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JP2004515466A - ポリウレタン分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物 - Google Patents

ポリウレタン分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物 Download PDF

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JP2004515466A
JP2004515466A JP2002515210A JP2002515210A JP2004515466A JP 2004515466 A JP2004515466 A JP 2004515466A JP 2002515210 A JP2002515210 A JP 2002515210A JP 2002515210 A JP2002515210 A JP 2002515210A JP 2004515466 A JP2004515466 A JP 2004515466A
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hair
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JP2002515210A
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イザベル・ロラ−コルボル
アンリ・サマン
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LOreal SA
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LOreal SA
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Abstract

本発明は、再整髪可能効果を与える組成物を提供する。また、当該組成物を、ヘアスタイル形成の前、最中、または後に髪に適用する髪を処理する方法を提供する。特に、当該組成物は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのポリウレタンを含むことを特徴とする。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、再整髪可能なヘアスタイリング組成物に関する。
【0002】
ヘアスタイルを固定することは、ヘアスタイリングにおいて重要な要素であり、既に行われた整髪を維持し、または同時に髪を整え、固定することを伴う。
【0003】
本発明によれば、用語「ヘアスタイリング組成物」は、ヘアスタイリングを行うために使用することのできるあらゆる種類のヘア組成物に関する。例えば、固定組成物、シャンプー、コンディショナー、パーマネントウェービング組成物、ヘアケア製品、ヘアトリートメント製品である。
【0004】
【従来の技術】
ヘアスタイルを整え、および/または維持するために化粧品市場で最も一般的なヘアスタイリング組成物は、通常アルコールまたは水をベースとする溶剤、および通常ポリマー樹脂である一以上の物質を含むスプレー組成物である。ポリマー樹脂の機能の一つは、髪と髪との連結を形成することであり、種々の化粧用アジュバントとの混合物において当該物質は固定剤とも呼ばれている。この溶液は、噴射剤によって加圧されている適当なエアゾール容器、またはポンプフラスコのいずれかに、通常収容されている。
【0005】
他の既知のヘアスタイリング組成物は、スタイリングジェルおよびムースを含み、これらは一般に、髪にブラシをかけ、またはセットする前に、湿った髪に適用される。慣習的なエアゾールラッカーとは対称的に、これらの組成物には、それらの適用前に成形された形に髪を固定できないという不都合がある。実際、これらの組成物は本質的に水性であり、それらの適用によって髪は湿り、従って、ヘアスタイルの最初の形を維持できない。従って、ヘアスタイルを整え、固定するためには、引き続いてブラッシングおよび/または乾燥を行うことが必要である。
【0006】
かかるヘアスタイリング組成物の全てに、スタイリングおよび固定の作業を再び始めることなく、当初形成したヘアスタイル以外の望ましい形へと、ヘアスタイルを後から変更できないという同一の不都合がある。さらに、種々のストレスのもとで、ヘアスタイルは簡単に変更できない望ましくないパーマネントセットになる傾向がある。スタイリング過程においても、髪のとかし易さおよび柔らかい髪の雰囲気といったヘアコンディショニングの利点が望まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するための手段】
本発明の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのポリウレタンを含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物である。
【0008】
本発明の別の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのポリウレタンを含む少なくとも一つの分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物である。
【0009】
本発明の別の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのポリウレタンおよび水および/または分散物の溶剤媒体を含む少なくとも一つの分散物を含む、再整髪可能なヘアスタイリング組成物である。
【0010】
本発明の別の主題は、髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのポリウレタンを水および/または分散物の溶剤媒体中に含む少なくとも一つの分散物を含む、再整髪可能なヘアスタイリング組成物であって、前記少なくとも一つのポリウレタンは、
(a)(i)前記分散物の媒体に不溶性の少なくとも一つの多活性水素(polyactive hydrogen)化合物(ここで当該多活性水素化合物は、その構造内および/またはその構造上において、N、Oおよび/またはS基で任意に置換されるアルキル、アリールおよびアラルキル構造から選択される);
(ii)少なくとも一つのポリイソシアナート、および
(iii)分散物の媒体中に可溶性である少なくとも一つの多活性水素化合物、を反応させることにより得られるイソシアナート末端ポリウレタンプレポリマー、
(b)少なくとも一つの多官能性鎖伸長剤;および
(c)少なくとも一つの連鎖終結剤
を反応させることにより得られる。
【0011】
分散物の媒体は、例えば、アルコールの混合物または水/アルコールの混合物でありうる。
【0012】
用語「再整髪可能な(reshapable)」ヘアスタイリング組成物は、新たな物質または熱を加えることなく、元に戻すまたは変更することのできるスタイリングを提供するヘアスタイリング組成物を意味する。例えば、垂れ下がりまたはセットの崩れ(髪の乱れ)の際に、ヘアスタイルを元に戻すまたは変更するために、水または任意の形態の固定剤のような新たな物質、または熱を何も必要としない。このように、「再整髪可能な」効果を提供することは、新たな物質または熱を加えることなく、元に戻すまたは変更することのできるヘアスタイリングを提供することを意味する。当該組成物の効力は、10から24時間ほどと長く持続し、持ちの良いスタイリング効果をもたらす。再整髪可能であることと同義とし得る別の用語は、復帰可能(repositionable)、再生可能(remoldable)、スタイル変更可能(restyleable)、および改変可能(remodellable)であることを含む。
【0013】
本発明のさらなる主題は、本発明にかかる組成物が、ヘアスタイル形成の前、最中、または後に髪に適用されることを特徴とする、髪を処理する方法を提供することである。
【0014】
ここで使用される分散物は、一つの相が、バルク物質全体に分配される分離した粒子を含み、ここで当該粒子が分散または内相であり、前記バルク物質が連続または外相である、二相システムを一般に意味する。本発明の実施態様において、ポリウレタンの少なくとも一部が、連続的な相中に分離した粒子として存在する。用語「分散物」は、全てのポリウレタンポリマーが不溶性である必要があることを必ずしも意味するものではない。すなわち、そのポリマーの少なくとも一部は媒体中で可溶性であってもよい。分散物は、溶剤システムに不溶性である一定の成分の使用から生成してもよい。分散物が周囲の条件下で安定なままであることが望ましい。ある実施態様では、分散物は室温で30日以上、90日以上、さらに180日以上、そしてさらには360日以上安定である。
【0015】
ポリウレタン分散物は、水および/または溶剤システムにおいて安定および分散することのできるポリウレタンポリマーを生成するために、イソシアナート末端ポリウレタンプレポリマーを形成し、そのプレポリマーを鎖伸長し、およびそのプレポリマーを連鎖終結することによって作製することができる。前記ステップを連続的に行うことは可能であるが、その必要はない。これらのステップの順序は変更可能であり、鎖伸長および連鎖終結またはプレポリマー形成および連鎖終結のような、一部のステップを組み合わせることができる。例えば、超過した鎖伸長剤は連鎖終結剤としても機能することができる。これらのステップおよび成分については下記で詳しく論じる。
【0016】
ここで使用される用語、イソシアナート末端ポリウレタンプレポリマー、またはイソシアナート官能性ポリウレタンプレポリマーとも称される用語は、少なくとも一つのポリイソシアナート、少なくとも一つの媒体不溶性多活性水素化合物、および少なくとも一つの媒体可溶性多活性水素化合物を含む混合物の反応産物を意味する。一般に、当該反応は、モル過剰のイソシアナート基を用いて行われ、ウレタン、尿素、および/またはチオウレタン官能基を有し得るオリゴマーを生成する。プレポリマーは、活性水素反応基に対するイソシアナート基の等量比が1.6:1より大きい場合、また1.8:1より大きい場合、およびさらには約2.0:1以上で調製することができる。
【0017】
ここで使用される用語、多活性水素化合物は、1より大きい、例えば1.8より大きい、およびさらには約2.0以上であるが、約6より小さい、例えば約4より小さい、およびさらには約3以下といった、平均的な官能性を有する化合物を意味する。当該用語は、(i)第一級、第二級、および第三級炭素原子上のアルコール基、(ii)第一級および第二級アミン、(iii)メルカプタン、および(iv)これらの官能性基の混合を有する化合物を含むと解する。
【0018】
従って、本発明のポリウレタン分散物は、例えば、アミンとのイソシアナート官能性ポリウレタンの反応から生じる尿素結合を含むことができ、これらのポリマーはポリウレタン−尿素として、より適切に分類される。
【0019】
プレポリマーを調製するのに有用な多活性水素化合物は、62から10000、また200から5000、さらには400から3000の分子量を有する。
【0020】
(a)(i)成分とも称されるA成分、すなわち媒体不溶性多活性水素化合物は一般に、成分(a)(i)、(a)(ii)、および(a)(iii)の全体の少なくとも5重量%、また少なくとも10重量%、およびさらには少なくとも20重量%の濃度で存在することができる。用語「媒体不溶性」は、化合物の少なくとも1グラムが、約25℃で、分散物の媒体の約4グラムに可溶性でないということを一般に意味する。一部の多活性水素化合物は、この特徴決定方法を利用してそれらが可溶性かまたは不溶性かを決定するために、溶解のための加熱作用を要するかもしれない。
【0021】
構造内および/またはその構造上において、N、Oおよび/またはS基で任意に置換されるアルキル、アリールおよびアラルキル構造を有するポリオールから選択されるポリオールを一般に含む、いくつかの種々のタイプのポリオールが、A成分として使用するのに適している。A成分として一般に有用な化合物は、約400以上、およびさらには約500以上といった、少なくとも約300以上の数量平均分子量を有してもよい。しかし、かかる化合物は、約5000以下、およびさらには約3000以下といった、少なくとも約10000以下の数量平均分子量を有してもよい。
【0022】
北アメリカのイリノイ州シカゴのUniqemaよりPRIPOL 2033として入手可能なC36ダイマー脂肪アルコールのような,モノマーポリオールを使用することができる。平均して約1.6から4のヒドロキシルまたはアミノ基を有するオリゴマーポリオールも使用することができる。A成分として有用なオリゴマーポリオールのある実施態様は、20以上の炭素原子といった、10以上の炭素原子を有する二酸および/またはジオールをベースとする脂肪族ポリエステルポリオールである。ポリエステルポリオールの商業的な例は、北アメリカのイリノイ州シカゴのUniqemaによるPRIPLAST 3191、3192、3196、3197、1906、および1907であり、36の炭素原子二酸および/またはジオールをベースとすると考えられる。これらのジオールの調製に使用される特定の成分は、PRIPLAST 3192にはダイマー酸、アジピン酸、および1,6−ヘキサンジオール;PRIPLAST 3193にはダイマー酸およびエチレングリコール;PRIPLAST 3194にはダイマー酸、アジピン酸、およびエチレングリコール;PRIPLAST 3196にはダイマー酸および1,6−ヘキサンジオール;PRIPLAST 3197にはダイマー酸およびダイマージオール;PRIPLAST 1906にはイソフタル酸およびダイマージオール;およびPRIPLAST 1907にはテレフタル酸およびダイマージオールと考えられる。オリゴマーポリオールの別の実施態様は、北アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアのElf AtochemによるPOLY bd樹脂のようなポリブタジエンおよびポリイソプレンを含む、水酸基終結(末端)ポリアルカジエンである。
【0023】
オリゴマーポリオールは、水素化ポリイソプレンおよび水素化ポリブタジエン(後者は1,2−ブタジエンの付加物を19重量%も有する)を含む水素化ポリアルカジエンポリオールから選択されてもよい。水素化ポリブタジエンジオールの商業的な例は、テキサス州ヒューストンのShell ChemicalによるKRATON L−2203、および日本の東京の三菱化学によるPOLYTAIL樹脂を含む。
【0024】
別の実施態様において、「A成分」はオリゴマーポリアミンである。適当なオリゴマーポリアミンは、アミン終結ブタジエンポリマーおよびブタジエンアクリロニトリル共重合体を含む。かかるアミンの商業的な例は、オハイオ州クリーブランドのB.F.GoodrichによるHYCAR ATBNである。
【0025】
シリコーンポリオールおよびペルフルオロアルキル官能性ポリオールは、それらの低い界面エネルギー特性が、米国特許第5,679,754(Larsonら)の教示(参考としてその開示をここに含める)に基づく望ましい粘着特性を損ねると予想されるため、使用時に、全組成物の約5重量パーセントより多く存在するべきではない。
【0026】
イソシアナート官能性ポリウレタンを形成するのに使用することのできる代表的なポリイソシアナートは、脂肪族、環式脂肪族、および芳香族ポリイソシアナートを含む。適切な脂肪族ポリイソシアナートは、脂肪族イソシアナートおよびジイソシアナートを含む。ジイソシアナートは、例えば、ジシクロヘキシルメタン4,4=−ジイソシアナート(一般にH12MDIと称される)および3,5,5−トリメチル−1−イソシアナト−3−イソシアナトメチルシクロヘキサン(一般にイソホロンジイソシアナートまたはIPDIと称される)から選択されてもよく、両者はペンシルベニア州ピッツバーグのBayer Corp.より入手でき、それぞれ商品名でDESMODUR WおよびDESMODUR Iである。さらに、ジイソシアナートは、(i)テトラメチレンジイソシアナート、(ii)1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、(iii)1,3−ビス(1−イソシアナト−1−メチルエチル)ベンゼン、(iv)ジフェニルメタン4,4=−ジイソシアナート(一般にMDIと称される)、(v)4,4’,4’’−トリイソシアナトトリフェニルメタン、(vi)ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアナート(一般に重合体MDIと称される)、(vii)トルエンジイソシアナート(一般にTDIと称される)、(viii)ヘキサメチレンジイソシアナート(一般にHDIと称される)、(ix)ドデカメチレンジイソシアナート、および(x)m−およびp−キシレンジイソシアナートから選択されてもよい。
【0027】
他の有用なポリイソシアナートは、米国特許第3,700,643(Smithら)および3,600,359(Miranda)(参考としてその開示をここに含める)に記載されているポリイソシアナートを含む。ミシガン州ミッドランドのDow Chemical Co.より入手可能なISONATE 2143Lのような、ポリイソシアナートの混合物も使用できる。
【0028】
ポリウレタンプレポリマーは、(a)(iii)成分とも称されるB成分、すなわち少なくとも一つの媒体可溶性多活性水素化合物を使用することにより媒体中で分散可能になる。すなわち、B成分は、媒体中でポリウレタン分散物を安定させるために作用し得る。用語「媒体可溶性」は、化合物の少なくとも1グラムが約25℃で媒体約4グラム中に可溶性であることを一般に意味する。一部の化合物は、この特徴決定方法を利用して、それらが可溶性かまたは不溶性かを決定するために溶解するための加熱作用を要するかもしれない。この特徴決定方法で使用される媒体は、分散媒体を調製するのに使用されるものと同一の媒体であるべきである。例えば、アルコール−水可溶性は、イオン基、イオン基を形成することができる部分、または各酸素原子に対して炭素原子を5:1以下、例えば4:1以下といった比率で有するポリエステル、ポリエーテル、またはポリカーボネート基、およびそれらの混合物の存在によって、化合物に付与されてもよい。
【0029】
存在する場合に、B成分のイオン基は、アニオン性、カチオン性、および双性イオン性基から選択されてもよい。カチオン性基は、イソシアナートまたはポリオール成分から生成してもよいが、大部分は都合良くポリオール成分として付加される。カチオン性基は、プレポリマーに直接組み入れられてもよい。例えば、VARIQUAT 1215のような第四級ジオールは、プレポリマーに直接反応させてもよい。あるいは前駆体基は、プレポリマーに反応することができ、そしてその後の反応においてカチオン性にすることができる。例えば、メチルジエタノールアミンおよびそのポリエトキシル化された付加物のような活性水素官能性第三級アミンは、プレポリマー骨格に組み入れられてもよく、その後、無機または有機酸によって陽子を加えられてイオン塩を形成するか、アルキル化されて第四級アンモニウム基を形成する。組み入れられた第三級アミンの過酸化水素、プロパンスルトン、またはラクトンとの反応は、双性イオン性部分を提供する。安定化カチオン性成分は、非常に水溶性であって、10重量%を越えるような、少なくとも1重量%の水に一般に可溶性であり得る。安定化カチオン性化合物は、以下の構造:
R−N(R)[(OCHCHOH]
[式中、Rは、その構造内および/またはその構造上において、N、Oおよび/またはS基で任意に置換されるC−C18アルキル、C−C18アリール、およびC−C18アラルキル構造から選択される;Rは、水素原子およびC−C18アルキル基から選択される;nは、約1から約50、およびさらには約1から約20といった、約1から約200の整数である;およびXはハロゲン化物、スルファート、メトスルファート、エトスルファート、アセタート、カーボナートおよびホスファートから選択される]
を有してもよい。
【0030】
カチオン性安定化化合物は、それぞれVARIQUAT 638およびVARIQUAT K1215としてWitco/Sherexより入手可能なPEG 2 ココモニウム塩化物およびPEG−15ココモニウム塩化物ばかりでなく、陽子を加えられ、かつアルキル化したメチルジエタノールアミンから選択されてもよい。
【0031】
単一の反応性水素基を有するカチオン性化合物を組み入れることが可能である。しかしながら、それらが最適とは考えられない。
【0032】
本発明で使用されるアニオン性安定剤は、イソシアナート成分または多活性水素成分のいずれにも存在することができる。一般に、そして最も好適には、アニオン性安定剤はポリオール成分として存在する。アニオン性基は、スルホナート、ホスホナート、ホスファート、およびカルボキシラートから;またスルホナートおよびカルボキシラートから;そしてさらにはスルホナートから選択することができる。スルホナートは、米国特許第4,738,992(Larsonら)(参考としてその開示をここに含める)に記載されているスルホン化ポリオールから選択されてもよい。スルホナートは、以下の構造:
【化1】
Figure 2004515466
[式中、各Rは同一または異なるものであり、
−CH−CH−(OCH−CH−)−、
−C(CH)H−CH−(OC(CH)H−CH−)−、
−(CH−(O(CH−、および
−(CH−CO−[−O−(CH−CO−]−基;
(式中、mは約2から約5の整数であり;およびnは約2から約15の整数である)
から選択されるエーテルおよび/またはエステル官能基を含む約200から約600の平均分子量を有する2価脂肪族基から選択される]
を有するポリエステルジオールを含む。
【0033】
適切なカルボキシラートおよびカルボン酸官能性ポリオールは、コネチカット州ダンベリーのUnion Carbide Specialty Chemicals Div. より入手可能なUCARMODポリオールのような酸グラフト化ポリエーテルばかりでなく、ジメチロールプロピオン酸およびそのポリエトキシル化誘導体を含む。
【0034】
ある実施態様において、アルコール−水または水の分散性を得るために、プレポリマーのイオン等量(イオン官能性の等量当たりのプレポリマーのグラム)は、約1000g/equivから約15000g/equiv、また約1500g/equivから約12500g/equiv、またさらに約2000g/equivから約10000g/equiv、さらには約2500g/equivから約7500g/equivの範囲であるべきである。
【0035】
アルコール−水可溶性を付与するための、各酸素原子に対して5以下の炭素原子の比率を付与するエーテルまたはエステル官能性のような、十分に極性の非イオン性基を有するオリゴマー多活性水素化合物の例は、(i)ポリオキシアルキレンジオール、トリオール、およびテトロール、(ii)ポリオキシアルキレンジアミンおよびトリアミン、(iii)有機ポリカルボン酸および多価アルコールのポリエステルジオール、トリオール、およびテトロール、および(iv)約106から約2000の分子量を有するポリラクトンジオール、トリオール、およびテトロールを含む。オリゴマーポリオールおよびポリアミンの例は、(i)ポリエチレン酸化物ホモポリマー(例えば、コネチカット州ダンベリーのUnion CarbideによるCARBOWAX シリーズ)、エチレン酸化物およびプロピレン酸化物のブロックコポリマー(例えば、ニュージャージー州マウントオリーブのBASF CorporationによるPLURONIC界面活性剤)、エチレン酸化物およびプロピレン酸化物のランダムコポリマー(例えば、コネチカット州ダンベリーのUnion CarbideによるUCON FLUIDS)、米国特許第4,667,661(Scholzら)(参考としてその開示をここに含める)に記載されているようなポリエチレン酸化物をベースとする界面活性剤や、シリコーンコポリオール、(ii)ペンシルベニア州ニュートンスクエアのArco ChemicalによるポリオールのACCLAIMシリーズのようなポリオキシプロピレンジオールおよびトリオール、(iii)ユタ州ソルトレイクシティのHuntsman Corporationより入手可能なJEFFAMINEシリーズのようなポリエーテルジアミン、およびトリアミン、(iv)デラウェア州ウィルミントンのE.L. du Pont Co.より入手可能なTERATHANEシリーズ(ポリオキシテトラメチレンジオール)、およびイリノイ州シカゴのQuaker Oats Co.より入手可能なPOLYMEGシリーズのようなポリエーテルポリオール、(v)ペンシルベニア州ピッツバーグのBayer Corporationより入手可能なMULTRON(ポリ(エチレンアジピン酸)ポリオール)のようなポリエステルポリオール、(vi)マサチューセッツ州ピーボディのStahl USA Co.より入手可能なポリカーボネートジオールのようなポリカーボネートジオール、および(vii)コネチカット州ダンベリーのUnion Carbideより入手可能なTONEシリーズのようなポリカプロラクトンポリオールを含む。ポリチオエーテルポリオールもまた有用である。
【0036】
さらに、アルコール不溶性ポリオールを使用する時、少ない分子量の媒体可溶性モノマーポリオールを使用してもよい。モノマーポリオールの例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、アミノエタノールなどを含む。使用時に、モノマーポリオールの量は、プレポリマーの粘着性を最小にするために少なく維持すべきである。
【0037】
プレポリマーを形成するための上記成分(すなわち、A成分、ポリイソシアナート、およびB成分)の反応は、選択される特定の成分によるであろう。芳香族イソシアナートは、一般に脂肪族イソシアナートよりさらにいっそう反応的であり、当該反応は発熱を伴うであろうため、加熱を必要とせずにポリオールと反応させることができる。当該反応は100%固体として実施されてもよく(すなわちほとんどまたは全く溶剤を含まない)、またはイソシアナートと反応しない任意に極性の有機溶剤中において実施されてもよい。かかる溶剤は、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メトキシプロパノールアセタート(PMアセタート)、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、N−メチルピロリジノン、およびそれらの混合物を含む。ある実施態様において、使用される溶剤は最終的な組成物において除去を要しないであろう。最終的な分散物の一部になる、プレポリマー中に残されたままの溶剤および/または可塑剤を組み入れることも可能である。
【0038】
多官能性アルコールと共に脂肪族イソシアナートを使用する場合には、モノマーのポリマーへの強い転化が、適当な時間、例えば、8時間未満、また3時間未満で生じることができるように、高い固体濃度および約50℃から約80℃までの高い反応温度が望ましい。イソホロンジイソシアナートまたはヘキサメチレンジイソシアナートおよび脂肪族第一級または第二級アルコールを組み入れる実施態様は、少量の触媒の存在下で約2時間、約80℃まで一般に加熱される。
【0039】
有用な触媒は、ジブチルスズジラウラートおよびジブチルスズジアセタートのような金属塩、およびトリエチルアミン、DBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン),およびDABCO(1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン)のようなアミンを、約0.01から約1.0モルパーセント(イソシアナート試薬に対して)の有用な濃度で含む。ある実施態様において、触媒は皮膚に対して非刺激的および非感作的である。触媒は,Elf AtochemによるFASTCAT 4224のような、ポリマー骨格へ結合することができ、かくして侵出可能ではない触媒、およびメチルジエタノールアミンおよびテトラメチルグアニジンのような一定のアルコールおよびアミン官能性第三級アミン触媒から選択されてもよい。約100から約1000グラムの一度の調製において、全樹脂の100グラム当たりFASTCAT 4224の約0.1グラムを使用することができる。
【0040】
多活性水素化合物に対するポリイソシアナートの比率は、プレポリマーが約1000から約25000の分子量を有するように調整される。ポリイソシアナートの等量は、多活性水素化合物の全等量(すなわち、活性水素の全等量)を越えてもよく、当該等量の超過度は約1.1:1から約6:1であり、約1.5:1から約3:1、さらには約1.8から約2.2でもある。
【0041】
プレポリマーが形成されたら、望ましい特性を備える組成物を得るために、その分子量を増加すべきである。この段階は、プレポリマーが「鎖伸長剤」と反応することによって達成される。ここで使用される用語「鎖伸長剤」は、約2から約4、また約2から約3、さらには約2でもある官能性を有し、および一般に約30から約1000といった、約30から約2000の分子量を有する多活性水素化合物を意味する。ある実施態様おいて、鎖伸長剤は多官能性アルコール、アミン、およびカルボン酸ヒドラジドから選択される。別の実施態様において、鎖伸長剤は、多官能性アミンおよびカルボン酸ヒドラジドから選択される。
【0042】
有用なポリアミンは、エチレンジアミン;1,6−ジアミノヘキサン;ピペラジン;トリス(2−アミノエチル)アミン;およびユタ州ソルトレイクシティのHuntsman CorporationによるJEFFAMINE、例えばJEFFAMINE D230およびJEFFAMINE D400として市販されているアミン終結ポリエーテルのようなアミン終結ポリエーテルを含む。
【0043】
有用なカルボン酸ヒドラジドは、アジピン酸ジヒドラジドおよびシュウ酸ジヒドラジドを含む。特に有用な多官能性アルコールは、エチレングリコール;1,4−ブタンジオール;および1,8−オクタンジオールのような2から24の炭素原子を有するアルキレンジオールを含む。有用なポリチオールは、1,2−エタンジチオール;1,4−ブタンジチオール;2,2’−オキシトリス(エタンチオール)およびポリ(オキシエチレン)ジオールおよびトリオールのジ−およびトリ−メルカプトプロピオン酸エステルを含む。イソシアナートと反応して不安定なカルバミン酸を形成し、二酸化炭素を失ってアミンを遊離するために、水も多官能性鎖伸長剤として有用である。当該アミンは、その後,別のイソシアナートとの反応に利用できる。
【0044】
プレポリマーが2以下の官能性であり、鎖伸長剤が二官能性である場合、鎖伸長ステップにおける活性水素に対するイソシアナートの比率は、約0.6:1から約1.2:1、また約0.75:1から約1.0:1、さらには約0.80:1から約1.0:1である(水が大過剰なモル濃度で存在し得る、唯一の鎖伸長剤として使用される場合を除く)。プレポリマーが2より大きい官能性を有する場合、2より大きい官能性である多活性水素化合物またはポリイソシアナートを使用することにより、鎖伸長剤に存在する活性水素に対するイソシアナートの比率を、おそらく釣り合わせて下方修正し、ゲル化を防ぎ、かつ適当な部分で形成されるポリウレタンポリマーの分子量を維持して、再整髪可能なヘアスタイリング性能を付与する必要があるかもしれない。
【0045】
高濃度の低級アルコールを伴う環境下では(一般に、水に対するアルコールが20:80w/wより高い)、イソシアナートがアルコール溶剤と反応するので、イソシアナート官能性プレポリマーのエンドキャッピングが起こるかもしれない。したがって、鎖伸長剤としての多官能性アミンの使用は、アミンが低級アルコールよりイソシアナートに対してより反応的であり、分子量をより好ましく管理するため、非常に適切である。
【0046】
ある実施態様おいて、分散媒体は、低級アルコール(CからCの分枝鎖または直鎖脂肪族アルコール)、水、およびそれらの混合物から選択されてもよい。低級アルコールは、エタノール、n−プロパノール、および2−プロパノール(IPA)から選択されてもよい。あるいは、当該媒体は水、IPA,エタノール、およびそれらの混合物から選択されてもよい。水に対するアルコールの比率は、20:80から90:10w/wの範囲であってもよく、また70:30から85:15であってもよい。一般に、アルコール量が多い程、乾燥時間の速い分散物をもたらす。
【0047】
溶剤システムは、別の溶剤を含んでもよい。例えば、ヘキサメチルジシロキサン(HMDS);環式シリコーン(DおよびD);Permethyl 97Aおよびlsopar Cのようなイソパラフィンを含むC−C10アルカン;アセトン;ヒドロフルオロエーテル(HFEs)など、急速に蒸発する別の皮膚適合性溶剤が使用できる。HFE 7100のような一部のHFEsは、ある用途において付加された利点を有する;かかる溶剤が、約15から約25重量%以上の濃度でヒドロ−アルコール混合物に付加される場合には、組成物が非可燃性となる。
【0048】
ポリウレタンポリマーを形成する反応は、成長するポリマー鎖を停止するために使用される連鎖終結種(連鎖終結剤)の使用により停止され、それによってポリマーの分子量および物理特性を制御する。ある実施態様において、ジアミン鎖伸長剤は、過度に使用されると、連鎖終結剤として機能する。別の有用な連鎖終結剤は、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)であり、ポリウレタンポリマーの全重量をベースとして、約0.1から約2.0部の割合で使用される。単官能性アミンまたはアルコールは連鎖集結剤として有用である。単官能性アルコールの例はエタノールであり、これはさらに分散媒体の一部として機能することができる。
【0049】
本発明の分散物は、多数の方法で調製されてもよい。第一の方法では、プレポリマーは100%固体として溶剤に添加されてもよく、あるいは後に取り除かれても取り除かれなくてもよい種々の溶剤で初めに希釈されてもよい。溶剤が取り除かれる場合には、水または低級アルコールのどちらかより揮発性であってもよい。別の方法では、プレポリマーは、溶剤混合物の一部または全てに、または付加的な溶剤を後で添加することを含む溶剤混合物の一部において分散することができる。分散後に添加されるあらゆる付加的な溶剤は、分散物が安定性を維持することを確実にするためにゆっくりと添加することができる。さらに別の方法では、プレポリマーおよび/または分散物溶剤は、加熱または冷却されてもよい。さらに別の方法では、プレポリマーは、鎖伸長剤および連鎖終結剤が溶剤混合物に添加されるよりも先に、同時に、または後に、溶剤中に分散されてもよい。
【0050】
分散方法に関するある実施態様では、プレポリマーを、その粘着性を減少させるために約45℃から約80℃の温度まで熱することを含む。その熱せられたプレポリマーは、溶剤を含むホモジナイザーのような急速に撹拌する高剪断混合装置に加えられる。その後、アミン、鎖伸長剤が、あらかじめ決められた割合で添加される。あるいは、ある製剤では、アミンを溶剤混合物に最初に添加し、熱せられたプレポリマーを急速に混合する溶剤混合物に添加できる。
【0051】
アルコール−水システムに関して、低級アルコールの濃度は、少なくとも20重量%、少なくとも40%、さらに少なくとも60%、さらには少なくとも70重量%であってもよい。ある実施態様おいて、低級アルコールの濃度は、多くて90%、例えば多くて85%である。
【0052】
最終的な分散物におけるポリウレタンの重量平均分子量は、一般に約5000から約50000、また約15000から約35000、さらには約20000から約30000である。
【0053】
ある実施態様において、再整髪性のレベルを調節する方法は、鎖伸長ステップよりも前にまたはその最中に単官能性アミンを添加することを含んでもよい。この方法は一部のイソシアナート基のエンドキャッピングをもたらし、それによって分子量を制限する。単官能性アミンは、一般に以下の構造:
NH
[式中RおよびRは同一のものまたは異なるものであり、それぞれ水素原子、およびアルコール、第三級アミン、第四級アミン、ケトン、およびカルボン酸の置換を含むN、O、および/またはS基で利用可能な位置において任意に置換されるCからC22のアルキル、CからC28のアリール、およびCからC28のアラルキル基からそれぞれ選択される]
を有する。ある実施態様において、単官能性アミンは、製剤において無反応の状態にある場合に、皮膚の刺激が少ないであろうものであり、例えば、2−アミノ−2−メチルプロパノールまたは高級アルキル第一級および第二級アミンおよび第一級および第二級アルカノールアミンである。
【0054】
本発明の製剤は、プレポリマーに直接添加することができるか、または溶剤混合物に添加することのできる可塑剤を含んでもよい。可塑剤の使用は、少ない溶剤の使用を可能にし、したがって、いっそう急速に乾燥皮膜を生ずることを可能にする。可塑剤が使用される場合には、ベースプレポリマーは、可塑化した粘着剤が十分な伸長力を有することを確実にするように製剤化されるべきである。これは、より少ない分子量のポリオール(より少ないNCO等量のプレポリマー)の使用を要するだろう。好ましい可塑剤は、米国特許第5,951,993のコラム17の35行目からコラム21の6行目で明らかにされているような(参考としてその開示をここに含める)、化粧的に許容できる皮膚軟化剤である。
【0055】
本発明の実施態様は、髪に適した化粧用媒体中に、繊維に適用および乾燥後にスタイリング物質となる、少なくとも一つのポリウレタンを含む少なくとも一つの分散物を含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物を提供する。
【0056】
本発明のさらなる主題は、髪を処理する方法を提供することであり、本発明にかかる組成物を、ヘアスタイル形成の前、最中、または後に髪に適用することを特徴とする。
【0057】
本発明の別の実施態様において、ポリウレタンは約−100から約15℃の範囲のガラス転移温度(Tg)を有する。本発明によると、ポリウレタンのTgは、基体へのポリウレタン分散物の適用および乾燥の後に得られる。ガラス転移温度は、示差走査熱量測定法(DSC)によって測定される。
【0058】
本発明にかかる組成物は、防腐剤;香料;UV遮蔽剤;活性ヘアケア剤;可塑剤;アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性、および双性イオン性界面活性剤;ヘアコンディショニング剤、例えばシリコーン流体、脂肪エステル、脂肪アルコール、長鎖炭化水素、皮膚軟化剤、潤滑剤、およびラノリン化合物のような浸透剤、タンパク質加水分解物、および他のタンパク質誘導体;アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性、および双性イオン性ポリマー;染料;毛髪用染料;漂白剤;還元剤;pH調節剤;サンスクリーン剤;防腐剤;増粘剤;および香料から選択される、化粧品に慣例的な、少なくとも一つの他の成分を含んでもよい。
【0059】
化粧的に許容できる適切な媒体は、選択される適用方法に適合する。媒体は、好ましくは適切な溶剤を含み、それにゲル化剤、フォーミング剤、およびシリコーンのような添加剤を添加してもよい。
【0060】
当業者であれば、その再整髪可能なヘアスタイリング特性に不利または実質的に不利な影響を及ぼさないように、媒体の成分のような、本発明にかかる組成物における付加的な成分およびそれらの量を選択する方法を理解しているであろう。
【0061】
本発明にかかる組成物は、気化可能な組成物、ムース、ジェル、またはローションの形態を含む、髪への適用に適した、従来技術から公知のあらゆる形態で提供することができる。
【0062】
当該組成物は、シャンプー、ヘアリンス、パーマネントウェービング組成物、ウェービング組成物、髪染料組成物、髪をストレートにする組成物、髪固定産物、ヘアスタイリングジェル産物(製品)、髪染色処理の前または後に使用する産物、パーマネントウェービング処理の前または後に使用する産物、髪をストレートにする組成物、髪をストレートにする処理の前または後に使用する産物、および固定フォームを含むが、これらに制限されないあらゆる慣例的な形態をとってもよい。
【0063】
本発明にかかる組成物は、例えばポンプによって気化可能であってもよく、加圧されたエアゾール組成物であってもよい。それは、エアゾール組成物を気化させるノズルを含む、分配用ヘッド部によって制御される分配バルブによって気化可能であってもよい。本発明にかかる気化可能な組成物は適切な溶剤を含む。都合よく、適切な溶剤は、水および低級アルコールから選択される少なくとも一つの溶剤を含む。本発明によると、用語、低級アルコールはC1−C4脂肪族アルコール、好ましくはエタノールを意味する。
【0064】
本発明にかかる気化可能な組成物がエアゾール組成物である場合、それは付加的に適切な量の噴射剤を含む。噴射剤は、エアゾール組成物の調製に通常使用される、圧縮または液化した気体を含む。適切な気体は、圧縮した空気、二酸化炭素、窒素、およびジメチルエーテル、フッ素化したまたはフッ素化していない炭化水素、およびそれらの混合物のような、組成物において可溶性またはそれ以外の気体を含む。
【0065】
本発明は、一方で適切な媒体中に上記の少なくとも一つのヘアスタイリング物質を含む液相(または液分)を、そして他方で噴射剤を含むエアゾール組成物を含む容器、および前記エアゾール組成物を分配するディスペンサーを含むエアゾールデバイスをさらに提供する。
【0066】
本発明はさらに、ケラチン繊維、特に髪を処理する方法を提供し、ここで上記の本発明にかかる組成物はヘアスタイル形成の前、最中、または後に髪に適用される。
【0067】
本発明にかかる組成物は、髪をすすぐ、またはすすがないものとすることができる。
【0068】
本発明はさらに、化粧用の再整髪可能なヘアスタイリング製剤における、またはその調製における、上記組成物の使用を提供する。
【0069】
本発明にかかる組成物は、気化可能な組成物、ムース、ジェル、またはローションの形態を含む、髪への適用が適切な従来技術より公知のあらゆる形態で提供できる。
【0070】
ポリウレタン分散物が再整髪可能なヘアスタイリング組成物を提供できるかどうかの決定は、in vivo試験によって調べることができる。特に、組成物は、ポリウレタン分散物および化粧的に許容できる媒体を含んで調製される。当該媒体は、例えば、水、エタノールのような低級アルコール、およびそれらの混合物から選択されてもよい。当該組成物は、一般に約1重量%から約12重量%の活性物質を含む。当該組成物は、ローションを含む、上記に示されたあらゆる形態をとってもよい。
【0071】
当該組成物がローションの形態をとる場合、例えば、in vivo試験は次のとおりに行われる。モデルの髪を洗浄し、二つの対称的な部分、右側および左側に分ける。前記組成物をモデルの頭の片側に適用し、一方、対照用の組成物を頭の他方の側に適用する。対照用の組成物は、例えば、水、現存する商業的製品、または研究中の他の組成物から選択してもよい。美容師が、頭の両側を乾かし、かつスタイリングする。頭の二つの側面を、スタイリング効果、化粧特性、および再整髪可能な効果に関して別々に評価する。例えば、乾燥後、最初のスタイルを取り去るために種々の方向で髪にブラシをかける。その後、最初のスタイルを取り戻すように、髪にブラシをかける。組成物が再整髪可能なヘアスタイル組成物かどうかを決定するために、スタイルを取り去り、スタイルを取り戻し、スタイルを取り戻す結果を評価する過程を、少なくとも一回以上繰り返す。再整髪可能なヘアスタイリング組成物は、(1)当初のヘアスタイルがブラシをかけた後に取り戻されることを可能にし、かつ(2)ブラシをかけた後に取り戻されるのでもよいが、ブラシをかけた後に新しいヘアスタイルを創作することを可能にする。評価される組成物が、シャンプーまたはコンディショナーのような別の形態をとる場合には、in vivo試験は当業者によって適切に変更することができる。
【0072】
当業者であれば、全ての製剤が、in vivo試験中にあらゆる髪の種類に再整髪可能な効果を付与するのではないことを認識するであろうし、および長さ(短いか長いか)、直径(細いか太いか)、構造(巻き毛かストレートか)、状態(油っぽい、乾いている、または普通);および髪が着色、脱色、パーマ、ストレートかどうか等の、髪の様々なパラメーターを考慮して、再整髪可能なヘアスタイリング組成物を製剤化および評価する方法を理解できるであろう。かくして、in vivo試験は10から20の異なる個体の試験を要するかもしれない。
【0073】
本発明は、以下の、本発明にかかる組成物の有利な実施態様を構成する非限定的な実施例によっていっそう明らかに理解されるであろう。
【0074】
【実施例】
髪用組成物を種々のポリウレタンを用いて生成した。
【0075】
1)媒体可溶性多活性水素化合物の調製:
調製物A
ジメチル5−ソジオスルホイソフタラート(デラウェア州ウィルミントンのE.l.DuPont de NemoursによるDMSSIP、337.3g、1.14mol)、ジエチレングリコール(ウィスコンシン州ミルウォーキーのAldrich Chemical Co.によるDEG、424g、3.99mol)、および酢酸亜鉛(0.82g、Aldrichによる)の混合物を、約180℃まで加熱し、メタノール副生成物を反応混合物から蒸留した。4時間半後、当該反応産物のNMRの分析は、約1%未満の残留メチルエステルが当該反応産物中に存在していることを示した。
【0076】
ジブチルスズジラウラート触媒(1.51g、2.4mmol、マサチューセッツ州ウォードヒルのAlfa Chemical Co.による)を、上記反応産物に添加し、温度を約180℃に維持し、エプシロン−カプロラクトン(650g、5.7mol、Aldrichによる)を約30分間にわたり少量ずつ添加した。添加終了後、反応混合物を180℃に4時間維持した。当該産物を調製物Aと称する。
【0077】
当該反応産物のヒドロキシル等量の測定を次のとおり行った。当該産物混合物の5.12gのサンプルをメチルエチルケトン(MEK)20mLに溶かした。イソホロンジソシアナート(3.13g、14.1mmol、Aldrichによる)およびジブチルスズジラウラート(0.02g)を添加した。溶剤を約80℃で約4時間加熱した。溶剤を室温まで冷却した。ジブチルアミンの溶液(MEK中の1.72モーラーの溶液の4ミリリットル(mL))を添加し、15分間溶液を撹拌した。その後、メタノール20mLおよびブロモフェノールブルー指示薬4から5滴を添加し、この溶液を、水中1.0モーラーの塩酸2.17mLによって黄色の終点まで滴定した。これは、約218のヒドロキシル等量(調製物Aの理論上のヒドロキシル基の等量は235である)に対応する。
【0078】
調製物B
機械的攪拌装置、窒素パージ、および蒸留装置を備える化学反応器に、ジメチル−5−ソジオスルホイソフタラート(700グラム、4.73等量、デラウェア州ウィルミントンのDuPontによる)、400分子量のポリエチレングリコール(1947グラム、9.735等量、Union Carbide Corp.;コネチカット州ダンベリーによる)、および425分子量のポリプロピレングリコール(1947グラム、9.184等量、Arco Chemical Co.;ペンシルベニア州ニュートンスクエアによる)を装填した。この化学反応器を345°F(174℃)まで加熱し、化学反応器を真空状態にし、約1.5時間維持した。真空状態は窒素によって中断した。チタンブトキシド(3.6グラム)を添加し、混合物を430°F(220℃)まで加熱し、メタノールを収集しながら3時間維持した。温度を、その後345°F(174℃)まで下げ、1時間、反応混合物を真空状態にした。次に内容物を、窒素中で200°F(93℃)まで冷却し、流出させて、透明な無色の液体ポリオールを生成した。当該ポリオールの測定されたOH等量は、313g/モルOH(305の理論的OH)であった。ポリオール混合物の理論上のスルホナート等量は、1879gポリマー/モル スルホナートである。
【0079】
調製物C
5リットルの反応容器を、4100gのポリエチレングリコール−600(13.67等量)および505.67gのジメチル−5−ソジオスルホイソフタラート(3.42等量)で満たした。これらの物質を、1時間100℃で十分な真空状態で乾燥させた。テトラブチルチタナート(0.08重量%)を続いて添加し、当該反応を、220℃において、約85%の理論上のメタノールが取り除かれるまで加熱した。反応温度を170℃まで低下させ、真空状態で1時間維持し、透明かつ薄い黄色の物質となった。算出されたヒドロキシル等量は428であり、算出されたスルホナート等量は2632であった。
【0080】
2) ポリウレタン分散物の調製
実施例1−2
1リットルの化学反応器に、600グラムバッチを作るために以下の成分を満たした:120.6g(1.09NCO等量)のイソホロンジイソシアナート;147.6g(0.089 OH等量)のテキサス州ヒューストンのShell Chemical Co.によるKRATON L−2203の水素化したポリブタジエンジオール(OH等量1660);296.4g(0.291 OH等量)のデラウェア州ウィルミントンのE.l. du Pont Co.によるTERATHANE 2000 ポリテトラメチレン酸化物ジオール(OH等量 1020);6g(0.05 OH等量)のペンシルベニア州リーハイヴァリーのAir ProductsによるSURFYNOL 104界面活性剤、ジオール(OH等量 113.2);および24g(0.110等量)の上記で調製された調製物A。この濁りをおびた混合物を、約80℃まで窒素下で撹拌しながら加熱し、0.5gのジブチルスズジラウラート触媒を添加した。約90.5℃までの発熱が生じ、当該反応を約2.5時間、80±5℃で撹拌しながら続けた。
【0081】
その後、結果として生じる産物の60gのアリコート(理論的に58.5ミリグラム当量の残りのNCOを含む)を、1.48g(アミンの49ミリグラム当量)のエチレンジアミン鎖伸長剤、76.5gのエタノールおよび13.5gの水(85:15の比率、実施例1)、67.5gのエタノールおよび22.5gの水(75:25の比率、実施例2)を含む200mLのガラス瓶に加えた。適度な速さで撹拌することで、全てに対して乳白色の40重量%の固体分散物を生成した。
【0082】
実施例3
実施例1で利用した手順に従って、157.84g(95.1ミリグラム当量のOH)のKRATON L−2203ジオール、315.45g(309.3ミリグラム当量のOH)のTERATHANE 2000ジオール、24.39g(81.3ミリグラム当量OH)の調製物B、および103.4g(931.5ミリグラム当量のNCO)のイソホロンジイソシアナートを500mLの化学反応器に満たし、窒素下で約55ECになるまで撹拌しながら加熱した。ジオクチルスズジラウラートの3(3)滴を添加し、わずかな発熱が示された。温度を、約80℃にまで上昇させ、そこで約2時間維持した。混合物をわずかに冷却し、90gのアリコート(理論上未反応のNCOの67.2ミリグラム当量による)を、エチレンジアミン(EDA)および2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)を以下の様々な比率:(1.88g(62.7ミリグラム当量)のEDAおよび0.31g(3.5ミリグラム当量)のAMPで含む、85:15のエタノール−水の溶剤システムの135gを含む500mLの瓶に満たした。当該混合物を、Omni Macroホモジナイザーによってホモジナイズした。
【0083】
3) ヘアスタイリング組成物の調製
本発明にかかる三つのヘアスタイリング組成物を、以下に記載する成分および重量パーセントの量を使用して調製した。対照用の組成物を頭の一方に適用し、かつ、試験製剤を頭の他方に適用して、試験を数人のモデルで行った。組成物は、シャンプー後の湿った髪に適用した。その後、髪を乾かし、ブラシをかけ、評価した。
対照:
AQ1350 4%活性物質
エタノール 20%
水 全体を100%とする量
製剤A:
実施例1 4%活性物質
エタノール 全体を100%とする量
【0084】
製剤Aは、心地よい感触を有する柔らかい髪のような、良好な化粧特性を備え、対照よりも望ましいヘアスタイリングおよび再整髪可能な効果を与えた。
製剤:B
実施例2 4%活性物質
エタノール 全体を100%とする量
【0085】
製剤Bは、心地よい感触を有する柔らかい髪のような、良好な化粧特性を備え、対照よりも望ましいヘアスタイリングおよび再整髪可能な効果を与えた。
製剤C:
実施例3 4%活性物質
エタノール 全体を100%とする量
【0086】
製剤Cは、望ましいヘアスタイリングであるが、対照よりも優れた再整髪可能な効果を与えた。良好な化粧特性が達成された。

Claims (24)

  1. 髪に適した化粧用媒体中に、少なくとも一つのポリウレタンを含む再整髪可能なヘアスタイリング組成物であって、再整髪可能効果を与える組成物。
  2. 少なくとも一つのポリウレタンを水および/または溶剤媒体中に含む少なくとも一つの分散物を、髪に適した化粧用媒体中に含む請求項1記載の再整髪可能なヘアスタイリング組成物であって、前記少なくとも一つのポリウレタンが、
    (a)(i)前記分散物の媒体に不溶性の少なくとも一つの多活性水素化合物(ここで当該多活性水素化合物は、その構造内および/またはその構造上において、N、Oおよび/またはS基で任意に置換されるアルキル、アリールおよびアラルキル構造から選択される);
    (ii)少なくとも一つのポリイソシアナート、および
    (iii)分散物の媒体中に可溶性である少なくとも一つの多活性水素化合物、を反応させることにより得られるイソシアナート末端ポリウレタンプレポリマー、
    (b)少なくとも一つの多官能性鎖伸長剤;および
    (c)少なくとも一つの連鎖終結剤
    を反応させることにより得られる、再整髪効果を与える組成物。
  3. 少なくとも一つの付加的なポリマーをさらに含む、請求項1または2記載の組成物。
  4. 前記少なくとも一つの付加的なポリマーが、アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性および双性イオン性ポリマーから選択される、請求項3記載の組成物。
  5. 前記分散物の媒体が水およびアルコールから選択される少なくとも一つの化合物である、請求項2記載の組成物。
  6. 前記アルコールが、低級アルコールから選択される請求項5記載の組成物。
  7. 前記少なくとも一つの媒体不溶性多活性水素化合物が、平均して約1.6から約4のヒドロキシルまたはアミノ基を有するオリゴマーポリオールおよびオリゴマーポリアミンから選択される、請求項2記載の組成物。
  8. 前記少なくとも一つの媒体不溶性多活性水素化合物が、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリオール、水素化ポリブタジエンポリオール、水素化ポリイソプレンポリオール、ダイマー二酸に由来するポリエステルポリオール、ダイマージオールに由来するポリエステルポリオール、およびダイマージオールから選択される、請求項2記載の組成物。
  9. 前記プレポリマーが、(i)分散物の媒体に不溶性の少なくとも一つの多活性水素化合物(ここで当該多活性水素化合物は、その構造内および/またはその構造上において、N、Oおよび/またはS基で任意に置換されるアルキル、アリールおよびアラルキル構造から選択される);(ii)少なくとも一つのポリイソシアナート、(iii)分散物の媒体中に可溶性である少なくとも一つの多活性水素化合物、および(iv)C36ダイマー脂肪アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコール、1,1,1−トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、およびアミノエタノールから選択される分散物の媒体に可溶性である少なくとも一つの単量体多活性水素化合物を反応させることにより得られる、請求項2記載の組成物。
  10. 前記少なくとも一つのポリイソシアナートが脂肪族ポリイソシアナートおよび環式脂肪族ポリイソシアナートから選択される、請求項2記載の組成物。
  11. 前記少なくとも一つのポリイソシアナートが、ジシクロヘキシルメタン4,4’−ジイソシアナート、3,5,5−トリメチル−1−イソシアナト−3−イソシアナトメチルシクロヘキサン、テトラメチレンジイソシアナート、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,3−ビス(1−イソシアナト−1−メチルエチル)ベンゼン、ジフェニルメタン4,4’−ジイソシアナート、4,4’,4’’−トリイソシアナトトリフェニルメタン、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアナート、トルエンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、ドデカメチレンジイソシアナート、およびm−およびp−キシレンジイソシアナートから選択される、請求項2記載の組成物。
  12. 前記少なくとも一つの媒体可溶性多活性水素化合物が、(i)少なくとも一つのイオン性基を含む化合物、(ii)イオン性基を形成することができる少なくとも一つの部分を含む化合物、および(iii)各酸素原子に対する炭素原子の比率が5:1以下であるポリエステル、ポリエーテル、およびポリカーボナート基から選択される少なくとも一つの基を含む化合物から選択される、請求項2記載の組成物。
  13. 前記少なくとも一つの媒体可溶性多活性水素化合物が、以下の構造:
    R−N(R)[(OCHCHOH]
    [式中、Rは、その構造内および/またはその構造上において、N、Oおよび/またはS基で任意に置換されるC−C18アルキル、C−C18アリール、およびC−C18アラルキル構造から選択される;Rは、水素原子およびC−C18アルキル基から選択される;nは約1から約200の整数である;およびXはハロゲン化物、スルファート、メトスルファート、エトスルファート、アセタート、カーボナートおよびホスファートから選択される]
    を有するカチオン性化合物から選択される、請求項12記載の組成物。
  14. 前記プレポリマーが、(i)分散物の媒体に不溶性の少なくとも一つの多活性水素化合物(ここで当該多活性水素化合物は、その構造内および/またはその構造上において、N、Oおよび/またはS基で任意に置換されるアルキル、アリールおよびアラルキル構造から選択される);(ii)少なくとも一つのポリイソシアナート、(iii)分散物の媒体中に可溶性である少なくとも一つの多活性水素化合物、および(iv)少なくとも一つの単官能性カチオン性安定剤を反応させることにより得られる、請求項2記載の組成物。
  15. 前記少なくとも一つの多官能性鎖伸長剤が、水;エチレンジアミン、1,6−ジアミノヘキサン、ピペラジン、トリス(2−アミノエチル)アミン、アミン末端ポリエーテル、アジピン酸ジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,2−エタンジチオール、1,4−ブタンジチオール、2,2’−オキシトリス(エタンチオール)、ポリ(オキシエチレン)ジオールのジ−メルカプトプロピオナートエステル、ポリ(オキシエチレン)トリオールのジ−メルカプトプロピオナートエステル、ポリ(オキシエチレン)ジオールのトリ−メルカプトプロピオナートエステル、およびポリ(オキシエチレン)トリオールのトリ−メルカプトプロピオナートエステルから選択される、請求項2記載の組成物。
  16. 前記少なくとも一つの連鎖終結剤が単官能性連鎖終結剤から選択される、請求項2記載の組成物。
  17. 前記プレポリマーイソシアナートに対する前記鎖伸長剤の等量比が約0.60:1から約1.20:1である、請求項2記載の組成物。
  18. 前記少なくとも一つのポリウレタン分散物がイオン基の等量当たり約1000から約15000グラムのプレポリマーというイオン含量を有する、請求項2記載の組成物。
  19. 前記ポリウレタン反応産物が、約5000から約50000の重量平均分子量を有する、請求項2記載の組成物。
  20. 分散物が安定な分散物である、請求項2記載の組成物。
  21. 少なくとも一つのポリウレタン分散物が、約−100から約15℃の範囲のTgを有する、請求項2記載の組成物。
  22. 防腐剤、香料、UV遮蔽剤、活性ヘアケア剤、可塑剤、アニオン性、カチオン性、両性、非イオン性、および双性イオン性界面活性剤、シリコーン流体のようなヘアコンディショニング剤、脂肪エステル、脂肪アルコール、長鎖炭化水素、皮膚軟化剤、潤滑剤、およびラノリン化合物のような浸透剤、タンパク質加水分解物、および他のタンパク質誘導体、染料、毛髪用染料、脱色剤、還元剤、pH調節剤、サンスクリーン剤、防腐剤、増粘剤、および香料から選択される、化粧品に慣例的な、少なくとも一つの他の成分をさらに含む、請求項1または2記載の組成物。
  23. (1)請求項1ないし22のいずれか一項に記載の少なくとも一つの組成物であって、再整髪可能効果を与える組成物を含む液相を含むエアゾール組成物、および噴射剤を収容する容器、および(2)ディスペンサーを含む、エアゾールデバイス。
  24. ヘアスタイル形成の前、最中、または後に、請求項1ないし22のいずれか一項に記載の組成物であって、再整髪可能効果を与える組成物を適用することを含む、髪を化粧的に処理する方法。
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