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JP2017210367A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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JP2017210367A
JP2017210367A JP2016106745A JP2016106745A JP2017210367A JP 2017210367 A JP2017210367 A JP 2017210367A JP 2016106745 A JP2016106745 A JP 2016106745A JP 2016106745 A JP2016106745 A JP 2016106745A JP 2017210367 A JP2017210367 A JP 2017210367A
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Hirotaka Ishii
石井  啓貴
松坂 賢治
Kenji Matsuzaka
賢治 松坂
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Abstract

【課題】装置を大型化することなくシートの搬送不良や異音を低減するシート搬送装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】モータM(駆動源)からの駆動力によって回転する駆動ローラ部(回転体)は、第1回転部81と、第2回転部82と、伝達部83と、を有している。伝達部83は、第1回転部81に設けられ、第1回転部81の軸方向において第2回転部82に向けて突出する第1突出部81bと、第2回転部82に設けられ、軸方向において第1突出部81bにオーバーラップするように突出し、かつ第1回転部81の正転方向NR(所定回転方向)において第1突出部81bに対して隙間Gを存して係合可能に配置される第2突出部82bと、を有している。【選択図】図5

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
従来、複写機等の画像形成装置は、複数の搬送ローラ対によってシートを搬送しながら、搬送されるシートに対して画像を形成している。搬送ローラ対は、モータ等の駆動源から駆動力が入力される駆動ローラと、駆動ローラに対して所定のニップ圧で圧接して従動回転する従動ローラと、を有している。
しかしながら、従動ローラが駆動ローラに対してニップ圧をかけた状態で長時間放置すると、ゴムローラからなる駆動ローラの外形が変形してしまう。すると、駆動ローラの変形部分だけローラ径が小さくなり、シートの搬送不良や異音が発生してしまう場合がある。
この現象は、搬送ローラ対に限らず、感光ドラムと帯電ローラとの間でも発生し得る。そこで、従来、帯電ローラを感光ドラムから離間させる離間機構を設けた画像形成ユニットが提案されている(特許文献1参照)。
特開2010−243771号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の離間機構のように、2つのローラを接離させる離間機構を設けると、装置が複雑化してしまい、装置の小型化及びコストダウンの障害となってしまっていた。
そこで、本発明は、装置を大型化することなくシートの搬送不良や異音を低減するシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送装置において、駆動源と、前記駆動源からの駆動力によって回転する回転体と、前記回転体に当接してニップ部を形成し、前記ニップ部によってシートを搬送する当接部と、前記回転体と前記当接部とが圧接するように、前記回転体及び前記当接部の少なくともいずれか一方を付勢する付勢部と、を備え、前記回転体は、前記駆動源からの前記駆動力によって所定回転方向に回転可能な第1回転部と、前記第1回転部に対して同軸上に配置される第2回転部と、前記第1回転部の前記所定回転方向の回転を前記第2回転部に伝達可能な伝達部と、を有し、前記伝達部は、前記第1回転部に設けられ、前記第1回転部の軸方向において前記第2回転部に向けて突出する第1突出部と、前記第2回転部に設けられ、前記軸方向において前記第1突出部にオーバーラップするように突出し、かつ前記第1回転部の前記所定回転方向において前記第1突出部に対して隙間を存して係合可能に配置される第2突出部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によると、簡単な構成で装置を大型化することなく、シートの搬送不良や異音を防止することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す全体概略図。 (a)はシート排出装置を示す斜視図、(b)はシート排出装置を示す分解斜視図。 駆動ローラ部が搬送ガイドに支持されている状態を示す斜視図。 (a)はニップ部にニップ圧が作用していることを示す断面図、(b)は搬送ローラに形成された凹部を示す斜視図。 (a)はシート非搬送時における伝達部を示す斜視図、(b)はシート搬送時における伝達部を示す斜視図。 (a)は第2の実施の形態に係るシート非搬送時における伝達部を示す斜視図、(b)は第2の実施の形態に係るシート搬送時における伝達部を示す斜視図。
<第1の実施の形態>
[画像形成装置]
まず、画像形成装置の概略構成について図1を参照しながら説明する。画像形成装置100は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から入力される画像情報に基づいて、シート給送装置50によって給送したシートSに画像を形成するプリンタである。ただし、シートSとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHT)等のプラスチックフィルム、布などの薄層状の記録媒体を指す。
画像形成装置100は、図1に示すように、感光ドラム2を備えた電子写真方式の画像形成部60を備えている。感光ドラム2は、円筒状の感光体であり、シートSの搬送方向(図中上方)に沿って回転可能である。感光ドラム2の表面は、不図示の帯電ローラによって一様に帯電させられた後、露光装置61から照射される走査光によって露光され、画像情報に基づいて静電潜像を描き込まれる。現像装置3は、感光ドラム2に帯電したトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。
画像形成部60による画像形成プロセスに並行して、シート給送装置50からシートSが給送される。シート給送装置50は、シートSが積載され、回動可能に支持される給送トレイ9と、給送トレイ9に積載されたシートSを給送する給送ローラ5と、給送トレイ9を給送ローラ5に向けて上方に付勢するバネ10と、を有している。給送ローラ5と同軸上には、給送ローラ5と一体に回転するカム5aが設けられており、カム5aは、給送ローラ5の回転と同期して、給送トレイ9をバネ10の付勢力に抗して押圧することで、シートを1枚給送する毎に給送トレイ9を昇降させる。
給送ローラ5によって給送されたシートSは、給送ローラ5及び分離パッド51によって1枚ずつに分離され、レジストレーションローラ対6に搬送される。レジストレーションローラ対6は、停止状態において、給送ローラ5によって給送されたシートSの先端が突き当たることでシートSにループを形成し、シートSの斜行を補正する。そして、レジストレーションローラ対6は、駆動状態となることで、後述する転写ニップTNにおける転写タイミングに合わせてシートSを転写ニップTNに向けて搬送する。
感光ドラム2に担持されたトナー像は、転写ローラ4に印加されるバイアス電圧によって、感光ドラム2と転写ローラ4との間の転写ニップTNにおいてシートSに転写される。なお、シートSに転写されずに感光ドラム2に残留した転写残トナー等の付着物は、不図示のクリーナによって除去される。未定着画像が形成されたシートSは、定着ローラ対7によって加圧されながら加熱される。これにより、トナーが溶融・固着して定着画像が得られたシートSは、シート排出装置80の排出ローラ対8によって、画像形成装置100の筐体101の上部に設けられた排出トレイ3に排出され、プリント動作が完了する。
[排出ローラ対の構成]
シート排出装置80(シート搬送装置)は、図2に示すように、筐体101に固定される搬送ステイ17と、搬送ステイ17に固定されるホルダ18R,18Lと、モータM(駆動源)と、排出ローラ対8と、を有している。排出ローラ対8は、モータMからの駆動力によって回転する駆動ローラ部8a(回転体)と、駆動ローラ部8aの搬送ローラ11R,11Lに当接して従動回転する従動ローラ16R,16Lを有する従動ローラ部8b(当接部)と、を有している。従動ローラ16R,16Lは、軸方向において所定距離離れて並設されている。
以下、従動ローラ16R,16Lの、ホルダ18R,18Lに対する取り付け構成を説明するが、従動ローラ16L側の構成は、従動ローラ16R側の構成と同一であるため、従動ローラ16R側の取り付け構成のみを説明する。従動ローラ16Rは、図2(b)に示すように、軸受19Rを介して、従動ローラホルダ17Rに回転可能に取り付けられている。従動ローラホルダ17Rには、ホルダ18Rに向けて延びる爪部22Rが形成されており、従動ローラホルダ17Rは、爪部22Rによって、ホルダ18Rに対してスライド可能に支持されている。
従動ローラホルダ17Rとホルダ18Rとの間には、バネ20R(付勢部)が設けられており、バネ20Rは、従動ローラホルダ17R及び従動ローラ16Rを搬送ローラ11Rに向けて付勢している。これにより、従動ローラ16Rは、搬送ローラ11Rに対して圧接している。なお、爪部22Rは、従動ローラホルダ17Rがホルダ18Rに対して外れてしまわないように、抜け止めとなっている。
一方、駆動ローラ部8aは、モータMからの駆動力によって回転する第1回転部81と、第1回転部81に対して同軸上に配置される第2回転部82と、第1回転部81の回転を第2回転部82に伝達可能な伝達部83と、を有している。第1回転部81は、軸部材81aと、モータMからの駆動力が入力される入力ギア15と、従動ローラ16Rに圧接する搬送ローラ11Rと、を有している。入力ギア15及び搬送ローラ11Rは、軸部材81aに固定され、搬送ローラ11Rは、入力ギア15にモータMからの駆動力が入力されることで回転する。第2回転部82は、軸部材82aと、軸部材82aに固定され従動ローラ16Lに圧接する搬送ローラ11Lと、を有している。
伝達部83は、軸部材81aの入力ギア15とは反対側の端部に設けられる第1継手12Lと、軸部材82aに設けられ、第1継手12Lに対向する第2継手12Rと、を有している。第1継手12L及び第2継手12Rの構成については、後述する。また、第1回転部81及び第2回転部82は、図3に示すように、筐体101の一部である搬送ガイド13に対して、軸受14R1,14R2,14L1,14L2を介して回転可能に支持されている。
図4(a)に示すように、従動ローラ16R,16Lは、バネ20R,20Lによって、搬送ローラ11R,11Lに対してそれぞれニップ圧F1で圧接している。そして、搬送ローラ11R,11Lと従動ローラ16R,16Lとによって形成されるニップ部Nによってシートを搬送する。近年では、画像形成装置の小型化が進み、シートが搬送される搬送パスの曲率が小さくなる傾向がある。搬送パスの曲率が小さくなると、シートと搬送パスとの間の搬送抵抗が大きくなるため、この搬送抵抗に勝つためにシートの搬送力を増大させなければならない。シートの搬送力を増大させるためには、ニップ圧F1を高く設定する必要がある。
しかしながら、ニップ圧F1を高く設定した状態で長期間保管すると、搬送ローラ11R,11Lに、従動ローラ16R,16Lとのそれぞれのニップ部Nにおいてニップ痕が残り、図4(b)に示すように、凹部21R,21Lが形成される。なお、本実施の形態では、搬送ローラ11R,11Lはゴム等の弾性部材から構成されるゴムローラであり、従動ローラ16R,16Lはポリアセタール(POM)等の樹脂から構成される樹脂ローラである。また、従動ローラ16R,16Lもゴムローラから構成してもよい。
そして、搬送ローラ11Rに形成された凹部21Rと、搬送ローラ11Lに形成された凹部21Lと、が回転方向において同位相であると、搬送ローラ11R,11Lの外周面の回転方向における変化が大きく、搬送ローラ11R,11Lを振動させてしまう。搬送ローラ11R,11Lが振動すると、シートの搬送不良や騒音が発生してしまう。
このため、本実施の形態では、シートSの搬送時においては、搬送ローラ11Rに形成された凹部21Rと、搬送ローラ11Lに形成された凹部21Lと、の回転方向における位相がずれるように構成している。以下、本構成について説明する。
図5(a)は、シートを搬送していないシート非搬送時における伝達部83を示す斜視図であり、図5(b)は、シートを搬送しているシート搬送時における伝達部83を示す斜視図である。第1継手12Rは、図5(a)に示すように、第1回転部81の軸方向において第2回転部82に向けて突出する第1突出部81bを有している。第2継手12Lは、上記軸方向において第1突出部81bにオーバーラップするように突出し、かつ第1回転部81の正転方向NR(所定回転方向)において第1突出部81bに対して隙間Gを存して係合可能に配置される第2突出部82bを有している。
すなわち、画像形成装置100の出荷時や保管時等の、シート非搬送時においては、第1突出部81bと第2突出部82bとの間には正転方向NRにおいて隙間Gを存して離間している。言い換えれば、モータMからの駆動力が第1回転部81に入力されていない際には、第1突出部81bと第2突出部82bとの間には正転方向NRにおいて隙間Gを存して離間している。この状態では、図5(a)に示すように、凹部21Lと凹部21Rは同位相である。
また、モータMは、第1回転部81を正転方向NRに回転させる第1回転方向(正回転)と、第1回転方向とは逆方向であり、第1回転部81を逆転方向RRに回転させる第2回転方向(逆回転)と、に回転可能である。モータMは、画像形成装置100内に配置された制御部90(図1参照)によって制御される。
そして、シート搬送時には、モータMは、第1回転方向に回転し、第1回転部81は、正転方向NRに回転する。すると、継手12Rの第1突出部81bが正転方向NRに回転し、隙間Gが解消されて第2突出部82bに係合する。これにより、モータMから第1回転部81に伝達された駆動力が、第2回転部82に伝達され、第1回転部81及び第2回転部82が一体となって正転方向NRに回転する。この状態では、図5(b)に示すように、凹部21Rは、凹部21Lに対して正転方向NRにおける下流に位相がずれて位置している。
ニップ部Nによるシートの搬送が終了すると、モータMは、第2回転方向に回転方向が切り替わり、搬送ローラ11Rが30°回転する分だけ回転(逆回転)する。これにより、凹部21Lと凹部21Rは、図5(a)に示すように同位相に位置し、再び第1突出部81bと第2突出部82bとの間に隙間Gが形成される。なお、本実施の形態では、シートの搬送終了時に、搬送ローラ11Rを30°だけ逆回転(所定量回転)させたが、搬送ローラ11Rの回転量はこれに限定されない。
以上の構成により、シート搬送時とシート非搬送時において、搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相を異ならせることができる。これにより、シート搬送時に凹部21R,21Lによって同時にシートを搬送することがないので、たとえ凹部21R,21Lが形成されたとしても、シートの搬送不良や異音を低減することができる。また、搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lとを軸方向に直交する径方向に離間させるような構成を有していないので、シートを大型化することがない。
なお、本実施の形態においては、モータMを所定量だけ逆回転させることで搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相を異ならせたが、これに限定されない。すなわち、モータMは正回転したままで、モータMと入力ギア15との間の駆動伝達経路において、駆動力を正逆転可能な構成を設けてもよい。また、搬送ローラ11Rを手動で逆転方向RRに回転させて搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相を異ならせてもよい。例えば、工場出荷時に搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相を異ならせた状態で排出ローラ対8を保持することで、輸送時に搬送ローラ11R,11Lの変形が起こっても、シート搬送時には搬送不良や騒音を低減することができる。
また、伝達部83をラチェット機構によって構成し、ニップ部によってシートを搬送する前に、ラチェット機構の歯の噛み合いが所定の歯数ずれるように、モータMを逆回転させてもよい。そして、シートを搬送するためにモータMを正回転させることで、シート搬送時とシート非搬送時において、搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相を異ならせることができる。なお、ラチェット機構は、モータMが正回転する際には、第1回転部81の正転方向NRの回転を第2回転部82に伝達し、モータMが逆回転する際には、第1回転部81の逆転方向RRの回転を第2回転部82に伝達しない。すなわち、ラチェット機構は、第1回転部81が第2回転部82に対して逆転方向RRに相対回転することを許容する。また、ラチェット機構に限らず、スプラグ式やカム式等の他のワンウェイクラッチ機構を伝達部83に適用してもよい。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、伝達部を第1の実施の形態とは別構成によって構成したものであり、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
図6(a)は、シートを搬送していないシート非搬送時における伝達部183を示す斜視図であり、図6(b)は、シートを搬送しているシート搬送時における伝達部183を示す斜視図である。伝達部183は、図6(a)に示すように、第1回転部81に設けられた第1継手112Rと、第2回転部82に設けられた第2継手112Lとを有している。第1継手112Rは、第1回転部81の軸方向において第2回転部82に向けて突出する第1突出部181bを有している。第2継手112Lは、上記軸方向において第1突出部181bにオーバーラップするように突出する第2突出部182bを有している。また、第2突出部182bは、第1回転部81の正転方向NR(所定回転方向)において第1突出部181bに対して隙間Gを存して係合可能に配置されている。
第1突出部181bと第2突出部182bとの間には、バネ22(伝達付勢部)が縮設されている。バネ22は、モータMからの駆動力が第1回転部81に入力されていない状態では、第1突出部181bと第2突出部182bとが隙間Gを存して離間するように、第1突出部181b及び第2突出部182bを保持している。
本実施の形態では、バネ22は、第1突出部181b及び第2突出部182bの両方を付勢しているが、第1突出部181b及び第2突出部182bの少なくとも一方が、上述のように付勢されていればよい。例えば、バネ22に代えて、第1回転部81を逆転方向RRに付勢するねじりコイルバネや、第2回転部82を正転方向NRに付勢するねじりコイルバネを設けてもよい。また、バネに限らず、ゴムや磁石等を用いて、第1突出部181bと第2突出部182bとを互いに離間するように付勢してもよい。
シート搬送時には、モータMからの駆動力が第1回転部81に入力され、第1回転部81は正転方向NRに回転する。すると、第1回転部81と一体に正転方向NRに回転する第1突出部181bは、バネ22の付勢力に抗して第2突出部182bとの間の隙間Gを解消し、第2突出部182bと係合する。これにより、モータMから第1回転部81に伝達された駆動力が、第2回転部82に伝達され、第1回転部81及び第2回転部82が一体となって正転方向NRに回転する。この状態では、シート非搬送時に対して、搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相がずれる。
そして、ニップ部Nによるシートの搬送が終了すると、モータMは停止する。すると、バネ22の作用により、図6(a)に示すように、第1突出部181bと第2突出部182とが隙間Gを存して離間する。この状態では、シート搬送時に対して、搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相がずれる。なお、バネ22の付勢力は、ニップ圧F1によって生じるニップ部Nにおける摩擦力よりも大きく設定される。このため、モータMからの駆動力が第1回転部81に入力されていない状態では、バネ22の付勢力により、第2回転部82が第1回転部81に対して相対回転する。
以上の構成により、シート搬送時とシート非搬送時において、搬送ローラ11Rと搬送ローラ11Lの位相を異ならせることができる。これにより、シート搬送時に凹部21R,21Lによって同時にシートを搬送することがないので、たとえ凹部21R,21Lが形成されたとしても、シートの搬送不良や騒音を低減することができる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態においては、バネ20R,20Lによって従動ローラ部8bを駆動ローラ部8aに向けて付勢していたが、これに限定されない。すなわち、駆動ローラ部8aと従動ローラ部8bとが圧接するように付勢するのであれば、バネ20R,20Lは、駆動ローラ部8a及び従動ローラ部8bの少なくともいずれか一方を付勢すればよい。また、バネに限らず、ゴムや磁石等を用いて、駆動ローラ部8aと従動ローラ部8bとを圧接させてもよい。
上述した第1及び第2の実施の形態においては、本発明をシート排出装置80の排出ローラ対8に適用したが、これに限定されない。例えば、給送ローラ5、レジストレーションローラ対6、転写ローラ4、定着ローラ対7並びに他の搬送ローラに本発明を適用してもよい。
8a:回転体(駆動ローラ部)/8b:当接部(従動ローラ部)/11R,11L:ローラ(搬送ローラ)/20R:付勢部(バネ)/22:伝達付勢部(バネ)/60:画像形成部/80:シート搬送装置(シート排出装置)/81:第1回転部/81b,181b:第1突出部/82:第2回転部/82b,182b:第2突出部/83,183:伝達部/100:画像形成装置/G:隙間/M:駆動源(モータ)/N:ニップ部/NR:所定回転方向(正転方向)/RR:逆転方向

Claims (11)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力によって回転する回転体と、
    前記回転体に当接してニップ部を形成し、前記ニップ部によってシートを搬送する当接部と、
    前記回転体と前記当接部とが圧接するように、前記回転体及び前記当接部の少なくともいずれか一方を付勢する付勢部と、を備え、
    前記回転体は、
    前記駆動源からの前記駆動力によって所定回転方向に回転可能な第1回転部と、
    前記第1回転部に対して同軸上に配置される第2回転部と、
    前記第1回転部の前記所定回転方向の回転を前記第2回転部に伝達可能な伝達部と、を有し、
    前記伝達部は、
    前記第1回転部に設けられ、前記第1回転部の軸方向において前記第2回転部に向けて突出する第1突出部と、
    前記第2回転部に設けられ、前記軸方向において前記第1突出部にオーバーラップするように突出し、かつ前記第1回転部の前記所定回転方向において前記第1突出部に対して隙間を存して係合可能に配置される第2突出部と、を有する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記第1突出部は、前記駆動源からの前記駆動力が前記第1回転部に入力されると、前記第1回転部が前記所定回転方向に回転することで前記隙間が解消されて、前記第2突出部に係合して前記駆動力を前記第2回転部に伝達し、かつ前記駆動源からの前記駆動力が前記第1回転部に入力されていない際には、前記第1回転部の前記所定回転方向において前記第2突出部に対して前記隙間を存して離間している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記駆動源は、前記第1回転部を前記所定回転方向に回転させる第1回転方向及び前記第1回転方向とは逆方向の第2回転方向に回転可能であり、
    前記第1突出部は、前記駆動源が前記第1回転方向に回転することで、前記隙間が解消されて前記第2突出部に係合し、かつ前記ニップ部によるシートの搬送が終了すると、前記駆動源が前記第2回転方向に所定量回転することで、前記第2突出部に対して前記隙間を存して離間する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記伝達部は、前記駆動源からの前記駆動力が前記第1回転部に入力されていない状態で、前記第1突出部と前記第2突出部とが前記所定回転方向において前記隙間を存して離間するように、前記第1突出部及び前記第2突出部の少なくともいずれか一方を付勢する伝達付勢部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  5. 前記伝達付勢部は、前記所定回転方向において前記第1突出部と前記第2突出部との間に縮設されるバネである、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 駆動源と、
    前記駆動源からの駆動力によって回転する回転体と、
    前記回転体に当接してニップ部を形成し、前記ニップ部によってシートを搬送する当接部と、
    前記回転体と前記当接部とが圧接するように、前記回転体及び前記当接部の少なくともいずれか一方を付勢する付勢部と、を備え、
    前記回転体は、
    前記駆動源からの前記駆動力によって所定回転方向に回転可能な第1回転部と、
    前記第1回転部に対して同軸上に配置される第2回転部と、
    前記第1回転部の前記所定回転方向の回転を前記第2回転部に伝達可能であり、前記第1回転部が前記第2回転部に対して前記所定回転方向とは逆方向の逆転方向に相対回転することを許容する伝達部と、を有する、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  7. 前記駆動源は、前記第1回転部を前記所定回転方向に回転させる第1回転方向及び前記第1回転方向とは逆方向であり、前記第1回転部を前記逆転方向に回転させる第2回転方向に回転可能であり、
    前記伝達部は、前記駆動源が前記第1回転方向に回転する際には、前記第1回転部の前記所定回転方向の回転を前記第2回転部に伝達し、前記駆動源が前記第2回転方向に回転する際には、前記第1回転部の前記逆転方向の回転を前記第2回転部に伝達しない、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 前記伝達部は、ラチェット機構であり、
    前記駆動源は、前記ニップ部によってシートを搬送する前に、前記ラチェット機構の歯の噛み合いが所定の歯数ずれるように、前記第2回転方向に回転する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  9. 前記第1回転部及び前記第2回転部は、前記当接部に当接し、弾性部材から構成されるローラをそれぞれ有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 前記当接部は、前記ローラに当接して従動回転する従動ローラを有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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