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JP6820965B2 - 車両用荷室構造 - Google Patents

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JP6820965B2
JP6820965B2 JP2019044271A JP2019044271A JP6820965B2 JP 6820965 B2 JP6820965 B2 JP 6820965B2 JP 2019044271 A JP2019044271 A JP 2019044271A JP 2019044271 A JP2019044271 A JP 2019044271A JP 6820965 B2 JP6820965 B2 JP 6820965B2
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Description

本発明は、例えば、車両のシートの後部に操作ストラップを備えた車両用荷室構造に関する。
従来、車両のシートの後部に、シートの態様を変化させるための操作ストラップを配置したものとしては、例えば、特許文献1に記載された車両用荷室構造が知られている。車両用荷室構造は、リアシート(後シート装置20)を車体前後方向にスライドさせるために、シートクッション(22)の後部(22a)にシートスライド手段(21)のロック解除用の操作ストラップ(44)を設けている。
リアシートの後部には、左右の保持部(85,86)によって、前端部の嵌合フック(111,112)を中心として回動可能に支持されたスライドボード(35)が配置されている。そのスライドボード(35)は、リアシートを車体前後方向に移動させた際に、リアシートに連動して、フロアボード(33)上を車体前後方向に移動する。
操作ストラップ(44)は、シートクッション(22)の中央後部(22b)から後方に向けて配置されている。スライドボード(35)の前側の基端中央には、操作ストラップ(44)を導き出すための基端凹部(101)が切欠形成されている。スライドボード(35)の下側(後側)に配置されるフロアボード(33)の前側の基端中央には、凹部が形成されていない。
フロアボード(33)には、フロアボード(33)及びスライドボード(35)をリアシートの背面に立て掛けた際に、ヘッドレスト(24)の内ロッド(48)に掛止するためのフック(83)を有する連結ストラップ(82)が設けられている。
フロアボード(33)及びスライドボード(35)は、使用しない場合、フック(83)を内ロッド(48)に掛止することで、シートバック(23,25)の各背面に立て掛けた状態に保持可能となっている。
特許第5805709号公報(図1及び図2)
しかし、特許文献1に記載の車両用荷室構造では、フロアボード(33)を倒した載置位置の状態からリアシートに立て掛けた収納位置の状態にする際に、操作ストラップ(44)がフロアボード(33)とリアシートの後面との間に挟まれるおそれがあった。
このため、リアシートをスライドさせるためには、挟まった操作ストラップ(44)を引き出す必要があるので、作業性が悪化する可能性があった。
そこで、本発明は、ボードがどの位置状態にあっても、容易にシートを操作することができる車両用荷室構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の車両用荷室構造は、車両のシートと、前記シートの後方で荷物を載置可能な載置位置と、前記シートの背面に沿って配置される収納位置と、に保持可能なボードと、前記シートの様態を変更するために前記シートの後部に設けられた操作ストラップと、を備え、前記操作ストラップは、前記載置位置における前記ボードの上方に位置する第1ループ部と、前記収納位置における前記ボードの下方に位置する第2ループ部と、を備えていることを特徴とする。
ここで「様態を変更する」とは、シート(例えば、リアシート)を前後方向にスライド移動だけに限らず、シートバックを前後方向に傾倒させることも含む。つまり、操作ストラップは、シートバックを前後方向に傾倒させるための操作部材であってもよい。
また、「ボードの下方に位置する」とは、ボード3の最下辺よりも下に位置する構造に限定されず、ボードの下端部(前端部)に形成された切欠部内に出現している状態も含む。
本発明は、ボードがどの位置状態にあっても、容易にシートを操作することができる車両用荷室構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両用荷室構造の一例を示す図で、ボードの使用状態を示す一部断面を有する概略側面図である。 ボードを水平な載置位置にしたときの状態を示す斜視図である。 ボードを載置位置の状態にしたときの操作ストラップの状態を示す要部断面図である。 ボードを載置位置の状態にしたときの操作ストラップの状態を示す要部拡大断面図である。 ボードをリアシートの背面に立て掛けた収納位置の状態を示す一部断面を有する概略側面図である。 ボードをリアシートの背面に立て掛けた収納位置の状態を示す斜視図である。 ボードをリアシートの背面に立て掛けた収納位置の状態を示す背面図である。 ボードを水平な載置位置の状態にしたときの操作ストラップの状態を示す要部拡大斜視図である。 ボードをリアシートの背面に立て掛けた収納位置の状態のときの操作ストラップの状態を示す要部拡大斜視図である。
以下、添付図面に基づき本発明の実施形態に係る車両用荷室構造の一例を説明する。
なお、図1または図2に示す車両1の進行方向を「F」、後退方向を「B」、「鉛直上方側を「U」、鉛直下方側を「D」、左側を「L」、右側を「R」として適宜説明する。また、シート連結部材65の前端部を中心として回動するボード3は、図1に示す水平状態にしたときの基端側を前側、先端側を後側として説明する。
≪車両≫
車両1は、車体後面に設けられた後部開口1aと、後部開口1aを開閉する扉(図示省略)と、車体後部に設けられた荷室2と、荷室2の前側に配置されたシート(例えば、リアシート6)と、荷室2に配置されたボード3と、ボード3を支持する棚部11と、を備えている。
なお、車両1は、図1に示すように、車体後部に荷室2、後部開口1a、扉(図示省略)、シートを有するものであれば、形式、種類は特に限定されない。車両1は、例えば、ミニバン、ワンボックスタイプ、ハッチバック、ステーションワゴン、クーペタイプ等の自動車から成る。また、車両1は、1列シートでも、2列シート、3列シート等の複数列のシートを有する自動車でもよい。以下、ミニバンタイプの2列シートの自動車を例に挙げて説明する。
≪車両用荷室構造≫
車両用荷室構造は、図1または図2に示すように、リアシート6と、荷室空間21を有する荷室2と、荷室空間21に配置されたボード3と、リアシート6に設けられた操作ストラップ8と、を備えている。
後部開口1aは、荷室2内に荷物を収納したり、荷室2内の荷物を取り出したりするためのドア開口部である。
なお、扉(図示省略)は、後部開口1aを開閉可能なものであれば、どのようなタイプのドアでも構わない。扉(図示省略)は、例えば、跳ねた上げタイプのヒンジ式ドアから成る。
<荷室>
荷室2は、荷物を収納したり、積載したりする空間である。この荷室2は、車体後端部に設けられた後部開口1aと、客室の後端部に配置されたリアシート6との間に形成されている。荷室2は、リアシート6を前後方向に移動させることによって、荷室2の前後方向に長さを変えることが可能になっている。荷室2内の左右両側には、ボード3のトランクボード32を支持する棚部11を有する車室内壁22が形成されている。
図1に示すように、荷室空間21は、リアシート6の後方に設けられた荷室2内の荷物収納空間である。荷室空間21は、ボード3を、荷物を載置可能な載置位置の状態に配置した場合、ボード3によって上側荷室空間と、下側荷室空間と、に上下に区画される。
<リアシート>
図1に示すように、リアシート6(シート)は、車室の後部に配置された座席である。リアシート6は、シートバック61と、シートクッション62と、傾動機構63と、スライド機構64と、シート連結部材65と、カバー部材66と、を備えている。リアシート6は、荷室2の前側に配置されて、スライド機構64によって前後方向にスライド可能に配置されている。リアシート6は、例えば、左右一対のシートバック61と、一つのシートクッション62と、を備えた座席から成る(図2,6,7参照)。
なお、リアシート6は、一つのベンチシートであってもよい。また、リアシート6は、荷室2の前側にあればよく、フロントシートであってもよい。
シートバック61は、例えば、シートバック61の下端部を中心として前後方向に傾倒可能な可倒式のものから成る。シートバック61は、傾動機構63及びシートロック機構(図示省略)によって、適宜な角度に傾けてロックすることが可能になっている。図2に示すように、例えば、右側のシートバック61の背面上部には、後記するフック部材4が設けられている。そのフック部材4は、シートバック61の背面の車幅方向中央寄りの位置に設置されている。左右のシートバック61の中央側下端部には、カバー部材66を配置するためのカバー設置用切欠部61aが切欠形成されている。
なお、フック部材4は、左側のシートバック61に取り付けてあってもよく、また、左右の両方のシートバック61に取り付けてあってもよい。
図1に示すように、シートクッション62には、前後方向に所定範囲だけスライド移動可能にするスライド機構64と、スライド機構64のロック状態を解除する解除レバー64a及び操作ストラップ8と、カバー部材66と、が配置されている。
傾動機構63は、シートバック61を適宜な角度に調整してその角度に保持するための装置である。傾動機構63は、シートバック61の下端部と、シートクッション62の後端部との連結箇所に設けられている。なお、傾動機構63は、傾動機構63の操作部を操作することによって、シートバック61を後傾状態から直立状態にすることが可能なものであればよく、その構造は特に限定されない。また、傾動機構63は、なくてもよい。
図1に示すように、リアシート6は、解除レバー64aまたは操作ストラップ8を操作することで、スライド機構64によって、前後方向に摺動させて前後方向の位置を調整できるようになっている。スライド機構64の後端部には、スライドボード31の先端部に設けた連結部材33のシート連結部材連結片33dに連結したシート連結部材65の前端部が連結されている。このため、シートクッション62は、前後方向に移動させれば、シート連結部材65及び連結部材33を介在してスライドボード31も前後方向に一緒に連動するように構成されている。
スライド機構64は、リアシート6に着座した乗員がリアシート6の位置を前後方向に調整したい場合、シートクッション62の前端部下側にある解除レバー64aを引き上げ操作することで、リアシート6の前後方向の位置を調整可能になっている。また、スライド機構64は、荷室2の後方にいる操作者がリアシート6の位置を前後方向に調整したい場合、操作ストラップ8を引っ張り操作することで、リアシート6の位置を前後方向に調整可能になっている。
図1に示すように、解除レバー64aの後端部(基端部)は、ケーブル64bの前端部が連結されている。そのケーブル64bの後端部は、操作ストラップ8の前端部(基端部)に、連結具64dによって連結されている。このため、解除レバー64aと操作ストラップ8とは、互いに連動するように設けられている。例えば、操作ストラップ8を後方に引くと、ケーブル64bも引かれ、その結果として解除レバー64aが上方向に間接的に操作されることになる。
ケーブル64bは、シートクッション62内において、シース部材64c内に進退自在に挿入して配置されている。そのシース部材64cは、ケーブル保持用ブラケット64eによってシートクッション62のフレーム部材に固定されている。
<ストラップ>
図1及び図3に示すように、操作ストラップ8は、リアシート6の様態を変更するためにリアシート6の後部に設けられた操作部材である。操作ストラップ8は、第1ストラップ部材81と、第2ストラップ部材82との二本の化繊から成る帯状の部材によって形成されている。操作ストラップ8の一部(前端側)は、リアシート6に設けられたストラップ開口部66aを通じてシート内部に挿通されている。
ここで「リアシート6の様態を変更する」とは、リアシート6を前後方向にスライド移動だけに限らず、シートバック62を前後方向に傾倒させることも含む。以下、その一例として、操作ストラップ8でリアシート6のスライドさせる場合を説明する。
図1〜図4に示すように、第1ストラップ部材81は、ボード3を載置位置の状態にした際に、ボード3の上方に位置する第1ループ部81aを有している。図4に示すように、第1ストラップ部材81と第2ストラップ部材82とは、側面視して略U字状に曲げて、第2ストラップ部材82を下にして重ねた状態で、縫合部8aを縫合して連結されている。
図8に示すように、第1ストラップ部材81と、第2ストラップ部材82とは、互いの色が異なっている。また、図4に示すように、第1ストラップ部材81と、第2ストラップ部材82とは、先端からリアシート6までの長さL1,L3がそれぞれ異なっている。操作ストラップ8は、上側の第1ストラップ部材81が長く、下側の第2ストラップ部材82が短く形成されている。また、図4に示すように、第1ループ部81aの先端からリアシート6までの長さL1は、リアシート6から切欠部31aの底辺31bまでの距離L5よりも長く形成されている。
図5〜図7に示すように、第2ストラップ部材82は、ボード3を収納位置の状態にした際に、ボード3の下方に位置する第2ループ部82aを有している。第2ストラップ部材82の略環状に形成された第2ループ部82aは、例えば、人差し指等の指が入る程度の大きさに形成されている。
第2ループ部82aの先端からリアシート6までの長さL3は、リアシート6から切欠部31aの底辺31bまでの距離L5よりも短く形成されている。
図8に示すように、第1ループ部81aの車幅方向の長さL2は、第2ループ部82aの車幅方向の長さL4と同じ、または、長く形成されている。
第1ループ部81aと第2ループ部82aとは、色が相違している。第1ループ部81aの色は、リアシート6の色と同系色である。
第2ループ部82aは、ボード3の上面の色と同系色である。
また、リアシート6とボード3とは、色が相違している。
シート連結部材65は、リアシート6とスライドボード31とを連結させて、スライドボード31をリアシート6に追従して移動するようにするための部材である。図6及び図7に示すように、シート連結部材65は、シート連結部65aと、ボード連結部65bと、シート連結部材本体65cと、を有する金属製部材から成る。
シート連結部65aは、シートクッション62の後端部に、シートクッション62の後端部を中心として前後方向に回動自在に軸支されている。
ボード連結部65bは、略逆U字形状のシート連結部材本体65cにおいて、スライドボード31の連結部材33に着脱自在に連結される部位である。
シート連結部材本体65cは、金属製棒状部材から成る。シート連結部材本体65cは、前端側に設けられたシート連結部65aと、後端側に配置されたボード連結部65bと、を連結している。
図3に示すように、カバー部材66は、左右のシートバック61の中央部側下端部に配置されている傾動機構63等を覆うセンタカバーである。カバー部材66には、操作ストラップ8を挿通するためのストラップ開口部66aと、ストラップ開口部66aの下方でストラップ開口部66aよりも後方に突出した突出部66bと、が形成されている。
ストラップ開口部66aは、横長の矩形な貫通孔から成る(図8参照)。
図4に示すように、突出部66bは、操作ストラップ8を下側から支える棚状の膨出部である。突出部66bの前後方向の長さL7は、第2ループ部82aの先端からリアシート6までの長さL3よりも短く形成されている。図7に示すように、突出部66bの車幅方向の長さL6は、切欠部31aの車幅方向の長さL8よりも短く形成されている。
<フック部材>
図6及び図7に示すように、フック部材4は、掛止部材5を掛止させることによって、リアシート6の背面に立て掛けたボード3を立て掛けた状態に保持するための掛止具である。このほか、フック部材4は、レジ袋(「取手付きゴミ袋」、「コンビニ袋」ともいう。)取手付きバッグ等を掛止する掛止具としても使用可能である。フック部材4は、リアシート6の背面において、収納位置の状態のボード3よりも上方の位置に設けられている。フック部材4は、ボード3をリアシート6の背面に配置した収納位置の状態で、リアシート6の背面において、起立状態のボード3よりも高い位置に設置することで、掛止部材5やレジ袋等を容易に掛止することができる。フック部材4は、側面視して略J字形状に形成されたフック41と、フック41をシートバック61の背面に固定するための固定枠42と、を備えて構成されている。
<掛止部材>
掛止部材5は、フック部材4に引っ掛け可能な可撓性の部材によって形成されている。掛止部材5は、例えば、背面視して略U字状に折り曲げた線状部材の両端部をボード3の中央部の右寄りの位置に設けられている。掛止部材5は、フック部材4に直接引っ掛けて掛止するワイヤ51によって形成されている。掛止部材5の基端部は、固定具72によってトランクボード32の下面に固定された保持部材7に固定されている。
ワイヤ51は、ある程度自由に曲げることが可能であって、ボード3を引っ張り上げることが可能な引張力を有する部材から成る。ワイヤ51は、1本から成るものであっても、複数本を撚ったケーブル状のものであってもよく、材質等は特に限定されない。
<保持部材>
図7に示すように、保持部材7は、掛止部材5の基端部を保持するための金属製または樹脂製のブラケットである。保持部材7は、掛止部材固定部71aと、収容凹部71bと、を有する保持部材本体71から成る。保持部材本体71は、複数の固定具72によってトランクボード32に固定された横長の矩形の平板部材から成る。
掛止部材固定部71aは、略U字状に曲げたワイヤ51の両側基端部を固定する固定部である。掛止部材固定部71aは、保持部材本体71に一体形成されている。
収容凹部71bは、U字状の掛止部材5の先端側部位を、ブラつかないように収容する保持部である。収容凹部71bは、平面視してL字状に折曲形成された2つの突出片を対向配置して、U字状のワイヤ51の先端側部位を挿入することが可能な略筒状(略C字状)の空間から成る。収容凹部71bを形成する2つの突出片間には、U字状のワイヤ51を挿通することが可能なスリットが形成されている。
≪ボード≫
図1及び図2に示すように、ボード3は、荷物を載置するための板状部材である。ボード3は、スライドボード31と、トランクボード32と、連結部材33と、掛止部材5(図6参照)と、を備えて構成されている。ボード3は、荷室空間21で、図1及び図2に示す荷物を載置可能な水平な載置位置(以下「載置位置」という)と、図5〜図7に示すリアシート6の背面に立て掛けて配置される収納位置(以下「収納位置」という)と、に保持可能である。
図1に示すように、載置位置の状態に配置したボード3は、荷室空間21を上側の上部荷室空間と、下側の下部荷室空間と、に上下に区画して、荷室2を二つの部屋にする仕切り部材の機能を有している。なお、ボード3をリアシート6の背面に沿って配置する収納位置の場合、ボード3は、リアシート6の背面に平行でなくてもよい。
また、ボード3は、載置位置において、車幅方向のストラップ開口部66aと同じ高さの位置にボード3の前端が後方に向かって凹む切欠部31a,32p(図3及び図4参照)を有している。
<スライドボード>
図1または図6に示すように、スライドボード31は、載置位置において、リアシート6と一緒に前後方向にスライド可能な平面視して略矩形の樹脂製の厚板状部材である。スライドボード31の前端部は、連結部材33及びシート連結部材65を介在してリアシート6に着脱可能に連結されている。このため、スライドボード31は、リアシート6を前方向にスライドさせた際に、リアシート6とスライドボード31の前端との間に、大きな隙間(図示省略)ができるのを抑制して、その隙間から荷物が落下するのを防止することができる。つまり、その隙間(図示省略)は、スライドボード31がリアシート6と一緒に前後方向に連動することで、シートバック61を傾動させない限り、変化しないように構成されている。
図7に示すように、スライドボード31の下側の左右前端部には、リアシート6に連結するための連結部材33が固定されている。図1及び図2に示すように、スライドボード31は、トランクボード32を左右の車室内壁22の棚部11間に掛け渡して水平に配置した際に、スライドボード31の後部が、トランクボード32の上面に載置される。
<トランクボード>
図1に示すように、トランクボード32は、スライドボード31の下側に配置されて、車室の側面1bの棚部11に支持させることが可能な平面視して略四角形の樹脂製の厚板部材から成る。図6に示すように、トランクボード32は、連結部32aと、前延部32bと、係合部32cと、保持部32fと、切欠部32pと、を有している。
トランクボード32の下面の後側には、トランクボード32を収納位置の状態(起立させた状態)にした際に、フック部材4のフック41に掛止される掛止部材5を固定した保持部材7が設けられている。トランクボード32は、収納位置の状態の場合、図5に示すように、左右の連結部32aを連結部材33のトランクボード連結片33bの被連結部33cに挿入した状態に配置される。また、トランクボード32は、収納位置の状態にする場合、左右の保持部32fを棚部11の凹部11bに挿入して起立状態にすることも可能である。
図6及び図7に示すように、前延部32bは、トランクボード32を収納位置の状態した際に、連結部32aからさらに前方(下側)に延設されて重心の位置を低くすることで、収納位置の状態のトランクボード32を安定化させる機能を有している。前延部32bは、ボード3を水平に配置した載置位置の状態のトランクボード32において、連結部32aよりも前方に向かって伸びて形成されている。この前延部32bは、凹部11bに前側両端部の保持部32fを挿入してトランクボード32を保持した際に、凹部11bの底面よりも下方に位置するように配置される。前延部32bの中央部には、コ字形状(凹状)の切欠部32pが形成されている。
連結部32aは、スライドボード31に固定されたトランクボード連結片33bの被連結部33cに連結される箇所である。連結部32aは、リアシート6、シート連結部材65、連結部材33及びスライドボード31を図1に示す載置位置の状態からさらに後側に移動した際に、トランクボード連結片33bの被連結部33cに連結される(図3参照)。また、連結部32aは、図6及び図7に示すように、ボード3を収納位置の状態にしたとき、トランクボード連結片33bによって保持される。連結部32aは、背面視して、連結部32aから後側に延設された前延部32bと、トランクボード32の前側両端部にある保持部32fと、の間に段差状に形成されている。また、連結部32aは、図1及び図3に示すように、縦断面視して、連結部32aの周囲の厚さよりも薄く、段差状に形成されて、トランクボード連結片33bが係合及び離脱可能に配置される。
保持部32fは、トランクボード32を収納位置の状態にする際に、棚部11の凹部11bに挿入されて保持される箇所である。
図6に示す係合部32cは、トランクボード32を棚部11上に載置した場合に、棚部11の上面に形成された凸部または凹部11aに係合してトランクボード32を支持する箇所である。係合部32cは、ボード3を水平に配置した載置位置の状態のトランクボード32において、トランクボード32の下面の左右端部中央に切欠形成された底面視及び側面視して略台形形状の溝から成る。
切欠部32pは、図6及び図7に示すように、連結部32aを連結部材33に係合させて、ボード3を収納位置の状態にした際に、第2ストラップ部材82の第2ループ部82aを切欠部32pから荷室2側に出現させるための部位である。このように、切欠部32pは、ボード3を収納位置の状態にした際に、操作ストラップ8のうちの第2ストラップ部材82を荷室2側から操作し易くしている。
<連結部材>
図6及び図7に示すように、連結部材33は、スライドボード31をトランクボード32及びシート連結部材65に着脱自在に連結するための部材である。連結部材33は、スライドボード31の左右前端部に固定された左右一対の金属製部材から成る。図7に示すように、連結部材33は、連結部材本体33aと、トランクボード連結片33bと、被連結部33cと、シート連結部材連結片33dと、を有している。連結部材33は、複数の固定具34によってスライドボード31の下面の前側の左右端部にそれぞれ固定されている。
連結部材本体33aは、スライドボード31に締結具等の固定具34によって固定される。連結部材本体33aは、車幅方向に延設された略矩形の平板状に形成されている。
図1、図3または図6に示すように、トランクボード連結片33bは、連結部材本体33aの車幅方向中央側後端部からトランクボード32側に突出するように折曲形成された側面視して略L字形状の突出片から成る。図1、図3及び図5に示すように、トランクボード連結片33bと、スライドボード31との間には、トランクボード32の連結部32aが係合される被連結部33cが形成されている。トランクボード連結片33bの先端部は、トランクボード32がスムーズに係合できるように斜め下方向に拡開するように折曲形成されている。
被連結部33cは、トランクボード32の左右前端部の連結部32aが着脱自在に係合されて、連結部32aを支持する部位である。被連結部33cは、側面視して略L字状のトランクボード連結片33bと、スライドボード31の下面と、によって形成された横溝形状の空間から成る。被連結部33cは、スライドボード31の下面から下方に伸びると共に、後方に開口する開口部を備えている。被連結部33cは、スライドボード31を後方向にスライド移動させたときと、図5に示すように、トランクボード32を収納位置の状態にしたときに、連結部32aに連結される。
図6に示すように、シート連結部材連結片33dは、連結部材本体33aの車幅方向外側前端部からリアシート6側に突出形成された突出片から成る。シート連結部材連結片33dは、シートクッション62の後端部に設けられたシート連結部材65のボード連結部65bを、着脱自在に連結する。シート連結部材連結片33dは、ボード連結部65bが係合される係合部33d1と、係合部33d1の先端側に形成された係止部33d2と、を連続形成して成る。
<棚部>
図1または図6に示すように、棚部11は、トランクボード32を下側から支持する支持部である。棚部11は、左右の車室内壁22から荷室2側(車内側)に、縦断面視して略コ字状に膨出して形成されている。棚部11は、前後方向に水平に延設されている。棚部11の上面には、前端部に設けられた凹部11bと、凹部11bの後方に設けられた凸部または凹部11aと、が設けられている。
図6に示すように、凸部または凹部11aは、トランクボード32を棚部11上に水平に載置した際に、トランクボード32の下面に形成した係合部32cが係合する突起から成る。なお、凸部または凹部11aと、係合部32cとは、互いに係合する凹凸関係であればよく、互いに凹凸関係を逆にした形状にしてもよい。
図6に示す凹部11bは、上部を開口する略U字状の溝から成る。凹部11bは、ボード3を収納位置の状態にして、トランクボード32の掛止部材5をシートバック61のフック部材4に掛止する際に、トランクボード32の保持部32fを挿入して保持するための溝である。
≪車両用荷室構造の作用≫
次に、図1〜図9を参照して本発明の実施形態に係る車両用荷室構造の作用を説明する。
ボード3の上面に荷物を載置する場合は、図1に示すように、トランクボード32を棚部11の上に載置し、トランクボード32の上にスライドボード31を載置して、ボード3を荷室空間21内に水平に配置する。
この場合、ボード3は、トランクボード32の下面の係合部32cが凸部または凹部11aに係合され、スライドボード31の前端部の連結部材33がリアシート6のシート連結部材65に連結されて保持されている。このため、ボード3は、車両1が走行中であっても、安定した状態で、荷室2内に配置することができる。
荷室空間21は、ボード3が荷物を載置可能な水平な載置位置の状態に配置されている場合、ボード3によって、上側と、下側との二つの空間に区画されている。このとき、操作ストラップ8は、図3及び図8に示すように、基端部の下側が突出部66bに支持されていることで、第1ストラップ部材81の先端側がスライドボード31上に載置されている。一方、第2ストラップ部材82の先端側は、ボード3の切欠部31a,32p内に配置されている。
この状態で、リアシート6の前後方向の位置を調整する場合は、解除レバー64aまたは操作ストラップ8を操作することで、リアシート6を前後方向に移動させることが可能となる。
図4に示すように、第1ストラップ部材81は、載置位置の状態のとき、スライドボード31上に載置されていることで、操作者が荷室2の後方側から引張操作し易い状態に配置されている。第1ストラップ部材81は、後方に長さL11以上引張操作すると、スライド機構64(図1参照)のロック状態を解除することができる。さらに、第1ストラップ部材81は、長さL12後方に引張操作すると、リアシート6を後方に移動させることができる。
また、図1に示すように、リアシート6に着座した乗員がリアシート6の前後方向の位置を調整する場合は、解除レバー64aを操作することで、リアシート6の前後方向の位置調整が可能になる。
ボード3を使用しない場合や、荷室2に大きな荷物を載置する場合は、図5に示すように、ボード3を収納位置の状態にする。その場合は、まず、スライドボード31を、シート連結部65aを中心として前方向に回動させて、シートバック61の背面に立て掛けた状態に配置する。次に、トランクボード32の連結部32aを、連結部材33の被連結部33cに挿入させる。この状態で、トランクボード32に固定された掛止部材5をフック部材4に掛止する。
ボード3は、トランクボード32の下端の連結部32aを被連結部33cに係合させることと、掛止部材5をフック部材4に掛止したことによって、安定した状態にリアシート6に支持することができる。このようにボード3を収納位置の状態にすることにより、荷室2は、上下方向に広い荷室空間21となるので、大きな荷物を収納することが可能となる。
このとき、操作ストラップ8の第1ストラップ部材81は、図5に示すように、スライドボード31とシートバック61との間にある。一方、第2ストラップ部材82は、図6及び図9に示すように、ボード3の切欠部31a,32pの位置から後方に向けて出現した状態にある。このため、ボード3を収納位置の状態にした場合は、第2ストラップ部材82が荷室2の後方側から引張操作し易い状態になる。
このように、本発明の車両用荷室構造は、図1または図5に示すように、車両1のシート(リアシート6)と、リアシート6の後方で荷物を載置可能な載置位置と、リアシート6の背面に沿って配置される収納位置と、に保持可能なボード3と、リアシート6の様態を変更するためにリアシート6の後部に設けられた操作ストラップ8と、を備え、操作ストラップ8は、載置位置におけるボード3の上方に位置する第1ループ部81aと、収納位置におけるボード3の下方に位置する第2ループ部82aと、を備えている。
これにより、本発明の車両用荷室構造の操作ストラップ8は、ボード3が載置位置の状態の場合、ボード3の上方にある第1ループ部81aを操作することで、荷室2の後方から容易にリアシート6の態様を変えることができる。また、操作ストラップ8は、ボード3が収納位置の状態の場合、ボード3の下方にある第2ループ部82aを操作することで、荷室2の後方から容易にリアシート6の態様を変えることができる。このため、操作ストラップ8は、ボード3の載置位置及び収納位置の状態のときに使用するストラップを分けることで、ボード3がどの位置状態にあっても、容易にリアシート6を操作することができる。
また、図4に示すように、操作ストラップ8の一部は、シート(リアシート6)に設けられたストラップ開口部66aを通じてシート内部に挿通され、ボード3は、載置位置において、車幅方向の前記ストラップ開口部66aと同じ高さの位置にボード3の前端が後方に向かって凹む切欠部31aを備え、第1ループ部81aの先端からリアシート6までの長さL1は、リアシート6から切欠部31aの底辺31bまでの距離L5よりも長く形成され、第2ループ部82aの先端からリアシート6までの長さL3は、リアシート6から切欠部31aの底辺31bまでの距離L5よりも短く形成されている。
これにより、第1ループ部81aは、先端からリアシート6までの長さL1が、リアシート6から切欠部31aの底辺31bまでの距離L5よりも長い。このため、ボード3を載置位置の状態にしたときに、荷物等が切欠部31aからボード3の下側に落下するのを防止することができる。また、第1ループ部81aは、ボード3が載置状態のときに、ボード3上に載置されるので、操作し易い。
また、第2ループ部82aは、先端からリアシート6までの長さL3が、リアシート6から切欠部31aの底辺31bまでの距離L5よりも短い。このため、第2ループ部82aは、ボード3を収納位置の状態にしたとき、ボード3とリアシート6の後面との間に挟まれるのを防止することができる。したがって、ボード3の前端を可能な限りリアシート6に近づけることができるので、ボード3とリアシート6との間の隙間から荷物が落下するのを抑制することが可能となる。
また、図7または図8に示すように、シート(リアシート6)に、ストラップ開口部66aの下方でストラップ開口部66aよりも後方に突出する突出部66bを設け、突出部66bの車幅方向の長さL6は、切欠部31aの車幅方向の長さL8よりも短く、操作ストラップ8の一部は、リアシート6に設けられたストラップ開口部66aを通じてシート内部に挿通されている。
これにより、シート(リアシート6)は、ストラップ開口部66aの下方に、ストラップ開口部66aよりも後方に突出した突出部66bを有している。このため、第1ループ部81a及び第2ループ部82aが下方に垂れさがるのを突出部66bで支えて防止することができる。また、リアシート6を操作する操作者は、第1ループ部81a及び第2ループ部82aを指で掴み易くので、操作性を向上させることができる。
突出部66bは、車幅方向の長さL6が、切欠部31aの車幅方向の長さL8よりも短く形成されていることで、切欠部31aの範囲に収めることができる。このため、リアシート6に突出部66bを設けても、ボード3をリアシート6に近づけて配置することができるので、ボード3とリアシート6との間の隙間から荷物が落下するのを抑制することができる。
また、図4に示すように、突出部66bの前後方向の長さL7は、第2ループ部82aの先端からシート(リアシート6)までの長さL3よりも短い。
これにより、突出部66bは、前後方向の長さL7が、第2ループ部82aの先端からリアシート6までの長さL3よりも短く形成されていることで、第2ループ部82aの前端付近を突出部66bから下方に下がるように配置することができる。このため、第2ループ部82aは、切欠部31a内に配置することができるので、操作者が第2ループ部82aを掴み易くすることができるため、操作性をより向上させることができる。
また、図4に示すように、第1ループ部81aは、第2ループ部82aの上方に重ねて配置されている。
これにより、第1ループ部81aは、第2ループ部82aの上方に重ねて配置されているで、ボード3が載置位置の状態のときに、操作者から第1ループ部81aがよく見え、第2ループ部82aを見え難くできる。このため、第1ループ部81aは、操作者が直感的に操作するように配置することができる。
また、図8に示すように、第1ループ部81aの車幅方向の長さL2は、第2ループ部82aの車幅方向の長さL4と同じ、または、長い。
これにより、第1ループ部81aは、車幅方向の長さL2が、第2ループ部82aの車幅方向の長さL4と同じ、または、長いことで、真上から見た場合、第1ループ部81aで第2ループ部82aを隠すことができる。このため、第1ループ部81aは、操作者が直感的に操作されるように配置することができる。
また、図4及び図8に示すように、第1ループ部81aを形成する第1ストラップ部材81と、第2ループ部82aを形成する第2ストラップ部材82を異ならせ、第1ストラップ部材81と第2ストラップ部材82とは、重ねた状態で縫合されている。
これにより、第1ストラップ部材81と第2ストラップ部材82とは、重ねた状態で縫合されているので、簡単に一体化させることができる。このため、第1ストラップ部材81及び第2ストラップ部材82は、リアシート6の内部に設けられたケーブル64b等と操作ストラップ8とを結合する作業を1回で行えるので、組付性を向上させることができる。
また、図8に示すように、第1ループ部81aと第2ループ部82aとは、色を異ならせ、第2ループ部82aは、ボード3の上面の色と同系色である。
これにより、第2ループ部82aは、ボード3の上面の色と同系色であることで、操作者から、ボード3の上面と第2ループ部82aとが一体的に見えるようにすることができる。また、第1ループ部81aと第2ループ部82aとは、色が異なっていることで、ボード3及び第2ループ部82aと異なる色の第1ループ部81aを目立つようにすることができる。このため、操作者が直感的に第1ループ部81aを操作するようすることができる。
また、図8に示すように、シート(リアシート6)とボード3とは、色を異ならせ、第1ループ部81aの色は、リアシート6の色と同系色である。
これにより、第1ループ部81aは、色がリアシート6の色と同系色であることで、第1ループ部81aがリアシート6の関係部品であることが強調されるので、より直感的に第1ループ部81aが操作されるようにすることができる。
≪変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、前記実施形態では、図8に示すように、第1ストラップ部材81と第2ストラップ部材82を上下に一致させた状態で重ねた場合を説明したが、これに限定されるものではない。第1ストラップ部材81と第2ストラップ部材82は、切欠部31a及び突出部66bがある位置にあればよく、車幅方向にずらして配置してもよい、
また、図4に示す第2ストラップ部材82は、第1ストラップ部材81から分かれて、切欠部31aを介してスライドボード31またはトランクボード32の下側になるように配置すれば、第1ストラップ部材81よりも長くてよい。また、第1ストラップ部材81と第2ストラップ部材82とを連結する縫合部8aは、ホチキス針のような連結具で連結してもよい。
また、ボード3は、載置位置の状態と、収納位置の状態とにすることができるものであって、切欠部31a,32pを有するものであれば、1枚の板材で形成してもよい。また、ボード3は、スライドボード31またはトランクボード32が前後方向にスライドするものに限定されるものではなく、前後方向に移動しないものであってもよい。また、ボード3は、樹脂材料で形成したものに限定されるものではなく、例えば、金属や、木材や、それらを組み合わせて作製したものであってもよい。
また、掛止部材5及び保持部材7は、ボード3の後端部に複数個所に設けてもよいし、また、ボード3の後端部中央部の一か所に設けてもよく、その設置位置及び数を適宜変更してもよい。
1 車両
3 ボード
6 リアシート(シート)
8 操作ストラップ
31 カバー部材
31a 切欠部
31b 底辺
66a ストラップ開口部
66b 突出部
81 第1ストラップ部材
81a 第1ループ部
82 第2ストラップ部材
82a 第2ループ部
L1 第1ループ部の先端からシートまでの長さ
L2 第1ループ部の車幅方向の長さ
L3 第2ループ部の先端からシートまでの長さ
L4 第2ループ部の車幅方向の長さ
L5 シートから切欠部の底辺までの距離
L6 突出部の車幅方向の長さ
L7 突出部の前後方向の長さ
L8 切欠部の車幅方向の長さ

Claims (9)

  1. 車両のシートと、
    前記シートの後方で荷物を載置可能な載置位置と、前記シートの背面に沿って配置される収納位置と、に保持可能なボードと、
    前記シートの様態を変更するために前記シートの後部に設けられた操作ストラップと、を備え、
    前記操作ストラップは、前記載置位置における前記ボードの上方に位置する第1ループ部と、
    前記収納位置における前記ボードの下方に位置する第2ループ部と、を備えていること、
    を特徴とする車両用荷室構造。
  2. 前記操作ストラップの一部は、前記シートに設けられたストラップ開口部を通じてシート内部に挿通され、
    前記ボードは、前記載置位置において、車幅方向の前記ストラップ開口部と同じ高さの位置に該ボードの前端が後方に向かって凹む切欠部を備え、
    前記第1ループ部の先端から前記シートまでの長さは、前記シートから前記切欠部の底辺までの距離よりも長く形成され、
    前記第2ループ部の先端から前記シートまでの長さは、前記シートから前記切欠部の底辺までの距離よりも短く形成されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の車両用荷室構造。
  3. 前記シートに、前記ストラップ開口部の下方で該ストラップ開口部よりも後方に突出する突出部を設け、
    前記突出部の車幅方向の長さは、前記切欠部の車幅方向の長さよりも短く、
    前記操作ストラップの一部は、前記シートに設けられたストラップ開口部を通じてシート内部に挿通されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の車両用荷室構造。
  4. 前記突出部の前後方向の長さは、前記第2ループ部の先端から前記シートまでの長さよりも短いこと、
    を特徴とする請求項3に記載の車両用荷室構造。
  5. 前記第1ループ部は、前記第2ループ部の上方に重ねて配置されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用荷室構造。
  6. 前記第1ループ部の車幅方向の長さは、前記第2ループ部の車幅方向の長さと同じ、または、長いこと、
    を特徴とする請求項5に記載の車両用荷室構造。
  7. 前記第1ループ部を形成する第1ストラップ部材と、前記第2ループ部を形成する第2ストラップ部材を異ならせ、
    前記第1ストラップ部材と前記第2ストラップ部材とは、重ねた状態で縫合されていること、
    を特徴とする請求項5または請求項6に記載の車両用荷室構造。
  8. 前記第1ループ部と前記第2ループ部とは、色を異ならせ、
    前記第2ループ部は、前記ボードの上面の色と同系色であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用荷室構造。
  9. 前記シートと前記ボードとは、色を異ならせ、
    前記第1ループ部の色は、前記シートの色と同系色であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用荷室構造。
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