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JP6454596B2 - 無線機 - Google Patents

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Description

本発明は、無線機に関する。
本技術分野の背景技術として、特許文献1および特許文献2がある。
特許文献1には、「変調信号が入力され、時間平均したときに所定のアナログ信号となるディジタルの選択信号に変換する信号変換手段と、前記選択信号に基づき周波数が等しく位相または振幅が異なる信号のうち1つを選択して出力する選択手段とを具備することを特徴とする変調器([特許請求の範囲]請求項1参照)。」と記載され、変調器の技術が開示されている。
また、特許文献2には、「低次高調波除去器20は、ベースバンド信号とベースバンド信号の周期より短い周期を有する基準クロック信号とが供給され、ベースバンド信号の符号の変化に応じて基準クロック信号に同期して正弦波信号を近似した電圧を出力する。アナログフィルタ22は、低次高調波除去器20の出力信号より、高調波成分を除去する([要約][解決手段]参照)。」と記載され、無線装置の技術が開示されている。
特許3419484号明細書 特開2005−341240号公報
しかしながら、前記特許文献1、特許文献2には、次のような各課題がある。
特許文献1には、ΔΣ型変調回路を用いてベースバンド信号を帯域制限する方法について記載されている。しかしこの方法では、搬送波の周波数に近い周波数を制限することはできず、隣接チャンネル漏洩電力を制限するためのフィルタが追加で必要となって回路規模が増大するという課題がある。
また、特許文献2にはアナログスイッチを用いてベースバンド信号の高周波成分を除去する方法が記載されている。しかしこの方法では振幅変調が必要であり、またデジタル回路外部にアナログスイッチが必要となって回路規模が増大するという課題がある。
本発明は、前記した課題に鑑みて創案されたものであり、ベースバンド信号の帯域制限を、小さな回路規模で満たす無線機を提供することを目的とする。
前記の課題を解決して、本発明の目的を達成するために、以下のように構成した。
すなわち、本発明の無線機は、ベースバンド信号を生成するベースバンド信号生成部と、前記ベースバンド信号に対して0から1、または1から0へ信号が切り替わる過渡状態の部分を多値の信号の正弦波へと置換する正弦波置換部と、前記正弦波置換部で置換された多値の信号を2値の信号へと変調するデルタシグマ型変調回路と、を備える。
また、その他の手段は、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、ベースバンド信号の帯域制限を、小さな回路規模で満たす無線機を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る無線機として、送信機の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る正弦波置換部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るデルタシグマ型変調部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るベースバンド信号生成部のベースバンド信号の信号波形を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る正弦波置換部の出力の信号波形を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るデルタシグマ型変調回路の出力の信号波形を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るベースバンド信号生成部の出力波形の周波数スペクトルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係るデルタシグマ型変調部の出力波形の周波数スペクトルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る無線機として、受信機の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る無線機として、送信機の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る無線機として、送信機の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る推移箇所置換部の構成例を示すブロック図である。 正弦波と標準シグモイド関数との比較を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る無線機として、送信機の構成例を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る搬送波変調部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る無線機として、送信機の構成例を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る送信データ生成部の回路構成である。 比較例としての送信機の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下においては「実施形態」と表記する)を、図面を参照して説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、重複する説明は、適宜、省略する。
≪第1実施形態≫
本発明の第1実施形態に係る無線機として、外付けのフィルタを用いることなくベースバンド信号を帯域制限する無線の通信機の例を説明する。なお、本実施形態では使用する無線周波数帯として420MHz帯、ベースバンド信号の周波数として4kHzを用いる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線機として、送信機100の構成例を示すブロック図である。
図1において、ベースバンド信号生成部101で、送信する信号のベースバンド信号(1012)が生成される。
ベースバンド信号生成部101で生成されたベースバンド信号(1012)は、正弦波置換部102に入力される。また、それと併せて、ベースバンド信号の周波数の情報(1013)も、ベースバンド信号生成部101から正弦波置換部102へと入力される。
正弦波置換部102では、ベースバンド信号(1012)が1(あるいはHigh)の状態から0(あるいはLow)の状態へと遷移する部分、及び0の状態から1の状態へと遷移する部分(信号が切り替わる過渡状態の部分)を多値の信号(例えば8ビット)の正弦波へと置換する。前者の場合はπ/2〜3π/2(π/2〜−π/2)の範囲の正弦波、後者は3π/2〜π/2(−π/2〜π/2)の範囲の正弦波へと置換する。
ベースバンド信号(1012)が1の状態から0の状態へ、あるいは0の状態から1の状態へ遷移する際に正弦波へ置換するのは、遷移の際の高周波成分(ノイズ源)を低減するためである。
この正弦波置換部102の機能、構成は、本(第1)実施形態の大きな特徴であるので、詳細な構成と動作について、再度、後記する。
正弦波置換部102により置換された信号(1205)は、デルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部、ΔΣ変調回路)103に入力される。デルタシグマ型変調部103は、正弦波置換部102により置換され多値信号化(例えば8ビット)されたベースバンド信号(1205)を再び2値信号(1ビット)へと変調する。
このデルタシグマ型変調部103の詳細な構成と動作については、再度、後記する。
以上のベースバンド信号生成部101、正弦波置換部102、およびデルタシグマ型変調部103は、すべてFPGA(Field Programmable Gate Array)109のデジタル回路として実装(搭載)される。
そしてデルタシグマ型変調部103の出力は、例えばLVDS(Low voltage differential signaling)のようなデジタル信号規格を用いてFPGA109から出力される。
FPGA109から出力された信号(1305)は、乗算器(搬送波変調部)104で搬送波生成部108により生成された搬送波と乗算される。
この搬送波生成部108と乗算器104により、搬送波にベースバンド信号(1305)をBPSK(Binary Phase Shift Keying)で変調することができる。
すなわち、乗算器104は、搬送波生成部108の搬送波に、デルタシグマ型変調部103の出力のベースバンド信号(1305)を変調する搬送波変調部の機能を有している。
搬送波生成部108は、例えばPLL(Phase Locked Loop)などの回路によって構成される。
乗算器(搬送波変調部)104で変調された搬送波の信号(1405)は、電力増幅器(PA:Power Amplifier)105で増幅され、帯域制限フィルタ(BPF:Band-pass filter)106によって帯域制限された後、アンテナ(送信アンテナ)107から電波として出力される。
なお、図1における乗算器104、搬送波生成部108、電力増幅器105、および帯域制限フィルタ106は、すべてアナログ回路である。また、FPGA109の内部はすべてデジタル回路である。
また、正弦波置換部102によってベースバンド信号の高調波は、十分に低減されているため、帯域制限フィルタ106では帯域外の放射を制限するだけでよい。420MHz帯の無線機の場合、10MHz程度の帯域幅を持つフィルタで十分である。
なお、正弦波置換部102については、次に、詳細に説明する。
<正弦波置換部の詳細>
正弦波置換部102については、前記のように概略の機能・構成を説明したが、正弦波置換部102を用いることが、本(第1)実施形態の大きな特徴であるので、構成と動作について、以下に詳しく説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る正弦波置換部102の構成を示すブロック図である。
図2において、正弦波置換部102は、第1正弦波置換部113、第2正弦波置換部123、正弦波周波数決定部122、遅延器121、およびスイッチ(SW)125を備えて構成される。
また、正弦波置換部102には、ベースバンド信号1012とベースバンド周波数情報1013が入力される。
正弦波置換部102に入力されたベースバンド信号1012は、まず三つの信号(1012A,1012B,1012C)に分配される。
信号1012Aは、そのままスイッチ(SW)125へと第1の切替信号として入力される。
信号1012Bは、遅延器121によってベースバンド信号の1周期分、遅延された後、信号1012Dとして、スイッチ(SW)125に第2の切替信号として入力される。
信号1012Cは、さらに四つの信号(C00,C11,C01,C10)に分配される。
四つの信号(C00,C11,C01,C10)のうち二つの信号(C00,C11)は、スイッチ205にそれぞれ直接、入力される。
信号C00は、Lowの信号、信号C11は、Highの信号である。後記する図4、図5では、信号C00は、Lowの信号、すなわち「−1」の信号である。
また、信号C11は、Highの信号、すなわち「1」の信号である。
残りの二つの信号(C01,C10)は、信号C01が0から1へ変化する信号であり、信号C10が1から0へ変化する信号である。
信号C01、および信号C10は、それぞれ第1正弦波置換部113、第2正弦波置換部123に入力し、その変化する過渡状態を、それぞれ緩やかに変化する正弦波に置換される。
なお、第1正弦波置換部113は、(−π/2〜π/2)の範囲で、第2正弦波置換部123は、(π/2〜−π/2)の範囲で、それぞれ正弦波に置換する。
これらの第1正弦波置換部113、第2正弦波置換部123は、正弦波のデータテーブルを持ち、そのデータテーブルと入力信号を置換する。このデータテーブルは、次に説明するベースバンド周波数情報1013に基づき、正弦波周波数決定部122において生成される。
とくに周波数上の制約がない場合は、置換する正弦波の周波数として、ベースバンド信号の周波数と同じものを用いるのが望ましい。
また、正弦波置換部102に入力されたベースバンド周波数情報1013は、二つの信号(1013A,1013B)に分配される。
信号1013Aは、前記の遅延器121の遅延量(ベースバンド信号の1周期分)を決定する。例えばベースバンド信号の周波数が4kHzの場合、遅延量は250μsとなる。
信号1013Bは、正弦波周波数決定部122に入力する。そして前記したように、正弦波周波数決定部122で、ベースバンド周波数情報1013である信号1013Bに基づき、正弦波のデータテーブルを生成する。
正弦波周波数決定部122で生成された正弦波のデータテーブルは、信号1122で第1正弦波置換部113、第2正弦波置換部123に送られる。
スイッチ125は、前記した入力信号(C00,C11)と、入力信号(C01,C10)とを、それぞれ第1正弦波置換部113と第2正弦波置換部123で置換した合計四つの信号を、適宜、二つの信号(1012A,1012D)で切り替えることにより、所定の信号波形を形成するものである。
それら四つの信号から1つの信号が、スイッチ125により選択されて、出力の信号1205となる。
このスイッチ125により選択される出力の信号1205では、正弦波置換部102(第1正弦波置換部113、第2正弦波置換部123)によって、デジタル信号の急峻な遷移部が緩やかな正弦波へと置換され、周波数スペクトルに含まれる2倍波以上の高周波成分を低減することが可能である。
なお、以上において、「正弦波置換部102(第1正弦波置換部113、第2正弦波置換部123)によって、デジタル信号の急峻な遷移部が緩やかな正弦波へと置換され」と表記したが、正弦波形を含む正弦波置換部102の信号は、デジタル信号であって、アナログ信号ではない。すなわち、正弦波形を多値(例えば8ビット)のデジタル(0,1)信号の組み合わせによって扱われる。
<デルタシグマ型変調部の詳細>
次に、デルタシグマ型変調部103の詳細について説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るデルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部、ΔΣ変調回路)103の構成例を示す図である。
図3において、入力された信号1205は、減算器301、加算器302を介して、フリップフロップ303,304で2クロック遅延された後、量子化器305で量子化され2値の信号1305となる。
量子化器305の閾値は、入力信号の振幅1に対して、中間の値の0.5とする。
フリップフロップ304の出力は、フィードバック線(1304)を通り、加算器302で入力信号と加算される。また、量子化器305の出力(1305)は、フィードバック線(1305B)を通り、減算器301で入力信号から減算される。
なお、図3に示すデルタシグマ型変調部103は、一般的に知られた回路構成であるので、動作の詳細については、説明を省略する。
以上の構成のデルタシグマ型変調部103において、入力信号は多値(例えば8ビット)であるのに対して、出力信号は1ビットの2値(0,1)に変換される。
デルタシグマ型変調部103を用いることにより、入力信号のスペクトル(周波数スペクトル)を維持したまま、多値(例えば8ビット)の入力信号を2値(1ビット)の出力信号へと変調できる。
この変調の際には、デルタシグマ型変調部103の動作周波数(フリップフロップ303,304のクロック周波数で定まる)は、入力信号の周波数に対して十分高いことが望ましい。本実施形態では入力信号4kHzに対して、動作周波数10MHzを用いている。
<波形のシミュレーション結果>
次に、本(第1)実施形態の回路中の波形のシミュレーション結果を示す。
《ベースバンド信号生成部の出力波形》
図4は、本発明の第1実施形態に係るベースバンド信号生成部101(図1)のベースバンド信号の信号波形を示す図である。
図4において、横軸は時間の推移であり、単位は秒である。また縦軸は電圧であって、HighとLowをそれぞれ1と−1のデジタル値に正規化するとともに、その中間値を例示している。
図4におけるベースバンド信号の信号波形は、1と−1から構成されているので、信号が変化する過渡期において、非常に高い高周波成分を有することになる。
《正弦波置換部の出力波形》
図5は、本発明の第1実施形態に係る正弦波置換部102(図1)の出力の信号波形を示す図である。
図5において、横軸は時間の推移であり、単位は秒である。また縦軸は電圧であって、HighとLowを、それぞれ1と−1のデジタル値に正規化するとともに、その中間値を示している。
図5においては、1から−1、および、−1から1へ変化する過渡期において、正弦波形となっている。このため高周波成分が低減されている。
なお、図5において、信号が1から−1、および、−1から1へ変化する過渡期において、正弦波形であるとして、わかりやすくするために模式的にアナログ波形として描いているが、実際には、アナログ信号に相当する中間値を複数ビット(例えば8ビット)の0,1のデジタル信号である。すなわち、前記したように正弦波置換部102、ベースバンド信号生成部101、およびデルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部)103の実際の構成は、すべてデジタル信号によるデジタル回路である。
《デルタシグマ型変調部の出力波形》
図6は、本発明の第1実施形態に係るデルタシグマ型変調部103の出力の信号波形を示す図である。
図6において、横軸は時間の推移であり、単位は秒である。また縦軸は電圧であって、HighとLowを、それぞれ1と−1のデジタル値に正規化するとともに、その中間値を例示している。
図6において、黒く塗りつぶされて表記されている箇所は、細いパルス(10MHz)の集合である。また、1または−1を表す最小の単位時間は、4KHzの逆数の250μsである。
また、図6においては、図5で表されていた多値の複数ビット(例えば8ビット)の信号が2値(0,1:1ビット)の信号に変換されている。
次に、図7Aおよび図7Bを参照して、ベースバンド信号生成部101(図1)とデルタシグマ型変調部103(図1)のそれぞれの出力波形の周波数スペクトルについて示す。
《ベースバンド信号生成部の出力波形の周波数スペクトル》
図7Aは、本発明の第1実施形態に係るベースバンド信号生成部101(図1)の出力波形の周波数スペクトルを示す図である。
図7Aにおいて、横軸は周波数で、中心を0として、右端が2×10Hzである。また、縦軸はパワースペクトル密度(振幅の2乗)であり、対数で相対的に表記している。
横軸の中心を0とするスペクトルの山から、隣の山は、無線として隣接するチャンネルであって、この図7Aで計測した隣接チャンネル漏洩電力は約−20dBである。
《デルタシグマ型変調回路の出力波形の周波数スペクトル》
図7Bは、本発明の第1実施形態に係るデルタシグマ型変調部103(図1)の出力波形の周波数スペクトルを示す図である。
図7Bにおいて、横軸は周波数で、中心を0として、右端が2×10Hzである。また、縦軸はパワースペクトル密度(振幅の2乗)であり、対数で相対的に表記している。
横軸の中心を0とする周波数スペクトルの山から、隣の山は、無線として隣接するチャンネルであって、この図7Bで計測した隣接チャンネル漏洩電力は約−50dBである。
《図7Aと図7Bの周波数スペクトルの比較》
図7Aに示すベースバンド信号生成部101(図1)の出力波形の周波数スペクトル(適宜、「スペクトル」と簡易的に表記する)に対し、図7Bに示すデルタシグマ型変調部103(図1)の出力波形のスペクトルは、横軸の中心を0とするスペクトルの山から、隣の山の高さは、小さくなっている。
無線機、あるいは送信機としては、中心を0とするスペクトルの山から、隣の山は、前記したように隣接チャネルに相当することがある。
図7A、図7Bにおいて、この隣の山への信号への影響、すなわち隣接チャンネル漏洩電力は、前記したように図7Aでは、約−20dBであり、図7Bでは、約−50dBである。
図1において、ベースバンド信号生成部101の出力とデルタシグマ型変調部103の出力との間には、正弦波置換部102とデルタシグマ型変調部103がある。
前記したように、デルタシグマ型変調部103は、入力信号のスペクトルを維持したまま、多値の入力信号を2値の出力信号へと変調する機能・特性を有している。
したがって、スペクトルの特性を反映した隣接チャンネル漏洩電力が、図7Aでは、約−20dBであって、図7Bでは、約−50dBとなって、隣接チャンネル漏洩電力が低減されたことの大半は、正弦波置換部102(図1)を設けたことの効果である。
すなわち、正弦波置換部102で、0から1もしくは1から0の信号変化の遷移箇所を正弦波に置換した効果である。
420MHz帯特定小電力の無線規格が−40dBであることを考慮すると、正弦波置換部102を入れない場合には、前記の図7Aで説明したように隣接チャンネル漏洩電力が約−20dBとなって、そのままでは、規格外となる。
しかし、図1のように、正弦波置換部102を備えることにより、デルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部、ΔΣ変調回路)103の出力において、前記の図7Bで説明したように、隣接チャンネル漏洩電力が約−50dBとなっている。すなわち、420MHz帯特定小電力の無線規格の−40dBを満足するので、格別なフィルタを用いることなくベースバンド信号への帯域制限が満たされるようになる。
なお、図1における帯域制限フィルタ(BPF)106の帯域は、図7A、図7Bで示した横軸の周波数のさらに外側にあるので、帯域制限フィルタ(BPF)106は、図7A、図7Bに示した範囲の周波数には、影響を及ぼさない。
<受信機>
次に、無線の受信機の構成例について説明する。
図8は、本発明の第1実施形態に係る無線機として、受信機800の構成例を示すブロック図である。
図8において、受信信号はアンテナ(受信アンテナ)807で受信された後、帯域制限フィルタ(BPF)801で帯域制限され、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)802で増幅される。
増幅された信号は二つの信号に分けられる。一方の信号は検波回路803に入力され、搬送波の再生に使用される。
また、他方の信号と、前記検波回路803で再生された搬送波とが、乗算器804で乗算される。
更に復調回路805で復調された後、データ取得部806で受信信号に含まれる送信されたベースバンド信号を取得することができる。
図8で示した受信機と、前記した本(第1)実施形態の送信機とを組み合わせれば、送受信可能な無線機が構成できる。前記した本(第1)実施形態の送信機を用いることによって、より小さな回路規模の無線機を提供できる。
なお、前記の検波回路803の代わりに例えば同期検波回路などを用いることもできる。
[比較例]
図17は、比較例としての送信機900の構成を示すブロック図である。なお、図9〜図16については、後記する。
図17において、送信機900は、ベースバンド信号生成部101、デルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部)103、乗算器104、搬送波生成部108、電力増幅器(PA)105、帯域制限フィルタ(BPF)106、アンテナ107を備えて構成されている。
図17で示した比較例としての送信機900と、図1で示した本発明の第1実施形態に係る送信機100との差は、図1における正弦波置換部102が、図17の送信機900には備えられていないことになる。
すなわち、比較例としての送信機900では、図4で示した波形のベースバンド信号を直接、デルタシグマ型変調部103に入力している。
図1で示した本発明の第1実施形態に係る送信機100では、図5で示した信号がHighからLow、もしくはその逆の変化においては、変化の際の波形を正弦波に置き換えて、デルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部)103に入力している。
したがって、比較例の図17の送信機900は、本発明の第1実施形態に係る図1の送信機100に比較して、高周波成分が多く、また隣接チャンネル漏洩電力が大きく、図17のそのまま回路構成では、実用的ではないという課題がある。
この図17に示す比較例の送信機900の課題を、解決するために、本発明の第1実施形態に係る送信機100では、図1における正弦波置換部102を設けている。
≪第2実施形態≫
本発明の第2実施形態に係る無線機として、送信機200の構成例を第1実施形態で用いたBPSK(Binary Phase Shift Keying)でなく、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4位相偏移変調)を用いることでベースバンド信号の周波数を上げずに通信データ量を増加させる例を説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る無線機として、送信機の構成例を示すブロック図である。
図9において、図1ではそれぞれ一つであった正弦波置換部102とデルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部、ΔΣ変調回路)103が、二つの正弦波置換部102I,102Qと二つのデルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部、ΔΣ変調回路)103I,103Qで構成されている。
また、図9において、図1ではそれぞれ一つであった搬送波生成部108と乗算器(搬送波変調部)104が、二つの搬送波生成部108I,108Qと二つの乗算器(搬送波変調部)104I,104Qで構成されている。
また、図9において、乗算器(搬送波変調部)104I,104Qとで、それぞれ変調された二つの搬送波を合成する加算器204が設けられている。
なお、図9における電力増幅器(PA)105、帯域制限フィルタ(BPF)106、およびアンテナ(送信アンテナ)107の構成は、図1と同様である。
また、正弦波置換部102I,102Qの具体的な回路構成は、図2に示した正弦波置換部102と同じ回路構成である。
また、デルタシグマ型変調部103I,103Qの具体的な回路構成は、図3に示したデルタシグマ型変調部103と同じ回路構成である。
また、ベースバンド信号生成部201、正弦波置換部102I,102Q、デルタシグマ型変調部103I,103Qは、デジタル回路としてFPGA109Bに実装(搭載)され構成されている。
図9において、ベースバンド信号生成部201では、QPSKのI相、Q相の2つのベースバンド信号が生成される。そして、ベースバンド信号生成部201は、正弦波置換部102Iと正弦波置換部102Qに、ベースバンド信号212I,212Qとベースバンド周波数情報213I,213Qとを、それぞれ送っている。
ベースバンド信号212I,212Qは、前記したように、図2と同じ構成の正弦波置換部102I,102Qによって、それぞれ0から1もしくは1から0の変化点で正弦波に置換される。
正弦波置換部102I,102Qの出力信号205I,205Q(例えば8ビットの信号)は、デルタシグマ型変調部103I,103Qにそれぞれ入力し、それぞれ2値(1ビット)の信号(1305I,1305Q)に変調されて出力される。
デルタシグマ型変調部103I,103Qからそれぞれ出力された信号(1305I,1305Q)は、それぞれ乗算器(搬送波変調部)104I,104Qで搬送波に変調されて、二つの変調された搬送波(1405I,1405Q)となる。
このとき、I相の搬送波生成部108Iでは正弦波が、Q相の搬送波生成部108Qでは余弦波が生成される。正弦波と余弦波とは位相が異なるだけであるので、搬送波生成部108Iと搬送波生成部108Qとは同一の回路構成でよい。
このI相とQ相の二つの変調された搬送波(1405I,1405Q)は、加算器204で合成されて、一つの変調された搬送波(1455)となる。
この変調された搬送波(1455)は、電力増幅器105で増幅され、帯域制限フィルタ106で帯域制限され、アンテナ(送信アンテナ)107から電波として出力される。
図9で示した本発明の第2実施形態に係る無線機として、送信機200の構成を用いることにより、ベースバンド信号に対するフィルタを用いることなく、QPSKを用いた通信を実現できる。
このQPSKを用いることで、ベースバンド信号の周波数を上げずに、通信データ量を増加させることができる。
すなわち、小さな回路規模で通信データ量の大きい送信機、無線機を提供できる。
≪第3実施形態≫
本発明の第3実施形態に係る無線機として、第1実施形態で用いた正弦波でなく、シグモイド関数を用いた例を示す。
図10は、本発明の第3実施形態に係る無線機として、送信機300の構成例を示すブロック図である。
図10において、図1の正弦波置換部102の代わりに推移箇所置換部112を備えている。推移箇所置換部112においては、0から1、もしくは1から0の変化点において、正弦波ではなく、シグモイド関数を用いて置換する。
また、図11は、本発明の第3実施形態に係る推移箇所置換部112の構成例を示すブロック図である。
図11において、第1推移箇所置換部213、第2推移箇所置換部223、置換周波数決定部222が、図2における第1正弦波置換部113、第2正弦波置換部123、正弦波周波数決定部122にそれぞれ置き換わったものである。
なお、図10において、正弦波置換部102が推移箇所置換部112に置き換わる箇所、および図11において、前記した箇所を除く、他の共通部分については、同様の機能と構成である。この共通部分の説明は、重複するので省略する。
<シグモイド関数>
まず、シグモイド関数について説明する。
シグモイド関数とは、次に示す式1によって、表わされる関数である。
式1において、xは変数であり、aは定数である。
本(第3)実施形態では、標準形であるa=1の関数形を用いる。なお、a=1の場合を「標準シグモイド関数」あるいは「標準型のシグモイド関数」とも適宜、表記するものとする。
第1実施形態と同様に、ベースバンド信号の周波数情報(1013,1013B:図11)から置換周波数決定部222(図11)によって、シグモイド関数(標準シグモイド関数)の置換テーブルを生成する。
その際に、xの範囲を(−6<x<6)に制限して、ベースバンド信号(1012:図11)の周期に合わせる。
例えば、ベースバンド信号の周波数を4kHzとした場合、時間をtとすると、次に示す式2を用いて、xとtを変換する。
このように変換することによりシグモイド関数の立ち上がり時間が、ベースバンド信号の周期と一致する。なお、4kHzの1周期は250×10−6[秒]である。また、(−6<x<6)の範囲の間隔は12である。
また、シグモイド関数のy軸の範囲は(0<y<1)のため、次に示す式3として、変換することで、変数であるzの範囲を(−1<z<1)とできる。
次に、第1実施形態で正弦波置換部102(図1)において、正弦波を用いた場合と、第3実施形態で推移箇所置換部112(図10)において、正弦波の代わりに標準型のシグモイド関数(標準シグモイド関数)を用いた場合と、の比較を示す。
図12は、正弦波(1203)と標準シグモイド関数(1213)との比較を示す図である。
図12において、横軸は、時間であり、縦軸は、1から−1の関数値を示す。なお、1から−1の関数値は、電圧のHighからLowに対応する。
図12に示すように、正弦波(1203)は、単一周波数であるのに対し、標準シグモイド関数(1213)は、複数(もしくは無数)の周波数を含んで、もしくは合成されて構成されている。
そのため、置換した関数のスペクトルが、正弦波(1203)に比べて広く分布するので、本来のベースバンド信号のスペクトルに与える影響が、より低減される。
また、本(第3)実施形態では、シグモイド関数の標準形(標準シグモイド関数)を用いたが、異なるaの値や他の関数(例えば累積分布関数)等でも同様の効果が得られる。
≪第4実施形態:その1≫
本発明の第4実施形態に係る無線機として、第1実施形態でFPGAの外部にあった搬送波生成部、及び乗算器をFPGA内部に実装し、部品点数を削減する例を示す。
図13は、本発明の第4実施形態に係る無線機として、送信機400の構成例を示すブロック図である。
図13において、ベースバンド信号生成部101、正弦波置換部102、搬送波変調部484、およびデルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部、ΔΣ変調回路)403が、すべてデジタル回路として、FPGA109Dに実装(搭載)されている。
すなわち、図1において、アナログ回路としてFPGA109の外部に備えられていた搬送波生成部108と乗算器104が、図13においては、削減されて、その代わりの機能を果たすものとして、搬送波変調部484がデジタル回路で設けられている。
搬送波変調部484は、デジタル回路として、FPGA109Dに実装されている。
このように、図13に示した本発明の第4実施形態に係る送信機400の特徴は、搬送波変調部484である。そのため、次に搬送波変調部484について詳しく説明する。
《搬送波変調部》
図14は、本発明の第4実施形態に係る搬送波変調部484の構成例を示すブロック図である。
図14において、搬送波変調部484は、4入力を切り替えるスイッチ(SW)491と、反転器492と、PLL493とを備えて構成されている。
正弦波置換部102(図13)から出力された信号1205は、二つの信号(1205A,1205B)に分けられる。片方の信号(1205A)は、スイッチ491の第1入力に直接、入力される。また、他方の信号(1205B)は、反転器492によって信号(電圧)を反転された後、スイッチ491の第3入力に入力される。
スイッチ491の第2入力と第4入力には、定数0(Low)の信号が入力される。
スイッチ491は、PLL493で生成されたクロック信号によって、第1入力から第4入力を順番に切り替えられて、信号1315を出力する。
すなわち、信号1205、0、信号1205の反転信号、0の各信号の電位(電圧)が順番に出力される。
なお、PLL493の周波数は、所望の搬送波周波数の4倍とする。この動作によってスイッチ491の出力(1315)は、4倍サンプリングされた搬送波に、正弦波置換されたベースバンド信号が乗算されたものと同等となる。
また、図1に示した第1実施形態における乗算器104を搬送波変調部(104)と表記した。そして、図14に示した第4実施形態における搬送波変調部484も「搬送波変調部」と表記しているが、構成や動作は異なっている。
≪第4実施形態:その2≫
図13に戻って、第4実施形態の送信機400の説明を続ける。
図13において、搬送波変調部484によって変調された搬送波は、デルタシグマ型変調部403に入力される。
図13のデルタシグマ型変調部403は、図1、図3で示したデルタシグマ型変調部103と、同一の構成である。
なお、デルタシグマ型変調部403の動作周波数は、搬送波周波数の4倍以上であることが望ましい。
デルタシグマ型変調部403で2値に変調された出力(1415)は、FPGA109Dからデジタル信号(1415)として出力される。
FPGA109Dの出力信号(1415)は、電力増幅器(PA)105、帯域制限フィルタ(BPF)106、アンテナ107を通り送信される。電力増幅器105以降の信号の流れと構成は、図1で示した第1実施形態と同様であるので重複する説明は省略する。
ただし、デルタシグマ型変調部403の出力は、フィルタ(帯域制限フィルタ106)を通すことで、正弦波へと戻るという重要な特性がある。
つまりデルタシグマ型変調部403から出力されたデジタル信号(1415)は、デジタルアナログ変換器等を用いることなく、既存のフィルタ(帯域制限フィルタ106)を通すだけで送信信号が生成できるということである。
以上の第4実施形態の構成例によって、より部品点数を削減した無線機、送信機400を提供できる。
≪第5実施形態≫
本発明の第5実施形態に係る無線機として、ベースバンド信号及び搬送波の周波数を固定することで、回路構成を簡潔にできる構成例を図15、図16を参照して示す。
図15は、本発明の第5実施形態に係る無線機として、送信機500の構成例を示すブロック図である。
図15において、デジタル回路としてFPGA109Eに実装(搭載)されるのは、ベースバンド信号生成部501と、送信データ生成部502である。
第5実施形態を示す図15を、第4実施形態を示す図13と比較すると、図13における正弦波置換部102、搬送波変調部484、デルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部)403の機能を、図15では、送信データ生成部502の一つに置き換えている。
図15において、ベースバンド信号生成部501からは、送信データが0または1の2値で出力される。
この送信データの信号1512は、送信データ生成部502に入力される。
送信データ生成部502では、事前に送信データテーブルを保持しており、この送信データテーブルに基づき、入力信号を送信データに変換して、この送信データが出力される(信号1525)。
なお、送信データ生成部502の具体的な回路構成については、次に説明する。
《送信データ生成部》
図16は、本発明の第5実施形態に係る送信データ生成部502の回路構成である。
図16において、送信データ生成部502は、二つの送信データテーブル521,522と、スイッチ(SW)523とを備えて構成される。
送信データテーブル521,522には、ベースバンド信号を送信データに変換する信号処理を事前に計算した送信データがテーブルとして保持されている。そして、スイッチ(SW)523に入力された2値の信号(1512)によって、切り替えられて、送信データテーブル521,522のどちらかの値が選択され、スイッチ523の出力信号(1525)となる。
第4実施形態の回路構成を示す図13において、ベースバンド信号及び搬送波の周波数が事前に決定されている場合には、正弦波置換部102、搬送波変調部484、デルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部)403の各回路の内部動作は、ベースバンド信号生成部101で生成されるベースバンド信号にのみ依存する。
BPSKの場合には、ベースバンド信号生成部101の出力は0か1のみである。そのため、FPGA109Dからの出力は事前に計算することができる。
以上の理由から、図16における送信データテーブル521には、ベースバンド信号が0の場合の出力を事前に計算できて、その計算結果をデータとして保持しておく。
また、送信データテーブル522には1の場合の出力を事前に計算できて、その計算結果をデータとして保持しておく。
そして、ベースバンド信号生成部501(図15)の出力(1512:図15、図16)によって、スイッチ523(図16)を切り替えることで、前記の第4実施形態の図13の出力信号1415と同等の出力信号(1525)を図15および図16の送信データ生成部502の出力(1525)で得ることができる。
≪第5実施形態:その2≫
図15の説明に戻る。
図15において、FPGA109Eから出力された信号(1525)は、電力増幅器(PA)105、帯域制限フィルタ(BPF)106、アンテナ(送信アンテナ)107を通って送信される。
電力増幅器(PA)105以降の信号の流れと構成は、図1で示した第1実施形態、および図13で示した第4実施形態と同様であるので重複する説明は省略する。
本(第5)実施形態により、ベースバンド信号及び搬送波の周波数が固定されている場合は、より簡潔な回路構成で第4実施形態と同等の効果を得ることが出きる。
また、ベースバンド信号の周波数のみが固定されている場合にも、第1実施形態の回路を同様に送信データ生成部502(図15、図16)に置き換えることで、回路構成を簡潔にすることができる。つまり小型化や低コスト化、あるいは信頼性の向上に効果がある。
≪その他の実施形態≫
以上、本発明は、前記した各実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々、変更可能である。
以下に、その他の実施形態や変形例について、さらに説明する。
《変調回路、搬送波変調回路》
第1〜第5実施形態では、無線機または送信機として、例えば図1において、乗算器104、搬送波生成部108、電力増幅器105、帯域制限フィルタ106、アンテナ107を構成要素として説明したが、ベースバンド信号生成部101、正弦波置換部102、デルタシグマ型変調部103を備えた変調回路(変調部)としても有用である。
また、ベースバンド信号生成部101、正弦波置換部102、デルタシグマ型変調部103、搬送波生成部108、乗算器104を備えた変調された搬送波を生成する搬送波変調回路(搬送波変調部)としても有用である。
例えば、用途によっては、電力増幅器105、帯域制限フィルタ106、アンテナ107を必要としない、あるいは他の構成で代替することも可能である。
《推移箇所置換部》
第2実施形態で示した図9、第4実施形態で示した図13において、正弦波置換部(102I,102Q,102)として、0から1、および1から0の変化点において、正弦波に置換するものとして説明したが、シグモイド関数(標準シグモイド関数を含む)や累積分布関数に置換してもよい。
《送信データ生成部》
第5実施形態で示した図15において、送信データ生成部502は、第4実施形態で示した図13における正弦波置換部102、搬送波変調部484、デルタシグマ型変調部(ΔΣ変調部)403の機能を置き換えたものと説明した。さらに、正弦波置換部102の代わりに第3実施形態で示した図10における推移箇所置換部112に置き換えてもよい。すなわち正弦波の代わりにシグモイド関数(標準シグモイド関数を含む)や累積分布関数に置換してもよい。
《FPGA》
第1〜第5実施形態において、FPGA(109,109B,109C,109D,109E)は、すべてデジタル回路で構成されると説明したが、このFPGAに相当する、あるいは代替する半導体素子は、必ずしもすべての回路がデジタル回路を構成するものに限定されない。
例えば、FPGAの一部に、AD変換器(Analog-to-digital converter)や発振回路等のアナログ回路、あるいはRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶回路が、併せて備えられている半導体素子であってもよい。この場合には、さらに様々な機能を併せ持つことが可能となる。
また、FPGAのフィールド・プログラミングの機能に拘らず、配線層の設計・変更によって、デジタル回路を構成するGA(Gate Array)でもよい。この場合には、大量生産をする際に大幅なコストダウンが可能となる。
《周波数》
第1実施形態においては、無線機が420MHz帯、ベースバンド信号の周波数が4KHz、デルタシグマ型変調部103の動作周波数10MHzの場合で説明したが、本発明の各実施形態は、前記の周波数には限定されない。他の周波数においても適用可能である。
100,200,300,400,500,900 送信機
101,201,501 ベースバンド信号生成部
102,102I,102Q 正弦波置換部
103,103I,103Q,403 デルタシグマ型変調部、ΔΣ変調部(ΔΣ変調回路)
104,104I,104Q 乗算器、搬送波変調部
105 電力増幅器、PA
106,801 帯域制限フィルタ、BPF
107 アンテナ(送信アンテナ)
108,108I,108Q 搬送波生成部
109,109B,109C,109D,109E FPGA
112 推移箇所置換部
113 第1正弦波置換部
121 遅延器
122 正弦波周波数決定部
123 第2正弦波置換部
125,491,523 スイッチ、SW
204,302 加算器
213 第1推移箇所置換部
222 置換周波数決定部
223 第2推移箇所置換部
301 減算器
303,304 フリップフロップ、FF
305 量子化器
484 搬送波変調部
492 反転器
493 PLL
502 送信データ生成部
521,522 送信データテーブル
800 受信機
802 低雑音増幅器、LNA
803 検波回路
804 乗算器
805 復調回路
806 データ取得部
807 アンテナ(受信アンテナ)

Claims (15)

  1. ベースバンド信号を生成するベースバンド信号生成部と、
    前記ベースバンド信号に対して0から1、または1から0へ信号が切り替わる過渡状態の部分を多値の信号の正弦波へと置換する正弦波置換部と、
    前記正弦波置換部で置換された多値の信号を2値の信号へと変調するデルタシグマ型変調部と、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  2. 請求項1において、
    さらに、
    搬送波を生成する搬送波生成部と、
    前記搬送波に前記デルタシグマ型変調部の出力信号を変調する搬送波変調部と、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  3. 請求項2において、
    さらに、
    前記搬送波変調部からの送信信号を増幅する電力増幅器と、
    増幅された前記送信信号の帯域制限をする帯域制限フィルタと、
    該帯域制限フィルタを通過した送信信号を電波として出力するアンテナと、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  4. 請求項2または請求項3において、
    前記搬送波変調部の変調がBPSK変調方式である
    ことを特徴とする無線機。
  5. 請求項2または請求項3において、
    前記正弦波置換部および前記デルタシグマ型変調部をそれぞれ二つ有し、前記搬送波変調部の変調がQPSK変調方式である
    ことを特徴とする無線機。
  6. 請求項1において、
    前記ベースバンド信号生成部、前記正弦波置換部、および前記デルタシグマ型変調部がデジタル回路で構成されている
    ことを特徴とする無線機。
  7. 請求項6において、
    前記ベースバンド信号生成部、前記正弦波置換部、および前記デルタシグマ型変調部がFPGAに実装されている
    ことを特徴とする無線機。
  8. ベースバンド信号を生成するベースバンド信号生成部と、
    ベースバンド信号に対して0から1、または1から0へ信号が切り替わる過渡状態の部分を多値の信号のシグモイド関数で置換する推移箇所置換部と、
    前記推移箇所置換部で置換された多値の信号を2値の信号へと変調するデルタシグマ型変調部と、
    搬送波を生成する搬送波生成部と、
    前記搬送波に前記デルタシグマ型変調部の出力信号を変調する搬送波変調部と、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  9. 請求項8において、
    さらに、
    前記搬送波変調部からの送信信号を増幅する電力増幅器と、
    増幅された前記送信信号の帯域制限をする帯域制限フィルタと、
    該帯域制限フィルタを通過した送信信号を電波として出力するアンテナと、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  10. ベースバンド信号を生成するベースバンド信号生成部と、
    前記ベースバンド信号に対して0から1、または1から0へ信号が切り替わる過渡状態の部分を多値の信号の正弦波へと置換する正弦波置換部と、
    搬送波の生成および搬送波に前記正弦波置換部から出力されるベースバンド信号を変調するデジタル回路で構成された搬送波変調部と、
    前記搬送波変調部の出力の多値の信号を2値の信号へと変調するデルタシグマ型変調部と、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  11. 請求項10において、
    前記ベースバンド信号生成部、前記正弦波置換部、前記搬送波変調部、および前記デルタシグマ型変調部がFPGAに実装されている
    ことを特徴とする無線機。
  12. 請求項10または請求項11において、
    さらに、
    前記デルタシグマ型変調部からの送信信号を増幅する電力増幅器と、
    増幅された前記送信信号の帯域制限をする帯域制限フィルタと、
    該帯域制限フィルタを通過した送信信号を電波として出力するアンテナと、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  13. ベースバンド信号を生成するベースバンド信号生成部と、
    ベースバンド信号を送信データに変換する信号処理を事前に計算して保持した送信データテーブルを有し、前記ベースバンド信号から前記送信データテーブルに基づき送信データを生成する送信データ生成部と、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
  14. 請求項13において、
    前記ベースバンド信号生成部と前記送信データ生成部とがFPGAに実装されている
    ことを特徴とする無線機。
  15. 請求項13または請求項14において、
    さらに、
    前記送信データ生成部からの送信信号を増幅する電力増幅器と、
    増幅された前記送信信号の帯域制限する帯域制限フィルタと、
    該帯域制限フィルタを通過した送信信号を電波として出力するアンテナと、
    を備える
    ことを特徴とする無線機。
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