JP7215188B2 - 樹脂組成物、硬化物、成形体、プリプレグ、レジンシート、金属箔張積層板、プリント配線板、半導体装置、封止用材料、繊維強化複合材料及び接着剤 - Google Patents
樹脂組成物、硬化物、成形体、プリプレグ、レジンシート、金属箔張積層板、プリント配線板、半導体装置、封止用材料、繊維強化複合材料及び接着剤 Download PDFInfo
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Description
これらの特性に優れるプリント配線板用材料としては、ラジカル重合性化合物を含む樹脂組成物が知られている(例えば、特許文献1参照)。
[1]ラジカル重合性化合物(A)と、下記一般式(1)で表される化合物(B)とを含む、樹脂組成物。
[3]前記ラジカル重合性化合物(A)が、マレイミド化合物を含む、[1]又は[2]に記載の樹脂組成物。
[4]前記化合物(B)が、下記一般式(3)で表される化合物を含む、[1]~[3]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[6]無機充填材を更に含む、[1]~[5]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[7]前記無機充填材が、シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、ベーマイト、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化マグネシウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選択される少なくとも1種を含む、[6]に記載の樹脂組成物。
[8]電子材料用である、[1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[9]プリント配線板用である、[1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[10][1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物を含む、硬化物。
[12]基材と、該基材に含浸又は塗布された[1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物とを含むプリプレグ。
[13]支持体と、該支持体の表面に配置された[1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物とを含むレジンシート。
[14][12]に記載のプリプレグ及び[13]に記載のレジンシートからなる群より選択される1種以上で形成された積層体と、該積層体の片面又は両面に配置された金属箔とを含む金属箔張積層板。
[15][12]に記載のプリプレグ及び[13]に記載のレジンシートからなる群より選択される1種以上で形成された絶縁層と、該絶縁層の表面に形成された導体層とを含むプリント配線板。
[17][1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物を含む、封止用材料。
[18][1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物を含む、繊維強化複合材料。
[19][1]~[7]のいずれかに記載の樹脂組成物を含む、接着剤。
本実施形態の別の態様は、上記各成分の他に、ラジカル重合性化合物(A)以外の、シアン酸エステル化合物、フェノール化合物、及びエポキシ化合物からなる群より選択される1種以上を更に含む樹脂組成物である。
本実施形態の別の態様は、上記各成分の他に、無機充填材を更に含む樹脂組成物である。
〔ラジカル重合性化合物(A)〕
ラジカル重合性化合物(A)(成分(A)とも称す)としては、ラジカルにより重合する官能基を有する化合物であれば特に限定されない。ラジカルにより重合する官能基としては、ラジカルによって重合する基であれば特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル基、マレイミド基、スチリル基、プロペニル基、ノルボニル基、ナジイミド基が挙げられる。そのような官能基を有する化合物としては、例えば、(メタ)アクリレート化合物、マレイミド化合物、スチリル化合物、プロペニル化合物、ノルボルネン化合物、及びアルケニル置換ナジイミド化合物が挙げられる。
(メタ)アクリレート化合物としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-1,3-ジ(メタ)アクリロキシプロパン、2,2-ビス[4-((メタ)アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2-ビス[4-((メタ)アクリロキシポリエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、トリス((メタ)アクリロイロキシエチル)イソシアヌレート及びウレタン(メタ)アクリレートが挙げられる。必要によりハイドロキノン、メチルエーテルハイドロキノン類などの重合禁止剤を適宜用いてもよい。
マレイミド化合物としては、分子中に1個以上のマレイミド基を有する化合物であれば、特に限定されるものではない。その具体例としては、例えば、N-フェニルマレイミド、N-シクロヘキシルマレイミド、N-ヒドロキシフェニルマレイミド、N-カルボキシフェニルマレイミド、N-(4-カルボキシ-3-ヒドロキシフェニル)マレイミド、フルオレセイン-5-マレイミド、6-マレイミドヘキサン酸、4-マレイミド酪酸、ビス(4-マレイミドフェニル)メタン、2,2’-ビス{4-(4-マレイミドフェノキシ)-フェニル}プロパン、4,4’-ジフェニルメタンビスマレイミド、ビス(3,5-ジメチル-4-マレイミドフェニル)メタン、ビス(3-エチル-5-メチル-4-マレイミドフェニル)メタン、ビス(3,5-ジエチル-4-マレイミドフェニル)メタン、フェニルメタンマレイミド、o-フェニレンビスマレイミド、m-フェニレンビスマレイミド、p-フェニレンビスマレイミド、o-フェニレンビスシトラコンイミド、m-フェニレンビスシトラコンイミド、p-フェニレンビスシトラコンイミド、3,3’-ジメチル-5,5’-ジエチル-4,4’-ジフェニルメタンビスマレイミド、4-メチル-1,3-フェニレンビスマレイミド、1,2-ビスマレイミドエタン、1,4-ビスマレイミドブタン、1,6-ビスマレイミドヘキサン、1,6-ビスマレイミド-(2,2,4-トリメチル)ヘキサン、1,8-ビスマレイミド-3,6-ジオキサオクタン、1,11-ビスマレイミド-3,6,9-トリオキサウンデカン、1,3-ビス(マレイミドメチル)シクロヘキサン、1,4-ビス(マレイミドメチル)シクロヘキサン、4,4’-ジフェニルエーテルビスマレイミド、4,4’-ジフェニルスルフォンビスマレイミド、1,3-ビス(3-マレイミドフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-マレイミドフェノキシ)ベンゼン、4,4’-ジフェニルメタンビスシトラコンイミド、2,2’-ビス[4-(4-シトラコンイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス(3,5-ジメチル-4-シトラコンイミドフェニル)メタン、ビス(3-エチル-5-メチル-4-シトラコンイミドフェニル)メタン、ビス(3,5-ジエチル-4-シトラコンイミドフェニル)メタン、ポリフェニルメタンマレイミド、下記式(4)で表されるマレイミド化合物、下記式(5)で表されるマレイミド化合物、下記式(6)で表されるマレイミド化合物、下記式(7)で表されるマレイミド化合物、下記式(8)で表されるマレイミド化合物、下記式(9)で表されるマレイミド化合物、及びこれらマレイミド化合物を重合して得られるプレポリマー、又はマレイミド化合物とアミン化合物等の他の化合物とを重合して得られるプレポリマー等が挙げられる。
スチリル化合物としては、例えば、1,3-ジビニルベンゼン及び1,3-ジプロペニルベンゼン等が挙げられる。
プロペニル化合物としては、例えば、プロペニルベンゼン、プロペニルナフタレン、プロペニルアントラセン、プロペニルフェノール、o-プロペニルフェノキシベンゼン、1-シアナト-2-メトキシ-4-アリルベンゼン(オイゲノールのシアネート)などの一官能プロペニル化合物、ビスプロペニルフェニルエーテル、2,2’-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]エーテル、ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]スルホン、4,4'-ビス(o-プロペニルフェノキシ)ベンゾフェノン、2,2’-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]ノナン、2,2’-ビス[3-ターシャリーブチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2’-ビス[3-セカンダリーブチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]プロパン、1,1’-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]デカン、1,1’-ビス[2-メチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)-5-ターシャリーブチルフェニル]-2-メチルプロパン、4,4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-2-(1,1-ジメチルエチル)ベンゼン]、4,4'-メチレン-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-2,6-ビス(1,1’-ジメチルエチル)ベンゼン]、4,4'-メチレン-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-2,6-ジ-セカンダリーブチルベンゼン]、4,4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-2-シクロヘキシルベンゼン]、4,4'-メチレン-ビス[1-(o-プノペニルフェノキシ)-2-ノニルベンゼン]、4,4'-(1-メチルエチリデン)-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-2,6-ビス(1,1’-ジメチルエチル)ベンゼン、4,4'-(2-エチルヘキシリデン)-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-ベンゼン]、4,4'-(1-メチルヘプチリデン)-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-ベンゼン]、4,4'-シクロヘキシリデン-ビス[1-(o-プロペニルフェノキシ)-3-メチルベンゼン]、2,2’-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2’-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス[3-メチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2’-ビス[3-メチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス[3,5-ジメチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2’-ビス[3,5-ジメチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス[3-エチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-プロパン、2,2’-ビス[3-エチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-ヘキサフルオロプロパン、ビス[3-メチル-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-メタン、ビス[3,5-ジメチル-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-メタン、ビス[3-エチル-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-メタン、3,8-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカン、4,8-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカン、3,9-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカン、4,9-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-トリシクロ-[5,2,1,02・6]デカン、1,8-ビス[4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-メタン、1,8-ビス[3-メチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-メタン、1,8-ビス[3,5-ジメチル-4-(o-プロペニルフェノキシ)フェニル]-メタンなどが挙げられる。
ノルボルネン化合物としては、例えば、5-メチレン-2-ノルボルネン、5-ビニル-2-ノルボルネン、5-(2-プロペニル)-2-ノルボルネン、5-(3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(1-メチル-2-プロペニル)-2-ノルボルネン、5-(4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(1-メチル-3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(5-ヘキセニル)-2-ノルボルネン、5-(5-ヘプテニル)-2-ノルボルネン、5-(1-メチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(2,3-ジメチル-3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(2-エチル-3-ブテニル)-2-ノルボルネン、5-(6-ヘプテニル)-2-ノルボルネン、5-(3-メチル-5-ヘキセニル)-2-ノルボルネン、5-(3,4-ジメチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(3-エチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネン、5-(7-オクテニル)-2-ノルボルネン、5-(2-メチル-6-ヘプテニル)-2-ノルボルネン、5-(1,2-ジメチル-5-ヘキセシル)-2-ノルボルネン、5-(5-エチル-5-ヘキセニル)-2-ノルボルネン、5-(1,2,3-トリメチル-4-ペンテニル)-2-ノルボルネンなどが挙げられる。
アルケニル置換ナジイミド化合物としては、分子中に1個以上のアルケニル置換ナジイミド基を有する化合物であれば特に限定されない。この中でも、下記一般式(10)で表される化合物が好ましい。このようなアルケニル置換ナジイミド化合物を用いることにより、得られる硬化物の熱膨張率がより低下し、耐熱性がより向上する傾向にある。
本実施形態に係る化合物(B)(成分(B)とも称す)は、下記一般式(1)の構造を有する。
一般式(1)中、R1は、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、ハロゲン原子、又は前記一般式(2)で表されるアリール基を表す。R1としては、重合抑制の観点から、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、又は一般式(2)で表されるアリール基であることが好ましく、メチル基、フェニル基、4-メトキシフェニル基、4-tert-ブチルフェニル基であることがより好ましい。
R1における一般式(2)中のR3としては、本実施形態の作用効果をより有効かつ確実に奏し(適度な反応性を有し)、反応温度での揮発分が少ないことから、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、又は置換基を有してもよい、炭素数1~5の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基であることが好ましく、水素原子、メチル基、メトキシ基、tert-ブチル基であることがより好ましい。
一般式(1)中、R2は、各々独立に、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、ハロゲン原子、又は一般式(2)で表されるアリール基を表す。一般式(1)中のR2は、R2同士が互いに結合してカルボニル基を形成してもよい。R2としては、本実施形態の作用効果をより有効かつ確実に奏する(適度な反応性を有する)観点から、各々独立に、水素原子、R2同士が互いに結合したカルボニル基であることが好ましく、水素原子であることがさらに好ましい。
R2における一般式(2)中のR3としては、本実施形態の作用効果をより有効かつ確実に奏し(適度な反応性を有し)、反応温度での揮発分が少ないことから、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、又は置換基を有してもよい、炭素数1~5の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基であることが好ましく、水素原子、メチル基、メトキシ基、tert-ブチル基であることがより好ましい。
一般式(1)中、Arは、前記一般式(2)で表されるアリール基を表す。Arにおける一般式(2)中、R3は、各々独立に、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は置換基を有してもよい、炭素数1~5の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を表す。Arにおける一般式(2)において、隣接する2つのR3は、互いに結合してナフチル基を形成してもよい。
Arにおける一般式(2)中のR3としては、本実施形態の作用効果をより有効かつ確実に奏し(適度な反応性を有し)、反応温度での揮発分が少ないことから、各々独立に、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、ハロゲン原子、又は置換基を有してもよい、炭素数1~5の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基であることが好ましく、水素原子、メチル基、tert‐ブチル基、フッ素原子、メトキシ基であることがより好ましい。
R4としては、本実施形態の作用効果をより有効かつ確実に奏する(適度は反応性を有する)観点から、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、又は置換基を有してもよい、炭素数1~5の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基であることが好ましく、水素原子、tert-ブチル基、メトキシ基であることがより好ましい。
本実施形態の樹脂組成物は、本実施形態の効果を奏する限り、必要に応じて、ラジカル重合性化合物(A)以外の、シアン酸エステル化合物、フェノール化合物、又はエポキシ化合物等、様々な種類の化合物を含むことができる。例えば、耐熱性を求められる場合には、樹脂組成物は、シアン酸エステル化合物、フェノール化合物、又はエポキシ化合物を含んでいてもよい。
これらの化合物は、1種単独又は2種以上を適宜混合して使用するができる。
シアン酸エステル化合物としては、シアナト基(シアン酸エステル基)が少なくとも1個置換された芳香族部分を分子内に有するラジカル重合性化合物(A)以外の化合物又は樹脂であれば特に限定されるものではない。
また、一般式(17)におけるアルキル基及びRaにおけるアリール基中の水素原子は、フッ素原子、塩素原子等のハロゲン原子、メトキシ基、フェノキシ基等のアルコキシ基、又はシアノ基等で置換されていてもよい。
アリール基の具体例としては、フェニル基、キシリル基、メシチル基、ナフチル基、フェノキシフェニル基、エチルフェニル基、o-,m-又はp-フルオロフェニル基、ジクロロフェニル基、ジシアノフェニル基、トリフルオロフェニル基、メトキシフェニル基、及びo-,m-又はp-トリル基等が挙げられる。更にアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、イソブトキシ基、及びtert-ブトキシ基等が挙げられる。
一般式(17)のXにおける窒素数1~10の2価の有機基としては、イミノ基、ポリイミド基等が挙げられる。
一般式(18)のAr2及び一般式(19)のAr3の具体例としては、一般式(18)に示す2個の炭素原子、又は一般式(19)に示す2個の酸素原子が、1,4位又は1,3位に結合するベンゼンジイル基、前記2個の炭素原子又は2個の酸素原子が4,4'位、2,4'位、2,2'位、2,3'位、3,3'位、又は3,4'位に結合するビフェニルジイル基、及び、前記2個の炭素原子又は2個の酸素原子が、2,6位、1,5位、1,6位、1,8位、1,3位、1,4位、又は2,7位に結合するナフタレンジイル基が挙げられる。
一般式(18)のRb、Rc、Rd、Re、Rf及びRg、並びに一般式(19)のRi、Rjにおけるアルキル基及びアリール基は、前記一般式(17)におけるものと同義である。
フェノール化合物としては、1分子中に2個以上のヒドロキシル基を有するラジカル重合性化合物(A)以外のフェノール化合物又は樹脂であれば、一般に公知のものを使用できる。例えば、ビスフェノールA型フェノール樹脂、ビスフェノールE型フェノール樹脂、ビスフェノールF型フェノール樹脂、ビスフェノールS型フェノール樹脂、フェノールノボラック樹脂、ビスフェノールAノボラック型フェノール樹脂、グリシジルエステル型フェノール樹脂、アラルキルノボラック型フェノール樹脂、ビフェニルアラルキル型フェノール樹脂、クレゾールノボラック型フェノール樹脂、多官能フェノール樹脂、ナフトール樹脂、ナフトールノボラック樹脂、多官能ナフトール樹脂、アントラセン型フェノール樹脂、ナフタレン骨格変性ノボラック型フェノール樹脂、フェノールアラルキル型フェノール樹脂、ナフトールアラルキル型フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン型フェノール樹脂、ビフェニル型フェノール樹脂、脂環式フェノール樹脂、ポリオール型フェノール樹脂、リン含有フェノール樹脂、重合性不飽和炭化水素基含有フェノール樹脂及び水酸基含有シリコーン樹脂類等が挙げられるが、特に限定されるものではない。これらのフェノール化合物は、1種単独又は2種以上を適宜混合して使用することも可能である。
エポキシ化合物としては、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するラジカル重合性化合物(A)以外の化合物又は樹脂であれば特に限定なく、公知のものを使用することができる。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂、3官能フェノール型エポキシ樹脂、4官能フェノール型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ポリオール型エポキシ樹脂、リン含有エポキシ樹脂、グリシジルアミン、グリシジルエステル、ブタジエンなどの2重結合をエポキシ化した化合物、水酸基含有シリコン樹脂類とエピクロルヒドリンとの反応により得られる化合物等が挙げられる。これらの中でも、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂を好適に用いることができる。これらのエポキシ化合物は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、エポキシ化合物は、モノマー、オリゴマーおよび樹脂のいずれの形態であってもよい。
本実施形態の樹脂組成物、本実施形態の効果を奏する限り、必要に応じて、無機充填材を含むことができる。無機充填材を使用することにより、樹脂組成物などの耐燃性及び熱伝導率を向上させ、熱膨張率を低減することができるため、好ましい。
無機充填材としては、特に限定されないが、例えば、シリカ(例えば、溶融シリカなど)、アルミニウム化合物(例えば、ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、窒化アルミニウムなど)、マグネシウム化合物(例えば、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなど)、カルシウム化合物(例えば、炭酸カルシウム、硫酸カルシウムなど)、モリブデン化合物(例えば、酸化モリブデン、モリブデン酸亜鉛など)、窒化ホウ素、硫酸バリウム、タルク(例えば、天然タルク、焼成タルクなど)、マイカ(雲母)、ガラス(例えば、短繊維状ガラス、球状ガラス、及び微粉末ガラス(例えばEガラス、Tガラス、Dガラスなど)など)が挙げられる。これらの無機充填材は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
なお、本明細書において「平均粒子径」とは、メジアン径を意味するものとする。ここでメジアン径とは、ある粒子径を基準として粉体の粒度分布を2つに分けた場合に、より粒子径が大きい側の粒子の体積と、より粒子径が小さい側の粒子の体積とが、全粉体の夫々50%を占めるような粒子径を意味する。平均粒子径(メジアン径)は、湿式レーザー回折・散乱法により測定される。
本実施形態の樹脂組成物は、ラジカル重合性化合物(A)、前記一般式(1)で表される化合物(B)、シアン酸エステル化合物、フェノール化合物、エポキシ化合物、及び無機充填材の他に、その他の成分を1種又は2種以上含んでいてもよい。
本実施形態の樹脂組成物は、吸湿耐熱性の向上及び接着性の向上の目的で、シランカップリング剤を含んでいてもよい。シランカップリング剤としては、一般に無機物の表面処理に使用されているものであれば、特に限定されない。具体例としては、エポキシ系シランカップリング剤(例えば、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン)、ビニルシラン系シランカップリング剤(例えば、ビニルトリメトキシシラン、γ-(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシランなど)、フェニルアミノシラン系シランカップリング剤(例えば、N-フェニル-3-アミノプロピルトリメトキシシランなど)、フェニルシラン系シランカップリング剤及びイミダゾールシラン系シランカップリング剤が挙げられる。これらのシランカップリング剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
本実施形態の樹脂組成物は、積層体の製造性向上及び無機充填材の分散性向上などの目的で、湿潤分散剤を含有してもよい。湿潤分散剤としては、一般に塗料などに使用されている湿潤分散剤であれば、限定されない。具体例としては、ビッグケミー・ジャパン(株)製のDisperbyk(登録商標)-110(商品名)、同-111(商品名)、同-180(商品名)、同-161(商品名)、BYK-W996(商品名)、同-W9010(商品名)、同-W903(商品名)などが挙げられる。これらの湿潤分散剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
本実施形態の樹脂組成物は、シリコーンゴムパウダーを含有していてもよい。シリコーンゴムパウダーは燃焼時間を遅らせ、難燃効果を高める難燃助剤としての作用がある。
シリコーンゴムパウダーとしては、特に限定されないが、例えば、シロキサン結合が三次元網目状に架橋したポリメチルシルセスキオキサンを微粉末化したもの、ビニル基含有ジメチルポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサンの付加重合物を微粉末化したもの、ビニル基含有ジメチルポリシロキサンとメチルハイドロジェンポリシロキサンの付加重合物による微粉末の表面にシロキサン結合が三次元網目状に架橋したポリメチルシルセスキオキサンを被覆させたもの、無機担持体表面にシロキサン結合が三次元網目状に架橋したポリメチルシルセスキオキサンを被覆させたもの等が挙げられる。
本実施形態の樹脂組成物は、硬化速度の調整などの目的で、硬化促進剤を含有してもよい。硬化促進剤としては、マレイミド化合物の硬化促進剤として公知であり、一般に使用されるものであれば、特に限定されない。硬化促進剤の具体例として、イミダゾール類及びその誘導体(例えば、2-エチル-4-メチルイミダゾール、2-フェニル-4-メチルイミダゾール、1-ベンジル-2-フェニルイミダゾール、2,4,5-トリフェニルイミダゾールなど)、第3級アミン(例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミン)など、また熱ラジカル重合開始剤として種々の有機過酸化物(例えば、ジクミルパーオキサイド、ジ(2-tert-ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、p-メンタンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド)が挙げられる。これらの硬化促進剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。
本実施形態の樹脂組成物は、所期の特性が損なわれない範囲において、種々の目的により、各種の添加剤を含有していてもよい。添加剤の例としては、可撓性付与成分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光重合開始剤、蛍光増白剤、光増感剤、染料、顔料、増粘剤、滑剤、消泡剤、レベリング剤、光沢剤、難燃剤などが挙げられる。これらの添加剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で併用してもよい。本実施形態の樹脂組成物において、その他の添加剤の含有量は、特に限定されないが、通常、樹脂組成物中の樹脂固形分100質量部に対して、それぞれ0.1質量部以上10質量部以下である。
本実施形態の樹脂組成物は、溶剤を更に含有してもよい。本実施形態の樹脂組成物は、溶剤を含むことにより、樹脂組成物の調製時における粘度が下がり、ハンドリング性(取り扱い性)が一層向上したり、基材への含浸性が一層向上したりする傾向にある。
本実施形態の樹脂組成物の製造方法としては、例えば、各成分を一括的に又は逐次的に溶剤に配合し、撹拌する方法が挙げられる。この際、各成分を均一に溶解又は分散せるために、撹拌、混合、混練処理等の公知の処理が用いられる。
本実施形態の硬化物は、本実施形態の樹脂組成物を含み、本実施形態の樹脂組成物を硬化させてなるものである。硬化物の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、樹脂組成物を溶融又は溶媒に溶解させた後、型内に流し込み、熱や光などを用いて通常の条件で硬化させることにより得ることができる。熱硬化の場合、硬化温度は、特に限定されないが、硬化が効率的に進み、かつ得られる硬化物の劣化を防止する観点から、120~300℃の範囲が好ましい。光硬化の場合、光の波長領域は、特に限定されないが、光重合開始剤等により効率的に硬化が進む100nmから500nmの範囲が好ましい。
本実施形態の成形体は、本実施形態の樹脂組成物を含み、本実施形態の樹脂組成物を成形してなるものである。本実施形態の樹脂組成物は、優れた成形性を有することから、種々の成形体を好適に得ることができる。本実施形態の成形体は、電気電子、OA機器、光メディア、自動車部品、建築部材等に利用することができる。
本実施形態の樹脂組成物は、優れた成形性を発現できる。このため、本実施形態の樹脂組成物は、積層体、プリプレグ、レジンシート、金属箔張積層板、プリント配線板、及び半導体パッケージの構成材料等の電子材料として好適に用いることができる。
本実施形態のプリプレグは、基材と、基材に含浸又は塗布された本実施形態の樹脂組成物とを含む。本実施形態のプリプレグは、公知の方法によって得られるプリプレグであってよく、具体的には、本実施形態の樹脂組成物を基材に含浸又は塗布させた後、100~200℃の条件にて加熱乾燥させることにより半硬化(Bステージ化)させることにより得られてもよい。
本実施形態のレジンシートは、支持体と、該支持体の表面に配置された本実施形態の樹脂組成物とを含む。本実施形態のレジンシートは、例えば、本実施形態の樹脂組成物を支持体の片面又は両面に塗布することにより形成されたものであってもよい。本実施形態のレジンシートは、例えば、金属箔やフィルム等の支持体に、直接、プリプレグ等に用いられる樹脂組成物を塗布及び乾燥して製造できる。
本実施形態の金属箔張積層板は、本実施形態のプリプレグ及びレジンシートからなる群より選択される1種以上から形成される積層体と、該積層体の片面又は両面に配置された金属箔とを含む。該積層体は1つのプリプレグ又はレジンシートで形成されていてよく、複数のプリプレグ及び/又はレジンシートで形成されていてよい。
本実施形態のプリント配線板は、本実施形態のプリプレグ及びレジンシートからなる群より選択される1種以上で形成された絶縁層と、絶縁層の表面に形成された導体層と、を含む。本実施形態のプリント配線板は、例えば、本実施形態の金属箔張積層板の金属箔を所定の配線パターンにエッチングして導体層とすることにより形成できる。
本実施形態の半導体装置は、本実施形態の樹脂組成物を含む層間絶縁層を備え、具体的には以下の方法により製造することができる。本実施形態のプリント配線板の導通箇所に、半導体チップを実装することにより半導体装置を製造することができる。ここで、導通箇所とは、プリント配線板における電気信号を伝える箇所のことであって、その場所は表面であっても、埋め込まれた箇所であってもいずれでも構わない。また、半導体チップは半導体を材料とする電気回路素子であれば特に限定されない。
本実施形態の封止用材料は、本実施形態の樹脂組成物を含む。封止用材料の製造方法としては、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。例えば、本実施形態の樹脂組成物と、封止材料用途で一般的に用いられる各種公知の添加剤或いは溶媒等を、公知のミキサーを用いて混合することで封止用材料を製造することができる。なお、混合の際の各種成分、溶媒の添加方法は、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。
本実施形態の繊維強化複合材料は、本実施形態の樹脂組成物を含む、好ましくは本実施形態の樹脂組成物と、強化繊維とを含む。強化繊維としては、一般的に公知のものを用いることができ、特に限定されない。その具体例としては、Eガラス、Dガラス、Lガラス、Sガラス、Tガラス、Qガラス、UNガラス、NEガラス、球状ガラス等のガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ボロン繊維、PBO繊維、高強力ポリエチレン繊維、アルミナ繊維、及び炭化ケイ素繊維などが挙げられる。強化繊維の形態や配列については、特に限定されず、織物、不織布、マット、ニット、組み紐、一方向ストランド、ロービング、チョップド等から適宜選択できる。また、強化繊維の形態としてプリフォーム(強化繊維からなる織物基布を積層したもの、又はこれをステッチ糸により縫合一体化したもの、あるいは立体織物や編組物などの繊維構造物)を適用することもできる。
本実施形態の接着剤は、本実施形態の樹脂組成物を含む。接着剤の製造方法としては、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。例えば、本実施形態の樹脂組成物と、接着剤用途で一般的に用いられる各種公知の添加剤或いは溶媒等を、公知のミキサーを用いて混合することで接着剤を製造することができる。なお、混合の際の、シアン酸エステル化合物、各種添加剤、溶媒の添加方法は、一般に公知の方法を適宜適用でき、特に限定されない。
本実施形態の樹脂組成物は、優れた成形性を有するため、高機能性高分子材料、電気絶縁材料、封止用材料、接着剤、積層材料、レジスト、ビルドアップ積層板材料のほか、土木・建築、電気・電子、自動車、鉄道、船舶、航空機、スポーツ用品、美術・工芸などの分野における固定材、構造部材、補強剤、型どり材等に好ましく使用される。これらの中でも、電気絶縁材料、半導体封止材料、電子部品の接着剤、航空機構造部材、衛星構造部材及び鉄道車両構造部材に好適である。
(1)自動ゲルタイム(秒)
自動樹脂硬化時間測定装置((株)サイバー製2238-001(商品名))を用いて、170℃にて、実施例又は比較例で調製したワニス(測定溶液:0.5mL)が硬化(ゲル化、トルク判定値:15%)するまでの時間を測定した。
JIS規格C6481に準じて、27℃及び260℃の曲げ弾性率を測定し、弾性率損失率を算出した。具体的には、金属箔張積層板(50mm×25mm×0.8mm)の両面の銅箔をエッチングにより除去した後に、オートグラフ((株)島津製作所製AG-Xplus)を用いて、27℃及び260℃の曲げ弾性率を測定した。得られた27℃の曲げ弾性率(a)と260℃の熱時曲げ弾性率の弾性率(b)との差を下記式によって算出した。
弾性率損失率=[(b)/(a)]×100
金属箔張積層板(4.5mm×30mm×0.1mm)の両面の銅箔をエッチングにより除去した後に、熱機械分析装置(TAインスツルメント製)で40℃から340℃まで毎分10℃で昇温し、60℃から120℃での面方向の線膨張率を測定した。測定方向は積層板のガラスクロスの縦方向(Warp)とした。
α-ナフトールアラルキル型フェノール樹脂(新日鐵化学(株)製SN495V(商品名)、OH基当量:236g/eq.、ナフトールアラルキルの繰り返し単位数nは1~5のものが含まれる。)0.47mol(OH基換算)を、クロロホルム500mLに溶解させ、この溶液にトリエチルアミン0.7molを添加した(溶液1)。
温度を-10℃に保ちながら、0.93molの塩化シアンのクロロホルム溶液300gに対して、前記溶液1を1.5時間かけて滴下し、滴下終了後、30分撹拌した。
その後さらに、0.1molのトリエチルアミンとクロロホルム30gの混合溶液を反応器内に滴下し、30分撹拌して反応を完結させた。副生したトリエチルアミンの塩酸塩を反応液から濾別した後、得られた濾液を0.1N塩酸500mLで洗浄した後、水500mLでの洗浄を4回繰り返した。これを硫酸ナトリウムにより乾燥した後、75℃でエバポレートし、さらに90℃で減圧脱気することにより、褐色固形のα-ナフトールアラルキル型シアン酸エステル樹脂(SNCN)を得た。得られたα-ナフトールアラルキル型シアン酸エステル樹脂を赤外吸収スペクトルにより分析したところ、2264cm-1付近のシアン酸エステル基の吸収が確認された。
アルケニル置換ナジイミド(丸善石油化学(株)社製BANI-M(商品名))38質量部と、2,2’-ビス{4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル}プロパン(ケイ・アイ化成(株)製BMI-80(商品名))31質量部と、マレイミド化合物(大和化成工業(株)製BMI-2300(商品名)、前記式(5)におけるR5が全て水素原子であり、n2が1~3であるマレイミド化合物)31質量部と、1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部と、を混合して樹脂組成物とした後、この樹脂組成物にメチルエチルケトンを加えることで濃度50質量%のワニスを得た。このワニスを用いてワニスゲルタイムを評価した。その結果、123秒であった。
また、このワニスをEガラス織布に含浸塗工し、160℃で3分間加熱乾燥して、樹脂組成物含有量が38質量%(固形分換算)のプリプレグを得た。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、1,3-ビス(4-メトキシフェニル)-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、119秒であった。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)3.1質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、116秒であった。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、1,3-ジフェニルプロパントリオン(東京化成工業(株)社製)2.4質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、98秒であった。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、1-フェニル-1,3-ブタンジオン(東京化成工業(株)社製)1.6質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、117秒であった。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、1-(2-メシチレン)-1,3-ブタンジオン(東京化成工業(株)社製)2.0質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、97秒であった。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、1-(4-フルオロフェニル)-1,3-ブタンジオン(東京化成工業(株)社製)1.8質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、96秒であった。
アルケニル置換ナジイミド(丸善石油化学(株)社製BANI-M(商品名))38質量部と、2,2’-ビス{4-(4-マレイミドフェノキシ)フェニル}プロパン(ケイ・アイ化成(株)製BMI-80(商品名))31質量部と、マレイミド化合物(大和化成工業(株)製BMI-2300(商品名)、前記式(5)におけるR5が全て水素原子であり、n2が1~3であるマレイミド化合物)31質量部と、を混合して樹脂組成物とした後、この樹脂組成物にメチルエチルケトンを加えることで濃度50質量%のワニスを得た。このワニスを用いてワニスゲルタイムを評価した。その結果、78秒であった。
また、このワニスをEガラス織布に含浸塗工し、160℃で3分間加熱乾燥して、樹脂組成物含有量が38質量%(固形分換算)のプリプレグを得た。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、4,4'-ジメトキシベンジル(東京化成工業(株)社製、p-アニシル)2.7質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、75秒であった。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、ベンジル(東京化成工業(株)社製)2.1質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、89秒であった。
1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)2.2質量部の代わりに、3,5'-ヘプタンジオン(東京化成工業(株)社製)1.3質量部を用いた以外は、実施例1と同様にして、ワニス(濃度:50質量%)及びプリプレグ(樹脂組成物含有量:38質量%(固形分換算))を得た。このワニスを用いて、実施例1と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、77秒であった。
合成例1で得られたα-ナフトールアラルキル型シアン酸エステル樹脂(SNCN)を10質量部と、アルケニル置換ナジイミド(丸善石油化学(株)社製BANI-M(商品名))34質量部と、マレイミド化合物(大和化成工業(株)製BMI-2300(商品名)、前記式(5)におけるR5が全て水素原子であり、n2が1~3であるマレイミド化合物)46質量部と、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(日本化薬(株)社製NC-3000FH(商品名)、エポキシ当量:290g/eq.)10質量部と、溶融シリカ(デンカ(株)社製SFP-130MC、平均粒子径:0.7μm)100質量部と、溶融シリカ(アドマテックス(株)社製SC-4500SQ、平均粒子径:1.3μm)100質量部と、シリコーン複合パウダー(信越化学工業(株)社製KMP-605(商品名))25質量部と、湿潤分散剤(ビックケミージャパン(株)製DISPERBYK-161)1質量部と、シランカップリング剤(信越化学工業(株)社製KBM-403(商品名))5質量部と、1-(4-tert-ブチルフェニル)-3-(4-メトキシフェニル)-1,3-プロパンジオン(東京化成工業(株)社製)3質量部と、を混合して樹脂組成物とした後、この樹脂組成物にメチルエチルケトンを加えることで濃度50質量%のワニスを得た。このワニスを用いてワニスゲルタイムを評価した。その結果、234秒であった。
また、このワニスをEガラス織布に含浸塗工し、160℃で3分間加熱乾燥して、樹脂組成物含有量が46質量%(固形分換算)のプリプレグを得た。
合成例1で得られたα-ナフトールアラルキル型シアン酸エステル樹脂(SNCN)を10質量部と、アルケニル置換ナジイミド(丸善石油化学(株)社製BANI-M(商品名))34質量部と、マレイミド化合物(大和化成工業(株)製BMI-2300(商品名)、前記式(5)におけるR5が全て水素原子であり、n2が1~3であるマレイミド化合物)46質量部と、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂(日本化薬(株)社製NC-3000FH(商品名)、エポキシ当量:290g/eq.)10質量部と、溶融シリカ(デンカ(株)社製SFP-130MC、平均粒子径:0.7μm)100質量部と、溶融シリカ(アドマテックス(株)社製SC-4500SQ、平均粒子径:1.3μm)100質量部と、シリコーン複合パウダー(信越化学工業(株)社製KMP-605(商品名))25質量部と、湿潤分散剤(ビックケミージャパン(株)製DISPERBYK-161)1質量部と、シランカップリング剤(信越化学工業(株)社製KBM-403(商品名))5質量部と、を混合して樹脂組成物とした後、この樹脂組成物にメチルエチルケトンを加えることで濃度50質量%のワニスを得た。このワニスを用いて、実施例8と同様にして、ワニスゲルタイムを評価した。その結果、201秒であった。
また、実施例8と同様にして、プリプレグ(樹脂組成物含有量:46質量%(固形分換算))及び金属箔張積層板を得て、弾性率損失率及び線熱膨張率を測定した。その結果、弾性率損失率は90%であり、線熱膨張率は3.1ppm/℃であった。
Claims (18)
- ラジカル重合性化合物(A)と、
下記一般式(1)で表される化合物(B)と
を含み、
前記ラジカル重合性化合物(A)が、マレイミド化合物を含む、
樹脂組成物。
R2は、各々独立に、水素原子、置換基を有してもよい、炭素数1~10の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、ハロゲン原子、又は下記一般式(2)で表されるアリール基を表し、あるいはR2同士が互いに結合してカルボニル基を形成してもよく、
Arは、下記一般式(2)で表されるアリール基を表す。)。
- 前記化合物(B)の含有量が、ラジカル重合性化合物(A)の合計量100質量部に対して、1~10質量部である、請求項1に記載の樹脂組成物。
- シアン酸エステル化合物、フェノール化合物、及びエポキシ化合物からなる群より選択される1種以上を更に含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 無機充填材を更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記無機充填材が、シリカ、水酸化アルミニウム、アルミナ、ベーマイト、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化マグネシウム、及び水酸化マグネシウムからなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項5に記載の樹脂組成物。
- 電子材料用である、請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- プリント配線板用である、請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む、硬化物。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む、成形体。
- 基材と、該基材に含浸又は塗布された請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物とを含むプリプレグ。
- 支持体と、該支持体の表面に配置された請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物とを含むレジンシート。
- 請求項11に記載のプリプレグ及び請求項12に記載のレジンシートからなる群より選択される1種以上で形成された積層体と、該積層体の片面又は両面に配置された金属箔とを含む金属箔張積層板。
- 請求項11に記載のプリプレグ及び請求項12に記載のレジンシートからなる群より選択される1種以上で形成された絶縁層と、該絶縁層の表面に形成された導体層とを含むプリント配線板。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む、半導体装置。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む、封止用材料。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む、繊維強化複合材料。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の樹脂組成物を含む、接着剤。
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