JP6537078B2 - ポリオール組成物及び塗料組成物 - Google Patents
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Description
近年、皮膜に自己修復機能を付与し耐擦傷性を高める技術が求められており、例えば、特許文献1には、重量平均分子量1000〜3000、イソシアネート基含有率が10〜25質量%であるアロファネート基含有ポリイソシアネート(A)と、重量平均分子量100〜5000、水酸基価が20〜600mgKOH/g、水酸基数が1〜5であるアルコール化合物(B)との反応物を含有する組成物であって、皮膜の透明性が良好で且つ皮膜の傷に対する自己修復機能を向上させる塗料用添加剤組成物並びにこれを含有する塗料組成物が開示されている。
本発明は、デュロメータ硬さが60以上の皮膜を与える塗料組成物であって、皮膜の表面に傷が付いた場合に、50℃未満、例えば、20℃〜45℃の雰囲気に放置することにより良好な自己修復機能が得られる塗料組成物を提供することを目的とする。また、本発明は、上記塗料組成物の調製に好適なポリオール組成物を提供することを目的とする。
1.(A)エステル結合と、2以上のヒドロキシ基とを有する、分子量が500未満である化合物からなり、1分子あたりの平均ヒドロキシ基数が2.2以上であるポリオール、及び、(B)エステル結合を有さず、芳香族炭化水素基又は脂環式炭化水素基と、2以上のヒドロキシ基とを有し、分子量が450未満である化合物からなるポリオールを含有し、上記ポリオール(A)及び上記ポリオール(B)の含有割合は、両者の合計を100質量%とした場合に、それぞれ、55〜85質量%及び15〜45質量%であることを特徴とするポリオール組成物。
2.上記ポリオール(B)がジオールである上記項1に記載のポリオール組成物。
3.上記ポリオール(A)に含まれるヒドロキシ基及び上記ポリオール(B)に含まれるヒドロキシ基に由来する、平均ヒドロキシ基数が2.2〜3.5であり、上記ポリオール(A)及び上記ポリオール(B)の平均水酸基価が350〜600mgKOH/gである上記項1又は2に記載のポリオール組成物。
4.上記項1乃至3のいずれか一項に記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートとを含有し、
上記ポリオール組成物に由来するヒドロキシ基の合計モル量に対する、上記ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の合計モル量の比が0.8〜1.1であることを特徴とする塗料組成物。
5.上記ポリイソシアネート1分子あたりの平均イソシアネート基数が3.0〜4.0である上記項4に記載の塗料組成物。
6.上記ポリイソシアネートがアロファネート結合を有する上記項4又は5に記載の塗料組成物。
7.得られる皮膜が自己修復機能を有する上記項4乃至6のいずれか一項に記載の塗料組成物。
本発明のポリオール組成物は、これをポリイソシアネートと併含させ、特定範囲のイソシアネートインデックスとすることにより、自己修復機能を有し、デュロメータ硬さが60以上の皮膜を与える塗料組成物の原料成分として好適である。
また、本発明のポリオール組成物は、好ましくは、自己修復機能を有する皮膜を形成する塗料組成物に配合される組成物である。
これらの縮合物は、従来、公知の縮合反応により得られたものとすることができる。
また、上記多価アルコールのうち、ポリオールとしては、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオール等のアルカントリオール等の脂肪族トリオール;ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリスリトール等のアルカンポリオール等の脂肪族ポリオール等が挙げられる。
上記ポリオール(A)は、これらの化合物のうち、多価アルコールの1つのみを用いて得られたものであってよいし、2つ以上を組み合わせて用いて得られたものであってもよい。
上記脂肪族ジカルボン酸としては、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、ブラシリン酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、オクタデカン二酸等が挙げられる。
上記芳香族ジカルボン酸としては、p−フェニレンジ酢酸、オルトフタル酸、4−tert−ブチルフタル酸、イソフタル酸、5−tert−ブチルイソフタル酸、テレフタル酸、1,8−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、2,2′−ビフェニルジカルボン酸(ジフェン酸)、3,3′−ビフェニルジカルボン酸、4,4′−ビフェニルジカルボン酸、4,4′−ビナフチルジカルボン酸、ビス(3−カルボキシフェニル)メタン、ビス(4−カルボキシフェニル)メタン、2,2−ビス(3−カルボキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)プロパン、3,3′−オキシジ安息香酸、4,4′−オキシジ安息香酸、3,3′−カルボニルジ安息香酸、4,4′−カルボニルジ安息香酸、4,4′−(p−フェニレンジオキシ)ジ安息香酸、4,4′−イソフタロイルジ安息香酸、4,4′−テレフタロイルジ安息香酸等が挙げられる。
上記脂環式ジカルボン酸としては、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン二酢酸等が挙げられる。
上記ポリオール(A)に含まれる平均ヒドロキシ基数は、2.2以上であり、好ましくは2.3以上、より好ましくは2.5以上である。尚、上限は、好ましくは3.5、より好ましくは3.0である。
また、上記ポリオール(A)の分子量は、500未満であり、好ましくは260〜470、より好ましくは300〜450である。
尚、上記ポリオール(A)に含まれるエステル結合の数は、特に限定されないが、好ましくは2〜4、より好ましくは2〜3である。
上記芳香族炭化水素基としては、フェニル基、ベンジル基、o−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、2,4−キシリル基、p−クメニル基、メシチル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、1−アンスリル基、2−アンスリル基、5−アンスリル基、1−フェナンスリル基、9−フェナンスリル基、1−アセナフチル基、2−アズレニル基、1−ピレニル基、2−トリフェニレル基、o−ビフェニリル基、m−ビフェニリル基、p−ビフェニリル基等が挙げられる。
(b1)上記ポリオール(A)の製造原料である多価アルコールとして例示した芳香族ジオール等の、芳香環を構成する炭素原子に直接結合しているヒドロキシ基を2つ有する芳香族化合物に(ポリ)アルキレンオキサイドを付加して得られた芳香族ポリエーテルポリオール
(b2)芳香環を構成する炭素原子に直接結合しているヒドロキシ基を3つ以上有する芳香族化合物に(ポリ)アルキレンオキサイドを付加して得られた芳香族ポリエーテルポリオール
(b3)芳香族多価アミンに(ポリ)アルキレンオキサイドを付加して得られた芳香族ポリエーテルポリオール
等が挙げられる。
尚、上記(ポリ)アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブテンオキサイド等が挙げられる。
上記脂環式炭化水素基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロオクタデシル基、2−インデノ基等のシクロアルキル基や、デカヒドロナフチル基、アダマンチル基等が挙げられる。
上記ポリオール(B)の分子量は、450未満であり、好ましくは100〜430、より好ましくは120〜400である。
また、上記ポリオール(B)の水酸基価は、好ましくは260〜1250mgKOH/g、より好ましくは280〜935mgKOH/gである。
また、上記ポリオール(A)及び上記ポリオール(B)の平均水酸基価は、好ましくは350〜600mgKOH/g、より好ましくは400〜550mgKOH/gである。
本発明のポリオール組成物が他のポリオールを含有する場合、その含有割合の上限は、上記ポリオール(A)及び(B)の合計を100質量部とした場合に、好ましくは30質量部、より好ましくは20質量部である。
上記脂環式イソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、シクロヘキシレンジイソシアネート(CHDI)、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、水素添加XDI(H6XDI)、水素添加MDI(H12MDI)、ノルボルネンジイソシアネート(NBDI)等が挙げられ、これらの変性化合物であってもよい。
また、上記皮膜の表面に傷が付いた場合、50℃未満、例えば、20℃〜45℃の雰囲気において、少なくとも1時間放置することにより、自己修復機能が発揮される。
従って、本発明の塗料組成物は、車両、鉄道車両、航空機、船舶、宇宙機、潜水艇、雪上車、山岳地又は遊園地のゴンドラ、遊戯乗り物部品等の内装部品又は外装部品や、電子機器、家電製品、ボイラー配管、排気管、ハウジング材、ドア材、手すり等への皮膜形成に好適である。
本発明の塗料組成物からなる添加剤の塗料への添加量は、特に限定されないが、皮膜の表面に傷が付いた場合に、自己修復機能が確実に発揮されることから、上記添加剤の固形分は、塗料の固形分100質量部に対して、好ましくは0.1〜40質量部、より好ましくは、0.2〜30質量部である。
実験例1−1
撹拌機、検水管、温度計及び窒素吹き込みラインを備えた四つ口コルベンの内部を窒素ガスで置換した後、アジピン酸111質量部、1,4−ブタンジオール36質量部、3−メチル−1,5−ペンタンジオール48質量部及びトリメチロールプロパン105質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら140℃まで昇温した。この温度で、水を溜出させながらエステル化反応を開始し、220℃まで昇温して反応を継続した。その後、反応液を80℃に冷却し、オクチル酸第一錫0.03質量部を添加し、200℃まで昇温した。その際、コルベンの内部を減圧条件とし、更に水を溜去させながら、反応生成物の酸価が1.0mgKOH/g以下になるまで加熱を続けた。これにより、分子量が352、平均ヒドロキシ基数が3、水酸基価が478.0mgKOH/g、酸価が0.7mgKOH/gのポリエステルポリオール(以下、「ポルオール(A1)」という)を得た。
次に、このポリオール(A1)と、1,4−シクロヘキサンジメタノールとを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S1)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S1)の平均ヒドロキシ基数は2.8であり、平均水酸基価は538mgKOH/gであり、平均分子量は311である(表1参照)。
上記ポリオール(A1)と、1,4−シクロヘキサンジメタノールとを、質量比7:3でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S2)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S2)の平均ヒドロキシ基数は2.5であり、平均水酸基価は568mgKOH/gであり、平均分子量は290である(表1参照)。
撹拌機、検水管、温度計及び窒素吹き込みラインを備えた四つ口コルベンの内部を窒素ガスで置換した後、セバシン酸138質量部、1,3−プロパンジオール27質量部、3−メチル−1,5−ペンタンジオール42質量部及びトリメチロールプロパン93質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら140℃まで昇温した。この温度で、水を溜出させながらエステル化反応を開始し、220℃まで昇温して反応を継続した。その後、反応液を80℃に冷却し、オクチル酸第一錫0.03質量部を添加し、200℃まで昇温した。その際、コルベンの内部を減圧条件とし、更に水を溜去させながら、反応生成物の酸価が1mgKOH/g以下になるまで加熱を続けた。これにより、分子量が402、平均ヒドロキシ基数が3、水酸基価が419.0mgKOH/g、酸価が0.7mgKOH/gのポリエステルポリオール(以下、「ポルオール(A2)」という)を得た。
次に、このポリオール(A2)と、1,4−シクロヘキサンジメタノールとを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S3)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S3)の平均ヒドロキシ基数は2.8であり、平均水酸基価は491mgKOH/gであり、平均分子量は350である(表1参照)。
上記ポリオール(A2)と、1,4−シクロヘキサンジメタノールとを、質量比7:3でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S4)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S4)の平均ヒドロキシ基数は2.5であり、平均水酸基価は527mgKOH/gであり、平均分子量は324である(表1参照)。
上記ポリオール(A2)と、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物(ADEKA社製「BPX−11」)とを、質量比6:4でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S5)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S5)の平均ヒドロキシ基数は2.6であり、平均水酸基価は367mgKOH/gであり、平均分子量は383である(表1参照)。
撹拌機、検水管、温度計及び窒素吹き込みラインを備えた四つ口コルベンの内部を窒素ガスで置換した後、アジピン酸105質量部、3−メチル−1,5−ペンタンジオール45質量部及びトリメチロールプロパン150質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら140℃まで昇温した。この温度で、水を溜出させながらエステル化反応を開始し、220℃まで昇温して反応を継続した。その後、反応液を80℃に冷却し、オクチル酸第一錫0.03質量部を添加し、200℃まで昇温した。その際、コルベンの内部を減圧条件とし、更に水を溜去させながら、反応生成物の酸価が1mgKOH/g以下になるまで加熱を続けた。これにより、分子量が374、平均ヒドロキシ基数が3.5、水酸基価が524.0mgKOH/g、酸価が0.7mgKOH/gのポリエステルポリオール(以下、「ポルオール(A3)」という)を得た。
次に、このポリオール(A3)と、1,4−シクロヘキサンジメタノールとを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S6)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S6)の平均ヒドロキシ基数は3.2であり、平均水酸基価は575mgKOH/gであり、平均分子量は328である(表1参照)。
撹拌機、検水管、温度計及び窒素吹き込みラインを備えた四つ口コルベンの内部を窒素ガスで置換した後、アジピン酸120質量部、1,4−ブタンジオール72質量部及びトリメチロールプロパン108質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら150℃まで昇温した。この温度で、水を溜出させながらエステル化反応を開始し、220℃まで昇温して反応を継続した。その後、反応液を80℃に冷却し、オクチル酸第一錫0.03質量部を添加し、180℃まで昇温した。その際、コルベンの内部を減圧条件とし、更に水を溜去させながら、反応生成物の酸価が1mgKOH/g以下になるまで加熱を続けた。これにより、分子量が338、平均ヒドロキシ基数が3、水酸基価が497.0mgKOH/g、酸価が0.8mgKOH/gのポリエステルポリオール(以下、「ポルオール(A4)」という)を得た。
次に、このポリオール(A4)と、1,4−シクロヘキサンジメタノールとを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S7)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S7)の平均ヒドロキシ基数は2.8であり、平均水酸基価は554mgKOH/gであり、平均分子量は300である(表1参照)。
上記ポリオール(A4)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比9:1でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S8)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S8)の平均ヒドロキシ基数は2.9であり、平均水酸基価は479mgKOH/gであり、平均分子量は340である(表1参照)。
上記ポリオール(A4)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S9)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S9)の平均ヒドロキシ基数は2.8であり、平均水酸基価は461mgKOH/gであり、平均分子量は342である(表1参照)。
上記ポリオール(A4)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比7:3でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S10)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S10)の平均ヒドロキシ基数は2.5であり、平均水酸基価は443mgKOH/gであり、平均分子量は343である(表1参照)。
撹拌機、検水管、温度計及び窒素吹き込みラインを備えた四つ口コルベンの内部を窒素ガスで置換した後、アジピン酸117質量部、1,4−ブタンジオール75質量部、3−メチル−1,5−ペンタンジオール51質量部及びトリメチロールプロパン57質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら140℃まで昇温した。この温度で、水を溜出させながらエステル化反応を開始し、220℃まで昇温して反応を継続した。その後、反応液を80℃に冷却し、オクチル酸第一錫0.03質量部を添加し、200℃まで昇温した。その際、コルベンの内部を減圧条件とし、更に水を溜去させながら、反応生成物の酸価が1mgKOH/g以下になるまで加熱を続けた。これにより、分子量が331、平均ヒドロキシ基数が2.5、水酸基価が424.0mgKOH/g、酸価が0.6mgKOH/gのポリエステルポリオール(以下、「ポルオール(A5)」という)を得た。
次に、このポリオール(A5)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S11)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S11)の平均ヒドロキシ基数は2.4であり、平均水酸基価は403mgKOH/gであり、平均分子量は335である(表1参照)。
上記ポリオール(A5)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比7:3でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S12)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S12)の平均ヒドロキシ基数は2.4であり、平均水酸基価は392mgKOH/gであり、平均分子量は338である(表1参照)。
撹拌機、検水管、温度計及び窒素吹き込みラインを備えた四つ口コルベンの内部を窒素ガスで置換した後、アジピン酸147質量部、1,4−ブタンジオール93質量部及び3−メチル−1,5−ペンタンジオール60質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら140℃まで昇温した。この温度で、水を溜出させながらエステル化反応を開始し、220℃まで昇温して反応を継続した。その後、反応液を80℃に冷却し、オクチル酸第一錫0.03質量部を添加し、200℃まで昇温した。その際、コルベンの内部を減圧条件とし、更に水を溜去させながら、反応生成物の酸価が1mgKOH/g以下になるまで加熱を続けた。これにより、分子量が519、平均ヒドロキシ基数が2、水酸基価が216.0mgKOH/g、酸価が0.7mgKOH/gのポリエステルポリオール(以下、「ポルオール(A6)」という)を得た。
次に、このポリオール(A6)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S13)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S13)の平均ヒドロキシ基数は2.0であり、平均水酸基価は236mgKOH/gであり、平均分子量は486である(表1参照)。
上記ポリオール(A6)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比7:3でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S14)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S14)の平均ヒドロキシ基数は2.0であり、平均水酸基価は246mgKOH/gであり、平均分子量は470である(表1参照)。
撹拌機、検水管、温度計及び窒素吹き込みラインを備えた四つ口コルベンの内部を窒素ガスで置換した後、アジピン酸126質量部及びトリメチロールプロパン174質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら140℃まで昇温した。この温度で、水を溜出させながらエステル化反応を開始し、220℃まで昇温して反応を継続した。その後、反応液を80℃に冷却し、オクチル酸第一錫0.03質量部を添加し、200℃まで昇温した。その際、コルベンの内部を減圧条件とし、更に水を溜去させながら、反応生成物の酸価が1mgKOH/g以下になるまで加熱を続けた。これにより、分子量が623、平均ヒドロキシ基数が5、水酸基価が450.0mgKOH/g、酸価が0.7mgKOH/gのポリエステルポリオール(以下、「ポルオール(A7)」という)を得た。
次に、このポリオール(A7)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比8:2でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S15)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S15)の平均ヒドロキシ基数は4.4であり、平均水酸基価は424mgKOH/gであり、平均分子量は569である(表1参照)。
上記ポリオール(A7)と、上記ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物とを、質量比7:3でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S16)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S16)の平均ヒドロキシ基数は4.1であり、平均水酸基価は410mgKOH/gであり、平均分子量は543である(表1参照)。
上記ポリオール(A2)と、1,4−ブタンジオールとを、質量比85:15でブレンドし、ポリオール組成物(以下、「ポリオール組成物(S17)」という)を得た。
得られたポリオール組成物(S17)の平均ヒドロキシ基数は2.9であり、平均水酸基価は543mgKOH/gであり、平均分子量は355である(表1参照)。
上記実験例1−1〜1−17で得られたポリオール組成物と、下記のポリイソシアネートとを用いて、塗料組成物を製造した。
(C1)旭化成社製「デュラネートTSA−100」(商品名)
イソシアヌレート構造を有し、アロファネート基を含むヘキサメチレンジイソシアネート系ポリイソシアネート
(C2)旭化成社製「デュラネートTPA−100」(商品名)
イソシアヌレート構造を有し、アロファネート基を含まないヘキサメチレンジイソシアネート系ポリイソシアネート
(C3)旭化成社製「デュラネート24A−100」(商品名)
ビウレット構造を有し、アロファネート基を含まないヘキサメチレンジイソシアネート系ポリイソシアネート
(C4)旭化成社製「デュラネートTSE−100」(商品名)
アロファネート基を含むヘキサメチレンジイソシアネート系ポリイソシアネート
上記ポリオール組成物(S1)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)19.5質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T1)」という)を得た。
次に、この塗料組成物(T1)を、アプリケーターを用いて、鋼板の表面に、乾燥後の皮膜の厚さが25μm(自己修復機能評価用及び鉛筆硬度測定用)又は10mm(ウレタン硬度測定用)となるように塗布し、大気中、25℃で1時間静置した。その後、85℃で16時間、更に25℃で24時間静置し、ポリウレタン樹脂皮膜を得た。
(1)自己修復機能
真鍮ブラシの先端を厚さ25μmのポリウレタン樹脂皮膜の表面に接触させた状態から、50mmの長さを、毎秒100mmの移動速度で10回往復させることにより、皮膜に傷を付けた。そして、25℃に調整された恒温室に静置し、1時間後に傷が回復して平滑になっているかどうかを確認した。傷が回復していない場合、40℃に調整された恒温室に静置し、1時間後に傷が回復して平滑になっているかどうかを確認した。
◎:25℃で傷が回復した
○:40℃で傷が回復した
×:40℃で傷が回復しなかった
(2)硬さ
厚さ25μmのポリウレタン樹脂皮膜の鉛筆硬度を、JIS K5600−5−4に準じ、コーテック社製鉛筆硬度試験機を用いて測定した。荷重は750gである。また、厚さ10mmのポリウレタン樹脂皮膜のデュロメータ硬さ(タイプD)を、JIS K6253−3に準じ、ASKER社製デュロメータを用いて15秒後の測定値を記録した。
上記ポリオール組成物(S2)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)20.6質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T2)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T2)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S3)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)17.8質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T3)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T3)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S4)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)19.1質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T4)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T4)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S5)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)13.3質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T5)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T5)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S6)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)20.9質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T6)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T6)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S7)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)20.1質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T7)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T7)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S8)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)17.4質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T8)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T8)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)16.8質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T9)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T9)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)13.4質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが0.8の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T10)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T10)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)18.4質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.1の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T11)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T11)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C2)14.9質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T12)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T12)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C2)6.8質量部と、上記ポリイソシアネート(C4)15.8質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T13)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T13)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C3)14.7質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T14)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T14)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S10)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)16.0質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T15)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T15)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S11)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)14.6質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T16)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T16)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S12)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)14.2質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T17)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T17)を用いて、各種評価を行った。その結果を表2に示した。
上記ポリオール組成物(S13)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)8.6質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T18)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T18)を用いて、各種評価を行った。その結果を表3に示した。
上記ポリオール組成物(S14)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)8.9質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T19)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T19)を用いて、各種評価を行った。その結果を表3に示した。
上記ポリオール組成物(S15)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)15.4質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T20)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T20)を用いて、各種評価を行った。その結果を表3に示した。
上記ポリオール組成物(S16)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)14.9質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T21)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T21)を用いて、各種評価を行った。その結果を表3に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)11.7質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが0.7の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T22)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T22)を用いて、各種評価を行った。その結果を表3に示した。
上記ポリオール組成物(S9)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)20.1質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.2の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T23)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T23)を用いて、各種評価を行った。その結果を表3に示した。
上記ポリオール組成物(S17)10質量部と、上記ポリイソシアネート(C1)19.0質量部とを混合し、イソシアネートインデックスが1.0の塗料組成物(以下、「塗料組成物(T24)」という)を得た。そして、この塗料組成物(T24)を用いて、各種評価を行った。その結果を表3に示した。
本発明の塗料組成物は、自己修復機能を有し、デュロメータ硬さが60以上の皮膜を与えるため、車両、鉄道車両、航空機、船舶、宇宙機、潜水艇、雪上車、山岳地又は遊園地のゴンドラ、遊戯乗り物部品等の内装部品又は外装部品や、電子機器、家電製品、ボイラー配管、排気管、ハウジング材、ドア材、手すり等への塗装に好適である。また、本発明の塗料組成物は、アルキド樹脂、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、クマロン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ナイロン樹脂、塩化ビニル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、ニトリルブタジエン樹脂、石油樹脂、ロジン等のベース樹脂に対する添加剤(塗料用添加剤組成物)として用いることができる。
Claims (7)
- (A)エステル結合と、2以上のヒドロキシ基とを有する、分子量が500未満である化合物からなり、1分子あたりの平均ヒドロキシ基数が2.2以上であるポリオール、及び、
(B)エステル結合を有さず、芳香族炭化水素基又は脂環式炭化水素基と、2以上のヒドロキシ基とを有し、分子量が450未満である化合物からなるポリオール
を含有し、
上記ポリオール(A)及び上記ポリオール(B)の含有割合は、両者の合計を100質量%とした場合に、それぞれ、55〜85質量%及び15〜45質量%であることを特徴とするポリオール組成物。 - 上記ポリオール(B)がジオールである請求項1に記載のポリオール組成物。
- 上記ポリオール(A)に含まれるヒドロキシ基及び上記ポリオール(B)に含まれるヒドロキシ基に由来する、平均ヒドロキシ基数が2.2〜3.5であり、上記ポリオール(A)及び上記ポリオール(B)の平均水酸基価が350〜600mgKOH/gである請求項1又は2に記載のポリオール組成物。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートとを含有し、
上記ポリオール組成物に由来するヒドロキシ基の合計モル量に対する、上記ポリイソシアネートに由来するイソシアネート基の合計モル量の比が0.8〜1.1であることを特徴とする塗料組成物。 - 上記ポリイソシアネート1分子あたりの平均イソシアネート基数が3.0〜4.0である請求項4に記載の塗料組成物。
- 上記ポリイソシアネートがアロファネート結合を有する請求項4又は5に記載の塗料組成物。
- 得られる皮膜が自己修復機能を有する請求項4乃至6のいずれか一項に記載の塗料組成物。
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