JP7038754B2 - 防水型電子装置 - Google Patents
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Description
本願の実施の形態1による防水型電子装置100について、図1から図7を用いて説明する。図1は防水型電子装置100の筐体外形形状を示す斜視図である。図2は防水型電子装置100を構成する筐体のうち筐体蓋部2を示す斜視図である。図3は防水型電子装置100を構成する筐体のうち筐体本体部1を示す斜視図である。図4から図6は筐体蓋部2と筐体本体部1との接合部を示す要部断面図であり、各々封止樹脂部5を構成する樹脂の量が異なる場合を示し、図4は樹脂の量が最も多い場合を示し、図5は樹脂の量が中程度の場合を示し、図6は樹脂の量が最も少ない場合を示している。また、図7は、筐体蓋部2の裏面形状を平坦面とした変形例を示すものである。
さらに、図3に示すように、筐体本体部1の側面部1b(側面部1bbを含む)の上端面(筐体蓋部2の外周部と対向する平面部)には、周方向に伸びる環状の凸形状部4が形成されている。少なくとも凸形状部4の表面部は接合面となる。
図4に示すように、筐体本体部1の側面部1bの上端面には、側面部1bの内周面(内側面)と外周面(外側面)との間の中間的な領域、つまり側面部1bの厚みの中央部に位置する領域から凸形状部4が突出している。凸形状部4は筐体蓋部2に向かって上向きに突出しており、筐体蓋部2に接しない高さに調整されて形成されている。凸形状部4の頂部(上面)には、周方向に溝部4aが穿たれている。溝部4aは、凸形状部4の頂部が延在する方向に沿って環状に形成される。
なお、図4の例では、封止樹脂部5は、筐体本体部1と筐体蓋部2の接合部の外側面部だけでなく内側面部にもはみ出した状態に充填されていることを示しており、筐体の内面側においても接合面積を稼いでいる。
また、凸形状部4の頂部となる上面部において、溝部4aに位置する部分でのみ封止樹脂部5が他部よりも厚く形成されて芯部となり、封止樹脂部5自体の強度が向上するという利点がある。
まず、図2、図3に示す形状に形成された筐体蓋部2、筐体本体部1を製作後、筐体本体部1の内底面に電子部品10を実装する。このとき筐体本体部1の側面部1bbについても基部となる側面部1bおよび平面部1aに組み付けを行う。
次に、筐体本体部1に筐体蓋部2を組み付けるが、このとき、筐体本体部1の側面部1bの上端面に封止樹脂を塗布する。これにより凸形状部4を含む本体部側接合面(凹凸面)に封止樹脂を密着させる。その後、塗布した封止樹脂に筐体蓋部2の接合面を重ね合わせて組み付ける。これによって筐体蓋部2の蓋側凸部3と筐体本体部1の凸形状部4の頂点が合うように係合され、凸形状部4の溝部4aを含む間隙部に充填された封止樹脂が凝固することで封止樹脂部5が形成される。
このように、封止樹脂部5によって防水型電子装置100の筐体の接合面が水密シールされ、防水機能を有するユニットを得ることができる。
そのため、例えばこの防水型電子装置100を車載用として使用する環境下において、筐体本体部1と筐体蓋部2の接合部に塩水等の水溶液が侵入しにくくなり、長期的に気密性を保持することが可能となる。そして、仮に塩等の溶質の結晶化が筐体表面近傍において生じたとしても、封止樹脂部5が十分な厚さに形成されているため、接合部における結晶成長自体を抑制することが可能であり、さらに、接合部において結晶成長が生じたとしても、筐体本体部1と筐体蓋部2との間隔を押し広げシールを剥がそうとする応力を低減することが可能となる。
また、上述の図2、図3の斜視図と、図4等の断面図では筐体形状が合致していない部分があるが、それは図4等では樹脂封止に寄与する接合部を中心とした概略図を示し、樹脂封止との関連が薄い部分、例えば筐体の外縁部等の構成については略記しているためである。
図5に示す封止樹脂部51は、図4に示した封止樹脂部5よりも樹脂量が少ないが、図4の構成と同様に、溝部4aに封止樹脂が充填されているために部分的に厚い樹脂層を得ることができ、気密性を保持することが可能である。
図6に示す封止樹脂部52は、図5に示した封止樹脂部51よりも樹脂量が少ないが、図5の構成と同様に、溝部4aに封止樹脂が充填されているために部分的に厚い樹脂層を得ることができ、気密性を保持することが可能である。
次に、実施の形態2の防水型電子装置100について図8を用いて説明する。
上述の実施の形態1では筐体蓋部2の筐体本体部1との接合部に蓋側凸部3を設ける場合、あるいは平坦面とする場合について説明したが、この実施の形態2では、筐体蓋部2の筐体本体部1との接合部に蓋側凹部30を設けた点に特徴がある。
図8に示すように、筐体蓋部2は平板形状であり、筐体蓋部2の外周部の筐体本体部1と接合される接合面には、その接合面から掘り下げられた蓋側凹部30が設けられている。この蓋側凹部30には封止樹脂が充填されて封止樹脂部5が形成されている。
次に、実施の形態3の防水型電子装置100について図9を用いて説明する。
上述の実施の形態1では筐体蓋部2の筐体本体部1との接合部に蓋側凸部3を設け、蓋側凸部3の頂部(接合面)が平坦面である状態を例示していたが、この実施の形態3では、環状に設けられた筐体蓋部2の蓋側凸部3の頂部に蓋側溝部31を設けた点に特徴がある。例えば、蓋側溝部31は、蓋側凸部3の伸びる方向に沿って環状に形成され、その断面形状は、溝部4aと同様に任意に変更することができることは言うまでもない。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
Claims (8)
- 電子部品、上記電子部品を収納する筐体本体部、上記筐体本体部の開口端面を覆う筐体蓋部、上記筐体本体部と上記筐体蓋部との接合部に配置され、上記電子部品を封止する封止樹脂部を備え、
上記筐体本体部は、上記筐体蓋部と接合される領域に、上記筐体蓋部に向かって突出し上記筐体蓋部に接しない高さに形成されるとともに頂部となる上面に溝部が形成された凸形状部を有し、
上記凸形状部は環状に形成され、
上記溝部は、上記凸形状部の頂部が延在する方向に沿って、かつ、上記凸形状部の内周と外周との間の中間的な領域に環状に形成され、
上記封止樹脂部は、上記筐体蓋部と上記凸形状部との間隙に充填されるとともに上記溝部に充填されてなることを特徴とする防水型電子装置。 - 上記筐体本体部は、上記電子部品を実装する平面部と、上記平面部の上記電子部品の外側の上面から立ち上がる側面部とを有し、上記凸形状部は上記側面部の上端面に配設されたことを特徴とする請求項1記載の防水型電子装置。
- 上記封止樹脂部は、上記凸形状部の表面部を含む上記筐体本体部の上記側面部の上端面を覆う領域に配設されたことを特徴とする請求項2記載の防水型電子装置。
- 上記封止樹脂部は、上記筐体蓋部の外側面側と上記筐体本体部の上記側面部の外側面側にはみ出した状態に形成されたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の防水型電子装置。
- 平板形状である上記筐体蓋部の外周部から上記筐体本体部に向かって突出した蓋側凸部を有し、上記蓋側凸部と上記封止樹脂部とが接することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の防水型電子装置。
- 上記蓋側凸部の頂部には蓋側溝部が形成され、上記蓋側溝部に上記封止樹脂部が充填されてなることを特徴とする請求項5記載の防水型電子装置。
- 上記筐体本体部の上記溝部の直上に上記筐体蓋部の上記蓋側溝部が設けられたことを特徴とする請求項6記載の防水型電子装置。
- 上記筐体蓋部は平板形状であり、上記筐体蓋部の外周部の上記筐体本体部と接合される接合面には、上記接合面から掘り下げられた蓋側凹部が形成され、上記蓋側凹部に上記封止樹脂部が充填されてなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の防水型電子装置。
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