JP6589411B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、現像バイアスとして、電位が交互に変化する部分と電位が変化せずに一定となる部分とを交互に供給する構成を採用した場合には、常に電位が交互に変化する構成を採用した場合と比較して、消費電力自体は低減されることになる。しかしながら、この場合には、電位が交互に変化する現像バイアスを用いて現像されたトナー像と、電位が変化せずに一定となる現像バイアスを用いて現像されたトナー像とで、画質に違いが生じやすくなってしまう。
本発明は、現像に起因する画質の低下を抑制しつつ、現像における消費電力を低減することを目的とする。
請求項2記載の発明は、前記設定部は、前記像保持体上の前記画像領域が前記現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記直流成分の大きさを固定させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3記載の発明は、前記設定部は、前記像保持体上の前記画像領域が前記現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記交流成分として、ピークトゥピーク値が前記基準値にされた基準出力期間と、ピークトゥピーク値が前記特別値にされた特別出力期間とを、交互に繰り返すことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置である。
請求項4記載の発明は、前記設定部は、前記像保持体上で隣接する2つの前記画像領域の間に位置する画像間領域が前記現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を、前記基準値よりも小さい値にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置である。
請求項5記載の発明は、像保持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部と、前記像保持体と前記現像部との間に、直流成分に交流成分を重畳させた現像バイアスを供給する供給部と、前記像保持体にて画像形成の対象となる画像領域が前記現像部と対向する現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を、予め決められた基準値から当該基準値よりも小さい特別値へと順次小さくなるように変化させる出力期間を繰り返す設定を行う設定部とを含む画像形成装置である。
請求項6記載の発明は、前記設定部は、前記設定を前記静電潜像の内容に関わらず行うことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7記載の発明は、像保持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部と、前記像保持体と前記現像部との間に、直流成分に交流成分を重畳させた現像バイアスを供給する供給部と、消費電力の低減に比べて画質を優先させた通常モードにおいて、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を予め決められた基準値に設定する第1モード、または、画質に比べて消費電力の低減を優先させた節電モードにおいて、前記静電潜像の内容に関わらず、当該現像バイアスにおける当該交流成分のピークトゥピーク値を当該基準値と当該基準値よりも小さくかつ0ではない特別値との間で変化させるとともに、基準値を出力する期間である基準出力期間を特別値を出力する期間である特別出力期間よりも長くし、当該基準出力期間の当該交流成分の周波数を、当該特別出力期間の当該交流成分の周波数より大きくする第2モードに設定する設定部とを含む画像形成装置である。
請求項8記載の発明は、前記設定部は、前記第1モードおよび前記第2モードのそれぞれにおいて、前記現像バイアスにおける前記直流成分の大きさを固定させる設定を行うことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置である。
請求項9記載の発明は、像保持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部と、前記像保持体と前記現像部との間に、直流成分に交流成分を重畳させた現像バイアスを供給する供給部と、画質に比べて消費電力の低減を優先させた節電モードにおいて、前記像保持体にて画像形成の対象となる画像領域が前記現像部と対向する現像領域を通過する場合に、前記静電潜像の内容に関わらず、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を、予め決められた基準値と当該基準値よりも小さくかつ0ではない特別値との間で変化させるとともに、基準値を出力する期間である基準出力期間を特別値を出力する期間である特別出力期間よりも長くし、当該基準出力期間の当該交流成分の周波数を、当該特別出力期間の当該交流成分の周波数より大きくする設定を行う設定部とを含む画像形成装置である。
請求項2記載の発明によれば、直流現像バイアスの大きさを変化させた場合と比較して、得られる画像の濃度の変動を抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、簡易な設定にて、トナーの振動の変動量を低減することができる。
請求項4記載の発明によれば、画像間領域に対する交流現像バイアスのピークトゥピーク値を基準値に設定した場合と比較して、現像における消費電力を低減することができる。
請求項7記載の発明によれば、交流現像バイアスのピークトゥピーク値を常に基準値に設定する場合と比較して、現像に起因する画質の低下を抑制しつつ、現像における消費電力を低減することができる。
請求項8記載の発明によれば、直流現像バイアスの大きさを変化させた場合と比較して、得られる画像の濃度の変動を抑制することができる。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、画像形成部10と、用紙供給部20と、定着部30と、制御装置100とを有する。本実施の形態の画像形成部10は、電子写真方式にて単色(例えば黒色)のトナー像を形成する。用紙供給部20は、画像形成部10に向けて用紙Pを供給する。定着部30は、画像形成部10によって用紙P上に形成された画像(トナー像)を定着させる。制御装置100は、画像形成装置1を構成する各部の動作を制御する。
制御装置100は、プログラムを読み出して実行するCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラムやプログラムを実行する際に使用するデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)と、プログラムを実行する際に一時的に生成されるデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)(すべて図示せず)とを備えている。
画像形成部10では、矢印A方向に回転する感光体ドラム11が、接触する帯電ロール12に供給される帯電バイアスによって帯電電位VHに帯電される。次に、露光装置13による露光が開始され、帯電電位VHに帯電された状態で回転する感光体ドラム11は、露光装置13から出射される光によって画像部が選択的に露光される。その結果、帯電および露光が行われた有機感光層には、背景部が帯電電位VHとなり画像部が露光電位VLとなる静電潜像が形成される。
この処理では、まず、制御装置100が、UI部50を介して、ユーザから節電モードの設定指示を受け付けたか否かを判断する(ステップ10)。ステップ10で肯定の判断(YES)を行った場合、制御装置100は、次に、環境測定部60から、温度および湿度を含む環境測定データを取得する(ステップ20)。続いて、制御装置100は、ステップ20で取得した環境測定データに基づき、温度および湿度を含む現在の環境条件が、予め決められた許容範囲内にあるか否かを判断する(ステップ30)。なお、ステップ30では、温度が通常よりも高温または低温となっている場合や、湿度が通常よりも高湿または低湿となっている場合に、許容範囲外であるとして否定の判断(NO)を行う。ステップ30で肯定の判断(YES)を行った場合、制御装置100は、現像装置14の現像モードを「節電モード」に設定し(ステップ40)、この処理を完了する。これに対し、ステップ10で否定の判断(NO)を行った場合、および、ステップ30で否定の判断(NO)を行った場合、制御装置100は、現像装置14の現像モードを「通常モード」に設定し(ステップ50)、この処理を完了する。そして、制御装置100は、現像装置14の現像モードを「節電モード」あるいは「通常モード」に設定した状態で、画像形成動作の開始指示があるまで待機することになる。
図5(a)は実施の形態1の通常モードで交流現像バイアスVAとして使用される通常交流現像バイアスVAsの波形の一例を、図5(b)は実施の形態1の節電モードで交流現像バイアスVAとして使用される節電交流現像バイアスVArの波形の一例を、それぞれ示している。図5(a)、(b)において、横軸は時間tの経過を示し、縦軸は交流現像バイアスVAの大きさ(ピークトゥピーク値)を示す。
図5(a)に示す通常交流現像バイアスVAsは、ピークトゥピーク値が一律に交流基準値VA0に設定された矩形波で構成される。ここで、通常交流現像バイアスVAsにおける現像バイアス周期Tは基準周期Tsに設定される。その結果、通常交流現像バイアスVAsにおける現像バイアス周波数fは、基準周期Tsの逆数である基準周波数fsとなる。
図5(b)に示す節電交流現像バイアスVArは、ピークトゥピーク値が交流基準値VA0(基準値の一例)に設定された矩形波を出力する基準出力期間Z0と、ピークトゥピーク値が交流基準値VA0よりも小さい交流特別値VA1(特別値の一例:VA1<VA0)に設定された矩形波を出力する特別出力期間Z1とを、交互に繰り返す構成となっている。この例において、基準出力期間Z0は、特別出力期間Z1よりも長く設定されている(Z0>Z1)。ここで、節電交流現像バイアスVArにおける現像バイアス周期Tは、基準出力期間Z0および特別出力期間Z1において、ともに基準周期Tsに設定される。その結果、節電交流現像バイアスVArにおける現像バイアス周波数fも、基準出力期間Z0および特別出力期間Z1において、ともに基準周期Tsの逆数である基準周波数fsとなる。また、節電交流現像バイアスVArにおいて、基準出力期間Z0における現像バイアス周期T(基準周期Ts)の数を基準周期数Mとし、特別出力期間Z1における現像バイアス周期T(基準周期Ts)の数を特別周期数Nとしたとき、基準周期数Mは特別周期数Nよりも大きく設定されている(M>N)。
図6は、本実施の形態の通常モードにおいて、複数の用紙Pに対し連続して画像形成動作を行う場合における現像バイアス(直流現像バイアスVDおよび交流現像バイアスVA)の設定例を説明するためのタイミングチャートである。また、図7は、本実施の形態の節電モードにおいて、複数の用紙Pに対し連続して画像形成動作を行う場合における現像バイアス(直流現像バイアスVDおよび交流現像バイアスVA)の設定例を説明するためのタイミングチャートである。ここで、図6および図7は、感光体ドラム11の外周面に、連続する2枚の用紙Pに対応する画像が順次形成される場合を例示している。なお、以下の説明においては、感光体ドラム11の移動方向(矢印A方向)に対し、用紙Pに転写するための画像が形成され得る領域を画像領域S1と呼び、画像領域S1と次の画像領域S1との間に設けられる領域を画像間領域S2と呼ぶ。また、以下の説明においては、1枚目の用紙Pに対応する画像領域S1に形成される画像を第1画像Im1と呼び、2枚目の用紙Pに対応する画像領域S1に形成される画像を第2画像Im2と呼ぶ。
通常モードで画像形成動作を実行している間、直流現像バイアスVDは、直流基準値VD0=−600Vに設定される。すなわち、通常モードでは、現像領域を通過する感光体ドラム11上の部位が画像領域S1であるか画像間領域S2であるかに関わらず、同じ直流現像バイアスVD(直流基準値VD0)が供給される。
節電モードで画像形成動作を実行している間、直流現像バイアスVDは、直流基準値VD0=−600Vに設定される。すなわち、節電モードでは、現像領域を通過する感光体ドラム11上の部位が画像領域S1であるか画像間領域S2であるかに関わらず、同じ直流現像バイアスVD(直流基準値VD0)が供給される。
また、上述した条件にて画像形成動作を行ったところ、通常モードにおける交流現像電源1142の消費電力が1.92Wであったのに対し、節電モードにおける交流現像電源1142の消費電力は1.66Wであった。すなわち、節電モードで画像形成動作を実行することにより、通常モードで画像形成動作を実行した場合に比べて、消費電力を約13.5%低減することができた。
実施の形態1では、節電モードで使用する節電交流現像バイアスVArとして、基準出力期間Z0における交流基準値VA0の供給と、特別出力期間Z1における交流特別値VA1の供給とを、交互に行う構成を採用していた。換言すれば、実施の形態1では、節電交流現像バイアスVArを2値(交流基準値VA0および交流特別値VA1)で構成していた。これに対し、本実施の形態では、節電交流現像バイアスVArを多値で構成するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9(a)は実施の形態2の通常モードで交流現像バイアスVAとして使用される通常交流現像バイアスVAsの波形の一例を、図9(b)は実施の形態2の節電モードで交流現像バイアスVAとして使用される節電交流現像バイアスVArの波形の一例を、それぞれ示している。図9(a)、(b)において、横軸は時間tの経過を示し、縦軸は交流現像バイアスVAの大きさ(ピークトゥピーク値)を示す。
図9(b)に示す節電交流現像バイアスVArは、ピークトゥピーク値が交流基準値VA0から交流特別値VA1へと順次小さくなるように設定された矩形波を出力する減衰出力期間Z2を、繰り返す構成となっている。ここで、節電交流現像バイアスVArにおける現像バイアス周期Tは、基準周期Tsに設定される。その結果、節電交流現像バイアスVArにおける現像バイアス周波数fも、基準周期Tsの逆数である基準周波数fsとなる。
また、本実施の形態では、節電モードで使用する節電交流現像バイアスVArとして図9(b)に示す波形を採用することで、実施の形態1(図5(b)に示す波形を採用した場合)と比べて、節電モードにおけるトナーの振幅の変動をより低減することが可能になる。
実施の形態1、2では、ユーザから通常モードまたは節電モードの指定を受け付けるとともに、通常モードと節電モードとにおいて、異なる交流現像バイアスVAを供給するようにしていた。これに対し、本実施の形態では、感光体ドラム11上に形成される画像の種別に応じて、供給する交流現像バイアスVAの内容を設定するようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態1、2と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
この処理では、まず、制御装置100が、画像処理部40から入力されてくる画像データを取得するとともに、取得した画像データの内容を解析する(ステップ110)。ここで、ステップ110では、取得した画像データを解析することで、これから形成する画像が、多値で表現された写真画像(多値画像)であるのか、あるいは、2値で表現された文字画像(2値画像)であるのかを判別する。次に、制御装置100は、感光体ドラム11の外周面のうちこれから現像領域を通過する部位(現像対象となる部位)が、画像領域S1であるか否かを判断する(ステップ120)。ステップ120で肯定の判断(YES)を行った場合、制御装置100は、ステップ110における解析結果を用いて、感光体ドラム11の外周面のうちこれから現像領域を通過する部位が、写真画像の形成対象となる写真画像領域であるか否かを判断する(ステップ130)。ステップ130で肯定の判断(YES)を行った場合、制御装置100は、交流現像電源1142に対し、交流現像バイアスVAを第1条件C1に設定する指示を出力し(ステップ140)、ステップ160へと進む。
図11(a)は実施の形態3の第1条件C1に対応する交流現像バイアスVAの波形の一例を、図11(b)は実施の形態3の第2条件C2に対応する交流現像バイアスVAの波形の一例を、それぞれ示している。図11(a)、(b)において、横軸は時間tの経過を示し、縦軸は交流現像バイアスVAの大きさ(ピークトゥピーク値)を示す。
図11(a)に示す第1条件C1において、交流現像バイアスVAは、ピークトゥピーク値が一律に交流基準値VA0に設定された矩形波で構成される。ここで、第1条件C1における現像バイアス周期Tは基準周期Tsに設定される。その結果、第1条件C1における現像バイアス周波数fは、基準周期Tsの逆数である基準周波数fsとなる。
図11(b)に示す第2条件C2において、交流現像バイアスVAは、ピークトゥピーク値が一律に交流特別値VA1に設定された矩形波で構成される。なお、交流基準値VA0および交流特別値VA1は、実施の形態1等と同じく、VA0>VA1の関係を有している。ここで、第2条件C2における現像バイアス周期Tは基準周期Tsに設定される。その結果、第2条件C2における現像バイアス周波数fは、基準周期Tsの逆数である基準周波数fsとなる。
図12は、本実施の形態において、複数の用紙Pに対し連続して画像形成動作を行う場合における現像バイアス(直流現像バイアスVDおよび交流現像バイアスVA)の設定例を説明するためのタイミングチャートである。ここで、図12は、感光体ドラム11の外周面に、連続する2枚の用紙Pに対応する画像が順次形成される場合を例示している。そして、この例では、1枚目の用紙Pに対応する第1画像Im1において、矢印A方向の先頭側に文字画像の形成対象となる文字画像領域Leが配置され、これに続く後尾側に写真画像の形成対象となる写真画像領域Phが配置されるものとする。また、この例では、2枚目の用紙Pに対応する第2画像Im2において、矢印A方向の先頭側に写真画像領域Phが配置され、これに続く後尾側に文字画像領域Leが配置されるものとする。
また、上述した現像条件にて画像形成動作を行ったところ、現像条件を常に第1条件C1に設定した場合と比べて、交流現像電源1142の消費電力を低減することができた。
実施の形態3では、第1条件C1と第2条件C2とで、交流現像バイアスVAの大きさ(ピークトゥピーク値)を異ならせる一方、現像バイアス周期Tを同じにしていた。これに対し、本実施の形態では、第1条件C1と第2条件C2とで、交流現像バイアスVAの大きさを異ならせるとともに、現像バイアス周期Tも異ならせるようにしたものである。なお、本実施の形態において、実施の形態3と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図13(a)は実施の形態4の第1条件C1に対応する交流現像バイアスVAの波形の一例を、図13(b)は実施の形態4の第2条件C2に対応する交流現像バイアスVAの波形の一例を、それぞれ示している。図13(a)、(b)において、横軸は時間tの経過を示し、縦軸は交流現像バイアスVAの大きさ(ピークトゥピーク値)を示す。
図13(a)に示す第1条件C1において、交流現像バイアスVAは、ピークトゥピーク値が一律に交流基準値VA0に設定された矩形波で構成される。ただし、第1条件C1における現像バイアス周期Tは、基準周期Tsよりも長い特別周期Tp(第1周期の一例)に設定される。その結果、第1条件C1における現像バイアス周波数fは、特別周期Tpの逆数であり基準周波数fsよりも低い特別周波数fpとなる。
ここで、図13(b)に示す第2条件C2は、実施の形態3で説明したものと同じである(図11(b)参照)。すなわち、図13(b)に示す第2条件C2は、ピークトゥピーク値が一律に交流特別値VA1に設定された矩形波で構成される。また、通常交流現像バイアスVAsにおける現像バイアス周期Tは基準周期Ts(第2周期の一例)に設定され、現像バイアス周波数fは基準周波数fsとなる。
また、本実施の形態では、画像領域S1における写真画像領域Phに供給する交流現像バイアスVAとして、図13(a)に示す波形を採用することで、実施の形態3(図11(a)に示す波形を採用した場合)と比べて、現像バイアス周波数fが低く(現像バイアス周期Tが長く)なる分、消費電力を低減することができる。また、写真画像領域Phは、文字画像領域Leと比べて、帯電電位VHに維持された背景部(白部)が少ないことから、トナーのかぶりが生じにくい。したがって、写真画像領域Phについては、現像バイアス周波数fが相対的に低い特別周波数fpに設定された交流現像バイアスVAを供給することで消費電力を低減することができる。また、文字画像領域Leについては、現像バイアス周波数fが相対的に高い基準周波数fsに設定された交流現像バイアスVAを供給することにより、トナーのかぶりに起因する画質の低下を抑制することができる。
Claims (9)
- 像保持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部と、
前記像保持体と前記現像部との間に、直流成分に交流成分を重畳させた現像バイアスを供給する供給部と、
前記現像部の動作モードを、消費電力の低減に比べて画質を優先させた通常モードと、画質に比べて消費電力の低減を優先させた節電モードとを切り換えて設定する設定部とを含み、
前記設定部は、前記節電モードに設定されたときに、前記像保持体にて画像形成の対象となる画像領域が前記現像部と対向する現像領域を通過する場合に、画像が形成され得る領域であるか画像領域であるか、画像領域の間に設けられる領域である画像間領域であるかに関わらず、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を、予め決められた基準値と当該基準値よりも小さくかつ0ではない特別値との間で変化させるとともに、基準値を出力する期間である基準出力期間を特別値を出力する期間である特別出力期間よりも長くし、当該基準出力期間の当該交流成分の周波数を、当該特別出力期間の当該交流成分の周波数より大きくする画像形成装置。 - 前記設定部は、前記像保持体上の前記画像領域が前記現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記直流成分の大きさを固定させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記設定部は、前記像保持体上の前記画像領域が前記現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記交流成分として、ピークトゥピーク値が前記基準値にされた基準出力期間と、ピークトゥピーク値が前記特別値にされた特別出力期間とを、交互に繰り返すことを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記設定部は、前記像保持体上で隣接する2つの前記画像領域の間に位置する画像間領域が前記現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を、前記基準値よりも小さい値にすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の画像形成装置。
- 像保持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部と、
前記像保持体と前記現像部との間に、直流成分に交流成分を重畳させた現像バイアスを供給する供給部と、
前記像保持体にて画像形成の対象となる画像領域が前記現像部と対向する現像領域を通過する場合に、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を、予め決められた基準値から当該基準値よりも小さい特別値へと順次小さくなるように変化させる出力期間を繰り返す設定を行う設定部と
を含む画像形成装置。 - 前記設定部は、前記設定を前記静電潜像の内容に関わらず行うことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 像保持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部と、
前記像保持体と前記現像部との間に、直流成分に交流成分を重畳させた現像バイアスを供給する供給部と、
消費電力の低減に比べて画質を優先させた通常モードにおいて、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を予め決められた基準値に設定する第1モード、または、画質に比べて消費電力の低減を優先させた節電モードにおいて、前記静電潜像の内容に関わらず、当該現像バイアスにおける当該交流成分のピークトゥピーク値を当該基準値と当該基準値よりも小さくかつ0ではない特別値との間で変化させるとともに、基準値を出力する期間である基準出力期間を特別値を出力する期間である特別出力期間よりも長くし、当該基準出力期間の当該交流成分の周波数を、当該特別出力期間の当該交流成分の周波数より大きくする第2モードに設定する設定部と
を含む画像形成装置。 - 前記設定部は、前記第1モードおよび前記第2モードのそれぞれにおいて、前記現像バイアスにおける前記直流成分の大きさを固定させる設定を行うことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 像保持体に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部と、
前記像保持体と前記現像部との間に、直流成分に交流成分を重畳させた現像バイアスを供給する供給部と、
画質に比べて消費電力の低減を優先させた節電モードにおいて、前記像保持体にて画像形成の対象となる画像領域が前記現像部と対向する現像領域を通過する場合に、前記静電潜像の内容に関わらず、前記現像バイアスにおける前記交流成分のピークトゥピーク値を、予め決められた基準値と当該基準値よりも小さくかつ0ではない特別値との間で変化させるとともに、基準値を出力する期間である基準出力期間を特別値を出力する期間である特別出力期間よりも長くし、当該基準出力期間の当該交流成分の周波数を、当該特別出力期間の当該交流成分の周波数より大きくする設定を行う設定部と
を含む画像形成装置。
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