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JP2018157452A - 通信装置、パルス幅変調回路、およびパルス幅変調方法 - Google Patents

通信装置、パルス幅変調回路、およびパルス幅変調方法 Download PDF

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JP2018157452A
JP2018157452A JP2017054006A JP2017054006A JP2018157452A JP 2018157452 A JP2018157452 A JP 2018157452A JP 2017054006 A JP2017054006 A JP 2017054006A JP 2017054006 A JP2017054006 A JP 2017054006A JP 2018157452 A JP2018157452 A JP 2018157452A
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Alexander Nikolaevich Lozhkin
アレクサンダー ニコラビッチ ロズキン
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Abstract

【課題】パルス幅変調を利用して生成されるRF帯の変調信号の品質を改善する。【解決手段】通信装置は、入力信号の振幅が所定の範囲内に制限されるように入力信号を補正する制限部31と、制限部31により補正された入力信号を増幅する第1の増幅部32と、入力信号および制限部31により補正された入力信号に基づいて生成される誤差信号を増幅する第2の増幅部36と、第1の増幅部32の出力信号と第2の増幅部36の出力信号とを合成して合成信号を生成する合成部37と、合成部37により生成される合成信号を出力する出力部50を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、パルス幅変調信号を生成する回路および方法、並びにパルス幅変調回路を備える通信装置に係わる。
送信データから変調信号を生成し、無線アンテナを介してその変調信号を出力する通信装置が広く実用化されている。そして、この通信装置が備える増幅器の効率を高くするために、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)を利用して変調信号を生成する構成が提案されている。
通信装置は、たとえば、図1に示すように、矩形波変調器1、増幅器2、帯域通過フィルタ(BPF)3を備える。矩形波変調器1は、入力変調信号の振幅および位相に対応するPWM信号を生成する。パルスの幅は、入力変調信号の振幅Ainに対応する。パルスのタイミング(時間領域におけるパルスの位置)は、入力変調信号の位相φinに対応する。パルス列の繰返し周波数は、通信装置の出力信号のキャリア周波数に相当する。増幅器2は、PWM信号を増幅する。ここで、PWM信号は2値信号なので、増幅器2は、スイッチング動作によりPWM信号を増幅することできる。したがって、増幅器2は、例えば、効率のよいD級大電力増幅器により実現され得る。BPF3は、キャリア周波数成分を抽出する。この構成により、通信装置は、入力変調信号を増幅して送信することができる。このとき、出力信号の位相φoutは、入力変調信号の位相φinと同じであることが好ましい。
このように、増幅器の入力側でデータ信号をPWM信号に変換し、増幅器の出力側に帯域通過フィルタを設ける構成においては、増幅器の効率が改善する。なお、PWMを利用して信号を処理する技術は、例えば、特許文献1および非特許文献1〜2に記載されている。
特開2007−215158号公報
F. H. Raab, Radio Frequency Pulsewidth Modulation, IEEE Trans on Communications, vol.21, No.8, pp.958-966, August 1973 Michael Nielsen et al., An RF Pulse Width Modulator for Switch-Mode Power Amplification of Varying Envelope Signals, Topical Meeting on Silicon Monolithic Integrated Circuit in RF Systems, pp.277-280, 2007 IEEE
PWM信号を生成する矩形波変調器1は、送信シンボルの振幅を表す振幅情報信号とキャリア周波数のサイン波信号とを比較するコンパレータを備える。振幅情報信号は、入力変調信号の振幅Ainに基づいて生成される。また、サイン波信号の位相は、入力変調信号の位相φinに基づいて制御される。そして、サイン波信号が振幅情報信号よりも高いときに、コンパレータからパルスが出力される。
ところが、通信装置がRF(Radio Frequency)信号を送信する場合、既存のコンパレータの動作速度は十分ではない。すなわち、既存のコンパレータは、RF信号に対して十分なスルーレートを提供できず、パルス幅を十分に小さくすることは困難である。具体的には、入力変調信号の振幅Ainが小さいときは、コンパレータから出力されるパルスの波形は矩形ではなく三角になり、PWM信号の振幅が小さくなる。そして、入力変調信号の振幅Ainが非常に小さいときには、パルスが生成されないことがある。この場合、生成されるPWM信号のD/U比(Desired/Undesired signal ratio)または信号対雑音比(SNR:Signal-to-Noise Ratio)が劣化し、通信装置から出力される変調信号が歪むことになる。
この問題は、例えば、コンパレータの入力信号のダイナミックレンジを制限することで解決され得る。ダイナミックレンジは、例えば、入力信号をクリッピングすることにより制限される。この場合、クリッピング処理は、入力信号の振幅が所定の下限閾値よりも小さいときに、その入力信号の振幅値を下限閾値に補正する。また、クリッピング処理は、入力信号の振幅が所定の上限閾値よりも大きいときに、その入力信号の振幅値を上限閾値に補正してもよい。しかし、クリッピングによりコンパレータの入力信号のダイナミックレンジが制限されると、エラーベクトル振幅(EVM:error vector magnitude)が大きくなってしまう。
本発明の1つの側面に係わる目的は、パルス幅変調を利用して生成されるRF帯の変調信号の品質を改善することである。
本発明の1つの態様の通信装置は、入力信号の振幅が所定の範囲内に制限されるように前記入力信号を補正する制限部と、前記制限部により補正された入力信号を増幅する第1の増幅部と、前記入力信号および前記制限部により補正された入力信号に基づいて生成される誤差信号を増幅する第2の増幅部と、前記第1の増幅部の出力信号と前記第2の増幅部の出力信号とを合成して合成信号を生成する合成部と、前記合成部により生成される合成信号を出力する出力部と、を備える。
上述の態様によれば、パルス幅変調を利用して生成されるRF帯の変調信号の品質が改善する。
パルス幅変調を利用して変調信号を生成する通信装置の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係わる通信装置の一例を示す図である。 パルス幅変調器の一例を示す図である。 PWM信号のスペクトラムの一例を示す図である。 コンパレータから出力されるPWM信号の波形の一例を示す図である。 入力信号の振幅とPWM信号の振幅との関係を説明する図である。 本発明の実施形態に係わるパルス幅変調回路の一例を示す図である。 ダイナミックレンジ制限部の動作の一例を示す図である。 本発明の実施形態による効果の一例を示す図である。 本発明の実施形態の変形例を示す図である。 図10に示すLPFの特性の一例を示す図である。
図2は、本発明の実施形態に係わる通信装置の一例を示す。実施形態に係わる通信装置10は、この実施例では、図2に示すように、I/Qマッパ11、パルス幅変調器12、増幅器14、帯域通過フィルタ(BPF:band pass filter)15、アンテナ16を備える。なお、通信装置10は、図2に示していない他の回路要素を備えていてもよい。
通信装置10には、デジタルデータが入力される。このデジタルデータは、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)により生成される。
I/Qマッパ11は、指定された変調方式(QPSK、16QAM、64QAM、256QAMなど)に応じて、入力データからシンボル列を生成する。各シンボルは、電界情報(すなわち、I成分およびQ成分)で表される。
パルス幅変調器12は、I/Qマッパ11から出力されるI成分信号およびQ成分信号に基づいて、パルス幅変調信号(以下、PWM信号)を生成する。PWM信号のパルス幅は、I成分信号およびQ成分信号により表される信号振幅に依存する。また、時間領域におけるPWM信号のパルスの位置(即ち、タイミング)は、I成分信号およびQ成分信号により表される信号位相に依存する。ここで、パルス幅変調器12は、チャネル指示に応じてPWM信号を生成してもよい。チャネル指示は、キャリア周波数の異なる複数の周波数チャネルが多重化される通信システムにおいて通信装置10が使用する周波数チャネルを指示する。すなわち、チャネル指示は、通信装置10により送信されるRF変調信号のキャリア周波数を指定する。なお、チャネル指示は、たとえば、ユーザまたはネットワーク管理システムにより生成される。そして、チャネル指示は、通信装置10が備える不図示のコントローラからパルス幅変調器12およびBPF15に与えられる。
増幅器14は、パルス幅変調器12により生成されるPWM信号を増幅する。ここで、PWM信号は2値信号なので、増幅器14は、スイッチング動作によりPWM信号を増幅することができる。よって、増幅器2は、例えば、効率のよいD級大電力増幅器により実現され得る。BPF15は、チャネル指示に応じて、通信装置10の出力信号(即ち、通信装置10から出力されるRF変調信号)のキャリア周波数を通過させる。BPF15の通過帯の幅は、データ信号のビットレートおよび変調方式などに基づいて決められるようにしてもよい。また、BPF15は、例えば、周波数可変帯域通過フィルタにより実現される。
BPF15の出力信号は、アンテナ16を介して他の通信装置へ送信される。なお、BPF15の出力信号は、必要に応じて所望の周波数帯にアップコンバートされるようにしてもよい。
上記構成の通信装置10において、パルス幅変調器12の入力信号S(t)は、(1)式で表される。
Figure 2018157452
Ainは、入力信号の振幅を表す。φinは、入力信号の位相を表す。
パルス幅変調器12から出力されるPWM信号は、増幅器14により利得Gで増幅される。そして、BPF15は、増幅されたPWM信号からチャネル指示により指定される周波数成分fcを抽出する。BPF15は、上述したように、所定の帯域幅の通過帯を有する。なお、以下の記載では、周波数fcは、パルス幅変調器12においてPWM信号を生成するために使用される発振信号の周波数であるものとする。この場合、BPF15の出力信号Sout(t)は、(2)式で表される。
Figure 2018157452
BPF15は、パルス幅変調器12および増幅器14において発生する高次周波数成分を除去する。ここで、説明を簡単にするために、増幅器14の利得Gは「1」であるものとする。そうすると、以下の記載では、増幅器14がないものとして通信装置10の動作を説明することができる。
図3は、パルス幅変調器12の一例を示す。パルス幅変調器12は、この実施例では、図3に示すように、振幅/位相計算機20、振幅補正部21、D/A変換器(DAC)22、発振信号生成回路23、コンパレータ24を備える。
振幅/位相計算機20は、入力データに基づいて、送信シンボルの振幅および位相を表す振幅成分信号Aおよび位相成分信号φを生成する。この実施例では、振幅/位相計算機20は、I/Qマッパ11から出力されるI成分信号およびQ成分信号に基づいて、各シンボルの振幅および位相を表す振幅成分信号Ainおよび位相成分信号φinを生成する。
振幅補正部21は、振幅成分信号Ainを補正して振幅成分信号Amapを生成する。具体的には、振幅補正部21は、図2に示すBPF15の出力信号の振幅Aoutが振幅成分信号Ainに対して線形になるように、振幅成分信号Ainから振幅成分信号Amapを生成する。一例としては、振幅補正部21は、(3)式でAinからAmapを生成してもよい。
Figure 2018157452
D/A変換器22は、振幅成分信号Amapをアナログ信号に変換する。発振信号生成回路23は、位相成分信号φinにより表される位相を有する発振信号を生成する。発振信号生成回路23から出力される発振信号の波形は、例えば、サイン波である。
発振信号生成回路23は、発振器23a、乗算器23b、D/A変換器(DAC)23cを備える。発振器23aは、所望の周波数の発振信号を生成できる。ここで、発振器23aは、チャネル指示に従って発振信号を生成してもよい。この場合、発振器23aから出力される発振信号の周波数fcは、通信装置10から送信される変調信号のキャリア周波数に相当する。発振信号の波形は、例えば、サイン波である。また、発振器23aは、例えば、数値制御発振器(NCO:Numerically Controlled Oscillator)により実現される。なお、発振器23aは、サイン波を表すデジタル信号を生成する。
乗算器23bは、デジタル演算により、発振器23aから出力される発振信号に位相成分信号φinを乗算する。この結果、位相成分信号φinにより表される位相を有する発振信号が生成される。そして、D/A変換器23cは、乗算器23bから出力される発振信号をアナログ信号に変換する。
コンパレータ24は、振幅成分信号Amapと発振信号生成回路23から出力される発振信号との比較に基づいてPWM信号を生成する。この実施例では、振幅成分信号Amapよりも発振信号の方が高いときにパルスが生成される。
図3に示すパルス幅変調器12により生成されるPWM信号のスペクトラムは、(4)式に示すフーリエ級数で表される。
Figure 2018157452
yは、パルス幅を表す。また、ωcは、発振信号生成回路23により生成される発振信号の角周波数を表す。
パルス幅変調器12により生成されるPWM信号は、BPF15によりフィルタリングされる。ここで、BPF15の通過帯の中心周波数は、fc(ωc=2πfc)である。そうすると、BPF15の出力信号Soutは、(5)式で表される。
Figure 2018157452
ここで、振幅補正部21によりAinがAmapに変換される場合、パルス幅yは(6)式で表される。kは、比例係数を表す。
Figure 2018157452
したがって、(7)式で表されるように、BPF15の出力信号の振幅Aoutは、振幅成分信号Ainに対して線形になる。
Figure 2018157452
このように、振幅補正部21は、逆サイン関数を用いて振幅成分信号Ainに対して予歪処理を行う。この結果、BPF15の出力信号の振幅Aoutは、振幅成分信号Ainに対して線形である。また、パルス幅変調器12において位相φは変化しないので、BPF15の出力信号の位相φoutは、位相成分信号φinと同じである。すなわち、(8)式が満たされる。したがって、通信装置10は、歪みのない信号を送信することができる。
Figure 2018157452
図4は、PWM信号のスペクトラムの一例を示す。なお、キャリア周波数(図3では、発振器23aの周波数)は、200MHzである。入力データ信号は、LTE信号であり、その帯域幅は20MHzである。この場合、BPF15の透過帯の中心周波数は、200MHzに設定される。
上述のように、パルス幅変調器12は、振幅成分信号および位相成分信号に基づいてPWM信号を生成する。しかしながら、通信装置10がRF信号を送信する場合、既存のコンパレータの動作速度は十分ではない。
図5は、コンパレータから出力されるPWM信号の波形の一例を示す。なお、図5に示す破線は、入力信号の振幅(ここでは、振幅成分信号Ain)を表す。ただし、縦軸は、入力振幅の最大値で正規化された入力振幅を表している。
コンパレータ24の動作速度(ここでは、スルーレート)が十分に高速であると仮定すると、図5(a)に示すように、PWM信号のパルスの波形は矩形である。ただし、PWM信号のパルス幅は、入力振幅Ainに依存する。すなわち、入力振幅Ainが大きいときのパルス幅は広く、入力振幅Ainが小さいときのパルス幅は狭い。
ところが、コンパレータ24のスルーレートは有限である。このため、発振信号生成回路23により生成される発振信号の周波数が高く、且つ、パルス幅が広くないときには、図5(b)に示すように、コンパレータ24から出力されるPWM信号のパルスの波形は三角形である。そして、入力振幅Ainが小さくなると、PWM信号の振幅が小さくなってしまう。この場合、生成されるPWM信号のD/U比またはSNRが劣化し、通信装置10から出力される変調信号が歪むことになる。
図6は、入力信号の振幅とPWM信号の振幅との関係を説明する図である。ここでは、コンパレータ24のスルーレートは有限である。即ち、PWM信号の振幅は、図5(b)に示すように、入力信号の振幅に応じて変化する。なお、入力信号の振幅は、振幅成分信号Ainにより表される。
入力振幅が大きいときは、PWM信号の振幅も十分に大きく、ほぼ一定である。この場合、入力信号の振幅が精度よくパルス幅に変換されるので、通信装置10から出力される変調信号の品質は良好である。
ところが、入力振幅が小さくなると、コンパレータ24の速度限界に起因して、PWM信号の振幅は急激に小さくなる。図6に示す例では、入力振幅がα1よりも小さい領域では、PWM信号の振幅が急激に小さくなっている。この場合、入力信号の振幅が正しくパルス幅に変換されないので、通信装置10から出力される変調信号は歪んでしまう。
また、入力信号のダイナミックレンジが広い場合、コンパレータ24の速度限界の問題に加えて、各回路部品に対する要求が高くなる。例えば、入力信号のダイナミックレンジが広いときは、D/A変換器23のビット数を大きくすることが要求されるので、消費電力が大きくなる。ただし、図6において確率密度関数(PDF:probability density function)で表されるように、入力振幅が最大値Amaxに近い値となる確率は低い。
本発明の実施形態に係わるパルス幅変調回路は、上述の問題を解決するための機能を備える。すなわち、上述の問題は、入力信号の振幅が小さいときに発生する。また、入力信号の振幅が大きいときは、各回路部品に対する要求が高くなる。したがって、実施形態に係わるパルス幅変調回路は、入力信号のダイナミックレンジを削減する機能を備える。図6に示す例では、閾値α1より小さい振幅を有する信号成分および閾値α2より大きい振幅を表す信号成分が除去または削減される。
図7は、本発明の実施形態に係わるパルス幅変調回路の一例を示す。実施形態に係わるパルス幅変調回路30は、この実施例では、図7に示すように、ダイナミックレンジ制限部31、パルス幅変調器12、スイッチングアンプ32、帯域通過フィルタ(BPF)33、誤差信号生成器34、I/Q変調器35、線形増幅器36、合成器37を備える。なお、パルス幅変調回路30は、図7に示していない他の機能を備えていてもよい。
パルス幅変調回路30には、信号S1が入力される。入力信号S1は、送信シンボル列を表す。各シンボルの電界情報(I1、Q1)は、図2に示すI/Qマッパ11により生成される。
ダイナミックレンジ制限部31は、入力信号S1のダイナミックレンジを制限することにより信号S2を生成する。このとき、ダイナミックレンジ制限部31は、必要に応じて送信シンボルの電界情報を補正する。具体的には、ダイナミックレンジ制限部31は、所定の下限閾値および上限閾値を用いて入力信号S1をクリップすることによりダイナミックレンジを制限する。なお、I2、Q2は、信号S2の電界情報を表す。
図8は、ダイナミックレンジ制限部31の動作の一例を示す。横軸は、時間を表す。縦軸は、入力信号S1の振幅を表す。Aaveは、入力信号S1の振幅の平均を表す。α1およびα2は、それぞれ、クリッピングのための下限閾値および上限閾値を表す。
入力信号S1の振幅は、時間に対して変動する。この実施例では、図8(a)に示すように、時刻T1〜T2において、入力信号S1の振幅は閾値α1より小さくなっている。また、時刻T3〜T4において、入力信号S1の振幅は閾値α2より大きくなっている。時刻T1以前、時刻T2〜T3、および時刻T4以降は、入力信号の振幅は、閾値α1以上かつ閾値α2以下である。なお、閾値α1は平均振幅Aaveよりも小さく、閾値α2は平均振幅Aaveよりも大きい。
この場合、ダイナミックレンジ制限部31は、時刻T1〜T2および時刻T3〜T4において入力信号S1の振幅値を補正することにより信号S2を生成する。具体的には、ダイナミックレンジ制限部31は、図8(b)に示すように、時刻T1〜T2において、入力信号S1の振幅値を閾値α1に補正する。また、ダイナミックレンジ制限部31は、時刻T3〜T4において、入力信号S1の振幅値を閾値α2に補正する。ただし、時刻T1以前、時刻T2〜T3、および時刻T4以降は、ダイナミックレンジ制限部31は、入力信号S1の振幅値を変化させない。このように、ダイナミックレンジ制限部31は、下限閾値α1および上限閾値α2を用いて入力信号S1に対してクリッピングを実行して信号S2を生成する。
ダイナミックレンジ制限部31は、例えば、所定のサンプリング周期で入力信号S1を表す電界情報I1、Q1を取得し、(9)式を用いて入力信号S1の振幅Aを計算する。
Figure 2018157452
ダイナミックレンジ制限部31は、入力信号S1を表す電界情報に対して(10)式のクリッピング演算を実行する。なお、I2、Q2は、信号S2(即ち、ダイナミックレンジ制限部31によりダイナミックレンジが制限された入力信号S1)の電界情報を表す。
Figure 2018157452
なお、ダイナミックレンジ制限部31による信号処理では、(10)式で表されるように、入力信号S1のI成分およびQ成分に対して同じ実数が乗算される。ここで、信号の位相は、I成分とQ成分との比で表される。したがって、信号S2の位相は、入力信号S1の位相と同じである。すなわち、ダイナミックレンジ制限部31による信号処理において位相は変化しない。
パルス幅変調器12は、ダイナミックレンジ制限部31から出力される信号S2に基づいてパルス幅変調信号を生成する。パルス幅変調器12は、この例では、図3に示す構成により実現される。即ち、振幅/位相計算機20は、信号S2の電界情報(I2、Q2)から振幅成分信号Ainおよび位相成分信号φinを生成する。振幅補正部21は、振幅成分信号Ainを補正して振幅成分信号Amapを生成する。一例としては、振幅補正部21は、上述の(3)式でAinからAmapを生成してもよい。
D/A変換器22は、振幅成分信号Amapをアナログ信号に変換する。発振信号生成回路23は、位相成分信号φinにより表される位相を有する発振信号を生成する。発振信号生成回路23から出力される発振信号の波形は、例えば、サイン波である。コンパレータ24は、振幅成分信号Amapと発振信号生成回路23から出力される発振信号との比較に基づいてPWM信号を生成する。
スイッチングアンプ32は、パルス幅変調器12により生成されるPWM信号を増幅する。スイッチングアンプ32は、例えば、2値信号を効率よく増幅することができるD級大電力増幅器により実現される。したがって、スイッチングアンプ32は、パルス幅変調器12により生成されるPWM信号を効率よく増幅できる。なお、スイッチングアンプ32は、図2に示す増幅器14に相当する。
BPF33は、スイッチングアンプ32により増幅されたPWM信号をフィルタリングする。BPF33は、図2に示すBPF15に相当する。すなわち、BPF33は、通信装置10の出力信号(すなわち、通信装置10から出力されるRF変調信号)のキャリア周波数を通過させる。したがって、パルス幅変調器12、スイッチングアンプ32、およびBPF33により、RF変調信号が生成される。ただし、BPF33から出力されるRF変調信号は、ダイナミックレンジ制限部31によりクリッピングの影響を含んでいる。すなわち、BPF33から出力されるRF変調信号は、クリッピング雑音を含んでいる。なお、BPF33の通過帯の幅は、データ信号のビットレートおよび変調方式などに基づいて決められるようにしてもよい。また、BPF33は、例えば、周波数可変帯域通過フィルタにより実現される。
誤差信号生成器34は、入力信号S1およびダイナミックレンジ制限部31から出力される信号S2(即ち、ダイナミックレンジ制限部31により補正された入力信号S1)に基づいて誤差信号Eを生成する。この実施例では、誤差信号生成器34は、入力信号S1とダイナミックレンジ制限部31から出力される信号S2との間の誤差を表す誤差信号Eを生成する。この場合、誤差信号Eは、クリッピング雑音に相当する。また、誤差信号Eの電界情報(I3、Q3)は、下式で計算される。
(I3、Q3)=(I1、Q1)−(I2、Q2
たとえば、パルス幅変調回路30に図8(a)に示す信号S1が入力されるときは、図8(b)に示す誤差信号Eが生成される。誤差信号Eは、ダイナミックレンジ制限部31において入力信号S1の電界情報が変化しないときは、ゼロである。すなわち、時刻T1以前、時刻T2〜T3、および時刻T4以降は、誤差信号Eはゼロである。時刻T1〜T2においては、入力信号S1の振幅は閾値α1より小さい。よって、この期間は、誤差信号Eは正の信号成分を有する。また、時刻T3〜T4においては、入力信号S1の振幅は閾値α2より大きい。よって、この期間は、誤差信号Eは負の信号成分を有する。
I/Q変調器35は、誤差信号Eに基づいて変調信号を生成する。すなわち、I/Q変調器35は、ベースバンド領域において、誤差信号Eにより表される振幅および位相を有する変調信号Eを生成する。なお、誤差信号EがI成分およびQ成分を表すデジタル信号であるときは、I/Q変調器35は、誤差信号Eをアナログ信号に変換するD/A変換器を備える。この場合、I/Q変調器35は、アナログ信号に変換された誤差信号Eにより駆動される。
線形増幅器36は、I/Q変調器35により生成される変調信号Eを増幅する。線形増幅器36の線形増幅領域は、I/Q変調器35により生成される変調信号Eの振幅の変動幅よりも広いものとする。この場合、線形増幅器36の出力信号の振幅は、I/Q変調器35により生成される変調信号Eの振幅に比例する。
合成器37は、BPF33の出力信号(すなわち、クリッピング雑音を含むRF変調信号)と線形増幅器36により増幅された変調信号Eとを合成する。この結果、クリッピング雑音が除去または抑制されたRF変調信号が生成される。合成器37は、例えば、加算回路により実現される。
出力回路50は、パルス幅変調回路30により生成されるRF変調信号を出力する。通信装置10が無線信号を出力する場合、出力回路50は、RF変調信号を送信するアンテナを含む。この場合、出力回路50は、パルス幅変調回路30により生成されるRF変調信号を指定された周波数帯にアップコンバートするミキサを備えていてもよい。
このように、本発明の実施形態によれば、パルス幅変調回路30は、ダイナミックレンジが制限された入力信号に基づいてPWM信号を生成する。したがって、図3に示すコンパレータ24の速度限界に起因してPWM信号の振幅が小さくなる問題が緩和される。
図9は、本発明の実施形態による効果の一例を示す。この例では、OFDMにより生成されるデータ信号が通信装置10に入力されるものとする。データ信号を伝送するキャリアの周波数は100MHzである。グラフの横軸は、データ信号の帯域幅を表す。縦軸は、パルス幅変調器12から出力されるPWM信号のD/U比を表す。10dB、5dB、2dBは、図8(a)に示す平均振幅Aaveと閾値α1との差分に相当する。すなわち、異なる閾値α1に対してD/U比が比較されている。
図9に示すグラフから明らかなように、クリッピングを行うことによりPWM信号のD/U比(又は、SNR)が改善する。特に、閾値α1を大きくすれば(即ち、閾値α1を平均振幅Aaveに近づければ)、D/U比が大きく改善する。換言すれば、所望のD/U比が得られるように、閾値α1を決定してもよい。また、閾値α2は、例えば、図6に示す確率密度関数に基づいて決定してもよい。この場合、確率密度関数が十分に小さい領域で振幅がクリップされるように閾値α2が決定される。
ただし、閾値α1および閾値α2を用いるクリッピングは、送信シンボルの電界情報を補正する処理に相当する。このため、ダイナミックレンジを削減するためのクリッピングを行うと、パルス幅変調器12から出力されるPWM信号が歪んでしまい、エラーベクトル振幅(EVM:error vector magnitude)が劣化する。このとき、クリッピングが強いほど、エラーベクトル振幅が大きくなる。一例として、図9に示すシミュレーションにおいて、平均振幅Aaveと上限閾値α2との差分が7dBであるものとする。この場合、平均振幅Aaveと下限閾値α1との差分が10dB、5dB、2dBのとき、エラーベクトル振幅は、それぞれ、4パーセント、14パーセント、31パーセントである。
パルス幅変調回路30は、この問題を緩和する機能を備える。すなわち、エラーベクトル振幅の劣化は、ダイナミックレンジ制限部31において入力信号S1を補正することに起因する。そこで、パルス幅変調回路30は、入力信号S1とダイナミックレンジ制限部31から出力される信号S2との誤差を表す誤差信号Eを生成し、BPF33から出力されるRF変調信号を誤差信号Eに基づいて補償する。この補償処理は、PWM信号またはRF変調信号からクリッピング雑音を除去する処理に相当する。
ここで、誤差信号を用いてクリッピング雑音を除去する処理について説明する。以下の記載では、S1は、パルス幅変調回路30の入力信号を表す。また、S2は、ダイナミックレンジ制限部31の出力信号を表す。S1およびS2は、いずれも時間に関数である。さらに、スイッチングアンプ32の利得および線形増幅器36の利得は、互いに同じであるものとする。Gは、スイッチングアンプ32および線形増幅器36の利得を表す。
この場合、目標とする出力信号は、S1×Gである。しかし、パルス幅変調回路30においては、ダイナミックレンジ制限部31により入力信号S1が補正され、パルス幅変調器12は信号S2(t)に対応するPWM信号を生成する。よって、BPF33の出力信号は、S1×Gではなく、S2×Gである。すなわち、BPF33の出力信号は、クリッピング雑音を含んでいる。そこで、パルス幅変調回路30は、クリッピング雑音による歪みを補償するために、誤差信号Eを生成する。誤差信号Eは、クリッピング雑音に相当し、下式で表される。
E=S1−S2
さらに、この誤差信号Eから生成される変調信号Eは、線形増幅器36により増幅される。そして、合成器37は、BPF33の出力信号に増幅された変調信号Eを加算する。したがって、合成器37から出力される信号RFは、(11)式で表される。
Figure 2018157452
このように、合成器37から出力される信号RFは、目標とする出力信号と一致する。したがって、本発明の実施形態によれば、パルス幅変調器12が備えるコンパレータ24の速度限界の問題が緩和され、且つ、クリッピング雑音に起因する信号の歪み(エラーベクトル振幅の劣化)が抑制される。
なお、図7に示すパルス幅変調回路30において、ダイナミックレンジ制限部31、パルス幅変調器12の一部(図3に示す振幅/位相計算機20、振幅補正部21など)、および誤差信号生成器34は、例えば、プロセッサエレメントおよびメモリを含むプロセッサシステムで実現される。或いは、ダイナミックレンジ制限部31、パルス幅変調器12の一部、および誤差信号生成器34は、デジタル信号処理回路で実現してもよい。
また、図7に示す実施例では、BPF33は、スイッチングアンプ32と合成器37との間に実装されているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。たとえば、BPF33の代わりに、合成器37の出力側にBPF33aを実装してもよい。
さらに、図7〜図8に示す実施例では、下限閾値α1および上限閾値α2の双方を利用してクリッピングが行われるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。即ち、下限閾値α1または上限閾値α2の一方のみを利用してクリッピングを行ってもよい。例えば、下限閾値α1のみを利用してクリッピングを行う場合であっても、PWM信号の振幅が小さくなることに起因する問題が緩和される。
図10は、本発明の実施形態の変形例を示す。図10に示すパルス幅変調回路30は、図7に示す構成に加えて、低域通過フィルタ(LPF)41およびI/Q復調器42を備える。LPF41は、パルス幅変調器12から出力されるPWM信号をフィルタリングする。或いは、LPF41は、スイッチングアンプ32により増幅されたPWM信号をフィルタリングしてもよい。LPF41のカットオフ周波数は、図11に示すように、ベースバンド信号を通過させると共に、キャリア周波数およびその高調波成分を除去するように決定される。キャリア周波数は、図3に示す発振信号生成回路23から出力されるサイン波信号の周波数に相当する。
I/Q復調器42は、LPF41の出力信号を復調して信号S3を生成する。ここで、信号S3は、LPF41の出力信号のI成分およびQ成分を表す。そして、誤差信号生成器34は、入力信号S1とI/Q復調器42から出力される信号S3との間の誤差を表す誤差信号Eを生成する。
この構成においては、LPF41によりキャリア周波数およびその高調波成分が除去される。よって、誤差信号生成器34、I/Q変調器35、線形増幅器36は、ベースバンド信号を処理する。
10 通信装置
11 I/Qマッパ
12 パルス幅変調器
14 増幅器
15 帯域通過フィルタ(BPF)
20 振幅/位相計算機
21 振幅補正部
22 D/A変換器(DAC)
23 発振信号生成回路
24 コンパレータ
30 パルス幅変調回路
31 ダイナミックレンジ制限部
32 スイッチングアンプ
33 帯域通過フィルタ(BPF)
34 誤差信号生成器
35 I/Q変調器
36 線形増幅器
37 合成器
41 低域通過フィルタ(LPF)
42 I/Q復調器
50 出力回路

Claims (11)

  1. 入力信号の振幅が所定の範囲内に制限されるように前記入力信号を補正する制限部と、
    前記制限部により補正された入力信号を増幅する第1の増幅部と、
    前記入力信号および前記制限部により補正された入力信号に基づいて生成される誤差信号を増幅する第2の増幅部と、
    前記第1の増幅部の出力信号と前記第2の増幅部の出力信号とを合成して合成信号を生成する合成部と、
    前記合成部により生成される合成信号を出力する出力部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記第1の増幅部は、
    前記制限部により補正された入力信号に基づいてパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調器と、
    前記パルス幅変調信号を増幅するスイッチングアンプと、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2の増幅部は、
    前記誤差信号に基づいて変調信号を生成する変調器と、
    前記変調信号を増幅する線形増幅器と、を備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 入力信号の振幅が所定の範囲内に制限されるように前記入力信号を補正する制限部と、
    前記制限部により補正された入力信号に基づいてパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調器と、
    前記パルス幅変調信号を増幅する第1の増幅器と、
    前記第1の増幅器により増幅されたパルス幅変調信号をフィルタリングする帯域通過フィルタと、
    前記入力信号および前記制限部により補正された入力信号に基づいて誤差信号を生成する誤差信号生成器と、
    前記誤差信号に基づいて変調信号を生成する変調器と、
    前記変調信号を増幅する第2の増幅器と、
    前記帯域通過フィルタの出力信号と前記第2の増幅器により増幅された変調信号とを合成する合成器と、
    を備えるパルス幅変調回路。
  5. 前記第1の増幅器は、スイッチングアンプであり、
    前記第2の増幅器は、線形増幅器である
    ことを特徴とする請求項4に記載のパルス幅変調回路。
  6. 前記第1の増幅器の利得および前記第2の増幅器の利得は、互いに実質的に同じである
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のパルス幅変調回路。
  7. 前記誤差信号生成器は、前記入力信号と前記制限部により補正された入力信号との間の誤差を計算することにより前記誤差信号を生成する。
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載のパルス幅変調回路。
  8. 前記パルス幅変調器から出力されるパルス幅変調信号または前記第1の増幅器により増幅されたパルス幅変調信号をフィルタリングする低域通過フィルタと、
    前記低域通過フィルタの出力信号を復調する復調器と、をさらに備え、
    前記誤差信号生成器は、前記入力信号と前記復調器の出力信号との間の誤差を計算することにより前記誤差信号を生成する
    ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載のパルス幅変調回路。
  9. 前記制限部は、前記入力信号の振幅が所定の下限閾値よりも小さいときに、その入力信号の振幅を前記下限閾値にクリップする
    ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1つに記載のパルス幅変調回路。
  10. 前記制限部は、前記入力信号の振幅が所定の上限閾値よりも大きいときに、その入力信号の振幅を前記上限閾値にクリップする
    ことを特徴とする請求項9に記載のパルス幅変調回路。
  11. 入力信号の振幅が所定の範囲内に制限されるように前記入力信号を補正し、
    補正された入力信号に基づいてパルス幅変調信号を生成し、
    第1の増幅器を用いて前記パルス幅変調信号を増幅し、
    帯域通過フィルタを用いて前記第1の増幅器により増幅されたパルス幅変調信号をフィルタリングし、
    前記入力信号および補正された入力信号に基づいて誤差信号を生成し、
    前記誤差信号に基づいて変調信号を生成し、
    第2の増幅器を用いて前記変調信号を増幅し、
    前記帯域通過フィルタの出力信号と前記第2の増幅器により増幅された変調信号とを合成する
    ことを特徴とするパルス幅変調方法。
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