JP7208067B2 - 油中水型メイクアップ化粧料 - Google Patents
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Description
〔1〕成分(A)及び成分(B)ポリビニルアルコールを含み、
前記成分(A)が、成分(A-1)ポリウレタン及び成分(A-2)油剤を含有するポリウレタンゲル組成物であり、
当該成分(A-1)は、
(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、又は、
(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンである油中水型メイクアップ化粧料である。
前記成分(A-1)ポリウレタンが、油溶性ポリウレタンであってもよい。
〔2〕前記成分(A-1)ポリウレタンが、重量平均分子量(Mw)10000~100000であってもよい。
〔3〕前記成分(A-2)油剤が、25℃で液状の油剤でであってもよい。
〔4〕前記成分(A-2)油剤が、水酸基の数が0又は1個であるエステル油を含むものであってもよい。
〔5〕前記成分(A)の含有量が0.5~35質量%であってもよい。
〔6〕前記成分(B)の含有量が0.05~12質量%である、請求項1~6の何れか1項に記載の油中水型メイクアップ化粧料。
〔7〕前記成分(A-1)と成分(B)の含有質量割合(A-1)/(B)が0.08~54であってもよい。
〔8〕さらに成分(C)光輝性粉体を含有してもよい。
さらに、成分(A-1)ポリウレタンは、少なくとも以下の(i)又は(ii)のポリウレタンを含むものが好適である。
より好適には、前記成分(A-1)ポリウレタンは、(i)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンであるか、又は、(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンである。
しかしながら、鋭意検討を行った結果、発明者らは、油剤存在下で、HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールを使用してポリウレタン合成を行ったところ、新規なゲル素材を偶然にも得た。当該新規なゲル素材は、後記実施例に示すように、ツヤが高く、弾力性があり、復元力がある特殊な機能を有していた。このことは、発明者らにとって予測し得ない効果であった。
なお、ポリウレタンは、ジイソシアネートとポリオールとを反応させて得られることが知られている。しかしながら、ポリウレタンを油溶性ゲル化剤として用いている例はなく、本発明のポリウレタンゲル組成物は油剤存在下で製造するという新たな着想により見出されたものである。
成分(A-1)ポリウレタンとして、(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、及び成分(A-2)油剤を含有する組成物。
組成物2:成分(A-1)(ii)ポリウレタン及び成分(A-2)油剤を含有するポリウレタンゲル組成物2;
成分(A-1)ポリウレタンとして、(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン。
本発明において「末端」とは「両末端」を意味する。
nは、10~100の整数を表し、さらにnのより好ましい範囲は15~55である。
n1、n2は、各々独立して同一若しくは異なって、0又は1を表す。
本発明において一般式(1)の水添ポリブタジエン部分(上記一般式(6))を構成する繰り返し単位「C4H8」の立体構造が同一であっても異なっていてもよく、水添ポリブタジエン部分が一般式(6)で表される構造はすべて本発明に包含される。
一般式(1)で表される末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンとして、例えば、下記一般式(2)で表される化合物が例示され、当該化合物を用いることは本発明の効果の観点から好適である。
一般式(2)の化合物は、一般式(1)の末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンにおいて、R1がエチレン基、R2がヘキサメチレン基、n1=n2=1である場合に相当する。
前記(b)HO-R3-OHは、下記一般式(5)で示される化合物が示され、当該化合物は本発明の効果の観点から好適である。
成分(A)ポリウレタンゲル組成物中の成分(A-2)油剤の含有量は、好ましくは65~99質量%であり、より好ましくは70~95質量%、さらに好ましくは70~90質量%である。
当該範囲にすることにより、本発明の効果が顕著に得られる点からより好ましい。
成分(A)ポリウレタンゲル組成物に用いられる成分(A-2)油剤としては、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、例えば、炭化水素油、エステル油(特に、水酸基の数が0又は1個であるエステル油)、脂肪酸類、シリコーン油、フッ素系油類等が挙げられる。
これら炭化水素油、エステル油及びシリコーン油から選択された1種又は2種以上は、成分(A-2)油剤中に、好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上含ませることが好適である。
また製造する際に、成分(A-2)油剤を、溶剤として使用することが好ましい。製造する際に当該油剤を使用することで製造されたポリウレタンゲル組成物の特性が良好になる。また製造されたポリウレタンゲル組成物に適宜油剤を使用することで組成物硬度を調整することができる。
針入荷重値測定の結果、このポリウレタンゲル組成物30部と流動パラフィン(ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm2/s)70部とを、85℃にて加熱溶解し、30℃に冷却し得られたゲルは、2cmφ球状アダプタを2cm/minで10mm針入させた時の荷重値が0.2~10Nと優れた特性を示した。この硬度特性は、本発明に用いる成分(A)ポリウレタンゲル組成物がゲル復元力を有することを示す。
また、透明性に関しては、本発明に用いる成分(A)ポリウレタンゲル組成物は700nmの波長の透過率が90%以上である。この高い透過性は、本発明に用いる成分(A)ポリウレタンゲル組成物は極めて高い透明性を有することを示す。
例えば、本発明のポリウレタンゲル組成物2は、(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエン、(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコール、成分(A-2)油剤を仕込んで均一に混合し、(d)ジイソシアネート化合物を投入して反応させることによって製造することができる。
当該範囲にすることにより、良好な油中水型メイクアップ化粧料の乳化安定性を得るとともに、伸び広がり、化粧もち、組成物強度がより良好になる。
本発明において成分(C)の平均粒子径は、走査型電子顕微鏡を用いて任意の視野の粒子10個について、粒子径を測定した結果から算出される。
具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィッシャトロプスワックス等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、ホホバ油、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、メチルフェニルポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、( パルミチン酸/ オクタン酸) デキストリン、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12-ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、特定のアクリル酸アルキルメチルポリシロキサンエステル等の油溶性樹脂、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素油、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルトリメチコン、低重合度ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類等の揮発性油剤等が挙げられる。
水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、エチルアルコール、ブチルアルコール等の低級アルコール、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系のものを挙げることができる。タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等の他の保湿剤を含有する事もできる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等、酸化防止剤としては、例えばα-トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2―ペンタンジオール、クロロフェネシン等が挙げられる。
成分(A)、(C)、その他任意成分を加温し均一分散した油系区分に、成分(B)、その他任意成分を加温し均一分散した水系区分を加え70℃で乳化し、充填成形することで製造できる。製造にはアジディスパーやホモディスパー等の混合撹拌機器を用いることで製造できる。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)と、2-エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で5時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて10000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、2.5Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)と、2-エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で10時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて50000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、5Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)と、2-エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、2-エチルヘキサン酸セチルで希釈しながら、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で15時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて100000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、7.5Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)、エチレングリコール24部、ジブチル錫ジラウレート0.9部、2-エチルヘキサン酸セチル2450部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらヘキサエチレンジイソシアネート128部を投入し、投入終了後80℃で10時間攪拌し、その後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて50000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、3Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)、エチレングリコール24部、ジブチル錫ジラウレート0.9部、2-エチルヘキサン酸セチル2450部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながら、ヘキサエチレンジイソシアネート128部を投入し、投入終了後80℃で15時間攪拌し、その後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて100000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、4.5Nであった。
架橋型シリコーンゲル(KSG-43 信越化学工業社製)100部を用いる。
[製造比較例2]
デキストリン脂肪酸エステル(レオパールISK 千葉製粉社製)35部と、2-エチルヘキサン酸セチル65部を、90℃にて加熱、冷却し、多糖類ゲルを調製した。
[製造比較例3]
結晶性ポリエチレンワックス(PERFORMALENE655 ニューフェーズテクノロジー社製)35部と、2-エチルヘキサン酸セチル65部を、90℃にて加熱、冷却し、ワックスオイルゲルを調製した。
なお、製造比較例1のシリコーンゲルは、ツヤが足りず復元力に欠けている。製造比較例2の多糖類ゲルは、復元性・復元力が弱い。製造比較例3のワックスオイルゲルは、ツヤが足りない。
前記製法により得られたポリウレタンゲルの中から、製造実施例2のポリウレタンゲル組成物に対して、化粧品に汎用される各種油剤に対するゲル荷重値、並びにゲルの透明性に関して評価した(試験例1~6)。その結果を表1に示す。また、種々の評価方法は、以下となる。なお、製造実施例1~5の成分(A)ポリウレタンゲル組成物のゲル荷重値は2.5~7.5N、重量均分子量は10000~100000であった。
製造実施例2のポリウレタンゲル組成物と、表1に記載の各種油剤を85℃にて加熱溶解、30℃に冷却し、弾力性のあるゲルを調製した(試験例1~6)。ゲルの荷重値に関しては、荷重測定機(FUDOH社製)を用いて、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件にて測定した。これによりゲル強度を評価した。試験例1~4の結果、分子中の水酸基数が少ない油剤ほど、荷重値が高い傾向にあることを確認した。これは、ポリウレタンゲルの親水基会合性増粘機構における、親水基部分に、油剤中の水酸基が影響を与え、増粘低下をもたらしたと考えられる。
表1に記載の各種ゲル(試験例1~6)に対する透明性は、透過度測定機(島津製作所社製)を用いて、700nmにおける透過率を測定した。その結果、試験例1~6全てのゲルにおいて、90%以上と、良好な透明性(◎)を示した。
製造実施例2のポリウレタンゲル組成物、及び製造比較例2のデキストリン脂肪酸エステルゲルを用いて、自己復元力の評価を実施した。測定サンプルは、各々、純分が10.5質量%になる様に2-エチルヘキサン酸セチルで希釈し、85℃にて加熱後、ジャー容器に流し込み、30℃に冷却することで弾力性のあるゲルを調製した。調製したサンプルに対し、テクスチュアアナライザー(英栄精機社製)を用いて、2cmφ球状アダプターにて5gの荷重をかけた時点から、1mm/minの速度、5mm針入する条件にて、7回、同じ動作を繰り返すことで、荷重によりゲル構造が破壊されず、復元力があるか確認した。測定の模式図を図1に示す。
その結果、製造比較例2のデキストリン脂肪酸エステルゲルは、繰り返しの荷重で、ゲル構造が破壊し、同じ曲線にならないのに対し、製造実施例2のポリウレタンゲル組成物は、繰り返しの荷重でゲルが崩壊することなく、同じ曲線を辿ることから、ゲルの復元性が高いことが分かった。また、荷重値自体の値も、製造比較例2のデキストリン脂肪酸エステルゲルと比較して高いことから、弾力性に優れることが分かった。
※2:ケルコゲル LT100(大日本住友製薬社製)
※3:クラレポバール 224C(クラレ社製)
※4:シリコン KF-7312J(信越化学工業社製)
※5:TIMICA GOLD SPARKLE
(平均粒子径45μm、三好化成社製)
※6:HELIOS R100Y(平均粒子径100μm、トピー工業社製)
※7:KF-6038 (信越化学工業社製)
A.成分(1)~(6)、(9)~(14)を70℃で加熱し混合する。
B.成分(7)、(8)(15)~(18)を70℃で加熱し混合する。
C.AにBを加えて乳化する。
D.脱泡したのち、容器に充填する。
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.伸びの軽さ
ロ.膜の均一性
ハ.よれにくさ
ニ.つけ色の持続(化粧もち)
ホ.落としやすさ
イ~ホの項目について、各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が実施例1~15及び比較例1~3の各アイカラーを塗布体と指で使用し、下記絶対評価にて7段階に評価し評点をつけ、各試料についてパネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。各アイカラーを塗布体で上瞼に塗布したのち、指で広げる時にかかった抵抗をイ.伸びの軽さとして評価し、塗布した後に化粧膜が均一に塗れているかどうかをロ.膜の均一性として評価した。また、6時間経った時の二重に化粧膜がよって不均一になっていないかどうか、塗布直後の発色を維持しているかどうかをそれぞれハ.よれにくさ、ニ.つけ色の持続(化粧もち)として評価した。またメイクを落とす際に下記に記載のクレンジング化粧料をコットンに含ませて2回擦った時の色の落ち度合いをホ.落としやすさとして評価した。
(成分) (%)
1.水 残量
2.DPG 10
3.BG 5
4.エタノール 5
5.イソステアリン酸PEG-8グリセリル 2
6.フェノキシエタノール 0.1
7.エデト酸2ナトリウム 0.1
8.リン酸2ナトリウム 0.01
9.リン酸ナトリウム 0.01
10.メチルパラベン 0.15
(製造方法)
成分1~10を均一に混合し、クレンジング化粧料を得た。
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3.5点を超え5点以下:良好
△ :1点を超え3.5点以下:やや不良
× :1点以下 :不良
(成分) (%)
1.ポリウレタンゲル組成物製造実施例4 12
2.ポリビニルアルコール 0.6
3.アルミニウム末に無水ケイ酸、酸化スズ、銀、無水ケイ酸
の順に被覆した粉体 ※1 1.5
4.3%メチルポリシロキサン0.5%メチルハイドジェンポリシロキサン
被覆ベンガラ被覆雲母チタン※2 10
5.雲母チタン ※3 15
6.(スチレン/アクリレーツ)コポリマー ※4 5
7.テトライソステアリン酸ポリグリセリルー2 ※5 8
8.イソドデカン 5
9.ミネラルオイル ※6 5
10.トリエチルヘキサノイン 6
11.エチルヘキサン酸セチル 5
12.水 残量
13.エタノール 5
14.塩化ナトリウム 0.1
15.メチルパラベン 0.3
※1:COSMICOLOR CE. TECLA GR (東洋アルミニウム社製)
※2:FLAMENCO SPARKLE BLUE 620J (BASF社製)
※3:FLAMENCO GOLD 220C (BASF社製)
※4:42%イソドデカン溶液
※5:コスモール 44V (日清オイリオグループ社製)
※6:KLEAROL WHITE MINERAL OIL(SONNEBOR社製)
(製造方法)
A.成分(1)、(3)~(11)を70℃で加熱し混合する。
B.成分(2)、(12)~(15)を70℃で加熱し混合する。
C.AにBを加えて乳化する。
D.脱泡したのち、容器に充填する。
本実施例17のアイカラーは、伸びの軽さ、膜の均一性、よれにくさ、つけ色の持続(化粧もち)、落としやすさの全てにおいて優れた油中水型メイクアップ化粧料であった。
(成分) (%)
1.ポリウレタンゲル組成物製造実施例2 5
2.パラフィンとマイクロクリスタリンワックスの混合物 ※1 1
3.キャンデリラロウ ※2 1
4.ポリビニルアルコール 1
5.酸化鉄 15
6.雲母チタン 4
7.水添ポリイソブテン ※3 45
8.2%メチルポリシロキサン処理マイカ ※4 2
9.ミネラルオイル ※5 5
10.トリエチルヘキサノイン 6
11.フェノキシエタノール 0.05
12.水 残量
13.BG 3
14.DPG 2
15.塩化ナトリウム 0.1
16.メチルパラベン 0.3
※1:合成セレシン JNP-81 (日本ナチュラルプロダクツ社製)
※2:精製キャンデリラワックス SR-3 (日本ナチュラルプロダクツ社製)
※3:IPソルベント 1620MU (出光興産社製)
※4:JS-1 (三信鉱工業社製)にメチルポリシロキサン3%処理を施したもの
※5:CARNATION (SONNEBORN社製)
(製造方法)
A.成分(1)~(3)、(5)~(11)を70℃で加熱し混合する。
B.成分(4)、(12)~(16)を70℃で加熱し混合する。
C.AにBを加えて乳化する。
D.脱泡したのち、容器に充填する。
本実施例18のアイライナーは、伸びの軽さ、膜の均一性、よれにくさ、つけ色の持続(化粧もち)、落としやすさの全てにおいて優れた油中水型メイクアップ化粧料であった。
Claims (6)
- 次の成分(A)及び成分(B)を含む油中水型メイクアップ化粧料であり、
前記成分(A)が、成分(A-1)ポリウレタン及び成分(A-2)油剤を含有するポリウレタンゲル組成物であり、
当該成分(A-1)は、
(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、又は、
(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す) で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンであり、
前記成分(B)が、ポリビニルアルコールであり、
前記成分(A)の含有量が0.5~35質量%であり、
前記成分(B)の含有量が0 .05~1.2質量%である油中水型メイクアップ化粧料。 - 前記成分(A-1)ポリウレタンが、油溶性ポリウレタンである、請求項1に記載の油中水型メイクアップ化粧料。
- 前記成分(A-1)ポリウレタンが、重量平均分子量10000~100000である、請求項1又は2に記載の油中水型メイクアップ化粧料。
- 前記成分(A-2)油剤が、25℃で液状の油剤である、請求項1~3の何れか1項に記載の油中水型メイクアップ化粧料。
- 前記成分(A-1)と成分(B)の含有質量割合(A-1)/(B)が0.08~54である、請求項1~4の何れか1項に記載の油中水型メイクアップ化粧料。
- さらに成分(C)光輝性粉体を含有する、請求項1~5の何れか1項に記載の油中水型メイクアップ化粧料。
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