JP6857504B2 - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents
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一方、前記のようなCu層の外部への露出を防ぐため、セラミック基板の表面に形成したMoからなる複数の密着層ごとの上面に、該密着層よりも平面視で周辺側に突出する比較的厚い銅層を形成し、該銅層ごとの上面と各側面と平面視での周辺側に露出する底面とを連続して覆うように、Niめっき層とAuめっき層との2層からなる被覆金属層を形成した複数の表面側端子を表面に有するセラミック基板およびその製造方法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
更に、前記銅層が電解銅メッキにより形成され、且つ該銅層が前記セラミック基板の表面と直に接して形成されている場合にも、該銅層とセラミック基板の表面との間における密着不良に起因して、前記同様の不具合を招く場合があった。
即ち、本発明による第1の配線基板(請求項1)は、セラミックからなり、対向する一対の表面を有する基板本体と、該基板本体における少なくとも一方の表面に形成された複数の金属パッドとを有する配線基板であって、前記金属パッドは、上記基板本体の少なくとも一方の表面に形成されたメタライズ層と、該メタライズ層の上面および側面に形成された第1ニッケル層と、該第1ニッケル層の上面および側面に形成され、且つ平面視において少なくとも周辺側の底面と上記基板本体における一方の表面との間に隙間を有する放熱層と、該放熱層の上面、側面、および少なくとも周辺側の底面に形成された第2ニッケル層と、上記放熱層の少なくとも上面および側面に上記第2ニッケル層を介して形成された金層と、を備え、上記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、複数の金属パッドが形成された上記基板本体における一方の表面の周辺に沿って側壁が立設され、該側壁の内壁面と上記放熱層との間に隙間を有しており、上記側壁の内壁面に隣接する上記放熱層の側面には、少なくとも上記第2ニッケル層が形成されている、ことを特徴とする。
(1)前記放熱層が銅または銀などの熱伝導率の良い材料からなり、該放熱層の平面視における少なくとも周辺側の底面と前記基板本体における一方の表面との間に隙間を有し、かかる放熱層の上面、側面、および上記周辺側の底面に前記第2ニッケル層が連続して形成されていると共に、当該放熱層の少なくとも上面および側面に上記第2ニッケル層を介して前記金層が形成されている。そのため、前記基板本体の表面を構成するセラミックと、放熱層で密着の弱い少なくとも底面の周辺側とが接触していないので、かかる非接触箇所にも第2ニッケル層を形成することが可能となることにより、上記放熱層を構成する銅などが外部に露出していない。従って、高温で且つ高湿度(例えば、摂氏80〜90℃および相対湿度80〜90%)の過酷な気象条件などの環境下においても、銅や銀の成分が溶出しないので、前述した変色や腐蝕などの不具合を生じるおそれが皆無となる。
(2)上記効果(1)に起因して、前記放熱層を含む複数の金属パッドの上方に追って搭載される各種の電子部品(素子)の実装強度を所要の強度に保ったり、上記金属パッドを通じて上記素子の熱を外部に迅速に放熱したり、あるいは、前記金属パッドを外部接続端子に兼用することもできるので、これらの性能ごとにおける信頼性を高められる。
(3)前記側壁により前記基板本体における一方の表面側にキャビティが形成され、上記側壁の内壁面と前記放熱層との間に位置する前記隙間を挟んで、上記側壁の内壁面に隣接する前記金属パッドの放熱層の側面にも、少なくとも前記第2ニッケル層が形成されている。その結果、上記キャビティを有する形態の基板本体において、上記効果(1),(2)を得ることが可能となる。
また、前記基板本体は、対向する一対の表面を有する平板形状の形態や、複数の素子搭載用の金属パッドが形成された一方の表面における周辺に沿って該一方の表面を底面とする側壁が立設されたキャビティを有する形態などを含む。
更に、前記金属パッドは、例えば、発光ダイオード(以下、LED素子と称する)やレーザーダイオード(以下、LD素子と称する)などの発光素子や、パワー半導体のような比較的高い発熱性の素子を搭載したり、前記素子の熱を外部に放熱したり、あるいは該放熱用と外部接続端子とを兼ねるパッドである。これらのうち、素子搭載用の金属パッドは、互いに異極となる一対(2個)あるいはそれ以上が前記基板本体の同じ表面に形成される。一方、放熱用および外部接続端子兼用の金属パッドは、前記基板本体で素子搭載用の金属パッドが形成された表面とは反対側の表面に1個以上が形成されるが、望ましくは複数の素子搭載用の金属パッドごとに対向する位置ごとに同数が形成される。
更に、前記メタライズ層は、例えば、タングステン、モリブデン、銅、あるいは銀の何れかからなる。
また、前記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、少なくとも30μm以上の厚みを有している。
更に、前記第1ニッケル層および第2ニッケル層は、厚みが約0.1〜約10μmの範囲にあり、その外周側のみは、Ni−Co系の合金の層としても良い。
また、前記金層の厚みは、約0.1〜約2.0μmの範囲にある。
加えて、前記配線基板には、単一の該配線基板の他、平面視で複数の前記配線基板を平面視で縦横に隣接して併有している多数個取り基板の形態も含まれる。
前記第2の配線基板によれば、上記放熱層の底面と上記基板本体の表面との間において、第1ニッケル層と第2ニッケル層とが接続されることにより、これらのニッケル層が前記放熱層を包囲しているので、前記効果(1),(2)を一層顕著に得ることが可能となる。より詳しくは、第2ニッケル層が基板本体の表面のみに接触している形態よりも、第1ニッケル層と第2ニッケル層とが互いに接続している形態の方が、放熱層をより強固に覆うことができる。更に、第2ニッケル層や、該第2ニッケル層を介して形成される金層が、基板本体の表面に接触しているので、放熱層が外部に露出する事態を防げ、且つ基板本体と金属パッドとの密着性を向上させることも可能となるので、前記効果(1)〜(3)を顕著に得ることが可能となる。
これによれば、上記金層が放熱層の少なくとも周辺側の底面、あるいは該放熱層おける上記側壁の内壁面に隣接する側面にも、第2ニッケル層を介して形成されているので、前記効果(1)〜(3)を一層確実に得ることが可能となる。
セラミックグリーンシートにおいて対向する一対の表面のうち、少なくとも一方の表面に未焼成のメタライズ層を形成し、更に前記セラミックグリーンシートおよび前記メタライズ層を焼成する工程と、焼成された前記メタライズ層の上面および側面に第1ニッケル層を形成する第1メッキ工程と、前記第1ニッケル層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に放熱層を形成する第2メッキ工程と、前記放熱層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に接する底面をエッチングするエッチング工程と、前記エッチングが施された放熱層の上面、側面、および平面視で少なくとも周辺側の底面に第2ニッケル層を形成する第3メッキ工程と、上記放熱層の少なくとも上面および側面に、上記第2ニッケル層を介して金層を形成する第4メッキ工程と、を含み、上記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、上記複数の金属パッドが形成された上記基板本体における一方の表面の周辺に沿って側壁が立設されており、上記第2メッキ工程において、上記放熱層は、上記側壁の内壁面と接して形成され、上記エッチング工程において、上記放熱層の内壁面と接する側面にも上記エッチングが施されると共に、上記第3メッキ工程において、上記放熱層における上記内壁面と隣接する側面にも上記第2ニッケル層が形成される、ことを特徴とする。
前記第1の配線基板の製造方法によれば、前記効果(1)〜(3)を奏し且つキャビティを含む配線基板を、比較的簡易な前記製造工程にて確実に製造することができる(効果(4))。
セラミックグリーンシートにおいて対向する一対の表面のうち、少なくとも一方の表面に未焼成のメタライズ層を形成し、更に前記セラミックグリーンシートおよび前記メタライズ層を焼成する工程と、焼成された前記メタライズ層の上面および側面に第1ニッケル層を形成する第1メッキ工程と、前記第1ニッケル層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に放熱層を形成する第2メッキ工程と、前記放熱層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に接する底面をエッチングするエッチング工程と、前記エッチングが施された放熱層の上面、側面、および平面視で少なくとも周辺側の底面に第2ニッケル層を形成する第3メッキ工程と、上記放熱層の少なくとも上面および側面に、上記第2ニッケル層を介して金層を形成する第4メッキ工程と、を含み、上記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、上記第3メッキ工程において、上記第2ニッケル層は、上記放熱層における周辺側の底面と基板本体の表面との間に予め形成された上記第1ニッケル層と接触するように形成される、ことを特徴とする。
尚、前記第1〜第4メッキ工程は、それぞれ専用の電解金属メッキ方法により行われる。そのため、前記基板本体、前記グリーンシート、あるいは前記セラミック層には、メッキ用配線が適所ごとに形成されている。
また、前記第2メッキ工程で形成された第1ニッケル層は、形成された直後に熱処理を施すことにより、下層の前記メタライズ層との密着性を高められる。
加えて、前記各工程は、複数の前記配線基板を得るための多数個取りの工程により行われる。
これによれば、上記金層が平面視における上記放熱層の少なくとも周辺側の底面、あるいは、該放熱層における上記側壁の内壁面に隣接する側面にも形成されているので、前記効果(4)を一層確実に得ることができる。
図1(A)は、本発明による一形態の配線基板1aを示す垂直断面図である。
上記配線基板1aは、図1(A)に示すように、セラミック層c1〜c3を積層してなり、対向する一対の表面3および裏面(表面)4を有する基板本体2aと、該基板本体2aの表面3および裏面4に一対(複数)ずつ個別に形成された金属パッド7a,7b,8a,8bと、を有している。
上記配線基板1aは、平面視が矩形(長方形または正方形)状であり、対向する表面3および裏面4を有する基板本体2aと、前記表面3の周辺に沿って立設した四辺の側壁5とを有していると共に、該側壁5の内壁面5aを側面とし、且つ上記表面3を底面とするキャビティ6を有している。
尚、上記セラミック層c1〜c3は、例えば、アルミナを主成分とし、これらのうち、下層側に位置する平板状のセラミック層c1,c2間には、本配線基板1aの製造時において、メッキ用配線として用いられた内層配線15が残留している。
また、前記メタライズ層9、ビア導体9a、および内層配線15は、タングステン(以下、Wと記載する)、あるいはモリブデン(以下、Moと記載する)を主成分とする。
更に、前記放熱層11は、厚みが約30〜150μmの銅(以下、Cuと記載する)、あるいは銀(以下、Agと記載する)を主成分とする。
上記配線基板1bは、図1(B)に示すように、前記同様の内層配線15を内蔵したセラミック層c1,c2のみからなり、対向する表面3および裏面4を有する平板状の基板本体2bと、該基板本体2bの表面3側および裏面4側において、前記同様に形成された金属パッド7a,7b,8a,8bと、を有している。
上記金属パッド7a,7b,8a,8bも、前記同様のメタライズ層9および放熱層11を有する構造体であり、図示で上下対称に位置する金属パッド7a,8aと金属7b,8bとは、基板本体2bの表面3と裏面4との間を貫通する貫通孔h1内に形成されたビア導体9aなどを介して個別に接続されている。
尚、前記第1および第2Ni層10,12における表層側の材料は、Ni−Co系合金からなる形態としても良い。
また、前記配線基板1a,1bの基板本体2a,2bにおける表面3および裏面4と、前記金属パッド7a,7b,8a,8bにおける放熱層11ごとの前記底面11bとの間には、図2(X)に例示するように、横向きに細長い隙間s1が位置している。かかる隙間s1において、垂直姿勢の前記第1Ni層10の中間と水平姿勢の第2Ni層12の先端とが接続部Jにおいて接続(接触)している。そのため、かかる第1・第2Ni層10,12によって、前記放熱層11の周囲を包囲しているので、該放熱層11の外部への露出を防いでいる。
尚、前記隙間s1,s2は、後述するように、前記配線基板1a,1bの製造時において、前記メタライズ層9の上面および各側面に対し、例えば、電解銅メッキを施して形成された前記同様の放熱層11をエッチングした際に、該放熱層11と基板本体2a,2bの表面3との間、あるいは、前記放熱層11と前記側壁5の内壁面5aとの間の密着を排除することによって形成されたものである。そのため、上記隙間s1,s2内には、これらの幅に応じて、少なくとも第2Ni層12のみが形成され、且つAu層13が形成されていない形態も含まれる。
また、前記配線基板1a,1bは、後述するように、複数の配線基板1aあるいは複数の配線基板1bを縦横に隣接して併設している多数個取り基板の形態であっても良い。
予め、アルミナ粉末、バインダー樹脂、可塑剤、および溶剤などを適量ずつ配合してセラミックスラリーを制作し、該セラミックスラリーをドクターブレード法によりシート状に成形したことによって、互いの厚みが異なる複数のセラミックグリーンシート(以下、単にグリーンシートと称する)を用意した。
上記グリーンシートのうち、1つのグリーンシートに対し、断面が大きめの長方形状のパンチと該パンチの先端部を受け入れる受け孔を有するダイとを用いた打ち抜き加工を施して、図3(A)の上方に示すように、平面視が長方形状の貫通孔h2を有し、且つ全体が矩形枠状であるグリーンシートg3を得た。
次に、上記グリーンシートg1,g2の貫通孔h1ごとに対し、W粉末あるいはMo粉末を含む導電性ペーストを孔埋め印刷して、図3(B)に示すように、未焼成である複数のビア導体9aを個別に形成した。引き続いて、グリーンシートg1,g2における少なくとも一方の表面に対し、上記と同じ導電性ペーストをスクリーン印刷して、所定パターンを有する未焼成のメタライズ層9と内層配線15とを所定位置ごとに形成した。
更に、未焼成のメタライズ層9、ビア導体9a、および内層配線15を有する前記グリーンシート積層体gsを加熱して、脱脂および同時焼成を行った。
その結果、図3(D)に示すように、互いに一体化されたセラミック層c1〜c3からなる基板本体2aと、同時に焼成されたメタライズ層9、ビア導体9a、および内層配線15とを有するセラミック積層体csが得られた。
次いで、上記セラミック積層体csを図示しない電解Cuメッキ浴中に浸漬すると共に、前記内層配線15に通電する第2メッキ工程を施すことによって、図4(A)に示すように、上記メタライズ層9ごとの上面および各側面にわたり、上記第1Ni層10を介して、Cuからなり且つ厚みが約30〜150μmである複数の放熱層11を個別に形成した。この際、上記放熱層11ごとの平面視における周辺側の底面11bと、基板本体2aの表面3のセラミックとが接触して比較的弱い力で密着していると共に、前記表面3側に位置する上記放熱層11ごとの側面と、これらと個別に隣接する側壁5ごとの内壁面5aのセラミックとが比較的弱い力で密着して接触していた。
そして、前記隙間s1,s2および放熱層11などを含む前記セラミック積層体csを図示しない電解Niメッキ浴中、および電解Auメッキ浴中に順次浸漬すると共に、前記内層配線15に通電する第3メッキ工程および第4メッキ工程を順次行った。
この際、図4(C)中の一点鎖線部分Dを拡大した図4(D1)に示すように、前記基板本体2aの表面3と、放熱層11の平面視における周辺側の底面11bとの隙間s1において、前記底面11bに沿って形成された第2Ni層12の先端は、予め、前記メタライズ層9の側面に形成されていた第1Ni層10の中間に接続Jしていた。更に、上記隙間s1の幅が比較的広い場合には、前記Au層13が、上記底面11bに沿って第2Ni層12を介して形成されていた。
一方、前記隙間s1の幅が比較的狭い場合には、図4(D2)に示すように、前記隙間s1内には、前記第2Ni層12のみが形成されていた。かかる形態でも、図示のように、第1・第2Ni層10,12は接続部Jを形成していた。
一方、図4(E2)に示すように、前記隙間s2の幅が比較的狭いの場合には、かかる隙間s2内には、前記第2Ni層12のみが形成されていた。
以上の結果、図4(C)に示したように、基板本体2aの表面3側に前記金属パッド7a,7bを有し、且つ裏面4側に前記金属パッド8a,8bを有する前記配線基板1aを得ることができた。
尚、前記第1および第2Ni層10,12の表層側には、Ni−Co系合金を適用しても良い。
また、前記矩形枠状のセラミック層c3は、複数のグリーンシートを積層し、これらの間や頂面にWまたはMoからなる内層配線や封止用メタライズ層を有すると共に、該内層配線と封止用メタライズ層との間などにビア導体を有する形態としても良い。
更に、前記配線基板1bを製造するには、前記製造方法において、前記グリーンシートg3およびセラミック層c3を省略することで可能となる。
上記多数個取り基板20は、図5(A),(B)に示すように、前記配線基板1aを縦・横方向に隣接して複数個ずつ配列した平面視が長方形の製品領域21と、該製品領域21の周辺を囲む平面視が矩形枠状の耳部22とを備えている。上記配線基板1a同士間の境界および、上記製品領域21と耳部22との境界は、平面視が格子形状を呈する仮想の切断予定面23によって区分されている。
また、図5(A)に示すように、上記耳部22で対向する左右の各側面24には、平面視で半円形状である複数の凹部25が形成され、該凹部25ごとの内壁面に沿って、WまたはMoからなり、且つ平面視が円弧形状のメッキ用電極26が形成されている。かかるメッキ用電極26ごとの製品領域21側には、メッキ用配線27が個別に接続され、該メッキ用配線27は、図5(B)に示すように、製品領域21内において外周側に位置する配線基板1aごとの前記内層配線15と導通可能に接続されている。
図5(A),(B)に示す多数個取り基板20は、大判の前記グリーンシートg1〜g3における前記製品領域21内の配線基板1aとなる領域ごとに対し、前述した各工程が順次施される。そして、上記製品領域21内において複数の配線基板1aが形成された後に、前記切断予定面23に沿ってダイシング加工などを施すことによって、複数の配線基板1aを得ることができる。
以上のような多数個取り基板20を用いる配線基板1aによっても、前記効果(4)と同様の効果が得られる。
尚、前記配線基板1bについても、前記多数個取り基板20と同様な形態の多数個取り基板を経て製造することができる。
例えば、前記基板本体2a,2bを構成するセラミックは、前記アルミナに限らず、窒化アルミニウムやムライトなどの高温焼成セラミック、あるいは、ガラス−セラミックなどの低温焼成セラミックとしても良い。後者の場合、前記メタライズ層9、ビア導体9a、および内層配線15の材料には、CuあるいはAgが適用される。
また、前記基板本体2aは、その裏面4側にも、前記同様の側壁5を形成して、表面3および裏面4の双方にキャビティ(6)を併有する形態としても良い。
加えて、前記基板本体2a,2bの表面3側および裏面4側の前記金属パッド7a,7b,8a,8bは、平面視で正方形状、五角形以上の正多角形または変形多角形、円形状、長円形状、あるいは楕円形状を呈する形態としても良い。これらの場合、前記メタライズ層9および放熱層11の平面視おける形状も上記と相似形の形状とされる。
2a,2b…………………基板本体
3……………………………表面
4……………………………裏面(表面)
5……………………………側壁
5a…………………………内壁面
7a,7b,8a,8c…金属パッド
9……………………………メタライズ層
10…………………………第1Ni層
11…………………………放熱層
11b………………………放熱層の周辺側の底面
12…………………………第2Ni層
13…………………………Au層
c1〜c3…………………セラミック層(セラミック)
s1,s2…………………隙間
J……………………………接続部
Claims (6)
- セラミックからなり、対向する一対の表面を有する基板本体と、該基板本体における少なくとも一方の表面に形成された複数の金属パッドとを有する配線基板であって、
上記金属パッドは、上記基板本体の少なくとも一方の表面に形成されたメタライズ層と、
上記メタライズ層の上面および側面に形成された第1ニッケル層と、
上記第1ニッケル層の上面および側面に形成され、且つ平面視において少なくとも周辺側の底面と上記基板本体における一方の表面との間に隙間を有する放熱層と、
上記放熱層の上面、側面、および少なくとも周辺側の底面に形成された第2ニッケル層と、
上記放熱層の少なくとも上面および側面に上記第2ニッケル層を介して形成された金層と、を備え、
上記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、
複数の金属パッドが形成された上記基板本体における一方の表面の周辺に沿って側壁が立設され、該側壁の内壁面と上記放熱層との間に隙間を有しており、上記側壁の内壁面に隣接する上記放熱層の側面には、少なくとも上記第2ニッケル層が形成されている、
ことを特徴とする配線基板。 - セラミックからなり、対向する一対の表面を有する基板本体と、該基板本体における少なくとも一方の表面に形成された複数の金属パッドとを有する配線基板であって、
上記金属パッドは、上記基板本体の少なくとも一方の表面に形成されたメタライズ層と、
上記メタライズ層の上面および側面に形成された第1ニッケル層と、
上記第1ニッケル層の上面および側面に形成され、且つ平面視において少なくとも周辺側の底面と上記基板本体における一方の表面との間に隙間を有する放熱層と、
上記放熱層の上面、側面、および少なくとも周辺側の底面に形成された第2ニッケル層と、
上記放熱層の少なくとも上面および側面に上記第2ニッケル層を介して形成された金層と、を備え、
上記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、
上記第1ニッケル層と上記第2ニッケル層とは、上記放熱層の底面と上記基板本体の表面との間において接続されている、
ことを特徴とする配線基板。 - 前記金層は、平面視で前記放熱層の少なくとも周辺側の底面、あるいは該放熱層おける前記側壁の内壁面に隣接する側面にも、前記第2ニッケル層を介して形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。 - セラミックからなり、対向する一対の表面を有する基板本体と、該基板本体における少なくとも一方の表面に形成された複数の金属パッドとを有する配線基板の製造方法であって、
セラミックグリーンシートにおいて対向する一対の表面のうち、少なくとも一方の表面に未焼成のメタライズ層を形成し、更に上記セラミックグリーンシートおよび前記メタライズ層を焼成する工程と、
焼成された上記メタライズ層の上面および側面に第1ニッケル層を形成する第1メッキ工程と、
上記第1ニッケル層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に放熱層を形成する第2メッキ工程と、
上記放熱層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に接する底面をエッチングするエッチング工程と、
上記エッチングが施された放熱層の上面、側面、および平面視で少なくとも周辺側の底面に第2ニッケル層を形成する第3メッキ工程と、
上記放熱層の少なくとも上面および側面に、上記第2ニッケル層を介して金層を形成する第4メッキ工程と、を含み、
上記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、
上記複数の金属パッドが形成された上記基板本体における一方の表面の周辺に沿って側壁が立設されており、
上記第2メッキ工程において、上記放熱層は、上記側壁の内壁面と接して形成され、
上記エッチング工程において、上記放熱層の内壁面と接する側面にも上記エッチングが施されると共に、
上記第3メッキ工程において、上記放熱層における上記内壁面と隣接する側面にも上記第2ニッケル層が形成される、
ことを特徴とする配線基板の製造方法。 - セラミックからなり、対向する一対の表面を有する基板本体と、該基板本体における少なくとも一方の表面に形成された複数の金属パッドとを有する配線基板の製造方法であって、
セラミックグリーンシートにおいて対向する一対の表面のうち、少なくとも一方の表面に未焼成のメタライズ層を形成し、更に上記セラミックグリーンシートおよび前記メタライズ層を焼成する工程と、
焼成された上記メタライズ層の上面および側面に第1ニッケル層を形成する第1メッキ工程と、
上記第1ニッケル層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に放熱層を形成する第2メッキ工程と、
上記放熱層の上面、側面、および少なくとも一方の上記表面に接する底面をエッチングするエッチング工程と、
上記エッチングが施された放熱層の上面、側面、および平面視で少なくとも周辺側の底面に第2ニッケル層を形成する第3メッキ工程と、
上記放熱層の少なくとも上面および側面に、上記第2ニッケル層を介して金層を形成する第4メッキ工程と、を含み、
上記放熱層は、銅または銀、あるいはこれらの一方をベースとする合金からなり、
上記第3メッキ工程において、上記第2ニッケル層は、上記放熱層における周辺側の底面と基板本体の表面との間に予め形成された上記第1ニッケル層と接触するように形成される、
ことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 前記第4メッキ工程において、平面視で前記放熱層の少なくとも周辺側の底面、あるいは該放熱層における前記側壁の内壁面に隣接する側面にも、前記金層が形成される、
ことを特徴とする請求項4または5に記載の配線基板の製造方法。
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