHとして測定することにより、工具40の軸方向長さHを正確に測定できる。
また、工具ホルダ45、刃部41に一体形成されるホルダ取付部44とは別体に設けられる。よって、工具40は、ホルダ取付部44から工具ホルダ45を取り外した状態でプリセッタ200による測定を行うことにより、測定対象物を小型にできる分、プリセッタ200による測定を効率よく行うことができる。
(5.その他)
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、本実施形態では、被検出部46が、ホルダ取付部44の外周面に対し、径方向内方へ向けて凹設された凹部である場合について説明したが、被検出部46は、ホルダ取付部44の外周面に対し、径方向外方へ向けて突出する凸部であってもよい。この場合においても、演算部82は、検出部81による検出結果においてセンサ出力値の変化を容易に把握できるので、被検出部46の位置を確実に特定できる。
また、上記実施形態では、被検出部46がホルダ取付部44の外周面に形成される場合について説明したが、被検出部46は、工具ホルダ45の外周面に形成されていてもよい。また、上記実施形態において、工具ホルダ45は、刃部41及びホルダ取付部44とは別体に設けられ、ホルダ取付部44に対して着脱可能に装着される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、工具ホルダ45は、ホルダ取付部44に一体形成されていてもよい。
上記実施形態では、検出部81が、工具交換装置60の装置本体61に設けられた検出部用アーム69に保持される場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、検出部81は、工具保持装置30のコラム31やサドル32等に固定されていてもよい。検出部81は、コラム31と一体移動可能となるので、歯車加工装置100は、回転主軸33に新たな工具40を装着した後、コラム31を工具交換位置から加工位置へ移動させながら、検出部81によるホルダ取付部44のセンシングを行うことができる。よって、歯車加工装置100は、工具40の交換が完了してから工作物Wに対する加工を開始するまでに要する時間の短縮を図ることができる。
上記実施形態では、被検出部46が、2つのバランサ47,48よりも周方向における幅寸法が大きくなるように形成される場合について説明したが、被検出部46は、少なくともバランサと異なる形状であって、演算部82が、検出部81による検出結果に基づいて被検出部46の位置を特定できるものであればよい。例えば、被検出部46は、バランサよりも周方向における幅寸法が小さくなるように形成されていてもよく、被検出部46の深さ寸法がバランサの深さ寸法とは異なるように形成されていてもよい。
上記実施形態において、バランサ47,48がホルダ取付部44に形成される場合について説明したが、バランサ47,48は、省略してもよい。この場合、工具40は、ホルダ部42の形状を簡素化できる。なおこの場合、制御部90は、回転主軸33を回転させながらホルダ取付部44のセンシングを行う際、回転主軸33を必ずしも一回転させる必要はない。つまり、センシングを行うホルダ取付部44に形成される凹部が1つである場合において、制御部90は、回転主軸33を一方向へ回転させる際に、凹部の位置を特定できた時点(センサ出力値の低下等を確認できた時点)で、回転主軸33の一方向への回転を停止してもよい。これにより、制御部90は、回転主軸33に対する工具40の位相角度検出に要する時間を短縮できる。
上記実施形態では、演算部82は、工具40を一方向へ回転させながら検出部81によるセンシングを行った検出結果と、工具40を他方向へ回転させながら検出部81によるセンシングを行った検出結果とに基づき、被検出部46の位置を特定する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。即ち、演算部82は、工具40を一方向又は他方向へ回転させながらセンシングを行った検出結果のみに基づき、被検出部46の位置を特定してもよい。これにより、制御部90は、回転主軸33に対する工具40の位相角度検出に要する時間を短縮できる。
1:工作機械、 20:工作物保持装置、 30:工具保持装置、 31:コラム、 33:回転主軸、 40:工具、 41:刃部、 42:ホルダ部、 43:カッタ、 44:ホルダ取付部、 45:工具ホルダ、 46:被検出部、 60:工具交換装置、 61:装置本体、 62:交換アーム、 64a:開口部、 65:扉、 69:検出部用アーム、 70:工具形状記憶部、 80:位相検出部、 81:検出部、 82:演算部、 90:制御部、 100:歯車加工装置、 200:プリセッタ、 D:刃部の外径、 H工具の軸方向長さ、 O:工作物の中心軸線、 W:工作物

Claims (9)

  1. 円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
    前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
    前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
    前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
    前記回転主軸に保持される工具と、
    前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
    を備え、
    前記工具は、
    前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部と、
    前記刃部に対して一体回転可能に設けられ、前記回転主軸に着脱可能に装着されるホルダ部と、
    前記ホルダ部に形成される被検出部と、
    を備え、
    前記位相検出部は、
    前記被検出部を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算する演算部と、
    を備え、
    さらに、
    前記工具の形状に関するデータを記憶する工具形状記憶部と、
    前記被検出部から前記カッタの刃先までの距離を前記工具の軸方向長さとして測定し、かつ、前記刃部の外径を測定するプリセッタと、
    を備え、
    前記工具形状記憶部は、前記プリセッタの測定結果を記憶する、工作機械。
  2. 円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
    前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
    前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
    前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
    前記回転主軸に保持される工具と、
    前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
    を備え、
    前記工具は、
    前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部と、
    前記刃部に一体形成されるホルダ取付部、および、前記ホルダ取付部とは別体に設けられ前記回転主軸に着脱可能に装着される工具ホルダを備えるホルダ部と、
    前記ホルダ取付部に設けられる被検出部と、
    を備え、
    前記位相検出部は、
    前記被検出部を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算する演算部と、
    を備える、工作機械。
  3. スカイビング加工により、円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
    前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
    前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
    前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
    前記回転主軸に保持される工具と、
    前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
    前記回転主軸及び前記位相検出部に関する制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記工具は、
    前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部であって、前記カッタの端面をすくい面とする前記刃部と、
    前記刃部に対して一体回転可能に設けられ、前記回転主軸に着脱可能に装着されるホルダ部と、
    前記ホルダ部に形成される被検出部と、
    を備え、
    前記位相検出部は、
    前記被検出部を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算し、演算結果に基づいて前記工具の位相を検出する演算部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する際に、前記回転主軸に装着された前記工具を一方向へ回転させて前記検出部による前記被検出部の検出を行った後、前記工具を他方向へ一回転させて前記検出部による前記被検出部の検出を再度行う、工作機械。
  4. 円筒状の工作物に内歯又は外歯を創成する工作機械であって、
    前記工作物を回転可能に保持する工作物保持装置と、
    前記工作物保持装置に対して相対移動可能に設けられたコラムと、
    前記コラムに対して回転可能に設けられる回転主軸と、
    前記回転主軸に保持される工具と、
    前記回転主軸に対する前記工具の位相を検出する位相検出部と、
    前記回転主軸に装着された前記工具を他の前記工具に交換する工具交換装置と、
    を備え、
    前記工具は、
    前記工作物を加工する複数のカッタを有する刃部と、
    前記刃部に対して一体回転可能に設けられ、前記回転主軸に着脱可能に装着されるホルダ部と、
    前記ホルダ部に形成される被検出部と、
    を備え、
    前記位相検出部は、
    前記被検出部を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算する演算部と、
    を備え、
    前記工具交換装置は、
    装置本体と、
    前記装置本体に回転可能に設けられた交換アームと、
    前記装置本体と前記コラムとの間に設けられた開口部と、
    前記開口部を開閉する扉と、
    前記検出部を保持し、前記コラム側の領域と前記装置本体側の領域との間で前記被検出部を移動させる検出部用アームと、
    を備える、工作機械。
  5. さらに、前記工具の形状に関するデータを記憶する工具形状記憶部を備え、
    前記演算部は、
    前記検出部による検出結果に基づき、前記回転主軸の基準位置に対する前記被検出部の位相角度を演算し、
    前記位相角度および前記工具形状記憶部に記憶されたデータに基づいて、前記カッタの刃先位相を演算により求める、請求項3に記載の工作機械。
  6. 前記被検出部は、前記ホルダ部の外周面に対し、径方向内方へ向けて凹設された凹部である、請求項1~の何れか1項に記載の工作機械。
  7. 前記被検出部は、前記ホルダ部の外周面に対し、径方向外方へ突出する凸部である、請求項1~の何れか1項に記載の工作機械。
  8. 前記工作機械は、前記回転主軸に装着された前記工具を他の前記工具に交換する工具交換装置を備え、
    前記工具交換装置は、
    装置本体と、
    前記装置本体に回転可能に設けられた交換アームと、
    前記装置本体と前記コラムとの間に設けられた開口部と、
    前記開口部を開閉する扉と、
    前記検出部を保持し、前記コラム側の領域と前記装置本体側の領域との間で前記被検出部を移動させる検出部用アームと、
    を備える、請求項1~3,6~7の何れか一項に記載の工作機械。
  9. 前記検出部は、前記コラムに設けられる、請求項1~3,6~7の何れか一項に記載の工作機械。
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