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JP2017067670A - 変位測定装置 - Google Patents

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JP2017067670A JP2015195618A JP2015195618A JP2017067670A JP 2017067670 A JP2017067670 A JP 2017067670A JP 2015195618 A JP2015195618 A JP 2015195618A JP 2015195618 A JP2015195618 A JP 2015195618A JP 2017067670 A JP2017067670 A JP 2017067670A
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Abstract

【課題】渦電流式変位センサと被測定対象物との間の変位を測定する場合、単純かつ小規模であっても良好な精度・感度を有する変位測定装置を提供すること、特に、渦電流式変位センサが供給する電圧波形の発振周波数についての測定精度または感度を改善することによって、渦電流式変位センサと被測定対象物との間の変位についての測定精度または測定感度を向上させる変位測定装置を提供する。【解決手段】制御電圧の電圧値および被測定対象物との変位に応じて、発振周波数が変化する第1電圧波形を供給する渦電流式変位センサと、第1電圧波形と第1電圧波形とは周波数が異なる第1基準電圧波形とを用いて変調された第2電圧波形を生成し、第2電圧波形の低周波側成分である第3電圧波形を供給する周波数変換部とを備え、第3電圧波形の周波数に基づいて、渦電流式変位センサと被測定対象物との変位を算出することを特徴とする。【選択図】図9

Description

本発明は、変位センサと被測定対象物(金属製)までの変位を測定する変位測定装置に関するものである。特に、マシニングセンタ(以下、「MC」と略す)のような自動工具交換装置を備えた工作機械にあっては、ロボットアーム等により、主軸に対してツールホルダを自動的に交換する際に、ツールホルダが主軸の回転中心にセットされたかを確認するため、ツールホルダのフランジ外周の変位を測定する変位測定装置に関する。
渦電流式変位センサは、各種産業分野で多くの回転機械に使われており、その中でも重要なものに関しては機械の状態、特に振動の定期的な監視や常時監視が行われ、効率的なメンテナンスや異常解析、診断などに利用されている。
新川電機株式会社、“Webマガジン、SHINKAWA Times”、“Vol.2 No.1 2010年01月13日号”、“Column”、“回転機械の状態監視 vol.2渦電流式変位センサの原理”のページ、[online]、平成22年1月13日、[平成27年5月11日検索]、イ ン タ ー ネ ッ ト < U R L:http://www.shinkawa.co.jp/magazine/vol.2_column_sst.html> (非特許文献1)には、図1に示すような、渦電流式変位センサの原理が示されている。基本的に渦電流式変位センサはセンサとターゲットとの変位(ギャップ)を測定する変位計である。この変位計で振動計測ができる理由は、渦電流式変位センサの周波数応答はDC〜10kHz程度までと広く、通常の回転する軸振動計測で対象となる数十Hzから数百Hzの範囲ではギャップ(センサ入力)の変化に対する変換器の出力は一対一で追従するからである。渦電流式変位計の静特性は図2(A)に示すように使用するレンジ内で変位に比例した電圧を出力する。ターゲットがx2を中心にx1からx3の範囲で振動している場合、時間に対する変位は図2(B)のように示される。また、変換器の出力電圧は図2(C)のような時間に対する出力電圧の波形となって現れる。この時、出力電圧 y1、y2、y3に対する変位(ギャップ)x1、x2、x3は既知の値でほぼ比例関係にある。このため、振動モニタなどを用いてy3とy1の偏差(y3−y1)を演算処理することにより振動振幅を算出することができる。さらに、変位計の出力波形は振動波形を示しているため、波形を観測したり、振動を解析したりすることができる。
特開2006−317387号公報(特許文献1)には、図3に示すように、工作機械において、測定対象物(金属)との間の変位にしたがってインダクタンスが変化するような渦電流式変位センサを使用して、回転軸を有する工作機械におけるツールホルダ302の装着状態異常を判定することが記載されている。その際、渦電流式変位センサの等価回路をインダクタンスL、キャパシタンスC、抵抗Rの直列回路と仮定することが記載されている。図3に示すように、ツールフランジ303と渦電流式変位センサ312との変位を測定するため、渦電流式変位センサ312と、様々な周波数(f1〜fi)の交流電流を渦電流式変位センサ312に供給する発振回路321と、渦電流式変位センサ312に現れる交流電圧を整流する整流回路322と、該整流された電圧波形の直流成分を取り出すフィルタ回路323と、該直流成分をデジタル信号に変換するアナログ・デジタル変換器324(以下、「ADC」と記す)と、当該デジタル信号に基づいてインダクタンスLを算出するためのマイクロコンピュータ326およびメモリ325からなる機能モジュール330とで構成されている。図4に示すように、マイクロコンピュータ326には、発振周波数を指示する周波数変換部400と、検波回路320からの信号に基づいてインダクタンスを算出するインダクタンス算出部410と、算出されたインダクタンスに基づいて、変位を算出する変位算出部420と、算出された変位に基づいて、異常を判定する異常判定部430が備えられている。当該機能モジュール330には、検波回路320から渦電流式変位センサ312に現れる交流電圧の振幅(V1〜Vi)を示すデジタル信号がインダクタンス算出部410に供給される。i=1〜nとして、数1に示すようなn個の連立方程式を解いて算出したインダクタンスLに基いて、ツールフランジ303と渦電流式変位センサ312の変位(ギャップ)を測定して、ツールホルダの主軸への装着状態の異常を判定することが記載されている。
(数1)
i=|jωiL+1/(jωiC)+R|×Ei (i=1〜n)
また、渦電流式変位センサ312に印加する交流信号の周波数の変化ステップを細かくして、ほぼ無段階に交流信号の周波数を掃引しながら、渦電流式変位センサ312に現れる信号の振幅Vを検出する。そして、掃引範囲(fs〜fe)の全てにおいて掃引を完了すると、インダクタンス算出410は、交流信号の周波数の変化に対する、渦電流式変位センサ312に現れる信号レベルVの変化、すなわち微分値dV/dω(ω=2πf)を算出する。続いて、上記数1のような、渦電流式変位センサ312に現れる信号を求める数式を、角周波数ωについて微分することによって導出した算出式に、微分値dV/dωを代入することによって、渦電流式変位センサ312のインダクタンス成分Lを算出することができる。最後に、変位算出部420は、インダクタンス成分Lに対応する渦電流式変位センサ312からツールフランジ303の外周面との変位(ギャップ)を決定することが記載されている。
特開2004−276145号公報(特許文献2)には、工作機械に組み込まれたチャックエラー装置において、主軸に装着されたツールホルダのフランジ部の外周面までの変位を電気信号として検出する渦電流式変位センサと、渦電流式変位センサで測定された変位をメモリに記憶し、変位に基づいて、ツールホルダの偏心量を算出するデータ処理装置を備えることが記載されている。そして、データ処理装置におけるCPUは、ツールホルダの各1周分の変位について、FFT(Fast Fourier Transform)解析を行い、各周波数の成分に分解して基本波周波数成分の振幅値を2倍の偏心量として取得すること、そして、最初の1回転目の偏心量T1と2回転目の偏心量T2との差が所定の閾値以上である場合、チャックエラー(装着状態異常)と判定し、差が所定未満である場合は正常と判定することが記載されている。
特開2005−333426号公報(特許文献3)には、インダクタンスとコンデンサの容量の積に基づいて発振周波数が決定される自己発振型の変位検出センサ570を用いて、発振しているインダクタ560から出力される磁束を対象物に当てて、対象物に発生する渦電流に起因する発振強度、または発振周波数の変化から対象物との変位(ギャップ)の変化を検出する変位検知システム(変位検知装置)が記載されている。図5は変位検知システム(変位検知装置)の構成例を模式的に示す説明図である。この変位検知装置は、可変発振器520および検出部580と接続されている制御回路500内に記憶部510を備え、共振回路570について検知された共振周波数を記憶部510に記憶させる。制御回路500は、記憶された共振周波数を駆動周波数として用いることによって、変位検知対象物Tの変位を検知する。この検知方法によって、変化後の共振周波数に合うように駆動周波数を見積もり、共振周波数の変化に起因した発振強度の低下を抑える技術が記載されている。
特開2006−317387号公報 特開2004−276145号公報 特開2005−333426号公報
新川電機株式会社、"Webマガジン、SHINKAWA Times"、"Vol.2 No.1 2010年01月13日号"、"Column"、"回転機械の状態監視 vol.2渦電流式変位センサの原理"のページ、[online]、平成22年1月13日、[平成27年5月11日検索]、インターネット < U R L:http://www.shinkawa.co.jp/magazine/vol.2_column_sst.html>
非特許文献1には一般的な渦電流式変位センサの原理が示されているが、共振周波数とセンサとターゲット間の変位の関係、および共振周波数の測定方法および構成については開示されていない。
特許文献1には、測定対象との間の変位にしたがってインダクタンスが変化する渦電流式変位センサを利用して、回転軸を有する工作機械におけるツールホルダの装着状態異常を判定する工作機械が記載されているが、渦電流式変位センサのインダクタンスを求める際、回路方程式に基づく連立方程式を解く処理が複雑であること、その処理のためのマイクロコンピュータが必要であることという問題がある。
特許文献2には、工作機械に組み込まれたチャックエラー装置において、主軸に装着されたツールホルダのフランジ部の外周面までの変位dを渦電流式変位センサで測定して、変位に基づいて、ツールホルダの偏心量を算出するデータ処理装置を備えることが記載されているが、渦電流式変位センサのどのような応答に着目し、どのような応答と関連付けて変位を算出するのかについての具体的な開示には乏しい。
特許文献3には、自己発振型の変位検出センサにおいて、対象物に発生する渦電流に起因する発振強度、発振周波数の変化から対象物との変位(ギャップ)の変化を検出する変位検知装置が記載されているところ、図6に示すように、変位検知部として機能するインダクタ(コイル)と対象物とのギャップが小さくなると、共振周波数は高くなり、共振電圧は低下することが記載されているが、発振周波数の測定精度または感度を高くするようなことについて開示されていない。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、本発明の目的は、渦電流式変位センサと被測定対象物との間の変位を測定する場合、単純かつ小規模であっても良好な精度・感度を有する変位測定装置を提供すること、特に、渦電流式変位センサが供給する電圧波形の発振周波数についての測定精度または感度を改善することによって、渦電流式変位センサと被測定対象物(例えば、ツールフランジ)との間の変位についての測定精度または測定感度を向上させる変位測定装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、制御電圧の電圧値および被測定対象物との変位に応じて、発振周波数が変化する第1電圧波形を供給する渦電流式変位センサと、前記第1電圧波形と前記第1電圧波形とは周波数が異なる第1基準電圧波形とを用いて変調された第2電圧波形を生成し、前記第2電圧波形の低周波側成分である第3電圧波形を供給する周波数変換部とを備え、前記第3電圧波形の周波数に基づいて、前記渦電流式変位センサと前記被測定対象物との変位を算出することにより達成される。
本発明の上記目的は、前記周波数変換部は、第1モジュレータと第1バンドパスフィルタから成る第1変換回路を備え、前記第1モジュレータは、所定周波数の第1クロック波形をもとに生成された第1基準電圧波形と前記第1電圧波形との周波数の差に相当する周波数成分を含む電圧波形である前記第2電圧波形を生成し、前記第1バンドパスフィルタは、前記第2電圧波形に基づいて前記第3電圧波形を供給することにより、
或いは、前記周波数変換部は、第2モジュレータと第2バンドパスフィルタから成る第2変換回路を備え、前記第2モジュレータは、前記第1クロック波形の周波数より周波数が低い第2クロック波形をもとに、前記第1基準電圧波形の周波数より周波数が低く生成された第2基準電圧波形と、前記第3電圧波形との周波数の差に相当する周波数成分を含む電圧波形である第4電圧波形を生成し、前記第2バンドパスフィルタは、前記第4電圧波形に基づいて第5電圧波形を供給することにより、
或いは、前記周波数変換部は、第3モジュレータと第3バンドパスフィルタから成る第3変換回路を備え、前記第3モジュレータは、前記第2クロック波形の周波数より周波数が低い第3クロック波形をもとに、前記第2基準電圧波形の周波数より周波数が低く生成された第3基準電圧波形と、前記第5電圧波形との周波数の差に相当する周波数成分を含む電圧波形である第6電圧波形を生成し、前記第3バンドパスフィルタは、前記第6電圧波形に基づいて第7電圧波形を供給することにより、
或いは、前記周波数変換回路は、前記第1クロック波形をもとに前記第1基準電圧波形を生成する第1ローパスフィルタと、前記第2クロック波形をもとに前記第2基準電圧波形を生成する第2ローパスフィルタと、前記第3クロック波形をもとに前記第3基準電圧波形を生成する第3ローパスフィルタとを備えることにより、
或いは、計数部基準クロック発振器によって生成される所定周波数の第2基準クロック波形にてカウントすることによって、前記周波数変換部により前記第1電圧波形の周波数に応じた周波数に変換された電圧波形の周期に対応するカウント数を計数する周期時間計数部と、前記カウント数に対応した、前記変位を算出する変位算出部と、を備えることにより、
或いは、変位測定装置と、回転駆動する主軸と、切削工具が取り付けられるツールホルダとを備え、前記ツールホルダが装着される前記主軸を回転駆動させてワークを加工する工作機械であって、前記変位測定装置によって、前記主軸に装着した前記ツールホルダのフランジ外周面までの変位を測定して、前記ツールホルダの前記主軸への装着状態の正常または異常を判定することにより、
或いは、変位測定装置と、平行移動する被測定対象物を備える加工装置であって、前記変位測定装置によって、前記変位測定装置と前記被測定対象物までの変位を測定して、前記被測定対象物の空間的な設置の状態を判定することより効果的に達成される。
本発明の渦電流式変位センサを利用した変位測定装置によれば、渦電流式変位センサが供給する電圧波形と渦電流式変位センサが供給する電圧波形とは周波数が異なる電圧波形とを用いて変調された電圧波形の低周波側成分を抽出するような周波数変換部を備えることにより、渦電流式変位センサと被測定対象物との間の変位に対して、応答する電圧波形の周波数の変化比が増大して、該変位についての測定精度または感度を向上させることができる。
従来の高周波発振形近接センサの概略的構成図である。 (A)は従来の高周波発振形近接センサにおける、センサとターゲットとの変位と出力波形との関係を示す。(B)は、センサとターゲットとの変位が時間変化する様子を示す。(C)はセンサとターゲットとの変位に対応して、出力電圧が時間変化する様子を示す。 従来例の渦電流式変位センサを用いたツール振れ(異常検出)変位測定器を備えた工作機械の概略構成図である。 図3に示すマイコン内部に備えられ、センサ(コイル)のインダクタンスから算出した変位に基づいて、ツールホルダの主軸への装着状態を判定する機能モジュールのブロック図を示す。 従来の変位検知システム(変位検知装置)の構成例を模式的に示す説明図である 従来の変位検知装置を用いて、共振周波数の変化に基づいて、変位検知対象物の変位の検出手法を示す説明図である。 (A)は本発明の第1実施形態における、ツールホルダの偏心量を検出するための渦電流式変位センサを用いた変位測定器を備えた工作機械の主軸ヘッド近傍の構成を示す説明図、(B)は(A)の下面図である。 本発明の第1実施形態における、渦電流式変位センサを用いた変位測定器を備えた工作機械の概略構成図である。 本発明の第1実施形態における、渦電流式変位センサを用いた変位測定器の周波数変換部までのブロック図である。 本発明の第1実施形態における、カウンタを用いた周期時間計数部のブロック図である。 本発明の第1実施形態における、渦電流式変位センサからの基本周波数fviに対する基本出力周波数fvoの変化率のグラフである。 本発明の第1実施形態における、変換テーブル上の点A(nk,dk)と点B(nk+1,dk+1)を用いたA−B間の直線補間を行いて、測定されたカウント値nmに対応する変位dmを算出する方法である。 本発明の第1実施形態における、ツールホルダの偏心量を測定して、ツールホルダのチャックエラーを判定する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における、センサ部のセンサヘッドとツールホルダの外周面との変位dを測定するサブルーチン処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における、ツールホルダの第1回転目〜第N回転目の各偏心量を算出する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態における、チャックエラーの有無を判定する処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における、(A)は微分回路と積分回路を直列接続したバンドパスフィルタの構成例である。(B)はオペアンプAの入力側インピーダンスをCR直列の微分回路、帰還側インピーダンスにCR並列の積分回路を割り当てたバンドパスフィルタの構成例である。 本発明の第2実施形態における、ローパスフィルタの構成例である。 (A)は本発明におけるMODについて、オペアンプの入力側に電圧制御の抵抗素子を配し、帰還ループに帰還抵抗Rfを配して構成される乗算器によって実現した例である。(B)は電圧制御の抵抗素子として、n型電界効果トランジスタを配した乗算器の構成例である。 (A)はVCO回路における、制御電圧Vcontに対する出力周波数foutの関係を示す図である。(B)はバリキャップを含むLCの共振回路を利用したVCO回路の構成例である。 本発明において主軸台の底面にセンサ部を設置した例である。 本発明において平行移動する被測定対象物の変位測定に応用した例である。 (A)は本発明において渦電流式変位センサに対して左右方向に平行移動するターゲットの変位測定に応用した例である。(B)は本発明において渦電流式変位センサに対して前後方向に接近したり離れたりするように動くターゲットの変位測定に応用した例である。
本発明の渦電流式変位センサを利用した変位測定装置においては、渦電流式変位センサが供給する電圧波形と渦電流式変位センサが供給する電圧波形とは周波数が異なる電圧波形とを用いて変調された電圧波形における低周波側成分を抽出するような周波数変換部を備え、渦電流式変位センサと被測定対象物との間の変位に対する電圧波形における周波数変化比を増幅させることによって、上記変位についての測定精度または測定感度を向上させる変位測定装置を提供することができる。特に、MCのような自動工具交換装置を備えた工作機械においては、主軸とツールホルダとの間の異物付着等による偏心の検出に有効である。
以下、図面に基づいて本発明に係る変位測定装置の第1実施形態について説明する。
図7(A)は、第1実施形態において、本発明に係る変位測定装置の測定対象となる工作機械の主軸ヘッド近傍の概略構成図と当該工作機械における渦電流式変位センサ(全体を符号720で示す)の取り付け位置を示す図である。また、図7(B)は図7(A)の下面図である。
工作機械の主軸台704は、適宜のサドル等に取り付けられ、図示しないテーブルに対して相対移動する。主軸台704に支持される主軸703は、先端にシャンク穴を有し、2本のツメによりツールホルダ701に係合される。ツールホルダ701は適宜の外径のものが使用され、図示しない自動工具交換装置により、主軸704に対して交換される。ツールホルダ701は切削工具700を有し、テーブル上のワークに対して必要な加工を施す。
渦電流式変位センサ720は、本体721に挿入されたセンサヘッド722を有する。本体721は、ナット726a、726bによりホルダアーム723により支持され、ホルダアーム723は、支持構体724に取り付けられる。センサヘッド722が検出する信号は、信号線725を介して後述する周波数変換部812へ送られる。
ツールホルダ701は、最大径を有するフランジ部705を備える。自動工具交換位置にあっては、このツールホルダ701のフランジ部705に対向する位置に、渦電流式変位センサ720のセンサヘッド722を配置する。このときに、センサヘッド722の先端とツールホルダのフランジ部705が形成する変位d(ギャップ)は、例えば3mmとしてもよい。なおフランジ705は取り外しが可能な構造になっている切削工具等の取付用具のことであり、その材質については、磁気反応が強い金属材料が用いられる。
この状態で主軸703を回転させると、ツールホルダのフランジ部705は、センサヘッド722に対して回転移動を行う。この回転運動に応じて、変位dが変化すると、ツールホルダのフランジ部705とセンサヘッド722との間で形成されるインピーダンス(インダクタンス)が変化し、後述する作用により、フランジ部705の偏心量を検知することができる。そして、偏心量が所定の値を越えたときには、ツールホルダ701と主軸703の間に切粉の噛み込み等の原因により、クランプ異常が発生したものと判断することができる。さらに、主軸703の回転を停止して、必要な処理を行ってもよい。
図8は、本発明に使用する変位測定装置800の概略構成図である。本発明に係る変位測定装置800は、渦電流式変位センサ720に制御電圧Vcontのデジタルデータを供給する制御電圧データ送信部810と、該制御電圧Vcontに基づいて発振して、金属製の被測定対象物(この場合、フランジ部705)の渦電流発生によるインピーダンス(インダクタンス)変化に応じた共振周波数を基本周波数fviとする電圧波形を周波数変換部812に供給する渦電流式変位センサ720と、該基本周波数fviを有する電圧波形をフィルタ処理、および低周波変換処理が施された基本出力周波数fvoを有する電圧波形を周期時間計数部813に供給する周波数変換部812と、測定された基本出力周波数fvoに基づいて、フランジ部705と渦電流式変位センサ720との変位dを算出する変位算出部814を備える。
さらに制御電圧データ送信部810、渦電流式変位センサ720および周波数変換部812についてのブロック図を図9に示す。制御電圧データ送信部810は、コンピュータ815の指令に従って、制御電圧Vcontに対応したデジタルの制御数値の並列データを直列データに変換するデジタル回路911によって変換し、インターフェース912を介して、渦電流式変位センサ720のインターフェース913に供給する。DAC914は該制御数値の保持と数値に基づいてD/A変換された制御電圧Vcontを出力する。制御電圧Vcontは、電圧/周波数変換回路915(以下、「VCO回路」とする)に供給される。なお、VCO回路には、後述するように渦電流発生によるインピーダンス変化を検出するためのセンサコイルが備えられている。
センサヘッド722と金属製の被測定対象物であるフランジ部705との間の変位dに応じた渦電流が発生して、渦電流式変位センサ720のインピーダンス(インダクタンス)を変化させるため、VCO回路915の共振周波数が変化する。この共振周波数は、本発明において基本周波数fviと呼ぶが、変化する幅は、例えば、11415.2〜11416.3[kHz]であり、11415.2[kHz]を基準とした変化比率においては、0.01%程度の幅に止まり、測定される物理量は変化に乏しく、十分な測定感度または精度が確保することは困難である。
そこで、本発明では、基本周波数fviを低周波側に周波数変換を行う周波数変換部812を設けることによって、基本周波数fviの変化比率に対して、変換後の周波数、すなわち基本出力周波数fvoの変化比率を拡大することを図る。
周波数変換部812の概略を示すブロック図を図9に示す。図9に示すように、この基本周波数fviを有する電圧波形viが入力され、バンドパスフィルタ0917、バッファ918、モジュレータ1919、バンドパスフィルタ1920、バッファ921、モジュレータ2922、バンドパスフィルタ2923、バッファ924、モジュレータ3925、バンドパスフィルタ3926、バッファ927、およびゼロクロス回路(ZERO CROSS)928を通して、電圧波形vzcを出力するように構成されている。この実施形態においては、バッファ(以下、「BF」とする)、モジュレータ(以下、「MOD」とする)およびバンドパスフィルタ(以下、「BPF」とする)により構成されたブロックを1つの変換回路とし、3つの変換回路で周波数変換を行う構成となっている。最初の変換回路に基本周波数fviを有する電圧波形viを入力する前の処理として、BPFを介することでノイズ除去を行う。そして、BPFを通過した電圧波形をBFがインピーダンス変換を行う。そして、LPF1を通過した基準信号であるA0sin(ω1)tと、最初のBFを通過した電圧波形であるA1sin(ω2)tとを最初のMOD1に入力すると、MOD1によってsin(ω1+ω2)t成分とsin(ω1−ω2)t成分を有する合成波形が生成される。このような変換処理回路として、例えば乗算回路を用いても良い。そして、合成波形は変換処理回路の次段のBPF1を通過すると、高周波成分は遮断されて低周波成分vo1のみが通過するようなフィルタ処理が行われる。このようにして順次に、第1段階で基本周波数fviの電圧波形は第1低周波変換周波数fvo1の電圧波形に変換され、第2段階で第1低周波変換周波数fvo1の電圧波形は第2低周波変換周波数fvo2の電圧波形に変換され、第3段階で第2低周波変換周波数fvo2の電圧波形は第3低周波変換周波数fvo3の電圧波形に変換される。なお、電圧波形voの周波数fvo3は、本発明において基本出力周波数fvoと同一である。実施形態において、BF、MOD、およびBPFにより構成された変換回路を用いたが、上記変換回路の特性および性能によりBPFに代えて、LPFを用いてもよい。また、BF、MOD、およびBPFにより構成された変換回路を3段に接続したが、例えば、1段、2段でも良く、4段以上に接続して周波数変換部を構成しても良く、接続段数は限定されるものではない。
なお、各MODにおいて、周波数変調に用いられる周波数の固定された電圧波形(例えば、図9中のf1: 12MHz 、f2: 750kHz、およびf3: 187.5kHzが対応する)は、クロック発生器934が発生する高周波の基準クロックを分周して、さらに各ローパスフィルタ(図9中のLPF1、LPF2、およびLPF3が対応する)を通して、基本のsin波成分を抽出して生成され、対応する各MODに供給される。
そして、本発明の第1実施形態において、基本周波数fviに基づいて周波数変換部812の各MOD919、922、925は、電圧波形の周波数および基本出力周波数fvoに変換されるが、渦電流式変位センサからの基本周波数fviに基づいて、周波数変換部が順次変換した電圧波形の周波数、および基本出力周波数fvoの対応関係を表1に示す。基本周波数fviの変化比率については、11415.2[kHz]を基準として、0.001%、0.005%、および0.01%であるのに対して、基本出力周波数fvoの変化比率については、22.3[kHz]を基準として、0.515%、2.627%および5.395%が対応する。そして、対応する変化比率を比較すると、それぞれ、515倍(0.515%:0.001%)、525倍(2.627%:0.005%)、539倍(5.395%:0.01%)に変化比率を著しく増大している。さらに、基本周波数fviの変化比率に対する、基本出力周波数fvoの変化比率は、図示するとほぼ比例関係にある(図11を参照)。

このように、周波数変換部812における、基本周波数fviの変化に対して、基本出力周波数fvoの変化比率の変化は大幅に増加して、測定感度が拡大されるように、基本周波数fviを低周波側に周波数変換することができる。この結果、基本出力周波数fvoの検出感度の向上にともない、センサヘッド722と金属製の被測定対象物であるフランジ部705との間の変位dを検出する感度を向上させることができる。
図8に示すように、コンピュータ815または変位算出部814と周波数変換部812との間に、周期時間計数部813を配置する。周期時間計数部813は、図10に示すように、150MHzのクロックパルスφおよび周波数変換部812が出力する基本出力周波数fvoを有する矩形波の信号vzcが供給される。そして、周期時間計数部813は、信号vzcの1周期分に相当する期間に、クロックパルスφをカウンタ944で計数したカウント数を、変位算出部814に供給する。
そして、本発明の第1実施形態において、基本周波数fviに基づいて周波数変換部812が変換した基本出力周波数fvoを有する電圧波形の周期を周期時間計数部813でカウント値をカウントする。表2に渦電流式変位センサからの基本周波数fviに基づいた周期およびカウンタ数および基本出力周波数fvoの対応表を示す。ここで、11415.2[kHz]を基準とした場合の基本周波数fviの変化と基本出力周波数fvoを有する電圧波形の周期に対応するカウント数の増加分を比較すると、0.01%、0.05%、および0.1%に対して363カウント、2314カウントおよび7054カウントがそれぞれに対応し、いずれも大幅に変化すなわち感度が拡大している。

該カウント数は、基本出力周波数fvoとは反比例し、該カウント数を検出することで、変位dを算出することができる。本発明の第1実施形態において、その算出をする際、該カウント数と変位dとの対応関係を記憶する変換テーブルを設け、該変換テーブルにしたがって変換することにより、最終的な測定量である変位dが得られる。表3に、基本出力周波数fvoに基づいたカウンタ数nと変位dとの対応関係を示す変換テーブルを示す。
該変換テーブルの利用については、測定されるカウント値は、該変換テーブルで予め用意されているカウント値と通常は一致するわけではないから、図12に示すように、測定された該カウント数を挟むような、該変換テーブルで予め記憶されている2つのカウント値nkおよびnk+1を選択し、区間[nk,nk+1]について、それぞれ2つカウント数nと変位d、すなわち点A(nk,dk)と点B(nk+1,dk+1)を用いた、A−B間の直線補間を行い、測定されたカウント数nmに対応する変位dmを算出することができるが、直線補間以外の補間法を用いてもよい。
次に、ツールホルダ701の偏心量Tを測定によって、ツールホルダ701のチャックエラーを判定する処理を図13のフローチャートを参照して説明する。
まず、オートマチックツールチェンジ(AUTOMATIC TOOL CHANGE)を行うことから始める(S100)。そして、ツールホルダ701の回転数、ツールホルダ1回転分の測定を何回行うか、すなわち測定回数Nを設定する(S200)。設定された回転数でツールホルダ701を回転するようコンピュータ815が指示する(S300)。偏心量を測定する処理の途中において、ツールホルダ701の回転した回数kを記憶する変数kを1に初期設定する(S400)。その次に渦電流式変位センサ720のセンサヘッド722とツールホルダ701の外周面、すなわちフランジ部との変位dを測定するサブルーチンに飛び、一回転分の変位d(後述するL個の変位dについてのデータ)を測定した後リターンし、ステップ600に進み(S500)、該変数kをカウントアップする(S600)。測定終了を判定するため、該変数kが設定した測定回数Nを超えたか判定して超えない場合、ステップ500に戻り、該変数kが設定した測定回数Nを超えたか判定して超えた場合、ステップ800に進む(S700)。ツールホルダ701の第1回転目〜第N回転目の対応する各偏心量Tkを算出するサブルーチンに飛び、算出後リターンし、ステップ900に進む(S800)。第1回転目〜第N回転目についての偏心量Tkの最大値、平均値、および最小値に基づいて、ツールホルダ701のチャックエラーを判定するため、サブルーチン(後述するS800〜S810)に飛び、判定後リターンし、ステップ1000に進む(S900)。コンピュータ815の表示部に判定結果を表示する(S1000)。
ここでステップ500のサブルーチン処理、すなわちセンサ部のセンサヘッド722とツールホルダの外周面すなわちフランジ部705との一回転分の変位dを測定する処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。ツールホルダ1回転分(1周分)における変位dのデータの個数を管理するため変数Lを用い、測定前に変数L=0に初期化する(S501)。そして、ツールホルダ701の回転角度(方位角)の基準を検出してから測定を開始するため、測定の第1回転目である場合(S502)、ツールホルダ701の回転角度の基準を検出するまで、変位dを変位算出部814から読み込まずステップ503のループで待つ(S503)。なお、当該基準については、フランジ部705に凹部または凸部を施し、凹部または凸部における変位dの増減から検出してもよいし、光学的センサを設けて上記基準を検出してもよく、検出手法について限定されるものではない。また、当該基準の検出に関して、例えば回転速度が一定になるまで検出を続け、一定と判断した時から検出を省略するようにしても良い。検出順序において、変位算出部814から回転角度に対応した変位dを読み込む(S504)後に検出するようにフローチャートを変形して、ツールホルダ701の一回転分の区切り(開始または終了)のタイミングを検出するようにしても良い。また後述する
次にツールホルダ701の回転角度の基準を検出して(S503)、変位算出部814から回転角度に対応した変位dを順次読み込む(S504)。第k回転目の回転中の変数L番目に測定された変位dとして、配列変数D(k、L)に変位dを記憶する(S505)。次の回転角度に変わるまで所定の時間待ち、変数Lをカウントアップする(S506)。未だツールホルダの回転角度の基準を検出しない場合、ステップ504に戻る(S507)。再度ツールホルダ701の回転角度の基準を検出した場合、ツールホルダ1周分における変位dのデータの測定を終了し(S507)ステップ508に進み、第k回転目の変位データの個数に対応する配列変数L(k)=L−1を記憶し、サブルーチン処理を終了してリターンする (S508)。なお、ステップ所定時間待つ処理であるが、回転速度に応じて該所定時間を変化させるようにして、1回転当たりの変位dのデータ数がほぼ同数に調整され規格化しやすいように該所定時間を制御するような構成を加えても良く、また変位測定開始からの一定期間は該所定時間を短縮し、一定期間経過後に該所定時間を伸張し、1回転当たりの変位dのデータ数の格差を設けるように制御することができる構成を追加しても良く、フローチャートにおいて該構成を制御するステップを配置するように対応する変形を加えても良い。
ステップ800のサブルーチン処理、すなわちツールホルダ701の第1回転目〜第N回転目の各偏心量Tを算出する処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。この処理の概略については、センサ部から出力される変位dの測定データをツールホルダ701の回転角度θに対応させて配列変数D(k、L)に記憶しているから、ツールホルダ701の1回転分の変位dにおける(最大値−最小値)、すなわち振幅値がツールホルダ701の偏心量Tの2倍と見なせるので、コンピュータ815は、第1回転目〜第N回転目の各k回転目の各振幅値を算出して、ツールホルダ701の第1回転目〜第N回転目の各k回転目の偏心量T(k)を取得する。
この処理手続きとして、第k回転目について配列変数D(k、L)と隣接する配列変数D(k、L+1)とを順次比較して最大値、最小値を抽出しながら、配列変数D(k、L)の総和を算出して、最後に第k回転目の変位データ個数である配列変数L(k)で割って、平均値を求める。
変数Lを初期化(L=0)し、変数Max=変数Min=配列変数D(k、L)とする(S801)。配列変数(k、L)<配列変数(k、L+1)の関係の場合はステップ803に進み(S802)、変数Max=配列変数(k、L+1)としステップ804に進む(S803)。配列変数(k、L)<配列変数(k、L+1)の関係ではない場合はステップ804に進む(S802)。
配列変数(k、L)<配列変数(k、L+1)の関係の場合、ステップ805(S804)、変数Min=配列変数(k、L+1)とし、ステップ806に進む(S805)。配列変数(k、L)<配列変数(k、L+1)の関係ではない場合、ステップ806に進む(S804)。
L>配列変数L(k)でない場合(S807)、ステップ802に戻る。L>配列変数L(k)の場合(S807)、すなわち第k回転目の全ての変位dのデータ間の比較が終了した場合、配列変数Min(k)=Min、配列変数Max(k)=変数Maxとし、第k回転目の偏心量に対応する配列変数T(k)=(変数Max−変数Min)/2を算出し、記憶する(S808)。次の第(k+1)回転目の偏心量を記憶するため、変数kをカウントアップする(S809)。k>Nでない場合すなわち変数kが測定回数Nを超えず測定を続行する場合(S810)、ステップ802に戻る。k>Nの場合すなわち測定終了の場合、S901〜S912からなるサブルーチン処理を終了してステップ900にリターンする。
次のステップ900のサブルーチン処理、すなわちチャックエラーの有無を判定する処理について、図16のフローチャートを参照して説明する。この処理における判定方法については、例として、ツールホルダの第1回転目〜第N回転目の各偏心量についての平均値がしきい値以上のものが存在する場合、チャックエラーと判定する。また、ツールホルダの第1回転目〜第N回転目の各偏心量における最大値(変数Tmax)と最小値(変数Tmin)=の差がしきい値以上である場合、同様にチャックエラーと判定するものを挙げることができるが、この判定方法に限定されない。例えば、該各偏心量をそれぞれ所定のしきい値と比較し、しきい値を超えた偏心量の個数を基準としてチャックエラーを判定するように変形しても良く、さらに各偏心量について統計処理を行った統計データに基づいてチャックエラーを判定するような方法を採用しても良い。
サブルーチン900における最初のステップとして、変数の初期化および初期値設定として、k=1なる初期値を行い、変数Tmax=変数Tmin=配列変数T(1)(第1回転目の偏心量に対応する変数)と設定する(S901)。各偏心量同士を順次比較して、T(k)<T(k+1)の関係でない場合(S902)、ステップ904に進む。T(k)<T(k+1)の関係である場合(S902)、変数Tmax=配列変数T(k+1)と更新して、ステップ904に進む(S903)。次にT(k)>T(k+1)の関係でない場合、ステップ906に進む(S904)。T(k)>T(k+1)の関係である場合(S904)、Tmin=配列変数T(k+1)と更新して、ステップ906に進む(S905)。偏心量の平均値を算出するため、変数Tsum=変数Tsum+配列変数T(k+1)の演算をして、配列変数T(k)を順次加算をする(S906)。が終えて、1つ隣に隣接する偏心量同士の比較と偏心量合計処理を進めるため変数kをカウントアップする(S7)。
次に変数kが設定した測定回数Nを超えない場合、すなわち偏心量の最大値、最小値および合計を算出する処理が終わらない場合、ステップ902に戻りカウントアップしたkを用いて処理を継続する。k>Nの場合、すなわちこの処理を終了する場合は、集計として、偏心量の平均値Tave(=Sum/N)を算出する(S909)。最後にチャックエラーを判定するためTaveおよび(Tmax-Tmin)とそれぞれ対応するしきい値とを比較する。具体的には、Tave < 第1しきい値でない場合(S910)、またはTmax−Tmin < 第2しきい値でない場合(S911)、チャックエラーと判定し、サブルーチン処理を終了してリターンする(S913)。一方、Tave < 第1しきい値の関係である場合(S910)、かつTmax−Tmin < 第2しきい値の関係である場合(S911)、チャックエラーではないと判定し、サブルーチン処理を終了して、ステップ900にリターンする(S912)。サブルーチン900では、第1しきい値および第2しきい値を固定値として設定したが、可変にしても良い。例えば、切削工具700の種類、材質、使用年数等さらに個体の属性に基づいて可変としても良いし、ワークについての寸法、または材質に基づいて設定し、最適化しても良いものであり、限定されるものではない。また、実施形態において示された判定方法の例に限定されず、他の判定方法を採用しても良い。
次に、図面に基づいて本発明に係る変位測定装置の第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、周波数変換器812におけるBPF、BF、MODおよびLPFについて、オペアンプを用いた構成例を示すとともに、BPF、各LPFのカットオフ周波数に対応した抵抗Rおよび容量Cの回路定数の例を示す。また、渦電流式変位センサ720のVCO回路915には、可変容量ダイオード(バリキャップ)を用いて構成した例を示す。
まず、BPFの構成例を図17に示し、図17(A)では、微分回路と積分回路を直列接続したもので、図17(B)では、1段のオペアンプAの入力側インピーダンスをCR直列の微分回路、帰還側インピーダンスにCR並列の積分回路を割り当て構成したものである。カットオフ周波数fc1とfc2とはfc1<fc2の関係であり、fc1=(2πR11-1、fc2=(2πR22-1によって算出される。すなわち、BPF1は、fc1以上、fc2以下の周波数帯の電圧波形を通過させる。同様に、ローパスフィルタの構成例は、図18に示すように、オペアンプAの帰還ループに積分回路を設けて構成され、カットオフ周波数はfc=(2πRC)-1で決定される。表4に、本発明の第2実施形態における、図9に示されたBPF0〜BPF3、LPF1〜LPF3についてのカットオフ周波数に対応した抵抗Rおよび容量Cの例を示す。

次に、MOD919,922,925において、前述のようにオペアンプAを利用した乗算器を用いることができるが、例えば、乗算器960の構成例は、図19(A)に示すように、オペアンプAの入力側には、電圧制御の抵抗素子を配し、帰還ループに帰還抵抗Rfを配して構成されるものが挙げられる。図19(B)に示すように、電圧制御の抵抗素子Rvとして、例えばn型電界効果トランジスタまたはMOS型トランジスタを配してもよい。乗算器961においては、n型電界効果トランジスタQのドレイン側に入力された電圧波形v1は、ゲート側に入力された電圧波形v2の電圧レベルによって、振幅変調を受けて、V0〜V1*V2のような乗算結果が出力される。
次に、渦電流式変位センサ720におけるVCO回路915は、可変容量ダイオード(バリキャップ)を用いて構成することができる。なお、バリキャップ(可変容量ダイオード)は、ダイオードに印加される逆バイアス電圧の大きさを制御して、PN接合の逆バイアス空乏容量を変化させて、バリキャップ両端の静電容量VCを変化させることができる素子である。逆バイアス電圧に対する容量VCの関係は、バリキャップの両端に印加する逆バイアス電圧が小さいと容量VCは大きくなり、逆バイアス電圧が大きいと容量VCは小さくなるような特性を示す。
電圧/周波数変換回路915は、可変容量ダイオード(バリキャップ)に印加される電圧(制御電圧Vcontに等しい)が変わると、ダイオードの静電容量が変化するため、共振周波数が変化して発振周波数が変化する。通常の電圧/周波数変換回路の場合、電圧が高くなると発振周波数も高くなる特性を有する。
渦電流式変位センサ720のVCO回路915は、センサコイルLVCOを有し、センサコイルLVCOが発生する交流磁力線による高周波磁界は、金属製でつくられるターゲット(被測定対象物としてフランジ部)に渦電流を発生させ、センサコイルLVCOの持つインピ−ダンス特性(特に、インダクタンス特性)を変化させる。
VCO回路915の内部のセンサコイルLVCOの持つ特性Lと可変容量ダイオード(バリキャップ)VCおよび各コンデンサの特性C2〜C5は、LC共振回路を形成し、このLC共振回路は、制御電圧VcontとセンサコイルLVCOのインピーダンスに基づいた共振周波数を有する交流信号を供給する。
VCO回路915は、図20(A)に示すように、制御電圧Vcontで発振出力周波数foutを制御する回路である。制御電圧Vcontに対する発振出力周波数foutの特性が単調な、すなわち直線に近い入出力特性のVCO回路が望ましい。VCO回路915の回路構成例として、図20(B)に示すような可変容量ダイオード(バリキャップ)を含むようなVCO回路970を挙げることができる。VCO回路970は、上述のようなLCの共振回路を利用しており、インダクタンスLは、本発明におけるセンサコイルに対応し、共振回路の容量Cには可変容量ダイオード(バリキャップ)の容量CVRの項が含まれ、上述のように制御電圧Vcontに基づいて容量CVRを変えることができるから、制御電圧VcontおよびセンサコイルLVCOのインダクタンスに基づき、基本周波数fviは決定される。なお、VCO回路(電圧制御発振器)は入力された制御電圧Vcontによって発振周波数を制御して、センサコイルを組み込めるようなものなら回路構成は限定されなくても良く、バリキャップを備えている必要はない。さらに、高性能なVCO回路ほどノイズのない静かな制御電圧が求められるため、デジタル制御の制御電圧Vcontで発振出力周波数foutを制御することが好ましい。また、図20(B)に示すVCO回路970は、発振周波数を特定するものではない。
渦電流式変位センサ部720に位置について、図21に示すように主軸台704の底面に設置してもよいし、側面(図示しない)に設置してもよく、設置位置は特に制限されない。
また、本発明の変位測定装置は、図22の概略図に示すように、平行移動する被測定対象物の変位測定等にも応用することができる。図22に示すステージの水平度が加工品質に影響を与えるような装置980、例えば、印刷機、基板に薬液を塗布する塗布装置、基板の表面を研磨する、または擦る装置において、渦電流式変位センサ981、および金属製のx−yステージ982を備えていれば、渦電流式変位センサ981とx−yステージ982との距離dをx−yステージ982をx−y平面上を平行移動させながら、渦電流式変位センサ981を用いて測定することによって、x−y面内の上述の距離dの分布を評価して、x−yステージ982の水平度を調整するようなことにも使用することができる。
また、本発明の変位測定装置は、図23(A)の概略図に示すように渦電流式変位センサ993に対して、左右方向に平行移動するターゲット991の変位を測定することに使用することができ、図23(B)の概略図に示すように、渦電流式変位センサ994に対して、前後方向に接近したり離れたりするように動くターゲット992の変位を測定することにも使用するができる。

100 ターゲット(金属)
101 センサ(コイル)
102 発振回路
103 共振回路
104 検波回路
105 増幅回路
106 リニアライザ回路
200 ターゲット
201 センサ
301 工具
302 ツールホルダ
303 ツールフランジ
304 被嵌合部
306 ヘッド
310 主軸
311 ブラケット
312 渦電流式変位センサ
320 検波回路
321 発振回路
322 整流回路
323 フィルタ回路
324 ADC
325 メモリ
326 マイクロコンピュータ
327 工作機械のNC
330 機能モジュール
400 周波数変換部
410 インダクタンス算出部
420 変位算出部
430 異常判定部
500 制御回路
510 記憶部
520 可変発振回路
530 駆動回路
540 抵抗
550 コンデンサ
560 コイル
570 共振回路
580 検出部
700 切削工具
701 ツールホルダ
702 2本ツメ
703 主軸
704 主軸台
705 フランジ部
720 渦電流式変位センサ
721 本体
722 センサヘッド
723 ホルダアーム
724 支持体
725 信号線
726a、726b ナット
800 変位測定装置
810 制御電圧データ送信部
812 周波数変換部
813 周期時間計測部
814 変位算出部
815 コンピュータ
816 メモリ
817 工作機械NC
911 デジタル回路(並列データを直列データに変換)
912 インターフェース
913 インターフェース
914 D/Aコンバータ(データ保持機能有り)
915 VCO回路
916 バッファ
917 バンドパスフィルタ0
918 バッファ
919 モジュレータ1
920 バンドパスフィルタ1
921 バッファ
922 モジュレータ2
923 バンドパスフィルタ2
924 バッファ
925 モジュレータ3
926 バンドパスフィルタ3
927 バッファ
928 ゼロクロス回路(パルス波形を出力)
930 分周器
931 ローパスフィルタ1
932 ローパスフィルタ2
933 ローパスフィルタ3
934 クロック発生器
940 計数部
941 クロック発生器
942 フリップフロップ(1/2分周器)
943 エッジ検出
944 カウンタ
945 ラッチ回路
950 バンドパスフィルタ
951 バンドパスフィルタ
952 ローパスフィルタ
960 乗算器
961 乗算器
970 VCO回路
980 装置
981 渦電流式変位センサ
982 x−yステージ
991、992 ターゲット
993、994 渦電流式変位センサ

Claims (8)

  1. 制御電圧の電圧値および被測定対象物との変位に応じて、発振周波数が変化する第1電圧波形を供給する渦電流式変位センサと、
    前記第1電圧波形と前記第1電圧波形とは周波数が異なる第1基準電圧波形とを用いて変調された第2電圧波形を生成し、前記第2電圧波形の低周波側成分である第3電圧波形を供給する周波数変換部とを備え、
    前記第3電圧波形の周波数に基づいて、前記渦電流式変位センサと前記被測定対象物との変位を算出することを特徴とする変位測定装置。
  2. 前記周波数変換部は、第1モジュレータと第1バンドパスフィルタから成る第1変換回路を備え、
    前記第1モジュレータは、所定周波数の第1クロック波形をもとに生成された第1基準電圧波形と前記第1電圧波形との周波数の差に相当する周波数成分を含む電圧波形である前記第2電圧波形を生成し、
    前記第1バンドパスフィルタは、前記第2電圧波形に基づいて前記第3電圧波形を供給する請求項1に記載の変位測定装置。
  3. 前記周波数変換部は、第2モジュレータと第2バンドパスフィルタから成る第2変換回路を備え、
    前記第2モジュレータは、前記第1クロック波形の周波数より周波数が低い第2クロック波形をもとに、前記第1基準電圧波形の周波数より周波数が低く生成された第2基準電圧波形と、前記第3電圧波形との周波数の差に相当する周波数成分を含む電圧波形である第4電圧波形を生成し、
    前記第2バンドパスフィルタは、前記第4電圧波形に基づいて第5電圧波形を供給する請求項2に記載の変位測定装置。
  4. 前記周波数変換部は、第3モジュレータと第3バンドパスフィルタから成る第3変換回路を備え、
    前記第3モジュレータは、前記第2クロック波形の周波数より周波数が低い第3クロック波形をもとに、前記第2基準電圧波形の周波数より周波数が低く生成された第3基準電圧波形と、前記第5電圧波形との周波数の差に相当する周波数成分を含む電圧波形である第6電圧波形を生成し、
    前記第3バンドパスフィルタは、前記第6電圧波形に基づいて第7電圧波形を供給する請求項3に記載の変位測定装置。
  5. 前記周波数変換回路は、前記第1クロック波形をもとに前記第1基準電圧波形を生成する第1ローパスフィルタと、前記第2クロック波形をもとに前記第2基準電圧波形を生成する第2ローパスフィルタと、前記第3クロック波形をもとに前記第3基準電圧波形を生成する第3ローパスフィルタとを備える請求項4に記載の変位測定装置。
  6. 計数部基準クロック発振器によって生成される所定周波数の第2基準クロック波形にてカウントすることによって、前記周波数変換部により前記第1電圧波形の周波数に応じた周波数に変換された電圧波形の周期に対応するカウント数を計数する周期時間計数部と、
    前記カウント数に対応した、前記変位を算出する変位算出部と、
    を備える請求項2ないし5のいずれか1項に記載の変位測定装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の変位測定装置と、回転駆動する主軸と、切削工具が取り付けられるツールホルダとを備え、前記ツールホルダが装着される前記主軸を回転駆動させてワークを加工する工作機械であって、
    前記変位測定装置によって、前記主軸に装着した前記ツールホルダのフランジ外周面までの変位を測定して、前記ツールホルダの前記主軸への装着状態の正常または異常を判定する工作機械。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の変位測定装置と、平行移動する被測定対象物を備える加工装置であって、
    前記変位測定装置によって、前記変位測定装置と前記被測定対象物までの変位を測定して、前記被測定対象物の空間的な設置の状態を判定する加工装置。
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