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JP6976765B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本開示は、電子写真複写機、電子写真プリンタ(LEDプリンタ、レーザビームプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、画像形成時に感光ドラムと現像ローラを接触させて現像する接触現像方式がある。画像品質安定化や感光ドラムや現像ローラの長寿命化の観点から、接触現像方式では、非画像形成時には感光ドラムと現像ローラは離間していることが望ましい。
特許文献1には、装置本体は現像ローラの軸線方向で両端部近傍に配置されたカムを備えており、カムの回転動作によって現像ローラを感光ドラムに対して押圧及び感光ドラムから離間を行う構成が開示されている。特許文献1に装置は、カムがフレーム部材に回転可能に設けられた軸に固定されている。そして、軸の一端に設けられたギアが駆動し、軸とカムが一体となっての回転動作することによって現像ローラを支持するフレームと係合したカムフォロワを移動させ、現像ローラの押圧や離間を行うように構成されている。またカムを所定の停止位置で停止させて維持することで、現像ローラを感光ドラムに押圧した状態、離間した状態で位置することができる。
WO2016/157285
しかしながら、カム軸の軸線方向の両端部の近傍に配置された2つのカムは、現像ローラの押圧や離間を行う際にカムフォロワを介して負荷がかかり、カム軸が弾性変形してねじれてしまう。特に、カム軸のねじれによって駆動部から遠く駆動力伝達経路の長いカムが駆動部に近く駆動力伝達経路の短いカムよりも回転が遅れてしまう。その結果、駆動力伝達経路の長い方のカムが、停止位置に到達できないおそれがあった。
また、カムを所定の停止位置で停止させるには、カムフォロワ等に設けた回転規制部にカムを当接させる。負荷によってカム軸がねじれて弾性変形した後に、弾性変形が解放された際、カムの速度が増速される。このため、カムが増速された状態で回転規制部に当接すると、カムが所望の停止位置で停止する際に、回転規制部と衝突する音が増大する場合があった。
本開示の目的は、2つのカムのうちの一方の回転が他方に対して遅れた場合に停止位置に到達できないことを抑制する、及び又は、カムの速度が増速した状態で回転規制部と接触することを抑制する。
本開示は、記録材に画像形成を行う画像形成装置であって、駆動源と、第1カムフォロワと接触し、前記駆動源から駆動力を伝達されて回転することで前記第1カムフォロワを移動させる第1カムと、第2カムフォロワと接触し、前記駆動源から駆動力を伝達されて回転することで前記第2カムフォロワを移動させる第2カムと、を有し、前記第1、第2カムの周面には、対応する前記カムフォロワが接触する部分と前記第1、第2カムの回転中心との距離が、前記第1、第2カムの回転に伴って拡大していく半径拡大領域と、対応する前記カムフォロワが接触する部分と前記第1、第2カムの回転中心との距離が、前記第1、第2カムの回転に伴って縮小していく半径縮小領域と、対応する前記カムフォロワと接触して前記第1、第2カムの回転を止めることが可能な回転停止領域と、がそれぞれ設けられ、前記半径拡大領域、前記半径縮小領域、前記回転停止領域は、前記第1、第2カムの回転方向に関してこの順で下流から上流に向って並んで前記第1、第2カムの周面にそれぞれ配置され、前記駆動源から前記第1カムまで前記駆動力が伝達される第1駆動力伝達経路よりも前記駆動源から前記第2カムまで前記駆動力が伝達される第2駆動力伝達経路の方が長く、前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域の前記回転方向に関して上流側の端部に位置する状態を起点として、前記第1カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第1カムの回転量をθ1、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域の前記回転方向に関して上流側の端部に位置する状態を起点として、前記第2カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第2カムの回転量をθ2とすると、θ1、θ2は、θ1<θ2を満たしており、前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が、前記第1カムの前記半径拡大領域の前記回転方向で上流側の端部に到達する第1タイミングは、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が、前記第2カムの前記半径拡大領域の前記回転方向で上流側の端部に到達する第2タイミングよりも遅く、且つ、前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が、前記第1カムの前記回転停止領域に到達する第3タイミングは、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が、前記第2カムの前記回転停止領域に到達する第4タイミングと同時である、又は前記第3タイミングと前記第4タイミングの時間差は前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差よりも短いことを特徴とする。
本開示によれば、2つのカムのうちの一方の回転が他方に対して遅れた場合に停止位置に到達できないことを抑制する、及び又は、カムの速度が増速した状態で回転規制部と接触することを抑制することができる。
画像形成装置の断面図。 プロセスカートリッジの断面図。 プロセスカートリッジの斜視図。 プロセスカートリッジとガイドを示す図。 (a)現像当接離間構成の斜視図、(b)現像当接離間構成の側面図。 (a)現像当接離間構成の動作を示す図、(b)現像当接離間構成の動作を示す図。 (a)現像当接離間構成の側面図、(b)現像当接離間構成の斜視図。 カムの側面図。 (a)DSカムの側面図、(b)NSカムの側面図。 DSカム、NSカムの側面図。 NSカムの側面図。 NSカムの側面図。 (a)カムとスライダの関係を示す図、(b)カムとスライダの関係を示す図、(c)カムとスライダの関係を示す図。 (a)カムとスライダの関係を示す図、(b)カムとスライダの関係を示す図。 DSカムの側面図。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して本実施形態の全体構成について説明する。図1はプロセスカートリッジ50が装着された画像形成装置1の断面図である。画像形成装置1は、パーソナルコンピュータなどの外部機器から受信した画像情報に基づいて電子写真画像形成プロセスによって記録材P(例えば、記録紙、OHPシート、布など)に現像剤による画像を形成する。図1はドラムカートリッジ60と現像カートリッジ70で構成されたプロセスカートリッジ50を装置本体1Aに装着した状態を示す。
<画像形成装置の構成>
画像形成装置1の構造に関して図1を用いて説明する。感光ドラム(感光体)2が矢印A方向に回転することで、感光ドラム2の表面は、帯電手段としての帯電ローラ3によって一様に帯電される。この感光ドラム2に光学手段(露光手段)4から画像情報に応じたレーザ光Lを照射して感光ドラム2に画像情報に応じた静電潜像を形成する。ここで形成された感光ドラム2上の静電潜像に、現像剤担持体としての現像ローラ71の担持するトナー(現像剤)tを供給する(現像)ことでトナー像(現像剤像)を形成する。
一方、トナー像の形成と同期して、給送カセット6にセットした記録材Pをピックアップローラ7及びこれに圧接する圧接部材9で1枚ずつ分離給送する。そして、記録材Pを搬送ガイド8に沿って転写手段としての転写ローラ10へと搬送する。次いで、記録材Pは感光ドラム2と一定の電圧を印加された転写ローラ10とで形成される転写ニップ部15を通る。このとき感光ドラム2上に形成されたトナー像が記録材Pに転写される。トナー像の転写を受けた記録材Pは搬送ガイド11で定着手段12へと搬送される。定着手段12は駆動ローラ12a、及びヒータ12bを内蔵する定着ローラ12cを有する。これら定着ローラ12cと、駆動ローラ12aとで形成される定着ニップ部16を通過する記録材Pに熱及び圧力を印加して、転写されたトナー像を記録材Pに定着させる。その後、記録材Pは排出ローラ対13で搬送され、排出トレイ14へと排出される。
<プロセスカートリッジの構成>
次に、本実施形態の画像形成装置1の装置本体1Aに着脱可能なプロセスカートリッジ50について図2、図3を参照して説明する。図2はプロセスカートリッジ50の構成を示す断面図である。
図2に示すように、プロセスカートリッジ50は、感光ドラム2と帯電ローラ3とクリーニングブレード61を備えたドラムカートリッジ60、および現像ローラ71を有する現像カートリッジ70とで構成される。ドラムカートリッジ60と現像カートリッジ70は、個別に装置本体1Aへ着脱可能である。
図3は、プロセスカートリッジ50の斜視図を示している。ドラムカートリッジ60のクリーニング枠体62には、感光ドラム2が駆動側ドラム軸受63と非駆動側ドラム軸受64を介して回転自在に取り付けられている。感光ドラム2の長手駆動側端部に設けられた駆動入力部2aは、装置本体1Aの駆動出力部(不図示)と係合し、装置本体1Aの駆動源(不図示)の駆動力を受ける構成となっている。これにより、感光ドラム2は画像形成動作に応じて矢印A方向へ回転駆動させる。なお、駆動入力部2aは、本実施形態では三角柱を微小に捩った形状であるが、形状はこれに限定されるものではない。
現像カートリッジ70の現像枠体(現像フレーム)72は、駆動側現像軸受73と非駆動側現像軸受74を備える。現像ローラ71は駆動側現像軸受73と非駆動側現像軸受74に回転可能に支持されている。駆動側現像軸受73と非駆動側現像軸受74には、被押圧部材75が各々取り付けられている。そして、駆動側現像軸受73と被押圧部材75、非駆動側現像軸受74と被押圧部材75の間には、被押圧部材75を付勢する加圧バネ76が各々設けられている。
<プロセスカートリッジのガイド手段の構成>
次に、図4を用いて、プロセスカートリッジ50を装置本体1Aに着脱する際のガイド手段についての構成を説明する。なお、図4はプロセスカートリッジ50が装置本体1Aに装着された状態のプロセスカートリッジ50とカートリッジガイド20の側面図である。プロセスカートリッジ50をガイドするガイド手段であるカートリッジガイド20は、駆動側と非駆動側に対向する形状で装置本体1Aに備えられている。図4は、駆動側のカートリッジガイド20を用いているが、駆動側と非駆動側に同様の構成で左右対称に設けられているため、非駆動側のカートリッジガイド20の詳細説明は割愛する。
前述したように、プロセスカートリッジ50はドラムカートリッジ60と現像カートリッジ70を備える。図4に示すように、装置本体1Aには、プロセスカートリッジ50が装置本体1A内に装着される際のガイド手段であるカートリッジガイド20が設けられている。このカートリッジガイド20は、装置本体1A内の駆動側と非駆動側に備えられている。さらに、カートリッジガイド20は、固定ガイド21と可動ガイド22に分割されている。固定ガイド21は、装置本体1A内に固定されており、ドラムカートリッジ60が装置本体1A内に装着される際のガイド手段である。可動ガイド22は、回動軸線Xを中心に回転可能に固定ガイド21に支持されており、現像カートリッジ70が装置本体1A内に装着される際のガイド手段である。
また、図4に示すように、カートリッジガイド20の固定ガイド21と可動ガイド22の間には、ガイドバネ23が設けられ、固定ガイド21に可動ガイド22を付勢している。このガイドバネ23によって現像カートリッジ70と可動ガイド22は、回転軸Xを中心に感光ドラム方向Y1に回動し、感光ドラム2に付勢される。このため、ドラムカートリッジ60が固定ガイド21に装着され、現像カートリッジ70が可動ガイド22に装着された状態で、現像枠体72は感光ドラム2に対して回転可能である。また、現像カートリッジ70が装着されていない状態においても、ガイドバネ23によって可動ガイド22は、回転軸Xを中心に感光ドラム2方向Y1に回動して、付勢される。
<プロセスカートリッジの当接離間構成>
次に、プロセスカートリッジ50の感光ドラム2と現像ローラ71の当接離間構成について説明する。画像形成装置1では、記録材Pに画像を形成する時にのみ感光ドラム2と現像ローラ71が当接し、それ以外では感光ドラム2と現像ローラ71は離間している状態にある。このように現像ローラ71の感光ドラム2に対する位置を変更して当接離間動作するための構成について、図5に示す。図5は、ドラムカートリッジ60は固定ガイド21に装着され、現像カートリッジ70は可動ガイド22に装着されている状態にある。図5(a)はプロセスカートリッジ50の離間状態の当接離間構成を表す斜視図であり、図5(b)はプロセスカートリッジ50の離間状態の当接離間駆動構成をカム軸30の回転軸線方向に関して駆動側から非駆動側に向かって見た図である。
まず、図5(a)に示すように、装置本体1Aにはカム軸(shaft)30が回転可能に設けられており、カム軸30の一端部のギア係合部30aにはギア32が取り付けられている。説明のため、カム軸30の回転軸線方向に関して一端側を駆動側(Driving side:DS)、他端側を非駆動側(Non−driving Side:NS)と称す。カム軸30の回転軸線方向は装置本体1Aに装着された現像カートリッジ70の現像ローラ71の回転軸線及び装置本体1Aに装着されたドラムカートリッジ60の感光ドラム2の回転軸線と平行である。
カム軸30のギア係合部30aが、後述するモータM(図5(b)参照)からの伝達された駆動力がギア32を介してカム軸30に入力される駆動入力部である。カム軸30には現像カートリッジ70の両端部に取り付けられた二つの被押圧部材75に対応した位置にDSカム(第1カム)31aとNSカム(第2カム)31bが固定されている。カム軸30の回転軸線方向に関して、DSカム31aよりNSカム31bがギア係合部30aから離れた位置に配置される。なお、DSカム31aとNSカム31bを総称する際は、カム31a、31bと称す。
また、装置本体1Aには、二つの被押圧部材75に対応した位置にDSスライダ(第1カムフォロワ)33aとNSスライダ(第2カムフォロワ)33bがB1方向に平行移動可能に設けられている。なお、DSスライダ33aとNSスライダ33bを総称する際は、スライダ31a、31bと称す。DSスライダ33aとNSスライダ33bの凹部38a、38bには、装置本体1Aに装着された現像カートリッジ70の二つの被押圧部材75が係合しており、スライダ33a、33b33の水平移動によって現像カートリッジ70の当接離間動作が可能となる。また、DSカム31aとNSカム31bが矢印C1方向に回転動作すると、DSスライダ33aとNSスライダ33bは連動してB1方向に平行移動する。
次に、カム31a、31bの形状(カム面のプロファイル)について説明する。図9(a)は、DSカム31aをカム軸30の回転軸線Rの方向から見た図、図9(b)は、NSカム31bをカム軸30の回転軸線Rの方向から見た図である。図10は、DSカム31aとNSカム31bを重ねた状態でカム軸30の回転軸線Rの方向から見た図であり、説明のためDSカム31aを破線でNSカム31bを実線でそれぞれ示している。
DSカム31aはその周面にDSスライダ33aと接触する領域を有している。そのDSスライダ33aと接触する領域は、半径拡大領域a3、半径縮小領域a2、回転停止領域a1を備え、これらはDSカム31aが回転するC1方向で下流から上流に向かってこの順に並んで配置されている。NSカム31bはその周面にNSスライダ33bと接触する領域を有している。そのNSスライダ33bと接触する領域は、半径拡大領域b3、半径一定領域b4、半径縮小領域b2、回転停止領域b1を備え、これらはNSカム31bが回転するC1方向で下流から上流に向かってこの順に並んで配置されている。カム31a、31bはカム軸30の回転によりC1方向に回転する。このため、カム31a、31bの周面のうち、スライダ33a、33bが接触する部分である接触点CPa、CPbは、カム31a、31bのC1方向の回転に伴ってカム31a、31bの周面をC1方向の反対方向に移動する。図9(a)、図9(b)では、接触点CPa、CPbの一例として接触点CPa、CPbが半径拡大領域a3、b3にある状態を示している。
半径拡大領域a3、b3は、接触点CPa、CPbと回転軸線(回転中心)Rとの距離(カム面の半径)が、カム31a、31bのC1方向の回転に伴って拡大していく領域である。接触点CPa、CPbが半径拡大領域a3、b3にある時、スライダ33a、33bがカム31a、31bに向かって付勢されている。このため、半径拡大領域a3、b3はスライダ33a、33bからカム31a、31bを回転方向C1の反対方向に回転させる力(負荷)を受ける。
半径縮小領域a2、b2は、接触点CPa、CPbと回転軸線(回転中心)Rとの距離(カム面の半径)が、カム31a、31bのC1方向の回転に伴って縮小していく領域である。接触点CPa、CPbが半径縮小領域a1、b1にある時、スライダ33a、33bがカム31a、31bに向かって付勢されているので、半径縮小領域a1、b1はスライダ33a、33bからカム31a、31bを回転方向C1に回転させる力を受ける。
回転停止領域a1、b1は、カム31a、31bの回転を停止するための領域である。カム31a、31bに向かって付勢されたスライダ33a、33bが、半径縮小領域a2、b2と回転停止領域a1、b1の双方に接触することで、スライダ33a、33bに対するカム31a、31bがC1方向及びC1方向の反対方向への回転が規制される。この状態は、カム31a、31bがホームポジション(停止位置)にある状態であり、接触点CPa、CPbは、回転停止領域a1、b1と半径縮小領域a2、b2のそれぞれに存在し、カム31a、31bとスライダ33a、33bが係合している。半径一定領域b4は、NSカム31bの周面の、回転方向C1に関して、半径拡大領域とb3半径縮小領域b1の間に設けられた領域である。半径一定領域b4は、接触点CPbと回転軸線(回転中心)Rとの距離(カム面の半径)が、NSカム31bのC1方向の回転に伴って実質的に一定の(変化しない)領域である。
図10に示すように、カム軸30がねじれていない状態(自然状態)では、DSカム31aとNSカム31bは、回転停止領域a1と回転停止領域b1とが回転方向C1に関して同位相となるよう、カム軸30に固定されている。このため、自然状態では、NSカム31bの半径拡大領域b3は、半径一定領域b4の分だけ、回転方向C1に関してDSカム31aの半径拡大領域a3よりも下流に配置される。
また、DSスライダ33aが接触する接触点CPaが半径拡大領域a3のC1方向(回転方向)の上流端部(半径拡大領域a3と半径縮小領域a2との境界点)Pa1に位置した状態を起点として、スライダ33aが回転停止領域a1に接触するまでに必要なDSカム31aの回転量をθ1とする。本実施形態では、θ1は、半径拡大領域a3と半径縮小領域a2との境界点Pa1と回転軸線Rを結ぶ線分ra1と半径縮小領域a2と回転停止領域a1との境界点Pa2と回転軸線Rを結ぶ線分ra2の成す角である。
NSスライダ33bが接触する接触点CPbが半径拡大領域b3のC1方向(回転方向)の上流端部Pb1(半径拡大領域b3と半径一定領域b4との境界点)に位置した状態を起点として、スライダ33bが回転停止領域b1に接触するまでに必要なNSカム31bの回転量をθ2とする。本実施形態では、θ2は、半径拡大領域b3と半径一定領域b4との境界点Pb1と回転軸線Rを結ぶ線分rb1と半径縮小領域b2と回転停止領域b1との境界点Pb2と回転軸線Rを結ぶ線分rb2の成す角である。そして、回転量θ2は回転量θ1よりも大きい(θ1<θ2)関係となっている。
次に、図5(b)を用いて、カム31a、31bが固定されたカム軸30の駆動構成を説明する。カム軸30の駆動構成には、カム軸30に取り付けられたギア32と、ギア32へ伝達する欠歯ギア35と、駆動源としてのモータMからの駆動力を受けて欠歯ギア35へ伝達する駆動ギア36が設けられている。欠歯ギア35は、駆動ギアを噛合うギア部とギア32と噛み合うギア部とを備える2段ギアとなっており、欠歯ギア35が一回転するとギア32が半回転するようになっている。つまり欠歯ギア35とギア32のギア比は1:2である。また、欠歯ギア35と装置本体1Aとは欠歯ギアバネ37で連結している。ソレノイド34は装置本体1Aに設けられており、欠歯ギア35と係合している。ソレノイド34が動作すると、欠歯ギア35は欠歯ギアバネ37によって駆動ギア36と噛合い一回転して、ギア32とカム軸30が一体となって半回転するように構成されている。
カム31a、31bが離間位置にある時、スライダ33a、33bが離間位置にあり、現像ローラ71が感光ドラム2から離間している。カム31a、31bが当接位置にある時、スライダ33a、33bが当接位置にあり、現像ローラ71が感光ドラム2に当接し所望の圧で感光ドラム2に向かって押圧されている。カム31a、31bが離間位置及び当接位置にある時、欠歯ギア35は欠歯部分が駆動ギア36と対向し、駆動ギア36と噛み合わない。このため、欠歯ギア35と駆動ギア36との間で駆動が伝達されない状態(駆動が切れている状態)となっている。この状態はカム31a、31bがホームポジションにある状態である。その際、上述したように、接触点CPa、CPbは、回転停止領域a1、b1と半径縮小領域a2、b2のそれぞれに存在し、欠歯ギア35と駆動ギア36が歯先当たりしないように、カム31a、31bはスライダ33a、33bから力を受けて位置決めされる。
カム31a、31bは、いずれも駆動源Mから駆動ギア36、欠歯ギア35、ギア32、カム軸30という駆動力伝達経路を経て駆動力が伝達される。しかしながら、カム軸30のうち、ギア32とNSカム31bの間にある部分の方が、ギア32とDSカム31aの間にある部分よりも長い。このため、ギア32からNSカム31bまでの駆動力伝達経路の方が、ギア32からDSカム31aまでの駆動力伝達経路よりも長い。この駆動力伝達経路の長さ差により、モータMからNSカム31bまでの駆動力伝達経路の方が、モータMからDSカム31aまでの駆動力伝達経路よりも長い。
<プロセスカートリッジの当接離間動作>
プロセスカートリッジ50の感光ドラム2と現像ローラ71の当接離間動作について図6を用いて説明する。図6(a)は、プロセスカートリッジ50の当接状態を表す図である。図6(b)は、プロセスカートリッジ50の離間状態を表す図であり、ギア軸30の回転軸線方向から見た図である。
まず、図6(b)で示すように画像形成装置1は、感光ドラム2と現像ローラ71が離間している状態で停止している。次に、プリント開始の信号が装置本体1Aに入力されると、図5(b)で示したソレノイド34が動作して、欠歯ギア35が欠歯ギアバネ37によって駆動ギア36と噛合い、ギア32と一体となったカム軸30とカム31a、31bがC1方向へ回転する。カム31a、31bがC1方向へ回転すると、カム31a、31bと連動してスライダ33a、33bが矢印B1方向に移動する。そして、スライダ33が現像カートリッジ70に支持された被押圧部材75を付勢し、その付勢力が加圧バネ76を介して現像カートリッジ70に伝わる。すると付勢力を受けた現像カートリッジ70は、可動ガイド22とともに、可動ガイド回転軸Xを中心にY1方向に回動し、現像ローラ71と感光ドラム2が当接する。カム31a、31bがC1方向へ半回転するとし停止すると、図6(a)で示すプロセスカートリッジ50の当接状態となり、感光ドラム2上にトナー像を形成することが可能になる。この時、カム31a、31bは当接位置で停止する。
その後記録材Pに画像の転写が終わると、プリント終了の信号が装置本体1Aに入力され、図5(b)で示すソレノイド34が動作して、欠歯ギア35が欠歯ギアバネ37によって駆動ギア36と噛合う。そして、ギア32と一体となったカム軸30とカム31a、31bが図6(a)で示すC1方向へ半回転(180°回転)する。カム31a、31bがC1方向へ半回転すると、カム31a、31bと連動してスライダ33が矢印B2方向に移動する。そして、スライダ33a、33bが現像カートリッジ70に支持された被押圧部材75を付勢し、現像カートリッジ70と可動ガイド22が可動ガイド回転軸Xを中心にY2方向に回動し、現像ローラ71と感光ドラム2が離間する。カム31a、31bがC1方向へ半回転し終わると、図6(b)で示すプロセスカートリッジ50の離間状態となり、プリント動作が終了となる。この時、カム31a、31bは離間位置で停止する。
以上のように、プリント前に図6(b)の離間状態から図6(a)の当接状態へ動作して、プリント後に図6(a)の当接状態から図6(b)の離間状態へ動作する。この一連の動作をプリントジョブ信号が入力される毎に繰り返す構成となっている。
<カム軸のねじれの弾性変形>
プロセスカートリッジ50を当接離間動作させる際には、スライダ33a、33bが移動方向とは逆方向に現像カートリッジ70から負荷(抵抗)を受けるため、カム軸30がねじれて弾性変形してしまう場合がある。これについて従来の当接離間構成を用いて現像カートリッジ70の当接離間動作時に発生するカム軸230のねじれの弾性変形について説明する。図7(a)は、従来例のスライダ233a、233bの離間状態から当接状態への移動を表す図である。図7(b)は、従来例のスライダ233a、233bの移動時のカム軸230のねじれの弾性変形を表す斜視図である。図8は、従来例のカム231a、231bを回転軸線Xの方向から見た図である。
図8に示すように、DSカム231aとNSカム231bは、同形状であり、本実施形態のDSカム31aとも同形状である。従って、DSカム231aとNSカム231bの半径拡大領域2a3、2b3、半径縮小領域2a2、2b2、回転停止領域2a1、2b1は、それぞれDSカム31aの半径拡大領域a3、半径縮小領域a2、回転停止領域a1と同形状である。
なお従来例においては、上述したカム231a、231b以外の構成及び制御は、上述した本発明の当接離間構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図7(a)に示すようにスライダ233a、233bが離間位置からB1方向に当接位置に向かって当接移動する場合において、スライダ233a、233bは現像カートリッジ270の加圧バネ276によってB1方向とは逆方向に付勢されている。このため、半径拡大領域2a3、2b3は、スライダ233a、233bと接触すると、カム231a、231bのC1方向への回転に抵抗する負荷を受ける。
カム軸230のねじれ剛性次第では、カム軸230がねじれて弾性変形をしてしまう場合がある。ここで図7(b)に示すように、NSカム231bの方がDSカム231aよりもカム軸230の回転軸線方向に関してギア232から離れており、ギア232からの駆動力伝達経路はNSカム231bの方がDSカム231aよりも長い。このため、NSカム231bの方がDSカム231aよりも、カム軸230のねじれの影響を大きく受けてギア232からの駆動力が伝達されにくい。その結果、NSカム231bはDSカム231aよりも回転が遅れてしまう。
また、スライダ233a、233bが当接位置からB2方向に離間位置に向かって離間移動する場合においても、可動ガイド222に取り付けられたガイドバネ223によってB2方向とは逆方向(B1方向)に付勢されている。このため、半径拡大領域2a3、2b3は、スライダ233a、233bと接触すると、カム231a、231bのC1方向への回転に抵抗する負荷を受け、当接移動と同様にカム軸230のねじれの弾性変形が発生する。
DSカム231aとNSカム231bのカム形状が同じで、カム軸230に対する取り付け位相も同じため、カム231a、231bが負荷を受けてカム軸230がねじれると、DSスライダ233aとNSスライダ233bの動作がずれてしまう。具体的には、ギア232から遠いNSカム231bがDSカム231aに対して遅れることで、NSスライダ233bがDSスライダ233aに対して遅れしまう。場合によっては、DSカム231aがホームポジションに到達したにもかかわらず、カム軸230のねじれが解消されず、接触点CPbが半径拡大領域2b3を抜けることができず、NSカム231bはホームポジションに到達できないおそれがある。
また、NSスライダ233bがホームポジションへ到達できたとしても、次のような現象が発生するおそれがある。即ち、接触点CPbが半径縮小領域2b2にあってNSカム230bがC1方向に回転させる力を受けている状態で、カム軸230のねじれが解放される場合がある。この場合、半径縮小領域2b2に接触するNSスライダ233bからの力に加え、更にカム軸230のねじれを解放する復元力を受けるため、NSカム231bのC1方向への回転速度が大きく増速される。そして増速されたNSカム231bの回転停止領域2a1に、NSスライダ233bが接触する際の衝突音が増大し、NSカム231bの動作音が増加してしまう場合がある。このように、カム軸230のねじれが解放されるタイミングと回転停止領域2a1にNSスライダ233bが接触するタイミングが一致すると、NSスライダ233bが接触する際の衝突音が大きくなり、画像形成装置1の静観性を低下させてしまう恐れがある。
<当接動作時におけるカム31a、31bの動き>
次に、プロセスカートリッジ50を離間状態から当接状態へする間に、カム31a、31bが離間位置から当接位置へ移動する動作について説明する。図13(a)、図13(b)、図13(c)、図14(a)、図14(b)は、カム31a、31bとスライダ33a、33bの一部を回転軸線Rの方向から見た図であり、説明のため、カム31aを破線、カム31bを実線で示している。
図6(b)に示す離間状態からカム軸30がおよそ130°C1方向に回転すると、図13(a)に示すように、NSカム31bの半径拡大領域b3がNSスライダ33bと接触を開始した状態となる。上述したように、自然状態では、NSカム31bの半径拡大領域b3は、半径一定領域b4の分だけ、回転方向C1に関してDSカム31aの半径拡大領域a3よりも下流に配置される。このため、この状態では、DSカム31aはDSスライダ33aとは接触しておらず、カム軸30もねじれていない。
更にカム軸30がC1方向に回転すると、図13(b)に示すように、DSカム31aの半径拡大領域a3がDSスライダ33aと接触を開始した状態となる。即ち、DSカム31aの半径拡大領域a3がDSスライダ33aと接触を開始する時刻(第1タイミング)は、NSカム31bの半径拡大領域b3がNSスライダ33bと接触を開始する時刻(第2タイミング)よりも遅い。NSカム31bは、半径拡大領域b3がNSスライダ33bと接触した後更にC1方向へ回転していくと、NSスライダ33bをB1方向に移動させようとする。しかし、NSスライダ33bは現像カートリッジ70からB2方向に付勢力を受けるため、この付勢力によってNSカム31bはC1方向への回転を阻む方向の負荷を受ける。この負荷の影響を受けて、カム軸30は、DSカム31aの半径拡大領域a3がDSスライダ33aと接触するまでに、自然状態と比べNSカム31bがC1方向に関してDSカム31aよりも上流側に位相がずれるように弾性変形的にねじれる。従って、図13(b)に示す状態では、カム軸30はねじれている。
図13(b)に示す状態から更にカム軸30がC1方向に回転すると、カム軸30のねじれを自然状態に戻すための復元力とNSカム31bが受ける負荷とのつり合いを維持したまま、カム軸30はC1方向に回転する。やがて、図13(c)に示すように、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点は半径拡大領域b3と半径一定領域b4の境界に到達する。この時、カム軸30はねじれ量を一定量に維持し、DSカム31aのDSスライダ33aとの接触点は半径拡大領域a3と半径縮小領域a2の境界の直前にある。
その後、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点が半径一定領域b4に入ると、NSカム31bがNSスライダ33bから受けるC1方向への回転を阻む方向の負荷が減るため、復元力によってカム軸30のねじれがほぼ解消する。この状態が図14(a)に示す状態であり、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点が半径一定領域b4と半径縮小領域b2の境界に到達した状態である。また、DSカム31aのDSスライダ33aとの接触点は半径拡大領域a3と半径縮小領域a2の境界にある。
この状態から、更にカム軸30がC1方向に回転すると、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点が半径縮小領域b2に移動する、DSカム31aのDSスライダ33aとの接触点は半径縮小領域a2に移動する。DSスライダ33a及びNSスライダ33bは、現像カートリッジ70からB2方向に付勢力を受けるので、この付勢力がNSカム31bとDSカム31aを押圧する押圧力となる。そして、その押圧力がそれぞれNSカム31bとDSカム31aをC1方向に回転させるようにNSカム31bとDSカム31aに作用する力(回転力)の成分を持つ。
NSスライダ33bが半径縮小領域b2に接触し、DSスライダ33aが半径縮小領域a2に接触している時に、欠歯ギア35の欠歯部がギア36と対向する位置まで回転し、カム軸30がギア32からC1方向の回転力を受けられない状態となる。しかし、NSカム31bとDSカム31aは、DSスライダ33aとNSスライダ33bからそれぞれ受ける回転力によって、C1方向へ回転する。その結果、図14(b)に示すように、NSスライダ33bがNSカム31bの回転停止領域b1に接触し、DSスライダ33aがDSカム31aの回転停止領域a1に接触し、それぞれ回転が停止する。この時、NSスライダ33bは、NSカム31bの半径縮小領域b2にも接触し、DSスライダ33aは、DSカム31aの半径縮小領域a2にも接触するので、NSカム31及びbDSカム31aはこの位置で位置決めされる。このように、NSカム31及びbDSカム31aは接触位置(ホームポジション)に位置決めされ、プロセスカートリッジ50は接触状態で維持される。DSスライダ33aがDSカム31aの回転停止領域a1に接触する時刻(第3タイミング)とNSスライダ33bがNSカム31bの回転停止領域b1に接触する時刻(第4タイミング)は同時である。しかしながら、第3タイミングと第4タイミングの時間差(絶対値)は上述した第1タイミングと第2タイミングの時間差(絶対値)よりも短ければ、第3タイミングと第4タイミングが同時でなくても良い。
プロセスカートリッジ50を当接状態から離間状態へする間に、カム31a、31bが当接位置から離間位置へ移動する動作についても上記と同様の動作となるため、説明は省略する。
このように、本実施形態では、DSカム31aの周面でC1方向に関して半径拡大領域a3に隣接して半径縮小領域a2を設け、一方でNSカム31bの周面でC1方向には関して半径拡大領域b3と半径縮小領域b2との間に半径一定領域b4を設けた。これにより、回転量θ2は回転量θ1よりも大きくなる(θ1<θ2)よう設定した。このため、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点CPbが半径拡大領域b3を通過した後、半径一定領域b4に進入すると、カム軸30のねじれをほぼ解放する。
半径拡大領域b3のC1方向の上流端部Pb1に接触点CPbがある状態を起点として、カム軸30のねじれをほぼ解放するために必要なNSカム31bの回転量をθ3とする。NSカム31bの周面のうち上流端部Pb1を起点として接触点CPbがC1方向に回転量θ3分動く際に接触する領域がねじれ解放領域bxである。NSカム31bの周面の接触点CPbが移動する距離に関して、ねじれ解放領域bxの距離が半径一定領域b4の距離と同じかそれよりも短くなるよう半径一定領域b4の距離を設定している。
このため、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点が半径一定領域b4にある時に、カム軸30のねじれをほぼ解放し、その後、DSカム31aのDSスライダ33aとの接触点が半径縮小領域a2に到達する。従ってカム軸30のねじれが解放される前にDSカム31aがホームポジションに到達してしまい、NSカム31bがホームポジションに到達できなくなることを防ぐことができる。
また、カム軸30のねじれをほぼ解放した後に、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点が半径縮小領域b1に到達する。このため、NSスライダ33bが半径縮小領域b1に接触しながらNSカム31bがC1方向に回転している時、カム軸30のねじれ解放によるNSカム31bの増速は発生しない。従って、NSスライダ33bがNSカム31bの回転停止領域b1に接触する際の衝突音が大きくなることを低減し、画像形成装置1の静観性の低下を抑制できる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。第2実施形態では、NSカム31bのカム形状の変形例について説明する。図11はNSカム31bの形状を示す図で、回転軸線Rの方向から見た図である。図11では、接触点CPbの一例として接触点CPbが半径拡大領域b3にある状態を示している。
上述した第1実施形態では、NSカム31bの周面には半径拡大領域b3、半径一定領域b4、半径縮小領域b2、回転停止領域b1備えていた。本実施形態のNSカム31bは、図11に示すように第1実施形態で半径一定領域b4及び半径縮小領域b2が設けられた部分を半径縮小領域b22としている。つまり、NSカム31bの周面において、C1方向に関して、半径縮小領域b22を半径拡大領域b3に隣接して配置している。その他の構成については第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
接触点CPbが半径拡大領域b3と半径縮小領域b22との境界点Pb21にある状態を起点として、スライダ33bが回転停止領域b1に接触するまでに必要なNSカム31bの回転量をθ2とする。θ2は、半径拡大領域b3と半径縮小領域b22との境界点Pb21と回転軸線Rを結ぶ線分rb21と半径縮小領域b22と回転停止領域b1との境界点Pb22と回転軸線Rを結ぶ線分rb22の成す角である。そして、回転量θ2は回転量θ1よりも大きい(θ1<θ2)関係となっている。つまり、カム31a、31bの周面に沿った距離は、半径縮小領域b22の方が半径縮小領域a2よりも長い。
このため、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点CPbが半径拡大領域b3を通過した後、半径縮小領域b22に進入すると、カム軸30のねじれをほぼ解放する。半径拡大領域b3のC1方向の上流端部Pb21に接触点CPbがある状態を起点として、カム軸30のねじれをほぼ解放するために必要なNSカム31bの回転量をθ3とする。すると、回転量θ2は回転量θ3よりも大きくなるよう(θ3<θ2)、回転量θ2が設定されている。NSカム31bの周面のうち上流端部Pb21を起点として接触点CPbがC1方向に回転量θ3分動く際に接触する領域がねじれ解放領域bxである。このように、ねじれ解放領域bxを半径縮小領域b22に設けることで、NSカム31bはNSスライダ33bからカム軸30のねじれを解消する方向に力を受けるので、より確実にカム軸30のねじれを解消することができる。
なお、本実施形態における回転量θ2は第1実施形態の回転量θ2と同じ値に設定しているが、上記θ1<θ2の関係及びθ3<θ2の関係を満たせば、この限りでは無い。
このように、本実施形態では、DSカム31aの周面でC1方向に関して半径拡大領域a3に隣接して半径縮小領域a2を設け、NSカム31bの周面でC1方向に関して半径拡大領域b3に隣接して半径縮小領域b22を設けた。更に、回転量θ2が回転量θ1よりも大きくなる(θ1<θ2)ように、半径縮小領域a2と半径縮小領域b22の形状を設定した。
このため、接触点CPbが半径拡大領域b3を通過した後、半径縮小領域b22に進入すると、ねじれ解放領域bx内でカム軸30のねじれをほぼ解放する。その後、DSカム31aのDSスライダ33aとの接触点が半径縮小領域a2に到達するようにすることができる。従ってカム軸30のねじれが解放される前にDSカム31aがホームポジションに到達してしまい、NSカム31bがホームポジションに到達できなくなることを防ぐことができる。
また、接触点CPbがねじれ解放領域bxを通過しても半径縮小領域b22は続いている。このため、接触点CPbがねじれ解放領域bxを通過した後で半径縮小領域b22にある時、カム軸30のねじれ解放によるNSカム31bの増速は発生しない。従って、NSスライダ33bがNSカム31bの回転停止領域b1に接触する際の衝突音が大きくなることを低減し、画像形成装置1の静観性の低下を抑制できる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態について説明する。第3実施形態では、NSカム31bのカム形状の変形例について説明する。図12はNSカム31bの形状を示す図で、回転軸線Rの方向から見た図である。図12では、接触点CPbの一例として接触点CPbが半径拡大領域b3にある状態を示している。
上述した第1実施形態では、NSカム31bの周面には半径拡大領域b3、半径一定領域b4、半径縮小領域b2、回転停止領域b1備えていた。本実施形態のNSカム31bは、図12に示すように第1実施形態の半径一定領域b4及び半径縮小領域b2の位置を入れ替えて半径縮小領域b32及び半径一定領域b34を設けている。つまり、NSカム31bの周面には、C1方向に関して、半径拡大領域b3、半径縮小領域b32及び半径一定領域b34、回転停止領域b1が、この順で並んで配置されている。その他の構成については第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
半径拡大領域b3のC1方向(回転方向)の上流端部Pb31(半径拡大領域b3と半径縮小領域b32との境界点)に接触点CPbがある状態を起点として、スライダ33bが回転停止領域b1に接触するまでに必要なNSカム31bの回転量をθ2とする。θ2は、半径拡大領域b3と半径縮小領域b32との境界点Pb31と回転軸線Rを結ぶ線分rb31と半径一定領域b34と回転停止領域b1との境界点Pb32と回転軸線Rを結ぶ線分rb32の成す角である。そして、回転量θ2は回転量θ1よりも大きい(θ1<θ2)関係となっている。つまり、カム31a、31bの周面に沿った距離は、半径縮小領域b32と半径一定領域b34の和の方が半径縮小領域a2よりも長い。
このため、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点CPbが半径拡大領域b3を通過した後、半径縮小領域b32に進入すると、カム軸30のねじれをほぼ解放する。半径拡大領域b3のC1方向の上流端部Pb31に接触点CPbがある状態を起点として、カム軸30のねじれをほぼ解放するために必要なNSカム31bの回転量をθ3とする。すると、回転量θ2は回転量θ3よりも大きくなるよう(θ3<θ2)、回転量θ2が設定されている。NSカム31bの周面のうち上流端部Pb31を起点として接触点CPbがC1方向に回転量θ3分動く際に接触する領域がねじれ解放領域bxである。このように、ねじれ解放領域bxを半径縮小領域b32に設けることで、NSカム31bはNSスライダ33bからカム軸30のねじれを解消する方向に力を受けるので、より確実にカム軸30のねじれを解消することができる。
接触点CPbがねじれ解放領域bxを通過した後、接触点CPbは少なくとも半径一定領域b34を通過することになるが、この時、NSカム31bは、NSスライダ33bからC1方向へ回転させる回転力を受けることができない。しかし、この時、DSカム31aの接触点CPaは半径縮小領域a2にあるので、DSカム31aは、DSスライダ33aからそれぞれ受ける回転力によって、C1方向へ回転する(図9(a)、図14(a)参照)。このため、カム軸30を介してその回転力がNSカム31bに伝達されるので、NSカム31bは回転停止領域b1にNSスライダ33bが接触するまで回転することができる。
なお、本実施形態における回転量θ2は第1実施形態の回転量θ2と同じ値に設定しているが、上記θ1<θ2の関係及びθ3<θ2の関係を満たせば、この限りでは無い。また図12においては、NSカム31bの周面に沿った距離に関して、ねじれ解放領域bxよりも半径縮小領域b32の方が長くなるよう半径縮小領域b32が設定されている。しかし、上記θ1<θ2の関係及びθ3<θ2の関係を満たせば、この限りでは無く、NSカム31bの周面に沿った距離に関して、ねじれ解放領域bxよりも半径縮小領域b32の方が短くなるよう半径縮小領域b32を設定してもよい。
本実施形態によれば、接触点CPbが半径拡大領域b3を通過した後、半径縮小領域b32に進入すると、ねじれ解放領域bx内でカム軸30のねじれをほぼ解放する。その後、DSカム31aのDSスライダ33aとの接触点が半径縮小領域a2に到達するようにすることができる。従ってカム軸30のねじれが解放される前にDSカム31aがホームポジションに到達してしまい、NSカム31bがホームポジションに到達できなくなることを防ぐことができる。
また、接触点CPbがねじれ解放領域bxを通過しても少なくとも半径一定領域b34が存在している。このため、接触点CPbがねじれ解放領域bxを通過した後で半径一定領域b34にある時、カム軸30のねじれ解放によるNSカム31bの増速は発生しない。従って、NSスライダ33bがNSカム31bの回転停止領域b1に接触する際の衝突音が大きくなることを低減し、画像形成装置1の静観性の低下を抑制できる。
[第4実施形態]
次に第4実施形態について説明する。第4実施形態では、DSカム31aのカム形状の変形例について説明する。図15はDSカム31aの形状を示す図で、回転軸線Rの方向から見た図である。図15では、接触点CPaの一例として接触点CPaが半径拡大領域a3にある状態を示している。
上述した第1実施形態では、DSカム31aの周面には半径拡大領域a3、半径縮小領域a2、回転停止領域a1備えていた。本実施形態のDSカム31bは、図15に示すように、DSカム31aがC1方向に関して半径拡大領域a3と半径縮小領域a2の間に半径一定領域a4を備えている。その他の構成については第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
半径一定領域a4は、接触点CPbと回転軸線(回転中心)Rとの距離(カム面の半径)が、DSカム31aのC1方向の回転に伴って実質的に一定の(変化しない)領域である。半径拡大領域a3のC1方向(回転方向)の上流端部Pa21(半径拡大領域a3と半径一定領域a4との境界点)にスライダ33aが接触した状態を起点として、スライダ33aが回転停止領域a1に接触するまでに必要なDSカム31aの回転量をθ1とする。本実施形態では、θ1は、半径拡大領域a3と半径一定領域a2との境界点Pa21と回転軸線Rを結ぶ線分ra21と半径縮小領域a2と回転停止領域a1との境界点Pa22と回転軸線Rを結ぶ線分ra2の成す角である。そして、回転量θ1は回転量θ2よりも小さくなる(θ1<θ2)よう、半径一定領域a4及び半径縮小領域a2が設定されている。
なお、本実施形態における回転量θ1は第1実施形態の回転量θ1と同じ値に設定しているが、上記θ1<θ2の関係を満たせば、この限りでは無い。
本実施形態では、DSカム31aの周面でC1方向に関して半径拡大領域a3と半径縮小領域a2との間に半径一定領域a4を設けつつも、回転量θ2が回転量θ1よりも大きくなる(θ1<θ2)ように、半径一定領域a4と半径縮小領域a2の形状を設定した。
このようにDSカム31aに半径一定領域a4を設けることで、より確実に、カム軸30のねじれがほぼ解放した後に、DSカム31aのDSスライダ33aとの接触点が半径縮小領域a2に到達するようにすることができる。従ってカム軸30のねじれが解放される前にDSカム31aがホームポジションに到達してしまい、NSカム31bがホームポジションに到達できなくなることを防ぐことができる。
また、第1実施形態と同様に、カム軸30のねじれをほぼ解放した後に、NSカム31bのNSスライダ33bとの接触点が半径縮小領域b1に到達する。このため、NSスライダ33bが半径縮小領域b1に接触しながらNSカム31bがC1方向に回転している時、カム軸30のねじれ解放によるNSカム31bの増速は発生しない。従って、NSスライダ33bがNSカム31bの回転停止領域b1に接触する際の衝突音が大きくなることを低減し、画像形成装置1の静観性の低下を抑制できる。
なお、第4実施形態で説明したDSカム31aのカム形状の変形例は、第2実施形態、第3実施形態にも適用可能であり。その場合も上述して効果と同様の効果を得ることができる。
2 感光ドラム(感光体)
30 軸
30a 駆動入力部
31a DSカム(第1カム)
31b NSカム(第2カム)
33a DSスライダ(第1カムフォロワ)
33b NSスライダ(第2カムフォロワ)
71 現像ローラ(現像剤担持体)
72 現像枠体(現像フレーム)
a3、b3 半径拡大領域
a2、b2、b22、b32 半径縮小領域
a1、b1 回転停止領域
b4、b34 半径一定領域
M 駆動源

Claims (9)

  1. 記録材に画像形成を行う画像形成装置であって、
    駆動源と、
    第1カムフォロワと接触し、前記駆動源から駆動力を伝達されて回転することで前記第1カムフォロワを移動させる第1カムと、
    第2カムフォロワと接触し、前記駆動源から駆動力を伝達されて回転することで前記第2カムフォロワを移動させる第2カムと、
    を有し、
    前記第1、第2カムの周面には、対応する前記カムフォロワが接触する部分と前記第1、第2カムの回転中心との距離が、前記第1、第2カムの回転に伴って拡大していく半径拡大領域と、対応する前記カムフォロワが接触する部分と前記第1、第2カムの回転中心との距離が、前記第1、第2カムの回転に伴って縮小していく半径縮小領域と、対応する前記カムフォロワと接触して前記第1、第2カムの回転を止めることが可能な回転停止領域と、がそれぞれ設けられ、
    前記半径拡大領域、前記半径縮小領域、前記回転停止領域は、前記第1、第2カムの回転方向に関してこの順で下流から上流に向って並んで前記第1、第2カムの周面にそれぞれ配置され、
    前記駆動源から前記第1カムまで前記駆動力が伝達される第1駆動力伝達経路よりも前記駆動源から前記第2カムまで前記駆動力が伝達される第2駆動力伝達経路の方が長く、
    前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域の前記回転方向に関して上流側の端部に位置する状態を起点として、前記第1カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第1カムの回転量をθ1、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域の前記回転方向に関して上流側の端部に位置する状態を起点として、前記第2カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第2カムの回転量をθ2とすると、θ1、θ2は、θ1<θ2を満たしており、
    前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が、前記第1カムの前記半径拡大領域の前記回転方向で上流側の端部に到達する第1タイミングは、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が、前記第2カムの前記半径拡大領域の前記回転方向で上流側の端部に到達する第2タイミングよりも遅く、且つ、
    前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が、前記第1カムの前記回転停止領域に到達する第3タイミングは、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が、前記第2カムの前記回転停止領域に到達する第4タイミングと同時である、又は前記第3タイミングと前記第4タイミングの時間差は前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差よりも短いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録材に画像形成を行う画像形成装置であって、
    駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力が入力される駆動入力部を備え、前記駆動入力部からの駆動力によって回転する軸と、
    第1カムフォロワと接触し、前記軸に固定され、前記軸の回転により回転することで前記第1カムフォロワを移動させる第1カムと、
    第2カムフォロワと接触し、前記軸に固定され、前記軸の回転により回転することで前記第2カムフォロワを移動させる第2カムと、
    を有し、
    前記第1、第2カムの周面には、対応する前記カムフォロワが接触する部分と前記第1、第2カムの回転中心との距離が、前記第1、第2カムの回転に伴って拡大していく半径拡大領域と、対応する前記カムフォロワが接触する部分と前記第1、第2カムの回転中心との距離が、前記第1、第2カムの回転に伴って縮小していく半径縮小領域と、対応する前記カムフォロワと接触して前記第1、第2カムの回転を止めることが可能な回転停止領域と、がそれぞれ設けられ、
    前記半径拡大領域、前記半径縮小領域、前記回転停止領域は、前記第1、第2カムの回転方向に関してこの順で下流から上流に向って並んで前記第1、第2カムの周面にそれぞれ配置され、
    前記軸の回転軸線方向に関して、前記第1カムよりも前記第2カムが前記駆動入力部から離れた位置に配置され、
    前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域の前記回転方向に関して上流側の端部に位置する状態を起点として、前記第1カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第1カムの回転量をθ1、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域の前記回転方向に関して上流側の端部に位置する状態を起点として、前記第2カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第2カムの回転量をθ2とすると、θ1、θ2は、θ1<θ2を満たしており、
    前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が、前記第1カムの前記半径拡大領域の前記回転方向で上流側の端部に到達する第1タイミングは、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が、前記第2カムの前記半径拡大領域の前記回転方向で上流側の端部に到達する第2タイミングよりも遅く、且つ、
    前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が、前記第1カムの前記回転停止領域に到達する第3タイミングは、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が、前記第2カムの前記回転停止領域に到達する第4タイミングと同時である、又は前記第3タイミングと前記第4タイミングの時間差は前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差よりも短いことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第2カムの周面には、前記第2カムフォロワが接触する部分と前記第2カムの回転中心との距離が、前記第2カムの回転に伴って実質的に一定である半径一定領域を備え、
    前記半径一定領域は、前記第2カムの周面の前記第2カムの回転方向に関して前記半径拡大領域と前記半径縮小領域との間に配置され、
    前記第1カムの周面の前記半径縮小領域は、前記第1カムの回転方向に関して前記第1カムの周面の前記半径拡大領域に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1カムの周面の前記半径縮小領域は、前記第1カムの回転方向に関して前記第1カムの周面の前記半径拡大領域に隣接して配置され、前記第2カムの周面の前記半径縮小領域は、前記第2カムの回転方向に関して前記第2カムの周面の前記半径拡大領域に隣接して配置され、
    前記第1カムの周面の前記第1カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域と前記半径縮小領域の境界点に位置する状態を起点として、前記第1カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第1カムの回転量は、前記θ1であり、前記第2カムの周面の前記第2カムフォロワが接触する部分が前記半径拡大領域と前記半径縮小領域の境界点に位置する状態を起点として、前記第2カムフォロワが前記回転停止領域に接触するまでに必要な前記第2カムの回転量は、前記θ2であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1、第2カムの周面には、前記第1、第2カムフォロワが接触する部分と前記第1、第2カムの回転中心との距離が、前記第1、第2カムの回転に伴って実質的に一定である半径一定領域をそれぞれ備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1カムの回転軸線と前記第2カムの回転軸線は実質的に平行であり、
    前記第1カムフォロワが前記第1カムの前記回転停止領域に接触して前記第1カムの回転が停止していて、且つ、前記第2カムフォロワが前記第2カムの前記回転停止領域に接触して前記第2カムの回転が停止している時、前記第1カムの前記回転停止領域と前記第2カムの前記回転停止領域は、前記第1カムと前記第2カムは前記第1、第2カムの回転方向で同位相に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1カムフォロワが前記第1カムの前記半径縮小領域と接触している時、前記第1カムは前記第1カムフォロワからの押圧力によって回転させられ、前記第2カムフォロワが前記第2カムの前記半径縮小領域と接触している時、前記第2カムは前記第2カムフォロワからの押圧力によって回転させられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 感光体に現像剤担持体から現像剤を供給して現像剤像を形成し、前記現像剤像を前記記録材に転写することで前記記録材に画像を形成し、
    前記第1カムフォロワ及び前記第2カムフォロワを前記第1カム及び前記第2カム移動させることで、前記感光体に対する前記現像剤担持体の位置を変更することを特徴とする請求項1乃至のいずか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像剤担持体は前記感光体に対して回転可能な現像フレームに支持され、前記第1カムフォロワ及び前記第2カムフォロワは前記現像フレームに係合し、前記現像フレームを移動させることで、前記感光体に対する前記現像剤担持体の位置を変更することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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