JP6453429B1 - 印刷機能付きカッティング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加工材に対して表面への印刷と所定形状の切断を高い精度で行うことができ、また見映えにも優れる印刷機能付きカッティング装置を提案する。
【解決手段】本発明の印刷機能付きカッティング装置1は、加工材Wを載置する載置手段12と、加工材Wの表面に印刷を行うプリンターヘッド70と、加工材Wを切断する切断刃21を保持するとともに加工材Wの裏面から切断刃21を侵入させつつ移動させて加工材Wを切断するカッティングヘッド20と、加工材Wの表面側に設けられ、切断刃21に対応する逃げ部41aを有するとともに、カッティングヘッド20の移動に合わせて移動する刃受ヘッド40と、載置手段12を、加工材Wの裏面から部分的に離反させた状態で支持して形成される空間Sにカッティングヘッド20を収めるとともに、カッティングヘッド20の移動に合わせて空間Sを移動させる中間支持部13と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の印刷機能付きカッティング装置1は、加工材Wを載置する載置手段12と、加工材Wの表面に印刷を行うプリンターヘッド70と、加工材Wを切断する切断刃21を保持するとともに加工材Wの裏面から切断刃21を侵入させつつ移動させて加工材Wを切断するカッティングヘッド20と、加工材Wの表面側に設けられ、切断刃21に対応する逃げ部41aを有するとともに、カッティングヘッド20の移動に合わせて移動する刃受ヘッド40と、載置手段12を、加工材Wの裏面から部分的に離反させた状態で支持して形成される空間Sにカッティングヘッド20を収めるとともに、カッティングヘッド20の移動に合わせて空間Sを移動させる中間支持部13と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、加工材に印刷を施すとともに所定の形状で切断することができる印刷機能付きカッティング装置に関するものである。
従来、加工材に対して印刷を施すとともに所定の形状で切断することができる、印刷機能付きのカッティング装置が知られている。このような装置として特許文献1には、用紙に対して印刷を行うとともにこれを切断することができる装置として、インクジェット等のペンとカッターとを有するヘッドが用紙の表面側に設けられているプロッタが示されている。
また特許文献2には、加工材の表面に印刷を施したプリントメディアに対し、その裏面からカット作業を行うカッティングプロッタが示されている。
上述した特許文献1のプロッタは、加工材の表面に印刷を施すとともに、切断も加工材の表面から行うものである。ところで、一般的に切断に用いる切断刃は、図7(a)に示すように側面視において、切断刃が進行する向きに対して刃先は斜めになっている。このため、図示のように加工材の表面から切断刃を挿入して切断を行う場合は、加工材の裏面が切り離される位置まで切断刃を進行させると、表面は余分に切り離される(オーバーカットされる)ことになる。また切断刃は、厚み方向において刃先に向かって幅が狭くなるくさび形になっているため、加工材を切断した際の切断幅は、裏面においては狭くて済むものの、表面においては幅が広くなる。すなわち、印刷を行った表面から切断刃を挿入する場合は、必要な印刷部分が削除されることになるため、見映えが損なわれることになる。特に、厚みの厚い加工材を切断するときには、オーバーカットされる長さがより長くなるうえ、切断される幅も広くなるため、見映えの悪さが顕著になっていた。また、加工材を曲線状に切断しようとすると、切断刃を挿入する側にこじったような痕が表れることがあり、この点でも見映えが損なわれていた。また切断刃として、図7(b)に示す片刃を使用する場合は、図示したように、切断を終了したい位置の手前で切断中の切断刃を加工材から一旦引き抜き、次いで、これまでの進行方向に対して逆向きになるように切断刃を回転させ、しかる後に、切断を終了したい位置から再度加工材に挿入し、更にこれまでの進行方向とは逆向きに動かして残った部分を切断する手法を採用すれば、オーバーカットを防止することが可能である。しかし、切断工程が複雑になるうえ切断に時間も要するという問題を抱えている。
一方、特許文献2のカッティングプロッタは、加工材の裏面からカット作業を行うものであるものの、加工材への印刷は別の装置で行っている。すなわち、印刷を行う装置からこのカッティングプロッタに加工材を移さなければないため、移動の手間がかかっている。また、印刷した加工材をカッティングプロッタにセットする際には取り付け時のばらつきが避けられないため、加工精度の点でも難がある。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、加工材に対して表面への印刷と所定形状の切断を高い精度で行うことができ、また、加工材の裏面から切断刃を挿入することができるために見映えにも優れる印刷機能付きカッティング装置を提供することを目的とする。
本発明は、加工材を載置する載置手段と、前記加工材の表面に印刷を行うプリンターヘッドと、前記加工材の裏面側に設けられ、該加工材を切断する切断刃を保持するとともに該加工材の裏面から該切断刃を侵入させつつ移動させて所定の形状に該加工材を切断するカッティングヘッドと、前記加工材の表面側に設けられ、前記切断刃に対応する逃げ部を有するとともに、前記カッティングヘッドの移動に合わせて移動する刃受ヘッドと、前記載置手段を、前記加工材の裏面から部分的に離反させた状態で支持し、該加工材の裏面と離反した該載置手段との間に形成される空間に前記カッティングヘッドを収めるとともに、該カッティングヘッドの移動に合わせて該空間を移動させる中間支持部と、を備える印刷機能付きカッティング装置である。
このような印刷機能付きカッティング装置において、前記載置手段は前後方向に移動可能であって、前記カッティングヘッド及び/又は前記刃受ヘッドを保持して少なくとも前後方向に移動する第1移動部、及び前記プリンターヘッドを保持して少なくとも前後方向に移動する第2移動部の少なくとも一方を有し、該第1移動部及び該第2移動部の少なくとも一方は、該載置手段を保持することによって該載置手段に載置した前記加工材を前後方向に搬送する保持部を有することが好ましい。
本発明の印刷機能付きカッティング装置は、加工材の表面に印刷を施すプリンターヘッドを有するとともに、切断刃で加工材を切断するカッティングヘッドを、中間支持部によって加工材の裏面に形成される空間に収めている。また、中間支持部はカッティングヘッドの移動に合わせてこの空間を移動可能であって、更に加工材の表面側には、切断刃に対応する逃げ部を有するとともに、カッティングヘッドの移動に合わせて移動する刃受ヘッドを設けている。すなわち、このような構成になる本発明の印刷機能付きカッティング装置によれば、加工材の表面に印刷を施すことができるうえ、表面のオーバーカットを防止できるとともに切断幅は狭く抑えることが可能である。すなわち、加工材を見映えよく切断することができる。また、印刷と切断の両方を行うことができるため、従来のように切断にあたって印刷した加工材をセットし直す必要がなく、作業の効率化が図れるとともに再セットに伴う加工精度の悪化を招くことがない。
以下、図面を参照しながら本発明に従う印刷機能付きカッティング装置の一実施形態について説明する。
図1において符号1は、本発明に従う印刷機能付きカッティング装置(以下「カッティング装置1」と称する)の一実施形態を示している。また符号Wは、カッティング装置1によって印刷及び切断される加工材の一実施形態を示している。加工材Wには、板紙や段ボール等の紙製の素材をはじめ、ポリエチレンや発泡材等の合成樹脂製の素材や金属製の素材など、種々のものが含まれる。また薄板状になるものに限られず、例えばブロック状の発泡材などのように厚みのあるものでもよい。
本実施形態のカッティング装置1は、概略、ベース10、カッティングヘッド20(図2(a)参照)、カッティングヘッド移動部30(図2(a)参照)、刃受ヘッド40、刃受ヘッド移動部50、保持部60、プリンターヘッド70、プリンターヘッド移動部80で構成されている。なお、本明細書等においてX方向、Y方向(前後方向と称する場合もある)、Z方向とは、図1に示すX、Y、Zに沿う向きをいう。また、カッティングヘッド移動部30及び/又は刃受ヘッド移動部50を第1移動部と称し、プリンターヘッド移動部80を第2移動部と称する場合もある。
ベース10は、カッティング装置1の土台となるベースフレーム11を備えている。ベースフレーム11には、図示は省略するが、カッティング装置1を駆動するための電源、エア源等に接続するための付帯設備等が設けられている。またベース10は、加工材Wの裏面を支持して加工材Wを載置するベルト12を備えている。本実施形態のベルト12は、全体的にXY平面に沿ってフラットに延在する一方、Y方向中間部は、図2(a)に示す中間支持部13によって加工材Wの裏面から部分的に離反している。本実施形態の中間支持部13は、X方向に延在する4本のローラ13a〜13dによって構成されていて、これらのローラ13a〜13dにベルト12を順に掛け渡すことによって、ベルト12と加工材Wの裏面との間にX方向の全域に亘って延在する空間Sを形成している。なおローラ13a〜13dは、図示は省略するが、カッティングヘッド移動部30に回転可能に支持されている。
本実施形態のベルト12は、図3に示すようにベルト12を貫通する穴(吸着穴)12aを備えている。吸着穴12aは、Y方向に列をなすように設けられていて、更にこの列は、X方向に複数設けられている。またベルト12における吸着穴12aの真下には、Y方向に延在するチューブ14が設けられている。チューブ14は、吸着穴12aに対応する位置に、チューブ14を貫く貫通孔14aを備えている。ここでチューブ14は、例えばその端部が真空ポンプ等に接続されていて空気を吸引できるものであって、これによって加工材Wを吸着穴12aで吸着保持することができる。なお、図2(a)に示したベルト12を支持するローラ13a、13dは、図3に示すようにチューブ14を逃がすために、チューブ14を設けた部位が小径になっている。
またベース10は、図2(a)に示すように空間Sの内側において第2ベルト15を備えている。本実施形態の第2ベルト15は、X方向に延在する8本のローラ16a〜16hを図示のように間隔をあけて配置し、これらのローラ16a〜16hに第2ベルト15を順に架け渡してループ状に形成されている。なお図示は省略するが、ローラ16a〜16hは、カッティングヘッド移動部30に回転可能に支持されている。ここで第2ベルト15は、図3に示すように空間Sにおいてベルト12に当接していて、吸着穴12aを閉鎖している。
更にベース10は、図5(a)に示すように4本のローラ17a〜17dを備えている。ローラ17a〜17dはX方向に延在するとともにベース10に回転可能に支持されるものであって、ベルト12は、これらに順に掛け渡すことによってループ状に支持されている。
カッティングヘッド20は、図2(a)に示すように加工材Wの裏面側であって、空間Sの内側に設けられている。本実施形態のカッティングヘッド20は、図2(c)に示すように側面視において三角形状をなす両刃の切断刃21を保持している。また切断刃21の刃先は、図2(b)に示すように先端に向かって厚みが薄くなるくさび形になっている。なお切断刃21は、図7(b)に示す如き片刃であってもよい。また詳細な図示は省略するが、本実施形態のカッティングヘッド20は、切断刃21をZ方向に沿って移動させる機能と、これをZ軸周りに周回させる機能とを備えている。このような機能を実現するものとしては、例えばボールねじとボールスプラインとを組み合わせたものが挙げられるが、これに限定されるものではない。なお、これらの機能は、次に詳細に述べるカッティングヘッド移動部30に持たせてもよい。更に本実施形態のカッティングヘッド20は、切断刃21をZ方向に振動させる機能も備えている。
カッティングヘッド移動部30は、図4に示すようにX方向に延在する逆門型の下側フレーム31を備えている。下側フレーム31は、図2(a)に示すように空間Sに収まるように設けられていて、カッティングヘッド20をX方向に移動可能に保持している。また下側フレーム31は、ベースフレーム11に対してY方向に移動可能に設けられている。このような機能を実現するものとしては、例えば下側フレーム31にX方向に沿うガイドレールとボールねじを設けるとともに、カッティングヘッド20にはこのガイドレールとボールねじに対応するナットを設け、またベースフレーム11にY方向に沿うガイドレールとボールねじを設けるとともに、下側フレーム31にはこのガイドレールとボールねじに対応するナットを設けることが挙げられる。なおこのような機能は、ボールねじの代わりにタイミングベルトとタイミングプーリとを組み合わせたものでも実現可能であって、上述した以外にも種々の構成を適用することが可能である。また下側フレーム31は、ベルト12に空間Sを形成するローラ13a〜13dと、第2ベルト15を支持するローラ16a〜16hを回転可能に支持している。これにより、ベースフレーム11に対して下側フレーム31をY方向に移動させると、空間Sと第2ベルト15も一緒にY方向に移動させることができる。
刃受ヘッド40は、切断刃21に対応する逃げ部を備えている。本実施形態における刃受ヘッド40は、図2(a)に示すように隙間41aをあけて設けられ、刃受ヘッド40に回転可能に支持される一対のローラ41を備えている。そして、切断刃21の直上に隙間41aを位置させていて、隙間41aを逃げ部としている。また、刃受ヘッド40は、上述したボールねじとボールスプラインとを組み合わせることによって、切断刃21の移動に対応させてローラ41をZ方向に沿って移動させ、またこれをZ軸周りに周回させる機能を備えている。なお、これらの機能は、次に詳細に述べる刃受ヘッド移動部50に持たせてもよい。
刃受ヘッド移動部50は、刃受ヘッド40を、カッティングヘッド20の移動に合せて移動させることが可能である。本実施形態の刃受ヘッド移動部50は、図1、図4に示すように、下側フレーム31と略対称形状になる門型の上側フレーム51を備えている。本実施形態の下側フレーム31と上側フレーム51は、図4に示すように連結しているため、両者はベースフレーム11に対してY方向に同期して移動することが可能である。また、刃受ヘッド40をカッティングヘッド20に同期させてX方向に移動させるにあたっては、例えば上述した下側フレーム31に設けたX方向に沿うガイドレールとボールねじと同様のものを上側フレーム51にも設け、それぞれのボールねじを動かすモータを同期駆動させればよい。なお、本実施形態では下側フレーム31と上側フレーム51とを連結させてY方向の移動を同期させたが、下側フレーム31と上側フレーム51とを分離してそれぞれをY方向に移動させるガイドレールとボールねじを設け、各ボールねじを動かすモータを同期駆動させるように構成してもよい。
保持部60は、本実施形態では連結した下側フレーム31及び上側フレーム51に設けられている。図2(a)に示す例において保持部60は、ベルト12を挟んで上側に位置する上側ブロック61aと下側に位置する下側ブロック61bとで構成されていて、通常は上側ブロック61aと下側ブロック61bとはベルト12から離間しているものの、加工材Wを搬入或いは搬出する場合には、これらでベルト12を挟持する。これにより、下側フレーム31及び上側フレーム51をY方向に動かせば、ベルト12も一緒にY方向に移動するため、ベルト12に載置した加工材Wを搬入或いは搬出することができる。
プリンターヘッド70は、加工材Wの表面側に設けられていて、例えばインクジェット方式によって加工材Wの表面に印刷を施すものである。なおインクジェット方式は一例であって、他の印刷方式を採用してもよい。
プリンターヘッド移動部80は、門型になる第2上側フレーム81を備えている。第2上側フレーム81は、ベースフレーム11に対してY方向に移動可能に設けられている。第2上側フレーム81は、上述した下側フレーム31や上側フレーム51と同様に、ガイドレールやボールねじ等によって、プリンターヘッド70をX方向に移動させることが可能である。これによりプリンターヘッド移動部80は、プリンターヘッド70をXY方向に移動させて、任意の文字や画像を印刷することができる。
次に本実施形態のカッティング装置1を用いて加工材Wに印刷を施すとともに所定の形状に切断する方法について説明する。
まず、図5(a)に示すように加工材Wをベルト12に載置する。次いで、保持部60でベルト12を挟持して、図2(a)、図4を参照しながら説明した下側フレーム31及び上側フレーム51をY方向(−Y方向)に移動させる。これにより、ベルト12が前進するため、加工材Wを印刷及び切断可能な位置まで搬入することができる。その後は、プリンターヘッド移動部80を駆動してプリンターヘッド70を移動させて、所望する画像や文字等を印刷する。しかる後は、カッティングヘッド20を駆動し、切断刃21を上下方向に振動させながら上昇させて、加工材Wの裏面からこれを侵入させる。またこの際には、刃受ヘッド40を駆動してローラ41を下降させ、これを加工材Wの表面に押し当てることで、切断刃21が侵入する際に加工材Wが上方に逃げないようにしている。なお、刃受ヘッド40の隙間41aは切断刃21の直上に位置しているため、切断刃21が加工材Wの表面から突き出してもローラ41に接触することはない。そしてカッティングヘッド移動部30と刃受ヘッド移動部50を駆動し、カッティングヘッド20と刃受ヘッド40を同期させてXY方向に移動させることで、加工材Wを所定の形状に切断することができる。なお、図7(c)に示すように切断刃21は、加工材Wの印刷面とは反対側の面から挿入されるため、切断を終了したい位置まで切断刃21を移動させても印刷面がオーバーカットされることはない。また加工材Wを切断する際は、保持部60によるベルト12の挟持を解除しておく。これにより、カッティングヘッド20と刃受ヘッド40を移動させてもベルト12が移動することはない。そして加工材Wを切断した後は、保持部60によってベルト12を再度挟持して下側フレーム31及び上側フレーム51をY方向(+Y方向)に移動させる。これによってベルト12が後退するため、印刷及び切断が完了した加工材Wを搬出することができる。
以上、本発明に従うカッティング装置の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば上述したベルト12は、保持部60によって挟持し、下側フレーム31及び上側フレーム51をY方向に移動させることによって前後に移動するものであったが、保持部60はプリンターヘッド移動部80に設けてもよい。
また図5(b)に示すローラ17aのように、4本のローラ17a〜17dのうちの少なくとも1本を駆動させるようにすれば、保持部60によらずともベルト12を前後に移動させることができる。
また、例えばカッティング装置が小型の場合など、加工材Wを搬入、搬出させずにこれをベルト12にセットできる場合には、図6(a)に示すように、ベルト12の両端を固定してもよい。
また、上述した実施形態におけるプリンターヘッド移動部80は、プリンターヘッド70をXY方向に移動させることが可能であったが、プリンターヘッド70がX方向に長く延在するラインヘッドである場合は、これをX方向に移動させる必要はない。また、図6(b)に示すように、ベルト12によって加工材Wを搬入するとき(搬出するときでもよい)に印刷を行うようにしてもよく、この場合はプリンターヘッド70をY方向に移動させる必要がなくなる。
また上述した実施形態において、ベルト12を凹ませて空間Sを形成するにあたっては、図2(a)に示すように4本のローラ13a〜13dを用いたが、3本であってもよく、また5本以上用いてもよい。同様にして、第2ベルト15の支持に使用した8本のローラ16a〜16hの数も適宜変更することができる。また本実施形態では、加工材Wを載置する載置手段としてベルト12を採用したが、ベルト12と同様に長尺で撓み変形可能なものなど、種々のものを用いることができる。例えば、ベルト12を省略してチューブ14を載置手段としてもよい。また上述した実施形態のカッティングヘッド移動部30は、ベルト12に空間Sを形成するローラ13a〜13dと第2ベルト15を支持するローラ16a〜16hを下側フレーム31が支持していて、これによりカッティングヘッド20とともに空間Sを移動させるようにしたが、カッティングヘッド移動部30とは別異となる他の移動部(カッティングヘッド移動部30と同期してY方向に移動可能)を設け、この他の移動部にローラ13a〜13dやローラ16a〜16hを設けてもよい。また、上述した実施形態では印刷した後に加工材Wの切断を行ったが、先に加工材Wの切断を行ってもよい。このように、特許請求の範囲に従う限り、構成部材の一部を省略したり、上述した実施形態間で構成部材を適宜入れ換えたりしてもよいし、他の構成を追加したりしてもよい。
1:カッティング装置(印刷機能付きカッティング装置)
10:ベース
11:ベースフレーム
12:ベルト(載置手段)
12a:吸着穴
13:中間支持部
13a〜13d:ローラ
14:チューブ
14a:貫通孔
15:第2ベルト
16a〜16h:ローラ
17a〜17d:ローラ
20:カッティングヘッド
21:切断刃
30:カッティングヘッド移動部
31:下側フレーム
40:刃受ヘッド
41:ローラ
41a:隙間(逃げ部)
50:刃受ヘッド移動部
51:上側フレーム
60:保持部
61a:上側ブロック
61b:下側ブロック
70:プリンターヘッド
80:プリンターヘッド移動部
81:第2上側フレーム
S:空間
W:加工材
10:ベース
11:ベースフレーム
12:ベルト(載置手段)
12a:吸着穴
13:中間支持部
13a〜13d:ローラ
14:チューブ
14a:貫通孔
15:第2ベルト
16a〜16h:ローラ
17a〜17d:ローラ
20:カッティングヘッド
21:切断刃
30:カッティングヘッド移動部
31:下側フレーム
40:刃受ヘッド
41:ローラ
41a:隙間(逃げ部)
50:刃受ヘッド移動部
51:上側フレーム
60:保持部
61a:上側ブロック
61b:下側ブロック
70:プリンターヘッド
80:プリンターヘッド移動部
81:第2上側フレーム
S:空間
W:加工材
Claims (2)
- 加工材を載置する載置手段と、
前記加工材の表面に印刷を行うプリンターヘッドと、
前記加工材の裏面側に設けられ、該加工材を切断する切断刃を保持するとともに該加工材の裏面から該切断刃を侵入させつつ移動させて所定の形状に該加工材を切断するカッティングヘッドと、
前記加工材の表面側に設けられ、前記切断刃に対応する逃げ部を有するとともに、前記カッティングヘッドの移動に合わせて移動する刃受ヘッドと、
前記載置手段を、前記加工材の裏面から離反する向きに撓ませて支持し、該加工材の裏面と離反した該載置手段との間に形成される空間に前記カッティングヘッドを収めるとともに、該カッティングヘッドの移動に合わせて該空間を移動させる中間支持部と、を備える印刷機能付きカッティング装置。 - 前記載置手段は前後方向に移動可能であって、
前記カッティングヘッド及び/又は前記刃受ヘッドを保持して少なくとも前後方向に移動する第1移動部、及び前記プリンターヘッドを保持して少なくとも前後方向に移動する第2移動部の少なくとも一方を有し、該第1移動部及び該第2移動部の少なくとも一方は、該載置手段を保持することによって該載置手段に載置した前記加工材を前後方向に搬送する保持部を有する請求項1に記載の印刷機能付きカッティング装置。
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- 2017-11-29 JP JP2017229484A patent/JP6453429B1/ja active Active
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