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JP2014170669A - 電子制御装置 - Google Patents

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JP2014170669A
JP2014170669A JP2013041862A JP2013041862A JP2014170669A JP 2014170669 A JP2014170669 A JP 2014170669A JP 2013041862 A JP2013041862 A JP 2013041862A JP 2013041862 A JP2013041862 A JP 2013041862A JP 2014170669 A JP2014170669 A JP 2014170669A
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rib
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Yoshihiro Kitagawa
喜浩 北川
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

【課題】コネクタの実装された回路基板が筐体の内部空間に格納され、内部空間がシール材によって防水空間とされた電子制御装置に関して、確実にシール機能を発揮させる。
【解決手段】この電子制御装置は、回路基板と、複数の端子の一部位がハウジングに保持されたコネクタと、筐体として、上面が開口している下ケースと、下ケースの開口を蓋するように配置される上ケースとを有する。下ケースには、ハウジングの一部を筐体外部に突出させるための略台形のコネクタ用開口部が形成される。そして、下ケースと上ケースとにより筐体内部を防水空間とするシール材を備える。
下ケースの周縁部のうち少なくとも台形の脚部に凹部を有し、ハウジング表面は凹部に対応して嵌合する凸部を有する。そして、凹部の底部に、凹部に沿って延設されたリブが形成される。リブは、凹部の延設方向に直交する断面において、凹部の底部の中点を通る仮想線を挟んで複数形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタの実装された回路基板が筐体の内部空間に収容され、内部空間がシール材によって防水空間とされた電子制御装置に関する。
従来、雨滴などに起因する水分から、電子制御ユニット(ECU)を構成する電子部品を保護するため、電子部品の実装された回路基板が、防水空間を備えた筐体に収容されるように構成された電子制御装置が知られている。例えば、特許文献1には、略台形状のコネクタと、該コネクタが嵌め込まれるように構成されたケースと、コネクタとケースの間に配置され、これらの間のシールを行うシール材と、を有する電子制御装置が提案されている。
特開2004−319169号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電子制御装置のように、複数の部材を嵌め込むことによって筐体を構成する場合、コネクタを含めた各部材同士の接続部において、シール材にズレが生じることがある。シール材のズレは、各部材を嵌め込む際の位置合わせ時に、シール材と各部材とが接触してしまうことによって生じることが多い。例えば、ケースに塗布されたシール材に、コネクタが完全に嵌め込まれる前の段階で接触し、位置合わせに際してズレてしまう。とくに、ケースにおける、コネクタが嵌め込まれる略台形状の斜面部分(台形の脚に相当する部分)は、コネクタとシール材との接触の機会が多いため、シール材のズレが生じやすい。このため、シール材のシール機能が低下する虞があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、より確実にシール機能を発揮させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、電子部品が実装された回路基板(20)と、
回路基板と外部コネクタとを電気的に接続する複数の端子の一部位が、絶縁材料からなるハウジング(31)にそれぞれ保持されたコネクタ(30)と、回路基板の厚さ方向に分割され、上面が開口しているとともに、側面(41a)の一面にコネクタが嵌め込まれるようにされた下ケース(41)と、下ケースの開口を蓋するように配置される上ケース(43)とを有し、上ケースと下ケースとを組み付けた状態で形成されるコネクタ用開口部(44)を介してコネクタの一部を外部に露出させつつ、コネクタの残りの部分と回路基板とを内部空間に収容する筐体(40)と、下ケースの周縁部(41b)と上ケースの周縁部(43a)との対向部位間、下ケースの周縁部とハウジング表面との対向部位間、および、上ケースの周縁部とハウジング表面との対向部位間にそれぞれ介在されたシール材(50)と、を備え、
シール材は、上ケースの周縁部と下ケースの周縁部との間に配置された外周シール材(51)と、上ケースの周縁部と前記ハウジング表面との間に配置されたコネクタ上シール材(52)と、および、下ケースの周縁部とハウジング表面との間に配置されたコネクタ下シール材(53)と、を有し、外周シール材(51)と、コネクタ上シール材(52)と、コネクタ下シール材(53)と、が互いに連結されて、筐体の内部空間が防水空間とされた電子制御装置であって、
下ケースの周縁部において、コネクタ用開口部を構成する部分は台形状とされ、少なくとも台形の脚部(41b1)に、周縁に沿って延設された凹部(45)を有するとともに、コネクタのうち、下ケースの周縁部と対向するハウジング表面が、凹部に対応する凸部(32)を有し、下ケースの周縁部の凹部の底部(45a)に、凹部に沿って延設されたリブ(46)が形成され、リブは、凹部の延設方向に直交する断面において、凹部の底部の中点を通る仮想線(C)を挟んで複数形成されることを特徴としている。
このような構成においては、凹部の底部がリブを有する。このリブは、凹部の底部の中点を通る仮想線を挟んで複数形成される。これによれば、シール材を塗布する工程で、凹部の延設方向に直交する断面において、凹部の中央に塗布されたシール材が、リブのエッジ部分に接触して配置される。このため、ハウジングがシール材に接触しても、リブのエッジ部分による抗力により、シール材が凹部の一つの側面に寄って偏在してしまうことを抑制することができる。また、リブを有することにより、リブの延設方向に直交する断面において、凹部の底部の沿面距離をリブの無い構成に較べて長くすることができる。このため、シール材を挟んだ内外の間でリークパスを長くすることができる。したがって、より確実にシール機能を発揮させることができる。
とくに、下ケースにおいて、リブは、略台形とされたコネクタ用開口部を構成する部分のうち、台形の脚に相当する部分(特許請求の範囲では、台形の脚部、と称する)に形成されている。台形の脚に相当する部分は、コネクタとシール材との接触の機会が多いため、シール材のズレが生じやすい。このため、少なくとも台形の脚部にリブを有していることにより、シール材のズレを抑制し、シール機能を向上させることができる。
より好ましくは、凹部の延設方向に直交する断面において、隣り合うリブの、対向する側面(46a1,46b1)と、凹部の底部とにより、微分可能な曲面が形成されるとともに、凹部の側面(45b,45c)と、凹部の側面に対向するリブの側面(46a2,46b2)と、凹部の底部とにより、微分可能な曲面が形成されるような構成とするとよい。
一般的に、シール材は円形ノズルより射出されて延設される。このため、リブの延設方向に直交する断面において、シール材の断面は略円形となる。上記したように、ケースの凹部の底部が微分可能な曲面となっていることにより、シール材をケースに塗布する工程において、略円形のシール材と、曲面とされた凹部の底部と、が面接触するようにシール材を配置することができる。このため、ハウジングを組み付ける工程において、シール材が変形する際に、ボイドを残すことなくシールすることができる。
第1実施形態に係る電子制御装置の概要を示す分解斜視図である。 筐体内に回路基板を組み付けた後の電子制御装置の概要を示す斜視図である。 図2に示すIII面で切断したときの電子制御装置の断面図である。 図3に示すIV領域の詳細を示す断面図である。 図1に示すV領域の、下ケースにおける周縁部の、とくに台形の脚部の一部を示す拡大斜視図である。 第1実施形態の変形例に係る電子制御装置において、図3に示すIV領域の詳細を示す断面図である。 第2実施形態に係る電子制御装置において、図3に示すIV領域の詳細を示す断面図である。 その他の実施形態における電子制御装置において、図3に示すIV領域の詳細を示す断面図である。 その他の実施形態における電子制御装置において、図3に示すIV領域の詳細を示す断面図である。 その他の実施形態における電子制御装置において、図3に示すIV領域の詳細を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る電子制御装置の概略構成について説明する。
本実施形態に係る電子制御装置10は、例えば、自動車に搭載されるエンジンECUである。図1に示すように、電子部品が実装される回路基板20と、回路基板20に固定されたコネクタ30と、コネクタ30の一部を外部に露出させつつ、コネクタ30の残りの部分と回路基板20とを内部空間に収容する筐体40と、を有する。
回路基板20は、図示しない回路パターンや電子部品を有し、これら電子部品が自動車のエンジンおよびエンジン周辺の機器を制御する。回路基板20は螺子21により筐体40に固定される。
コネクタ30は、ハウジング31を有する。ハウジング31には、図示しない外部コネクタと回路基板20に実装された電子部品とを電気的に接続する端子32(図3に図示)の一部が固定される。外部コネクタがコネクタ30に嵌め込まれることにより、電子部品と外部回路とが電気的に接続される。
筐体40は、上面が開口した下ケース41と、下ケース41の開口を蓋するように、螺子42により下ケース41に固定される上ケース43と、を有する。本実施形態では、下ケースに回路基板20が螺子21により固定される。下ケース41の一つの側面41aには、前記コネクタ30のハウジング31の一部を筐体40外部に露出させるためのコネクタ用開口部44が形成される。本実施形態におけるコネクタ用開口部44は、コネクタ30のハウジング31が嵌り込むように略台形状を成している。より詳しくは、台形状のうち、下ケースが上底(図1に示す41b2)と2つの脚(図1に示す41b1)とを構成し、上ケースが下底を構成することにより、併せて略台形を成す。
すなわち、図2に示すように、本実施形態に係る電子制御装置10は、筐体40を構成する上ケース43と下ケース41とを組み付けた状態で、側面41aに形成されるコネクタ用開口部44を介してコネクタ30の一部(ハウジング31の一部)が外部に露出しつつ、回路基板20が筐体40の内部空間に位置するように構成されている。
そして、図3に示すように、本実施形態に係る電子制御装置10は、上ケース43と、下ケース41と、回路基板20およびコネクタ30と、を組み付けた状態で筐体40の内部空間が防水空間となるようにシール材50を有する。シール材50は、上ケース43の周縁部43aと下ケース41の周縁部41bとの間に配置された外周シール材51を備える。また、上ケース43の周縁部43aとハウジング31表面との間に配置されたコネクタ上シール材52を備える。さらに、下ケース41の周縁部41bとハウジング31表面との間に配置されたコネクタ下シール材53を備える。本実施形態におけるシール材50は、外周シール材51、コネクタ上シール材52およびコネクタ下シール材53が互いに連結されて、筐体40の内部空間が密封されるように構成されている。
次に図4および図5を参照して、本発明の特徴部分である、シール材50が接する周縁部41b,43aおよびハウジング31の形状について説明する。以下では、筐体40のうち、コネクタ用開口部44を構成する部分の形状について詳しく説明する。すなわち、下ケース41の周縁部41bのうち、略台形を構成する上底部41b2、および、台形の脚部41b1と、周縁部41bに対向するハウジング31の表面の形状について詳しく説明する。
下ケース41の周縁部41b(上底部41b1および脚部41b2を含む)は凹部45を有する。凹部45は周縁部41bの全体に亘って周を描くように延設される。そして、コネクタ30のハウジング31は、周縁部41bに対向する表面31aに、凹部45に対応する凸部32を有する。従来の防水構造では、下ケース41の凹部45とハウジング31の凸部32とがコネクタ下シール部53を介して噛みあうことによりシール材のズレを抑制させていた。これに対して、本実施形態では、シール材のズレをより抑制するため、従来の構成に加えて、図4に示すように、凹部45の底部45aに2つのリブ46a,46b(以下、複数のリブの符号をまとめて46と示す)を有する。リブ46も、凹部45と同様に、凹部45に沿って周を描くように延設される。また、凹部45の延設方向に直交する断面(図4に示す断面)において、リブ46は凹部45の底部45aの中点を通る仮想線Cを挟んで2つ形成される。とくに本実施形態では、リブ46aとリブ46bとが仮想線Cに対して線対称に配置される。
本実施形態では、凹部45の延設方向に直交する断面において、隣り合うリブ46a,46bの対向する側面46a1,46b1と底部45aの一部により構成される曲線が微分可能な弦として構成される。また、凹部45の一つの側面45bと、リブ46の、側面45bに対向する側面46a2と、底部45aの一部とにより構成される曲線が微分可能な弦として構成される。また、凹部45の他の側面45cと、リブ46の、側面45cと対向する側面46b2と、底部45aとの一部により構成される曲線が微分可能な弦として構成される。これらの弦は、凹部45の底部45a側に凸となる曲線である。この弦は、凹部45の延設方向に連続しており、下ケース41の凹部45には、リブ46が配置されるとともに、凹部45の底部45aと側面45b,45c、および、リブ46の側面46a1,46a2,46b1,56b2が滑らかな曲面として構成される。
また、本実施形態では、ハウジング31の凸部32の先端面32aにリブ46とは異なる第2のリブ33が延設される。第2のリブ33は、凹部45の延設方向に直交する断面において、リブ46と互い違いに形成される。また、第2のリブ33は、下ケース41に形成された隣り合うリブ46a,46bの間の曲面に対応する曲面形状を成す。具体的には、リブ33の延設方向に直交する断面において、リブ33は、下ケース41の底部45側に凸のかまぼこ型の断面を持つように形成され、曲面の頂点は仮想線C上に位置する。
なお、本実施形態では、上記のような、コネクタ下シール材53を挟み込む、下ケース41の周縁部41bと周縁部41bに対向するハウジング31の表面だけでなく、図5に示すように、外周シール材51を挟み込む、下ケース41の周縁部41bと周縁部41bに対向する上ケース43の周縁部43aの形状についても同様に構成されている。すなわち、上記したハウジング31を上ケース43に置き換えた構成とされている。なお、図5は図1における領域Vを拡大した図であり、図5における破線は下ケース41の陰線を示し、二点鎖線は塗布直後のシール材50を示す。また、同様に、コネクタ上シール材52を挟み込む、ハウジング31の表面と上ケース43の周縁部43aの形状についても同様の構成とされている。すなわち、上記したハウジング31を上ケース43に置き換え、下ケース41をハウジング31に置き換えた構成とされている。
なお、下ケース41の底部45aの幅が、例えば略3mm、底部45aとハウジング30の凸部32の先端面32aとの対向間距離が、例えば、略1mmのとき、リブ46の高さは略0.5mm以下とするとよい。
次に、本実施形態に係る電子制御装置10、とくに、リブ46および第2のリブ33を有することに起因する作用効果について説明する。
上記した構成においては、凹部45の底部45aがリブ46を有する。このリブ46は、底部45aの中点を通る仮想線Cを挟んで複数形成される。これによれば、シール材50を塗布する工程で、凹部45の延設方向に直交する断面において、凹部45の中央に塗布されたシール材50が、リブ46のエッジ部分(図4にEと示す部分)に接触して配置される。このため、ハウジング31がシール材50に接触しても、リブ46のエッジ部分Eによる抗力により、シール材50が凹部45の側面45b,45cのいずれかの側に寄って偏在してしまうことを抑制することができる。すなわち、シール材50は、隣り合うリブ46aと46bの間に形成された凹みを中心に固定される。このため、凹部45全体に亘って略均一にシール材50を配置することができる。また、リブ46を有することにより、リブ46の延設方向に直交する断面において、凹部45の底部45aの沿面距離をリブ46の無い構成に較べて長くすることができる。このため、シール材50を挟んだ内外の間でリークパスを長くすることができる。したがって、より確実にシール機能を発揮させることができる。
とくに、下ケース41において、リブ46は、略台形とされたコネクタ用開口部を構成する部分のうち、台形の脚部41b1に形成されている。台形の脚部41b1においては、コネクタ30とシール材50との接触の機会が多いため、シール材50のズレが生じやすい。このため、少なくとも台形の脚部41b1にリブ46を有していることにより、シール材50のズレを抑制し、シール機能を向上させることができる。
また、本実施形態の電子制御装置10は、リブ46が形成された凹部45の底部45aと側面45b,45c、および、リブ46の側面46a1,46a2,46b1,56b2が滑らかな曲面として構成される。一般的に、シール材50は円形ノズルより射出されて延設される。このため、リブ46の延設方向に直交する断面において、シール材50の断面は略円形となる。上記したように、凹部45の底部45aと側面45b,45c、および、リブ46の側面46a1,46a2,46b1,56b2が微分可能な曲面となっていることにより、シール材50を下ケース41に塗布する工程において、略円形のシール材50と、曲面とされた凹部の底部(底部45a、および、リブ46の側面46a1,46b1により構成される部分)と、が面接触するようにシール材を配置することができる。このため、ハウジングを組み付ける工程において、シール材が変形する際に、ボイドを残すことなくシールすることができる。また、他の底部(底部45a、側面45b,45c、および、リブ46の側面46a2,46b2により構成される部分)が曲面とされていることにより、ハウジングを組み付ける工程において、変形したシール材50と下ケース41との間に隙間ができてしまうことを抑制することができる。したがって、より確実にシール機能を発揮させることができる。
さらに、本実施形態では、ハウジング31の凸部32の先端面32aに第2のリブ33が設けられる。この第2のリブ33は、リブ46a,46bの間の凹みの形状に対応して形成されているため、シール材50に対するアンカー効果を発揮させることができる。これにより、シール材50のズレをより抑制することができ、確実にシール機能を発揮させることができる。
(第1実施形態の変形例)
上記した実施形態では、ハウジング31の凸部32の先端面32aに第2のリブ33が設けられているが、第2のリブ33は必ずしも形成される必要はない。図6に示すように、少なくとも、凹部の底部45にリブ46が形成されていればよい。
(第2実施形態)
第1実施形態では、下ケース41の凹部45に形成されたリブ45が曲面を有する形態を示した。これに対して、本実施形態では、図7に示すように、凹部45の延設方向に直交する断面において、リブ46が三角形状の断面を有する形態を例に示す。
凹部45の底部45aに2つのリブ46a,46bを有する。本実施形態におけるリブ46も、凹部45に沿って周を描くように延設される。また、凹部45の延設方向に直交する断面(図7に示す断面)において、仮想線Cを挟んで2つ形成され、リブ46aとリブ46bとが仮想線Cに対して線対称に配置される。
本実施形態におけるリブ46は断面が三角形状である。すなわち、リブ46aの側面46a1および46a2が、底部45aに対して傾斜して(0度より大きく90度より小さい角度を有して)いる。また、リブ46bの側面46b1および46b2が、底部45aに対して傾斜している。
また、第1実施形態と同様に、ハウジング31の凸部32の先端面32aにリブ46とは異なる第2のリブ33が延設される。第2のリブ33は、下ケース41に形成された隣り合うリブ46a,46bの側面46a1,46b1と底部45aにより形成される略台形の凹みに対応する形状を成す。本実施形態では、リブ33の延設方向に直交する断面において、リブ33は、下ケース41の底部45側に凸の三角形状の断面を持つように形成され、下ケース41を向く頂点は仮想線C上に位置する。
上記した構成においても、シール材50は、隣り合うリブ46aと46bの間に形成された凹みを中心に固定される。このため、第1実施形態と同様に、シール材50が凹部45の一つの側面(45bまたは45c)に寄って偏在してしまうことを抑制することができる。また、リブ46を有することにより、リブ46の延設方向に直交する断面において、凹部45の底部45aの沿面距離をリブ46の無い構成に較べて長くすることができる。このため、シール材50を挟んだ内外の間でリークパスを長くすることができる。したがって、より確実にシール機能を発揮させることができる。
また、本実施形態では、リブ46aの側面46a1および46a2が、底部45aに対して傾斜している。また、リブ46bの側面46b1および46b2が、底部45aに対して傾斜している。これによれば、シール材50を下ケース41に塗布する工程において、リブ46の側面が底部45aに対して直角である場合に較べて、シール材50と凹み部分とを、より面接触させた状態とすることができる。このため、ボイドを残すことなくシールすることができる。したがって、より確実にシール機能を発揮させることができる。
また、本実施形態においても、ハウジング31の凸部32の先端面32aに第2のリブ33が設けられる。この第2のリブ33は、リブ46a,46bの間の凹みの形状に対応して形成されているため、シール材50に対するアンカー効果を発揮させることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した各実施形態では、下ケース41のリブ46が2つ形成され、ハウジング31の第2のリブ33が1つ形成された例を示したが、上記例に限定されない。例えば、図8に示すように、リブ46が3つ形成されてもよい。そして、図8に示す形態においては、隣り合うリブ46の間に形成される凹みの形状に対応した第2のリブ33が2つ形成されている。本実施形態においても、少なくとも一対のリブ46が、凹部45の底部45aの中点を通る仮想線Cを挟んで形成されている。
なお、上記した各実施形態においては、第2のリブ33が形成される例を示したが、第2のリブ33は必ずしも形成される必要はない。ただし、第2のリブ33を設けることにより、シール材50に対するアンカー効果を発揮させることができる。
また、下ケース41の凹部45に形成されるリブ46、および、ハウジング31の表面に形成される第2のリブ33の断面形状は上記例に限定されるものではない。例えば、図9に示すように、リブ46の断面が矩形であってもよいし、図10に示すように、半円形とされていてもよい。なお、図9、図10においては、第2のリブ33が形成されていない例を示したものである。
なお、上記は、とくに、コネクタ下シール部53を挟み込む、下ケース41の周縁部41bと周縁部41bに対向するハウジング31の表面の形状について説明したが、外周シール部51を挟み込む、下ケース41の周縁部41bと周縁部41bに対向する上ケース43の周縁部43aの形状についても同様に適用することができる。この場合、上記したハウジング31を上ケース43に置き換えればよい。また、同様に、コネクタ上シール部52を挟み込む、ハウジング31の表面と上ケース43の周縁部43aの形状についても適用することができる。この場合、上記したハウジング31を上ケース43に置き換え、下ケース41をハウジング31に置き換えればよい。
上記した各実施形態では、リブ46が下ケース41の周縁部41bの全体に亘って周状に形成される例を示したが、必ずしも全体に亘って形成される必要はない。少なくとも、コネクタ30が嵌め込まれる部分である、台形の脚部41b1に形成されていればよい。コネクタ用開口部44においては、コネクタ用開口部44を除く周縁部41bに較べて、コネクタ30との嵌合形状が複雑である。このため、下ケース41とコネクタ30とを嵌合する際に、コネクタ下シール部53が下ケース41の凹部45内で偏在しやすい。これに対して、上記した各実施形態のように、リブ46が形成された下ケース41とすることにより、より確実にシール機能を発揮させることができる。
10・・・電子制御装置
30・・・コネクタ
31・・・ハウジング
32・・・凸部
33・・・第2のリブ
41・・・下ケース,41b1・・・台形の脚部
45・・・凹部,45a・・・底部
46a,46b・・・リブ

Claims (6)

  1. 電子部品が実装された回路基板(20)と、
    前記回路基板と外部コネクタとを電気的に接続する複数の端子の一部位が、絶縁材料からなるハウジング(31)にそれぞれ保持されたコネクタ(30)と、
    前記回路基板の厚さ方向に分割され、上面が開口しているとともに、側面(41a)の一面に前記コネクタが嵌め込まれるようにされた下ケース(41)と、前記下ケースの開口を蓋するように配置される上ケース(43)とを有し、前記上ケースと前記下ケースとを組み付けた状態で形成されるコネクタ用開口部(44)を介して前記コネクタの一部を外部に露出させつつ、前記コネクタの残りの部分と前記回路基板とを内部空間に収容する筐体(40)と、
    前記下ケースの周縁部(41b)と前記上ケースの周縁部(43a)との対向部位間、前記下ケースの周縁部と前記ハウジング表面との対向部位間、および、前記上ケースの周縁部と前記ハウジング表面との対向部位間にそれぞれ介在されたシール材(50)と、を備え、
    前記シール材は、前記上ケースの周縁部と前記下ケースの周縁部との間に配置された外周シール材(51)と、前記上ケースの周縁部と前記ハウジング表面との間に配置されたコネクタ上シール材(52)と、および、前記下ケースの周縁部と前記ハウジング表面との間に配置されたコネクタ下シール材(53)と、を有し、
    前記外周シール材(51)と、前記コネクタ上シール材(52)と、前記コネクタ下シール材(53)と、が互いに連結されて、前記筐体の内部空間が防水空間とされた電子制御装置であって、
    前記下ケースの周縁部において、前記コネクタ用開口部を構成する部分は台形状とされ、
    少なくとも台形の脚部(41b1)に、周縁に沿って延設された凹部(45)を有するとともに、前記コネクタのうち、前記下ケースの周縁部と対向する前記ハウジング表面が前記凹部に対応する凸部(32)を有し、
    前記下ケースの周縁部の前記凹部の底部(45a)に、前記凹部に沿って延設されたリブ(46)が形成され、
    前記リブは、前記凹部の延設方向に直交する断面において、前記凹部の底部の中点を通る仮想線(C)を挟んで複数形成されることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記下ケースの周縁部に形成される前記凹部、および、前記リブは、前記下ケースの周縁部全体に亘って形成されるとともに、
    前記上ケースのうち、前記下ケースの周縁部と対向する全周縁に亘って前記凹部に対応する凸部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記凹部の延設方向に直交する断面において、
    隣り合う前記リブの、対向する側面(46a1,46b1)と、前記凹部の底部とにより、微分可能な曲面が形成されるとともに、
    前記凹部の側面(45b,45c)と、前記凹部の側面に対向する前記リブの側面(46a2,46b2)と、前記凹部の底部とにより、微分可能な曲面が形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記リブの側面が前記凹部の底面に対して傾斜して形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子制御装置。
  5. 前記凹部の延設方向に直交する断面において、
    前記リブが三角形状をなすことを特徴とする請求項4に記載の電子制御装置。
  6. 前記リブが形成された前記凹部に対応する、前記コネクタの前記凸部の先端面(32a)に、前記リブの延設方向に沿って延設された第2のリブ(33)を有し、
    前記第2のリブは、前記凹部の延設方向に直交する断面において、前記リブと互い違いに形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子制御装置。
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