JP5856109B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
また、本発明の車両用操舵装置(4)は、車両用操舵装置(1)〜(3)のいずれかに対して、夜間走行中には、前記片流れ対応制御手段が制御量を昼間走行時よりも減少する、または前記片流れ対応制御を停止することを特徴とする。
夜間は視界が悪く、運転者の目視による直進判定が甘くなり、修正蛇の頻度が増える。ところが、修正舵が増えれば、片流れ対応制御による舵角の中点の移動が頻繁に行われるので運転者に対して違和感を与える虞がある。そこで、片流れ対応制御手段の制御量を減少させる、または前記片流れ対応制御を停止することで、この違和感を抑制する。
また、本発明の車両用操舵装置(5)は、車両用操舵装置(4)のいずれかに対して、夜間走行中であるか否かをヘッドライトの点灯/消灯で判定することを特徴とする。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態における車両用操舵装置Sを搭載した車両Cの全体構成を模式的に示す図である。この図1に示すように、車両Cは、車輪Wを4つ備える四輪車である(符号WFは転舵輪を示す)。そして、この車両Cは、車両用操舵装置Sの要部として、EPS_ECU1や転舵用のモータ3をはじめとした、電動パワーステアリング装置の構成を備えている。この電動パワーステアリング装置は、ステアリングハンドル(ハンドル)Hから入力される運転者の操舵力を、モータ3を作動させることで軽減する周知の装置である。このため、電動パワーステアリング装置の詳細な説明は省略する。また、車両Cは、FI_ECU2を備えるが、これも周知のものであるので、その詳細な説明を省略する。
なお、EPSは、Electric Power Steering(電動パワーステアリング)の略である。また、FIは、Fuel Injectionの略である。また、ECUは、Electronic Control Unitの略である。
なお、符号41の舵角センサ〜符号44の車輪速センサまでの各センサを総称するときは、センサ4と記載する。
ちなみに、このクルコンスイッチSWは、運転者によりOFFされる以外に、ブレーキペダルが踏み込まれるなど、所定の条件のときに自動的に解除(OFF)される。
図2に示されるように、EPS_ECU1は、EPS制御部11、保舵支援制御部(片流れ対応制御手段)12、ゼロ電流値出力部13、切替器14、リミッタ15、加算器16、モータ駆動手段17を備え、EPS用のモータ3の駆動を制御する駆動制御手段である。ちなみに、EPS_ECU1のうち、保舵支制御部12、ゼロ電流値出力部13、切替器14、リミッタ15、および、加算器16が、本実施形態の特徴部分である。つまり、EPS制御部11やモータ駆動手段17は公知のものであり、このため、これらの具体的な説明は省略する。
なお、目標電流値(片流れ対応)は、「補正電流値」に相当する。
図2に示す、FI_ECU2は、エンジンECUとも言われ、点火時期や燃料噴射量などの制御を司るECUである。本実施形態の車両CのFI_ECU2は、クルコン制御部21を備えている。クルコン制御部21はハンドルHに設置されているクルコンスイッチSWがONのときに切替器14に信号(CC制御中フラグ)を出力して、保舵支援制御部12が出力する目標電流値(片流れ対応)を後段のリミッタ15に出力させるようにする。
次に、保舵支援制御部12の詳細を、その内部構成を示すブロック図である図3を主に参照して説明する。
ちなみに、この実施形態での保舵支援制御部12は、カント路や横風などのように車両Cに片流れ(片流れ)を生じさせる力に対抗して、モータ3自身の動きを抑制するような目標電流値(片流れ対応)を出力する機能を有する機能部である。
ちなみに、片流れ対応舵角値の初期値は0deg、若しくはその時のステアリングホイール操舵角に設定される。この初期値は、所定舵角値未満であれば、その時のステアリングホイール操舵角を初期値とし、所定舵角値以上、若しくは、所定ヨーレート以上であれば、0degを初期値と設定することができる。
補足すると、カント路などにおける車両Cを片流れさせようとする力に対抗して、モータ3の動きを抑制するような電流をモータ3に供給するように、対応関係の情報は設定されている。ちなみに、モータ3の動きが抑制されれば、自ずとハンドルHの動きも抑制され、結果、ハンドルHを保舵する運転者の負担が軽減される。
ちなみに、図3の電流値設定部122の枠内のグラフは、グラフの中央から右への舵角を(+の値)、左への舵角を(−の値)で示しており、例えば、右側への舵角(+の値)の場合は、電流値は(−)の値に設定される。
なお、説明を省略しているが、EPS制御部11にもベース電流値やダンパ電流値が存在する。しかし、この保舵支援制御部12におけるベース電流値と後記するダンパ電流値は、片流れ対応制御(保舵支援)のためのものであり、基本的には、EPS制御部11におけるものとは別物である。
なお、このダンパ電流値設定部126は、EPS制御部11における周知のダンパ制御のものとは異なる。EPS制御部11におけるダンパ制御は、車両Cの高速走行中において、ハンドルHがふらつくことを防止してどっしりとした安定感のある操舵フィールを運転者に与えるものであるが、このダンパ電流値設定部126におけるダンパ電流値は、片流れに対抗するものである。
次に、中点移動制御部120を、中点移動制御部120の内部構成を示すブロック図である図4を主に参照して説明する。
ちなみに、この加算トルク算出部1203は、トルク積算値を早く増大させ、中点移動を迅速に行うものである。
操舵トルクに対して、保舵支援制御部12にて出力した電流値をトルクに換算した値を加算するので中点移動条件が成立しやすくなり、迅速に片流れに対応することが可能となる。
ちなみに、中点が移動されて片流れ対応制御が開始すると、モータ3の作動により、片流れに対応するための操舵トルクが減少していくので、この加算トルクはゼロに収束する方向になる。
これは、旋回後の過渡領域では、操舵トルクセンサ42で検出される操舵トルクが乱れる場合があり、積算部1205での加算トルクの積算値(トルク積算値)に妥当性が乏しいからである。例えば、運転者がカント路の傾斜に見合った舵角とする前に、片流れ対応制御が開始してしまうのは妥当ではないからである。
例えば、片流れ対応舵角値が、3degだったときに旋回に入った場合でも、3degという値は保持されたまま、旋回し、旋回中は片流れ対応舵角値の移動自体は行われず、旋回を終了した場合には、旋回終了後、さらに所定時間経過後から中点移動が行われるようになる。
片流れ対応舵角値がリセットされるのは、IG−ON/OFFなど、また、クルコンと連動されていればそのスイッチ ON/OFF時など、となる。
以上では、車両Cの全体構成から、各部の具体的な構成を説明したが、次は、その動作を具体的に説明する。
図6は、(a)がカント路において車両Cに加わる外力と運転者の操舵を示す図であり、(b)は車線によってカント路の傾斜が違うことを示す図である。
図5の左側の図に示すように、直進(直線)の平坦路では、車両Cの車体は水平であり、ハンドルHもほぼ中央であり、操舵トルクもゼロを中心にして振動している状況となる(微小舵)。
なお、ここでの平坦路とは、路肩方向に目立った傾斜がないこと(つまりカント路ではないこと)を意味し、道路の進行方向に存在する上下のうねり(高低差)は問わない。
図5の中央の図に示すように、道路の路肩方向に傾斜がついたカント路では、重力により車体流れ(車両Cに片流れ)が生じる。この図5の中央の図のように左側の路肩に向かって下る傾斜がついたカント路では、左側に向けて片流れ(車体流れ)が生じる。このため、運転者はハンドルHを右方向に傾けて保舵を行う。
また、図6(b)に示すように、車線によってカント路の傾斜が違うことがあるため、運転者は、ぞれぞれの傾斜に見合った運転をすることになる。
図5の右側の図に示すように、同じカント路でも、片流れ対応制御がある場合は、図3に示す保舵支援制御部12の中点移動制御部120が舵角の中点を移動させる。そして、図3に示すように、EPS_ECU1は、保舵支援制御部12が出力する移動後の中点に基づく出力電流値(目標電流値(片流れ対応))をEPS制御部11が出力する目標電流値に加算(加算器16)し、モータ3に供給する実電流を生成する(モータ駆動手段17)。
この詳細は後記するが、この片流れ対応制御により、片流れ(車体流れ)が生じる状況においても、運転者がハンドルHを保舵する負担が大幅に軽減され、平坦路レベルの操舵負担を実現可能である。
次に、同じ図5を参照して、本実施形態の車両Cが、平坦路からカント路に侵入して片流れ対応制御が開始されるまでを時系列で説明する(適宜図2や図3など参照)。
図5の左側の図に示す平坦路において、運転者がハンドルHに設置されているクルコンスイッチSWをONしたとする。すると、FI_ECU2の制御のもと、DBW弁5を制御して、定速走行を行う。これにより、運転者は、定速走行のためにアクセルペダルを操作する労力が省かれる。さらに、クルコンスイッチSWがONされたことにより、FI_ECU2では、クルコン制御部21が切替器14にクルコンスイッチSWがONされた旨の信号を出力する。この信号をトリガにして、切替器14が切り替わり、保舵支援制御部12から出力されている目標電流値を後段のリミッタ15へと通過させる。一方、切替器14は、ゼロ電流値出力部13が出力する0の電流値を遮断する。
なお、図3〜図5により理解されるように、本実施形態の車両Cでは、常に保舵支援制御部12の各機能は作動していて、目標電流値(片流れ対応)を出力している。この点について、クルコンスイッチSWがONにされたことをトリガに、休止などしていた保舵支援制御部12の各機能が動作するようにしてもよい。
次に、車両Cが平坦路から図5の中央の図に示すカント路に侵入したとする。クルコンスイッチSWは、既に平坦路でONされているものとする。
運転者は、片流れに対応するため、ハンドルHをやや右側に切って保舵する。カント路による車両Cを左側に片流れ(車体流れ)させようとする力と、ハンドルHを右に切ったことにより車両Cの車体に生じる力とがバランスして車両Cは直進状態を保つ。当然、この状態が長く続けば、前記のように、運転者に負担をかける。
なお、トルク積算値が中点移動判定閾値を超えるまでは、クルコンスイッチSWがONにされていても、保舵支援制御部12から出力される目標電流値(片流れ対応)は保舵を支援するほどではないので、運転者は保舵のための力が軽減されない。ちなみに、中点移動判定閾値を小さな値とすれば、片流れ対応制御に入るまでの時間は短くなる。
図5の右側の図では、トルク積算値が舵角中点移動判定閾値を超え、これにより、片流れ対応舵角値が例えば増大して中点移動制御部120から出力される。この結果、保舵支援電流値設定部122では、移動後の中点により電流値が設定される。この保舵支援電流値設定部122が設定(出力)する電流値は、いわば目標電流値(片流れ対応)のベースとなる電流値(ベース電流値)である。前記のとおり、保舵支援電流値設定部122における舵角と電流値(ベース電流値)のマップ(つまり舵角と電流値との対応関係の情報)は、前記のように、舵角の0degを境に、電流を立ち上げたり立下げたりして、舵角のセンタ感を演出するようにしている。
なお、この図5の右側の図の例では、運転者は、ハンドルHのセンタ(操舵トルク0の舵角)が中央よりも若干右側に移動したと感じる。
図7Aは、本実施形態でのクルーズコントロールと片流れ対応制御との連携を示す概略的なフローチャートである。また、図7Bは、(a)はクルコンスイッチ位置の時間推移を、(b)は実舵角の時間推移を、(c)は時間t2の時点での舵角θを初期値とした片流れ対応舵角の時間推移を、(d)は時間t2の時点での舵角0を初期値とした片流れ対応舵角の時間推移を模式的に示す片流れ対応制御のタイムチャートである。
ちなみに、本実施形態では、CC制御中フラグが出力されていなくても、図2〜図4に示されるように、積算部1205などの各部は機能している。このため、ステップS3では、片流れ対応制御の「システムON」かつ「システム・インアクティブ(INACTIVE)」の表示をインパネ(インストルメント・パネル)などに行い、一方、ステップS2では片流れ対応制御の「システムON」かつ「システム・アクティブ(ACTIVE)」などの表示をインパネなどに行うようにしてもよい。
図7Bの(b)の実舵角_時間推移の図において、波線で示されるように、時間t1になるまでは、運手者のハンドルHの操作による実舵角は0である。時間t1以降は、実舵角が上昇している。これは、車両Cがカント路に進入したために車体が片流れをし始めことに対応して、運転者がハンドルHを操作したことによる。
ちなみに、旋回途中に片流れ対応制御が始まるとした場合、実舵角を初期値とすると、過大な片流れ対応舵角値が設定されて運転者に違和感を与えてしまう可能性があるが、初期値が0degであれば、このような違和感を生じさせないですむ。
例えば、旋回中にクルコンスイッチSWがONされた場合を考える。旋回中であるので、操舵トルクが大きくかつトルク加算値も大きいといえる。
この状態で、すなわち、中点が移動された状態で、車両Cが旋回から直進に移行する立ち上がりの際、移動後の中点でモータ3の回転を抑制するように制御される。このため、直進に移行する立ち上がりの際に、ハンドルHの戻りが悪くなる(セルフアライメントトルクの効きが悪くなる)傾向が生じる。
なお、前記のように、直線からの立ち上がりで、ヨーレートが所定の閾値よりも小さくなっても、中点移動キャンセル判定部1204は、数秒間はキャンセル信号を出力し続ける。旋回からの立ち上がり後は、操舵トルクの乱れなどがあるので、この際のトルク加算値を積算部1205のトルク積算値に反映しないようにするためである。
なお、この数秒間は、いわば所定時間であり、実験やシミュレーションなどにより過渡領域の時間の長さを考慮して適宜設定される時間とすることができ、また、操舵トルクの乱れに応じて動的に変化する時間として設定することもできる。
以上説明した第1実施形態によれば、クルコン(クルーズコントロール)と連携して、従来のEPSでは適切に支援されなかったカント路や横風など、車両Cに片流れを生じさせる外力が生じている状況でも、適切な保舵支援が行われ、運転者の負担を大幅に軽減できる。
また、旋回からの立ち上がりに、車両挙動が直進状態と判定されても、数秒間は旋回状態のときと同様、キャンセル信号を出力し続ける。これにより、過渡領域時、仮にトルク積算値が中点移動判定閾値を超えるような状況になるとしても、実際にはトルク積算値が0クリアされ、この結果、片流れ対応制御が禁止されて(つまり補正電流値である目標電流値(片流れ対応)が算出されず)、適切な片流れ対応制御を行うことができる。
しかし、この片流れ対応制御を使用する場面とクルーズコントロールを使用する場面は、似通っており、そのため、本第1実施形態では、片流れ対応制御を有効にするスイッチを独立して設けず、クルコンスイッチSWと兼用することとした。これにより、部品点数が削減されるとともに、運転者の操作が簡略化される。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図9は、第2実施形態における連携を示す図である。
また、ナビゲーションシステムは周知であるので、NAVI_ECU6の説明も省略する。
前記した第2実施形態は、運転者の保舵力が弱まることに対応して、片流れ対応制御の制御量を増大する実施形態を説明したが、この第3実施形態では、逆に、片流れ対応制御の制御量(目標電流値(片流れ対応))を減少させたり、片流れ対応制御を停止させたりする実施形態を説明する。
図10は、第3実施形態の一例として、図3の保舵支援電流値設定部122における舵角と電流値との対応関係の情報を調整することで片流れ対応制御の制御量を減少する例を示す図である。
極低車速時や停車時(アイドルストップ時)での操舵は、路面抵抗が大きく、大きな操舵力を必要とする。したがって、車輪速センサ44に基づく車速が例えば10Km/h以下の極低車速や、車速0の停車時は、片流れ対応制御の制御量(目標電流値(片流れ対応))を減少又は片流れ対応制御を停止するようにする。
その減少の仕方としては、(1) 図10に示すように、保舵支援電流値設定部122(図3参照)における舵角と電流値(ベース電流値)との対応関係の情報(マップ)についての舵角に対応する電流値(絶対値)を、実線のものから破線のもののように引下げることが考えられる。また、(2) 別の減少の仕方として、舵角中点移動量設定部1206(図4参照)で、舵角を0.2deg移動させていたが(絶対値)、つまり、片流れ対応舵角値を0degから0.2degへ移動としていたが、この移動を0.1degにすることが考えられる(ここでの角度は一例である)。また、(3) さらに別の減少の仕方として、舵角中点移動量設定部1206(図4参照)における中点移動判定閾値の値を高くすることなど、種々の仕方で片流れ対応制御の制御量の減少を実現できる。
また、片流れ対応制御の停止は、例えば、切替器14をゼロ電流値出力部13の側に切り替えることで実現できる。
また、夜間は、視界が悪くなるため(認識可能な前方の距離が減少するため)、運転者の目視による直進判定が甘くなる。このため、昼間であれば、運転者はカント路に対応した舵角にすぐにハンドルHを合わせられるが、夜間ではその精度が悪化する。すると、夜間では、修正舵の頻度が増える。
修正舵が増えれば、片流れ対応制御による舵角の中点の移動が頻繁に行われるので運転者に対して違和感を与える虞がある。このため、夜間は、前記と同様の手法で、片流れ対応制御量を減少又は片流れ対応制御を停止するようにする。これにより、この違和感を抑制することができる。
なお、この減少・停止の制御は、ヘッドライトのスイッチと連動させたり車両が備える時計と連動させたりして、舵角中点移動量設定部1206の片流れ対応舵角値を0.2degよりも小さくすることで実現できる(ここでの角度も一例である)。
また、ウインカが操作されたときには、ウインカと連携して、片流れ対応制御の制御量を減少又は片流れ対応舵角値の移動を停止する構成とする。
また、ABS(Anti Brake Lock System)やVSA(Vehicle Stability Assist、登録商標)が作動するときや、障害物回避支援装置(追突防止装置)が作動するときは、これらと連携して、片流れ対応制御の制御量を減少又は片流れ対応舵角値の移動を停止する構成とする。なお、障害物回避装置などは、衝突余裕時間(Time To Collision;TTC)に応じて片流れ対応制御の制御量を可変させることができる。例えば、TTCが5秒のときよりも、TTCが2秒のときの方が、制御量(目標電流値(片流れ対応))が小さくなるようにする。
前記の第1実施形態では、中点移動キャンセル判定部1204において、ヨーレート≦閾値、かつ、モータ回転速度≦閾値となった場合(つまり直進判定に切替った場合)、キャンセル信号を出力し続け、数秒間(しばらく)は片流れ対応制御を禁止する例を説明した。
しかし、片流れ対応制御を禁止するのではなく、前記の極低車速時、夜間、ウインカ操作などと同様の手法で、片流れ対応制御の制御量を減少することもできる。つまり、第3実施形態では、旋回後の過渡領域(図8参照)においてもキャンセル信号を出力せずに、トルク積算値を計算する(積算部1205)。そして、仮に、中点を移動しても、その制御量を減少する。
以上、第1〜第3実施形態で説明した本発明は、以上の実施形態に限定されることなく実施することができる。例えば、第1実施形態での直進判定に相当する中点移動キャンセル判定部1204について、ナビゲーションシステムによって、車両Cが曲線路上や市街路上などを走行していることが分かれば、キャンセル信号を出力するようにしてもよい。
また、トルク積算値の大きさに応じて、または、トルク加算値の移動平均値の大きさに応じて、その値が大きくなるほど中点を移動させる量を大きくするようにしてもよい。この場合は、車両挙動が乱れたとき(ヨーレートや舵角などが変化したとき)は、トルク積算値を0クリアしたり移動平均値を0クリアしたりするようにすればよい。
また、切替器14やゼロ電流値出力部13は必須の構成ではなく、省略することも可能である。
また、低減の例として、保舵支援制御部12〜加算器16の間に目標電流値を制限する構成を設けてもよいことは言うまでもない。
また、片流れ対応制御の制限や禁止、さらには、補正電流値としての目標電流値(片流れ対応)を算出しない構成について、特定の手段や手法に限定されることもない。
11 EPS制御部
12 保舵支援制御部(片流れ対応制御手段)
120 中点移動処理部
1201 ローパスフィルタ
1202 トルク換算部
1203 差分トルク算出部
1204 中点移動キャンセル判定部
1205 積算部(積算手段)
1206 舵角中点移動量設定部(片流れ対応制御手段)
121 減算部
122 保舵支援電流値設定部
13 ゼロ電流値出力部
14 切替器
15 リミッタ
16 加算器
17 モータ駆動手段
2 FI_ECU
21 クルコン制御部(クルーズコントロール手段)
3 モータ(電動モータ)
4 センサ
41 舵角センサ(舵角検出手段)
42 操舵トルクセンサ(操舵トルク検出手段)
43 ヨーレートセンサ(車両挙動検出手段)
44 車輪速センサ
5 DBW
6 NAVI_ECU
C 車両
S 車両用操舵装置
H ハンドル(ステアリングハンドル)
SW クルコンスイッチ、手離し検出手段
Claims (5)
- 操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段を有し、
前記操舵トルクに基づき、電動モータに与える電流値を制御して操舵系にアシストトルクを付与する車両用操舵装置であって、
車両に生じる片流れを検出し、当該片流れを抑制するように前記電流値を補正する片流れ対応制御手段と、
運転者が操作し、前記片流れ対応制御手段による片流れ対応制御を開始するスイッチと、を備え、
前記スイッチは、車両に備わるクルーズコントロール制御部によるクルーズコントロールを開始するクルーズコントロールスイッチを兼ねるものであり、
前記片流れ対応制御手段は、前記スイッチのON状態において、車両の旋回終了後から所定時間は、前記片流れ対応制御を制限又は禁止すること
を特徴とする車両用操舵装置。 - 操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段を有し、
前記操舵トルクに基づき、電動モータに与える電流値を制御して操舵系にアシストトルクを付与する車両用操舵装置であって、
舵角を検出する舵角検出手段と、
車両挙動を検出する車両挙動検出手段と、
前記車両挙動と前記舵角とに応じて車両の直進状態を判定し、直進状態と判定されているときの前記操舵トルクの積算値を算出し、
前記積算値と前記舵角とに基づき、車両に生じる片流れを抑制するように前記電流値を補正する補正電流値を算出する片流れ対応制御手段と、
運転者が操作し、前記片流れ対応制御手段による片流れ対応制御を開始するスイッチとを、さらに有し、
前記スイッチは、車両に備わるクルーズコントロール制御部によるクルーズコントロールを開始するクルーズコントロールスイッチを兼ねるものであり、
前記片流れ対応制御手段は、前記スイッチのON状態、且つ旋回終了後であって、車両が前記直進状態と判定され始めてから所定時間は、あらたに前記補正電流値を算出しないことを特徴とする車両用操舵装置。 - 操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段を有し、
前記操舵トルクに基づき、電動モータに与える電流値を制御して操舵系にアシストトルクを付与する車両用操舵装置であって、
舵角を検出する舵角検出手段と、
車両挙動を検出する車両挙動検出手段と、
前記車両挙動と前記舵角とに応じて車両の直進状態を判定し、直進状態と判定されているときの前記操舵トルクの積算値を算出し、
前記積算値と前記舵角とに基づき、車両に生じる片流れを抑制するように前記電流値を補正する補正電流値を算出する片流れ対応制御手段と、
運転者が操作し、前記片流れ対応制御手段による片流れ対応制御を開始するスイッチとを、さらに有し、
前記スイッチは、車両に備わるクルーズコントロール制御部によるクルーズコントロールを開始するクルーズコントロールスイッチを兼ねるものであり、
前記片流れ対応制御手段は、前記スイッチのON状態、且つ旋回終了後であって、車両が直進状態と判定され始めてから所定時間は、前記片流れ対応制御手段の制御量を減少させることを特徴とする車両用操舵装置。 - 夜間走行中には、前記片流れ対応制御手段が制御量を昼間走行時よりも減少する、または前記片流れ対応制御を停止することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用操舵装置。
- 夜間走行中であるか否かをヘッドライトの点灯/消灯で判定することを特徴とする請求項4に記載の車両用操舵装置。
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