JP6587418B2 - 電子写真用部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
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Description
該イオン導電剤は、アニオンと、少なくとも3個の水酸基を有するカチオンとを有しており、
該化合物は、該水酸基と反応可能な化合物であり、
該アニオンは、フッ化スルホン酸アニオン、フッ化カルボン酸アニオン、フッ化スルホニルイミドアニオン、フッ化スルホニルメチドアニオン、ジシアンアミドアニオン、フッ化アルキルフルオロホウ酸アニオン、フッ化リン酸アニオン、フッ化アンチモン酸アニオン、フッ化ヒ酸アニオン及びビス(オキサラト)ホウ酸アニオンから選ばれる少なくとも一つ、
であることを特徴とする電子写真用部材が提供される。
ポリマー鎖の分岐部分にカチオン性の構造を有する樹脂と、
フッ化スルホン酸アニオン、フッ化カルボン酸アニオン、フッ化スルホニルイミドアニオン、フッ化スルホニルメチドアニオン、ジシアンアミドアニオン、フッ化アルキルフルオロホウ酸アニオン、フッ化リン酸アニオン、フッ化アンチモン酸アニオン、フッ化ヒ酸アニオン及びビス(オキサラト)ホウ酸アニオンから選ばれる少なくとも一つのアニオンと、を有し、
該分岐部分が、下記式(1)〜(13)から選ばれる少なくとも一つのカチオン性の構造を有することを特徴とする電子写真用部材が提供される。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
X 4 はエーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造を表す。Y 1 は下記式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。)、
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
Z 1 は水素原子又は炭素数1〜30の炭化水素基から選ばれる一つである。);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
Y 5 は式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。式(7)中、窒素原子が二重結合を有している場合、R 16 は存在しない。);
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
Y 6 及びY 7 は、各々独立して、式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
Z 2 は水素原子又は炭素数1〜30の炭化水素基から選ばれる一つである。);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。)
また本発明によれば、高品位な電子写真画像を安定して形成することのできるプロセスカートリッジ及び電子写真装置を得ることができる。
軸芯体2は、導電性ローラ1の電極及び支持部材として機能するもので、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼の如き金属又は合金;クロム又はニッケルで鍍金処理を施した鉄;導電性を有する合成樹脂の如き導電性の材質で構成され、中実であってもよく、中空であってもよい。
本発明において、カチオンとは、導電層に含まれる樹脂を合成するための、イオン導電剤に含まれるカチオン部位を指し、水酸基と反応可能な化合物と反応する前の状態のものを言う。
導電層に用いられるイオン導電剤は、カチオンとアニオンを有している。カチオンは、一つの分子内に3個以上の水酸基を有している。カチオンは、カチオン骨格と、水酸基を有する置換基を含んでいる。カチオンは、更に水酸基を有しない置換基を有していてもよい。水酸基を有する置換基と、水酸基を有しない置換基は、それぞれカチオン骨格に結合している。
炭化水素基は、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、フェニレン基等の炭素数1〜30の炭化水素基であって、ヘテロ原子を有していてもよく、その他の水酸基を有さない官能基(例えば、炭素数1〜30の炭化水素基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン基、メトキシ基、エトキシ基などのアルコキシ基、アミド基、シアノ基などのヘテロ原子を含む置換基、トリフルオロメチル基等のハロアルキル基等)を有していてもよい。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
X4はエーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造を表す。Y1は下記式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
R7はエーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造である。
Z1は水素原子又は炭素数1〜30の炭化水素基から選ばれる一つである。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
Y5は式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。
式(7)中、窒素原子が二重結合を有している場合、R16は存在しない。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
Y6及びY7は各々独立して、式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
Z2は水素原子又は炭素数1〜30の炭化水素基から選ばれる一つである。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
R33〜R35は各々独立して、上記(a)〜(c)から選ばれる一つであって、R33〜R35の少なくとも一つは(c)である。
本発明に係る電子写真用部材を現像装置内の現像ローラに適用する場合、現像剤は磁性又は非磁性のものであってもよく、一成分又は二成分のものでもよい。現像装置は非接触型又は接触型のものであってもよい。
図2は、本発明に係るプロセスカートリッジの断面図である。図2に示したプロセスカートリッジ17は、現像ローラ16、現像ブレード(トナー量規制ブレード)21、電子写真感光体18、クリーニングブレード26、廃トナー収容容器25、及び、帯電ローラ24が一体化されている。また、当該プロセスカートリッジは、電子写真画像形成装置の本体に着脱可能に構成されている。現像装置22は、トナー容器20を含み、トナー容器20中には、トナー15が充填されている。トナー容器20中のトナー15は、トナー供給ローラ19によって現像ローラ16の表面に供給され、現像ブレード21によって、現像ローラ16の表面に所定の厚みのトナーの層が形成される。
感光体18は矢印方向に回転し、感光体18を帯電処理するための帯電ローラ24によって一様に帯電され、感光体18に静電潜像を書き込む露光手段であるレーザー光23により、その表面に静電潜像が形成される。上記静電潜像は、感光体18に対して接触配置される現像装置22によってトナー15を付与されることにより現像され、トナー像として可視化される。
現像装置22は、一成分現像剤としてトナーを収容したトナー容器20と、トナー容器20内の長手方向に延在する開口部に位置し感光体18と対向設置された現像剤担持体としての現像ローラ16とを備えている。この現像装置22は感光体18上の静電潜像を現像して可視化するようになっている。なお、バイアス電源30から現像ローラ16および現像ブレード21にそれぞれ電圧が印加されている。
SUS304製の直径6mm、全長278.9mmの芯金に、プライマー(商品名、DY35−051;東レダウコーニング社製)を塗布し、温度180℃に加熱したオーブンで20分間焼きつけ軸芯体とした。
上記で用意した軸芯体を金型に配置し、以下の材料を混合した付加型シリコーンゴム組成物を金型内に形成されたキャビティに注入した。
・液状シリコーンゴム材料(商品名、SE6724A/B;東レ・ダウコーニング社製)100質量部、
・カーボンブラック(商品名、トーカブラック#4300;東海カーボン社製)15質量部、
・耐熱性付与剤としてのシリカ粉体 0.2質量部、
・白金触媒 0.1質量部。
続いて、金型を15分間150℃に加熱して、シリコーンゴムを加硫して硬化させた。周面に硬化したシリコーンゴム層が形成された軸芯体を金型から脱型した後、当該軸芯体を、さらに温度180℃で1時間加熱して、シリコーンゴム層の硬化反応を完了させた。こうして、軸芯体の外周に直径12mmのシリコーンゴム弾性層が形成された弾性ローラD−1を作成した。
快削鋼の表面に無電解ニッケルメッキ処理を施した全長252mm、外径6mmの丸棒を用意した。次に前記丸棒の両端部11mmずつを除く230mmの範囲に全周にわたって、接着剤を塗布し、軸芯体とした。接着剤は、導電性のホットメルトタイプのものを使用した。また、塗布にはロールコーターを用いた。
次に、下記に示す種類と量の各材料を加圧式ニーダーで混合して、A練りゴム組成物を得た。
・NBRゴム (商品名:Nipol DN219;日本ゼオン社製)100.0質量部
・カーボンブラック(商品名:トーカブラック#4300;東海カーボン社製)40.0質量部
・炭酸カルシウム(商品名:ナノックス#30;丸尾カルシウム社製)20.0質量部
・ステアリン酸(商品名:ステアリン酸S;花王社製) 1.0質量部、
さらに、前記A練りゴム組成物166.0質量部と下記に示す種類と量の各材料をオープンロールにて混合し未加硫ゴム組成物を調製した。
・硫黄(商品名:Sulfax 200S;鶴見化学工業社製) 1.2質量部
・テトラベンジルチウラムジスルフィド(商品名:TBZTD;三新化学工業社製)4.5質量部
次に、軸芯体の供給機構と、未加硫ゴムローラの排出機構とを有するクロスヘッド押出機に、内径16.5mmのダイスを取付け、押出機とダイス(クロスヘッド)を80℃に、導電性の軸芯体の搬送速度を60mm/secに調整した。この条件で、押出機より未加硫ゴム組成物を供給して、クロスヘッド内にて導電性の軸芯体に未加硫ゴム組成物を弾性層として被覆した。次にこれを、170℃の熱風加硫炉に投入し、60分間加熱した。冷却した後、弾性層の端部を切除、除去し、弾性層の表面を回転砥石で研磨することで、軸方向の中央部から両端部側へ各90mmの位置における各直径が8.4mm、中央部直径が8.5mmの弾性ローラD−2を作製した。
以下に本発明に係る表面層を得るためのイオン導電剤の合成例を示す。使用した求核剤、求電子剤及びアニオン交換塩は、表1、表2及び表3にそれぞれ示す。求核剤、求電子剤及びアニオン交換塩の配合量は表4に示す。
イオン導電剤は、例えばメンシュトキン反応等の、公知の求核置換反応を一段階又は複数の段階用いて前駆体を合成した後、公知のイオン交換反応を行うことによって得ることができる。
従って、求核剤には、例えば一級から三級までのアミン化合物、イミダゾール化合物、ピリジン化合物、ピペリジン化合物、ピロリジン化合物、モルホリン化合物、ピラゾール化合物、スルフィド化合物、ホスフィン化合物等の、求核性のヘテロ原子を有する化合物を用いることができる。
また、求電子剤には、例えば水酸基を置換したハロゲン化アルキル化合物等を用いることができる。
更に、イオン交換反応に用いるアルカリ金属塩には、例えばフッ化アルキルスルホン酸リチウム塩や、フッ化アルキルスルホニルイミドカリウム塩などの、本発明のアニオンを含むアルカリ金属塩を用いることができる。
求核置換反応に用いる求核剤、求電子剤及び、イオン交換反応に用いるアルカリ金属塩を所望の組み合わせに変更することで、目的のイオン導電剤を公知の方法の組み合わせによって合成することができる。
(イオン導電剤1−3の合成)
求核剤であるN−1(ジブチルアミン)(東京化成工業社製)24.2gをアセトニトリル50mlに溶解し、室温で求電子剤であるQ−1(4−ブロモ−1−ブタノール)(東京化成工業社製)68.3gを加えた後、90℃で72時間加熱還流した。その後溶媒を減圧留去した。得られた濃縮物をジエチルエーテルにて洗浄し、上澄み液をデカンテーションにて除去した。洗浄とデカンテーションの操作を3回繰り返し、残留物を得た。得られた残留物は、臭化物イオンを有する化合物である。
原料となる求核剤、求電子剤、アニオン交換塩の種類及び配合量を、表1〜表4に記載の通り変更した以外は、イオン導電剤1−3の合成と同様にして、イオン導電剤1−4、1−5、1−7、1−9、2−2〜2−4、2−6、2−7、3−1、3−2、4−1、4−2、5−1、5−2、8−1、8−2、9−2を得た。イオン導電剤2−3は、アニオン交換を行わずにクロライド塩として得た。
求核剤であるN−3(4−ブチルアミノ−1−ブタノール)(東京化成工業社製)18.7gをベンゼン(関東化学株式会社製)200mlに溶解させ、ベンゼン200mlに溶解させた三級化させるための求電子剤Q−3(1−クロロトリアコンタン)(東京化成工業社製) 88.0gを滴下し、42時間85℃で加熱還流した。反応終了後炭酸ナトリウム5質量%水溶液800mlを加えて抽出し、ベンゼン層を水洗、乾燥後ベンゼンを留去して黄色粘性液体として3級アミン化合物を得た。続いて得られた3級アミン化合物をアセトニトリル300mlに溶解し、室温で四級化のための求電子剤Q−4(3−クロロ−1,2−プロパンジオール)(東京化成工業社製)21.2gを加えた後、90℃で72時間加熱還流した。その後溶媒を減圧留去した。得られた濃縮物をジエチルエーテルにて洗浄し、上澄み液をデカンテーションにて除去した。この操作を3回繰り返し、残留物を得た。得られた残留物は、塩化物イオンを有する化合物である。
原料となる求核剤、求電子剤、アニオン交換塩の種類及び配合量を表5に記載の通り変更した以外は、イオン導電剤1−6の合成と同様にして、イオン導電剤1−10、1−11、2−5、6−1、7−1を得た。
求核剤N−5(3−メチルアミノ−1−プロパノール)(東京化成工業社製)15.4g及び4−クロロメチル−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン16.1gのアセトニトリル100mL溶液に、炭酸カリウム14.8gを添加し、90℃で18時間加熱還流させた。反応終了後、室温まで冷却し、析出した固体をろ過し、アセトニトリル300mLで洗浄した。ろ液を減圧下、濃縮した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、5.7gの中間体1を得た。
中間体1 5.0gに求電子剤Q−4(3−クロロ−1,2−プロパンジオール)(東京化成工業社製)2.1mLを加え、100℃で96時間反応させた。反応終了後、室温まで冷却し、メタノール5mLで希釈した後、1mol/Lの塩酸水溶液10mLを加え、室温で24時間撹拌させた。減圧下、溶媒を留去した後、水24mLを加え、アニオン交換塩A−2(リチウムビストリフルオロメタンスルホニルイミド)(関東化学社製)6.9gの水溶液24mLを滴下した。1時間撹拌の後、減圧下乾燥させ、14.1gのイオン導電剤1−8を得た。
求核剤N−9(3−アミノ−1,2−プロパンジオール)(東京化成工業社製)2.02gをベンゼン(関東化学株式会社製) 20mlに溶解させ、ベンゼン10mlに溶解させた求電子剤Q−7(テトラエチレングリコールパラトルエンスルホネート)(Sigma Aldrich社製)11.6gを滴下し、85℃で42時間加熱還流した。反応終了後5質量%炭酸ナトリウム水溶液80mlを加えて抽出し、ベンゼン層を水洗、乾燥後ベンゼンを留去して黄色粘性液体として二級アミン化合物を得た。次に撹拌装置、温度計、還流管、滴下装置及び温度調整装置を取り付けた反応容器中で、攪拌しながら二級アミン化合物に、純水100質量部を加え40℃まで加温した。次に、反応温度を40℃以下に保持しつつ、エチレンオキシド29.3gを30分かけて徐々に滴下した。さらに2時間攪拌して反応を行い、反応混合物を得た。得られた反応混合物にジエチルエーテルを加えて希釈し、塩化アンモニウム水溶液を加え抽出し、三級アンモニウム塩化物を得た。
撹拌装置、温度計、還流管、滴下装置及び温度調整装置を取り付けた反応容器中で、攪拌しながら求核剤N−7(4−アミノ−1−ブタノール)(東京化成工業社製)1.56gに、純水100質量部を加え40℃まで加温した。次に、反応温度を40℃以下に保持しつつ、エチレンオキシド46.1gを30分かけて徐々に滴下した。さらに2時間攪拌して反応を行い、反応物を減圧乾燥し、4級アンモニウム水酸化物を得た。
水酸化物イオンを目的のアニオンに交換するため、4級アンモニウム水酸化物をジクロロメタン5mlに溶解させた後、水5mlに溶解させたアニオン交換塩A−9(トリフルオロ酢酸リチウム)(和光純薬工業)2.31gを加え、24時間室温で攪拌した。得られた溶液を分液し、有機層を得た。この有機層を水にて2回分液後、ジクロロメタンを減圧留去し、アニオンがトリフルオロ酢酸アニオンであるイオン導電剤1−13を得た。
撹拌装置、温度計、還流管、滴下装置及び温度調整装置を取り付けた反応容器中で、攪拌しながら求核剤N−11(1H−イミダゾール−2−イル)メタノール(Sigma Aldrich社製)2.70gに、純水100質量部を加え40℃まで加温した。次に、反応温度を40℃以下に保持しつつ、エチレンオキシド27.23gを30分かけて徐々に滴下した。さらに2時間攪拌して反応を行い、反応混合物を得た。反応混合物を減圧加熱乾燥し、エーテル構造の付加したイミダゾール化合物を得た。
次に得られたイミダゾール化合物をアセトニトリル20mlに溶解し、室温でアセトニトリル10mlに溶解させた求電子剤Q−7(テトラエチレングリコールパラトルエンスルホネート)(Sigma Aldrich社製) 14.4gを加えた後、90℃で72時間加熱還流した。その後溶媒を減圧留去した。得られた濃縮物をジエチルエーテルにて洗浄し、上澄み液をデカンテーションにて除去した。洗浄とデカンテーションを3回繰り返し、残留物を得た。得られた残留物のアニオンは、パラトルエンスルホネートアニオンである。
残留物のパラトルエンスルホネートイオンを目的のアニオンに交換するために、得られた残留物をジクロロメタン5mlに溶解させた後、水5mlに溶解させたアニオン交換塩A−14(ヘキサフルオロヒ酸カリウム)(東京化成工業社製)5.72gを加え、24時間攪拌した。得られた溶液を分液し、有機層を得た。この有機層を水にて2回洗浄分液後、ジクロロメタンを減圧留去し、アニオンがヘキサフルオロヒ酸アニオンであるイオン導電剤2−8を得た。
求核剤N−13(イミダゾール)(東京化成工業社製)1.87gをアセトニトリル20mlに溶解し、室温でN−(2−ブロモエチル)フタルイミド(東京化成工業社製)21.3gを加えた後、90℃で72時間加熱還流した。その後溶媒を減圧留去した。得られた濃縮物をジエチルエーテルにて洗浄し、上澄み液をデカンテーションにて除去した。洗浄とデカンテーションを3回繰り返した後、残留物をエタノール10mlに溶解し、ヒドラジン一水和物(79%)2.66gを加え40℃にて4時間加熱撹拌した後、室温まで冷却し濾過した。濾液中の溶媒を減圧留去し、反応混合物を回収した。
次に得られた反応混合物をベンゼン(関東化学株式会社製) 20mlに溶解させ、ベンゼン20mlに溶解させた求電子剤Q−8(2−ブロモエタノール)(東京化成工業社製) 20.9gを滴下し、85℃で42時間加熱還流した。反応終了後5質量%炭酸ナトリウム水溶液100mlを加えて抽出し、ベンゼン層を水洗、乾燥後ベンゼンを留去した。得られた残留物は、臭化物イオンを含む化合物である。
臭化物イオンを目的のアニオンに交換するために、得られた残留物をジクロロメタン5mlに溶解させた後、アニオン交換塩であるA−15(ビス(オキサラト)ホウ酸リチウム)(商品名:LiBOB、BOCSciences社製)5.96gを溶解させた水溶液を加え、24時間攪拌した。得られた溶液を分液し、有機層を得た。この有機層を水にて2回洗浄分液後、ジクロロメタンを減圧留去し、アニオンがビス(オキサラト)ホウ酸アニオンであるイオン導電剤2−9を得た。
テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムクロリド(東京化成工業社製)23.87gをジクロロメタン20mlに溶解させた後、水20mlに溶解させたアニオン交換塩A−14(ヘキサフルオロヒ酸カリウム)(東京化成工業社製)26.1gを加え、24時間攪拌した。得られた溶液を分液し、有機層を得た。この有機層を水にて2回洗浄分液後、ジクロロメタンを減圧留去し、アニオンがヘキサフルオロヒ酸アニオンであるイオン導電剤9−1を得た。
窒素雰囲気下、反応容器中でポリメリックMDI(商品名:ミリオネートMR200 東ソー(旧:日本ポリウレタン工業)社製)19.7質量部に対し、ポリ(テトラメチレングリコール−3−メチルテトラメチレングリコール)(商品名:PTG-L2000;保土谷化学工業社製) 100質量部を反応容器内の温度を65℃に保持しつつ、徐々に滴下した。
滴下終了後、温度65℃で2時間反応させた。得られた反応混合物を室温まで冷却し、イソシアネート基含有量4.2%のイソシアネート基末端プレポリマーB−1を得た。
窒素雰囲気下、反応容器中でトリレンジイソシアネート(TDI)(商品名:コスモネートT80;三井化学社製)25質量部に対し、ポリプロピレングリコール系ポリオール(PPG)(商品名:サンニックスPP−1000;三洋化成工業社製)100質量部を反応容器内の温度を65℃に保持しつつ、徐々に滴下した。
滴下終了後、温度65℃で2時間反応させた。得られた反応混合物を室温まで冷却し、イソシアネート基含有量4.2%のイソシアネート基末端プレポリマーB−2を得た。
以下に、本発明の電子写真用部材の製造法について説明する。
表面層として用いる導電層の材料として、以下の材料を撹拌混合した。
・反応性化合物
反応性化合物R−5(商品名:ミリオネートMT;東ソー(旧:日本ポリウレタン工業)社製) 105.9質量部
・イオン導電剤
イオン導電剤1−5 162.3質量部
・ウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC−400;根上工業社製)90.0質量部
次に、総固形分比が30質量%となるようにメチルエチルケトン(以下MEK)を加えた後、サンドミルにて混合した。ついで、更に、MEKで粘度10〜13cpsに調整して表面層形成用塗料を調製した。
先に作成した弾性ローラD−1を、表面層形成用塗料に浸漬して、弾性ローラD−1の弾性層の表面に当該塗料の塗膜を形成し、乾燥させた。さらに温度160℃にて1時間加熱処理することで弾性層の外周に膜厚15μmの表面層を設け、実施例1に係る電子写真用部材を作成した。
本実施例で得られた表面層については、熱分解装置(商品名:パイロホイルサンプラーJPS−700、日本分析工業社製)及びGC/MS装置(商品名:Focus GC/ISQ、サーモフィッシャーサイエンティフィック社製)を用い、熱分解温度を590℃、キャリアガスとしてヘリウムを使用し、分析を行った。その結果、得られたフラグメントピークから、カチオン性の構造が、樹脂のポリマー鎖の分岐部分に含まれていることが確認された。
[現像ローラの抵抗値]
図4に示すように、現像ローラに直流電圧を印加した際の、現像ローラに流れる電流値を測定した。導電層の導電性が高い(抵抗が小さい)と、ローラに流れる電流値が大きくなる。そのため、一定電圧印加時の現像ローラに流れる電流値を測定することで、導電層の導電性を評価できる。まず、直径40mmのSUS製円筒状電極37に、現像ローラ16を乗せる。次に現像ローラ16の軸芯体露出部に各4.9Nの荷重を加え、現像ローラ16の外周面と円筒状電極37を当接させる。この状態で円筒状電極37を回転させ、現像ローラ16を、30rpmの速度で従動回転させる。回転が安定したところで、直流電源39より円筒状電極37と軸芯体との間に50Vの電圧をかける。その時の電流値を電流計38にて現像ローラ16の1周分計測し、その平均値を求めて、現像ローラ16に流れる電流値とした。上記の測定は、温度23℃、相対湿度55%の環境中に6時間以上放置した現像ローラを用いて、23℃、相対湿度55%の環境で行った。
まず、図5の装置を用いて、得られた本実施例の現像ローラと基準板41との隙間量40を測定した。本測定装置は、軸芯体を基準に回転する軸芯体受け(不図示)、軸芯体の回転を検知するエンコーダー(不図示)、基準板41、LED発光部42及び受光部43からなるLED寸法測定機(LS−7000(商品名)、キーエンス社製)を備えている。
現像ローラ16を回転させながら、寸法測定器により現像ローラ16の表面と基準板41との隙間量40を、現像ローラ16の1周に対して1°ピッチで360点測定した。なお、隙間量40の測定は、現像ローラ16の長手方向中央部、及び現像ローラ16の両端部から長手方向中央部側に20mmの位置の合計3点に関して行い、それらの平均値を高温高湿環境下における放置前の隙間量とした。上記の測定は、温度23℃、相対湿度55%の環境中に6時間以上放置した現像ローラを用いて、23℃、相対湿度55%の環境で行った。
上記のようにして予め測定を行った現像ローラ16を、レーザープリンター(商品名、LBP7700C;キヤノン社製)用のシアンカートリッジに組み込んだ。但し、現像ブレードの座面にスペーサを挿入することで現像ローラ16と現像ブレードの当接圧力を50gf/cmに調整し、変形に対してより厳しい設定に変更した。
次に該カートリッジを、高温高湿環境(温度40℃、相対湿度95%)に30日間放置した。その後、現像ローラ16を該カートリッジから取り外し、温度23℃、相対湿度55%の環境下で6時間放置した。その後、現像ローラ16の表面から基準板41までの隙間量40を、温度23℃、相対湿度55%の環境下で測定した。
測定は上記高温高湿環境に放置前の測定箇所と同じ位相で、現像ブレードの当接位置について行った。そして、高温高湿環境下における放置前後での隙間量40の変化、すなわち残留変形量を求め、変形回復性とした。
キヤノン製レーザープリンター(商品名:LBP7700C、キヤノン製)のシアンカートリッジに、上記残留変形量の測定を終えた現像ローラを組み込み、画像出力試験用カートリッジを作製した。
この画像出力試験用カートリッジを、上記レーザープリンターに装填し、ハーフトーン画像を1枚出力した。得られたハーフトーン画像について、以下の基準に従って評価した。なお、残留変形量の測定からハーフトーン画像の出力までは1時間とした。その結果を表11に示す。
A:均一な画像が得られた
B:現像ローラの変形に起因する濃度ムラが極めて軽微に見られる
C:画像の端部又は全体に現像ローラの変形に起因する軽微な濃度ムラが見られる
D:画像の全体に現像ローラの変形に起因する重度の濃度ムラが見られる
以下に、本発明の電子写真用部材の別の製造法について説明する。
表面層として用いる導電層の材料として、以下の材料を撹拌混合した。
・反応性化合物
反応性化合物R−7(テレフタル酸(東京化成工業社製))192.4質量部
・イオン導電剤
イオン導電剤1−11 50.0質量部
・重合触媒
三酸化アンチモン(商品名:PATOX−C;日本精鉱社製) 0.01質量部
・ウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC−400;根上工業社製)90.0質量部
次に、総固形分比が30質量%となるようにメチルエチルケトン(以下MEK)を加えた後、サンドミルにて混合した。ついで、更に、MEKで粘度10〜13cpsに調整して表面層形成用塗料を調製した。
先に作成した弾性ローラD−1を、表面層形成用塗料に浸漬して、弾性ローラD−1の弾性層の表面に当該塗料の塗膜を形成し、乾燥させた。さらに温度250℃にて1時間加熱処理することで弾性層外周に膜厚15μmの表面層を設け、実施例7に係る電子写真用部材を作成した。
以下に、本発明の別の電子写真用部材の製造法について説明する。
表面層として用いる導電層の材料として、以下の材料を撹拌混合した。
・反応性化合物
反応性化合物R−8(2,4,6−トリス[ビス(メトキシメチル)アミノ]−1,3,5−トリアジン(東京化成工業社製)) 192.4質量部
・イオン導電剤
イオン導電剤1−12 50.0質量部
・ウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC−400;根上工業社製)90.0質量部
次に、総固形分比が30質量%となるようにメチルエチルケトン(以下MEK)を加えた後、サンドミルにて混合した。ついで、更に、MEKで粘度10〜13cpsに調整して表面層形成用塗料を調製した。
先に作成した弾性ローラD−1を、表面層形成用塗料に浸漬して、弾性ローラD−1の弾性層の表面に当該塗料の塗膜を形成し、乾燥させた。さらに温度180℃にて20分間加熱処理することで弾性層外周に膜厚15μmの表面層を設け、実施例8に係る電子写真用部材を作製した。
以下に、本発明の別の電子写真用部材の製造法について説明する。
表面層として用いる導電層の材料として、以下の材料を撹拌混合した。
・反応性化合物
反応性化合物R−9(2,2−ビス(4−グリシジルオキシフェニル)プロパン(東京化成工業社製)) 192.4質量部
・イオン導電剤
イオン導電剤1−13 50.0質量部
・ウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC−400;根上工業社製)90.0質量部
次に、総固形分比が30質量%となるようにメチルエチルケトン(以下MEK)を加えた後、サンドミルにて混合した。ついで、更に、MEKで粘度10〜13cpsに調整して表面層形成用塗料を調製した。
先に作成した弾性ローラD−1を、表面層形成用塗料に浸漬して、弾性ローラD−1の弾性層の表面に当該塗料の塗膜を形成し、乾燥させた。さらに温度180℃にて2時間加熱処理することで弾性層外周に膜厚15μmの表面層を設け、実施例9に係る電子写真用部材を作製した。
実施例1から、表面層として用いる導電層の材料であるイオン導電剤、反応性化合物およびポリオールを、下記表7〜表9に記載の材料を下記表7〜表9に記載の添加量で用いるように変更した以外は実施例1と同様に表面層形成用塗料を作成した。なお、ウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC−400;根上工業社製)については、いずれにおいても実施例1と同様に90.0質量部用いた。そして、各塗料を弾性ローラD−1に対して、実施例1と同様にして塗布、乾燥及び加熱を行って実施例2〜6、10〜27に係る電子写真用部材を作製した。
実施例1と同様に表面層形成用塗料を作成した。そして、弾性ローラD−1を弾性ローラD−2に変更した以外は実施例1と同様にして塗布、乾燥及び加熱を行って実施例28に係る電子写真用部材を作製した。
表面層の材料として、イソシアネート基末端プレポリマーB−1 143.1質量部に対し、イオン導電剤1−1(テトラブチルアンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド) 1.1質量部、PTG−L2000 86.7質量部、及びウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC−400;根上工業社製)90.0質量部を撹拌混合した。
実施例1から、表面層の材料であるイオン導電剤、反応性化合物およびポリオールをとして、下記表10に記載の材料を下記表10に記載の添加量用いるように変更した以外は実施例1と同様に表面層形成用塗料を作成した。なお、ウレタン樹脂微粒子(商品名、アートパールC−400;根上工業社製)については、いずれにおいても実施例1と同様に90.0質量部用いた。そして、各塗料を弾性ローラに対して、実施例1と同様にして塗布、乾燥及び加熱を行って比較例2〜7に係る電子写真用部材を作製した。
表面層の材料として、比較例1の材料を用いた以外は実施例28と同様にして、比較例8に係る電子写真用部材を作製した。
特に、実施例1〜23に係る樹脂は、構造式(1)〜(7)のいずれかの構造を有するイオン導電剤を用いている。係る樹脂を含む表面層を備えた電子写真用部材は、残留変形量が小さく、高品質な画像が得られている。
さらに実施例1〜15に係る樹脂は、構造式(1)又は(2)のいずれかの構造を有するイオン導電剤を用いている。係る樹脂を含む表面層を備えた電子写真用部材は、特に残留変形量が小さく、高品質な画像が得られている。
また比較例4、7に係る電子写真用部材では、イオン導電剤が本発明に係る特定のアニオンでないため、残留変形量が大きく、画像弊害が発生している。
[帯電ローラの抵抗値]
図4の装置を用い、現像ローラ16を実施例28で作製した帯電ローラに変更した以外は、現像ローラ16の抵抗値の測定と同様にして、実施例28に係る帯電ローラの抵抗値を測定した。
まず、図5の装置を用いて、図5の現像ローラ16を実施例28の帯電ローラに変更して、帯電ローラと基準板41との隙間量40を測定した。本測定装置は、軸芯体を基準に回転する軸芯体受け(不図示)、軸芯体の回転を検知するエンコーダー(不図示)、基準板41、LED発光部42及び受光部43からなるLED寸法測定機(LS−7000(商品名)、キーエンス社製)を備えている。
帯電ローラを回転させながら、寸法測定器により帯電ローラの表面と基準板41との隙間量40を、帯電ローラの1周に対して1°ピッチで360点測定した。なお、隙間量40の測定は、帯電ローラの長手方向中央部、及び帯電ローラの両端部から長手方向中央部側に20mmの位置の合計3点に関して行い、それらの平均値を高温高湿環境下における放置前の隙間量とした。上記の測定は、温度23℃、相対湿度55%の環境中に6時間以上放置した帯電ローラを用いて、23℃、相対湿度55%の環境で行った。
上記のようにして予め測定を行った帯電ローラを、レーザープリンター(商品名、LBP7700C;キヤノン社製)用のシアンカートリッジに組み込んだ。但し、帯電ローラと感光体の当接圧力を50gf/cmに調整し、変形に対してより厳しい設定に変更した。
次に該カートリッジを、高温高湿環境(温度40℃、相対湿度95%)に30日間放置した。その後、帯電ローラを該カートリッジから取り外し、温度23℃、相対湿度55%の環境下で6時間放置した。その後、帯電ローラの表面から基準板までの隙間量40を、温度23℃、相対湿度55%の環境下で測定した。
測定は上記高温高湿環境に放置前の測定箇所と同じ位相で、感光体の当接位置について行った。そして、高温高湿環境下における放置前後での隙間量40の変化、すなわち残留変形量を求め、変形回復性とした。
キヤノン製レーザープリンター(商品名:LBP7700C、キヤノン製)のシアンカートリッジに、上記残留変形量の測定を終えた帯電ローラを組み込み、画像出力試験用カートリッジを作製した。
この画像出力試験用カートリッジを、上記レーザープリンターに装填し、ハーフトーン画像を1枚出力した。得られたハーフトーン画像について、以下の基準に従って評価した。なお、残留変形量の測定からハーフトーン画像の出力までは1時間とした。
A:均一な画像が得られた
B:帯電ローラの変形に起因する濃度ムラが極めて軽微に見られる
C:画像の端部又は全体に帯電ローラの変形に起因する軽微な濃度ムラが見られる
D:画像の全体に帯電ローラの変形に起因する重度の濃度ムラが見られる
また、上記比較例8に係る電子写真用部材を帯電ローラとして、実施例28に係る電子写真用部材と同様にして抵抗値、変形回復性、セット画像の評価を行った。その結果を表13に示す。
2:軸芯体
3:弾性層
4:表面層
16:現像ローラ
24:帯電ローラ
Claims (11)
- 導電性の軸芯体と導電層とを有する電子写真用部材であって、
該導電層が、イオン導電剤と、該イオン導電剤と反応可能な化合物とから合成される樹脂を含有しており、
該イオン導電剤は、アニオンと少なくとも3個の水酸基を有するカチオンとを有しており、
該化合物は、該水酸基と反応可能な化合物であり、
該アニオンは、フッ化スルホン酸アニオン、フッ化カルボン酸アニオン、フッ化スルホニルイミドアニオン、フッ化スルホニルメチドアニオン、ジシアンアミドアニオン、フッ化アルキルフルオロホウ酸アニオン、フッ化リン酸アニオン、フッ化アンチモン酸アニオン、フッ化ヒ酸アニオン及びビス(オキサラト)ホウ酸アニオンから選ばれる少なくとも一つ、
であることを特徴とする電子写真用部材。 - 前記イオン導電剤のカチオンが、少なくとも3個の水酸基を有する四級アンモニウムカチオン、及び少なくとも3個の水酸基を有する含窒素複素環式カチオンから選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用部材。
- 前記イオン導電剤のカチオンが、少なくとも3個の水酸基を有する四級アンモニウムカチオンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真用部材。
- 前記イオン導電剤のカチオンが、少なくとも3個の水酸基を有するイミダゾリウムカチオンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子写真用部材。
- 前記、水酸基と反応可能な化合物が、イソシアネート化合物、カルボン酸化合物、エポキシド化合物及びメラミン化合物から選ばれる少なくとも一つであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真用部材。
- 導電性の軸芯体と導電層とを有する電子写真用部材であって、
該導電層が、
ポリマー鎖の分岐部分にカチオン性の構造を有する樹脂と、
フッ化スルホン酸アニオン、フッ化カルボン酸アニオン、フッ化スルホニルイミドアニオン、フッ化スルホニルメチドアニオン、ジシアンアミドアニオン、フッ化アルキルフルオロホウ酸アニオン、フッ化リン酸アニオン、フッ化アンチモン酸アニオン、フッ化ヒ酸アニオン及びビス(オキサラト)ホウ酸アニオンから選ばれる少なくとも一つのアニオンと、を有し、
該分岐部分が、下記式(1)〜(13)から選ばれる少なくとも一つのカチオン性の構造を有することを特徴とする電子写真用部材:
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
X 4 はエーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造を表す。Y 1 は下記式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。)、
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
Z 1 は水素原子又は炭素数1〜30の炭化水素基から選ばれる一つである。);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
Y 5 は式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。式(7)中、窒素原子が二重結合を有している場合、R 16 は存在しない。);
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
Y 6 及びY 7 は、各々独立して、式(14)及び(15)中のYa及びYbから選ばれる一つである。);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
Z 2 は水素原子又は炭素数1〜30の炭化水素基から選ばれる一つである。);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造。)。 - 前記カチオン性の構造が、上記式(1)〜(9)から選択される少なくとも一つである請求項6に記載の電子写真用部材。
- 前記カチオン性の構造が、上記式(1)〜(3)から選択される少なくとも一つである請求項6に記載の電子写真用部材。
- 前記カチオン性の構造が、下記式(16)〜(18)から選択される少なくとも一つである請求項6に記載の電子写真用部材:
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造);
(a)水素原子、
(b)炭素数1〜30の炭化水素基、
(c)エーテル結合、エステル結合及びウレタン結合から選ばれる一つの結合を介して樹脂と結合している部分を含む構造、
R33〜R35は、各々独立して、上記(a)〜(c)から選ばれる一つであって、R33〜R35の少なくとも一つは(c)である。)。 - 帯電部材及び現像部材のいずれか一方を少なくとも有し、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されているプロセスカートリッジであって、該帯電部材または該現像部材が、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子写真用部材であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 電子写真感光体、帯電部材及び現像部材を備えている電子写真装置において、該帯電部材または該現像部材が請求項1〜9のいずれか1項に記載の電子写真用部材であることを特徴とする電子写真装置。
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