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JP6724640B2 - 差動通信回路 - Google Patents

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Description

本発明は、差動信号を送信する差動通信回路に関する。
差動通信回路として、バスを構成する一対の信号線の電位差の有無によって、伝送する信号をハイかローのいずれかに切り替える回路が知られている。このような差動通信回路では、バスを駆動状態から非駆動状態に切り替えたときに、バスのインピーダンスが高くなり、大きなリンギングが発生する。その結果、本来ゼロとなる電位差に正の電位差が生じて、信号のレベル判定の閾値を超えることがあり、レベル判定が不安定になる。
そこで、特許文献1に記載の装置は、バスを駆動させる第1スイッチ及び第2スイッチと、第1スイッチ及び第2スイッチがオフ状態のときに、第1スイッチ及び第2スイッチのオン状態と逆向きの電圧をバスに印加する第3スイッチ及び第4スイッチと、を備えている。これにより、第1スイッチ及び第2スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えた場合、バスの電位差が負となるため、リンギングが生じても信号がレベル判定の閾値を超えることがなく、安定したレベル判定が実現される。
米国特許第9223736号公報
特許文献1に記載の装置は、第1スイッチ及び第2スイッチをオフ状態にする期間において、第3スイッチ及び第4スイッチを常時オン状態にして、バスに駆動電流を流しているため、消費電力が増大するという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、安定した信号のレベル判定を可能とするとともに、消費電力を抑制した差動通信回路を提供することを主たる目的とする。
本発明は、送信信号に応じて一対の信号線の電位差を切り替える差動通信回路であって、第1スイッチ(Tr1)と、第2スイッチ(Tr2)と、第3スイッチ(Tr3)と、第4スイッチ(Tr4)と、主駆動回路(DH1,DL1)と、副駆動回路(DH2,DL2)と、を備える。第1スイッチは、一対の信号線のうちの第1信号線(11)と第1電位(131)との間に設けられている。第2スイッチは、一対の信号線のうちの第2信号線(12)と前記第1電位よりも低電位に設定された第2電位(139)との間に設けられている。第3スイッチは、第1信号線と第2電位との間に設けられている。第4スイッチは、第2信号線と第1電位との間に設けられている。主駆動回路は、第1スイッチ及び第2スイッチを駆動する。副駆動回路は、主駆動回路により第1スイッチ及び第2スイッチがオン状態からオフ状態へ切り替えられた時に、第3スイッチ及び第4スイッチをオフ状態からオン状態へ切り替え、第3スイッチ及び第4スイッチのオン状態の期間が、予め設定された第1スイッチ及び第2スイッチのオフ状態の最短期間よりも短くなるように、第3スイッチ及び第4スイッチを駆動する。
本発明によれば、第1スイッチ及び第2スイッチのオン状態からオフ状態への切り替え時に、第1スイッチ及び第2スイッチのオフ状態の最短期間よりも短い期間、第3スイッチ及び第4スイッチがオン状態となる。その結果、第1スイッチ及び第2スイッチのオン状態での信号線間の電位差を正の電位差とすると、信号線間に負の電位差が生じる。リンギングは、第1スイッチ及び第2スイッチをオン状態からオフ状態へ切り替えた直後に発生し、短期間で減衰する。そのため、第1スイッチ及び第2スイッチをオン状態からオフ状態へ切り替えた直後から短期間だけ、信号線間の電位差が負となれば、その期間後に電位差がゼロとなっても、安定した信号のレベル判定が可能となる。また、第3スイッチ及び第4スイッチのオン状態の期間が、第1スイッチ及び第2スイッチのオフ状態の期間よりも短い期間とされることにより、同じ期間とされる場合よりも、消費電力が抑制される。したがって、安定した信号のレベル判定を可能とするとともに、消費電力を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ECUの回路構成を示す図である。 第1実施形態に係るトランスミッタの構成を示す図である。 送信信号、フェーズ、第1信号線の電位、第2信号線の電位、及び差動信号のタイムチャートである。 レセッシブ期間に逆バイアスを掛けない場合の差動信号の波形を示す図である。 レセッシブ期間に逆バイアスを掛けた場合の差動信号の波形を示す図である。 第1実施形態に係るレセッシブ期間の差動信号、ドライバのスイッチのゲート電圧、及び逆バイアスを掛けるスイッチのゲート電圧の波形を示す図である。 逆バイアスを掛けるスイッチのオン時間を変化させた場合の差動信号の波形の変化を示す図である。 逆バイアスを掛けるスイッチのハーフオン時間を変化させた場合の差動信号の波形を示す図である。 第2実施形態に係るトランスミッタに含まれるドライバの構成を示す図である。 第2実施形態に係るレセッシブ期間の差動信号、ドライバのスイッチのゲート信号、及び逆バイアスを掛けるスイッチのゲート電圧の波形を示す図である。 逆バイアスを掛けるスイッチの駆動能力を変化させた場合の差動信号の波形の変化を示す図である。 CANプロトコルの規格を示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。各実施形態に係る通信システムは、複数のECU100が共通のバス10を介して差動信号を送受信するシステムを想定している。各ECU100間の通信プロトコルとしては、周知の規格であるCAN FDの規格を用いることを想定している。CANは登録商標であり、CAN FDは、Controller Area Network with Flexible Data-rateの略称である。
[第1実施形態]
<1−1.通信システムの構成>
まず、通信システムの構成について、図1を参照して説明する。図示していないが、各ECU100は、バス10の幹線から分岐した複数の支線にそれぞれ接続されている。つまり、各ECU100は、バス型ネットワークのノードとなっている。各ECU100がバス10を介して送受信する差動信号は、ドミナントとレセッシブの2値で表されるビット単位の信号列で構成されている。バス10は、一対の信号線11と信号線12とからなる2線式の通信路である。信号線11の両端は、それぞれ終端抵抗を介して信号線12の両端に接続されている。信号線11と信号線12との電位差が正か否かによって、送信信号TXのドミナント又はレセッシブが表される。以下では、信号線11の電位をVHとし、信号線12の電位をVLとする。
各ECUは、同じ回路構成となっており、通信コントローラ110と、トランシーバ120とを備える。
通信コントローラ110は、CPU、ROM、RAM等を備え、通信制御を実行する情報処理装置である。通信コントローラ110は、例えば、コンピュータシステムとしての機能が集約されたマイクロコントローラから構成されている。通信コントローラ110は、通信端子として、TX端子、PSE端子、及びRX端子を備える。各端子は、トランシーバ120の通信端子と接続されている。
トランシーバ120は、バス10と通信コントローラ110との間のインターフェースとして機能する装置であり、トランスミッタ130とレシーバ140とを備える。
トランスミッタ130は、通信コントローラ110のTX端子から出力される送信信号TXを、信号線11と信号線12との電位差である差動信号Vdiffに変換して、バス10へ送信する。差動信号Vdiffは、信号線12の電位VLを基準として、差動信号Vdiff=電位VH−電位VLとする。トランスミッタ130は、送信信号TXがドミナントの場合には、差動信号Vdiffが正の値となるようにバス10を制御する。一方、トランスミッタ130は、送信信号TXがレセッシブの場合には、差動信号Vdiffが零以下の値となるようにバス10を制御する。差動信号Vdiffは、バス10を介して他のECU100のレシーバ140へ伝わる。本実施形態では、送信信号TXのHレベルをドミナントとし、Lレベルをレセッシブとする。なお、トランスミッタ130の回路構成の詳細は後述する。
レシーバ140は、コンパレータから構成された周知の回路である。レシーバ140は、差動信号Vdiffを受信し、差動信号Vdiffと閾値Vthrとを比較して、差動信号Vdiffがドミナントとレセッシブのどちらを表しているか判定する。本実施形態では、閾値Vthrを0.7Vとしている。そして、レシーバ140は、判定に応じた受信信号RXを通信コントローラ110のRX端子へ出力する。受信信号RXは、ドミナントとレセッシブの2つの状態に対応した2値の信号である。
<1−2.トランスミッタの構成>
次に、トランスミッタ130の回路構成について、図2を参照して説明する。トランスミッタ130は、スイッチTr1〜Tr4、ダイオードD1〜D4、ドライバDH1,DL1,DH2,DL2、電源131及び論理回路135,136を備える。
スイッチTr1,Tr4は、PMOSトランジスタであり、スイッチTr2,Tr3は、NMOSトランジスタである。つまり、スイッチTr1〜Tr4は、ゲート端子を制御端子とする電圧制御型のトランジスタである。スイッチTr1とダイオードD1とダイオードD3とスイッチTr3は、直列に接続されている。詳しくは、スイッチTr1のドレイン端子とダイオードD1のアノード端子とが接続されており、ダイオードD1のカソード端子とダイオードD3のアノード端子とが接続されている。さらに、ダイオードD3のカソード端子とスイッチTr3のドレイン端子とが接続されている。また、スイッチTr4とダイオードD4とダイオードD2とスイッチTr2も、直列に接続されている。詳しくは、スイッチTr4のドレイン端子とダイオードD4のアノード端子とが接続されており、ダイオードD4のカソード端子とダイオードD2のアノード端子とが接続されている。さらに、ダイオードD2のカソード端子とスイッチTr2のドレイン端子とが接続されている。
そして、スイッチTr1のソース端子及びスイッチTr4のソース端子は、電源131に接続されている。本実施形態において、電源131は5Vの直流電源である。スイッチTr3のソース端子及びスイッチTr2のソース端子は、アース139に接続されている。すなわち、スイッチTr3,Tr2のソース端子は接地されている。また、ダイオードD1とダイオードD3の接続点PHは信号線11に接続されており、ダイオードD4とダイオードD2の接続点PLは信号線12に接続されている。すなわち、接続点PHと接続点PLの電位差が差動信号Vdiffとなる。
ドライバDH1は、スイッチTr1のゲート端子に接続されており、送信信号TXを入力として、スイッチTr1を駆動する回路である。詳しくは、ドライバDH1は、送信信号TXがHレベルのとき、スイッチTr1のゲート端子に電圧を印加せず、送信信号TXがLレベルのとき、スイッチTr1のゲート端子に電圧を印加する。つまり、スイッチTr1は、送信信号TXがドミナントのときオン状態となり、送信信号TXがレセッシブのときオフ状態となる。
ドライバDL1は、スイッチTr2のゲート端子に接続されており、送信信号TXを入力として、スイッチTr1を駆動する回路である。詳しくは、ドライバDL1は、送信信号TXがHレベルのとき、スイッチTr2のゲート端子に電圧を印加し、送信信号TXがLレベルのとき、スイッチTr2のゲート端子に電圧を印加しない。つまり、スイッチTr2は、スイッチTr1と同様に、送信信号TXがドミナントのときオン状態となり、送信信号TXがレセッシブのときオフ状態となる。
論理回路135,136は、送信信号TXと通信フレームのフェーズPSEを入力とする回路である。CAN FDプロトコルの通信フレームは、アービトレーションフェーズとデータフェーズの2つのフェーズで構成されている。アービトレーションフェーズは、従来のCANと同等のビットレート(例えば、500kbps)に設定されている。一方、データフェーズは、アービトレーションフェーズよりも高速の最大5Mbpsまでのビットレートを設定可能である。アービトレーションフェーズでは、複数のECU100からの送信信号TXが衝突した場合に調停を行い、データフェーズでは、調停勝ちしたECU100からの送信信号TXを送信する。本実施形態では、フェーズPSEのLレベルをアービトレーションフェーズとし、Hレベルをデータフェーズとする。
論理回路135は、送信信号TXがLレベル且つフェーズPSEがHレベルのとき、出力がLレベルとなり、それ以外のときは出力がHレベルとなる。すなわち、論理回路135は、データフェーズで且つレセッシブの状態のときだけ、出力がLレベルとなる。一方、論理回路136は、送信信号TXがLレベル且つフェーズPSEがHレベルのとき、出力がHレベルとなり、それ以外のときは出力がLレベルとなる。
ドライバDL2は、論理回路135の出力を入力として、スイッチTr3を駆動する回路である。ドライバDL2は、スイッチTr5、抵抗Ra、コンデンサCa、電源132、及びパルス生成器133を備える。スイッチTr5は、PMOSトランジスタであり、ソース端子は電源132に接続されている。本実施形態において、電源132は5Vの直流電源である。抵抗RaとコンデンサCaはRC並列回路を構成しており、このRC並列回路は、スイッチTr5のドレイン端子とアース139との間に接続されている。そして、スイッチTr5とRC並列回路との接続点が、スイッチTr3のゲート端子に接続されている。また、パルス生成器133は、スイッチTr5のゲート端子と論理回路136の出力端子との間に接続されている。
パルス生成器133は、論理回路135の出力がHレベルのときは、5Vの電圧をスイッチTr5のゲート端子に印加し、論理回路135の出力がLレベルときは、所定の時間幅の0VのパルスをスイッチTr5のゲート端子に出力する。つまり、パルス生成器133は、論理回路135の出力がLレベルのときに、所定の時間幅の間だけ、スイッチTr5のゲート端子に電圧を印加しない。よって、データフェーズのレセッシブ期間において、OVのパルスの時間幅の間だけ、スイッチTr5がオン状態となり、ひいては、スイッチTr3がオン状態となる。
ドライバDH2は、論理回路136の出力を入力として、スイッチTr4を駆動する回路である。ドライバDH2は、スイッチTr6、抵抗Rb、コンデンサCb、及びパルス生成器134を備える。スイッチTr6は、NMOSトランジスタであり、ソース端子は接地されている。抵抗RbとコンデンサCbはRC並列回路を構成しており、このRC並列回路は、電源131とスイッチTr6のドレイン端子との間に接続されている。そして、スイッチTr6とRC並列回路との接続点が、スイッチTr4のゲート端子に接続されている。また、パルス生成器134は、スイッチTr6のゲート端子と論理回路136の出力端子との間に接続されている。
パルス生成器134は、論理回路136の出力がLレベルのときは、スイッチTr6のゲート端子に電圧を印加せず、論理回路136の出力がHレベルのときは、所定の時間幅の5VのパルスをスイッチTr6のゲート端子に出力する。よって、データフェーズのレセッシブ期間において、5Vのパルスの時間幅の間だけ、スイッチTr6がオン状態となり、ひいては、スイッチTr4がオン状態となる。
なお、本実施形態では、トランスミッタ130が差動通信回路に相当し、レシーバ140が受信回路に相当する。また、信号線11が第1信号線、信号線12が第2信号線に相当し、スイッチTr1〜Tr4が、それぞれ第1〜第4スイッチに相当し、スイッチTr5,Tr6がサブスイッチに相当する。また、ドライバDH1,DL1が主駆動回路に相当し、ドライバDH2,DL2が副駆動回路に相当する。また、電源131が第1電位に相当し、アース139が第2電位に相当する。さらに、パルス生成器133がタイマに相当し、1ビットの幅が、予め設定されたスイッチTr1,Tr2のオフ状態の最短期間に相当する。
<1−3.トランスミッタの動作>
次に、トランスミッタ130の動作について、図3を参照して説明する。アービトレーションフェーズのドミナント期間では、スイッチTr1,Tr2がオン状態、スイッチTr3,Tr4がオフ状態となり、信号線11の電位VHは5V、信号線12の電位VLは0Vとなる。よって、差動信号Vdiffは正の電位差を表す波形となる。また、アービトレーションフェーズのレセッシブ期間では、スイッチTr1〜Tr4は全てオフ状態となり、信号線11,12の電位VH,VLはいずれも2.5Vとなる。よって、差動信号Vdiffは電位差零の波形となる。なお、ここでは、便宜上、スイッチTr1〜Tr4及びダイオードD1〜D4の電圧降下分は考慮していない。
一方、データフェーズのドミナントン期間では、アービトレーションフェーズのドミナント期間と同様に、スイッチTr1,Tr2がオン状態、スイッチTr3,Tr4がオフ状態となり、電位VHは5V、電位VLは0Vとなる。
ここで、スイッチTr1,Tr2をオン状態からオフ状態に切り替えると、バス10がハイインピーダンス状態になり、図4に示すように、差動信号Vdiffにリンギングが重畳する。リンギングが重畳すると、本来、閾値Vthr未満となるべき差動信号Vdiffが閾値Vthrを超えることが起こりうる。アービトレーションフェーズでは、ビットレートが低く、リンギングの発生時間に比べて、差動信号Vdiffのレベル判定時間が十分に長い。そのため、リンギングが発生しても、安定した差動信号Vdiffのレベル判定を行うことができる。しかしながら、データフェーズでは、ビットレートが高く、リンギングの発生時間に比べて、差動信号Vdiffのレベル判定時間が十分に長くない。そのため、リンギングが発生すると、差動信号Vdiffのレベル判定が不安定になる。
よって、データフェーズのレセッシブ期間では、スイッチTr1,Tr2をオフ状態、スイッチTr3,Tr4をオン状態にして、信号線11の電位VHよりも信号線12の電位VLを高くする。すなわち、データフェーズにおいて、ドミナント期間におけるバス10の電圧印加状態を正バイアス状態とすると、レセッシブ期間ではバス10を逆バイアス状態にする。これにより、図5に示すように、差動信号Vdiffの波形には、負の方向にバイアスが掛かり、リンギング発生時でも閾値Vthrを超えることが抑制される。ただし、データフェーズのレセッシブ期間にバス10に逆バイアスを掛けると、バス10に駆動電流が流れるため、スイッチTr1〜Tr4をオフ状態にする場合よりも消費電力が増加する。例えば、レセッシブ期間中、常にスイッチTr3,Tr4の駆動能力を最大にし、バス10に−5Vの逆バイアスを掛けると、ドミナント期間と同等の電力を消費することになる。そこで、安定したレベル判定を実現しつつ、消費電力を抑制するように、差動信号Vdiffの波形を調整する。
<1−4.差動信号波形の調整>
次に、データフェーズのレセッシブ期間における、差動信号Vdiffの波形の調整について説明する。差動信号Vdiffの波形は、ドライバDL2,DH2で調整する。図6に、差動信号Vdiff、スイッチTr5のゲート電圧Vg5、及びスイッチTr3のゲート電圧Vg3の波形を示す。ドライバDH2は、ドライバDL2と対称的な動作をする。よって、図示していないが、スイッチTr6のゲート電圧Vg6、及びスイッチTr4のゲート電圧Vg4の波形は、それぞれ、ゲート電圧Vg5及びゲート電圧Vg3の波形の上下を逆にした波形となる。ここでは、ドライバDL2による差動信号Vdiffの波形の調整についてのみ説明するが、ドライバDH2はドライバDL2と対称的な構成及び動作となっている。
パルス生成器133が出力するパルスの時間幅は、スイッチTr5がオン状態となるオン期間となり、ひいては、スイッチTr3がオン状態となるオン期間T1となる。よって、パルスの時間幅を長くすれば、オン期間T1が長くなり、図7に破線で示すように、差動信号Vdiffの波形の底辺の長さが長くなる。つまり、パルスの時間幅を長くすると、差動信号Vdiffの最小値Vminの継続時間が長くなる。
リンギングは、スイッチTr1,Tr2をオン状態からオフ状態に切り替えた直後に発生し短期間で減衰する。そのため、スイッチTr1,Tr2のオフ状態の間中、すなわち1ビットの幅の期間中、常時スイッチTr3をオン状態にする必要はない。よって、ドライバDL2は、オン期間T1が1ビットの幅よりも短くなるように、スイッチTr3を駆動する。つまり、パルス生成器133は、1ビットの幅よりも短い時間幅のパルスを出力する。これにより、オン期間T1は、1ビットの幅よりも短い期間に調整され、オン期間T1を1ビットの幅とする場合と比べて、消費電力が低減される。
また、リンギングは徐々に減衰するので、差動信号Vdiffを最小値Vminから徐々に零に近づけるようにすると、最小値Vminから急激に零にする場合と比べて、オン期間T1を短くしても、差動信号Vdiffが閾値Vthrを超えることが抑制される。よって、ドライバDL2は、抵抗RaとコンデンサCaのRC並列回路を備え、差動信号Vdiffの大きさが徐々に零に近づくように、スイッチTr3を駆動する。
スイッチTr3をオン状態からオフ状態に切り替えると、コンデンサCaに蓄積された電荷が抵抗Raへ流れて消費される。これに伴い、図6に示すように、ゲート電圧Vg3は徐々に低下して、スイッチTr3の駆動能力は徐々に低下する。その結果、差動信号Vdiffの大きさは徐々に小さくなる。そして、ゲート電圧Vg3が閾値Vthg以下になると、スイッチTr3は完全にオフ状態になり、差動信号Vdiffは零になる。つまり、図8に破線で示すように、抵抗Raの抵抗値及びコンデンサCaの容量値を変えると、スイッチTr3をオン状態に切り替えてから完全にオフ状態になるまでの期間、すなわちスイッチTr3のハーフオン期間T2は変化する。
リンギングの発生時間は、バス10に接続するECU100の数等によって変化する。よって、通信システムの構成に応じて、オン期間T1及びハーフオン期間T2は適切な値に設定され、設定されたオン期間T1及びハーフオン期間T2が得られるように、パルス生成器133により生成されるパルスの時間幅、抵抗Raの抵抗値及びコンデンサCaの容量値が設定されている。
<1−5.効果>
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)データフェーズのレセッシブ期間において、1ビット幅よりも短い期間、バス10に逆バイアスを掛けたことにより、差動信号Vdiffが閾値Vthrを超えることを抑制しつつ、消費電力を抑制することができる。
(2)データフェーズのレセッシブ期間において、バス10に逆バイアスを掛けた後、差動信号Vdiffを徐々に零に近づけることによって、スイッチTr3,Tr4のオン期間を更に短くし、消費電力を更に抑制することができる。
(3)ドライバDL2,DH2がRC並列回路を備え、スイッチTr5,Tr6とRC並列回路との接続点が、スイッチTr3,Tr4のゲート端子に接続されている。これにより、スイッチTr3,Tr4の駆動能力を徐々に低下させて、差動信号Vdiffを徐々に零に近づけることができる。
(4)送信信号TX及びフェーズPSEから、パルス生成器133,134により生成されるパルスの時間幅によって、スイッチTr3,Tr4のオン期間T1を調整することができる。
[第2実施形態]
<2−1.第1実施形態との相違点>
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、共通する構成については説明を省略し、相違点を中心に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第2実施形態では、スイッチTr3,Tr4を駆動するドライバDL2A,DH2Aが第1実施形態のドライバDL2,DH2と異なる。図9に示すように、ドライバDL2が、1パルスを生成するパルス生成器133を用いていたのに対して、ドライバDL2Aは、パルス生成器133の代わりに、信号生成器138を用いる。なお、図に示していないが、ドライバDH2Aも、同様に、パルス生成器134の代わりに、信号生成器を用いる点がドライバDH2と異なる。
信号生成器138は、論理回路135のLレベルの出力から、所定の生成期間に亘ってパルス幅変調信号(以下、PWM信号)を生成する。すなわち、信号生成器138は、送信信号TXとフェーズPSEからPWM信号を生成する。信号生成器138は、論理回路135の出力がHレベルのときは、スイッチTr5のゲート端子に5Vを印加し、論理回路15の出力がLレベルのときは、PWM信号を生成してスイッチTr5のゲート端子に印加する。本実施形態では、信号生成器138がタイマに相当する。
<2−2.差動信号波形の調整>
次に、データフェーズのレセッシブ期間における、ドライバDL2A,DH2Aによる差動信号Vdiffの波形の調整について説明する。図10に、第2実施形態における、差動信号Vdiff、ゲート電圧Vg5、ゲート電圧Vg3の波形を示す。第1実施形態と同様に、ゲート電圧Vg6及びゲート電圧Vg4の波形は、それぞれ、ゲート電圧Vg5及びゲート電圧Vg3の波形の上下を逆にした波形となる。また、ドライバDH2AはドライバDL2Aと対称的な構成及び動作となっている。
図10に示すように、スイッチTr5のゲート端子にPWM信号を入力すると、PWM信号はRC並列回路で平滑化され、平滑化された平滑信号がスイッチTr3のゲート端子に入力される。よって、図11に破線で示すように、PWM信号のデューティ比を高くすると、スイッチTr3の駆動能力が高くなり、差動信号Vdiffの大きさが大きくなる。つまり、PWM信号のデューティ比を高くすると、差動信号Vdiffの最小値Vminの大きさが大きくなり、消費電力は大きくなる。そこで、ドライバDL2Aは、最小値Vminの大きさが、スイッチTr1,Tr2がオン状態の時における差動信号Vdiffの最大値の大きさよりも小さくなるように、スイッチTr3を駆動する。
また、図10に示すように、PWM信号の生成期間は、スイッチTr3のオン期間T1となる。PWM信号の生成期間を長くすると、オン期間T1が長くなり、差動信号Vdiffの最小値Vminの継続時間が長くなる。よって、ドライバDL2Aは、PWM信号の生成期間を調整して、オン期間T1が1ビットの幅よりも短くなるように、スイッチTr3を駆動する。
オン期間T1及び差動信号Vdiffの最小値Vminは、通信システムの構成に応じて設定され、設定されたオン期間T1及び最小値Vminが得られるように、PWM信号の生成期間及びデューティ比が設定されている。図12は、データフェーズのレセッシブ期間でのCANプロトコルの規格を示す。本実実施形態では、最小値Vminは、CANプロトコルの規格を満たすように、−0.5V以上で且つ0.05V以下の値に設定されている。また、抵抗Raの抵抗値及びコンデンサCaの容量値は、PWM信号を適切に平滑化できる値に設定されている。
<2−3.効果>
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1)〜(3)に加え、以下の効果が得られる。
(5)スイッチTr3,Tr4の駆動能力を制限して、差動信号Vdiffの最小値Vminの大きさを、スイッチTr1,Tr2がオン状態の時における差動信号Vdiffの最大値の大きさよりも小さくすることにより、消費電力を抑制することができる。
(6)データフェーズのレセッシブ期間において、差動信号の最小値Vminを−0.5V以上且つ0.05V以下の値とすることで、CANプロトコルの規格を満たすことができる。
(7)PWM信号の生成期間によって、スイッチTr3,Tr4のオン期間T1を調整することができる。
(8)PMW信号のデューティ比を調整することで、スイッチTr3,Tr4の駆動能力を調整し、ひいては、差動信号Vdiffの最小値Vminを所望の値とすることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(a)上記第1実施形態において、オン期間T1だけが調整され、ハーフオン期間T2が調整されなくてもよい。この場合、ドライバDL2,DH2は、RC並列回路を備えなくてもよいし、各スイッチはトランジスタでなくてもよい。
(b)上記第1実施形態と上記第2実施形態を組み合わせ、オフ期間T1、ハーフオン期間T2、及び差動信号Vdiffの最小値Vminを調整してもよい。この場合、ドライバDL2A,DH2Aを用い、RC並列回路の抵抗値及び容量値を、所望のハーフオン期間T2となるように設定しておけばよい。
(c)ドライバDL2,DH2は、オン期間T1、ハーフオン期間T2を予め調整できる回路構成であれば、どのような回路構成であってもよい。また、ドライバDL2A,DH2Aは、オン期間T1,差動信号Vdiffの最小値Vminを予め調整できる回路構成であれば、どのような回路構成であってもよい。
(d)上記各実施形態に係るトランスミッタ130は、CANプロトコル以外の通信規格の差動通信に適用してもよい。例えば、上記各実施形態に係るトランスミッタ130は、1ビットの期間中に、HレベルとLレベルが切り替わる差動信号を送信する通信に適用してもよい。この場合、オン期間T1は、予め設定されたスイッチTr1,Tr2のオフ状態の最短期間よりも短くなるように設定すればよい。
(e)上記各実施形態において、差動通信回路は、トランスミッタ130及びレシーバ140を含むトランシーバ120としてもよい。
(f)上記各実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(g)上述した差動送信回路の他、当該差動送信回路を構成要素とする差動通信システム等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
11,12…信号線、130…トランスミッタ、131…電源、139…アース、DH1,DH2,DH2A,DL1,DL2,DL2A…ドライバ。

Claims (6)

  1. 送信信号に応じて一対の信号線の電位差を切り替える差動通信回路であって、
    前記一対の信号線のうちの第1信号線(11)と第1電位(131)との間に設けられた第1スイッチ(Tr1)と、
    前記一対の信号線のうちの第2信号線(12)と前記第1電位よりも低電位に設定された第2電位(139)との間に設けられた第2スイッチ(Tr2)と、
    前記第1信号線と前記第2電位との間に設けられた第3スイッチ(Tr3)と、
    前記第2信号線と前記第1電位との間に設けられた第4スイッチ(Tr4)と、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを駆動する主駆動回路(DH1,DL1)と、
    前記主駆動回路により前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオン状態からオフ状態へ切り替えられた時に、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチをオフ状態からオン状態へ切り替え、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオン状態の期間が、予め設定された前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのオフ状態の最短期間よりも短くなるように、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを駆動する副駆動回路(DH2,DL2)と、を備え
    前記第3スイッチ及び前記第4スイッチはトランジスタであり、
    前記副駆動回路は、抵抗(Ra,Rb)とコンデンサ(Ca,Cb)との並列回路と、前記並列回路と所定電位との間に直列に接続されているサブスイッチ(Tr5,Tr6)と、を有し、
    前記第3スイッチ及び前記第4スイッチは、電圧制御型のトランジスタであり、
    前記第3スイッチ及び前記第4スイッチの制御端子は、前記サブスイッチと前記並列回路との接続点に接続されている、
    差動通信回路。
  2. 送信信号に応じて一対の信号線の電位差を切り替える差動通信回路であって、
    前記一対の信号線のうちの第1信号線(11)と第1電位(131)との間に設けられた第1スイッチ(Tr1)と、
    前記一対の信号線のうちの第2信号線(12)と前記第1電位よりも低電位に設定された第2電位(139)との間に設けられた第2スイッチ(Tr2)と、
    前記第1信号線と前記第2電位との間に設けられた第3スイッチ(Tr3)と、
    前記第2信号線と前記第1電位との間に設けられた第4スイッチ(Tr4)と、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを駆動する主駆動回路(DH1,DL1)と、
    前記主駆動回路により前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオン状態からオフ状態へ切り替えられた時に、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチをオフ状態からオン状態へ切り替え、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオン状態の期間が、予め設定された前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのオフ状態の最短期間よりも短くなるように、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを駆動する副駆動回路(DH2,DL2)と、を備え
    前記第3スイッチ及び前記第4スイッチはトランジスタであり、
    前記副駆動回路は、前記送信信号を用いてパルス幅変調信号を生成し、生成した前記パルス幅変調信号を平滑化した平滑信号を前記第3スイッチ及び前記第4スイッチの制御端子に入力することにより、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフ状態のときの前記一対の信号線の電位差の大きさが、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオン状態のときの前記電位差の大きさよりも小さくなるように、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを駆動するものであり、
    前記パルス幅変調信号のデューティ比は、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチの駆動能力に対応する前記電位差を所望の大きさとする値に設定されている、
    差動通信回路。
  3. 送信信号に応じて一対の信号線の電位差を切り替える差動通信回路であって、
    前記一対の信号線のうちの第1信号線(11)と第1電位(131)との間に設けられた第1スイッチ(Tr1)と、
    前記一対の信号線のうちの第2信号線(12)と前記第1電位よりも低電位に設定された第2電位(139)との間に設けられた第2スイッチ(Tr2)と、
    前記第1信号線と前記第2電位との間に設けられた第3スイッチ(Tr3)と、
    前記第2信号線と前記第1電位との間に設けられた第4スイッチ(Tr4)と、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを駆動する主駆動回路(DH1,DL1)と、
    前記主駆動回路により前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオン状態からオフ状態へ切り替えられた時に、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチをオフ状態からオン状態へ切り替え、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオン状態の期間が、予め設定された前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのオフ状態の最短期間よりも短くなるように、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを駆動する副駆動回路(DH2,DL2)と、を備え
    前記副駆動回路は、前記送信信号を入力とするタイマを用いて、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチのオン状態の期間を調整する、
    差動通信回路。
  4. 前記副駆動回路は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチがオフ状態のときの前記一対の信号線の電位差の大きさが徐々に零に近づくように、前記第3スイッチ及び前記第4スイッチを駆動する、請求項に記載の差動通信回路。
  5. 前記副駆動回路は、前記電位差の大きさを0.5V以内に制御する、請求項に記載の差動通信回路。
  6. さらに、前記送信信号を受信する受信回路(140)を備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の差動通信回路。
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