JP6428141B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
(3)また、前記第一チャンバが、前記車両側面側に設けられ、展開開始時に前記第二チャンバと前記第三チャンバとの間に収納されている余剰部を有することが好ましい。
(5)また、前記サイドエアバッグ装置は、前記第一チャンバと前記第二チャンバとを連通するダクトを備えることが好ましい。
本実施形態に係るサイドエアバッグ装置1は、図1に示す車両用シート10に適用される。このサイドエアバッグ装置1は、車両用シート10のシートバック11の内部であって、車幅方向外側の側面11aの内側に折り畳まれて収容されている。図1には、左側座席(左ハンドル車両における運転席であり、右ハンドル車両における助手席)の左側面に配置されたサイドエアバッグ装置1を例示する。なお、右側座席(右ハンドル車両における助手席であり、左ハンドル車両の運転席)にも同様の(面対称の)サイドエアバッグ装置1が配置される。
エアバッグ2は、車両衝突等の際に車両側面と乗員30との間に展開される布製の袋である。このエアバッグ2は、ここでは車両側面を形成するサイドドア20(図4参照)に沿って瞬時に膨張展開し、乗員30を保護するように機能する。図1(b)に示すように、展開完了状態におけるエアバッグ2は、側面視で乗員30の肩部31,胸部32及び腹部33の部位を全てカバーする縦長の範囲に亘って配置される。
なお、図1(b),図2及び図3(b)に示す一点鎖線Oは、車両前後方向及び車両左右方向(車幅方向)におけるエアバッグ2の中心を通る線であり、以下、この線をエアバッグ2の中心線Oという。また、上チャンバ5と下チャンバ6とが隣接した位置に配置されている状態を、エアバッグ2の展開初期状態〔図1(a)及び図3(a)参照〕という。
なお、ダクト8A,8Bの直径は、各チャンバ5,6,7の車両前後方向の寸法よりも小さく設定される。また、ダクト8A,8Bの軸心方向(貫通方向)の寸法は、展開完了状態におけるエアバッグ2の機能が損なわれないように十分小さく設定される。
また、図3(b)に示すように、展開完了状態におけるエアバッグ2では、各チャンバ5,6,7及び各ダクト8A,8Bが、上下方向に並んで配置され、上面視ではラップする。これにより、エアバッグ2の上下方向の寸法Hが確保され、乗員30の側部における保護範囲が上下方向に大きく確保される。
次に、図4(a),(b)を用いて、車両衝突の際のサイドエアバッグ装置1の動作と、サイドエアバッグ装置1による作用とを説明する。図4(a)は、展開初期状態を示す模式図であり、図4(b)は展開完了状態を示す模式図である。ここでは、車両に対して左側面から衝撃が加わった場合(すなわち、左側面衝突した場合)を例示する。
(1)上記のサイドエアバッグ装置1では、乗員30の脇部35の下方に展開する上チャンバ5と、展開完了状態で上チャンバ5の上方に位置するように上チャンバ5と連通される中チャンバ7とが設けられる。また、エアバッグ2の展開開始時に中チャンバ7を上チャンバ5よりもサイドドア20側に拘束し、展開が進行すると拘束を解除するテザー3が設けられる。そのため、エアバッグ2の展開開始時に、乗員30の肩部31が上チャンバ5によって拘束されることを回避することができ、乗員30の上腕部34をスムーズに上方へと持ち上げることができる。
なお、テザー3の両端部3a,3bの固定先は、上チャンバ5と下チャンバ6とを連結できる位置であればよく、上述の側面視でエアバッグ2の中心線Oと重なる位置に限られない。テザー3の両端部3a,3bの固定先は、例えば、上チャンバ5及び下チャンバ6の前端部であってもよいし、上チャンバ5及び下チャンバ6の後端部であってもよい。
(7)同様に、上記のサイドエアバッグ装置1には、中チャンバ7と下チャンバ6とを連通するダクト8Bが備えられる。そのため、下チャンバ6を中チャンバ7に対して相対移動しやすくすることができる。
また、上記のサイドエアバッグ装置1では、展開完了状態における三つのチャンバ5,6,7が、上下方向に並んで配置される。そのため、展開完了状態におけるエアバッグ2の上下方向の寸法Hを確保することができ、乗員30の側部における保護範囲を拡大させることができる。したがって、乗員30をより確実に保護することができる。
[4−1.第一変形例]
図5(a),(b)に示すサイドエアバッグ装置1は、上述の実施形態のものに対してエアバッグ2の構成を変更したものである。本変形例に係るエアバッグ12では、上記のエアバッグ2に対して、下チャンバ6及びダクト8Bが省略される。以下、上述の実施形態で説明した各要素との対応関係を明示すべく、対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、このエアバッグ12では、展開完了状態における中チャンバ7が、乗員30の胸部32と腹部33との両方を保護しうるように、上述の実施形態のものに比べて上下方向に大きく(縦長な形状に)形成されている。
したがって、本変形例に係るサイドエアバッグ装置1でも、上述の実施形態と同様に、乗員30の肩部31を保護しつつ、乗員30の上腕部34をスムーズに上方へと持ち上げることができる。
図6(a),(b)に示すエアバッグ22は、上述の実施形態におけるエアバッグ2に代えて用いられるものであり、上記のエアバッグ2に対して、ダクト8A,8Bを省略し、三つのチャンバ5,6,7を一体に形成したものである。
このように構成されたエアバッグ22では、三つのチャンバ5,6,7を一体に形成することができるため、構造を簡素化することができる。
上述の実施形態及び変形例では、テザー3によって上チャンバ5の位置が拘束される場合を説明したが、例えば図7(a)に示すように、テザー3を省略し、上チャンバ5と下チャンバ6とを直接縫い合わせることにより、上チャンバ5の位置を拘束してもよい。言い換えると、上記のテザー3の代わりに、縫い目13(拘束手段)によって上チャンバ5と下チャンバ6とを連結してもよい。
上述した実施形態及び変形例に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。上述の実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、或いは適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態で示したテザー3の形状は一例であり、変更可能である。テザー3は、例えば円形の断面を有するロープ状に形成されてもよい。すなわち、テザー3は、上チャンバ5と下チャンバ6とを連結できるものであればよく、その形状は特に限定されない。
また、本サイドエアバッグ装置1は、上述のような車両における運転席や助手席だけでなく、これらの座席よりも後方に設けられる後部座席に対しても、同様に適用することができる。
2,12,22 エアバッグ
3 テザー(拘束手段)
4 インフレータ
5 上チャンバ(第二チャンバ)
6 下チャンバ(第三チャンバ)
7 中チャンバ(第一チャンバ)
7a 余剰部
8A,8B ダクト
13 縫い目(拘束手段)
20 サイドドア(車両側面)
23A 縫い目(拘束手段)
30 乗員
Claims (5)
- 車両側面と乗員との間に展開されるエアバッグを具備したサイドエアバッグ装置において、
前記乗員の脇部下方に展開する第一チャンバと、
展開完了状態で前記第一チャンバの上方に位置するように前記第一チャンバと連通される第二チャンバと、
前記エアバッグの展開開始時に前記第二チャンバを前記第一チャンバよりも前記車両側面側に拘束し、展開が進行すると拘束を解除する拘束手段と、
展開完了状態で前記第一チャンバの下方に位置するように前記第一チャンバと連通される第三チャンバと、を備え、
前記拘束手段が、前記エアバッグの展開開始時に前記第二チャンバを前記第三チャンバと連結し、前記第三チャンバを前記第一チャンバよりも前記車両側面側に拘束する
ことを特徴とする、サイドエアバッグ装置。 - 前記拘束手段が、前記エアバッグの展開開始時に、前記第二チャンバと前記第三チャンバとに固定された状態で前記第二チャンバと前記第三チャンバとを互いに隣接させる長さに形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記第一チャンバが、前記車両側面側に設けられ、展開開始時に前記第二チャンバと前記第三チャンバとの間に収納されている余剰部を有する
ことを特徴とする、請求項2記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記第一チャンバの内部にガスを供給するインフレータを備える
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記第一チャンバと前記第二チャンバとを連通するダクトを備える
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
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