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JP6531181B2 - Ip電話サーバ装置 - Google Patents

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JP6531181B2
JP6531181B2 JP2017545148A JP2017545148A JP6531181B2 JP 6531181 B2 JP6531181 B2 JP 6531181B2 JP 2017545148 A JP2017545148 A JP 2017545148A JP 2017545148 A JP2017545148 A JP 2017545148A JP 6531181 B2 JP6531181 B2 JP 6531181B2
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Description

この発明は、例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)を採用した構内電話交換システムで使用されるIP電話サーバ装置に関する
近年普及しているVoIP技術により、IP電話サービスが広く利用されている。IP電話サービスでは送受信プロトコルとして、SIP(Session Initiation Protocol)、RTP(Real-time Transport Protocol)、RTCP(Real-time Transport Control Protocol)が一般に使用されており、これらのプロトコルによりパケット化された音声データを送受信する。音声データは発信者端末から受信者端末に向けて送信されるが、該音声データをサーバ装置により加工した後、受信者端末へ転送することも可能である。
例えば、会議電話サービスでは、複数の会議参加者の端末から送信された音声データをサーバ装置でそれぞれ受信してミキシングした後、各会議参加者の端末へ送信するようにしている(例えば特許文献1を参照)。さらに、会議参加者の音声データをサーバ装置に記憶し、後にレビューまたは処理する機能を備えたシステムも提案されている(例えば特許文献2を参照)。
特開2004−222194号公報 特開2013−211849号公報
ところが、特許文献1に記載されたような従来の会議電話サービスは、ミキシング対象の音声データが会議参加者の端末から送信された音声データに限定されている。このため、例えば会議中に緊急放送の音声データや会議中の雰囲気を和らげるためのBGM(Back Ground Music)を会議参加者の端末へ送信することができなかった。
また、特許文献2に記載された音声データ記録機能を備えたシステムは、複数の話者の音声データを単にミキシングした状態で記録するものが一般的である。このため、話者の音声データを個別に再生、編集或いは返信することはできなかった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、第1の目的は、通話中の端末に対し通話を中断することなく他の音声データを送信することを可能にしたIP電話サーバ装置を提供することにある。
また第2の目的は、複数の話者の音声データを個別に再生、編集または返信可能な状態に記録できるようにしたIP電話サーバ装置を提供することにある。
また第3の目的は、2つの端末がピアツーピア通信で通話している状態から、当該通話に用いた接続を切断することなく、少なくとも当該2つの端末が参加する会議通話を開催することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の態様は、音声通信機能を有する複数の端末間を呼制御プロトコルにより選択的に接続し、該接続された複数の端末間で音声通信を可能にするIP電話サーバ装置にあって、前記複数の端末に含まれる第1の端末から一斉通報のための接続要求を受信した場合に、前記複数の端末のうち通報対象となる各端末について通話中か待受中を判定し、待受中と判定された第2の端末に対し、当該第2の端末と前記第1の端末との間を接続する。そして、前記第1の端末から送信される一斉通報音声データを蓄積し、前記第1の端末と接続された前記第2の端末に対しては前記蓄積された一斉通報音声データを転送し、前記判定手段により通話中と判定された第3の端末に対しては通話中を維持した状態で当該第3の端末を送信先とする通話音声データに前記蓄積された一斉通報音声データを合成して転送するようにしたものである。
第2の態様は、音声通信機能を有する複数の端末間を呼制御プロトコルにより選択的に接続し、該接続された複数の端末間で音声通信を可能にするIP電話サーバ装置にあって、複数の会議通話グループの各々に対応付けて異なる会議メロディデータを予め記憶しておく。そして、会議通話のための接続要求を受信した場合に、当該会議通話のグループを構成する複数の端末間を接続し、当該複数の端末間で会議通話が行われている期間に、当該会議通話のグループに対応する会議メロディデータを読み出し、前記会議通話グループを構成する複数の端末を送信先とする会議通話音声データに前記読み出された会議メロディデータを合成して送信するようにしたものである。
第3の態様は、音声通信機能を有する複数の端末間を呼制御プロトコルにより選択的に接続し、該接続された複数の端末間で音声通信を可能にするIP電話サーバ装置にあって、第1の端末から第2の端末宛ての伝言登録要求を受信した場合に、前記第1の端末から送信される伝言音声データを受信してその管理データと関連付けて掲示板メモリに記憶し、かつ前記第2の端末から前記伝言音声データの管理データに基づく再生要求を受信した場合に、前記掲示板メモリから伝言音声データを読み出して前記第2の端末へ送信する。また、前記第2の端末から前記伝言音声データに対する返信要求を受信した場合には、前記第2の端末から送信される返信音声データを受信してその管理データと関連付けて前記掲示板メモリに記憶し、前記第1の端末から前記返信音声データの管理データに基づく再生要求を受信した場合に、前記掲示板メモリから前記返信音声データを読み出して前記第1の端末へ送信する。そして、再生対象となる前記伝言音声データおよび前記返信音声データを選択するために使用するツリー型をなす送受信履歴の一覧表示情報を、前記伝言音声データおよび前記返信音声データの各管理データに基づいて作成し、前記第1および第2の端末へ送信するようにしたものである。
この発明の第4の態様は、前記第1または第2の端末から前記掲示板メモリに記憶された伝言音声データまたは返信音声データに対する編集要求を受信した場合に、前記第1または第2の端末から送信される編集音声データを受信して当該編集音声データにより前記伝言音声データまたは返信音声データを編集し、当該編集後の伝言音声データまたは返信音声データを前記掲示板メモリに記憶させる処理を、さらに行うようにしたものである。
この発明の第5の態様は、例えば留守番電話サービス機能を利用して記憶された音声データに対し再生位置のジャンプ先が設定された場合に、当該ジャンプ先を表すマーク情報をマーク管理テーブルに記憶する。そして、上記記憶された音声データの再生中に、当該再生を行っている端末から再生位置のジャンプ要求を受信した場合に、上記マーク管理テーブルに記憶されたマーク情報に基づいて、上記再生中の音声データの再生位置を上記ジャンプ先の位置へ移動させるようにしたものである。
この発明の第6の態様は、複数の端末間で伝送される音声データの特徴を表す画像データおよび効果音データの少なくとも一方を含むスタンプデータをスタンプ識別情報に関連付けて記憶するスタンプデータ記憶部を備える。そして、上記会議通話のグループを構成する複数の端末間で会議通話が行われている期間に、上記複数の端末の1つからスタンプデータの付与要求を受信した場合に、当該付与要求に含まれるスタンプ識別情報に対応するスタンプデータを上記スタンプデータ記憶部から読み出し、上記付与要求の送信元となる端末から送信された音声データに上記読み出されたスタンプデータを付与するための制御を行うようにしたものである。
この発明の第7の態様、第8の態様及び第11の態様は、音声通信機能を有する複数の端末に含まれる第1の端末と第2の端末との間でピアツーピア通信によって音声データを伝送可能なように、前記第1の端末と前記第2の端末との接続を確立させる。そして、
前記第1の端末と前記IP電話サーバ装置との間で音声データを伝送可能なように前記第1の端末と前記IP電話サーバ装置との接続を確立させ、且つ前記第2の端末と前記IP電話サーバ装置との間で音声データを伝送可能なように前記第2の端末と前記IP電話サーバ装置との接続を確立させることを用いて、前記接続制御手段により確立された前記第1の端末と前記第2の端末との間の接続を、前記第1の端末と前記IP電話サーバ装置との接続、及び前記第2の端末と前記IP電話サーバ装置との接続に変更する。さらに、当該接続が変更された前記第1の端末及び前記第2の端末を少なくとも含む複数の端末が参加する会議通話を、該会議通話に参加する該複数の端末のそれぞれから送信される音声データを受信し、音声データの送信元の端末それぞれに対して、該複数の端末から送信された音声データのうち、該送信元の端末から送信された音声データを除いた音声データで示される音声を含む音声データを送信することで実施するようにしたものである。
この発明の第9の態様は、前記接続制御手段により接続された前記第1の端末又は前記第2の端末からの要求に応じて、前記変更する。そして、前記要求に応じて、前記第1の端末及び前記第2の端末に加えて前記複数の端末に含まれる第3の端末が参加する前記会議通話を実施するようにしたものである。
この発明の第10の態様は、前記複数の端末に含まれる第3の端末からの要求に応じて、前記変更する。そして、前記要求に応じて、前記第1の端末及び前記第2の端末に加えて前記第3の端末が参加する前記会議通話を実施するようにしたものである。
第1の態様によれば、通話中と判定された第3の端末に対し、通話中の状態を維持しつつ当該第3の端末を送信先とする通話音声データに一斉通報音声データが合成されて転送される。このため、例えば会議通話中の複数の端末に対し、当該通話を終了することなく、一斉通報の音声データをすることができる。
第2の態様によれば、会議通話のグループを構成する複数の端末間で会議通話が行われている期間に、前記会議通話のグループに対応する会議メロディデータが読み出され、前記会議通話のグループを構成する複数の端末を送信先とする会議通話音声データに合成されて送信される。このため、会議通話グループを構成する各端末からは会議中に会議メロディが出力されることになり、これにより各会議参加者はBGM等の音楽を聴きながら会議を行うことが可能となる。
第3の態様によれば、端末間で、ツリー型をなす送受信履歴の一覧表示情報をもとに、あたかも電子掲示板のように音声データの送信とその再生、音声データの返信とその再生を行うことが可能となる。
第4の態様によれば、端末からの編集要求に応じて、記憶済の伝言音声データまたは返信音声データが編集され、当該編集後の伝言音声データまたは返信音声データが前記掲示板メモリに記憶される。このため、記憶された伝言データおよび返信データに対し内容の追加や変更、削除を行うことが可能となる。
第5の態様によれば、音声データの再生中に、予め設定されたジャンプ先へ再生位置が自動的にジャンプされる。このため、音声データの再生者は、例えば音声データ中の重要な部分のみを再生することが可能となる。
第6の態様によれば、会議通話中の端末からスタンプデータの付与要求が送信されると、当該スタンプデータが上記要求元の端末から送信された音声データに付与される。このため、例えば会議通話参加者は、自身の送話音声データにその時の自身の状況や感情、意図等を画像または効果音で表したスタンプデータにより伝えることが可能となる。
第7の態様、第8の態様及び第11の態様によれば、ピアツーピア通信によって通話中の2つの端末に確立された接続を、会議通話が可能なように変更する。そして、IP電話サーバ装置は、変更された接続を用いて会議通話を開始させる。このため、IP電話サーバ装置は、ピアツーピア通信によって通話中であった2つの端末が少なくとも参加する会議通話を、当該ピアツーピア通信に用いられた接続を切断すること無しに開催することが可能となる。
第9の態様によれば、IP電話サーバ装置は、ピアツーピア通信によって通話中の2つの端末のうちのいずれかの端末からの要求に応じて、当該2つの端末の間に確立された接続を、会議通話が可能なように変更する。そして、IP電話サーバ装置は、変更された接続を用いて会議通話を開始する。このとき、IP電話サーバ装置は、当該会議通話には、通話中であった2つの端末に加えて、通話中であった端末が指定する端末も参加させる。このため、通話中であった端末は、ピアツーピア通信によって通話中であった2つの端末に加えて、当該通話中であった端末が指定する端末が参加する会議通話を、当該ピアツーピア通信に用いられた接続が切断されること無しに開催させることが可能となる。
第10の態様によれば、IP電話サーバ装置は、通話中でない端末からの要求に応じて、ピアツーピア通信によって通話中の端末の間に確立された接続を、会議通話が可能なように変更する。そして、IP電話サーバ装置は、変更された接続を用いて会議通話を開始する。このとき、IP電話サーバ装置は、当該会議通話には、通話中であった2つの端末及び当該要求をした端末を参加させる。このため、当該通話中でない端末は、IP電話サーバ装置に要求することで、ピアツーピア通信によって通話中であった2つの端末及び自らが参加する会議通話を、当該ピアツーピア通信に用いられた接続が切断されること無しに開催させることが可能となる。
この発明の実施形態に係るIP電話サーバ装置を備えた構内電話システムの全体構成を示す図。 この発明の第1の実施形態に係るIP電話サーバ装置の機能構成及び要部回路構成を示すブロック図。 図2に示したIP電話サーバ装置による一斉通報のための動作を説明するための図。 図2に示したIP電話サーバ装置による一斉通報のための動作を説明するための図。 図2に示したIP電話サーバ装置による一斉通報のための動作を説明するための図。 この発明の第2の実施形態に係るIP電話サーバ装置の機能構成及び要部回路構成を示すブロック図。 図6に示したIP電話サーバ装置による会議メロディ送信動作を説明するための図。 図6に示したIP電話サーバ装置による会議メロディ送信動作を説明するための図。 この発明の第3の実施形態に係るIP電話サーバ装置の機能構成及び要部回路構成を示すブロック図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 図9に示したIP電話サーバ装置による音声掲示板の記録再生動作を説明するための図。 この発明の第4の実施形態に係るIP電話サーバ装置の機能構成及び要部回路構成を示すブロック図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第1の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第1の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第1の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第1の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第1の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第2の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第2の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第2の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板の音声編集動作の第2の実施例を説明するための図。 図14に示したIP電話サーバ装置による音声伝言板管理情報の一例を説明するための図。 この発明の第5の実施形態に係るIP電話サーバ装置の機能構成及び要部回路構成を示すブロック図。 図20に示したIP電話サーバ装置によるスタンプ付与動作の第1の実施例を説明するための図。 図20に示したIP電話サーバ装置によるスタンプ付与動作の第1の実施例を説明するための図。 図20に示したIP電話サーバ装置によるスタンプ付与動作の第2の実施例を説明するための図。 この発明の第6の実施形態に係るIP電話サーバ装置の機能構成及び要部回路構成を示すブロック図。 図24に示したIP電話サーバ装置による再生位置設定動作を説明するための図。 図24に示したIP電話サーバ装置による再生位置設定動作を説明するための図。 図24に示したIP電話サーバ装置による再生位置ジャンプ動作を説明するための図。 図24に示したIP電話サーバ装置による再生位置ジャンプ動作を説明するための図。 図24に示したIP電話サーバ装置による再生位置ジャンプ動作を説明するための図。 IP電話サーバ装置のプログラム構成の具体例を示すブロック図。 図27に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。 図27に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。 この発明の第7の実施形態に係るIP電話サーバ装置の機能構成及び要部回路構成を示すブロック図。 図1に示した構内電話システムの第7の実施形態に係る情報の流れを示すシーケンス図。 図1に示した構内電話システムの第7の実施形態にかかる情報の流れを示すシーケンス図。 図29に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。 図29に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。 図29に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。 図29に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。 図29に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。 図29に示したIP電話サーバ装置の動作手順と動作内容を示すフローチャート。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態をいくつか説明する。
[第1の実施形態]
(構成)
図1は、この発明の第1の実施形態に係るIP電話サーバ装置を備えた構内電話システムの全体構成を示す図である。このシステムは、無線エリアE1,E2,…を形成する複数の基地局BS1,BS2,…と、これらの基地局BS1,BS2,…を収容する制御装置CSと、この制御装置CSに接続される構内交換機(PBX)EXと、上記制御装置CSに対し構内ネットワークNWを介して接続されるIP電話サーバ装置SVとを備えている。構内ネットワークNWはLAN(Local Area Network)により構成される。
例えばPHS端末、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)方式を用いた端末又はTETRA(Terrestrial Trunked Radio)方式を用いた端末からなる無線端末MT1,MT2,…は、上記無線エリアE1,E2,…内で無線回線を介して基地局BS1,BS2,…に接続される。そして無線端末MT1,MT2,…は、制御装置CSの制御により相互間で内線通話が可能となると共に、構内交換機EXを介して外線通話が可能となる。なお、音声通話機能を有するスマートフォンやパーソナルコンピュータ等の情報端末を制御装置CSに接続し、内線通話および外線通話を行うことも可能である。
IP電話サーバ装置SVはIPテレフォニサーバからなり、次のように構成される。図2はその機能構成及び要部回路構成を示すブロック図である。すなわち、IP電話サーバ装置SVは、CPU(Central Processing Unit)およびバッファメモリを有する制御ユニット1Aと、記憶ユニット2Aと、通信インタフェースユニット3と、入出力インタフェースユニット4と、この入出力インタフェースユニット4に接続される入力部5および表示部6とを備えている。
通信インタフェースユニット3は、制御ユニット1の制御の下、構内ネットワークNWを介して、上記無線端末MT1,MT2,…および固定端末との間でRTPに従い音声データの送受信を行う。
入出力インタフェースユニット4は、例えばキーボードからなる入力部5において入力された入力データを制御ユニット1に供給すると共に、制御ユニット1から出力された表示データを液晶表示器からなる表示部6へ出力する。
記憶ユニット2Aは、記憶媒体としてHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の随時書き込み読み出しが可能なメモリを使用したもので、端末管理情報記憶部21を備えている。端末管理情報記憶部21には、無線端末MT1,MT2,…および固定端末の識別情報に対応付けて、電話番号やユーザ情報、端末の使用状態を表す情報が記憶される。使用状態を表す情報には、待機中、通話中、会議通話中等のステータスが含まれる。
制御ユニット1Aは、交換サーバとしての機能を有する交換制御ユニット11と、音声サーバとしての機能を有する音声制御ユニット12Aとを備えている。交換制御ユニット11は、制御機能として呼制御部111と、要求判別部112とを有する。
呼制御部111は、例えば会議通話のグループを構成する端末間にSIPによるセッションを確立する処理を行う。要求判別部112は、端末から送信される各種要求を判別し、要求に応じた通信経路の制御を行う。例えば、端末から一斉通報の要求を受信した場合には、通話中の端末が送受信する音声データの経路を音声制御ユニット12A経由に変更する。
音声制御ユニット12Aは、本実施形態に係る制御機能として、一斉通報音声転送制御部121を備えている。一斉通報音声転送制御部121は、上記要求判別部112から一斉通報要求の受信が通知された場合に、一斉通報送信端末から送信された一斉通報のための音声データを、音声バッファ部122を用いて通話中の音声データにミキシングし、このミキシング後の音声データを上記通話中の端末へ転送する処理を行う。
なお、交換制御ユニット11および音声制御ユニット12Aが備える各制御機能は、いずれも図示しないプログラムメモリに格納されたプログラムを上記CPUに実行させることにより実現される。
(動作)
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVによる一斉通報動作を説明する。図3乃至図5はその動作手順と動作内容の一例を説明するための図である。
いま仮に、無線端末MT11とMT21が内線通話を行っているものとする。この状態で、図3に示すように無線端末MT0が一斉通報を行うべく、特番操作により一斉通報の要求を送信したとする。
IP電話サーバ装置SVは、端末から送信された要求を受信すると、交換制御ユニット11の要求判別部112により上記要求の種類を判別する。そして、上記要求が一斉通報の要求と認識すると、先ず端末管理情報記憶部21に記憶された管理情報をもとに、一斉通報対象となるすべての端末について通話中か否かを判定する。この判定の結果、待受中と判定された端末に対しては、呼制御部111の制御の下、一斉通報元の端末MT0と一斉通報先となる各端末との間にセッションを確立し、以後一斉通報元の端末MT0から送信された一斉通報の音声データを通報先の各端末へ転送する。
一方、上記判定の結果通話中と判定された無線端末MT11,MT21に対しては、図4に示すように通話中の音声データの転送経路を、音声制御ユニット12Aを経由する経路に変更するように指示する。音声制御ユニット12Aは、一斉通報音声転送制御部121の制御の下、図5に示すように、上記通話中の無線端末MT11,MT21へ転送すべき通話音声データに、上記一斉通報元の端末MT0から送信された一斉通報の音声データをミキシングし、このミキシング後の音声データを無線端末MT11,MT21へ送信する。上記音声データのミキシング処理は、無線端末MT11,MT21から送信された音声データを音声バッファ部122に別々に保存し、この保存された各音声データに上記一斉通報の音声データをそれぞれ合成することにより行われる。かくして、通話中の各無線端末MT11,MT21では、通話中の音声に一斉通報の音声が重畳された状態で拡声出力される。
(効果)
以上述べたように第1の実施形態では、一斉通報の要求を受信した場合に、通話中の無線端末MT11,MT21の通話音声転送経路を音声制御ユニット12A経由に変更し、以後音声制御ユニット12Aにおいて上記無線端末MT11,MT21宛ての通話音声データに一斉通報の音声データをミキシングして無線端末MT11,MT21へ送信するようにしている。このため、通話中の無線端末MT11,MT21では、内線通話を一旦終話することなく、いち早く一斉通報を聞くことが可能となる。
因みに従来では、通話中の端末が存在する場合、一斉通報の着信があることを知らせるための一斉通報音を通話中の端末に送信する。そして、所定の周期で予め設定されたリトライ回数だけ接続を試み、接続された後に一斉通報音声を転送するようにしている。このため、通話中の話者は一旦通話を中断しなければならずその操作が面倒であると共に、一斉通報を確認するタイミングが遅くなる傾向がある。
[第2の実施形態]
この発明の第2の実施形態は、会議中の端末に対し、当該会議に対応付けて予め用意された会議メロディを通話音声にミキシングしてBGM(Back Ground Music)として送信するようにしたものである。
(構成)
図6は、この発明の第2の実施形態に係るIP電話サーバ装置SVの機能構成及び要部回路構成を示すブロック図である。なお、同図において図2と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。また、システム全体の構成については図1を用いて説明を行う。
記憶ユニット2Bには、端末管理情報記憶部21に加えて、会議メロディ記憶部22が設けられている。会議メロディ記憶部22には、会議室番号または会議グループ番号に対応付けて会議メロディの曲データが記憶されている。
制御ユニット1Bの音声制御ユニット12Bは、第2の実施形態を実施する上で必要な制御機能として、会議メロディ送信制御部123を備えている。この会議メロディ送信制御部123は、プログラムメモリに格納されたプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
会議メロディ送信制御部123は、ある会議室に備えられた固定端末間で会議通話が行われているとき、またはある会議グループに属する無線端末間で会議通話が行われているときに、当該会議室または会議グループに対応付けられた会議メロディの曲データを会議メロディ記憶部22から読み出す。そして、上記会議通話中の端末を送信先とする音声データに上記読み出された曲データをミキシングし、このミキシング後の音声データを上記送信先の端末へ送信する処理を行う。
(動作)
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVによる会議メロディ送信動作を説明する。図7はその動作手順と動作内容の一例を示す図である。
いま会議室R1,R2においてそれぞれ会議が行われるものとする。交換制御ユニット11は、呼制御部111の制御の下で、会議室R1,R2ごとに当該会議室に備えられた複数の固定端末との間にそれぞれSIPによりセッションを確立する。
音声制御ユニット12Bは、上記会議室R1,R2ごとに、当該会議室の各固定端末からRTPにより送信された通話音声データを音声バッファ部122を用いてミキシングし、このミキシング後の通話音声データを上記各固定端末へ送信する。なお、上記通話音声データのミキシング処理は、会議に参加する複数の固定端末の各々について、当該固定端末に対応付けられた音声バッファにおいて当該固定端末を除く他のすべての固定端末の送信音声データを合成することにより行われる。
また、それと共に会議メロディ送信制御部123は、上記通話音声データをミキシングする際に、図7に示すように上記会議室番号に対応付けられた会議メロディの曲データを会議メロディ記憶部22から読み出し、当該会議メロディの曲データを上記各端末へ送信する通話音声データにミキシングする。そして、この会議メロディの曲データが重畳されたミキシング後の通話音声データを各固定端末へ送信する。
かくして、会議に参加している各固定端末には、ミキシングされた他の会議参加者の送話音声に重畳されて会議メロディがBGMとして送られる。このため各会議参加者は、重畳されたBGMをもとに、参加している会議室が正しいか否かを判断することが可能となる。
(効果)
以上述べたように第2の実施形態では、音声制御ユニット12Bにおいて、会議室R1,R2ごとに当該会議室R1,R2で行われる会議に参加している各参加者の送話音声データをミキシングする際に、当該会議室R1,R2に対応付けられた会議メロディの曲データを会議メロディ記憶部22から読み出してミキシングし、このミキシング後の音声データを上記各会議参加者の端末へ送信するようにしている。このため、会議参加者は会議メロディにより会議室を判別することが可能となり、参加すべき会議室の誤りを防止することができる。また、会議の趣旨に適合した会議メロディを選択することで、会議の能率を高めることも可能となる。
なお、以上の動作例では会議室ごとに会議メロディを対応付けて出力させるようにした。しかし、それに限るものではなく、例えば図8に示すように会議グループごとに会議メロディを対応付けておき、当該会議グループに属するユーザが自身の無線端末を持って会議に参加する際に、当該会議グループに対応する会議メロディの曲データを通話音声データにミキシングして配信するようにしてもよい。
また、端末ごとにメロディの曲データを対応付けて記憶しておき、上記端末が他の端末との間で通話を行う際に、その通話音声データに上記端末に対応付けられたメロディの曲データをミキシングして端末へ送信するようにしてもよい。このようにすると、話者はBGM付きの通話を行うことができる。
[第3の実施形態]
この発明の第3の実施形態は、IP電話サーバ装置SVに音声掲示板の記録再生機能とその管理機能を設け、これらの機能を用いて音声掲示板への音声記事の登録とその再生、および返信を可能にしたものである。
(構成)
図9は、この発明の第3の実施形態に係るIP電話サーバ装置SVの機能構成及び要部回路構成を示すブロック図である。なお、同図において図2または図6と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。また、システム全体の構成については図1を用いて説明を行う。
記憶ユニット2Cには、端末管理情報記憶部21に加えて、音声データ記憶部23と、音声掲示板管理情報記憶部24が設けられている。音声データ記憶部23は、音声掲示板に登録された音声記事のデータを記憶するために用いられる。音声掲示板管理情報記憶部24は、音声掲示板の管理情報を記憶するために用いられる。
制御ユニット1Cの音声制御ユニット12Cは、第3の実施形態を実施するために必要な制御機能として音声掲示板記録再生制御部124を備えている。この音声掲示板記録再生制御部124は、プログラムメモリに格納されたプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
音声掲示板記録再生制御部124は、以下の各機能を有している。
(1) 端末から音声掲示板への音声スレッドの登録要求を受信した場合に、上記端末から送信された音声記事データを音声データ記憶部23の音声掲示板領域に記憶させると共に、上記音声スレッドを管理するための音声掲示板管理情報を生成して音声掲示板管理情報記憶部24に格納する処理。
(2) 上記音声スレッドの表示要求を受信した場合に、上記音声掲示板管理情報記憶部24から音声掲示板管理情報を読み出して要求元の端末へ送信する。そして、上記音声掲示板管理情報に基づいて所望の音声記事データの再生要求を受信した場合に、該当する音声記事データを音声データ記憶部23から読み出して要求元の端末へ送信する処理。
(3) 上記再生した音声記事データに対する返信要求を受信した場合に、受信した返信音声記事データを上記音声データ記憶部23に格納すると共に、当該返信音声記事データを管理するための管理情報を上記音声掲示板管理情報に追加する処理。
(動作)
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVによる音声掲示板記録再生動作を説明する。図10乃至図13はその動作手順と動作内容の一例を示す図である。
(1)音声掲示板への新規音声記事の登録
例えば無線端末MT11から、図10Aに示すように、音声記事の登録要求、つまり音声スレッドの登録要求を受信したとする。そうすると音声制御ユニット12Cの音声掲示板記録再生制御部124は、音声録音動作を開始し、図10Bに示すように上記無線端末MT11から送信された音声記事データを受信して音声データ記憶部23に保存する。
そして、上記音声記事データの入力終了後に、無線端末MT11においてユーザが上記音声記事に対するタイトルを入力すると、当該タイトルを表すテキストデータが上記無線端末MT11から音声制御ユニット12Cへ送られる。音声制御ユニット12Cは、上記タイトルのテキストデータを含む音声掲示板管理情報を生成し、音声掲示板管理情報記憶部24に格納する。例えば、図10Cに示すように登録者名「AAAA」、発信元端末MT11の電話番号「090-1111-2222」および登録日時に、上記タイトルのテキストデータ「○○について」を付加した音声掲示板管理情報を生成し、音声掲示板管理情報記憶部24に格納する。
(2)音声記事データの再生
例えば無線端末MT21から、図11Aに示すように音声掲示板管理情報の表示要求を受信すると、音声制御ユニット12Cは音声掲示板記録再生制御部124の制御の下、図11Bに示すように指定された音声掲示板管理情報を音声掲示板管理情報記憶部24から読み出し、上記要求元の無線端末MT21へ送信する。この結果無線端末MT21には上記音声掲示板管理情報が表示される。
この状態で、ユーザが無線端末MT21において上記音声掲示板管理情報を選択すると、音声記事の再生要求が図11Cに示すように音声制御ユニット12Cへ送信される。音声制御ユニット12Cの音声掲示板記録再生制御部124は、上記再生要求を受信すると、図11Dに示すように、当該再生要求により指示された音声掲示板管理情報に対応付けられた音声記事データを音声データ記憶部23から読み出し、当該音声記事データを要求元の無線端末MT21へ送信する。かくして無線端末MT21では、無線端末MT11のユーザが登録した音声記事が拡声出力される。
(3)音声記事の返信
上記音声記事に対し返信する場合、無線端末MT21のユーザは上記音声掲示板管理情報を選択した上で、返信操作を行う。そうすると、図12Aに示すように無線端末MT21から音声制御ユニット12Cへ音声記事の返信要求が送信される。
音声制御ユニット12Cの音声掲示板記録再生制御部124は、上記返信要求を受信すると音声録音動作を開始し、図12Bに示すように上記無線端末MT21から送信された音声記事データを受信して音声データ記憶部23に保存する。
そして、上記音声記事データの返信が終了すると、音声制御ユニット12Cの音声掲示板記録再生制御部124は、図12Cに示すように上記返信元のユーザ名、無線端末MT21の電話番号および返信日時を含み、かつ先頭に返信印を付与した返信管理情報を生成し、この生成した返信管理情報を上記返信先の音声掲示板管理情報に関連付けして音声掲示板管理情報記憶部24に格納する。
例えば、図12Cに示す例では、返信者名「BBBB」、発信元端末MT21の電話番号「090-2222-3333」および返信日時からなる返信管理情報を、先頭位置に返信印“Re”を付与し、返信先となる上記「AAAA」の音声記事に対応する音声掲示板管理情報に関連付けした状態で、音声掲示板管理情報記憶部24に格納する。この結果、音声掲示板管理情報記憶部24には、元の音声記事から返信音声記事が派生したことをツリー状に関連付けした音声掲示板管理情報が格納される。
以後同様に、別のユーザの端末が音声記事データを返信するごとに、当該返信音声記事データが音声データ記憶部23に記憶されると共に、音声掲示板管理情報が更新されて音声掲示板管理情報記憶部24に格納される。図13はその一例を示すもので、ユーザ「CCCC」および「DDDD」がそれぞれ電話番号「090-4444-5555」および「090-6666-7777」を持つ端末から音声記事を返信した場合に生成されるツリー状の音声掲示板管理情報を示している。
(効果)
以上述べたように第3の実施形態では、音声制御ユニット12Cに音声掲示板記録再生制御部124を設け、この音声掲示板記録再生制御部124の制御の下、無線端末MT11,MT21等から送信された新規登録の音声記事データおよびそれに対する返信音声記事データを音声データ記憶部23に記憶させると共に、これらの音声記事データの管理情報をツリー状に関連付けした音声掲示板管理情報を生成して音声掲示板管理情報記憶部24に格納するようにしている。このため、音声を用いた掲示板をテキストデータを用いた掲示板と同様のスタイルで実現することができる。
[第4の実施形態]
この発明の第4の実施形態は、IP電話サーバ装置SVに音声伝言板への音声メッセージの記録再生機能と編集機能を設け、これらの機能を用いて音声伝言板への音声メッセージの登録、再生および編集を可能にしたものである。
(構成)
図14は、この発明の第4の実施形態に係るIP電話サーバ装置SVの機能構成及び要部回路構成を示すブロック図である。なお、同図において図2、図6または図9と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。また、システム全体の構成については図1を用いて説明を行う。
記憶ユニット2Dには、端末管理情報記憶部21に加えて、音声データ記憶部23と、音声伝言板管理情報記憶部25が設けられている。音声データ記憶部23は、音声伝言板に登録された音声メッセージを記憶するために用いられる。音声伝言板管理情報記憶部25は、音声伝言板の管理情報を記憶するために用いられる。
制御ユニット1Dの音声制御ユニット12Dは、この第4の実施形態を実施するために必要な制御機能として、音声伝言板記録再生制御部125と、音声伝言板編集制御部126を備えている。これらの音声伝言板記録再生制御部125および音声伝言板編集制御部126は、プログラムメモリに格納されたプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
音声伝言板記録再生制御部125は、以下の制御機能を備えている。
(1) 端末から音声伝言板への登録要求を受信した場合に、端末から送信された音声伝言メッセージを音声データ記憶部23の伝言板領域に記憶させると共に、当該音声伝言メッセージの管理情報を生成して音声伝言板管理情報記憶部25に格納する処理。
(2) 端末から、上記音声伝言板の管理情報に基づいて音声伝言メッセージの再生要求が送られた場合に、該当する音声伝言メッセージを上記音声データ記憶部23から読み出して要求元の端末へ送信する処理。
音声伝言板編集制御部126は、上記音声伝言メッセージの再生中に端末から編集要求が送られた場合に、当該音声伝言メッセージの再生を停止する。そして、続いて上記端末から送られる編集用の音声データを受信し、当該音声データにより上記再生中の音声伝言メッセージを更新する。またそれと共に、上記更新後の音声伝言メッセージの管理情報を生成し、当該管理情報を編集前の管理情報に関連付けて音声伝言板管理情報記憶部25に格納する処理を行う。
(動作)
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVによる音声伝言板の編集動作を説明する。
なお、音声データ記憶部23の伝言板領域および音声伝言板管理情報記憶部25には既に音声伝言メッセージおよびその管理情報が記憶されているものとする。音声伝言メッセージおよびその管理情報の登録動作は、第3の実施形態で述べた音声掲示板への音声データおよびその管理情報の登録動作と同一であるため、ここでは説明を省略する。
音声伝言板の編集方式としては、挿入方式と、ミキシング方式が考えられる。図15および図16は挿入方式による編集動作を、また図17および図18はミキシング方式による編集動作をそれぞれ示すものである。
(1)挿入方式
ここでは、ユーザ「AAAA」が登録した音声伝言メッセージを、他のユーザ「DDDD」が挿入方式を用いて編集する場合を例にとって説明する。
先ずユーザ「DDDD」は自身の無線端末MT22において、IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Dから音声伝言板管理情報を取得して表示させ、この管理情報に基づいて再生対象のメッセージを指定した上で、音声伝言メッセージの再生要求操作を行う。そうすると、図15Aに示すように無線端末MT22からIP電話サーバ装置SVへ音声伝言板の再生要求が送信される。
これに対しIP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Dは、上記再生要求を受信すると、図15Bに示すように当該再生要求により指定された音声伝言メッセージを音声データ記憶部23から読み出し、音声バッファ部122に一旦保存したのち要求元の無線端末MT22へ送信する。この結果、無線端末MT22では上記ユーザ「AAAA」が登録した音声伝言メッセージが拡声出力される。
この状態でユーザ「DDDD」が、再生中の音声伝言メッセージの編集対象位置において編集要求操作を行うと、図16Aに示すように当該操作のタイミングで無線端末MT22からIP電話サーバ装置SVへ音声伝言メッセージの編集要求が送信される。
これに対しIP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Dは、上記編集要求を受信すると、上記音声バッファ部122による上記音声伝言メッセージの読み出し動作を停止する。続いて無線端末MT22から編集用の音声データが送られると、図16Bに示すように当該編集用の音声データを受信し、上記音声バッファ部122において上記再生中の音声伝言メッセージの再生停止位置以降に上記編集用の音声データを挿入する。この結果、ユーザ「AAAA」が登録した音声伝言メッセージの途中に、他のユーザ「DDDD」の音声データを挿入した音声伝言メッセージが生成される。
そして、無線端末MT22から編集終了要求を受信すると、音声制御ユニット12Dは図16Cに示すように上記編集後の音声伝言メッセージを音声バッファ部122から読み出して音声データ記憶部23に記憶させる。またそれと共に、編集後の音声伝言メッセージの管理情報を生成し、当該管理情報を図16Cに示すように編集前の音声伝言メッセージの管理情報に関連付けて、更新履歴として音声伝言板管理情報記憶部25に格納する。かくして、挿入方式による音声伝言メッセージの編集が行われる。
(2)ミキシング方式
ここでは、ユーザ「AAAA」が登録した音声伝言メッセージを、他のユーザ「BBBB」がミキシング方式(OR挿入方式)を用いて編集する場合を例にとって説明する。
先ずユーザ「BBBB」は自身の無線端末MT21において、IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Dから音声伝言板管理情報を取得して表示させ、この管理情報に基づいて再生対象のメッセージを指定した上で、音声伝言メッセージの再生要求操作を行う。そうすると、図17Aに示すように無線端末MT21からIP電話サーバ装置SVへ音声伝言板の再生要求が送信される。
これに対しIP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Dは、上記再生要求を受信すると、図17Bに示すように当該再生要求により指定された音声伝言メッセージを音声データ記憶部23から読み出し、音声バッファ部122に一旦保存したのち要求元の無線端末MT21へ送信する。この結果、無線端末MT21では上記ユーザ「AAAA」が登録した音声伝言メッセージが拡声出力される。
この状態でユーザ「BBBB」が、再生中の音声伝言メッセージの編集対象位置において編集要求操作を行うと、図18Aに示すように当該操作のタイミングで無線端末MT21からIP電話サーバ装置SVへ音声伝言メッセージの編集要求が送信される。
これに対しIP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Dは、上記編集要求を受信すると、上記音声バッファ部122による上記音声伝言メッセージの読み出し動作を停止する。続いて無線端末MT22から編集用の音声データが送られると、図18Bに示すように当該編集用の音声データを受信し、上記音声バッファ部122を用いて、上記再生中の音声伝言メッセージの再生停止位置以降の部位に、上記編集用の音声データをミキシングする。この結果、ユーザ「AAAA」が登録した音声伝言メッセージの一部区間に、他のユーザ「BBBB」の音声データを合成させた音声伝言メッセージが生成される。
そして、無線端末MT21から編集終了要求を受信すると、上記編集後の音声伝言メッセージを音声バッファ部122から読み出して音声データ記憶部23に記憶させる。またそれと共に、編集後の音声伝言メッセージの管理情報を生成し、当該管理情報を編集前の音声伝言メッセージの管理情報に関連付けて、更新履歴として音声伝言板管理情報記憶部25に格納する。
以後同様に、ユーザが音声伝言メッセージを編集するごとに、音声データ記憶部23に記憶された音声伝言メッセージは更新され、かつ音声伝言板管理情報記憶部25に格納された音声伝言板管理情報が更新される。図19は上記音声伝言メッセージの編集後の音声伝言板管理情報の一例を示すものである。
(効果)
以上述べたように第4の実施形態では、IP電話サーバ装置SVに音声伝言板記録再生制御部125および音声伝言板編集制御部126を設け、これらの制御部を用いて音声伝言板への音声伝言メッセージの登録とその再生、当該再生された音声の編集を行うようにしている。このため、ユーザは音声伝言メッセージを任意に音声伝言板に登録しこれを再生することが可能となり、さらに複数のユーザで共有すべき音声伝言メッセージをより正確な内容に編集することが可能となる。
[第5の実施形態]
この発明の第5の実施形態は、IP電話サーバ装置SVが、会議グループを構成する複数の端末に対し予めスタンプ情報を配信し、端末から上記スタンプ情報の中から選択したスタンプの表示要求を受信した場合に、上記会議グループを構成する複数の端末に対しスタンプの表示指示を送信し、これにより各端末において上記予め配信されたスタンプ情報をもとに上記表示指示により指定されたスタンプを表示するようにしたものである。
(構成)
図20は、この発明の第5の実施形態に係るIP電話サーバ装置SVの機能構成及び要部回路構成を示すブロック図である。なお、同図においても図2、図6、図9または図14と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。また、システム全体の構成については図1を用いて説明を行う。
記憶ユニット2Eには、端末管理情報記憶部21に加えて、スタンプ情報記憶部26が設けられている。スタンプ情報記憶部26には、各々スタンプ番号にスタンプデータを対応付けた複数のスタンプ情報が事前に記憶されている。スタンプデータは画像データまたは効果音データからなる。
制御ユニット1Eの音声制御ユニット12Eは、第5の実施形態を実施するために必要な制御機能としてスタンプ情報送信制御部127を備えている。このスタンプ情報送信制御部127は、プログラムメモリに格納されたプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
スタンプ情報送信制御部127は、会議グループを構成する複数の端末に対し、上記スタンプ情報記憶部26に記憶されたスタンプ情報を配信する。そして、上記複数の端末において複数のスタンプ情報の中の1つが選択されてそのスタンプ番号を含む表示要求が送られた場合に、選択されたスタンプ情報の種類に応じて、以下の2種類のスタンプ制御を実行する。
(1) 画像データのみからなるスタンプ情報が選択された場合に、会議グループを構成する他の端末に対し上記スタンプ番号を含む表示要求を送信して、端末において画像データからなるスタンプを表示させる制御。
(2) 画像データと効果音データからなる効果音付きスタンプ情報が選択された場合に、会議グループを構成する他の端末向けの音声データに上記効果音付きスタンプ情報により指定される効果音データをミキシングして送信すると共に、上記効果音付きスタンプ情報のスタンプ番号を含む表示要求を送信して、端末において画像データからなるスタンプを表示させる制御。
(動作)
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVによるスタンプの付与動作を説明する。スタンプの付与方法には、例えば画像データからなるスタンプを受信側の端末で表示させるものと、効果音データからなるスタンプを会議通話音に重畳するものがある。
(1)画像スタンプを用いる場合
いま端末MT31,MT32,MT33が会議グループを構成し、これらの端末MT31,MT32,MT33間でIP電話サーバ装置SVを介して会議通話を行っているものとする。この会議通話は、IP電話サーバ装置SVの交換制御ユニット11により端末MT31,MT32,MT33との間にそれぞれSIPによるセッションを確立し、この状態で音声制御ユニット12Eにより、各端末MT31,MT32,MT33から送信された音声データをミキシングして各端末MT31,MT32,MT33へ送信することにより実現される。なお、音声データの伝送は、RTPによりパケット化された状態で行われる。
上記会議通話中に、当該会議通話を行っている端末の1つがスタンプ情報の要求を送信すると、音声制御ユニット12Eはスタンプ情報送信制御部127の制御の下、スタンプ情報記憶部26からすべてのスタンプ情報を読み出す。そして、このスタンプ情報群を、図21に示すように上記会議グループを構成する各端末MT31,MT32,MT33へそれぞれ送信する。なお、このスタンプ情報群の転送は、TCP/IPソケット通信により行われる。
各端末MT31,MT32,MT33はいずれもスタンプ付与のためのアプリケーションを備えており、上記IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Eから送られたスタンプ情報をスタンプ管理テーブルに保存する。
この状態で、例えば端末TM32において、ユーザがスタンプ管理テーブルに保存されたスタンプ情報の一覧から、図22中の(1) に示すように、使用したいスタンプ番号SP1を選択したとする。そうすると、図22中の(2) に示すように上記選択されたスタンプ番号SP1を含む表示要求が上記IP電話サーバ装置SVへ送信される。なお、上記表示要求はTCP/IPソケット通信を用いて行われる。
これに対し、上記IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Eは、上記表示要求を受信すると、図22中の(3) に示すように、当該表示要求を上記会議グループに含まれる他のすべての端末MT31,MT33へ転送する。なお、上記IP電話サーバ装置SVから端末MT31,MT33への表示要求の転送も、TCP/IPソケット通信を用いて行われる。
上記表示要求を受信すると端末MT31,MT33は、図22中の(4) に示すように、当該受信された表示要求に含まれるスタンプ番号SP1をもとに、スタンプ管理テーブルから対応するスタンプデータを読み出し、この読み出したスタンプデータを表示器のスタンプ表示エリアに表示させる。従って、端末MT31,MT33を使用する会議参加者は、端末MT31を使用する参加者の大凡の状況または感情をスタンプにより認識することが可能となる。
(2)効果音付きスタンプを用いる場合
IP電話サーバ装置SVの記憶ユニット2Eに設けられたスタンプ情報記憶部26には、画像データに効果音データを加えたスタンプデータがスタンプ番号SM1,SM2,…に対応付けて予め記憶されている。
図23は、効果音付きスタンプを用いた場合の動作を説明する図である。いま例えば会議グループを構成する各端末MT31,MT32,MT33が会議通話を行っているものとする。この状態で、上記会議グループを構成する各端末MT31,MT32,MT33のうちMT32がスタンプ情報の要求を送信すると、音声制御ユニット12Eはスタンプ情報送信制御部127の制御の下、スタンプ情報記憶部26からすべてのスタンプ情報を読み出す。そして、このスタンプ情報群を、図21に示したように上記各端末MT31,MT32,MT33へTCP/IPソケット通信を用いて送信する。
各端末MT31,MT32,MT33はいずれもスタンプ付与を要求するためのアプリケーションを備えており、上記IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Eから送られたスタンプ情報をスタンプ管理テーブルに保存する。
この状態で、例えば端末TM32において、ユーザがスタンプ管理テーブルに保存されたスタンプ情報の一覧から、図23中の(1) に示すように、効果音付きスタンプ情報を選択したとする。そうすると、図23中の(2) に示すように上記選択された効果音付きスタンプ情報に対応するスタンプ番号SM1を含む表示要求が上記IP電話サーバ装置SVへ送信される。
これに対し、上記IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Eは、上記スタンプ番号SM1を含む表示要求を受信すると、当該スタンプ番号SM1に対応するスタンプデータをスタンプ情報記憶部26から読み出す。そして、この読み出されたスタンプデータに含まれる効果音データを上記他の端末MT31,MT33向けの各音声データにミキシングし、上記他の端末MT31,MT33へ送信する。またそれと共に、上記受信したスタンプ番号SM1を含む表示要求を上記他の端末MT31,MT33へ送信する。
上記表示要求を受信すると端末MT31,MT33は、図23中の(4) に示すように、当該受信された表示要求に含まれるスタンプ番号SM1をもとに、スタンプ管理テーブルから対応するスタンプデータを読み出し、この読み出されたスタンプデータに含まれる画像データを表示器のスタンプ表示エリアに表示させる。またそれと共に、効果音が会議音声にミキシングされた状態で拡声出力される。従って、端末MT31,MT33を使用する会議参加者は、端末MT31を使用する参加者の大凡の状況または感情を画像スタンプと効果音により認識することが可能となる。
(効果)
以上述べたように第5の実施形態では、IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Eの制御の下で、会議グループを構成する複数の端末MT31,MT32,MT33に対しスタンプ情報を配信して、スタンプ管理テーブルに保存させる。そして、上記端末MT31,MT32,MT33のいずれかからスタンプ表示要求を受信した場合に、当該表示要求を上記会議グループを構成する他の端末へ転送して対応する画像を表示させる。また、上記スタンプ表示要求が効果音付きの場合には、上記会議グループを構成する他の端末宛ての会議音声データに効果音データをミキシングして送信するようにしている。従って、会議通話中に会議参加者は、他のユーザのその時の状況や感情、意図等を画像スタンプと効果音により簡易に認識することができる。
[第6の実施形態]
この発明の第6の実施形態は、留守番電話サービス機能を用いて記録された音声データを再生する際に、当該記録された再生データ中の任意の位置にマークを設定しておき、上記音声データの再生中にユーザのジャンプ操作が行われた場合に、当該音声データの再生位置を上記マークが設定された位置に移動(ジャンプ)させるようにしたものである。
(構成)
図24は、この発明の第6の実施形態に係るIP電話サーバ装置SVの機能構成及び要部回路構成を示すブロック図である。なお、同図において図2、図6、図9、図14または図20と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。また、システム全体の構成については図1を用いて説明を行う。
記憶ユニット2Fには、端末管理情報記憶部21に加えて、音声データ記憶部23およびマーク管理テーブル27が設けられている。音声データ記憶部23は、例えば留守番電話サービス機能を利用して伝言音声データを記憶するために用いられる。マーク管理テーブル27は、上記音声データ記憶部23に記憶された伝言音声データに対しユーザが設定したジャンプ先の位置を表すタイムスタンプ情報を記憶するために用いられる。
音声制御ユニット12Fは、マーク設定制御部128と、再生位置移動制御部129を備えている。マーク設定制御部128は、上記音声データ記憶部23に記憶された伝言音声データの再生中に、その端末から再生位置のジャンプ先を表すマークの設定要求を受信した場合に、当該マークの設定要求により表されるジャンプ先の位置を表すタイムスタンプ情報をマーク管理テーブル27に記憶させる処理を行う。
再生位置移動制御部129は、上記音声データ記憶部23に記憶された伝言音声データの再生中に、その端末から再生位置のジャンプ要求を受信した場合に、現在の再生位置を、マーク管理テーブル27に記憶されたタイムスタンプ情報により表されるジャンプ先の再生位置へジャンプさせる処理を行う。
(動作)
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVによる再生位置のジャンプ動作を説明する。図25および図26はその動作手順と動作内容を示す図である。
留守番電話サービス機能を利用した伝言音声データが音声データ記憶部23に記憶されている状態で、端末MT11が上記伝言音声データの再生要求を送信すると、IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Fは該当する伝言音声データを音声データ記憶部23から読み出し、図25Aに示すようにRTPを用いて要求元の端末MT11へ送信する。
この状態で、端末MT11においてユーザが再生位置のジャンプ先を指定すると、当該ジャンプ先を表すマークの設定要求が端末MT11からIP電話サーバ装置SVへ送信される。このマークの設定要求を受信すると、IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Fは、図25Bに示すように当該マークの設定要求により表されるジャンプ先の位置を表す情報をマーク管理テーブル27に格納する。具体的には、上記マーク設定時の伝言音声データのRTP上のタイムスタンプをマーク管理テーブル27に格納する。このタイムスタンプは、伝言メッセージの再生開始位置からの経過時間により表される。なお、上記ジャンプ先の位置を表すタイムスタンプは、1つの伝言音声データ中に複数箇所設定することができる。
上記マークの設定後、端末MT11のユーザが上記伝言音声データを再度再生している状態で、再生位置をジャンプさせるための特番操作を行ったとする。そうすると、図26Aに示すように端末MT11からIP電話サーバ装置SVへジャンプ要求が送信される。
上記ジャンプ要求を受信すると、IP電話サーバ装置SVの音声制御ユニット12Fは、再生中の伝言音声データにマークが設定されているか否かをマーク管理テーブル27をもとに判定する。そして、マークが設定されていなければ、図26Bに示すように上記伝言音声データを引き続き連続的に再生する。
これに対しマークが設定されている場合には、現再生位置に対し最も近いタイムスタンプに対応する伝言音声データの位置を算出し、この算出された位置へ上記伝言音声データの再生位置を図26Cに示すようにジャンプさせる。以後同様に、端末MT11からジャンプ要求を受信するごとに、マーク管理テーブル27に保存されたタイムスタンプをもとにジャンプ先の位置を算出し、当該位置に再生位置をジャンプさせる。
(効果)
以上述べたように第6の実施形態では、留守番電話サービス機能を用いて音声データ記憶部23に記憶された音声データを再生する際に、当該記憶された再生データ中の所望の位置にジャンプ先を示すマークを設定してその位置を表すタイムスタンプをマーク管理テーブル27に保存しておき、上記音声データの再生中にユーザがジャンプ操作を行った場合に、当該音声データの再生位置を上記マークが設定されたタイムスタンプ位置にジャンプさせるようにしている。
したがって、例えば会議通話参加者は、自身の送話音声データにその時の自身の状況や感情、意図等を画像または効果音で表したスタンプデータにより伝えることが可能となる。
<具体例>
図27は、IP電話サーバ装置SVのソフトウエア構成の具体例を示すブロック図である。同図において前記図2、図6、図9、図14、図20、図24と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
交換制御ユニット11は例えば交換サーバにより構成され、プログラムとして、SIPライブラリ11aと、コールバック関数11bと、イベントループ11cと、ソケットスレッド11dを有している。SIPライブラリ11aは、SIPによる種々制御を実行するためのプログラム群を含む。コールバック関数11bはSIPライブラリ11aからのコールバックを受信する関数である。イベントループ11cはSIPイベント、タイマイベント、交換制御ユニットと音声制御ユニットとの間の電文ソケットイベントに対する処理を実行する。ソケットスレッド11dは、音声制御ユニット12A〜12Fとの間でTCP/IPソケット通信を行うために使用する。
音声制御ユニット12A〜12Fは、例えば上記交換制御ユニット11とは独立して設けられる音声サーバからなり、プログラムとして、SIPライブラリ12aと、ソケットスレッド12bと、コールバック関数12cと、イベントループ12dと、音声送信スレッド12eとを有している。SIPライブラリ12aは、RTPによる種々制御を実行するためのプログラム群を含む。ソケットスレッド12bは、交換制御ユニットと音声制御ユニットとの間の電文ソケットからのデータをイベントキューに挿入する処理を行う。コールバック関数12cは、SIPライブラリ12aからのコールバックを受信する関数である。イベントループ12dは、SIPイベント、タイマイベント、交換制御ユニットと音声制御ユニットとの間の電文ソケットイベントに対する処理を実行する。音声送信スレッド12eは、音声掲示板または伝言掲示板を構成する際に使用される。
記憶ユニット2A〜2Fは、音声制御ユニット12A〜12Fから送信された音声データの蓄積、会議メロディ情報、音声掲示板管理情報、伝言掲示板管理情報、スタンプ情報およびマーク情報を記憶するための記憶領域を備える。
図28(図28A及びB)は、上記図27に示した交換制御ユニット11および音声制御ユニット12A〜12Fにおける各プログラムの動作を示すもので、ここでは会議通話を行うときの動作例を示している。
交換制御ユニット11および音声制御ユニット12A〜12Fは、起動要求を受信するとそれぞれステップS11,S21においてSIPコールバック関数を登録し、SIPの運用を開始する。
この状態でSIPによる会議要求を受信すると、交換制御ユニット11は先ずステップS12によりSIPコールバック関数を読み出し、当該コールバック関数をステップS13によりイベントキューに設定する。次にステップS14において、上記イベントキューを参照してイベントキューの監視処理を行い、会議のためのコールが発生するとステップS15においてSIP呼制御処理を開始する。そして、当該SIP呼制御により設定された会議情報を記憶ユニット2A〜2Fに保存する。
音声制御ユニット12A〜12Fは、上記会議情報を参照することにより、ステップS22において会議監視を含む音声処理、会議開催および終了のための処理を実行する。例えば、会議開催時には、通話者とストリームハンドルとを関連付ける処理と、ストリームの転送開始処理を実行する。終了時には、ストリームの停止・削除処理を行う。
音声制御ユニット12A〜12Fは、RTPにより音声データを受信すると、ステップS23によりRTPコールバック関数を読み出し、ステップS24により受信データをストリームハンドルと関連付け、ステップS25で上記受信データをデコードする。そして、ステップS26において会議ごとに送信用タイマをスタートし、音声バッファ部122を使用して会議ごとにその各端末から受信した音声データをミキシング処理する。図28では最大102グループの会議を管理し、1つの会議について最大32話者の音声データをミキシング処理する場合を例示している。
ミキシング処理は、具体的には以下の手順で行われる。先ず(1) ストリームハンドルから通話者を認識し、続いて(2) この通話者から開催会議番号を取得する。次に(3) 上記取得した会議番号から送信バッファを確定し、音声データのデコード結果を会議参加者に対応するバッファに論理和(OR)処理により書き込む。
最後に音声制御ユニット12A〜12Fは、ステップS27において、話者ごとに対応する送信バッファからミキシング処理後の音声データを読み出し、当該音声データをRTPにより対応する端末へ送信する。なお、この送信処理に際しては、全通話者(送信バッファ)について、(1) 全通話者の音声データが揃っている、(2) 前回の送信タイミングから20msec経過(タイムアウト)している場合に、上記送信処理を実行する。また、上記音声データの送信には、一般に流通している外部ライブラリ関数を用いる。上記音声データの送信後に、上記各送信バッファはクリアする(排他処理が必要)。
[第7の実施形態]
会議通話を開催するときの具体的な動作を、以下に示す第7の実施形態を例に説明する。
この発明の第7の実施形態は、2台の端末が通話中のとき、当該通話中のいずれかの端末からの要求に応じて、当該通話中の2台の端末及び当該2台の端末以外の端末を含む会議通話を開催するようにしたものである。あるいは、2台の端末が通話中のとき、当該2台の端末以外の端末からの要求に応じて、当該通話中の2台の端末及び要求を出した端末を含む会議通話を開催するようにしたものである。
(構成)
図29は、この発明の第7の実施形態に係るIP電話サーバ装置SVの機能構成及び要部回路構成を示すブロック図である。なお、同図において図2、図6、図9、図14、図20または図24と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。また、システム全体の構成については図1を用いて説明を行う。ただし、第7実施形態では、特にDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)方式を用いた端末又はTETRA(Terrestrial Trunked Radio)方式を用いた端末が用いられる。
IP電話サーバ装置SVの制御ユニット1Gは、CPU101、バッファメモリ102及びプログラムメモリ103を含む。
CPU101は、IP電話サーバ装置SVの動作に必要な処理及び制御を行うコンピュータの中枢部分に相当する。CPU101は、プログラムメモリ103に記憶されたプログラムに基づいて、IP電話サーバ装置SVの各種の機能を実現するべく各部を制御する。
バッファメモリ102は、CPU101が各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらに、バッファメモリ102は、CPU101が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
プログラムメモリ103に記憶されるプログラムは、後述する制御処理に関して記述した制御プログラムを含む。一例としてIP電話サーバ装置SVは、制御プログラムがプログラムメモリ103に記憶された状態で、管理者などへと譲渡される。しかしながら、IP電話サーバ装置SVは、制御プログラムがプログラムメモリ103に記憶されない状態で管理者などに譲渡されても良い。そして、別途に利用者へと譲渡された制御プログラムが、管理者又はサービスマンなどによる操作の下にプログラムメモリ103へと書き込まれても良い。このときの制御プログラムの譲渡は、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介したダウンロードにより実現できる。
記憶ユニット2Gは、端末管理情報記憶部21が設けられている。
(動作)
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVによる動作を説明する。図30及び図31は、当該動作における構内電話システムの情報の流れの一例を示すシーケンス図である。図30及び図31は、構内電話システムの情報の流れを網羅するものではなく、図示しない情報の流れが存在しても良い。なお、IP電話サーバ装置SVと無線端末との間の通信経路上には、基地局BSなどの装置が存在する場合がある。しかしながら、図30及び図31は、基地局BSなどの装置は省略して描かれている。
図32乃至図37は、IP電話サーバ装置SVのCPU101による制御処理のフローチャートである。CPU101は、プログラムメモリ103に記憶された制御プログラムに基づいてこの制御を実行する。
以下の説明では一例として、呼制御にSIPが用いられる。したがって、以下に示すINVITEはINVITEリクエスト、RINGINGは180 RINGINGレスポンス、OKは200 OKレスポンス、ACKはACKリクエスト、BYEはBYEリクエスト、4xxは4xxレスポンスを示す。また、以下に示すre-INVITEは、セッションを変更するためのINVITEリクエストを示す。
なお、以下の説明における無線端末MT11は第1の端末に相当する。また、無線端末MT12は第2の端末に相当する。そして、無線端末MT13は第3の端末に相当する。
いま仮に、無線端末MT11の操作者が無線端末MT12に対して電話をかけたいとする。この場合、当該操作者は、無線端末MT12に対応付けられた電話番号(内線番号)に対して発信するように無線端末MT11を操作する。無線端末MT11は、無線端末MT11のIPアドレス及び無線端末MT12の電話番号を含むINVITEを生成する。このINVITEは、無線端末MT12への接続を要求するための接続要求の一例である。そして、図30のステップS31において無線端末MT11は、生成した当該INVITEを、IP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該INVITEは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。当該INVITEを送信する処理を行うことで、無線端末MT11は、第2の端末と接続することをIP電話サーバ装置に要求する要求手段として動作する。
一方、図32のステップST1においてCPU101は、INVITEが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、INVITEが受信されたのを確認したならば、ステップST1においてYesと判定してステップST2へと進む。
ステップST2においてCPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが接続要求であるか否かを確認する。CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが接続要求でないならば、ステップST2においてNoと判定してステップST3へと進む。
ステップST3においてCPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが割込特番を含むか否かを確認する。割込特番については後述する。CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが割込特番を含まないならば、ステップST3においてNoと判定してステップST4へと進む。
ステップST4においてCPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが、保留状態の開始を指示するre-INVITEであるか否かを確認する。CPU101は、保留状態の開始を指示するre-INVITEでないならば、ステップST4においてNoと判定してステップST5へと進む。
ステップST5においてCPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが引込特番を含むか否かを確認する。引込特番については後述する。CPU101は、引込特番を含まないならば、ステップST5においてNoと判定してステップST6へと進む。
ステップST6においてCPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが、保留状態の解除を指示するre-INVITEであるか否かを確認する。かくして、CPU101は、ステップST2〜ステップST6において、ステップST1で受信を確認したINVITEが何を要求するINVITEであるかを判定する。
CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが接続要求であるならば、ステップST2においてYesと判定してステップST7へと進む。
ステップST7においてCPU101は、接続処理をイベントキューに登録する。なおこのとき、CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEを当該接続処理と関連付けて記憶する。CPU101は、ステップST7の処理の後、ステップST1へと戻る。
CPU101は、イベントキューに登録された処理を、登録された時間が古いものから順次実行する。そして、CPU101は、実行を開始した処理をイベントキューから消去する。
CPU101は、イベントキューに登録されている最も古い処理が接続処理であるとき、図33に示す接続処理を開始する。なおこのとき、CPU101は、当該接続処理に関連付けて記憶されたINVITEを読み込む。
図33のステップST21においてCPU101は、読み込んだ当該INVITEを、当該INVITEに含まれた電話番号で示される宛先に転送する。すなわち、CPU101は、当該INVITEを無線端末MT12に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。なお、CPU101は、端末管理情報記憶部21を参照して、電話番号から無線端末MT12を特定する。CPU101の指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該INVITEを無線端末MT12に送信する。送信された当該INVITEは、無線端末MT12によって受信される。当該INVITEは、図30では、ステップS32で示す。なお、無線端末MT12は、当該INVITEに含まれる無線端末MT11のIPアドレスを記憶する。
当該INVITEを受信した無線端末MT12は、音を発するなどして、着信があることを無線端末MT12の操作者などに対して報知する。さらに、無線端末MT12は、報知中であることを示すRINGINGを生成する。そして、ステップS33において無線端末MT12は、生成した当該RINGINGを、IP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該RINGINGは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
一方、図33のステップST22においてCPU101は、無線端末MT12から送信されるRINGINGが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、無線端末MT12から送信されたRINGINGが受信されたのを確認したならば、ステップST22においてYesと判定してステップST23へと進む。
ステップST23においてCPU101は、ステップST22で受信を確認したRINGINGを無線端末MT11に転送する。すなわち、CPU101は、当該RINGINGを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該RINGINGを無線端末MT11に送信する。送信された当該RINGINGは、無線端末MT11によって受信される。当該RINGINGは、図30では、ステップS34で示す。
当該RINGINGを受信した無線端末MT11は、無線端末MT12を呼び出し中であることを示す呼出音を発する。
一方、無線端末MT12の操作者は、着信に応答する場合、無線端末MT12をオフフックする。無線端末MT12は、オフフックされたことに応じて、着信が応答されたことを示すOKを、無線端末MT12のIPアドレスを含むように生成する。そして、ステップS35において無線端末MT12は、当該OKを、IP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該OKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
一方、図33のステップST24においてCPU101は、無線端末MT12から送信されるOKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、OKが受信されたのを確認したならば、ステップST24においてYesと判定してステップST25へと進む。
ステップST25においてCPU101は、ステップST24で受信を確認したOKを無線端末MT11に転送する。すなわち、CPU101は、当該OKを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該OKを無線端末MT11に送信する。送信された当該OKは、無線端末MT11によって受信される。当該OKは、図30では、ステップS36で示す。なお、無線端末MT11は、当該OKに含まれる無線端末MT12のIPアドレスを記憶する。
当該OKを受信した無線端末MT11は、呼出音を停止する。さらに、無線端末MT11は、当該OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、ステップS37において無線端末MT11は、生成した当該ACKを、IP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該ACKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図33のステップST26においてCPU101は、無線端末MT11から送信されるACKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、当該ACKが受信されたのを確認したならば、ステップST26においてYesと判定してステップST27へと進む。
ステップST27においてCPU101は、ステップST26で受信を確認したACKを無線端末MT12に転送する。すなわち、CPU101は、当該ACKを無線端末MT12に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該ACKを無線端末MT12に送信する。送信された当該ACKは、無線端末MT12によって受信される。当該ACKは、図30では、ステップS38で示す。これにより、無線端末MT11と無線端末MT12との間でセッション及びダイアログが確立される。なお、無線端末MT12は、無線端末MT11から送信されたINVITEに含まれる無線端末MT11のIPアドレスにより、無線端末MT11に対して音声データを送信することができる。無線端末MT11は、無線端末MT12から送信されたOKに含まれる無線端末MT12のIPアドレスにより、無線端末MT12に対して音声データを送信することができる。以上より、ステップST21〜ステップST27の処理を行うことで、CPU101を中枢とするコンピュータは、第1の端末と第2の端末との接続を確立させる接続制御手段として動作する。
ステップS39において無線端末MT11と無線端末MT12は、確立されたセッション及びダイアログを使用して音声データを送受信することにより通話を行う。当該音声データは、ピアツーピア(P2P)通信により送受信される。
図33のステップST28においてCPU101は、無線端末MT11が無線端末MT12と通話中であること、及び無線端末MT12が無線端末MT11と通話中であることを端末管理情報記憶部21に記憶させる。
いま、無線端末MT13の操作者が、無線端末MT11と無線端末MT12との通話に割り込んで、無線端末MT11〜無線端末MT13の3台の無線端末による通話をしたいとする。当該操作者は、割込特番と、無線端末MT11又は無線端末MT12に対応付けられた電話番号(内線番号)とを続けて発信するように無線端末MT13を操作する。割込特番は、通話に割り込むことを指示する場合に発信するための予め定められた番号である。無線端末MT13は、割込特番及び当該電話番号を含むINVITEを生成する。そして、図30のステップS40において無線端末MT13は、当該INVITEをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該INVITEは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
当該INVITEがIP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信されたことに応じて、CPU101は、INVITEが受信されたのを確認し、図32のステップST1においてYesと判定する。そして、CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが割込特番を含むならば、ステップST3においてYesと判定してステップST8へと進む。
ステップST8においてCPU101は、割込処理をイベントキューに登録する。CPU101は、ステップST8の処理の後、ステップST1へと戻る。
CPU101は、イベントキューに登録されている最も古い処理が割込処理であるとき、図34に示す割込処理を開始する。
図34のステップST31においてCPU101は、無線端末MT13に呼出音を鳴らさせるためのRINGINGを生成する。そして、CPU101は、生成した当該RINGINGを無線端末MT13に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該RINGINGを無線端末MT13に送信する。送信された当該RINGINGは、無線端末MT13によって受信される。当該RINGINGは、図30では、ステップS41で示す。
当該RINGINGを受信した無線端末MT13は、無線端末MT11を呼び出し中であることを示す呼出音を発する。
図34のステップST32においてCPU101は、端末管理情報記憶部21を参照して、無線端末MT11が通話中であるか否かを確認する。CPU101は、無線端末MT11が通話中でないならば、ステップST32においてNoと判定してステップST33へと進む。
ステップST33においてCPU101は、リクエストを実行できないことを示す4xxを生成する。なお、リクエストが実行できないのは、無線端末MT11が通話中でないために通話に割り込むことができないからである。そして、CPU101は、生成した当該4xxを無線端末MT13に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該4xxを無線端末MT13に送信する。送信された当該4xxは、無線端末MT13によって受信される。
CPU101は、ステップST33の処理の後、図34に示す割込処理を終了する。
対して、無線端末MT11が通話中であるならば、CPU101は、ステップST32においてYesと判定してステップST34へと進む。
ステップST34においてCPU101は、端末管理情報記憶部21を参照して、無線端末MT11の通話相手を確認する。ここでは、無線端末MT11の通話相手は無線端末MT12である。
ステップST35においてCPU101は、ステップS40のINVITEが示す要求に成功したことを示すOKを生成する。そして、CPU101は、生成した当該OKを無線端末MT13に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該OKを無線端末MT13に送信する。送信された当該OKは、無線端末MT13によって受信される。当該OKは、図30では、ステップS42で示す。
当該OKを受信した無線端末MT13は、呼出音を停止する。さらに、無線端末MT13は、当該OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、ステップS43において無線端末MT13は、生成した当該ACKをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該ACKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。これにより、無線端末MT13とIP電話サーバ装置SVとの間でセッション及びダイアログが確立される。
図34のステップST36においてCPU101は、無線端末MT13から送信されるACKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、当該ACKが受信されたのを確認したならば、ステップST36においてYesと判定してステップST37及びステップST40へと進む。CPU101は、ステップST37〜ステップST39の処理と、ステップST40〜ステップST42の処理を別スレッドで実行するなどして並行して処理する。なお、ステップST37〜ステップST39は、無線端末MT11に対する処理、ステップST40〜ステップST42は無線端末MT12に対する同様の処理である。従って、以下ではステップST37〜ステップST39の処理についてのみ、説明する。
ステップST37においてCPU101は、無線端末MT11と無線端末MT12との間に確立されているセッションを、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間のセッションに変更するためのre-INVITEを生成する。CPU101は、生成したre-INVITEを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該re-INVITEを無線端末MT11に送信する。送信された当該re-INVITEは、無線端末MT11によって受信される。当該re-INVITEは、図30では、ステップS44で示す。
当該re-INVITEを受信した無線端末MT11は、当該re-INVITEを受信したことを示すOKを生成する。そして、ステップS45において無線端末MT11は、生成した当該OKをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該OKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図34のステップST38においてCPU101は、無線端末MT11から送信されるOKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、OKが受信されたのを確認したならば、ステップST38においてYesと判定してステップST39へと進む。
ステップST39においてCPU101は、OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、CPU101は、生成した当該ACKを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該ACKを無線端末MT11に送信する。送信された当該ACKは、無線端末MT11によって受信される。これにより、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間でセッション及びダイアログが確立される。当該ACKは、図30では、ステップS46で示す。
CPU101は、図34に示すステップST40〜ステップST42の処理を、ステップST37〜ステップST39と同様に処理する。またこのとき、図30のステップS47〜ステップS49に示す情報も、ステップS44〜ステップS46と同様に送受信される。これにより、無線端末MT12とIP電話サーバ装置SVとの間でセッション及びダイアログが確立される。以上より、ステップST37〜ステップST42の処理を行うことで、CPU101を中枢とするコンピュータは、変更制御手段として動作する。
CPU101は、図34のステップST39及びステップST42の両方の処理を終えた後、ステップST43へと進む。
ステップST43においてCPU101は、無線端末MT11〜無線端末MT13が参加する会議通話に係る会議通話処理を開始する。CPU101は、ステップST43の処理の後、図34に示す割込処理を終了する。
CPU101は、以下のように会議通話処理を行う。すなわち、CPU101は、無線端末MT11〜無線端末MT13のそれぞれが送信する音声データを受信する。さらに、CPU101は、受信した音声データのうち、音声データの送信元である無線端末から送信された音声データを除いた音声データが示す音声をミキシングしたものを、無線端末MT11〜無線端末MT13のそれぞれに送信する。たとえば、CPU101は、無線端末MT11には、無線端末MT12から送信された音声データが示す音声と無線端末MT13から送信された音声データが示す音声とをミキシングした音声データを送信する。以上のように、会議通話に係る音声データの送受信には、クライアント・サーバ方式による通信が用いられている。以上に示す会議通話処理における情報の流れは、図30では、ステップS50で示す。以上の会議通話処理を行うことで、CPU101を中枢とするコンピュータは、会議通話を実施する実施手段として動作する。
以上の動作では、通話中でない無線端末MT13の操作者による操作に基づいて、会議通話を開催する例について説明した。次に、通話中である無線端末MT11又は無線端末MT12の操作者による操作に基づいて、会議通話を開催する場合について説明する。
いま、無線端末MT11の操作者が、無線端末MT11と無線端末MT12との通話に無線端末MT13を引き入れて、無線端末MT11〜無線端末MT13の3台の無線端末による通話をしたいとする。なお、無線端末MT11と無線端末MT12との通話は、前述の説明と同様に開始する。この無線端末MT11と無線端末MT12との通話は、図31のステップS39に示す。以上の場合まず、当該操作者は、無線端末MT11を保留状態にする操作を行う。この操作に応じて無線端末MT11は、保留状態の開始を指示するre-INVITEを生成する。そして、ステップS51において無線端末MT11は、生成した当該re-INVITEをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該re-INVITEは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
当該re-INVITEがIP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信されたことに応じて、CPU101は、INVITEが受信されたのを確認し、図32のステップST1においてYesと判定する。そして、CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが、保留状態の開始を指示するre-INVITEであるならば、ステップST4においてYesと判定してステップST9へと進む。
ステップST9においてCPU101は、保留処理をイベントキューに登録する。なおこのとき、CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEを当該接続処理と関連付けて記憶する。CPU101は、ステップST9の処理の後、ステップST1へと戻る。
CPU101は、イベントキューに登録されている最も古い処理が保留処理であるとき、図35に示す保留処理を開始する。
図35のステップST51においてCPU101は、無線端末MT12を保留状態にするためのre-INVITEを生成する。そして、CPU101は、生成したre-INVITEを無線端末MT12に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該re-INVITEを無線端末MT12に送信する。送信された当該re-INVITEは、無線端末MT12によって受信される。当該re-INVITEは、図31では、ステップS52で示す。
当該re-INVITEを受信した無線端末MT12は、ステップS53においてOKをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該OKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図35のステップST52においてCPU101は、無線端末MT12から送信されるOKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、OKが受信されたのを確認したならば、ステップST52においてYesと判定してステップST53へと進む。
ステップST53においてCPU101は、ステップST52で受信を確認したOKを無線端末MT11に転送する。すなわち、CPU101は、当該OKを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該OKを無線端末MT11に送信する。送信された当該OKは、無線端末MT11によって受信される。当該OKは、図31では、ステップS54で示す。
当該OKを受信した無線端末MT11は、当該OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、ステップS55において無線端末MT11は、生成した当該ACKをIP電話サーバ装置SVに送信する。これにより、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間でセッション及びダイアログが確立され、無線端末MT11は保留状態となる。送信された当該ACKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図35のステップST54においてCPU101は、無線端末MT11から送信されるACKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、当該ACKが受信されたのを確認したならば、ステップST54においてYesと判定してステップST55へと進む。
ステップST55においてCPU101は、ステップS54で受信を確認したACKを無線端末MT12に転送する。すなわち、CPU101は、当該ACKを無線端末MT12に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該ACKを無線端末MT12に送信する。送信された当該ACKは、無線端末MT12によって受信される。これにより、無線端末MT12とIP電話サーバ装置SVとの間でセッション及びダイアログが確立され、無線端末MT12は保留状態となる。CPU101は、ステップST55の処理の後、図35に示す保留処理を終了する。当該ACKは、図31では、ステップS56で示す。
次に、無線端末MT11の操作者は、引込特番と、無線端末MT13に対応付けられた電話番号(内線番号)とを続けて発信するように無線端末MT11を操作する。引込特番は、通話に引き込むことを指示する場合に発信するための予め定められた番号である。無線端末MT11は、引込特番及び当該電話番号を含むINVITEを生成する。そして、ステップS57において無線端末MT11は、当該INVITEをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該INVITEは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
当該INVITEがIP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信されたことに応じて、CPU101は、INVITEが受信されたのを確認し、図32のステップST1においてYesと判定する。そして、CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが引込特番を含むならば、ステップST5においてYesと判定してステップST10へと進む。
ステップST10においてCPU101は、引込処理をイベントキューに登録する。CPU101は、ステップST10の処理の後、ステップST1へと戻る。
CPU101は、イベントキューに登録されている最も古い処理が引込処理であるとき、図36に示す引込処理を開始する。
図36のステップST61においてCPU101は、端末管理情報記憶部21を参照して、無線端末MT11が通話中であるか否かを確認する。CPU101は、無線端末MT11が通話中でないならば、ステップST61においてNoと判定してステップST62へと進む。
ステップST62においてCPU101は、リクエストを実行できないことを示す4xxを生成する。なお、リクエストを実行できないのは、無線端末MT11が通話中でないために、無線端末MT13を引き込む通話が存在しないからである。そして、CPU101は、生成した当該4xxを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該4xxを無線端末MT11に送信する。送信された当該4xxは、無線端末MT11によって受信される。
CPU101は、ステップST62の処理の後、図36に示す引込処理を終了する。
対して、無線端末MT11が通話中であるならば、CPU101は、ステップST61においてYesと判定してステップST63へと進む。
ステップST63においてCPU101は、端末管理情報記憶部21を参照して、無線端末MT11の通話相手を確認する。ここでは、無線端末MT11の通話相手は無線端末MT12である。
ステップST64においてCPU101は、無線端末MT13を呼び出すためのINVITEを生成する。そして、CPU101は、生成した当該INVITEを無線端末MT13に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該INVITEを無線端末MT13に送信する。送信された当該INVITEは、無線端末MT13によって受信される。当該INVITEは、図31では、ステップS58で示す。
当該INVITEを受信した無線端末MT13は、音を発するなどして、着信があることを無線端末MT13の操作者などに対して報知する。さらに、ステップS59において無線端末MT13は、報知中であることを示すRINGINGをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該RINGINGは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図36のステップST65においてCPU101は、無線端末MT13から送信されるRINGINGが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、無線端末MT13から送信されたRINGINGが受信されたのを確認したならば、ステップST65においてYesと判定してステップST66へと進む。
ステップST66においてCPU101は、無線端末MT13を呼び出し中であることを示すためのRINGINGを生成する。そして、CPU101は、生成した当該RINGINGを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該RINGINGを無線端末MT11に送信する。送信された当該RINGINGは、無線端末MT11によって受信される。当該RINGINGは、図31では、ステップS60で示す。
当該RINGINGを受信した無線端末MT11は、無線端末MT13を呼び出し中であることを示す呼出音を発する。
一方、無線端末MT13の操作者は、着信に応答する場合、無線端末MT13をオフフックする。無線端末MT13は、オフフックされたことに応じて、着信が応答されたことを示すOKを、無線端末MT13のIPアドレスを含むように生成する。そして、ステップS61において無線端末MT13は、当該OKを、無線端末MT11を宛先として送信する。当該OKは、IP電話サーバ装置SVに送信される。送信された当該OKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図36のステップST67においてCPU101は、無線端末MT13から送信されるOKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、OKが受信されたのを確認したならば、ステップST67においてYesと判定してステップST68へと進む。
ステップST68においてCPU101は、ステップS57のINVITEが示す要求に成功したことを示すOKを生成する。そして、CPU101は、生成した当該OKを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該OKを無線端末MT11に送信する。送信された当該OKは、無線端末MT11によって受信される。当該OKは、図31では、ステップS62で示す。
当該OKを受信した無線端末MT11は、呼出音を停止する。さらに、無線端末MT11は、当該OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、ステップS63において無線端末MT11は、生成した当該ACKを、IP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該ACKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図36のステップST69においてCPU101は、無線端末MT11から送信されるACKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、当該ACKが受信されたのを確認したならば、ステップST69においてYesと判定してステップST70へと進む。これにより、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間でセッション及びダイアログが確立される。無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間には既にセッション及びダイアログが確立されているので、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間には2つのセッション及びダイアログが確立されることとなる。
ステップST70においてCPU101は、ステップST67で受信を確認したOKを受信したことを示すACKを生成する。そして、CPU101は、生成した当該ACKを無線端末MT13に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該ACKを無線端末MT13に送信する。送信された当該ACKは、無線端末MT13によって受信される。送信された当該ACKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。当該ACKは、図31では、ステップS64で示す。
図36のステップST71においてCPU101は、引込特番を発信する際に確立されたセッション及びダイアログを切断するためにBYEを生成する。そして、CPU101は、生成した当該BYEを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該BYEを無線端末MT11に送信する。送信された当該BYEは、無線端末MT11によって受信される。当該BYEは、図31では、ステップS65で示す。
当該BYEを受信した無線端末MT11は、当該BYEを受信したことを示すOKを生成する。そして、ステップS66において無線端末MT11は、生成した当該OKをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該OKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図36のステップST72においてCPU101は、無線端末MT11から送信されるOKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、OKが受信されたのを確認したならば、ステップST72においてYesと判定してステップST73へと進む。これにより、引込特番を発信する際に無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間で確立されたセッション及びダイアログが解消される。
ステップST73においてCPU101は、無線端末MT12とIP電話サーバ装置SVとの間で確立されたセッションを変更して会議通話用のダイアログを確立するためのre-INVITEを生成する。CPU101は、生成したre-INVITEを無線端末MT12に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該re-INVITEを無線端末MT12に送信する。送信された当該re-INVITEは、無線端末MT12によって受信される。当該re-INVITEは、図31では、ステップS67で示す。
当該re-INVITEを受信した無線端末MT12は、当該re-INVITEを受信したことを示すOKを生成する。そして、ステップS68において無線端末MT12は、生成した当該OKをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該OKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図36のステップST74においてCPU101は、無線端末MT12から送信されるOKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、OKが受信されたのを確認したならば、ステップST74においてYesと判定してステップST75へと進む。
ステップST75においてCPU101は、OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、CPU101は、生成した当該ACKを無線端末MT12に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該ACKを無線端末MT12に送信する。送信された当該ACKは、無線端末MT12によって受信される。これにより、無線端末MT12とIP電話サーバ装置SVとで確立されたセッションが変更され、会議通話用のダイアログが確立される。当該ACKは、図31では、ステップS69で示す。
図36のステップST76においてCPU101は、無線端末MT12及び無線端末MT13が参加する会議通話に係る会議通話処理を開始する。CPU101は、ステップST76の処理の後、図36に示す引込処理を終了する。
CPU101は、以下のように会議通話処理を行う。すなわち、CPU101は、無線端末MT12及び無線端末MT13のそれぞれが送信する音声データを受信する。そして、CPU101は、無線端末MT12には、無線端末MT13から送信された音声データを送信する。さらに、CPU101は、無線端末MT12には、無線端末MT11から送信された音声データを送信する。以上に示す会議通話処理における情報の流れは、図31では、ステップS70で示す。
無線端末MT11の操作者は、引込特番と、無線端末MT13に対応付けられた電話番号とを続けて発信した後、無線端末MT11の保留状態を解除する操作を行う。この操作に応じて無線端末MT11は、保留状態の解除を指示するためのre-INVITEを生成する。そして、無線端末MT11は、生成したre-INVITEをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該re-INVITEは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。当該re-INVITEは、図31では、ステップS71で示す。
当該re-INVITEがIP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信されたことに応じて、CPU101は、INVITEが受信されたのを確認し、図32のステップST1においてYesと判定する。そして、CPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEが、保留状態の解除を指示するre-INVITEであるならば、ステップST6においてYesと判定してステップST11へと進む。
ステップST11においてCPU101は、保留解除処理をイベントキューに登録する。CPU101は、ステップST11の処理の後、ステップST1へと戻る。
CPU101は、イベントキューに登録されている最も古い処理が保留解除処理であるとき、図37に示す保留解除処理を開始する。
図37のステップST81においてCPU101は、保留解除に成功したことを示すOKを生成する。そして、CPU101は、生成した当該OKを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該OKを無線端末MT11に送信する。送信された当該OKは、無線端末MT11によって受信される。当該OKは、図31では、ステップS72で示す。
当該OKを受信した無線端末MT11は、当該OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、ステップS73において無線端末MT11は、生成した当該ACKをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該ACKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。これにより保留状態の解除が完了する。
図37のステップST82においてCPU101は、無線端末MT11から送信されるACKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、当該ACKが受信されたのを確認したならば、ステップST82においてYesと判定してステップST83へと進む。
ステップST83においてCPU101は、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間で確立されたセッションを変更して会議通話用のダイアログを確立するためのre-INVITEを生成する。CPU101は、生成したre-INVITEを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該re-INVITEを無線端末MT11に送信する。送信された当該re-INVITEは、無線端末MT11によって受信される。当該re-INVITEは、図31では、ステップS74で示す。
当該re-INVITEを受信した無線端末MT11は、ステップS74のre-INVITEが示す要求に成功したことを示すOKを生成する。そして、ステップS75において無線端末MT11は、生成した当該OKをIP電話サーバ装置SVに送信する。送信された当該OKは、IP電話サーバ装置SVの通信インタフェースユニット3によって受信される。
図37のステップST84においてCPU101は、無線端末MT11から送信されるOKが通信インタフェースユニット3によって受信されるのを待ち受けている。CPU101は、OKが受信されたのを確認したならば、ステップST84においてYesと判定してステップST85へと進む。
ステップST85においてCPU101は、OKを受信したことを示すACKを生成する。そして、CPU101は、生成した当該ACKを無線端末MT11に送信するように通信インタフェースユニット3に対して指示する。この指示を受けて通信インタフェースユニット3は、当該ACKを無線端末MT11に送信する。送信された当該ACKは、無線端末MT11によって受信される。これにより、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間で確立されたセッションが変更され、会議通話用のダイアログが確立される。当該ACKは、図31では、ステップS76で示す。
図37のステップST86においてCPU101は、無線端末MT11~無線端末MT13が参加する会議通話に係る会議通話処理を開始する。CPU101は、ステップST86の処理の後、図37に示す保留解除処理を終了する。
CPU101は、図31のステップS70と同様に会議通話処理を行う。この会議通話処理における情報の流れは、図31では、ステップS77で示す。この会議通話処理を行うことで、CPU101を中枢とするコンピュータは、会議通話を実施する実施手段として動作する。
一方、CPU101は、図32のステップST1で受信を確認したINVITEが、保留状態の解除を指示するre-INVITEでないならば、ステップST6においてNoと判定してステップST12へと進む。
ステップST12においてCPU101は、ステップST1で受信を確認したINVITEに応じたその他の処理をインベトキューに登録する。CPU101は、ステップST12の処理の後、ステップST1へと戻る。
(効果)
以上述べたように第7の実施形態では、IP電話サーバ装置SVは、無線端末MT11と無線端末MT12とがピアツーピア通信によって通話するために確立されているセッションを、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間、及び無線端末MT12とIP電話サーバ装置SVとの間の2つのセッションに変更する。そして、IP電話サーバ装置SVは、この2つのセッションと、無線端末MT13とIP電話サーバ装置SVとの間に新たに確立したセッションとをそれぞれ用い、無線端末MT11、無線端末MT12及び無線端末MT13による会議通話を行わせる。
したがって、IP電話サーバ装置SVは、無線端末MT11と無線端末MT12とがピアツーピア通信による通話中の状態から、当該ピアツーピア通信に用いられた接続を切断することなく、その接続を変更することによって、無線端末MT11と無線端末MT12と無線端末MT13とが参加する会議通話を開催することができる。
また、第7の実施形態では、IP電話サーバ装置SVは、通話中の端末である無線端末MT11又は無線端末MT12からの要求に応じて、無線端末MT11と無線端末MT12とがピアツーピア通信によって通話するために確立されているセッションを、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間、及び無線端末MT12とIP電話サーバ装置SVとの間の2つのセッションに変更する。また、IP電話サーバ装置SVは、無線端末MT11又は無線端末MT12が指定した端末、すなわち無線端末MT13とIP電話サーバ装置SVとの間に新たにセッションを確立する。そして、IP電話サーバ装置SVは、上記3つのセッションをそれぞれ用い、無線端末MT11、無線端末MT12及び無線端末MT13による会議通話を行わせる。
したがって、無線端末MT11又は無線端末MT12は、ピアツーピア通信による通話中の状態から、当該ピアツーピア通信に用いられた接続が切断されること無しに、無線端末MT11と無線端末MT12と無線端末MT11又は無線端末MT12に指定された無線端末MT13とが参加する会議通話を開催させることができる。
また、第7の実施形態では、IP電話サーバ装置SVは、通話中でない無線端末MT13からの要求に応じて、無線端末MT11と無線端末MT12とがピアツーピア通信によって通話するために確立されているセッションを、無線端末MT11とIP電話サーバ装置SVとの間、及び無線端末MT12とIP電話サーバ装置SVとの間の2つのセッションに変更する。また、IP電話サーバ装置SVは、無線端末MT13とIP電話サーバ装置SVとの間に新たにセッションを確立する。そして、IP電話サーバ装置SVは、上記3つのセッションをそれぞれ用い、無線端末MT11、無線端末MT12及び無線端末MT13による会議通話を行わせる。
したがって、無線端末MT13は、無線端末MT11及び無線端末MT12を、ピアツーピア通信による通話中の状態から、当該ピアツーピア通信に用いられた接続を切断させることなく、無線端末MT11と無線端末MT12と無線端末MT13が参加する会議通話を開催させることができる。
第7の実施形態に示すような会議通話への移行は、第1の実施形態に対しても応用することができる。第1の実施形態では、図4に示すように通話中無線端末MT11,MT21の音声データの転送経路を、音声制御ユニット12Aを経由する経路に変更する。この経路の変更に、第7の実施形態における図30のステップS44〜ステップS49及び図34のステップS37〜ステップS42の処理を用いることができる。そして、IP電話サーバ装置SVは、無線端末MT11及び無線端末MT12の2台による会議通話を開始させる。この会議通話は、第1の実施形態における経路変更後の通話に他ならない。
したがって、IP電話サーバ装置SVは、無線端末MT11と無線端末MT12とがピアツーピア通信による通話中の状態から、当該ピアツーピア通信に用いられた接続を切断することなく、その接続を変更することによって、無線端末MT11と無線端末MT12とが参加する会議通話を開催することができる。
また、第7の実施形態に示す会議通話への移行の後に、当該会議通話に対して第2の実施形態に示すような会議メロディのミキシングを行っても良い。
[その他の実施形態]
前記第1乃至第6の実施形態ではそれぞれ単独の機能を説明したが、第1乃至第6の実施形態で述べた各機能のすべてまたはその一部をIP電話サーバ装置に持たせ、選択的に実行させるように構成してもよい。
前記実施形態では交換制御ユニットと音声制御ユニットを1つのIP電話サーバ装置内に設けた場合を例にとって説明したが、交換制御ユニットと音声制御ユニットを別々のサーバ装置に設け、これらのサーバ装置間をネットワークを介して接続するようにしてもよい。
その他、交換制御ユニットおよび音声制御ユニットの機能構成とその動作手順および動作内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
前記第7の実施形態では、操作者の操作に基づいて無線端末MT11の保留状態を解除した。しかしながら、無線端末MT11が、自動的に保留状態を解除しても良い。この場合一例として、無線端末MT11は、ステップS66に示すOKを送信した後、自動的にステップS71に示すre-INVITEを送信することで保留状態を解除する。 また、無線端末MT11は、保留状態を解除することを操作者に求める文字列などを、無線端末MT11が備える図示しないディスプレイに表示しても良い。
前記実施形態では、呼制御を行うプロトコルとしてSIPを用いたが、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)により勧告されたH.323で定義されるプロトコルなどのその他のプロトコルを用いる態様であっても良い。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
SV…IP電話サーバ装置、E1,E2,…無線エリア、MT0,MT11〜MT23…端末、BS0,BS1,BS2,…基地局、CS…制御装置、EX…構内交換機、NW…構内ネットワーク、1A〜1G…制御ユニット、2A〜2G…記憶ユニット、3…通信インタフェースユニット、4…入出力インタフェースユニット、5…入力部、6…表示部、11…交換制御ユニット、11a…SIPライブラリ、11b,12c…コールバック関数、11c,12d…イベントループ、11d,12b…ソケットスレッド、12a…SIPライブラリ(RTP)、12e…音声送信スレッド、12A〜12F…音声制御ユニット、21…端末管理情報記憶部、22…会議メロディ記憶部、23…音声データ記憶部、24…音声掲示板管理情報記憶部、25…音声伝言板管理情報記憶部、26…スタンプ情報記憶部、27…マーク管理テーブル、101…CPU、102…バッファメモリ、103…プログラムメモリ、111…呼制御部、112…要求判別部、121…一斉通報音声転送制御部、122…音声バッファ部、123…会議メロディ送信制御部、124…音声掲示板記録再生制御部、125…音声伝言板記録再生制御部、126…音声伝言板編集制御部、127…スタンプ情報送信制御部、128…マーク設定制御部、129…再生位置移動制御部。

Claims (1)

  1. 音声通信機能を有する複数の端末間を呼制御プロトコルにより選択的に接続し、該接続された複数の端末間で音声データを伝送するIP電話サーバ装置であって、
    前記複数の端末に含まれる第1の端末から一斉通報のための接続要求を受信した場合に、前記複数の端末のうち通報対象となる各端末について通話中か待受中を判定する判定手段と、
    前記判定手段により待受中と判定された第2の端末に対し、当該第2の端末と前記第1の端末との間を接続する呼制御手段と、
    前記第1の端末から送信される一斉通報音声データを蓄積する手段と、
    前記第1の端末と接続された前記第2の端末に対し前記蓄積された一斉通報音声データを転送すると共に、前記判定手段により通話中と判定された第3の端末に対し通話中の状態を維持しつつ当該第3の端末を送信先とする通話音声データに前記蓄積された一斉通報音声データを合成して転送する音声転送制御手段とを具備することを特徴とするIP電話サーバ装置。
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