JP6548154B2 - 引戸装置 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1や下記特許文献2では、レールに設けられたラックに噛み合う歯車やこの歯車の回転によって弾性力を蓄勢するゼンマイバネ等を有したギアボックスをドアに設けた装置が開示されている。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る引戸装置を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る引戸装置1は、図1〜図3に示すように、間仕切壁等の壁体に設けられた出入口等となる開口9を開閉する戸体10をスライド自在に設けた構成とされている。
この引戸装置1は、住居等に限られず、医療施設や福祉施設等の公共的な施設内や、商業施設内、各種店舗内、工場内等に設置されるものとしてもよく、また、屋内に限られず、屋外に設置されるものとしてもよい。
また、引戸装置1は、全開位置側及び閉鎖位置側のうちの少なくともいずれか一方側となる第1位置側への戸体10の走行を助勢(アシスト)する助勢機構2を備えている。また、引戸装置1は、助勢機構2の助勢に抗して戸体10を途中位置において、解除可能に停止させるストッパー機構56,57を備えている。
また、助勢機構2を、図1及び図4に示すように、長手方向第1端部21側から第2端部22側に向かうに従い下るように傾斜する第1レール23を備えた構成としている。また、助勢機構2を、この第1レール23に並列状に設けられ、かつ第1レール23とは逆側となる長手方向第2端部22側から第1端部21側に向かうに従い下るように傾斜する第2レール26を備えた構成としている。また、助勢機構2を、これらレール23,26にスライド自在にガイドされるランナー41,44を有したものとし、かつ戸体10を保持する保持具30を備えた構成としている。
また、本実施形態では、助勢機構2を、戸体10のレール長手方向に沿う方向(戸幅方向)に間隔を空けた複数箇所のそれぞれを保持する複数の保持具30,30を備えた構成としている。また、助勢機構2を、これら複数の保持具30,30の各ランナー41,44,41,44をそれぞれにガイドする複数の第1レール23,23及び第2レール26,26を直列状に設けた構成としている。
また、これら戸枠4,5,6,7は、適宜の枠下地に固定されるものとしてもよく、また、当該引戸装置1を、これら戸枠4,5,6,7を備えたものとして把握するようにしてもよい。また、図例では、これら戸枠4,5,6,7を固定枠状とした例を示しているが、ケーシング額縁を備えたケーシング枠状等としてもよい。なお、このような戸枠を設けずに、開口9を、無枠状にクロス仕上等された内装仕上面や、その他の仕上面によって区画するようにしてもよい。
戸体10の反袖壁面側のカバー部材60は、図2(a)に示すように、戸先側縦枠5から戸尻側縦枠6までの戸幅方向に沿う寸法に応じた長さ寸法とされている。戸体10の袖壁面側のカバー部材60は、戸先側縦枠5から中方立7までの戸幅方向に沿う寸法に応じた長さ寸法とされている(図3参照)。
なお、これらカバー部材60,60は、上枠4等に、ねじや接着剤等によって固定されるものとしてもよい。また、このようなカバー部材60,60を設けた態様に代えて、上枠4に、戸体10との隙間を覆うようなカバー部を設けた態様としてもよく、さらには、このようなカバー部材60,60やカバー部を設けずに、助勢機構2が露出するものとしてもよい。
また、これら引手11,11は、戸体10が開口9を閉鎖した状態で、戸先側縦枠5との間に手指の挿入が可能な隙間が形成されるように設けられている。また、戸体10の袖壁面側に設けられた引手11は、戸体10を全開させた状態で、中方立7との間に手指の挿入が可能な隙間が形成されるように設けられている。つまり、戸体10は、全開状態で、引手11,11を含む戸先側の部位が、中方立7の開口9側に向く内側面よりも開口9側に突出するように配設される構成とされている。つまりは、戸体10を、いわゆる引き残しが形成されるように建て付けられるものとしている。なお、この戸体10の引手11,11等に、施解錠可能な錠機構を設けるようにしてもよい。
また、この戸体10の高さ寸法は、図2(a)及び図3に示すように、床面近傍から各レール23,26近傍に至るまでの寸法としてもよく、例えば、1800mm〜2500mm程度としてもよい。また、戸体10の戸厚寸法は、例えば、20mm〜40mm程度としてもよい。このような戸体10の各寸法は、当該引戸装置1の設置箇所や用途等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。
この下端ガイド部材3は、図2(b)に示すように、閉鎖位置と全開位置との間を移動する戸体10の移動軌跡の直下に位置するように複数箇所に設けられる。この下端ガイド部材3は、閉鎖位置と全開位置との間を移動する戸体10の直下に少なくとも一つが存在するように設けるようにしてもよい。また、この下端ガイド部材3を、磁石を設けたガイドピン3aを上下方向に出没自在に収容し、床に埋め込まれるように配設されるマグネットガイドとしてもよい。この場合は、戸体10の凹溝12に、この下端ガイド部材3に対応させて磁石や磁性体等を設けてもよい。
また、戸体10を、図例のような袖壁納めで建て付ける態様に限られず、戸袋納めや、アウトセット納めで建て付ける態様等としてもよい。また、片引き状に単一の戸体10を設けた態様に限られず、引き分け状に2枚の戸体10を設けた態様としてもよい。この場合は、それぞれの戸体10の走行を補助して助勢し得るように、後記する助勢機構2,2を対状に設けるようにしてもよい。また、開口9としては、出入口等に限られず、種々の収納等の開口9としてもよい。
本実施形態では、図1及び図3等に示すように、ランナー41,44を、第1レール23にスライド可能に係合してガイドされる第1ランナー41と、第2レール26にスライド可能に係合してガイドされる第2ランナー44と、を備えた構成としている。また、切替機構31を、第1ランナー41側に荷重を掛ける状態と第2ランナー44側に荷重を掛ける状態とに切り替えられる構成としている。
レールユニット20,20は、閉鎖位置とされた戸体10の戸先側端面から全開位置とされた戸体10の戸尻側端面までの戸幅方向に沿う寸法の略1/2の長さ寸法とされ、開口9側及び袖壁8側のそれぞれに設けられる。また、これらレールユニット20,20は、互いに同高さに位置するように、かつ戸厚方向に一致した位置となるように設けられる。つまりは、これらレールユニット20,20は、レール長手方向に見て、互いに重なり合う位置となるように設けられる。
袖壁8側のレールユニット20は、長手方向の第1端部21を開口9側のレールユニット20の第2端部22に当接または近接させ、長手方向の第2端部22を戸尻側縦枠6に当接または近接させて配設される。この袖壁8側のレールユニット20によって、戸体10の戸尻側端部の上端側に連結された保持具30がレール長手方向にガイドされる。
なお、これらレールユニット20,20を含む戸体10の戸先側端部側の走行を補助する機構20,30,50,50Aと戸体10の戸尻側端部側の走行を補助する機構20,30,50,50Aとは、本実施形態では、互いに同様の構成である。そのため、以下では、一方側となる戸先側端部の走行を補助する機構20,30,50,50Aを例にとって主に説明する。
第1レール23は、第1端部21から第2端部22に向かうに従い下るように、下り坂状に傾斜している。第2レール26は、第2端部22から第1端部21に向かうに従い下るように、下り坂状に傾斜している。本実施形態では、これら第1レール23と第2レール26とを、戸厚方向に並列状に設けている。また、これら第1レール23と第2レール26とを、戸厚方向に見て、交差状となるように設けている。また、これら第1レール23と第2レール26との交差部がこれらの長手方向略中央に位置するように、これら第1レール23と第2レール26とを並列状に設けている。また、第1レール23の第1端部21側の上縁と第2レール26の第2端部22側の上縁とが同高さとなり、第1レール23の第2端部22側の下縁と第2レール26の第1端部21側の下縁とが同高さとなる構成とされている(図5及び図10も参照)。また、長手方向両端部21,22において、これら第1レール23及び第2レール26の一部が、戸厚方向に見て、互いに重なり合う構成としている。
一対の第1レール23,23は、それぞれに戸厚方向外方側に向けて開口するガイド溝24,24を設けた構成とされている。これら第1レール23,23は、それぞれのガイド溝24,24を区画する上板部と戸厚方向内方側の側板部と下板部25,25とを備え、レール長手方向に見て、略C字状(略U字状)とされている。
本実施形態では、これら第1レール23,23の上板部と下板部25,25とを互いに平行状に設けている。つまり、これら第1レール23,23の上板部及び下板部25,25を、第1端部21から第2端部22に向かうに従い下る傾斜形状としている。また、これら第1レール23,23を、全長に亘って一様な形状としている。
また、これら第1レール23,23の下板部25,25の上面が、後記する第1ランナー41,41の案内面(転動体43,43の走行面)となり、第1端部21から第2端部22に向かうに従い下る傾斜面状とされている。
本実施形態では、第2レール26の上板部と下板部28,28とを互いに平行状に設けている。つまり、この第2レール26の上板部及び下板部28,28を、第2端部22から第1端部21に向かうに従い下る傾斜形状としている。また、この第2レール26を、全長に亘って一様な形状としている。
また、この第2レール26の両側の下板部28,28の上面が、後記する第2ランナー44の案内面(転動体46,46の走行面)となり、第2端部22から第1端部21に向かうに従い下る傾斜面状とされている。
また、上記した例では、第1レール23,23の上板部と下板部25,25とを互いに平行状とし、第2レール26の上板部と下板部28,28とを互いに平行状とした例を示しているが、このような態様に限られない。これら各レール23,23,26の下板部25,25,28,28の上面が上記のような傾斜面状であればよく、第1レール23,23及び第2レール26の上板部のうちの全ての上板部またはいずれかの上板部を、水平状としてもよい。
また、本実施形態では、切替部31のガイド部32を、戸厚方向に沿う方向に開口し、レール長手方向に沿う方向に延びるガイド溝状としている。また、このガイド部32を、戸厚方向に沿う方向に貫通し、レール長手方向に沿う方向に延びるスリット状のガイド溝状としている。また、このガイド部32を、戸厚方向に沿う方向に見て、長手方向両端部が略半円形状とされたものとしている。また、このガイド部32の戸厚方向両側のそれぞれの開口周縁に、全周に亘って凹段部を設けた構成としている。換言すれば、ガイド部32の内周部の戸厚方向に沿う方向の中央部に、周方向に延びる凸条部を全周に亘って設けた構成としている。
本実施形態では、この係合部14を、上記のように戸厚方向に貫通する切替部31のガイド部32に挿通される戸厚方向に軸方向を沿わせた軸状(円柱状)としている。また、この係合部14に、上記したガイド部32の戸厚方向両側に設けられた凹段部にそれぞれが係合し、凹段部の上方側に向く面に沿って走行する転動体を設けた構成としている。また、係合部14の戸厚方向両側の転動体間には、ガイド部32の上下の凸条部間に挿通される軸部が設けられている。
また、係合部14は、戸体10の上端面から上方に向けて突出するように、かつ戸厚方向に間隔を空けて設けられた一対の支持片状の連結基部13に架け渡されるように設けられている。
また、これら第1ランナー41,41は、後記するように変位する切替部31の変位を許容するように、互いに同軸状とされた戸厚方向に沿う軸廻りに切替部31に対して回転(揺動)自在とされている。本実施形態では、図4に示すように、切替部31に、第1ランナー41,41のベース部42,42が回転自在に連結される一対の第1連結片部39,39を戸厚方向に間隔を空けて設けた構成としている。これら第1連結片部39,39は、上方に向けて突出するように設けられ、それぞれの上端部に第1ランナー41,41のベース部42,42を回転自在に連結した構成とされている。
また、これら転動体43,43は、図3及び図4に示すように、各ベース部42,42の互いに向き合う側となる戸厚方向内方側に設けられている。各ベース部42,42及び第1連結片部39,39は、図3に示すように、上枠4に設けられた凹溝の溝内側壁と第1レール23,23の下板部25,25との間の隙間に挿通される構成とされている。
また、本実施形態では、これら第1ランナー41,41のベース部42,42を、連結された一体状のものとしている。図例では、第1ランナー41,41を、第2レール26を受け入れるように、レール長手方向に見て上方に向けて開口する略C字状(略U字状)とした例を示している。つまり、一対のベース部42,42の下端部を連結する連結部を設けた構成としている。
また、第2ランナー44は、後記するように変位する切替部31の変位を許容するように、戸厚方向に沿う軸廻りに切替部31に対して回転(揺動)自在とされている。本実施形態では、図4に示すように、切替部31に、第2ランナー44のベース部45が回転自在に連結される第2連結片部40を設けた構成としている。この第2連結片部40は、上方に向けて突出するように設けられ、この上端部に第2ランナー44のベース部45を回転自在に連結した構成とされている。また、第2連結片部40は、図3に示すように、第2レール26の両側の下板部28,28間の隙間に挿通される構成とされている。
また、本実施形態では、第2ランナー44のベース部45の戸厚方向両側のそれぞれに、レール長手方向に間隔を空けて複数(図例では、2つ)の転動体46,46,46,46を設けた構成としている。図例では、第2ランナー44のベース部45と第2連結片部40との連結部のレール長手方向両側のそれぞれに転動体46,46,46,46を設けた構成としている。
このように第1ランナー41,41と第2ランナー44とをレール長手方向に間隔を空けて配置した切替部31のガイド部32は、図5及び図10に示すように、レールユニット20の長手方向両端部21,22に配置された状態では、傾斜状となる。
つまり、図5に示すように、レールユニット20の第1端部21に保持具30が位置した状態では、第1ランナー41の転動体43が第1レール23の下板部25の最も高い部位(坂上)近傍に位置し、第2ランナー44の転動体46が第2レール26の下板部28の最も低い部位(坂下)近傍に位置する。この位置では、第1ランナー41が係合する第1レール23の下板部25と第2ランナー44が係合する第2レール26の下板部28との高低差によってガイド部32が第2ランナー44側から第1ランナー41側に向かうに従い上るような傾斜状(上り坂状)となる。
また、レールユニット20の長手方向中央部に保持具30が位置した状態では、図示は省略しているが、第1レール23の下板部25と第2レール26の下板部28とが略同高さとなり、ガイド部32は、長手方向を略水平方向に沿わせた略水平状となる。
つまり、図1(a)及び図5に示すように、戸体10を閉鎖位置とし、ガイド部32の第2ランナー44側に係合部14を位置させた状態では、第1ランナー41よりも第2ランナー44に戸体10の荷重が多く掛けられた状態となる。この閉鎖位置では、戸体10は、第2ランナー44が係合する第2レール26が第1端部21に向けて下るように傾斜しているので、第1端部21側に向けて移動するように助勢された状態となるが、戸先側縦枠5や適宜のストッパーによって、その移動が抑止される。
つまりは、図5〜図9に示すように、切替部31は、第2ランナー44側から第1ランナー41側に向かうに従い上るような傾斜状とされたガイド部32を上らせるように戸体10を移動させることで第1ランナー41側に荷重を掛ける状態に切り替えられる構成とされている。
このように、第1ランナー41側に戸体10の荷重が掛けられれば、第2端部22に向けて下り坂状の第1レール23を下る方向に第1ランナー41がスライドし、これにより、戸体10がその荷重によって開放側となる第2端部22側に向けて助勢される。また、このように第1ランナー41側に荷重が掛けられて第1レール23を下る方向に走行補助された状態では、第1ランナー41が先頭となる。
このように全開位置とされた戸体10を、上記とは逆に、切替部31のガイド部32に対して第2端部22側から第1端部21側に移動させれば、戸体10を保持する保持具30の重心が移動するように、第2ランナー44側に戸体10の荷重が掛かる状態となるように切り替えられる。つまり、図10に示すように、切替部31は、第1ランナー41側から第2ランナー44側に向かうに従い上るような傾斜状とされたガイド部32を上らせるように戸体10を移動させることで第2ランナー44側に荷重を掛ける状態に切り替えられる構成とされている。
このように、第2ランナー44側に戸体10の荷重が掛けられれば、第1端部21に向けて下り坂状の第2レール26を下る方向に第2ランナー44がスライドし、これにより、戸体10がその荷重によって閉鎖側となる第1端部21側に向けて助勢される。また、このように第2ランナー44側に荷重が掛けられて第2レール26を下る方向に走行補助された状態では、第2ランナー44が先頭となる。
上記したガイド部32のレール長手方向に沿う寸法は、助勢がなされるまでに要する戸体10の移動寸法(初期操作ストローク)を短くする観点や、戸幅寸法等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。また、閉鎖位置及び全開位置におけるガイド部32の水平面に対する傾斜角度(初期傾斜角度)及び各レール23,26の下板部25,28の水平面に対する傾斜角度(レール傾斜角度)も、同様な観点や、戸体10の所望する助勢度合、戸体10の質量、各レール23,26における摩擦抵抗等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。
このガイド部32のレール長手方向に沿う寸法を長くすれば、初期傾斜角度を小さくすることができ、操作に要する力を小さくすることができるが、初期操作ストロークが大きくなる傾向がある。一方、このガイド部32のレール長手方向に沿う寸法を短くすれば、初期操作ストロークを小さくすることができるが、初期傾斜角度が大きくなり、操作に要する力が大きくなる傾向がある。
また、上記初期傾斜角度及びレール傾斜角度を、助勢がなされる位置まで持ち上げられた戸体10がその荷重によって外力を要することなく言わば自走するように、戸体10の質量や各レール23,26における摩擦抵抗等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。例えば、初期操作時の操作力を小さくする観点から、初期傾斜角度を、2度〜20度程度としてもよく、好ましくは、2度〜10度程度、より好ましくは、2度〜7度程度としてもよい。また、各レール23,26のレール傾斜角度は、このようなガイド部32の初期傾斜角度や戸体10の戸幅寸法等に応じて設定するようにすればよく、初期傾斜角度よりも小さくなるようにすればよい。
また、上記初期操作ストローク及び初期傾斜角度を、初期位置から助勢がなされる位置まで持ち上げられる戸体10の上下方向への変位量が5mm〜30mm程度、好ましくは、5mm〜20mm程度、より好ましくは、5mm〜10mm程度となるように、適宜、設定するようにしてもよい。
また、助勢機構2は、第2ランナー44側に荷重を掛ける状態に戸体10を移動させる際における切替部31の移動を解除可能に抑止する第2ロック機構57を備えている。本実施形態では、この第2ロック機構57を、閉鎖位置側に向けて助勢される戸体10を途中位置において停止させるストッパー機構としている。
また、助勢機構2は、第1ランナー41側に荷重が掛けられた状態を解除可能に維持する第3ロック機構47と、第2ランナー44側に荷重が掛けられた状態を解除可能に維持する第4ロック機構48と、を備えている。
つまり、第1ロック機構56及び第2ロック機構57は、本実施形態では、戸体10が閉鎖位置及び全開位置のうちのいずれか一方(初期位置)とされた状態の切替部31の他方側への移動を解除可能に抑止する構成とされている。また、第3ロック機構47及び第4ロック機構48は、戸体10を保持する保持具30の重心を移動させるように切り替えられた状態を解除可能に維持する構成とされている。
また、本実施形態では、第3ロック機構47がロック状態とされてから戸体10を更に僅かに移動させれば、第1ロック機構56の解除がなされる構成としている。
また、第1ロック機構56が解除され、さらに切替部31の移動が第2ロック機構57に抑止される位置となるように戸体10が移動すれば、第3ロック機構47が解除される構成としている。
また、本実施形態では、第4ロック機構48がロック状態とされてから戸体10を更に僅かに移動させれば、第2ロック機構57の解除がなされる構成としている。
また、第2ロック機構57が解除され、さらに切替部31の移動が第1ロック機構56に抑止される位置となるように戸体10が移動すれば、第4ロック機構48が解除される構成としている。
つまり、本実施形態では、各ロック機構56,57,47,48のロックとその解除とが、戸体10の移動に伴いなされる構成としている。
これら第1ロック機構56及び第2ロック機構57には、図5(a)及び図10(a)に示すように、切替部31(保持具30)に設けられた被ロック部33,34に係合して切替部31の移動を抑止するロック部56b,57bが設けられている。また、戸体10には、切替部31の被ロック部33,34に対する第1ロック機構56及び第2ロック機構57のロック部56b,57bの係合を解除する解除部16が設けられている。
これら第1ロック機構56及び第2ロック機構57は、レールユニット20の長手方向の各端部21,22や戸枠4,5(6),7、躯体(取付下地)等に固定された第1ロックユニット50及び第2ロックユニット50Aに設けられている。
また、第1端部21側に設けられた第1ロックユニット50と第2端部22側に設けられた第2ロックユニット50Aとは、これらに設けられたロック機構56,57を含め、左右対称状(レールユニット20の長手方向中心線を対称軸とする線対称状)とされている。
これら第1ロックレバー56及び第2ロックレバー57は、切替部31の戸厚方向一方側に位置するように配される。また、これら第1ロックレバー56及び第2ロックレバー57は、レール長手方向に長尺状とされ、切替部31のレール長手方向に沿う長さと概ね同長さとされている。
第1ロックレバー56は、第1端部21側の端部に、ロック部56bを設け、第2端部22側の端部に、戸体10の解除部16に解除される被解除部56dを設けた構成とされている。本実施形態では、ロック部56bを、図4及び図5(a)に示すように、当該第1ロックレバー56の長手方向外方側となる第1端部21側及び上方側に向けて開口するように切欠状に設けられた凹段状としている。また、被解除部56dを、下方側に向けて突出し、戸厚方向に見て、下方側に向かうに従い先細り状とされた凸状としている。つまり、この被解除部56dのレール長手方向両側面は、下方側に向かうに従い互いに近接する方向に傾斜する傾斜面とされている。
また、第1ロックユニット50に、この第1ロックレバー56をロック側へ付勢する付勢部材55を設けている。図例では、付勢部材55を、軸受孔56aよりもロック部56b側の部位を、上方に向けて付勢するように第1ロックユニット50のばね保持部54に保持された引張コイルばねとしている。
また、第1ロックユニット50に、この第1ロックレバー56の回転を規制する規制部53を設けている。本実施形態では、この規制部53を、第1ロックレバー56の軸受孔56aよりもロック部56b側の部位に戸厚方向一方側に向けて突出するように設けられたピン状の被規制部56cを受け入れる上下に長径の長孔状としている。この規制部53は、付勢部材55によって付勢された第1ロックレバー56のロック側への更なる回転を抑止する構成とされている。ばね保持部54、規制部53及び軸部52は、第1ロックレバー56の戸厚方向一方側に設けられた第1ロックユニット50のプレート状部に設けられている。また、付勢部材55は、下端部が第1ロックレバー56の被規制部56cに連結され、上端部がばね保持部54に連結されて保持されている。
また、第2ロックユニット50Aに、第2ロックレバー57をロック側へ付勢する上記同様な付勢部材55及びこれを保持するばね保持部54を設けている。
また、第2ロックユニット50Aに、この第2ロックレバー57に設けられた上記同様な被規制部57cを受け入れる上記同様な規制部53を設けている。
なお、第1ロックレバー56及び第2ロックレバー57をロック側に付勢する付勢部材55を、ロック部56b,57b側の適宜の部位を上方に向けて押し上げるように付勢する圧縮コイルばね等としてもよい。
この解除部16は、第1ロックレバー56及び第2ロックレバー57をロック解除側に回転させるように、これらの被解除部56d,57dに当接する構成とされている。
また、この解除部16を、戸体10の戸幅方向の端部(戸先側端部)の上端部に設けられた連結基部13に設けている。また、戸厚方向に見て、この連結基部13に設けられた軸状の係合部14の略直下に位置するように解除部16を設けた構成としている。なお、戸体10の戸尻側端部にも同様な解除部16が設けられている。
これら第3ロック機構47及び第4ロック機構48には、戸体10に設けられた被ロック部15が係合して第1ランナー41側または第2ランナー44側に荷重が掛けられた状態(荷重切替状態)を維持するロック部47b,48bが設けられている。また、レールユニット20の第1端部21側及び第2端部22側のそれぞれには、戸体10の被ロック部15に対する第3ロック機構47及び第4ロック機構48のロック部47b,48bの係合を解除する解除部51,51Aが設けられている。
また、切替部31の第2端部22側に設けられた第3ロック機構47と第1端部21側に設けられた第4ロック機構48とは、左右対称状(切替部31のガイド部32の長手方向中心線を対称軸とする線対称状)とされている。
これら第3ロックレバー47及び第4ロックレバー48は、切替部31の戸厚方向他方側に設けられ、ガイド部32の長手方向に長尺状とされている。また、これら第3ロックレバー47及び第4ロックレバー48の長手方向近接側の端部には、ガイド部32の長手方向中央部の上方側部位に対状に設けられたロック軸37,38が挿通される軸受孔47a,48aが設けられている。第3ロックレバー47のロック軸37は、ガイド部32の長手方向中心線よりも第2端部22側に設けられ、第4ロックレバー48のロック軸38は、ガイド部32の長手方向中心線よりも第1端部21側に設けられている。なお、これら第3ロックレバー47及び第4ロックレバー48に、軸部を設け、切替部31に軸受孔を設けた態様としてもよい。
また、これらロック部47b,48bのそれぞれの遠隔側の端部側に向く面を、下方側に向かうに従い互いに近接する方向に傾斜する解除ガイド面47c,48cとしている。
第3ロックレバー47の解除ガイド面47cは、第2端部22側の斜め下方側に向く傾斜面状とされ、第1ロックレバー56によって途中位置において停止され全開位置側に助勢される戸体10の閉鎖位置側への移動を許容するように設けられている。
第4ロックレバー48の解除ガイド面48cは、第1端部21側の斜め下方側に向く傾斜面状とされ、第2ロックレバー57によって途中位置において停止され閉鎖位置側に助勢される戸体10の全開位置側への移動を許容するように設けられている。
また、被解除部47e,48eを、第3ロックレバー47及び第4ロックレバー48の戸厚方向他方側に向けて突出する突片状としている。また、これら被解除部47e,48eを、各ロックレバー47,48の長手方向に平行状とされた平坦片部とこの平坦片部から互いに遠隔側に向けて上るように傾斜状とされた傾斜片部とを備えた構成としている。これら被解除部47e,48eの各平坦片部は、ロック部47b,48bと戸厚方向に見て重なり合う位置となるように設けられている。
また、切替部31には、付勢部材によって付勢された第3ロックレバー47及び第4ロックレバー48のロック側への更なる回転を抑止するストッパー部35,36が設けられている。本実施形態では、第3ロックレバー47の回転を抑止する第3ロックストッパー部35と第4ロックレバー48の回転を抑止する第4ロックストッパー部36とを、ガイド部32の長手方向両側方に位置するように対状に設けている。また、これら第3ロックストッパー部35及び第4ロックストッパー部36を、戸厚方向他方側に向けて突出するピン状としている(図4参照)。また、第3ロックストッパー部35を、切替部31の第2端部22側の端部に設けられた第2被ロック部34と略同軸状に設け、第4ロックストッパー部36を、切替部31の第1端部21側の端部に設けられた第1被ロック部33と略同軸状に設けた構成としている。
なお、第3ロックレバー47及び第4ロックレバー48をロック側へ付勢する付勢部材を設けずに、これら第3ロックレバー47及び第4ロックレバー48がこれらの自重によってロック側へ付勢されるものとしてもよい。
上記した解除ガイド面47c,48cは、この被ロック部15の移動を許容するように設けられている。なお、戸体10の戸尻側端部にも同様な被ロック部15が設けられている。
図5(a)に示すように、戸体10が閉鎖位置においてレールユニット20の第1端部21側に位置する保持具30は、第1ロックレバー56によってレールユニット20の第2端部22側への移動が抑止された状態である。つまり、保持具30は、切替部31の第1被ロック部33が第1ロックレバー56のロック部56bに受け入れられるように係合し、第2端部22側への移動が抑止された状態である。
また、この状態で、戸体10を閉鎖位置側に向けて移動させれば、解除ガイド面47cに当接しながら閉鎖側に移動する被ロック部15によって第3ロックレバー47がロック解除側に回転してロック解除され、戸体10の閉鎖位置側への移動が可能となる。
また、このように全開位置とされた戸体10は、上記のように第1端部21側への移動が抑止された保持具30の切替部31に対してガイド部32に沿って第2ランナー44側に荷重を掛ける状態に向けて移動可能な状態である。
また、第4ロックレバー48がロック状態とされてから戸体10を更に閉鎖側へ僅かに移動させれば、上記と概ね同様、解除部16の移動によって、保持具30の第2被ロック部34に対する第2ロックレバー57のロック部57bのロックが解除される。これにより、第2端部22側に位置された保持具30の第1端部21側への移動が可能となる。また、第2ランナー44側に荷重が掛けられた状態であるので、保持具30及び戸体10は、第2レール26を下るように第1端部21側(閉鎖側)に向けて助勢される(自走する)。また、このように戸体10が閉鎖側へ移動すれば、上記と概ね同様、第3ロックレバー47が第3ロック解除部51Aから離間し、ロック可能な状態とされる。
また、このように戸体10の閉鎖側への移動(自走)を伴い、保持具30が第1端部21近傍に至れば、上記と概ね同様、第4ロックレバー48の被解除部48eの傾斜片部が第4ロック解除部51に当接し、第4ロックレバー48のロックが解除された状態となる。
なお、解除ガイド面47c,48cを、戸体10の被ロック部15に対するロック部47b,48bの係合を解除する解除部としても機能させ、被解除部47e,48e及びロック解除部51,51Aを設けないようにしてもよい。
つまり、全開位置側及び閉鎖位置側のうちの少なくともいずれか一方側となる第1位置側への戸体10の走行を助勢する助勢機構2を備えた構成としている。従って、戸体10を第1位置側にスライドさせる際に、戸体10の走行を助勢することができ、操作者の負担を軽減することができる。
また、この助勢機構2の助勢に抗して戸体10を途中位置において、解除可能に停止させるストッパー機構(第1ロックレバー及び第2ロックレバー)56,57を備えた構成としている。従って、第1位置側に走行が助勢された戸体10を、途中位置において停止させることができ、いわゆる半開き状態にすることができる。これにより、通気したい場合や、間仕切られた個室等の空間の様子や気配を伺ったり、垣間見たりしたい場合が生じることが多々ある医療施設や福祉施設等の個室の開口9を開閉する引戸装置1としても好適なものとなる。
また、第1レール23と第2レール26とを互いに逆側に傾斜状に設けた構成としている。また、戸体10を保持する保持具30のランナー41,44を、第1レール23を下る方向に走行補助する状態と第2レール26を下る方向に走行補助する状態とに切り替えられる切替機構(切替部)31を備えた構成としている。従って、簡易な構成で、戸体10を、各レール23,26の長手方向に沿って走行させる際に、各レール23,26の傾斜によって助勢することができ、言わば、半自動的に走行させることができる。
また、戸体10の戸幅方向両端側に連結された一方の保持具を、水平方向に延びるように配される水平レールにガイドされるランナーを設けた構成としてもよい。
また、閉鎖位置及び全開位置のうちの少なくとも一方側に移動する戸体10を減速させ、跳ね返りや衝撃を緩和する緩衝機構を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、レールユニット20を、上枠4に固定した例を示しているが、天井面等に固定するようにしてもよく、また、天井に埋込状に固定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、単一の第2レール26の幅方向両側に一対の第1レール23,23を設け、これらにガイドされる一対の第1ランナー41,41を保持具30に設けた構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。これとは逆に、単一の第1レール23の幅方向両側に一対の第2レール26を設け、これらにガイドされる一対の第2ランナー44を保持具30に設けた構成としてもよい。または、単一の第1レール23と単一の第2レール26とを設け、これらのそれぞれにガイドされる各ランナー41,44を保持具30に設けた構成としてもよい。また、本実施形態では、第1レール23と第2レール26とを、幅方向に並列状に設けた構成とした例を示しているが、これらを上下方向に並列状に設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、保持具30のレール長手方向に間隔を空けて第1ランナー41と第2ランナー44とを設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、保持具30のレール幅方向に間隔を空けて第1ランナー41と第2ランナー44とを設けた構成としてもよい。この場合は、切替部31を、戸体10をレール幅方向にスライド自在に保持する構成とし、この切替部31に対して戸体10がレール幅方向に移動されることで、上述のような重心移動がなされる構成としてもよい。
また、第1ランナー41が第1レール23を下る際及び第2ランナー44が第2レール26を下る際に、戸体10が自走するものに限られず、人力補助が必要なものとしてもよい。
また、本実施形態では、全開位置側に向けて助勢される戸体10を途中位置において停止させるストッパー機構(第1ロック機構)56と閉鎖位置側に向けて助勢される戸体10を途中位置において停止させるストッパー機構(第2ロック機構)57とを設けた例を示しているが、これらのうちの一方側のみを設けた態様としてもよい。
また、助勢機構2の助勢に抗して戸体10を途中位置において、解除可能に停止させるストッパー機構56,57としては、途中の一箇所において停止させるものに限られず、複数箇所において停止可能としたものとしてもよい。さらには、戸体10を、任意の位置において停止可能としたものとしてもよい。また、このようなストッパー機構56,57としては、上記のような回転自在とされたロックレバー状のものに限られず、スライド自在とされたものや、摩擦抵抗等を利用して戸体10を停止させるようなもの等としてもよく、その他、種々の変形が可能である。
2 助勢機構
10 戸体
23 第1レール
26 第2レール
32 ガイド部(上り坂ガイド部)
41 第1ランナー
44 第2ランナー
56 第1ロックレバー(ストッパー機構)
57 第2ロックレバー(ストッパー機構)
9 開口
Claims (4)
- スライド自在とされ、開口を開閉する戸体と、
全開位置側及び閉鎖位置側のうちの少なくともいずれか一方側となる第1位置側への前記戸体の走行を助勢する助勢機構と、
前記助勢機構の助勢に抗して前記戸体を途中位置において、解除可能に停止させるストッパー機構と、
を備えており、
前記助勢機構は、前記戸体に連結されたランナーをガイドして助勢するように、前記第1位置側とは異なる側となる第2位置側から前記第1位置側に向けて下り坂状とされたレールと、該レールの第2位置側の端部において前記第1位置側に向けて前記戸体を上らせるようにガイドする上り坂ガイド部と、を備え、該上り坂ガイド部は、前記第1位置側に向けて上り坂状とされ、かつ前記戸体の係合部がスライド自在に係合する構成とされていること特徴とする引戸装置。 - 請求項1において、
前記ストッパー機構は、前記途中位置において停止された前記戸体を前記第1位置側に向けて移動させれば解除される構成とされていることを特徴とする引戸装置。 - 請求項1または2において、
前記助勢機構は、前記途中位置において停止された前記戸体の前記第1位置側とは異なる側となる第2位置側への移動を許容する構成とされていることを特徴とする引戸装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記ランナーは、前記戸体の戸幅方向両端部のそれぞれに対状に連結されており、
前記助勢機構は、これら一対のランナーのそれぞれをガイドする前記レールと、前記戸体の戸幅方向両端側をガイドする前記上り坂ガイド部と、を前記レールが前記戸体の戸幅方向で直列状となるように対状に設けた構成とされていることを特徴とする引戸装置。
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