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JP7105431B2 - 有機物含有排水の処理方法及び処理装置 - Google Patents

有機物含有排水の処理方法及び処理装置 Download PDF

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JP7105431B2 JP2017012176A JP2017012176A JP7105431B2 JP 7105431 B2 JP7105431 B2 JP 7105431B2 JP 2017012176 A JP2017012176 A JP 2017012176A JP 2017012176 A JP2017012176 A JP 2017012176A JP 7105431 B2 JP7105431 B2 JP 7105431B2
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Description

本発明は、有機物含有排水の処理方法及び処理装置の技術に関する。
従来、下水などの有機物含有排水の処理方法では、標準活性汚泥法等の好気性生物処理をおこなった後、生成した汚泥を回収して、嫌気性下でメタン発酵を行う嫌気性生物処理を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
嫌気性生物処理で発生するメタンガス等のバイオガスは、エネルギー源として利用可能である。そのため、例えば、比較的大規模な下水処理場では、嫌気処理で発生したバイオガスを回収し、回収したバイオガスから電力等のエネルギーに変換して利用することが検討されている。
特開2005-103486号公報
しかし、従来の方法では、前段の好気性生物処理工程において、排水中の多くの有機物が分解されるため、後段の嫌気性生物処理工程へ送られる有機物量が低下し、嫌気性生物処理工程で発生するバイオガス量も低下してしまう。ひいてはバイオガスからエネルギーとして回収できるエネルギー量も低下してしまう。
そこで、本発明は、バイオガス発生量を増加させることが可能な有機物含有排水の処理方法及び処理装置を提供することを目的としてなされたものである。
本発明の有機物含有排水の処理方法は、有機物を含有する排水に対して生物処理を行う前に、前記排水を中空糸膜に通水し、透過水と前記有機物を含む濃縮水とに分離する膜ろ過工程と、前記有機物を含む濃縮水を嫌気性下で生物処理する嫌気性生物処理工程と、を有し、前記膜ろ過工程は複数段で行い、2段目の膜ろ過における濃縮倍率を1段目の膜ろ過における濃縮倍率より高くし、前記膜ろ過工程中に、前記中空糸膜の膜面を振動させることを特徴とする。
また、前記有機物含有排水の処理方法において、前記膜ろ過工程における濃縮倍率は、50倍以上であることが好ましい。
また、前記有機物含有排水の処理方法において、前記濃縮水中の有機物量は、前記有機物を含有する排水中の有機物量の75%以上であることが好ましい。
また、前記有機物含有排水の処理方法において、前記膜ろ過工程では、ろ過膜の透過水流速(m/d)を後段に行くほど低くすることが好ましい。
また、本発明の有機物含有排水の処理装置は、有機物を含有する排水に対して生物処理を行う前に、前記排水を中空糸膜に通水し、透過水と前記有機物を含む濃縮水とに分離する膜ろ過工程を行う膜ろ過手段と、前記有機物を含む濃縮水を嫌気性下で生物処理する嫌気性生物処理手段と、前記膜ろ過工程中に、前記中空糸膜の膜面を振動させる振動手段と、を有し、前記膜ろ過手段は複数段から構成され、2段目の膜ろ過における濃縮倍率は1段目の膜ろ過における濃縮倍率より高いことを特徴とする。
本発明によれば、バイオガス発生量を増加させることが可能な有機物含有排水の処理方法及び処理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るアミン含有排水の処理装置の構成の一例を示す模式図である。 膜ろ過モジュールの構成の他の一例を示す模式図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る有機物含有排水の処理装置の構成の一例を示す模式図である。図1に示す排水処理装置1は、膜ろ過装置10、嫌気性生物処理槽12を備えている。図1に示す膜ろ過装置10は、3つの膜ろ過モジュール(14,16,18)を備えている。膜ろ過モジュール(14,16,18)は、例えば、密閉型のろ過容器20内に配置された中空糸膜22を備えている。
1段目の膜ろ過モジュール14の排水入口24には、排水導入管26が接続されている。また、1段目の膜ろ過モジュール14の排水出口28には、濃縮水配管30aの一端が接続され、2段目の膜ろ過モジュール16の排水入口24には、濃縮水配管30aの他端が接続されている。また、2段目の膜ろ過モジュール16の排水出口28には、濃縮水配管30bの一端が接続され、3段目の膜ろ過モジュール18の排水入口24には、濃縮水配管30bの他端が接続されている。また、3段目の膜ろ過モジュール18の排水出口28には、濃縮水配管30cの一端が接続され、嫌気性生物処理槽12の濃縮水入口(不図示)には、濃縮水配管30cの他端が接続されている。濃縮水配管(30a,30b,30c)には、濃縮水用ポンプ(32a,32b,32c)が設置されている。
1段目の膜ろ過モジュール14内の中空糸膜22の内部は、膜を透過した透過水が流入する空間が形成されており、中空糸膜22の上端に設置された集水配管34と連通している。また、集水配管34は、1段目の膜ろ過モジュール14の処理水出口36を介して透過水配管38と連通している。透過水配管38には、逆洗水配管40が接続されている。透過水配管38には透過水用ポンプ42が設置され、逆洗水配管40には逆洗用ポンプ44が設置されている。2段目及び3段目の膜ろ過モジュール(16,18)も同様の配管構成であり、説明を省略する。
嫌気性生物処理槽12の処理水出口(不図示)には処理水配管46が接続され、嫌気性生物処理槽12の排ガス出口(不図示)にはバイオガス排出管48が接続されている。
次に、本実施形態に係る排水処理装置1の動作の一例について説明する。
有機物含有排水は排水導入管26を通して、1段目の膜ろ過モジュール14に供給される。そして、透過水用ポンプ42を稼働させて、中空糸膜22に吸引圧力(負圧)を付与することにより、膜ろ過モジュール14内の排水が、中空糸膜22を透過し、膜ろ過される。中空糸膜22を透過した透過水は、中空糸膜22内の内部空間、集水配管34、透過水配管38を通り、1段目の膜ろ過モジュール14の系外へ排出される。このようにして、1段目の膜ろ過モジュール14内の有機物含有排水が濃縮されていく。1段目の膜ろ過モジュール14内の有機物含有排水が所定の濃縮倍率まで濃縮された段階で、透過水用ポンプ42を停止する。そして、濃縮水用ポンプ32aを稼働させることで、1段目の膜ろ過モジュール14内の有機物を含む濃縮水が濃縮水配管30aから2段目の膜ろ過モジュール16に供給される。2段目以降の膜ろ過モジュール(16,18)でも同様に、有機物を含む濃縮水が膜ろ過され、透過水が透過水配管38から系外へ排出され、2段目以降の膜ろ過モジュール(16,18)内の濃縮水が所定の濃縮倍率まで濃縮される。ここで、本願明細書における濃縮倍率は以下の式(1)で定義される。
濃縮倍率=透過水量/濃縮水量 (1)
例えば、膜ろ過モジュール内に流入する水量を100体積部として、90体積部の透過水を得た場合、濃縮水は10体積部となる。これらを上記式(1)に当てはめれば、濃縮倍率は9倍となる。
3段目の膜ろ過モジュール18から排出された有機物を含む濃縮水は、濃縮水配管30cを通り、嫌気性生物処理槽12に供給される。嫌気性生物処理槽12内では、例えば、濃縮水中の有機物が、嫌気性下で生物汚泥(例えば硝化汚泥)によりメタン発酵処理され、メタンガス等のバイオガスが生成される。バイオガスは、バイオガス排出管48を通して回収される。処理水排出管から回収されたバイオガスは、例えば、バイオガス発電装置において電力に変換され、排水処理装置1の運転等(例えば、各種ポンプの作動等)に利用される。また、嫌気処理された処理水は処理水配管46から系外へ排出される。
このように、有機物含有排水を生物処理する前に、膜ろ過処理を行い、有機物が濃縮された濃縮水を得ることで、より多くの有機物を嫌気性生物処理槽12に供給することが可能となる。これにより、嫌気処理により発生するバイオガス量を増加させ、より多くのバイオガスを回収することができる。ひいては、バイオガスからエネルギーとして回収できるエネルギー量を増加さることも可能となる。なお、排水処理装置1の処理条件によっては、排水処理装置1の運転で使用するエネルギーを、回収したバイオガスから生成されるエネルギーで補う自立型の排水処理装置1となる可能性もある。
従来法では、有機物含有排水を標準活性汚泥法による好気性生物処理で処理した後、好気性生物処理で生成した汚泥を嫌気性生物処理槽に投入するため、嫌気性生物処理槽内の有機物量は、例えば、有機物含有排水中の30%以下となる。一方、本実施形態では、有機物含有水中の有機物量の75%以上の有機物量を嫌気性生物処理槽に投入することが可能となる。その結果、従来法は、本実施形態の処理方法と比較して、バイオガスの発生量が著しく低下する。また、従来法では、嫌気性生物処理槽に投入される汚泥中には、多くの固形物(SS)が含まれるため、嫌気処理(メタン発酵)による有機物の分解効率が低下し、通常1ヶ月程度の汚泥滞留時間を必要とする。一方、本実施形態では、固形物はろ過膜により捕捉されるため、嫌気性生物処理槽に投入される濃縮水中の固形物量は従来法よりも少なく、嫌気処理による有機物の分解効率を向上させることが可能となる。また、本実施形態の処理方法では、標準活性汚泥法等の好気性生物処理を必要としないので、曝気に必要なエネルギーを削減することもできる。
以下に、有機物含有排水の処理条件等について説明する。
本実施形態の処理対象排水は、有機物を含有する排水であれば如何なる由来の排水でもよく、例えば、トイレ、洗濯、風呂、台所排水等を含む下水やし尿等の生活排水、食品工場や製紙工場等から発生する工場排水、これらの処理に伴い発生するプロセス排水等が挙げられる。
膜ろ過による濃縮倍率は、高濃度の有機物を嫌気性生物処理槽に導入して、バイオガスの発生量を増加させることができる点で、例えば、50倍以上であることが好ましく、150倍以上であることがより好ましい。
膜ろ過は、1段で行っても良いが、複数段で行うことが好ましい。すなわち、図1に示す膜ろ過装置10のように、膜ろ過モジュールを複数段設置することが好ましい。例えば、単一の膜ろ過モジュールで、排水を所定の濃縮倍率(例えば、50倍)まで濃縮するより、複数段の膜ろ過モジュールで、排水を所定の濃縮倍率まで濃縮した方が、ろ過膜の目詰まりを抑えることが可能となる。また、ろ過膜の目詰まりを抑制することで、膜間差圧の上昇を抑えることができるため、ろ過膜に高い吸引圧力を付与するために必要なエネルギーを削減することも可能となる。
膜ろ過を複数段で行う場合、すなわち、膜ろ過モジュールを複数段設置する場合、膜ろ過に必要なエネルギー消費を抑えることができる点で、1段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率より高くすることが好ましい。有機物濃度が高くなるにしたがい、膜ろ過に要するエネルギーも高くなるため、有機物濃度の最も低い排水を膜ろ過する1段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を高くし、1段目より高い有機物濃度の排水(濃縮水)を膜ろ過する2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を低くすることで、膜ろ過に必要なエネルギー消費を抑えることが可能となる。例えば、2段構成の膜ろ過装置で、排水を150倍まで濃縮する場合、1段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を50倍、2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を3倍とする(50倍×3倍=150倍)。なお、膜ろ過モジュールを3段以上設置する場合、エネルギー消費を抑える点で、膜ろ過モジュールでの濃縮倍率は、後段に行くほど低くなることが望ましいが、3段目以降の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率が2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率と同じであっても、高くてもよい。
また、有機物含有排水中に固形物や繊維質等のSS成分が多く含まれる場合には、膜ろ過を安定して行うことができる点で、2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を1段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率より高くすることが好ましい。例えば、1段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を2~10倍程度として、排水中のSS成分をろ過膜により粗取りし、2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を数十倍として、目的の濃縮倍率とする。なお、3段以上の膜ろ過モジュールにおいて、2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を1段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率より高くする場合、3段目以降の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率が2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率と同じであっても、高くてもよい。しかし、膜ろ過に必要なエネルギー消費を抑える点では、少なくとも最終段の膜ろ過モジュールの濃縮倍率を2段目の膜ろ過モジュールの濃縮倍率より低くすることが好ましく、3段目以降の全ての膜ろ過モジュールでの濃縮倍率を2段目の膜ろ過モジュールでの濃縮倍率より低くすることがより好ましい。
また、膜ろ過を複数段で行う場合、すなわち、膜ろ過モジュールを複数段設置する場合、膜ろ過に必要なエネルギー消費を抑えることができる点で、ろ過膜の透過流速を後段に行くほど低くすることが好ましい。透過流速とは、1日当たりの透過水量(m/d)をろ過膜の膜面積(m)で除したものであり、ろ過膜の単位面積当たりの1日での排水の透過速度((m3/m2/d=)m/d)である。
膜ろ過に使用するろ過膜の形状は、中空糸膜に限定されるものではなく、例えば、管状膜、平膜、スパイラル等でもよい。ろ過膜は、例えば、限外ろ過膜(UF膜)、精密ろ過膜(MF膜)、逆浸透膜(RO膜)等が挙げられる。膜ろ過モジュールの通水方式は、内圧型、外圧型等のあらゆる通水方式が適用可能であり、クロスフローろ過やデッドエンドろ過等のあらゆるろ過方法が適用可能である。
ろ過膜の材質は、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエーテルサルフォン(PES)、セルロースアセテート(CA)等の有機膜、セラミック製の無機膜等が挙げられる。
また、砂分、トイレットパーパー等の固形分を多く含む下水等を処理対象とする場合には、膜ろ過を安定して行うために、最初沈澱池を設置することが好ましい。この場合、最初沈澱池の後段に膜ろ過モジュールを設置してもよいが、設置スペースを削減することができる点で、膜ろ過モジュールを最初沈澱池内に設置することが好ましい。膜ろ過モジュールを複数段設ける場合には、少なくとも第一段目の膜ろ過モジュールを最初沈澱池内に設置することが好ましい。なお、最初沈澱池内に膜ろ過モジュールを設置する場合には、最初沈澱池を図1に示すろ過容器20の代わりとすればよい。
本実施形態では、膜ろ過により得られる濃縮水中の有機物量は、有機物含有排水(原水)中の有機物量の75%以上とすることが好ましい。これにより、多量の有機物を嫌気性生物処理に導入することが可能となり、バイオガスの発生量をより増加させることが可能となる。また、膜ろ過により得られる透過水中の有機物量は、有機物含有排水の有機物量の25%以下となるので、透過水を生物処理する場合には、透過水の生物処理に必要なエネルギーを大幅に削減することが可能となる。透過水の生物処理方法は、標準活性汚泥法、散水ろ床法等特に制限されるものではないが、曝気に要するエネルギーが不要であること等から、散水ろ床法が好ましい。
本実施形態では、膜ろ過後に逆洗工程を実施することが好ましい。具体的には、透過水用ポンプ42が停止された後、逆洗用ポンプ44が稼働される。そして、洗浄水又は膜ろ過処理により得られた透過水が逆洗水配管40を通して、中空糸膜22の内部空間(二次側)に供給され、中空糸膜22を透過し、ろ過容器20から排出される(逆洗工程)。なお、ろ過容器20から排出された逆洗排水は、嫌気性生物処理槽12に供給されても良いし、系外へ排出されてもよい。このような逆洗工程を実施することにより、ろ過膜に付着したSS成分等の堆積物が膜面から剥離されるため、安定した膜ろ過処理を継続して行うことが可能となる。
図2は、膜ろ過モジュールの構成の他の一例を示す模式図である。図2に示す膜ろ過モジュール50において、図1に示す膜ろ過モジュール(14,16,18)と同様の構成については同一の符号を付しその説明を省略する。図2の膜ろ過モジュール50は、振動発生部52、振動伝達部材54を備える。振動伝達部材54の一端は振動発生部52に接続され、振動伝達部材54の他端は中空糸膜22の膜面(ろ過膜の膜面)に接続されている。振動発生部52は、例えば、圧電素子や超磁歪素子等が用いられる。振動伝達部材54は、例えば、高い剛性を有する金属等が用いられる。
図2の膜ろ過モジュール50では、膜ろ過中又は膜ろ過後において、振動発生部52により所定の振動が発生される。そして、振動発生部52で発生された振動が振動伝達部材54を介して中空糸膜22に伝達され、中空糸膜22の膜面に振動が付与される。このように、中空糸膜22の膜面を振動させることにより、中空糸膜22に付着したSS成分等の堆積物が膜面から剥離されるため、膜ろ過を安定した行うことが可能となる。ろ過膜の膜面を振動させる方法は、上記に制限されるものではなく、例えば、ろ過容器20内に空気を導入して、ろ過膜の膜面を振動させるエアスクラビング等でもよい。また、その他の方法としては、例えば、ろ過容器20内に担体を投入し、ろ過容器20に排水や透過水を導入することで、担体を流動させてろ過膜に接触させる方法等でもよい。
嫌気性生物処理槽12は、例えば、有機物を嫌気性下でメタン発酵処理して、メタンガス等のバイオガスを生成するメタン発酵槽等である。嫌気性生物処理槽12内の汚泥濃度は、特に制限されるものではないが、例えば、15,000mg/L~70,000mg/Lの範囲とすることが好ましい。上記範囲とすることで、有機物を効率的に分解することが可能となる。嫌気性生物処理槽12内の汚泥濃度が15,000mg/L未満の場合には、例えば、外部から消化汚泥やグラニュール等を投入することが好ましく、汚泥濃度が70,000mg/Lを超える場合には、嫌気性生物処理槽12内の汚泥を外部に排出することが好ましい。なお、嫌気性生物処理槽12内の微生物活性を良好に維持するために、例えば、無機塩類などの栄養剤を嫌気性生物処理槽12に供給してもよい。
嫌気性生物処理槽12内のpHは、有機物を効率的に分解することができる点から、例えば、5.5~9.0の範囲が好ましく、6.5~8.0の範囲がより好ましい。pH調整は基本的に不要であるが、嫌気性生物処理槽12に、例えば、塩酸等の酸剤、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤を供給することにより、pH調整を行っても良い。
嫌気性生物処理槽12内の水温は、有機物を効率的に分解することができる点で、例えば、20℃以上であることが好ましく、25℃以上~35℃以下の範囲がより好ましい。水温調整方法は、例えば、嫌気性生物処理槽12にヒーター等の加熱装置を設置し、加熱装置からの熱により嫌気性生物処理槽12内の水温を調整する方法等が挙げられる。或いは、嫌気性生物処理槽12で発生したメタンガスをメタンガスボイラーに供給し、メタンガスボイラーで発生した熱を嫌気性生物処理槽12に供給して水温を調整する方法等でもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
図1に示す3段構成の膜ろ過装置を用いて、有機物濃度(CODMn)で240mg/Lの実下水の膜ろ過処理を行った。膜ろ過装置による処理条件は以下の通りである。
・1段目の膜ろ過モジュール
ろ過膜:孔径0.1μmのPVDF製中空糸膜
透過流速:0.144m/d
濃縮倍率:2.5倍
・2段目の膜ろ過モジュール
ろ過膜:孔径0.1μmのPVDF製中空糸膜
透過流速:0.1m/d
濃縮倍率:20倍
・3段目の膜ろ過モジュール
ろ過膜:孔径0.1μmのPVDF製中空糸膜
透過流速:0.007~0.015m/d
濃縮倍率:3倍
1段目及び2段目の膜ろ過モジュールでは、図2に示す振動装置により、定期的にろ過膜の膜面を振動させる処理を行った。その結果、ろ過膜の差圧上昇が抑制され、安定した処理が可能であった。また、別途、ろ過容器内に担体を投入して、担体をろ過膜に接触させる処理も実施したが、同様に、ろ過膜の差圧上昇が抑制され、安定した処理が可能であった。また、3段目の膜ろ過モジュールでは、定期的に、洗浄水による逆洗処理を行った。その結果、ろ過膜の差圧上昇が抑制され、安定した処理が可能であった。
上記処理条件で膜ろ過処理を行い、濃縮倍率150倍の濃縮水を得た。当該濃縮水中の有機物量は、実下水中の有機物量の27,000mg/Lであった。
次に、150倍濃縮の濃縮水を嫌気処理した際に発生するメタンガス発生量から発電により回収可能なエネルギー(W1)を計算した。処理水量50,000m/dの処理を想定した結果、エネルギー(W1)は4,835kWh/dとなった。また、嫌気性生物処理槽への水量は333m/dであり、嫌気性生物処理槽の加温に必要なエネルギー(W2)について計算した結果、5,850kWh/dであった。なお、COD1kgからメタン発酵での電力回収量は1.5kWhである。また、メタン1mあたり回収できる電力量は11kWh、g-CODあたりに発生させられるメタン量は0.27~0.33 Lである。
また、実施例1の膜濃縮に必要なエネルギー(W3)は4,438kWh/dであった。これらのことから水処理工程におけるエネルギー消費量(W0)を計算した結果、5,453kWh/dとなった。水処理工程におけるエネルギー消費量(W0)は以下の式により求められる。
水処理工程におけるエネルギー消費量(W0)=(膜濃縮に必要なエネルギー(W3))+(嫌気性生物処理槽の加温に必要なエネルギー(W2))-(発電により回収可能なエネルギー(W1))
なお、膜濃縮に必要なエネルギーは、処理水量1mあたり、約0.089kWh/mである。
<実施例2>
実施例2では、1段目の膜ろ過モジュールのみを用いて試験を行った。具体的には、1段目の膜ろ過モジュールの濃縮倍率を50倍、透過流速は実施例1と同等で行い、濃縮倍率50倍の濃縮水を得た。当該濃縮水中の有機物量は、実施例1と同等であった。
実施例1と同様に、50倍濃縮の濃縮水を嫌気処理した際に発生するメタンガス発生量から発電により回収可能なエネルギー(W1)を計算した結果、4,835kWh/dとなった。
また、実施例2の膜濃縮に必要なエネルギー(W3)は4,375kWh/dであった。また、実施例1と同様に、上記50倍濃縮の濃縮水に関して、嫌気性生物処理槽の加温に必要なエネルギー(W2)を計算した結果、17,517kWh/dとなった。これらのことから水処理工程におけるエネルギー消費量(W0)を計算した結果、17,057kWh/dとなった。
<比較例>
曝気装置を備える生物処理槽に上記実下水を投入して、好気性生物処理を行った。上記生物処理で得られた処理水を沈殿槽で固液分離し、沈殿槽に堆積した生物汚泥を採取した。
実施例1と同様に、得られた生物汚泥を嫌気処理した際に発生するメタンガス発生量から発電により回収可能なエネルギー量(W1)を計算した結果、2,926kWh/dとなり、比較例のW1は実施例1や2のW1より低い値となった。これは、比較例では、好気性生物処理により有機物が分解されているため、嫌気処理に投入される有機物量が実施例1や2より少なくなり、回収されるエネルギー量が減少したためであると考えられる。
比較例においては膜濃縮工程が行われていないため、膜濃縮に必要なエネルギー(W3)は0となる。また、比較例において、好気性生物処理の際に消費されたエネルギー消費量と汚泥濃縮のエネルギー消費量の和(W4)は10,211kWh/dであった。また、好気性生物処理で得られた生物汚泥を嫌気処理する際に消費されたエネルギー消費量(W2)を計算した結果、5,638kWh/dとなった。なお、好気性生物処理の際に消費されたエネルギー消費量は、排水1mあたり0.2kwh/mである。
これらのことから水処理工程におけるエネルギー消費量(W0)を計算した結果、12,923kWh/dとなった。比較例での水処理工程におけるエネルギー消費量(W0)は以下の式により求められる。
水処理工程におけるエネルギー消費量(W0)=(好気性生物処理の際に消費されたエネルギー消費量と汚泥濃縮のエネルギー消費量の和(W4))+(嫌気性生物処理槽の加温に必要なエネルギー(W2))-(発電により回収可能なエネルギー(W1))
表1に、実施例及び比較例の水処理工程におけるエネルギー消費量、発電により回収されたエネルギー、嫌気性生物処理槽の加温に必要なエネルギー、膜濃縮に必要なエネルギー、好気性生物処理の際に消費されたエネルギー消費量と汚泥濃縮のエネルギー消費量の和(W0、W1、W2、W3、W4)をまとめた。
Figure 0007105431000001
表1から分かるように、実施例1及び2の発電により回収可能なエネルギー(W1)は、比較例より高い値となった。すなわち、有機物含有排水に対して生物処理を行わずに、そのまま膜ろ過処理を行い、得られた濃縮水を嫌気処理することで、メタンガス発生量が増加し、エネルギー回収量を増加させることが可能であると言える。
また、膜ろ過処理における濃縮倍率を150倍とした実施例1は、濃縮倍率を50倍とした実施例2より、嫌気性生物処理槽の加温に必要なエネルギー(W2)を抑えることが可能となった。これは、濃縮倍率を上げることで、後段の嫌気性生物処理槽に供給される濃縮水の液量が抑えられたため、嫌気処理において、濃縮水を加温するために必要なエネルギーが抑えられたことに起因している。
1 排水処理装置、10 膜ろ過装置、12 嫌気性生物処理槽、14,16,18,50 膜ろ過モジュール、20 ろ過容器、22 中空糸膜、24 排水入口、26 排水導入管、28 排水出口、30a~30c 濃縮水配管、32a~32c 濃縮水用ポンプ、34 集水配管、36 処理水出口、38 透過水配管、40 逆洗水配管、42 透過水用ポンプ、44 逆洗用ポンプ、46 処理水配管、48 バイオガス排出管、52 振動発生部、54 振動伝達部材。

Claims (5)

  1. 有機物を含有する排水に対して生物処理を行う前に、前記排水を中空糸膜に通水し、透過水と前記有機物を含む濃縮水とに分離する膜ろ過工程と、
    前記有機物を含む濃縮水を嫌気性下で生物処理する嫌気性生物処理工程と、を有し、
    前記膜ろ過工程は複数段で行い、2段目の膜ろ過における濃縮倍率を1段目の膜ろ過における濃縮倍率より高くし、
    前記膜ろ過工程中に、前記中空糸膜の膜面を振動させることを特徴とする有機物含有排水の処理方法。
  2. 前記膜ろ過工程における濃縮倍率は、50倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の有機物含有排水の処理方法。
  3. 前記濃縮水中の有機物量は、前記有機物を含有する排水中の有機物量の75%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物含有排水の処理方法。
  4. 前記膜ろ過工程では、ろ過膜の透過水流速(m/d)を後段に行くほど低くすることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の有機物含有排水の処理方法。
  5. 有機物を含有する排水に対して生物処理を行う前に、前記排水を中空糸膜に通水し、透過水と前記有機物を含む濃縮水とに分離する膜ろ過工程を行う膜ろ過手段と、
    前記有機物を含む濃縮水を嫌気性下で生物処理する嫌気性生物処理手段と、
    前記膜ろ過工程中に、前記中空糸膜の膜面を振動させる振動手段と、を有し、
    前記膜ろ過手段は複数段から構成され、2段目の膜ろ過における濃縮倍率は1段目の膜ろ過における濃縮倍率より高い ことを特徴とする有機物含有排水の処理装置。
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