JP7184321B2 - ゲル状食品及びその製造方法 - Google Patents
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Description
特許文献1は、焼プリンのような硬い食感を有しながら、口溶けが良好であるという、新しい食感を有するゲル状食品およびその製造方法を提供することを課題とし、JIS K6503によるゼリー強度が50~300ブルームであるゼラチン、日寒式によるゼリー強度が200~400g/cm2である寒天、および水を含有し、該ゼラチンの含量が0.35重量%~2重量%、寒天の含量が0.07重量%~0.7重量%である第1の組成物を、85℃以上に加熱する工程aと、前記工程aの後、前記第1の組成物を少なくとも40℃になるまでは流動させながら冷却して、該第1の組成物の液温を25℃以下にする工程bと、前記工程bの後、前記第1の組成物を30~55℃に加熱する工程cと、 前記工程cの後、前記第1の組成物を20~25℃に冷却する工程dと、起泡性を有する起泡性組成物を、25℃以下の温度でオーバーランが100%以上となるように起泡させて第2の組成物を得る起泡工程と、前記工程dを終えた第1の組成物と、前記起泡工程で得た第2の組成物とを、混合後のオーバーランが20~80%となるように混合して第3の組成物を得る混合工程と、前記第3の組成物を冷却してゲル化させるゲル化工程を有することを特徴とする、ゲル状食品の製造方法を開示している。
また、特許文献1~3のいずれの文献も、食品のゲル化にゼラチン、寒天、ペクチン、アルギン酸ナトリウム等のゲル化剤を用いることを必須としており、卵由来成分を熱凝固させることによりゲル化させる食品についてのしっかりとした硬さと口溶けならびに締まった食感に関する課題については開示も示唆も無い。
すなわち、本発明には以下の構成が含まれる。
[1] タンパク質成分の熱凝固を利用するゲル状食品であって、
1.5重量%以上6.5重量%以下のタンパク質と、
5重量%以上15重量%以下の脂質と、
0.7重量%以上5.4重量%以下のIFA画分と、
0.01重量%以上2重量%以下のHLBが0以上10未満の乳化剤およびリン脂質と、
を含み、
食品中の抽出脂質の10℃以上30℃以下における固体脂含量の傾きが2.1以上5以下、かつラウリン酸含量が0.01%以上45%以下である、
ことを特徴とするゲル状食品。
[2]テクスチャーアナライザーによる貫入試験により得られる硬度の傾きが15gf/mm以上250gf/mm以下である[1]に記載のゲル状食品。
[3]テクスチャーアナライザーによる貫入試験により得られる硬度が60gf以上600gf以下である[1]又は[2]に記載のゲル状食品。
[4]動的粘弾性測定装置による貯蔵弾性率の温度依存性試験により得られるG’比(%)が0.01%以上20%未満である[1]から[3]のいずれか1つに記載のゲル状食品。
[5][1]~[4]のいずれかに記載のゲル状食品の製造方法であって、
卵由来成分以外の原材料であって、少なくともHLBが0以上10未満の乳化剤およびリン脂質、
IFA画分及び脂質を溶解または分散させる第一の組成物の予備乳化工程(1)と、
第一の組成物を加熱殺菌する工程(2)と、
卵由来成分を添加して第二の組成物を得る工程(3)と、
第二の組成物を均質化する工程(4)と、
均質化した第二の組成物を容器に充填し密封する工程(5)と、
前記(5)の容器に密封された第二の組成物を加熱、及び冷却する工程(6)を含むことを特徴とするゲル状食品の製造方法。
本発明のゲル状食品は、タンパク質と、脂質と、IFA画分(不溶性食物繊維及び灰分)と、乳化剤およびリン脂質と、を所定の範囲で含み、抽出される脂質の特性が所定のものであって、タンパク質の熱凝固を利用するゲル状食品であればいずれでもよく、蒸し機や焼成機を用いた熱凝固ゲル状食品が好ましい。このうちでも、卵由来成分を含み、該成分の熱凝固を利用する熱凝固プリン(蒸しプリン、焼きプリン等)が好ましい。また、洋生菓子、熱凝固プリンの種類としては抹茶プリン、緑茶プリン、紅茶プリン、ココアプリン、リンゴプリン、ムラサキイモプリン、かぼちゃプリン、チョコプリン等を例示できる。
本発明のゲル状食品の原材料について以下に詳細に説明する。
本発明のゲル状食品の製造に用いるタンパク質は卵白タンパク質(オボアルブミン、オボトランスフェリン)、卵黄タンパク質(リポビテリン、ホスビチン)、乳タンパク質(β-ラクトグロブリン、α-ラクトアルブミン、カゼイン)、大豆タンパク質(コングリシニン)であり、ゲル状食品の製造には、上記のタンパク質だけでなく、これらのタンパク質を含む全卵、卵白、卵黄、脱脂粉乳、MPC(乳タンパク質濃縮物)、MPI(乳タンパク質単離物)、WPC(ホエイタンパク質濃縮物)、WPI(ホエイタンパク質単離物)、カゼイネート、ミネラル濃縮ホエイ、ストレートホエイパウダー、脱脂乳、脱脂濃縮乳等を原材料として用いることができる。
ゲル状食品中のタンパク質の含量は、1.5重量%以上6.5重量%以下であればよく、3.1重量%以上6.5重量%以下が好ましく、3.3重量%以上5.5重量%以下がさらに好ましい。
なお、ゲル状食品中のタンパク質の含量は、ケルダール法により測定できる。
なお、ゲル状食品中の脂質の含量は酸分解法により測定できる。
ゲル状食品中の脂質の抽出は、50gの試料と抽出溶媒(ヘキサンとイソプロパノールを3:2で混合)50mlを添加し、ホモジナイザーを用い10000rpm、5分間の条件で分散させ、遠心分離機を用い5000g、5分間の条件で浮上させた油相画分を分画し、エバポレータを用いた抽出溶媒の除去により実施できる。
ゲル状食品の抽出脂質のSFCは、核磁気共鳴法により測定できる。10℃~30℃におけるSFCの傾きは以下の式で算出することができる。
10℃~30℃におけるSFCの傾き=
(10℃におけるSFC-30℃におけるSFC)/(30-10)
また、ゲル状食品中の抽出脂質の脂肪酸組成は、3フッ化ホウ素メタノールメチルエステル化ガスクロマトグラフィー法により測定できる。
本発明のゲル状食品の製造に用いられる脂質は、動物性脂質、植物性脂質、さらにこれらの硬化脂質やエステル交換油を挙げることができる。具体的な脂質としては、乳脂肪および卵油の他、ヤシ油、硬化ヤシ油、パーム核油、硬化パーム核油、カカオバター、硬化カカオバター等が例示される。
本発明のゲル状食品の製造に用いられるIFA(Insoluble Fiber Ash)画分は、不溶性食物繊維と灰分を含むものである。IFA画分量は以下の式で算出できる。
IFA画分含量(重量%)=不溶性食物繊維含量(重量%)+灰分含量(重量%)
前記IFA画分は、IFA画分を含む緑茶パウダー、抹茶パウダー、烏龍茶パウダー、紅茶パウダー、ココアパウダー、セルロースパウダー、チョコレート、カカオマス、難消化性デンプン等を原料としたものが挙げられる。また、これらの原料を約90℃の温湯への分散と遠心分離を10回繰り返すこと等で、IFA画分の含量を高めることができる。なお、分散は、ローターステーター型攪拌機を用い、5000 rpm、5分間の条件で攪拌し、さらにこれを5000g、5分間の条件で遠心分離する等の条件を例示できる。また、灰分含量が高い素材として、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム、乳酸カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、微粒二酸化ケイ素、タルク等を用いることができる。
本発明のゲル状食品中のIFA画分含量は0.7重量%以上5.4重量%以下であればよく、0.8重量%以上5重量%以下が好ましく、1重量%以上4.5重量%以下がさらに好ましい。
ゲル状食品中の不溶性食物繊維含量は日本食品標準成分表2015年版(七訂)分析マニュアルにおけるプロスキー変法により測定できる。ゲル状食品に含まれる難消化性デンプンは、食物繊維定量法(AOAC2009.01)により定量できる。灰分は、直接灰化法により測定できる。IFA画分量は上記したとおり、不溶性食物繊維含量と灰分量の和により算出できる。
本発明のゲル状食品中の乳化剤およびリン脂質の合計含量は、0.01重量%以上2重量%以下であればよく、0.1重量%以上1.5重量%以下が好ましく、0.2重量%以上0.8重量%以下がさらに好ましい。
本発明のゲル状食品の製造方法は、一般的なゲル状食品の製造設備と製造条件で製造することができる。以下にその一様態を例示する。
第一の組成物は、水(50~90℃の溶解水)に卵由来成分以外の原材料を溶解または分散させて調製する。攪拌は、1000~10000rpm、3~60分間程度の条件でおこなう。
[工程b]第一の組成物を加熱殺菌する工程
第一の組成物を熱湯に浸漬し、60℃以上に加熱殺菌する。殺菌後の第一の組成物は氷冷水に浸漬し、60℃以下に冷却する。
[工程c]卵由来成分を添加し、第二の組成物を得る工程
工程bを経た第一の組成物に、卵由来成分を攪拌により混合し、第二の組成物を得る。
[工程d]第二の組成物の均質
第二の組成物を温湯に浸漬し、50℃以上に加温する。第二の組成物を均質機により、圧力3~20MPaで均質化する。その後、容器に充填し、密閉する。
[工程e]第二の組成物の加熱凝固および冷却
工程dを経た第二の組成物を、蒸し機を用いて加熱凝固する。加熱条件は70℃以上、30分間~2時間とし、第二の組成物の中心温度を70~90℃、20分間以上保持し加熱凝固物を得る。加熱終了後、第二の組成物は氷冷水に浸漬し速やかに10℃まで冷却する。氷冷水で冷却後は、10℃以下で保存する。
(締まった食感)
本発明のゲル状食品の締まった食感は、TAによる貫入試験により得られる硬度測定の貫入深さ2mmにおける硬度(gf)から算出される硬度の傾き(gf/mm)を用いて評価することができる。硬度の傾きが15gf/mm以上250gf/mm以下のものを締まった食感「可」、20gf/mm以上200gf/mm以下を締まった食感「良」、このうちでも40gf/mm以上200gf/mm以下を締まった食感「優」とした。
硬度の傾きは品温の影響を受けるため、測定に用いる試料は、測定時だけでなく保存中も適切な条件(10℃以下で冷蔵保存された賞味期限内のもの)で保存されているものを対象に行う。
締まった食感は、他に、専門パネラーによる官能評価によっても評価することができ、後述する試験例のとおり官能評価と硬度の傾き測定による評価はほぼ整合性が確認されたことから、本試験例におけるゲル状食品の締まった食感は、少なくともいずれか一方により評価を行っている。
本発明のゲル状食品の硬さは、TAによる貫入試験により得られる硬度(gf)として測定することができる。用いるTAとして、TA.XT plus(Stable Micro Systems製)を例示できる。
測定は、ゲル状食品を10℃で1時間以上保温後、容器のまま測定部にセットし、直径16mm円柱型(プラスチック製)のプランジャーを使用し、貫入深さ10mm、速度1mm/secの条件で行う。この時の硬度が0gf以上60gf未満のものをしっかりとした硬さ「不適」、60gf以上600gf以下をしっかりとした硬さ「可」、このうちでも100gf以上500gf以下をしっかりとした硬さ「良好」とした。
硬度は品温の影響を受けるため、測定に用いる試料は、測定時だけでなく保存中も適切な条件(10℃以下で冷蔵保存された賞味期限内のもの)で保存されているものを対象に行う。
硬さは、他に、専門パネラーによる官能評価によっても評価することができ、後述する試験例のとおり官能評価と硬度測定による評価はほぼ整合性が確認されたことから、本試験例におけるゲル状食品の硬さは、少なくともいずれか一方により評価を行っている。
本発明のゲル状食品の口溶けは、動的粘弾性測定装置を用いた測定で得られた貯蔵弾性率G’(Pa)の温度依存性により評価することができる。用いる動的粘弾性測定装置としてARES(TA Instruments製)を例示できる。
測定は、ゲル状食品を10℃で1時間以上保温後、25mmチタン平板プレートで厚さ2mmにセットし、10℃で1分間静置し、その後45℃まで2℃/分の速度で昇温させながら、線形性を有する周波数3.14rad/s、歪0.3%の条件で行う。
本発明では、(30℃のG’)/(10℃のG’)×100をG’比(%)と称し、これにより口溶けを評価した。本発明では、G’比が20%以上100%以下を口溶け「不適」、0.01%以上20%未満の場合を口溶け「可」、このうちでも0.01%以上10%以下の場合を口溶け「良好」とした。
測定に用いる試料は、測定時だけでなく保存中も適切な条件(10℃以下で冷蔵保存された賞味期限内のもの)で保存されているものを対象に行う。
口溶けは、他に、専門パネラーによる官能評価によっても評価することができ、後述する試験例のとおり官能評価と動的粘弾性測定による評価はほぼ整合性が確認されたことから、本試験例におけるゲル状食品の口溶けは、少なくともいずれか一方により評価を行っている。
試験例1では、ゲル状食品の特性に対するタンパク質の含量の影響を評価した。
1.試験方法
表1に示す配合の試験品を調製した。表1の乳製品とは、食品衛生法における乳及び乳製品の成分規格等に関する省令第二条において定義されるものを指す。IFA画分を含む素材は、抹茶不溶性粒子(抹茶IP(抹茶Insoluble Particle))を用いた。抹茶IPは、抹茶パウダーを約90℃の温湯への分散と、遠心分離を10回繰り返し、調製した。分散は、ローターステーター型攪拌機を用い、5000rpm、5分間の条件とした。遠心分離は、5000g、5分間の条件とした。なお、抹茶IPに含まれるIFA含量は80.6%である。
本試験例のゲル状食品の製造方法を次に示す。
[工程a]第一の組成物の予備乳化工程
第一の組成物は、水(約70℃の溶解水)に卵由来成分以外の原材料を溶解または分散させて調製した。攪拌は、ローターステーター型攪拌機を用い、5000rpm、5分間の条件とした。
[工程b]第一の組成物を加熱殺菌する工程
第一の組成物を熱湯に浸漬し、90℃に加熱殺菌した。殺菌後の第一の組成物は氷冷水に浸漬し、60℃以下に冷却した。
[工程c]卵由来成分を添加し、第二の組成物を得る工程
工程bを経た第一の組成物に、卵由来成分を攪拌により混合し、第二の組成物を得た。
[工程d]第二の組成物の均質
第二の組成物を温湯に浸漬し、60℃に加温した。第二の組成物を均質機により、圧力10MPaで均質化した。その後、容器に充填し、密閉した。
[工程e]第二の組成物の加熱凝固および冷却
工程dを経た第二の組成物を、蒸し機を用いて加熱凝固した。加熱条件は90℃、60分間とし、第二の組成物の中心温度を85℃、20分間以上保持し加熱凝固物を得た。加熱終了後、第二の組成物は氷冷水に浸漬し速やかに10℃まで冷却した。氷冷水で冷却後は、10℃庫で保存した。
(1)ゲル状食品の硬さの測定
本発明のゲル状食品の硬さは、TAによる貫入試験により得られる硬度(gf)として測定することができる。測定には、TA.XT plus(Stable Micro Systems製)を用いた。
測定は、ゲル状食品を10℃で1時間以上保温後、容器のまま測定部にセットし、直径16mm円柱型(プラスチック製)のプランジャーを使用し、貫入深さ10mm、速度1mm/secの条件で行う。この時の硬度が0gf以上60gf未満のものをしっかりとした硬さ「不適」、60gf以上600gf以下をしっかりとした硬さ「可」、このうちでも100gf以上500gf以下をしっかりとした硬さ「良好」とした。
硬度は品温の影響を受けるため、測定に用いる試料は、測定時だけでなく保存中も適切な条件(10℃以下で冷蔵保存された賞味期限内のもの)で保存されているものを対象に行った。硬度の測定は、製造後20日で実施した。
(2)ゲル状食品の締まった食感の測定
本発明のゲル状食品の締まった食感は、TAによる貫入試験により得られる硬度測定の貫入深さ2mmにおける硬度(gf)から算出される硬度の傾き(gf/mm)を用いて評価することができる。測定には、TA.XTplus(Stable MicroSystems製)を用いた。測定は、ゲル状食品を10℃で1時間以上保温後、容器のまま測定部にセットし、直径16mm円柱型(プラスチック製)のプランジャーを使用し、貫入深さ10mm、速度1mm/secの条件で行った。
硬度の傾きが15gf/mm未満又は250gf/mmより大きいものを締まった食感を「不適」、15gf/mm以上250gf/mm以下のものを締まった食感「可」、20gf/mm以上200gf/mm以下を締まった食感「良」、このうちでも40gf/mm以上200gf/mm以下を締まった食感「優」とした。
硬度の傾きは品温の影響を受けるため、測定に用いる試料は、測定時だけでなく保存中も適切な条件(10℃以下で冷蔵保存された賞味期限内のもの)で保存されているものを対象に行う。硬度の傾きの測定は、製造後20日で実施した。
(3)ゲル状食品の口溶けの測定
本発明のゲル状食品の口溶けは、動的粘弾性測定装置による測定で得られた貯蔵弾性率G’(Pa)の温度依存性により評価することができる。動的粘弾性測定装置はARES(TA Instruments製)を使用した。
測定は、ゲル状食品を10℃で1時間以上保温後、25mmチタン平板プレートで厚さ2mmにセットし、10℃で1分間静置し、その後45℃まで2℃/分の速度で昇温させながら、線形性を有する周波数3.14rad/s、歪0.3%の条件で行った。
本発明では、(30℃のG’)/(10℃のG’)×100をG’比(%)と称し、これにより口溶けを評価した。本発明では、G’比が20%以上100%以下を口溶け「不適」、0.01%以上20%未満の場合を口溶け「可」、このうちでも0.01%以上10%以下の場合を口溶け「良好」とした。G’の測定は、製造後20日で実施した。
(4)その他の測定
(i)ゲル状食品中のタンパク質
ゲル状食品中のタンパク質含量はケルダール法により測定した。
(ii)脂質の含量
ゲル状食品中の脂質含量は酸分解法により測定した。
(iii)IFA画分
ゲル状食品中のIFA画分量は、不溶性食物繊維含量と灰分量の和により算出できる。
ゲル状食品中の不溶性食物繊維含量は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)分析マニュアルにおけるプロスキー変法により測定した。
ゲル状食品中の灰分は、直接灰化法により測定した。
(iv)抽出脂質のSFCの傾き、ラウリン酸含量
ゲル状食品中の脂質の抽出は、50gの試料と抽出溶媒(ヘキサンとイソプロパノールを3:2で混合)50mlを添加し、ホモジナイザーを用い10000rpm、5分間の条件で分散させ、遠心分離機を用い5000g、5分間の条件で浮上させた油相画分を分画し、エバポレータを用いた抽出溶媒の除去により行った。
前記抽出により得られた脂質のSFCは、核磁気共鳴法により測定した。10℃~30℃におけるSFCの傾きは以下の式で算出した。
10℃~30℃におけるSFCの傾き=
(10℃におけるSFC-30℃におけるSFC)/(30-10)
また、抽出脂質のラウリン酸含量は、3フッ化ホウ素メタノールメチルエステル化ガスクロマトグラフィー法により測定した。
表1に本試験例1の各試験品の硬度(しっかりとした硬さ)、G’比(口溶け)、硬度の傾き(締まった食感)を示す。
しっかりとした硬さは、実施例1-1、実施例1-2、実施例1-3で「可」、実施例1-4、実施例1-5、実施例1-6、比較例1-2で「良好」であった。
口溶けは、実施例1-1、実施例1-2、実施例1-6で「可」、実施例1-3、実施例1-4、実施例1-5で「良好」であった。
したがって、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「可」である水準は、実施例1-1、実施例1-2、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「良好」である水準は実施例1-3、しっかりとした硬さ「良好」、口溶け「可」である水準は実施例1-6、しっかりとした硬さ「良好」、口溶け「良好」である水準は、実施例1-4、実施例1-5であった。
以上より、ゲル状食品のタンパク質含量が1.5重量%以上6.5重量%以下の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けともに所望の食品が得られることがわかった。
ならびに、締まった食感は実施例1-1で「可」、実施例1-2、実施例1-3で「良」、実施例1-4、実施例1-5、実施例1-6、比較例1-2で「優」であった。
したがって、ゲル状食品のタンパク質含量が1.5重量%以上6.5重量%以下の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けならびに締まった食感ともに所望の食品が得られることがわかった。
試験例2では、ゲル状食品の特性に対する脂質の種類の影響を評価した。
1.試験方法、評価方法
表2に示す配合の試験品を調製した。IFA画分を含む素材は、抹茶IPを用いた。ゲル状食品の製造方法および評価方法は試験例1と同様である。
表2に試験品の硬度、G’比を示す。
しっかりとした硬さは、実施例2-1、実施例2-2、実施例2-3で、「良好」であった。
口溶けは、実施例2-1、実施例2-2、実施例2-3で「良好」であった。
したがって、しっかりとした硬さ「良好」、口溶け「良好」である水準は、実施例2-1、実施例2-2、実施例2-3であった。
以上より、ゲル状食品中に用いた脂質のSFCの傾きが2.1以上5以下、かつ、ラウリン酸量が0.01%以上45%以下である場合は、しっかりとした硬さ、口溶けともに所望の食品が得られることがわかった。
ならびに、締まった食感は、実施例2-1、実施例2-2、実施例2-3で、「優」であった。
したがって、ゲル状食品中に用いた脂質のSFCの傾きが2.1以上5以下、かつ、ラウリン酸量が0.01%以上45%以下である場合は、しっかりとした硬さ、口溶けならびに締まった食感ともに所望の食品が得られることがわかった。
試験例3では、ゲル状食品の特性に対する脂質の含量の影響を評価した。
1.試験方法、評価方法
表3に示す配合の試験品を調製した。IFA画分を含む素材は、抹茶IPを用いた。ゲル状食品の製造方法および評価方法は試験例1と同様である。
表3に試験品の硬度、G’比を示す。
しっかりとした硬さは、実施例3-1、実施例3-2で「可」、実施例3-3、実施例3-4、実施例3-5、実施例3-6で「良好」であった。
口溶けは、実施例3-1、実施例3-2で「可」、実施例3-3、実施例3-4、実施例3-5、実施例3-6、比較例3-3で「良好」であった。
したがって、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「可」である水準は、実施例3-1、実施例3-2、しっかりとした硬さ「良好」、口溶け「良好」である水準は、実施例3-3、実施例3-4、実施例3-5、実施例3-6であった。
以上より、ゲル状食品の脂質の含量が5重量%以上15重量%以下の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けともに所望の食品が得られることがわかった。
ならびに、締まった食感は、実施例3-1、実施例3-2、実施例3-6で「可」、実施例3-3、実施例3-4、実施例3-5で「優」であった。
したがって、ゲル状食品の脂質の含量が5重量%以上15重量%以下の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けならびに締まった食感ともに所望の食品が得られることがわかった。
試験例4では、ゲル状食品の特性に対するIFA画分の含量の影響を評価した。
1.試験方法、評価方法
表4に示す配合の試験品を調製した。IFA画分を含む素材は、抹茶IPまたは抹茶パウダーを用いた。ゲル状食品の製造方法および評価方法は試験例1と同様である。
表4に試験品の硬度、G’比を示す。
しっかりとした硬さは、実施例4-1、実施例4-2で「可」、実施例4-3、実施例4-4、実施例4-5、実施例4-6で「良好」であった。
口溶けは、実施例4-1で「可」、実施例4-2、実施例4-3、実施例4-4、実施例4-5、比較例4-2、実施例4-6で「良好」であった。
したがって、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「可」である水準は、実施例4-1、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「良好」である水準は、実施例4-2、しっかりとした硬さ「良好」、口溶け「良好」である水準は、実施例4-3、実施例4-4、実施例4-5、実施例4-6であった。
以上より、ゲル状食品のIFA含量が0.7重量%以上5.4重量%以下の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けともに所望の食品が得られることがわかった。
ならびに、締まった食感は、実施例4-5で「可」、実施例4-1、実施例4-2、実施例4-3で「良」、実施例4-4、実施例4-6で「優」であった。
したがって、ゲル状食品のIFA含量が0.7重量%以上5.4重量%以下の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けならびに締まった食感ともに所望の食品が得られることがわかった。
試験例5では、ゲル状食品の特性に対する乳化剤およびリン脂質の種類の影響を評価した。
1.試験方法、評価方法
表5に示す配合の試験品を調製した。IFA画分を含む素材は、抹茶IPを用いた。ゲル状食品の製造方法および評価方法は試験例1と同様である。
表5に試験品の硬度、G’比を示す。
しっかりとした硬さは、実施例5-1、実施例5-2、実施例5-3、実施例5-4、実施例5-5で「可」であった。
口溶けは、実施例5-1、実施例5-2、実施例5-3、実施例5-4で「可」、実施例5-5で「良好」であった。
したがって、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「可」である水準は、実施例5-1、実施例5-2、実施例5-3、実施例5-4、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「良好」である水準は、実施例5-5であった。
以上より、ゲル状食品の乳化剤およびリン脂質のHLBが0以上10未満の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けともに所望の食品が得られることがわかった。
ならびに、締まった食感は、実施例5-1、実施例5-2、実施例5-3、実施例5-4で「可」、実施例5-5で「良」であった。
したがって、ゲル状食品の乳化剤およびリン脂質のHLBが0以上10未満の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けならびに締まった食感ともに所望の食品が得られることがわかった。
試験例6では、ゲル状食品の特性に対する乳化剤およびリン脂質の含量の影響を評価した。
1.試験方法、評価方法
表6に示す配合の試験品を調製した。IFA画分を含む素材は、抹茶IPを用いた。ゲル状食品の製造方法および評価方法は試験例1と同様である。
表6に試験品の硬度、G’比を示す。
しっかりとした硬さは、実施例6-1、実施例6-4、実施例6-5で「可」、実施例6-2、実施例6-3で「良好」であった。
口溶けは、実施例6-1、実施例6-5で「可」、実施例6-2、実施例6-3、実施例6-4で「良好」であった。
したがって、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「可」は、実施例6-1、実施例6-5、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「良好」は、実施例6-4、しっかりとした硬さ「良好」かつ口溶け「良好」は、実施例6-2、実施例6-3であった。
以上より、ゲル状食品の乳化剤およびリン脂質含量が0.01重量%以上2重量%以下の範囲ではゲル状食品は、しっかりとした硬さ、口溶けともに所望の食品が得られることがわかった。
ならびに、締まった食感は、実施例6-1、実施例6-5で「可」、実施例6-2、実施例6-3、実施例6-4で「良」であった。
したがって、ゲル状食品の乳化剤およびリン脂質含量が0.01重量%以上2重量%以下の範囲では、ゲル状食品はしっかりとした硬さ、口溶けならびに締まった食感ともに所望の食品が得られることがわかった。
試験例7では、ゲル状食品の特性に対するタンパク質、脂質の含量の影響を評価した。
1.試験方法、評価方法
表7に示す配合の試験品を調製した。IFA画分を含む素材は、抹茶IPを用いた。ゲル状食品の製造方法および評価方法は試験例1と同様である。
表7に試験品の硬度、G’比を示す。
しっかりとした硬さは、実施例7-1、実施例7-2、実施例7-3、比較例7-3で「可」、実施例7-4、比較例7-4で「良好」であった。
口溶けは、実施例7-1、実施例7-2、実施例7-3で「可」、実施例7-4で「良好」であった。
したがって、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「可」である水準は実施例7-1、実施例7-2、実施例7-3で、しっかりとした硬さ「良好」、口溶け「良好」である水準は、実施例7-4であった。
ならびに、締まった食感は、実施例7-1で「可」、実施例7-2、実施例7-3、実施例7-4、比較例7-4で「良」であった。
したがって、しっかりとした硬さ、口溶けならびに締まった食感ともに所望の食品が、実施例7-1で「可」、実施例7-2、実施例7-3、実施例7-4で得られた。
試験例7の試験品を対象に、機器測定結果による評価のほかに、官能評価専用パネラーによる官能評価を実施した。
官能評価専用パネラーは、12名で、しっかりとした硬さ、口溶け、風味それぞれについて、「不適」、「可」、「良好」の3段階で評価した。
その結果、しっかりとした硬さは実施例7-1、実施例7-2、実施例7-3、比較例7-3で「可」、実施例7-4、比較例7-4で「良好」であった。
口溶けは、実施例7-1、実施例7-2、実施例7-3で「可」、実施例7-4で「良好」であった。
風味は、比較例7-1、実施例7-1、実施例7-2、実施例7-3、実施例7-4、比較例7-2、比較例7-3、比較例7-4で「良好」であった。
以上より、しっかりとした硬さ「可」、口溶け「可」である水準は実施例7-1、実施例7-2、実施例7-3で、しっかりとした硬さ「良好」、口溶け「良好」である水準は、実施例7-4であったことから、これらの評価は、機器による測定結果と官能評価の整合性が確認された。
ならびに官能評価における締まった食感は、官能評価パネラー12名により、「不適」、「可」、「良」、「優」の4段階で評価した。
その結果、締まった食感は、実施例7-1で「可」、実施例7-2、実施例7-3、実施例7-4、比較例7-4で「良」であった。これらの評価から、機器による測定結果と官能評価の整合性が確認された。
Claims (4)
- 卵に由来するタンパク質成分の熱凝固を利用するゲル状食品であって、
1.5重量%以上6.5重量%以下のタンパク質と、
5重量%以上15重量%以下の脂質と、
0.7重量%以上5.4重量%以下のIFA画分と、
0.01重量%以上2重量%以下のHLBが0以上10未満の乳化剤およびリン脂質と、を含み、
食品中の抽出脂質の10℃以上30℃以下における固体脂含量の傾きが2.1以上5以下、かつラウリン酸含量が0.01%以上45%以下であり、
下記の硬度の測定方法により得られる硬度が60gf以上600gf以下であることを特徴とするゲル状食品。
硬度の測定方法;
テクスチャーアナライザーによる貫入試験により行われる硬度の測定方法であって、ゲル状食品を10℃で1時間以上保温後、容器のまま測定部にセットし、直径16mm円柱型(プラスチック製)のプランジャーを使用し、貫入深さ10mm、速度1mm/secの条件で行う測定方法 - テクスチャーアナライザーによる貫入試験により得られる硬度の傾きが15gf/mm以上250gf/mm以下である請求項1に記載のゲル状食品。
- 動的粘弾性測定装置による貯蔵弾性率の温度依存性試験により得られる以下で規定されるG’比(%)が0.01%以上20%未満である請求項1又は2に記載のゲル状食品。
G’比(%);
ゲル状食品を10℃で1時間以上保温後、25mmチタン平板プレートで厚さ2mmにセットし、10℃で1分間静置し、その後45℃まで2℃/分の速度で昇温させながら、線形性を有する周波数3.14rad/s、歪0.3%の条件で行った場合の、10℃と30℃の測定値G’(Pa)の比であって、以下の式で求められる値
(30℃のG’)/(10℃のG’)×100 - 請求項1~3のいずれかに記載のゲル状食品の製造方法であって、
卵由来成分以外の原材料であって、少なくともHLBが0以上10未満の乳化剤およびリン脂質、IFA画分及び脂質を溶解または分散させる第一の組成物の予備乳化工程(1)と、
第一の組成物を加熱殺菌する工程(2)と、
卵由来成分を添加して第二の組成物を得る工程(3)と、
第二の組成物を均質化する工程(4)と、
均質化した第二の組成物を容器に充填し密封する工程(5)と、
前記(5)の容器に密封された第二の組成物を加熱、及び冷却する工程(6)を含むことを特徴とするゲル状食品の製造方法。
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