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JP6451192B2 - 電動ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のステアリング操作を補助する電動ステアリング装置に関する。
従来、車両のステアリング操作を補助するため電動アクチュエータを用いてステアリング補助力を発生させる電動ステアリング装置が知られている。
電動ステアリング装置は電力を用いて駆動されているため、車両の電源系統がオフされると電動ステアリング装置の駆動も停止される。電動ステアリング装置の駆動が停止すると、運転者はステアリング補助力なしでステアリング操作を行うことになり、通常よりも大きな力でステアリング操作を行なわなくてはならない。
また、下記特許文献1には、車両の電源スイッチのオン/オフを検知する検知手段とともに、車両の走行速度が所定速度より低いか否かを判定する判定手段とを備え、検知手段が電源スイッチのオフ動作を検知したときは、判定手段が走行速度が所定速度より低いと判定した時に限り、車両用操舵装置への電源供給をオフする技術が開示されている。
特開2000−128009号公報
上述の従来技術では、例えば車両走行中に誤って電源をオフしてしまうなどの誤操作を行った場合や、電源スイッチの状態を検知する検知手段の故障などが生じた場合などにも、車両操舵装置の駆動を継続させて通常時と同様のステアリング補助力を発生させることが可能である。このため、上記の誤操作や故障等が生じた場合に、車両の走行中に急にステアリングが重くなり、ステアリング操作が困難になるのを回避することができる。
しかしながら、上述した従来技術では、運転者が上記の誤操作や故障に気づきにくいという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、車両の操舵性を維持しつつ、車両への誤操作や電源系統の故障に気づきやすくすることができる電動ステアリング装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、請求項1の発明にかかる電動ステアリング装置は、車両のステアリング機構へのステアリング補助力を発生させる電動アクチュエータと、運転者のステアリング操作に基づいて前記電動アクチュエータで発生させる前記ステアリング補助力を制御する制御手段と、を備える電動ステアリング装置であって、前記車両のイグニッション信号の有無を検知するイグニッション信号検知手段と、前記車両の走行速度を取得する速度取得手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が所定速度以上の場合は、前記電動アクチュエータで発生させる前記ステアリング補助力の上限値を前記イグニッション信号が検知されている場合よりも低い一定の値に低減させ、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が前記所定速度以上の状態が継続している間は、前記一定の値に低減した補助力を所定時間維持する、ことを特徴とする。
請求項2の発明にかかる電動ステアリング装置は、前記制御手段は、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が所定速度以上の場合には、前記イグニッション信号が検知されている場合に発生させる前記ステアリング補助力の前記上限値に対して1未満の補正係数をかけ合わせることにより、当該上限値を前記イグニッション信号が検知されている場合よりも低減させる、ことを特徴とする。
請求項3の発明にかかる電動ステアリング装置は、前記制御手段は、前記走行速度に応じて前記ステアリング補助力の大きさを変更するとともに、各走行速度において発生させる前記ステアリング補助力に対して前記補正係数をかけ合わせて、前記各走行速度において発生させる前記ステアリング補助力を前記イグニッション信号が検知されている場合よりも低減させる、ことを特徴とする。
請求項4の発明にかかる電動ステアリング装置は、前記制御手段は、前記走行速度が速いほど前記ステアリング補助力を小さくする、ことを特徴とする。
請求項5の発明にかかる電動ステアリング装置は、前記制御手段は、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が所定速度以上の状態が所定時間以上継続している場合は、前記電動アクチュエータによる前記ステアリング補助力の発生を停止させる、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車両のイグニッション信号が検知されず、かつ車両の走行速度が所定速度以上の場合、すなわち車両の走行中に運転者の意図に反してイグニッションがオフになってしまった可能性が高い場合に、電動アクチュエータで発生させるステアリング補助力の上限値をイグニッション信号が検知されている場合(通常アシスト制御時)よりも低減させる。これにより、電動ステアリング装置の駆動が完全に停止してステアリング操作が困難になるのを回避することができる。また、通常アシスト制御時よりもステアリング補助力が小さくなるので、車両の不具合(誤操作や故障)に運転者が気づきやすくすることができる。
請求項2の発明によれば、通常アシスト制御時に発生させるステアリング補助力の上限値に対して1未満の補正係数をかけ合わせるので、例えばステアリング補助力の上限値が走行状態によって変化する場合にも簡易に低減制御時のステアリング補助力を決定することができる。
請求項3の発明によれば、走行速度に応じてステアリング補助力の大きさを変更するとともに、各走行速度において発生させるステアリング補助力に対して補正係数をかけ合わせて、低減制御時のステアリング補助力を発生させるので、走行速度が変化した場合に極端にステアリング補助力が変化することにより操舵安定性を損なうのを防止することができる。
請求項4の発明によれば、走行速度が速いほどステアリング補助力を小さくするので、高速時にステアリングが切りにくくなり、直進安定性を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、イグニッション信号が検知されず、かつ走行速度が所定速度以上の状態が所定時間以上継続している場合に、ステアリング補助力の発生を停止させる。これにより、車両の不具合(誤操作や故障)に運転者がより一層気づきやすくすることができる。また、例えば取得した走行速度に誤りがあり、実際には車両(エンジン)が停止している場合に、バッテリの電力が枯渇してバッテリ上がりを起こすのを防止することができる。
実施の形態にかかる電動ステアリング装置20の構成を示すブロック図である。 EPSコントロールユニット206の機能的構成を示すブロック図である。 ステアリング補助力と車両10の走行速度との関係を示すグラフである。 EPSコントロールユニット206による電動ステアリング装置20の制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明にかかる電動ステアリング装置20の動作を示すタイミングチャートである。 本発明にかかる電動ステアリング装置20の動作を示すタイミングチャートである。 本発明にかかる電動ステアリング装置20の動作を示すタイミングチャートである。 本発明にかかる電動ステアリング装置20の動作を示すタイミングチャートである。 従来技術にかかる電動ステアリング装置の動作を示すタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる電動ステアリング装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる電動ステアリング装置20の構成を示すブロック図である。
実施の形態にかかる電動ステアリング装置20は、車両10に搭載されており、ステアリングホイール202、トルクセンサ204、EPS(Electric Power Steering)コントロールユニット206、電動アクチュエータ208を含んで構成される。
ステアリングホイール202は、運転席に設けられ、運転者によるステアリング操作を受け付ける。
トルクセンサ204は、ステアリングホイール202に対するステアリング操作量を検知して、トルク値として出力する。
EPSコントロールユニット206は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されるマイクロコンピュータであり、請求項における制御手段を構成する。
EPSコントロールユニット206は、運転者のステアリング操作に基づいて、後述する電動アクチュエータ208で発生させるステアリング補助力を制御する。
電動アクチュエータ208は、バッテリ106に蓄えられた電力を用いて駆動し、車両のステアリング機構210へのステアリング補助力を発生させる。ステアリング機構210は、各種の形式が知られているが、タイロッドやナックルアーム、ラック、オピニオンギア等を含んで構成され、タイヤTの向きを変更する。
また、車両10は、車両ECU102、イグニッションスイッチ104、バッテリ106、表示部108を含んで構成される。
車両ECU102は、CPU、制御プログラムなどを格納・記憶するROM、制御プログラムの作動領域としてのRAM、各種データを書き換え可能に保持するEEPROM、周辺回路等とのインターフェースをとるインターフェース部などを含んで構成されるマイクロコンピュータであり、車両10全体の制御をおこなう。
本実施の形態では、車両ECU102は、車両10の走行速度をEPSコントロールユニット206に出力する。
イグニッションスイッチ104は、運転者によるエンジンキー操作を検知して、その検知結果を信号として出力する。一般に、イグニッションスイッチ104で検知する操作状態には、「OFF」、「ACC」、「ON」、「START」の4種類がある。「OFF」はキーシリンダーからエンジンキーを着脱可能な状態であり、イグニッションスイッチ104に操作がなされていない状態を示す。「ACC」は、エンジンは稼働していないが車両10内の一部の電装品(カーナビゲーション装置や車内空調装置など)に電力が供給される状態である。「ON」はエンジンキーが一旦「START」の位置まで操作されエンジンが始動した後エンジンキーが留まる位置であり、エンジンが稼働しており、車両10内の全ての電装品に電力が供給されている状態である。
後述するイグニッション信号は、エンジンキーが「ON」の位置にある場合にイグニッションスイッチ104から出力される信号である。
また、上述した電動ステアリング装置20(特に電動アクチュエータ208)は、通常はイグニッションスイッチ104が「ON」の状態、すなわちイグニッション信号がオン出力されているときに稼働する。
なお、本実施の形態では、車両10はエンジンキーにより車両10の始動操作がなされるものとして説明するが、車両10がスタートスイッチにより車両10の始動操作がなされる場合には、イグニッションスイッチ104に代えてOSS(One−touch Start System) ECUからIG信号が出力される。
バッテリ106は、車両10内の電装品を駆動するための電力を蓄電する。上述した電動アクチュエータ208は、バッテリ106から電力の供給を受けて駆動する電装品の1つである。より詳細には、バッテリ106に蓄電された電力は、EPSコントロールユニット206を介して電動アクチュエータ208に供給される。EPSコントロールユニット206は、電動アクチュエータ208に供給する電流を制御することにより、電動アクチュエータ208の出力を制御する。
また、バッテリ106に蓄電された電力は、車両ECU102、表示部108、EPSコントロールユニット206等にも供給され、それらを駆動に用いられる。なお、これらの電装品への配線は図示を省略している。
表示部108は、運転席のダッシュボード付近に設けられ、運転者に各種の情報を表示する。本実施の形態では、表示部108は少なくとも電動ステアリング装置20の不具合を示す情報(例えば警告灯など)を表示する。
図2は、EPSコントロールユニット206の機能的構成を示すブロック図である。
EPSコントロールユニット206は、上記CPUが上記制御プログラムを実行することにより、トルク情報取得手段2062、イグニッション信号検知手段2064、速度取得手段2066、出力制御手段2068、表示制御手段2069を実現する。
トルク情報取得手段2062は、トルクセンサ204から出力されるステアリング操作量を示すトルク値を取得する。
イグニッション信号検知手段2064は、イグニッションスイッチ104から出力される車両10のイグニッション信号の有無(オンオフ)を検知する。
速度取得手段2066は、車両ECU102から出力される車両10の走行速度を取得する。なお、車両10の走行速度は、車両ECU102からのみならず、例えばABS(Antilock Brake System)から取得してもよい。ABSが搭載されている車両10の場合、車両ECU102から取得する走行速度よりもABSから取得する走行速度の方が実値に近いためである。
出力制御手段2068は、トルク情報取得手段2062で取得したトルク値に基づいてステアリング補助力を決定し、電動アクチュエータ208の駆動方向や駆動速度等を制御する。
ここで、出力制御手段2068は、車両10のイグニッション信号が検知されず、かつ車両10の走行速度が所定速度以上の場合は、電動アクチュエータ208で発生させるステアリング補助力の上限値をイグニッション信号が検知されている場合よりも低減させる。
上述のように、電動ステアリング装置20は、通常はイグニッション信号がオン状態にあるとき、すなわちイグニッション信号が検知されているときに稼働する。よって、例えば車両10の走行中に誤ってエンジンキーを「OFF」または「ACC」の位置に移動させたり、誤ってスタートスイッチを押したりすることによりイグニッション信号が途絶えた場合には、電動ステアリング装置20の稼働が停止され、急にステアリングが重くなり、ステアリング操作が困難になる可能性がある。また、例えば車両10の走行中にイグニッションスイッチ104とEPSコントロールユニット206との間の配線が故障して、イグニッション信号検知手段2064でイグニッション信号が検知できなくなった場合や、イグニッションスイッチ104(または車両ECU102)が故障した場合、EPSコントロールユニット206のイグニッション認識回路が故障した場合なども同様に、電動ステアリング装置20の稼働が停止されることになる。
一方で、イグニッション信号が検知できない状態で、通常時と同様に電動ステアリング装置20を駆動させると、運転者が車両10の不具合(上記の誤操作や故障)に気付かない可能性があり、またバッテリ上がり等の更なる不具合が生じる可能性がある。
このため、本発明の電動ステアリング装置20では、車両10の走行中(走行速度が所定速度以上)にイグニッション信号が検知されなくなった場合にも、電動アクチュエータ208の駆動は継続するとともに、発生させるステアリング補助力の上限値はイグニッション信号が検知されている場合よりも低減させることにより、運転者が車両10の不具合に気付きやすくしている。
なお、このようにイグニッション信号が検知できない状態で電動アクチュエータ208の駆動を継続させる場合には、表示制御手段2069によって表示部108の警告灯などを表示させ、運転者がより一層不具合に気付きやすいようにしている。
図3は、ステアリング補助力と車両10の走行速度との関係を示すグラフである。
図3において、縦軸はステアリング補助力の強さを電動アクチュエータ208に供給する電流値(アンペア)で示す。また、横軸は車両10の走行速度(km/h)を示す。
また、実線は通常のアシスト制御時(イグニッション信号が検知されている場合)におけるステアリング補助力を、点線は車両10のイグニッション信号が検知されず、かつ車両10の走行速度が所定速度以上の場合におけるステアリング補助力を示す。
なお、点線で示す「車両10のイグニッション信号が検知されず、かつ車両10の走行速度が所定速度以上の場合」の制御は、通常アシスト制御時よりもステアリング補助力を低減させることから「低減アシスト制御」と呼ぶ。
また、低減アシスト制御に移行するか否かの閾値となる走行速度(所定速度)を図3の横軸にVxとして示す。よって、点線で示す低減アシスト制御の曲線のうち、Vxより左側(0km/h側)では、実際はステアリング補助力を発生させないが、説明の便宜上図示している。
図3に示すように、出力制御手段2068は、車両10の走行速度に応じてステアリング補助力の強さを変更する。
より詳細には、走行速度が遅い0km/h近傍でステアリング補助力を最も大きくし、走行速度が速いほどステアリング補助力を小さくしていく。よって、ステアリング補助力の上限値は0km/h近傍におけるステアリング補助力となる。
出力制御手段2068は、イグニッション信号が検知されず、かつ走行速度が所定速度以上の場合には、例えばイグニッション信号が検知されている場合に発生させるステアリング補助力の上限値に対して1未満の補正係数をかけ合わせることにより、当該上限値をイグニッション信号が検知されている場合(通常アシスト制御時)よりも低減させる。
図3の例では、ステアリング補助力の上限値は80Aであるが、これに補正係数として0.5(<1)をかけ合せて40Aとしている。
よって、運転者は通常アシスト制御時よりもステアリング操作を重く感じることになり、その違和感から車両10に何らかの不具合が生じていることに気づきやすくなる。
また、出力制御手段2068は、図3に示すように走行速度に応じてステアリング補助力の大きさを変更するが、これと同時に各走行速度において発生させるステアリング補助力に対して補正係数をかけ合わせて、各走行速度において発生させるステアリング補助力をイグニッション信号が検知されている場合(通常アシスト制御時)よりも低減させる。
図3の例では、各走行速度におけるステアリング補助力に対して補正係数として0.5(<1)をかけ合せて、全体として通常アシスト時の50%に出力を抑えている。
このように各走行速度におけるステアリング補助力に対して一律の補正係数をかけ合せることにより、走行速度が変化した場合に極端にステアリング補助力が変化して操舵安定性を損なうことを防止することができる。
なお、各走行速度におけるステアリング補助力に対してかけ合わせる補正係数は、一律でなくてもよい。例えば、走行速度が速いほど(または遅いほど)補正係数を大きく(または小さく)するようにしてもよい。また、例えば現在の車両10の走行速度を中心として、現在の走行速度から離れるほど補正係数を大きく(または小さく)するようにしてもよい。
また、例えば通常アシスト制御時のステアリング補助力から一律に一定値を差し引くことにより、低減アシスト制御時のステアリング補助力を決定してもよい。
このような低減アシスト制御は、例えば所定時間継続後に終了し、ステアリング補助力の発生を停止するようにしてもよい。
すなわち、出力制御手段2068は、イグニッション信号が検知されず、かつ走行速度が所定速度以上の状態が所定時間以上継続している場合は、電動アクチュエータ208によるステアリング補助力の発生を停止させるようにしてもよい。
これは、低減アシスト制御によっても運転者が車両10の不具合に気づかずに走行を継続している場合に、さらにステアリングを重くして車両10の不具合に気づきやすくするためである。
また、例えば車両ECU102から取得する走行速度に誤りがある場合には、実際には車両10が停止しているのにもかかわらず低減アシスト制御を継続してしまう可能性もある。このような状態が継続すると、バッテリ106の蓄電量が減少し、バッテリ上がりをおこす可能性がある。これを回避するために、低減アシスト制御を所定時間継続後に終了するようにしてもよい。
図4は、EPSコントロールユニット206による電動ステアリング装置20の制御処理の手順を示すフローチャートである。
図4のフローチャートにおいて、EPSコントロールユニット206は、まず車両10のイグニッション(IG)信号が検知(ON)されたか否か(ステップS400)、およびエンジンが始動したか否かを判断する(ステップS402)。
イグニッション信号が検知されない場合(ステップS400:Noのループ)、およびエンジンが始動しない場合は(ステップS402:Noのループ)、そのまま待機する。
イグニッション信号が検知され(ステップS400:Yes)、エンジンが始動した場合には(ステップS402:Yes)、図3に実線で示すような通常アシスト制御を行う(ステップS404)。
ステップS404で通常アシスト制御を開始した後、EPSコントロールユニット206は、常時イグニッション信号が検知されているか否かを判断する(ステップS406)。イグニッション信号が検知されている間は(ステップS406:No)、ステップS404に戻り、通常アシスト制御を継続する。
一方、イグニッション信号が検知されなくなった場合(OFF)(ステップS406:Yes)、EPSコントロールユニット206は、現在の車両10の走行速度が所定速度以上であるか否かを判断する(ステップS408)。車両10の走行速度が所定速度以上でない場合は(ステップS408:No)、車両10が停止したものとしてアシスト終了処理を行い(ステップS418)、本フローチャートによる処理を終了する。
アシスト終了処理には、電動アクチュエータ208で発生させるステアリング補助力の漸減、電動アクチュエータ208の駆動停止、各種設定の記憶処理等が含まれる。
また、ステップS408で車両10の走行速度が所定速度以上の場合は(ステップS408:Yes)、図3に点線で示すような低減アシスト制御を行う(ステップS410)。
ステップS410で低減アシスト制御を開始した後、EPSコントロールユニット206は、再度イグニッション信号が検知(ON)されたかを判断する(ステップS412)。イグニッション信号が再度検知された場合には(ステップS412:Yes)、ステップS404に戻り、通常アシスト制御をおこなう。
また、低減アシスト制御中に車両10の走行速度が所定速度以上でなくなった場合には(ステップS414:No)、車両10が停止したものとしてアシスト終了処理を行い(ステップS418)、本フローチャートによる処理を終了する。
EPSコントロールユニット206は、低減アシスト制御の開始から所定時間経過するまでは(ステップS416:No)、ステップS410に戻り低減アシスト制御を継続する。そして、低減アシスト制御の開始から所定時間経過すると(ステップS416:Yes)、アシスト終了処理を行い(ステップS418)、本フローチャートによる処理を終了する。
より詳細な電動ステアリング装置20の動作を、タイミングチャートを用いて説明する。
図5〜図8は、本発明にかかる電動ステアリング装置20の動作を示すタイミングチャートである。
図5のタイミングチャートは、車両10が停止した後にイグニッション信号がオフになる通常の停止動作を示す。
図5には、車両10側の情報として、イグニッション(IG)信号のオンオフ、エンジン回転数、および走行速度が示されている。イグニッション信号のオンオフはイグニッションスイッチ104から出力されるイグニッション信号のオンオフを示す。また、エンジン回転数および走行速度は、車両ECU102から出力される情報を示す。
また、図5にはEPSコントロールユニット206(制御手段)側の情報として、走行速度の認識状態、イグニッション(IG)信号の有無の認識状態、電動アクチュエータ208への供給電流(アシスト電流)の上限値、表示部108における警告灯の表示状態、およびEPSコントロールユニット206におけるCAN通信の可否が示されている。走行速度の認識状態は、速度取得手段2066によって取得した走行速度を示す。イグニッション信号の有無の認識状態は、イグニッション信号検知手段2064による検知結果を示す。電動アクチュエータ208への供給電流(アシスト電流)の上限値は、出力制御手段2068における電動アクチュエータ208への供給電流を示す。表示部108における警告灯の表示状態は、表示制御手段2069による警告灯点灯の有無を示す。EPSコントロールユニット206におけるCAN通信の可否は、EPSコントロールユニット206の起動状態を示す。
図5における初期状態では、車両10は通常走行中である。すなわち、車両10側のイグニッション信号はオン、エンジン回転数は500rpm以上、走行速度は2km/h以上となっている。また、EPSコントロールユニット206(制御手段)における走行速度の認識状態は2km/h以上、イグニッション信号の有無の認識状態はオン、電動アクチュエータ208への供給電流の上限値は定格出力(通常アシスト制御時における出力)、警告灯の表示状態は消灯、EPSコントロールユニット206におけるCAN通信はオンとなっている。
なお、以降の説明では低減アシスト制御に移行するか否かの閾値となる走行速度(所定速度)は、2km/hとする。
時刻TA1に車両10側で認識する走行速度が2km/h未満となると、これに連動してEPSコントロールユニット206側における走行速度の認識状態も2km/h未満となる。その後、時刻TA2にイグニッションスイッチ104がオフにされるとイグニッション信号がオフになり、エンジンも回転を停止(400rpm以下)する。
イグニッション信号検知手段2064は、イグニッションスイッチ104から出力されるイグニッション信号がオフになってから所定の判定時間(IG判定時間)を経てから、時刻TA3(時刻TA2+IG判定時間)にイグニッション信号がオフになったと認識する。
このとき、EPSコントロールユニット206側における走行速度の認識状態も2km/h未満であるため、アシスト終了処理が開始される。すなわち、時刻TA3以降電動アクチュエータ208への供給電流が漸減され、時刻TA4には0Aとなる。また、時刻TA3以降EPSコントロールユニット206はCAN通信をオフとする。CAN通信がオフとなることから表示部108への制御も行えなくなる(図中点線)。
その後、時刻TA5に再度イグニッションスイッチ104がオンにされると、イグニッション信号がオンになり、エンジンも回転を開始(500rpm以上)する。
時刻TA5からIG判定時間後の時刻TA6には、EPSコントロールユニット206側におけるイグニッション信号認識がオンとなる。これに連動して、電動アクチュエータ208への供給電流が漸増され、時刻TA7には定格出力となる。また、EPSコントロールユニット206はCAN通信をオンとする。表示制御手段2069は、初期チェックのため表示部108の警告灯を一定時間(時刻TA6〜時刻TA8)点灯させる。
その後車両10は走行開始し、通常アシスト制御が行われる。
図6のタイミングチャートは、車両10の走行中にイグニッション信号がオフになった場合の動作を示す。
図6における初期状態でも、車両10は通常走行中である。すなわち、車両10側のイグニッション信号はオン、エンジン回転数は500rpm以上、走行速度は2km/h以上となっている。また、EPSコントロールユニット206(制御手段)における走行速度の認識状態は2km/h以上、イグニッション信号の有無の認識状態はオン、電動アクチュエータ208への供給電流の上限値は定格出力(通常アシスト制御時における出力)、警告灯の表示状態は消灯、EPSコントロールユニット206におけるCAN通信はオンとなっている。
時刻TB1にイグニッションスイッチ104がオフにされるとイグニッション信号がオフになり、エンジンも回転を停止(400rpm以下)する。一方で、走行速度は2km/h以上が継続している。
時刻TB2にEPSコントロールユニット206側でイグニッション信号がオフになったと認識するが、走行速度の認識状態が2km/h以上であるため、軽減アシスト制御を開始する。すなわち、電動アクチュエータ208への供給電流を0Aにはせずに、時刻TB3まで一定時間をかけて軽減アシスト制御値(例えば定格出力の50%)に漸減させる。
また、時刻TB2以降、表示制御手段2069は、表示部108の警告灯を点灯させる。
その後、軽減アシスト制御を開始してから所定時間経過すると(時刻TB4)、軽減アシスト制御を終了し、アシスト終了処理を行う。すなわち、電動アクチュエータ208への供給電流を一定時間かけて0Aとし、EPSコントロールユニット206はCAN通信をオフとする。CAN通信がオフとなることから表示部108への制御も行えなくなる(図中点線)。
図7のタイミングチャートは、車両10の走行中にイグニッション信号がオフになった後、再度イグニッション信号がオンになった場合の動作を示す。
図7における初期状態でも、車両10は通常走行中である。すなわち、車両10側のイグニッション信号はオン、エンジン回転数は500rpm以上、走行速度は2km/h以上となっている。また、EPSコントロールユニット206(制御手段)における走行速度の認識状態は2km/h以上、イグニッション信号の有無の認識状態はオン、電動アクチュエータ208への供給電流の上限値は定格出力(通常アシスト制御時における出力)、警告灯の表示状態は消灯、EPSコントロールユニット206におけるCAN通信はオンとなっている。
時刻TC1にイグニッションスイッチ104がオフにされるとイグニッション信号がオフになり、エンジンも回転を停止(400rpm以下)する。一方で、走行速度は2km/h以上が継続している。
時刻TC2にEPSコントロールユニット206側でイグニッション信号がオフになったと認識するが、走行速度の認識状態が2km/h以上であるため、軽減アシスト制御を開始する。すなわち、電動アクチュエータ208への供給電流を0Aにはせずに、時刻TC3まで一定時間をかけて軽減アシスト制御値(例えば定格出力の50%)に漸減させる。
また、時刻TC2以降、表示制御手段2069は、表示部108の警告灯を点灯させる。
その後、時刻TC4に再度イグニッションスイッチ104がオンにされると、車両10側のイグニッション信号がオンになり、エンジンも回転を開始(500rpm以上)する。
時刻TC4からIG判定時間後の時刻TC5には、EPSコントロールユニット206におけるイグニッション信号認識がオンとなる。これに連動して、電動アクチュエータ208への供給電流が漸増され、時刻TC6には定格出力となり、通常アシスト制御が再開される。
また、表示制御手段2069は、時刻TC6以降、表示部108の警告灯を消灯させる。
図8のタイミングチャートは、車両10の走行中にイグニッション信号を検知するインターフェース(IG I/F)が故障した場合の動作を示す。
イグニッション信号を検知するインターフェースの故障とは、例えばイグニッションスイッチ104とEPSコントロールユニット206との間の断線などが挙げられる。
図8における初期状態でも、車両10は通常走行中である。すなわち、車両10側のイグニッション信号はオン、エンジン回転数は500rpm以上、走行速度は2km/h以上となっている。また、EPSコントロールユニット206(制御手段)における走行速度の認識状態は2km/h以上、イグニッション信号の有無の認識状態はオン、電動アクチュエータ208への供給電流の上限値は定格出力(通常アシスト制御時における出力)、警告灯の表示状態は消灯、EPSコントロールユニット206におけるCAN通信はオンとなっている。
時刻TD1にイグニッション信号を検知するインターフェースの故障が発生すると、IG判定時間後の時刻TD2にEPSコントロールユニット206でイグニッション信号がオフになったと認識する。この時、車両10側のイグニッション信号はオンのままであり、通常の走行(エンジン回転数500rpm以上、走行速度2km/h以上)が継続される。
EPSコントロールユニット206は、走行速度の認識状態が2km/h以上であるため、軽減アシスト制御を開始する。すなわち、電動アクチュエータ208への供給電流を0Aにはせずに、時刻TD2から時刻TD3まで一定時間をかけて軽減アシスト制御値(例えば定格出力の50%)まで漸減させる。
また、表示制御手段2069は、時刻TD2以降、表示部108の警告灯を点灯させる。
その後、軽減アシスト制御を開始してから所定時間経過すると(時刻TD4)、軽減アシスト制御を終了し、アシスト終了処理を行う。すなわち、電動アクチュエータ208への供給電流を時刻TD5まで一定時間をかけて0Aとする。また、時刻TD4以降、EPSコントロールユニット206はCAN通信をオフとする。CAN通信がオフとなることから表示部108への制御も行えなくなる(図中点線)。
つぎに、本発明の電動ステアリング装置20との対比のため、従来技術にかかる電動ステアリング装置の動作について説明する。
図9は、従来技術にかかる電動ステアリング装置の動作を示すタイミングチャートである。
図9では、EPSコントロールユニット206で走行速度の認識を行っていない点が本発明(図5〜図8参照)と異なる。
図9における初期状態でも、車両10は通常走行中である。すなわち、車両10側のイグニッション信号はオン、エンジン回転数は500rpm以上、走行速度は2km/h以上となっている。また、EPSコントロールユニット206(制御手段)におけるイグニッション信号の有無の認識状態はオン、電動アクチュエータ208への供給電流の上限値は定格出力(通常アシスト制御時における出力)、警告灯の表示状態は消灯、EPSコントロールユニット206におけるCAN通信はオンとなっている。
時刻TE1にイグニッションスイッチ104がオフにされるとイグニッション信号がオフになり、エンジンも回転数が低下(400rpm以下)する。一方で、走行速度は0km/hより大きい状態が継続している。
時刻TE2(時刻TE1+IG判定時間)にEPSコントロールユニット206側でイグニッション信号がオフになったと認識すると、アシスト終了処理を行う。すなわち、電動アクチュエータ208への供給電流を時刻TE3まで一定時間かけて0Aに漸減させるとともに、時刻TE2以降EPSコントロールユニット206はCAN通信をオフとする。CAN通信がオフとなることから表示部108への制御も行えなくなる(図中点線)。
この間、ステアリング補助力が一切発生しないため、ステアリング操作には大きな力が必要となる。
その後、時刻TE4に再度イグニッションスイッチ104がオンにされると、イグニッション信号がオンになり、エンジンも回転を開始(500rpm以上)する。
時刻TE5(時刻TE4+IG判定時間)には、EPSコントロールユニット206におけるイグニッション信号認識がオンとなる。これに連動して、EPSコントロールユニット206のCAN通信がオンとなる。また、電動アクチュエータ208への供給電流が漸増され、時刻TE6には定格出力となり、通常アシスト制御が再開される。
また、表示制御手段2069は、初期チェックのため表示部108の警告灯を一定時間(時刻TE5〜時刻TE7)点灯させる。
以上説明したように、実施の形態にかかる電動ステアリング装置20は、車両10のイグニッション信号が検知されず、かつ車両10の走行速度が所定速度以上の場合、すなわち車両10の走行中に運転者の意図に反してイグニッションがオフになってしまった可能性が高い場合に、電動アクチュエータで発生させるステアリング補助力の上限値をイグニッション信号が検知されている場合(通常アシスト制御時)よりも低減させる。
これにより、電動ステアリング装置20の駆動が完全に停止してステアリング操作が困難になるのを回避することができる。また、通常アシスト制御時よりもステアリング補助力が小さくなるので、車両の不具合(誤操作や故障)に運転者が気づきやすくすることができる。
また、電動ステアリング装置20は、通常アシスト制御時に発生させるステアリング補助力の上限値に対して1未満の補正係数をかけ合わせて低減ステアリング制御時のステアリング補助力を算出するので、例えばステアリング補助力の上限値が走行状態によって変化する場合にも簡易に低減ステアリング制御時のステアリング補助力を決定することができる。
また、電動ステアリング装置20は、走行速度に応じてステアリング補助力の大きさを変更するとともに、各走行速度において発生させるステアリング補助力に対して補正係数をかけ合わせて、低減制御時のステアリング補助力を発生させるので、走行速度が変化した場合に極端にステアリング補助力が変化することにより操舵安定性を損なうのを防止することができる。
また、電動ステアリング装置20は、走行速度が速いほどステアリング補助力を小さくするので、高速時にステアリングが切りにくくなり、直進安定性を向上させることができる。
また、電動ステアリング装置20は、イグニッション信号が検知されず、かつ走行速度が所定速度以上の状態が所定時間以上継続している場合に、ステアリング補助力の発生を停止させる。これにより、車両10の不具合(誤操作や故障)に運転者がより一層気づきやすくすることができる。また、例えば取得した走行速度に誤りがあり、実際には車両10(エンジン)が停止している場合に、バッテリ106の電力が枯渇してバッテリ上がりを起こすのを防止することができる。
10……車両、102……車両ECU、104……イグニッションスイッチ、108……表示部、20……電動ステアリング装置、202……ステアリングホイール、204……トルクセンサ、206……EPSコントロールユニット、208……電動アクチュエータ、210……ステアリング機構、2062……トルク情報取得手段、2064……イグニッション信号検知手段、2066……速度取得手段、2068……出力制御手段、2069……表示制御手段。

Claims (5)

  1. 車両のステアリング機構へのステアリング補助力を発生させる電動アクチュエータと、運転者のステアリング操作に基づいて前記電動アクチュエータで発生させる前記ステアリング補助力を制御する制御手段と、を備える電動ステアリング装置であって、
    前記車両のイグニッション信号の有無を検知するイグニッション信号検知手段と、
    前記車両の走行速度を取得する速度取得手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が所定速度以上の場合は、前記電動アクチュエータで発生させる前記ステアリング補助力の上限値を前記イグニッション信号が検知されている場合よりも低い一定の値に低減させ、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が前記所定速度以上の状態が継続している間は、前記一定の値に低減した補助力を所定時間維持する、
    ことを特徴とする電動ステアリング装置。
  2. 前記制御手段は、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が所定速度以上の場合には、前記イグニッション信号が検知されている場合に発生させる前記ステアリング補助力の前記上限値に対して1未満の補正係数をかけ合わせることにより、当該上限値を前記イグニッション信号が検知されている場合よりも低減させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の電動ステアリング装置。
  3. 前記制御手段は、前記走行速度に応じて前記ステアリング補助力の大きさを変更するとともに、各走行速度において発生させる前記ステアリング補助力に対して前記補正係数をかけ合わせて、前記各走行速度において発生させる前記ステアリング補助力を前記イグニッション信号が検知されている場合よりも低減させる、
    ことを特徴とする請求項2記載の電動ステアリング装置。
  4. 前記制御手段は、前記走行速度が速いほど前記ステアリング補助力を小さくする、
    ことを特徴とする請求項3記載の電動ステアリング装置。
  5. 前記制御手段は、前記イグニッション信号が検知されず、かつ前記走行速度が所定速度以上の状態が所定時間以上継続している場合は、前記電動アクチュエータによる前記ステアリング補助力の発生を停止させる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の電動ステアリング装置。
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