JP6365188B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
(4)前記傾斜部は、一端が前記メインチャンバーの前記車幅方向内側の上部の内面に取り付けられ、他端が前記メインチャンバーの車幅方向外側の内面に取り付けられたテザーによって形成されることが好ましい。
(5)前記エアバッグは、前記第二サブチャンバーに設けられ、前記エアバッグの内部のガスを外部へ放出させる排出部を備えることが好ましい。
本実施形態のサイドエアバッグ装置1は、図1に示す車両用シート10(座席)に適用される。このサイドエアバッグ装置1は、車両用シート10のシートバック内部であって、サイドドア20〔図5(a)参照〕に面する側面の内側に折り畳まれて収容されている。図1には、左側座席(左ハンドル車両における運転席であり、右ハンドル車両における助手席)の左側面に配置されたサイドエアバッグ装置1の展開状態(展開完了状態)を例示する。なお、右側座席(右ハンドル車両における助手席であり、左ハンドル車両の運転席)にも同様の(面対称の)サイドエアバッグ装置1が配置される。
エアバッグ2は、車両衝突等の際に乗員30の側方に展開される布製の袋である。このエアバッグ2は、車両のサイドドア20に沿って瞬時に膨張し、乗員30の胸部31Aや腹部31Bなど(以下、これらを併せた部位を胴部31という)を保護するように機能する。展開状態におけるエアバッグ2の形状は、側面視で乗員30の肩部32から胴部31にかけての部位をカバーする形状に形成される。
次に、図5(a)〜(c)を用いて、車両衝突の際のサイドエアバッグ装置1の動作と、これによる作用とを説明する。図5(a)〜(c)は、それぞれ展開初期状態,展開中期状態,展開完了状態を示す模式図である。ここでは、車両に対して左側面から衝撃が加わった場合(すなわち、左側面衝突した場合)を例示する。
なお、図2(a)及び(b)に示す展開完了状態となったエアバッグ2は、第二サブチャンバー6に設けられたベント孔9から徐々にガスが抜けていく。
(1)上述のサイドエアバッグ装置1によれば、最初にメインチャンバー4が展開することで、車両衝突等の衝撃力を吸収することができ、乗員30の胴部31の側方を保護することができる。また、メインチャンバー4の展開に続いて第一サブチャンバー5が展開することにより、乗員30の胴部31の側方を保護しつつ上腕部33を上方へ持ち上げることができる。
なお、本実施形態では、排出部としてのベント孔9が第二連通孔50hから離れた位置に設けられるため、エアバッグ2の展開完了状態を長めに維持することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上記したメインチャンバー4,第一サブチャンバー5及び第二サブチャンバー6の形状や構成は一例であって、上記のものに限られない。例えば、メインチャンバー4は、縦長の楕円形における下端部(長辺方向の下端部)を切除したような形状としてもよいし、矩形に近い角形形状としてもよい。なお、このような形状の場合であっても、メインチャンバー4の車幅方向内側の上部には傾斜部4Aが設けられることが好ましい。また、メインチャンバー4が三枚以上の基布を縫合して形成されたものであってもよい。
また、第二サブチャンバー6は、展開状態でメインチャンバー4及び第一サブチャンバー5の上部に位置すればよく、例えば、第一サブチャンバー5にのみ縫い付けられていてもよい。すなわち、第二サブチャンバー6とメインチャンバー4とが直接縫い合わされていなくても、第二サブチャンバー6が展開することで、第一サブチャンバー5の上部からメインチャンバー4の上部に亘って配置される構成であればよい。また、第二サブチャンバー6も二枚以上の基布から形成されていてもよい。
なお、第一サブチャンバー5の展開により乗員の肩部32及び上腕部33を持ち上げることができるため、メインチャンバー4の傾斜部4Aを省略してもよい。また、エアバッグ2は、展開した後、隙間からガスが抜けていくため、ベント孔9やスリット状の通気口等の排出部を省略してもよい。
2 エアバッグ
3 インフレーター
4 メインチャンバー
4A 傾斜部
4B テザー
5 第一サブチャンバー
6 第二サブチャンバー
7 第一弁体
8 第二弁体
9 ベント孔(排出部)
10 車両用シート(座席)
20 サイドドア
30 乗員
31 胴部
32 肩部
33 上腕部
34 脇部
40 基布(接続面)
40h 第一連通孔
50 基布(接続面)
50h 第二連通孔
Claims (5)
- 車両の座席に着座した乗員とサイドドアとの間に展開されるエアバッグと、前記エアバッグにガスを供給するインフレーターと、を具備したサイドエアバッグ装置であって、
前記エアバッグは、
前記インフレーターから直接的にガスが供給されて前記乗員の胴部側方に展開するメインチャンバーと、
展開状態で前記メインチャンバーの車幅方向内側の上部に位置するように前記メインチャンバーに取り付けられ、前記メインチャンバーに供給されたガスが供給されて前記乗員の脇部下方に展開する第一サブチャンバーと、
展開状態で前記メインチャンバー及び前記第一サブチャンバーの上部に位置するように少なくとも前記第一サブチャンバーに取り付けられ、前記第一サブチャンバーに供給されたガスが供給されて前記乗員の肩部側方に展開する第二サブチャンバーと、を備える
ことを特徴とする、サイドエアバッグ装置。 - 前記エアバッグは、
前記メインチャンバーと前記第一サブチャンバーとの接続面に形成され、前記メインチャンバーと前記第一サブチャンバーとを連通する第一連通孔と、
前記第一サブチャンバーと前記第二サブチャンバーとの接続面に形成され、前記第一サブチャンバーと前記第二サブチャンバーとを連通する第二連通孔と、
前記メインチャンバーの展開開始時点では前記第一連通孔を閉塞し、前記メインチャンバーの内圧が第一所定圧以上になると前記第一連通孔を開放する第一弁体と、
前記第一サブチャンバーの展開開始時点では前記第二連通孔を閉塞し、前記第一サブチャンバーの内圧が第二所定圧以上になると前記第二連通孔を開放する第二弁体と、を備える
ことを特徴とする、請求項1記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記メインチャンバーは、展開時であって前記第一サブチャンバーへガスが流れる前に前記車幅方向内側の上部に形成され、上端に向かって車幅方向外側へ傾斜した傾斜部を有する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記傾斜部は、一端が前記メインチャンバーの前記車幅方向内側の上部の内面に取り付けられ、他端が前記メインチャンバーの車幅方向外側の内面に取り付けられたテザーによって形成される
ことを特徴とする、請求項3記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記エアバッグは、前記第二サブチャンバーに設けられ、前記エアバッグの内部のガスを外部へ放出させる排出部を備える
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のサイドエアバッグ装置。
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2014
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