JP2020033339A - 二次付着防止用油性化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで本発明は、ベタツキがなく、肌、髪、衣服、マスクやカップに色が移る二次付着を防止する二次付着レス効果に優れ、かつ、経時でのにじみがなく、化粧膜のツヤとエモリエント感が持続する油性化粧料を提供するものである。
次の成分(A)および成分(B);
前記成分(A)は、以下の(i)又は(ii)、
(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO−R3−OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2〜C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、又は、
(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO−R3−OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2〜C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンから選択される1種または2種以上であり、
前記成分(B)は、25℃で屈折率1.45以上であり、1分子中にエステル結合が2つ以上ありヒドロキシ基が1未満であるエステル油、並びに25℃における比重が0.98〜1.09g/ml及び25℃における動粘度が200mm2/s以下のフェニル基含有シリコーン油から選択される1種または2種以上の液状油
を含有する油性化粧料。
〔2〕
前記成分(A)と成分(B)含有質量の比(A):(B)が1:3〜1:20である前記[1]に記載の油性化粧料。
〔3〕
前記成分(A)が油溶性であり、重量平均分子量(Mw)10000〜100000である、前記〔1〕又は〔2〕に記載の油性化粧料。
〔4〕
さらに成分(C)油性ゲル化剤として、無水ケイ酸、糖脂肪酸エステル、アミノ酸系ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、または融点70℃以上のワックスから選ばれる1種または2種以上を含有する、前記〔1〕〜〔3〕の何れか1つに記載の油性化粧料。
〔5〕
さらに成分(D)揮発性油剤を含有する、前記〔1〕〜〔4〕の何れか1つに記載の油性化粧料。
〔6〕
さらに成分(E)として、成分(A)と成分(B)からなる油性ゲルと相溶しない25℃で不揮発性の液状油を含む、前記〔1〕〜〔5〕の何れか1つに記載の油性化粧料。
〔7〕
成分(B)の割合が、25℃の全液状油に対して30〜100質量%であることを特徴とする、前記〔1〕〜〔6〕の何れか1つに記載の油性化粧料。
〔8〕
成分(B)が、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、トリメリト酸トリトリデシル、トリフェニルジメチルビニルジシロキサン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンから選ばれる1種または2種以上を含有する前記〔1〕〜〔7〕の何れか1つに記載の油性化粧料。
〔9〕
本発明が口唇化粧料である、前記〔1〕〜〔8〕の何れか1つに記載の油性化粧料。
ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
しかしながら、鋭意検討を行った結果、発明者は、油剤存在下で、HO−R3−OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2〜C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールを使用してポリウレタン合成を行ったところ、新規なゲル素材を得た。当該新規なゲル素材は、後記実施例に示すように、べたつきがなく、ツヤが高く、エモリエント感がある特殊な機能を有していた。このことは、発明者にとって予測し得ない効果であった。
なお、ポリウレタンは、ジイソシアネートとポリオールとを反応させて得られることが知られている。しかしながら、ポリウレタンを油溶性ゲル化剤として用いている例はなく、本発明のポリウレタンゲル組成物は油剤、溶剤存在下で製造するという新たな着想により見出されたものである。
また、成分(A)ポリウレタンとして、(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO−R3−OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2〜C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンが挙げられる。
本技術において「末端」とは「両末端」を意味する。
nは、10〜100の整数を表し、さらにnのより好ましい範囲は15〜55である。
n1、n2は、各々独立して同一若しくは異なって、0又は1を表す。
本発明において一般式(1)の水添ポリブタジエン部分(上記一般式(6))を構成する繰り返し単位「C4H8」の立体構造が同一であっても異なっていてもよく、水添ポリブタジエン部分が一般式(6)で表される構造はすべて本発明に包含される。
一般式(1)で表される末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンとして、例えば、下記一般式(2)で表される化合物が例示され、当該化合物を用いることは本発明の効果の観点から好適である。
一般式(2)の化合物は、一般式(1)の末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンにおいて、R1がエチレン基、R2がヘキサメチレン基、n1=n2=1である場合に相当する。
また、本発明の成分(A)のポリウレタンを製造する際に、成分(B)を(A)の反応溶剤として使用することができる。また、製造された成分(A)ポリウレタンと前記(B)成分以外の25℃で液状の油剤とのゲル、または製造・乾燥された成分(A)ポリウレタンに適宜成分(B)の油剤を混合することで油性ゲル組成物硬度を調整することもできる。
これらの成分(B)液状油は、本発明の油性化粧料に、好ましくは下限として、5質量%以上、より好ましくは20質量%以上、さらに好ましくは30質量%以上、上限としては、好ましくは90質量%以下、より好ましくは85質量%以下、さらに好ましくは80質量%以下含ませることが好適である。
また、25℃における比重が0.98〜1.09g/ml及び25℃における動粘度が200mm2/s以下のフェニル変性シリコーン油の好ましい油剤としては、例えば、トリフェニルジメチルビニルジシロキサン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン等が挙げられる。
これらを1種又は2種以上用いることができる。
また、具体的により好ましいフェニル変性シリコーン油としては、トリフェニルジメチルビニルジシロキサン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンが挙げられる。
これらの油剤を配合すると、ベタツキのなさ、二次付着レス効果、経時でのにじみのなさ、化粧膜のツヤの持続点でより好ましい。なお、これらの油剤を含む混合物でも同様の効果を発揮する。
これらの成分(C)油性ゲル化剤は、本発明の油性化粧料に、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下を含有する。以下に記載の成分(C)は、1種または2種以上を組み合わせてもよく、特に限定しない。
本発明における融点の測定は、示差走査型熱量計(DSC)(TA7000シリーズDSC7020:日立ハイテクサイエンス社製)を用い、試料を窒素雰囲気下−10℃で5分間保持した後、10℃/分で昇温させることにより得られた融解吸熱カーブの最も高温側に観測されるピークのピークトップとして定義される融点(Tm)とする。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(重量平均分子量(Mw)2200)と、トルエン1200部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で5時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させ、減圧により溶媒を除去し、ポリウレタンを得た。
得られたポリウレタンの重量平均分子量(Mw)は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)測定(ポリスチレン換算)にて40000であった。また、得られたポリウレタン10部を、流動パラフィン90部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、5.4Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(重量平均分子量(Mw)2200)と、ジメチルスルホキシド1200部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で10時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させ減圧により溶媒を除去し、ポリウレタンを得た。
得られたポリウレタンの重量平均分子量(Mw)は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて20000であった。また、得られたポリウレタン10部を、流動パラフィン90部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、3.4Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(重量平均分子量(Mw)2200)、エチレングリコール24部、ジブチル錫ジラウレート0.9部、トルエン1200部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらヘキサエチレンジイソシアネート128部を投入し、投入終了後80℃で10時間攪拌し、その後、エタノールを18部添加して反応を完結させ減圧により溶媒を除去し、ポリウレタンを得た。
得られたポリウレタンの重量平均分子量(Mw)は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて50000であった。また、得られたポリウレタン10部を、流動パラフィン90部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、2.7Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(重量平均分子量(Mw)2200)と、2−エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、2−エチルヘキサン酸セチルで希釈しながら、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で15時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
本実施例では、溶媒の2-エチルヘキサン酸セチルは除去せず、そのままポリウレタンと2-エチルヘキサン酸セチルからなる油性ゲルとして取り出した。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量(Mw)は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて60000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、4.5Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(重量平均分子量(Mw)2200)、エチレングリコール24部、ジブチル錫ジラウレート0.9部、トリメリト酸トリトリデシル2450部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながら、ヘキサエチレンジイソシアネート128部を投入し、投入終了後80℃で15時間攪拌し、その後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。本実施例では、溶媒のトリメリト酸トリトリデシルは除去せず、そのままポリウレタンとトリメリト酸トリトリデシルからなる油性ゲルとして取り出した。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量(Mw)は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて100000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、4.5Nであった。
※2:レオパールKL−2(千葉製粉社製)
※3:レオパールISK2(千葉製粉社製)
※4:KF−54(信越化学工業社製)
※5:KLEAROL WHITE MINERAL OIL(SONNEBORN社製)
※6:PARACERA 256(PARAMELT社製)融点55℃
下記表1に示す処方の口紅を、以下の製造方法により製造した。
A.成分(1)〜(8)、(10)〜(22)を100℃まで混合しながら加熱し、均一溶解する。
B.成分(9)、(23)〜(25)をAに加え、均一に混合、分散する。
C.Bを100℃にて塗布体付き容器に充填し、室温まで冷却してリキッド状口紅を得た。
(イ)ベタツキのなさ、(ロ)二次付着レス効果、(ハ)経時でのにじみのなさ、(ニ)ツヤの持続、(ホ)エモリエント感の持続について以下の評価方法で評価を実施した。
各試料について、化粧品評価専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が其々の項目について、以下の評価基準に従って7段階評価し、更に全パネルの評点の平均点を用いて、以下の判定基準に従って判定した。
(イ)塗布直後および時間が経過してもベタツキを感じないかどうか
(ロ)塗布して1分後以降に、肌、髪、衣服、マスクやカップ(例えば、陶器、プラスティックや紙製のカップなど)に化粧料の色が移らないかどうか
(ハ)塗布直後から時間経過しても化粧料のにじみがないかどうか
(ニ)塗布直後から時間経過してもツヤが持続しているかどうか
(ホ)塗布直後から時間経過してもエモリエント感が持続しているかどうか
各々全パネル毎に、以下の評価を実施した。
(評価結果) :(評点)
非常に良好 : 6点
良好 : 5点
やや良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
非常に不良 : 0点
[判定基準]
(評点の平均点) :(判定)
5.0以上 : ◎
3.5以上〜5.0未満 : 〇
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
成分(A)ポリウレタンの代わりに別の油ゲル化剤を用いた比較例1〜3は、成分(B)との組み合わせでベタツキのないゲルを形成できないために、二次付着レス効果が得られず、さらに経時でのにじみやツヤの喪失が顕著であった。また、成分(B)を含有しない比較例4、5は、ポリウレタンが油剤を安定的にゲル化することができないため、経時でにじみが生じたりツヤが損なわれエモリエント感も持続しないものであった。
成分 (%)
1.ポリエチレンワックス※7 7
2.マイクロクリスタリンワックス 1.5
3.ジブチルラウロイルグルタミド 0.5
4.テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2 残量
5.t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 1
6.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 3
7.トリフェニルジメチルビニルジシロキサン 10
8.オクチルドデカノール 3
9.製造実施例2のポリウレタン 5
10.ジフェニルジメチコン※4 20
11.イソオクタン酸セチル 10
12.イソノナン酸イソトリデシル 10
13.ジブチルヒドロキシトルエン 0.1
14.無水ケイ酸※8 1
15.多孔質無水ケイ酸(平均粒子径12μm) 1.5
16.パーフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理
球状セルロースパウダー※9 5
17.赤色202号 0.3
18.パーフルオロオクチルトリエトキシシラン2%処理ガラス末 5
19.トコトリエノール 0.1
20.1,2−ペンタンジオール 0.1
21.香料 0.05
22.水添レシチン 0.1
23.セラミド3 0.01
24.アスタキサンチン 0.0001
25.オレイン酸フィトステリル 0.02
※7:LIPWAX A−4(日本ナチュラルプロダクツ社製)
※8:AEROSIL 380S(日本アエロジル社製)
※9:平均粒子径30μm球状セルロース
A.成分(1)〜(13)を100〜110℃にて均一に溶解する。
B.Aに成分(14)〜(25)を加え、均一に混合分散する。
C.Bを脱泡後、100℃に加熱してスティック状口紅容器に直接流し込む。
D.Cを室温に冷却後、口紅を得た。
(成分) (%)
1.カルナウバワックス(融点83℃) 1
2.キャンデリラワックス(融点73℃) 4
3.ワセリン(融点58℃) 2
4.ジオクタン酸ネオペンチルグリコール 残量
5.製造実施例3のポリウレタン 3
6.セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン 0.5
7.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 3
8.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 7
9.(アクリレーツ/ジメチコン)コポリマー 1
10.イソドデカン 5
11.トリメチルペンタフェニルトリシロキサン 2
12.球状ポリエチレン末(平均粒子径10μm) 2
13.球状シリカ末(平均粒子径15μm) 5
14.ポリメチルシルセスキオキサン(平均粒子径0.5μm) 3
15.ジメチコン2%処理酸化亜鉛(六角板状、平均粒子径1μm)
10
16.トリエトキシカプリリルシラン2%処理酸化チタン※10 15
17.メチルハイドロゲンジメチコン2%処理ベンガラ 1
18.ジメチルポリシロキサン3%処理黒色酸化鉄 0.3
19.ジラウロイルグルタミン酸リシンNa2%処理黄色酸化鉄 4
20.板状タルク(平均粒子径13μm) 5
21.ベンガラ被覆雲母チタン 3
22.メドウフォーム油 2
23.レシチン処理扁平セルロース 3
24.カルボマー 0.01
25.ローズ水 0.05
※10:平均粒子径0.7μm
A. 成分(1)〜(11)を90〜100℃にて均一に溶解する。
B. Aに成分(12)〜(25)を加え、均一に混合する。
C. Bを容器に90℃にて溶解して、金型に流し込む。
D. Cを室温に冷却後、金型を取り除き、気密容器に装填し、コンシーラーを得た。
成分 (%)
1.フィッシャートロプシュワックス 8
2.ステアリルジメチコン(融点38℃) 1
3.ミツロウ(融点65℃) 3
4.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 10
5.デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10 5
6.製造実施例5のポリウレタンゲル(固形純分30%) 5
7.製造実施例2のポリウレタン 20
8.ミリスチン酸イソプロピル 3
9.トリイソステアリン酸グリセリル 残量
10.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 5
11.ラウロイルリジン 2
12.(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー 7
13.(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン
/シルセスキオキサン)クロスポリマー 1.5
14.ジプロピレングリコール 0.5
15.グリセリン 1
16.シア脂 0.03
17.ジメチルポリシロキサン2%処理黒色酸化鉄 0.3
18.トリイソステアリン酸イソプロピルチタン処理酸化チタン※11
1
19.レシチン3%処理黄色酸化鉄 2
20.ハイドロゲンジメチコン1%処理ベンガラ 0.5
21.窒化ホウ素 2
22.オキシ塩化ビスマス 0.5
23.パルミチン酸レチノール 0.005
24.ラベンダー油 0.02
25.アスコルビン酸 0.005
※11:表面処理剤2%で処理した平均粒子径0.4μm酸化チタン
A. 成分(1)〜(10)を100℃〜110℃にて加熱溶解する。
B. Aに成分(11)〜(25)を加えて均一に混合する。
C. Bを脱泡後、100℃に加熱し金皿に流し込み充填する。
D. Cを室温に冷却してアイブロウを得た。
(成分) (%)
1.パルミチン酸デキストリン 0.5
2.(パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸)デキストリン 1
3.トリメリト酸トリトリデシル 20
4.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
5.イソステアリン酸デキストリン※12 2
6.(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー 10
7.製造実施例4のポリウレタンゲル(固形純分30%) 5
8.製造実施例2のポリウレタン 5
9.ホホバ油 0.1
10.トリベヘニン 0.5
11.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1
12.ラウリルポリグリセリン−3
ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 0.4
13.(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー 4
14.ジメチルポリシロキサン※13 5
15.セスキオレイン酸ソルビタン 0.3
16.球状セルロースビーズ(平均粒子径10μm) 2
17.ラウロイルリジン2%処理球状炭酸カルシウム(平均粒子径5μm)
3
18.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)
クロスポリマー 5
19.ポリメチルシルセスキオキサン 8
20.赤色226号 0.2
21.ハイドロゲンジメチコン8%処理黄色4号 0.1
22.ジメチルポリシロキサンン2%処理合成金雲母 3
23.PET(平均粒子径200μm) 1
24.(PET/AL)ラミネート 1
25.ピーチエキス 0.03
※12:ユニフェイルマHVY(千葉製粉社製)
※13:KF−96−2CS(信越化学工業社製)
A. 成分(1)〜(13)を均一に80〜90℃にて溶解する。
B. Aに成分(14)〜(25)を加え、均一に混合する。
C. Bを塗布体付き容器に90℃にて溶解充填する。
D. Cを室温に冷却し頬紅を得た。
(成分) (%)
1.ポリエチレンワックス 1.5
2.キャンデリラワックス(融点73℃) 1
3.ワセリン(融点58℃) 10
4.ジカプリン酸プロピレングリコール 14
5.製造実施例3のポリウレタン 1
6.パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 2
7.トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 10
8.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 10
9.オリーブ油 0.1
10.ジメチルポリシロキサン2処理無水ケイ酸※5 0.05
11.軽質イソパラフィン 残量
12.ポリメチルシルセスキオキサン(平均粒子径0.5μm) 10
13.トリエトキシカプリリルシラン2%処理球状セルロース末
(平均粒子径10μm) 3
14.トリエトキシカプリリルシラン2%処理酸化チタン※14 19
15.トリエトキシカプリリルシラン2%処理ベンガラ 0.5
16.トリエトキシカプリリルシラン2%処理黄色酸化鉄 2
17.トリエトキシカプリリルシラン2%処理黒色酸化鉄 0.2
18.トリエトキシカプリリルシラン2%処理セリサイト 3
19.香料 0.1
20.ジプロピレングリコール 0.3
21.ローズヒップ油 0.01
22.バラエキス 0.05
23.トリプロピレングリコール 0.2
※14:平均粒子径0.035μm
A. 成分(1)〜(8)を均一に100〜110℃にて溶解する。
B. Aに成分(9)〜(23)を加え、冷却しつつ均一に混合分散する。
C. Bを発泡スポンジ内蔵容器に50℃にて充填する。
D. Cを冷却しコンパクトファンデーションを得た。
(成分) (%)
1.製造実施例4のポリウレタゲル(固形純分30%) 30
2.トリフェニルジメチルビニルジシロキサン 20
3.トリメリト酸トリトリデシル 30
4.イソドデカン 10
5.ジメチコン(100CS) 10
A. 成分(1)〜(5)を均一に混合する。
B. Aをスポンジ付きアプリケーター容器に充填し、二次付着防止化粧料を得た。
Claims (9)
- 次の成分(A)および成分(B);
前記成分(A)は、以下の(i)又は(ii)、
(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO−R3−OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2〜C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、又は、
(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO−R3−OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2〜C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンから選択される1種または2種以上であり、
前記成分(B)は、25℃で屈折率1.45以上であり、1分子中にエステル結合が2つ以上ありヒドロキシ基が1未満であるエステル油、並びに25℃における比重が0.98〜1.09g/ml及び25℃における動粘度が200mm2/s以下のフェニル基含有シリコーン油から選択される1種または2種以上の液状油
を含有する油性化粧料。 - 前記成分(A)と成分(B)含有質量の比(A):(B)が1:3〜1:20である請求項1に記載の油性化粧料。
- 前記成分(A)が油溶性であり、重量平均分子量(Mw)10000〜100000である、請求項1又は2に記載の油性化粧料。
- さらに成分(C)として、無水ケイ酸、糖脂肪酸エステル、アミノ酸系ゲル化剤、有機変性粘土鉱物、または融点70℃以上のワックスから選ばれる1種または2種以上の油性ゲル化剤を含有する、請求項1〜3の何れか1項記載の油性化粧料。
- さらに成分(D)揮発性油剤を含有する、請求項1〜4の何れか1項記載の油性化粧料。
- さらに成分(E)として、成分(A)と成分(B)からなる油性ゲルと相溶しない25℃で不揮発性の液状油を含む、請求項1〜5の何れか1項記載の油性化粧料。
- 成分(B)の割合が、25℃の全液状油に対して30〜100質量%であることを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項記載の油性化粧料。
- 成分(B)が、テトライソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、トリメリト酸トリトリデシル、トリフェニルジメチルビニルジシロキサン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコンから選ばれる1種または2種以上である、請求項1〜7の何れか1項記載の油性化粧料。
- 口唇化粧料である、請求項1〜8の何れか1項記載の油性化粧料。
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