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JP2009190678A - 側突用エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアバッグの展開性能と収納性能との両立を図る。
【解決手段】側突用エアバッグ装置は、膨張用ガスを噴出するインフレータ41と、同インフレータ41を自身の後部に内包し、かつ折り畳まれることにより収納用形態にされたエアバッグ20とを、車両用シートに着座した乗員の外側方近傍の収納部に収納し、側突に応じたインフレータ41からの膨張用ガスによりエアバッグ20を、折り状態を解消させながら、車両のボディサイド部及び車両用シート間へ向けて膨張展開させる。収納用形態のエアバッグ20は、展開状態のエアバッグ20のインフレータ41よりも前側部分を、前方から後方へ向けて折り畳むことにより略上下方向に細長い中間形態にし、さらに、中間形態のエアバッグ20のインフレータ41よりも下側部分37を、その被折り畳み部37Aが上下方向に対し略直交するように、下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に対し側突による衝撃が加わった場合に、その衝撃を緩和するために車両に装備される側突用エアバッグ装置に関するものである。
車両のサイドドア等のボディサイド部に対し側突による衝撃が加わった場合に、その衝撃から乗員を保護する装置として、側突用エアバッグ装置が知られている。同装置は、車両の側突に応じて膨張用ガスを噴出するインフレータと、そのインフレータを自身の後部に内包し、同インフレータから供給される膨張用ガスにより膨張展開させられるエアバッグとを備えている。そして、上記エアバッグ及びインフレータは、車両用シートの着座した乗員の外側方近傍、例えば、シートバック(背もたれ部)における車外側の収納部に収納される。
上記側突用エアバッグ装置では、側突によりボディサイド部に外側方から衝撃が加わると、インフレータから膨張用ガスが噴出されてエアバッグ内に供給される。この膨張用ガスによりエアバッグがシートバックから飛び出して、車両用シートに着座している乗員とボディサイド部との間の狭い隙間を通り、その乗員を保護し得る大きさ・形状に膨張展開する。このエアバッグにより、ボディサイド部を通じて乗員へ伝わる外側方からの衝撃が緩和される。
上記側突用エアバッグ装置では、エアバッグ及びインフレータをシートバックにおける限られた大きさの収納部に収納しなければならない。そのため、収納部への収納に際し、エアバッグをコンパクトな形態(収納用形態)にすることが要求される。
これに対しては、通常、展開状態のエアバッグを次のように折り畳んで収納用形態にすることが行われている。まず、展開状態のエアバッグのインフレータよりも前側部分を前方から後方へ向けて折り畳むことにより、上下方向に細長い中間形態にする。次に、この中間形態のエアバッグのインフレータよりも下側部分を前方へ折り返し、さらに、その折り返された部分を前方から後方へ向けて折り畳む。こうした折り畳みを行うことにより、エアバッグを前後方向にも上下方向にもコンパクトな収納用形態にする。なお、上記のようにエアバッグのインフレータよりも下側部分を、前方から後方へ向けて折り畳む態様については、例えば特許文献1に記載されている。
特表2006−508846号公報
上記のように収納用形態にされてシートバックの収納部に収納されたエアバッグにインフレータから膨張用ガスが供給された場合、エアバッグは折り状態を解消しながらまず前方へ膨張展開し、次いで下方へ膨張展開する。しかし、前方へ膨張展開した状態のエアバッグを、さらに下方へ膨張展開させ、乗員の腰部及びボディサイド部間、大腿部及びボディサイド部間といった狭い隙間に入り込ませることは困難である。その理由としては、次のようなことが考えられる。エアバッグを狭い隙間で膨張展開させるには、乗員を車幅方向内側へ移動させることで隙間の幅を拡げながら膨張展開を行わせることが有効である。この点、前方へ膨張展開したエアバッグを下方へ膨張展開させると、上記の狭い隙間に入り込んでいこうとするときに、同エアバッグが乗員をシートクッションに押付けることとなり、車幅方向内側へ移動させ難い。そのため、エアバッグを乗員及びボディサイド部間のより低い位置まで確実に展開させて乗員を保護することが難しい。
なお、展開状態のエアバッグを前方から後方に向けて折り畳んで上下方向に細長い形態にするだけであれば、上記のような問題は生じにくい。収納用形態のエアバッグが、当初から低い位置まで展開した形態となっているからである。しかし、この場合には、エアバッグが上下方向に長くなり、エアバッグをシートバックの収納部に収納することが難しくなる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エアバッグの展開性能と収納性能との両立を図ることのできる側突用エアバッグ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両の側突に応じて膨張用ガスを噴出するインフレータと、前記インフレータを自身の後部に内包し、かつ折り畳まれることにより収納用形態にされたエアバッグとを、車両用シートに着座した乗員の外側方近傍の収納部に収納し、前記インフレータからの膨張用ガスにより前記エアバッグを、その折り状態を解消させながら、車両のボディサイド部及び前記車両用シート間へ向けて膨張展開させるようにした側突用エアバッグ装置において、前記収納用形態のエアバッグは、展開状態のエアバッグの前記インフレータよりも前側部分を、前方から後方へ向けて折り畳むことにより略上下方向に細長い中間形態にし、さらに、前記中間形態のエアバッグの前記インフレータよりも下側部分を、その被折り畳み部が上下方向に対し略直交するように、下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより形成されるものであることを要旨とする。
上記の構成によれば、展開状態のエアバッグのインフレータよりも前側部分を前方から後方へ向けて折り畳むことにより、中間形態のエアバッグの前後方向の寸法が小さくなる。また、中間形態のエアバッグのインフレータよりも下側部分を、その被折り畳み部が上下方向に対し略直交するように下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより、収納用形態のエアバッグの上下方向の寸法が小さくなる。このように収納用形態では、エアバッグは前後方向にも上下方向にもコンパクトとなり、狭い収納部であっても収納しやすくなる。
車両に対し側突により外側方から衝撃が加わると、インフレータからエアバッグに膨張用ガスが供給される。この膨張用ガスにより収納用形態のエアバッグの各部が膨張し、まずインフレータよりも下側部分が上方から下方へ向けて折り状態を解消しながら展開する。ここで、通常、乗員の外側方近傍に設けた収納部の下方近傍には、エアバッグの下方への展開を大きく妨げるようなものはない。そのため、エアバッグは収納部下方のより低い位置まで展開し得る。
この際、収納用形態のエアバッグのインフレータよりも下側部分は、上下方向に対し略直交している被折り畳み部において膨張用ガスの圧力を受け、折り状態を解消しながら下方へ向けて真っ直ぐ展開する。このように下方へ向かう展開の直進性がよいため、エアバッグは、収納部下方のより低い位置まで展開しやすい。
上記の展開により上下方向に細長くなったエアバッグは、その全体が、後方から前方へ向けて折り状態を解消しながら展開する。この際、エアバッグの下部が、車両のボディサイド部と乗員の腰部、大腿部等との間といった狭い隙間を通って前方へ展開することとなっても、乗員を車幅方向内側へ押し退けやすい。これは、一旦低い位置まで展開したエアバッグの下部は、前方へ展開する際に乗員を車両用シート等に押付けることがないからである。そのため、エアバッグは、その下部において乗員を車幅方向内側へ押し退けて隙間の幅を拡げながら、同乗員とボディサイド部との間を前方へ向けて展開する。
このようにして、エアバッグを乗員の外側方の広い保護領域にわたって展開させることができ、側突による衝撃から乗員を確実に保護することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記中間形態のエアバッグは、展開状態のエアバッグの前記前側部分を、その被折り畳み部が前後方向に対し略直交するように前方から後方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより形成されるものであり、前記中間形態のエアバッグの前記下側部分に対する下方から上方へ向かう蛇腹状の折り畳みは、同下側部分に対し車幅方向へ延びるように設定された折り線に沿って行われるものであることを要旨とする。
上記の構成によれば、前方から後方へ向かう蛇腹状の折り畳みが行われることで、中間形態では、その被折り畳み部が前後方向に対し略直交する。従って、中間形態のエアバッグを収納用形態にする際に、同中間形態のエアバッグに対し車幅方向に延びる折り線を設定することが、他の方向へ延びる折り線を設定する場合よりも容易となり、またこの折り線に沿って中間形態のエアバッグの下側部分を下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳むことが容易となる。
さらに、収納用形態のエアバッグのインフレータよりも前側部分は、前後方向に対し略直交している被折り畳み部において膨張用ガスの圧力を受ける。そのため、インフレータよりも下側部分が下方へ展開して上下方向に細長くなったエアバッグは、折り状態を解消しながら前方へ向けて真っ直ぐに展開する。このように前方へ向かう展開の直進性がよいため、エアバッグはより前方の位置まで展開しやすい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記エアバッグは、前記乗員の腰部の外側方で膨張展開する腰保護部を自身の少なくとも下部に有することを要旨とする。
乗員の腰部とボディサイド部との隙間は、一般に、乗員の他の部位とボディサイド部との隙間よりも狭い。そのため、腰保護部を有するエアバッグの場合、同腰保護部を腰部及びボディサイド部間で展開させることが本来難しい。従って、請求項3に記載の発明によるように、エアバッグに腰保護部を設けた側突用エアバッグ装置に請求項1又は2に記載の発明を適用することで、腰保護部を、収納部の下方のより低い位置まで展開させた状態で乗員の腰部とボディサイド部との狭い隙間に展開させることができ、腰部を適切に保護する大きな効果が得られる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明において、前記エアバッグの内部空間は、区画部により上下方向に複数のチャンバに区画されていることを要旨とする。
内部空間が区画部により上下方向に複数のチャンバに区画されているエアバッグの場合、下側のチャンバは、その上側に隣接して膨張するチャンバ側へ引張られる。そのため、エアバッグによって乗員の腰部等を衝撃から確実に保護するためには、最下部のチャンバをより低い位置で前方へ展開させることが重要である。従って、請求項4に記載の発明によるように、エアバッグの内部空間を上下方向に複数のチャンバに区画した側突用エアバッグ装置に請求項1〜3のいずれか1つに記載の発明を適用することで、最下部のチャンバを収納部の下方のより低い位置まで展開させ、その状態でさらに乗員及びボディサイド部間の狭い隙間で展開させることができる。最下部のチャンバが上側に隣接するチャンバの膨張に伴い上方へ引張られたとしても、乗員を適切に保護する大きな効果が得られる。
本発明によれば、展開状態のエアバッグのインフレータよりも前側部分を、前方から後方へ向けて折り畳むことにより略上下方向に細長い中間形態にし、さらにそのインフレータよりも下側部分を、被折り畳み部が上下方向に対し略直交するように、下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより収納用形態にしている。そのため、収納用形態のエアバッグをコンパクトにして、収納性能を向上させることができる。また、側突時には、収納用形態のエアバッグを、保護領域の下部を含むより広い領域にわたって展開させることができ、展開性能を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載において、車両の前進方向を前方(車両前方)として説明し、車両の後進方向を後方(車両後方)として説明する。また、以下の記載における左右方向は車両の車幅方向であって車両前進時の左右方向と一致するものとする。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車両においてボディサイド部11の車内側(図2の上側)の近傍には車両用シート12が配置されている。ここで、ボディサイド部11とは、車両の側部に配置された部材を指す。例えば、前席に対応するボディサイド部11は、フロントドア、センターピラー(Bピラー)等である。また、後席に対応するボディサイド部11は、サイドドア(リアドア)の後部、Cピラー、タイヤハウスの前部、リアクォータ等である。
車両用シート12は、シートクッション(座部)13と、そのシートクッション13の後側から起立し、かつ傾き調整機構(図示略)を有するシートバック(背もたれ部)14とを備えて構成されている。シートバック14の車外側の側部には収納部15が設けられており、側突用エアバッグ装置の主要部をなすエアバッグモジュールAMがこの収納部15に収納されている。収納部15の位置は、車両用シート12に着座した乗員Pの外側方近傍となる。エアバッグモジュールAMは、図3及び図4の少なくとも一方に示すように、エアバッグ20及びインフレータアセンブリ40を主要な構成部材として備えている。
次に、これらの構成部材の各々について説明する。ここで、本実施形態では、エアバッグモジュールAM及びその構成部材について「上下方向」、「前後方向」というときは、車両用シート12のシートバック14を基準としている。シートバック14の起立する方向を「上下方向」とし、この方向に対し車両の略前後方向に直交する方向を「前後方向」としている。通常、シートバック14は前側ほど低くなるように傾斜した状態で使用されることから、「上下方向」は厳密には鉛直方向ではなく、多少傾斜している。同様に、「前後方向」は厳密には水平方向ではなく、多少傾斜している。
<エアバッグ20>
図7は、膨張用ガスG(図5及び図6参照)が充填されてエアバッグ20が膨張させられた状態(膨張状態)のエアバッグモジュールAMを模式的に示している。エアバッグ20は、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸やポリアミド糸等を用いて形成した織布等からなる1枚の基布21によって袋状に形成されている。
この形成に際しては、所定形状をなす基布21が中央部分で二つ折りされて、互いに同一形状をなす一対の構成布21A,21Bが形成される(図9(B)参照)。図7では、車内側の構成布21Bについても図示するために、車外側の構成布21Aの一部が破断された状態で図示されている。両構成布21A,21Bは、二つ折りにかかる辺22が後方側となるように配置されて使用される。また、両構成布21A,21Bは、エアバッグ20が膨張展開したときに、車両用シート12に着座している乗員Pの腰部Ppから胸部Ptにかけての広い領域を占有し得る大きさ・形状を有している。ここで、エアバッグ20が上記膨張状態となったときに、乗員Pとボディサイド部11との間で占める領域を「保護領域A」とする(図11における太い二点鎖線参照)。
なお、一対の構成布21A,21Bは、2枚の基布を重ね合わせることにより形成されるものであってもよい。この場合、各基布が各構成布21A,21Bとなる。
両構成布21A,21Bは結合部23において結合されている。図7では、結合部23は、車外側の構成布21Aが破断されていない箇所では太い破線(符号23A参照)で示され、車外側の構成布21Aが破断されて車内側の構成布21Bが表出している箇所では、二点鎖線(符号23B参照)で示されている。
また、結合部23の一部を除く大部分は、両構成布21A,21Bの周縁部を縫糸で縫合することにより構成されている。ここでの一部は、エアバッグ20の内部空間を上下方向に複数(この場合2つ)のチャンバに区画する区画部24となっている。区画部24は、上下方向に略一定距離を隔てた状態で両構成布21A,21Bの前端から後方へ向けて延びる一対の延出部25と、両延出部25の後端を接続する接続部26とに区別することができる。接続部26は、両構成布21A,21Bの後ろ側の周縁部(辺22)から前方へ若干離れた箇所に位置している。上記区画部24よりも下側のチャンバは、エアバッグ20が膨張状態となったときに乗員Pの腰部Ppの外側方に位置して同腰部Ppを保護する「腰保護部27」を構成している。また、区画部24よりも上側のチャンバは、エアバッグ20が膨張状態となったときに、乗員Pの主として胸部Ptの外側方に位置してその胸部Pt等を保護する「胸保護部28」を構成している。
両構成布21A,21Bにおいて区画部24によって囲まれた部分は、膨張用ガスGによる膨張が起こらない非膨張部29となっている。さらに、両構成布21A,21Bには、その前端から非膨張部29に入り込むスリット31が形成されている。このスリット31は、エアバッグ20の展開方向前方に干渉物が存在する場合に、その干渉物との接触に伴い腰保護部27が下方へ、また胸保護部28が上方へ変位して干渉物に及ぼす影響を小さくするためのものである。
なお、上記結合部23は、上記縫糸を用いた縫合とは異なる手段、例えば接着剤を用いた接着によって形成されてもよい。
<インフレータアセンブリ40>
図5及び図6の少なくとも一方に示すように、インフレータアセンブリ40は、ガス発生源としてのインフレータ41と、そのインフレータ41を囲繞するリテーナ42とを備えて構成されている。インフレータ41は、略上下方向に細長い略円柱状をなしており、その内部にはガス発生剤(図示略)が収容されている。このタイプのインフレータ41では、ガス発生剤の燃焼反応によって膨張用ガスGが生成される。インフレータ41の下端部には、生成した膨張用ガスGを径方向外方へ噴出する複数のガス噴出孔43が設けられている。
なお、インフレータ41としては、上記ガス発生剤を用いたタイプに代えて、高圧ガスの充填された高圧ガスボンベの隔壁を火薬等によって破断して膨張用ガスGを噴出させるタイプが用いられてもよい。
一方、リテーナ42は、ディフューザとして機能するとともに、上記インフレータ41をエアバッグ20と一緒にシートバック14内のシートフレーム16(図4参照)に固定する機能を有する部材である。リテーナ42の大部分は、金属板等の板材を曲げ加工等することによって上下方向に細長い略筒状に形成されている。リテーナ42の上下上端のうち少なくとも下端は開放されている。リテーナ42の下端部の前側には、インフレータ41の一部のガス噴出孔43をリテーナ42から露出させる窓部44が設けられている。ガス噴出孔43からの膨張用ガスGの多くは、図5及び図6において実線の矢印で示すように、窓部44を通じ車両の概ね前方へ向けて導出される。また、ガス噴出孔43からの膨張用ガスGの一部は、図5において破線の矢印で示すように、リテーナ42の下端開放部分から略下方へ向けて導出される。
上記の構成を有するインフレータアセンブリ40は、図7に示すように、エアバッグ20の内部空間の上記区画部24よりも若干後ろ側であって、同エアバッグ20内の上部に配置されている。このようにインフレータアセンブリ40がエアバッグ20の後ろ上部に内包された状態では、インフレータ41のガス噴出孔43及びリテーナ42の窓部44が腰保護部27の上部に位置している。
エアバッグ20内では、区画部24の後端の接続部26がリテーナ42から前方へ若干離間している。この構成により、エアバッグ20内の後部(接続部26及びインフレータアセンブリ40間)には、腰保護部27及び胸保護部28間を連通させる連通部32が設けられている。この構成により、腰保護部27内の膨張用ガスGの一部が、連通部32を通じて胸保護部28へ流入可能となっている。
ところで、図8は、エアバッグ20が膨張用ガスGを充填されることなく平面状に展開させられた状態(以下「平面展開状態」という)のエアバッグモジュールAMを模式的に示している。エアバッグモジュールAMは、上記平面展開状態のエアバッグ20が折り畳まれることにより、図3及び図4の少なくとも一方に示すようにコンパクトな形態(以下「収納用形態」という)にされている。これは、エアバッグモジュールAMをシートバック14における限られた大きさの収納部15に確実に収納するためである。
上記収納用形態のエアバッグ20は、第1の折り畳み部20A及び第2の折り畳み部20Bを有している。第1の折り畳み部20Aは、図9(A)に示す折りの途中の状態(以下「展開状態」という)のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分30に対し、前方から後方へ向けた折り畳みのみが行われることにより形成されたものである。第2の折り畳み部20Bは、第1の折り畳み部20Aのインフレータアセンブリ40よりも下側部分37に対し、さらに下方から上方へ向けた蛇腹状の折り畳みが行われることにより形成されたものである。第1の折り畳み部20Aは結束テープ18によって、また第2の折り畳み部20Bは結束テープ19によって、それぞれ束ねられた状態に保持されている。これらの結束テープ18,19は、エアバッグ20の膨張時に容易に破断されるように構成されている。なお、図4では、これらの結束テープ18,19の図示が省略されている。また、これらの結束テープ18,19は必須の部材ではなく適宜割愛可能である。
平面展開状態のエアバッグ20は、次のようにして収納用形態にされる。まず、図8に示すように、平面展開状態のエアバッグ20における胸保護部28の上部が内折りされる。内折りは、エアバッグ20の端の部分を、他の部分の内側に位置するように折り返すというエアバッグ20の折り態様の1つである。本実施形態では内折りに際し、図8において一点鎖線で示すように、胸保護部28の上部に前後方向に延びる1本の折り線33が設定される。そして、エアバッグ20の各構成布21A,21Bにおいて折り線33よりも上側の部分34が、折り線33に沿って、両構成布21A,21B間の内側の空間に折り返される。この折り返しにより、図9(A),(B)の少なくとも一方に示すように、部分34が上記空間に入り込み、隠された状態となる。また、上記の折り返された分、エアバッグ20の上下方向の寸法が小さくなる。このときのエアバッグ20の状態が、上述した「折りの途中の状態(展開状態)」に該当する。
次に、上記展開状態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分30が蛇腹折りされる。ここでの蛇腹折りは、エアバッグ20を、一定幅ずつ順に折り畳むという、エアバッグ20の折り態様の1つである。この蛇腹折りに際しては、図9(A)に示すように、エアバッグ20に対し略上下方向へ直線状に延びる複数本の折り線(山折り線35及び谷折り線36)が設定される。これらの山折り線35及び谷折り線36の設定により、上記前側部分30が複数の被折り畳み部30Aに区画される。山折り線35及び谷折り線36の間隔は、蛇腹折りにおける折り幅Hとなる。
そして、エアバッグ20が、これらの山折り線35及び谷折り線36に沿って、矢印Bで示すように前方から後方に向けてインフレータアセンブリ40の近傍まで、上記折り幅Hずつ順に蛇腹状に折り畳まれる。すなわち、被折り畳み部30Aにおいて隣り合う折り線(山折り線35、谷折り線36)によって挟まれた面が重なるようにして、上記エアバッグ20が折り畳まれる。折り畳み後には、図10(A)に示すように、上記複数の被折り畳み部30Aの上記面がいずれも前後方向に対し略直交した状態となる。表現を変えると、複数の被折り畳み部30Aが前後方向に積層された(束ねられた)状態となり、エアバッグ20は上下方向に長く、かつ前後方向の寸法の小さな中間形態となる。
さらに、上記中間形態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも下側部分37が折り畳まれる。この折り畳みに際しては、図10(A),(B)の少なくとも一方に示すように、エアバッグ20の下側部分37に対し、それぞれ略車幅方向へ直線状に延びる複数本の折り線38が設定される。
ここで、上記設定に先立ち、展開状態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分30に対し前方から後方へ向かう蛇腹状の折り畳みが行われていて、その被折り畳み部30Aが前後方向に対し略直交している。従って、中間形態のエアバッグ20を収納用形態にする際に、同エアバッグ20の下側部分37に対し車幅方向に延びる折り線38を設定することは、他の方向へ延びる折り線を設定することよりも容易になし得る。
上記の設定により、下側部分37が複数の矩形の被折り畳み部37Aに区画される。隣り合う折り線38の間隔は、折り畳みが行われる際の折り幅となる。そして、エアバッグ20が、これらの折り線38に沿って、矢印Cで示すように下方から上方に向けて、上記折り幅ずつ順に蛇腹状に折り畳まれる。本実施形態では、複数の被折り畳み部37Aについて、最下部のもの(符号37A1にて図示)のみが、それ以外のもの(符号37A2にて図示)とは異なる方向へ折り畳まれている。図3に示すように、最下部以外の被折り畳み部37A2は、一定幅ずつ交互に折り方向を変えながら下方へ向けて折り重ねられているのに対し、最下部の被折り畳み部37A1は、その隣の被折り畳み部37A2の前端37Fにおいて上方へ折り重ねられている。
この際、前後方向に略直交する被折り畳み部30Aに対し車幅方向に延びるよう設定された折り線38に沿って上記下側部分37を折り畳むことは、他の方向へ伸びる折り線に沿って折り畳むことよりも容易になし得る。
上記複数の被折り畳み部37Aは、いずれも上下方向に対し略直交した状態となる。表現を変えると、全ての被折り畳み部37Aが上下方向に積層された(束ねられた)状態となる。
こうして、前方から後方へ向かう折り畳みのみが行われた第1の折り畳み部20Aと、前方から後方へ向かう折り畳みの後に、下方から上方へ向かう折り畳みが加えられた第2の折り畳み部20Bとが形成されて、エアバッグ20が収納用形態とされる。このエアバッグ20を含むエアバッグモジュールAMは、前後方向にも上下方向にも寸法が小さく、狭い収納部15に対しても収納に適したものとなる。
その後、第1の折り畳み部20Aにおいて被折り畳み部30Aが束ねられた状態は、結束テープ18によって保持される。また、第2の折り畳み部20Bにおいて被折り畳み部37A(37A1,37A2)が束ねられた状態は、結束テープ19によって保持される。
上記収納用形態にされたエアバッグモジュールAMは、図4に示すように、上記リテーナ42に植設されたボルト45においてシートバック14内のシートフレーム16に挿通され、ナット17によって締め付け固定される。
図1に示すように、側突用エアバッグ装置は、上述したエアバッグモジュールAMのほかに衝撃センサ51及び制御装置52を備えている。衝撃センサ51は加速度センサ等からなり、車両のボディサイド部11(図2参照)等に取付けられている。衝撃センサ51は、ボディサイド部11に外側方から加えられる衝撃を検出する。制御装置52は、衝撃センサ51からの検出信号に基づきインフレータ41の作動を制御する。
上記のようにして、本実施形態の側突用エアバッグ装置が構成されている。この側突用エアバッグ装置では、車両のボディサイド部11に所定値以上の衝撃が加わり、そのことが衝撃センサ51によって検出されると、その検出信号に基づき制御装置52からインフレータ41に対し、これを作動させるための指令信号が出力される。この指令信号に応じて、インフレータ41では、ガス発生剤が高温高圧の膨張用ガスGを発生し、これをガス噴出孔43から噴出する。膨張用ガスGの多くはリテーナ42の窓部44を通じてエアバッグ20における腰保護部27の略前方へ向けて導出される。また、膨張用ガスGの一部は、リテーナ42の下端開放部分を通じて腰保護部27の下方へ向けて導出される(図5及び図6参照)。
この膨張用ガスGの供給された腰保護部27及び胸保護部28の各部が膨張し、折り畳まれた順とは逆の順に折り状態を解消する。後から折り畳まれた部分が、先に折り畳まれた部分の折り状態の解消を規制するからである。下方から上方へ向かう折り畳みが、前方から後方へ向かう折り畳みよりも後に行われている本実施形態では、収納用形態のエアバッグ20において、まずインフレータアセンブリ40よりも下側部分37(第2の折り畳み部20B)が、上方から下方へ向けて折り状態を解消しながら展開する(図3及び図4参照)。ここで、通常、乗員Pの外側方近傍に設けた収納部15の下方近傍には、エアバッグ20の下方への展開を大きく妨げるようなものはない(図7参照)。そのため、エアバッグ20の下側部分37(第2の折り畳み部20B)は収納部15の下方のより低い位置まで容易に展開し得る。この展開によりエアバッグは、図11において状態(I)で示すように、略上下方向に細長い形態となる。
この際、下側部分37(第2の折り畳み部20B)では、複数の被折り畳み部37A(37A1,37A2)が上下方向に対し略直交していることから、同被折り畳み部37Aにおいて膨張用ガスGの圧力を受けたエアバッグ20の下側部分37(第2の折り畳み部20B)は、折り状態を解消しながら下方へ向けて真っ直ぐ展開する。このように下方へ向かう展開の直進性がよいため、エアバッグ20は収納部15下方のより低い位置まで展開しやすくなる。
また、上記展開に際し、被折り畳み部37A1はその隣の被折り畳み部37A2の前端37Fを支点とする後下方へ向かう回転(図11における二点鎖線の矢印参照)を伴う。車両用シート12の上に荷物等の干渉物があった場合、上記の回転の方向は干渉物から遠ざかる方向である。そのため、被折り畳み部37A1が折り状態を解消する際に干渉物に当たって強く押す可能性は、同被折り畳み部37A1が被折り畳み部37A2の後端において上側へ折り返されて上側に重ねられる等して、展開の際に前下方へ向かう回転を伴う場合よりも低くなる。
上記の展開により上下方向に細長くなったエアバッグ20は、引き続き図11の状態(II)及び(III )で示すように、後方から前方へ向けて折り状態を解消しながら展開する。この際、状態(I)におけるエアバッグ20の下部61が、車両のボディサイド部11と乗員Pの腰部Pp、大腿部Pf等との間といった狭い隙間G1(図2参照)を通って前方へ展開することとなる。この隙間G1は、一般に、乗員Pの他の部位とボディサイド部11との隙間G1よりも狭い。しかし、収納用形態のエアバッグ20は、最初に後方から前方へ展開し、その後に上方から下方へ展開する従来技術よりも、乗員Pを車幅方向内側へ押し退けやすい。従来技術では、エアバッグ20が上記の狭い隙間G1に入り込んでいこうとするときに乗員Pをシートクッション13等に押付けるのに対し、本実施形態では、一旦低い位置まで展開したエアバッグ20の下部61が前方へ展開する際に乗員Pを車両用シート12等に押付けることがないからである。そのため、エアバッグ20は、その下部61において乗員Pの腰部Pp、大腿部Pf等を車幅方向内側へ押し退けて隙間G1の幅を拡げながら、同乗員Pとボディサイド部11との狭い隙間G1を通り、前方へ向けて確実に展開する。
この際、収納用形態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分30では、複数の被折り畳み部30Aがいずれも前後方向に対し略直交している。このことから、下側部分37が下方へ展開した後、被折り畳み部30Aにおいて膨張用ガスGの圧力を受けたエアバッグ20の前側部分30は、折り状態を解消しながら前方へ向けて真っ直ぐに展開する。このように前方へ向かう展開の直進性がよいため、エアバッグ20はより前方の位置まで展開しやすくなる。
なお、図示はしないが、エアバッグ20の前方への展開がある程度行われてから、同エアバッグ20の上部の内折りされた部分34(図9(A),(B)参照)の折り状態が解消される。ただし、図9(A),(B)は平面展開状態のエアバッグ20を折り畳む途中の状態を示しているにすぎず、膨張途中の状態を示すものではない。ここで、エアバッグ20を内折りにより折り畳んだ場合には、他の態様で折り畳んだ場合よりも折り状態が解消されやすい。例えば、エアバッグ20の端末部分を他の部分の外側に折り畳んだ場合には、膨張用ガスGが他の部分から端末部分に達した後に、同端末部分が膨張して折り状態の解消が開始される。しかし、内折りされた本実施形態では、端末部分が他の部分の内側に位置していることから、膨張用ガスGが早期に端末部分に作用し、同端末部分が他の部分から押し出されることとなり、折り状態が早く解消される。この解消により、図示はしないが、エアバッグ20の部分34が上方へ向けて素早く展開する。
このようにして、エアバッグ20が、乗員Pの外側方における保護領域A(図11参照)の全体を占めるように展開することとなり、側突による衝撃から乗員Pが確実に保護される。
また、上記のようにエアバッグ20の各部が展開する際、腰保護部27へは、ガス噴出孔43から噴出された膨張用ガスGが直接供給されるのに対し、胸保護部28へは、一旦腰保護部27へ供給された膨張用ガスGが連通部32を通って供給される。このため、胸保護部28は腰保護部27よりも低い内圧で膨張する。従って、一般に、人体側部の耐衝撃性においては、腰部Ppの方が胸部Pt等よりも勝っているところ、エアバッグ20の膨張展開によって乗員Pに作用する衝撃が、胸部Pt等において腰部Ppよりも小さくなる。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)エアバッグ20を収納用形態にする際に、図9(A)に示す展開状態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分30を、前方から後方へ向けて折り畳むことにより、図10(A),(B)に示すような略上下方向に細長い中間形態にする。さらに、中間形態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも下側部分37を、その被折り畳み部37A1,37A2が上下方向に対し略直交するように、下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳んでいる。
そのため、エアバッグ20を、図3に示すように、狭い収納部15に対する収納に適したコンパクトな収納用形態にすることができる。
また、車両の側突時には、図11に示すように、収納用形態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも下側部分37を収納部15の下方の低い位置まで展開させた後に、エアバッグ20全体を前方へ展開させることができる。このように乗員Pの外側方の広い保護領域Aにわたって展開したエアバッグ20によって、側突による衝撃から乗員Pを保護することができる。
(2)エアバッグ20を中間形態にする際に、図9(A)に示すように展開状態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分30を、その被折り畳み部30Aが前後方向に対し略直交するように前方から後方へ向けて蛇腹状に折り畳んでいる。そのため、下側部分37の下方への展開により上下方向に細長くなったエアバッグ20を、折り状態を解消させながら前方へ向けて真っ直ぐに展開させることができる。このように前方へ向かう展開の直進性がよくなるため、エアバッグ20をより前方の位置まで確実に展開させることができる。
(3)上記の(2)の構成に加え、中間形態のエアバッグ20の下側部分37に対する下方から上方へ向かう蛇腹状の折り畳みを、図10(B)に示すようにそれぞれ車幅方向へ延びる複数本の折り線38に沿って行っている。従って、中間形態のエアバッグ20を収納用形態にする際に、同中間形態のエアバッグ20の下側部分37に対し車幅方向に延びる折り線38を設定することが、他の方向へ延びる折り線を設定する場合よりも容易に行え、またこれらの折り線38に沿ってエアバッグ20の下側部分37を下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳むことが容易に行える。このように、展開性能と折り畳み性能との両立を図ることができる。
(4)乗員Pの腰部Ppとボディサイド部11との隙間G1は、一般に、乗員Pの他の部位とボディサイド部11との隙間G1よりも狭い。そのため、腰保護部を有するエアバッグの場合、腰保護部を腰部Pp及びボディサイド部11間で展開させることが本来難しい。従って、本実施形態のようにエアバッグ20に腰保護部27を有する側突用エアバッグ装置に対し両折り畳み部20A,20Bを設けることで、腰保護部27を、収納部15の下方のより低い位置まで展開させた状態で乗員Pの腰部Ppとボディサイド部11との狭い隙間G1に展開させることができ、腰部Ppを適切に保護する大きな効果が得られる。
(5)一般に、内部空間が区画部により上下方向に複数のチャンバに区画されたエアバッグの場合、下側のチャンバは、上側に隣接して膨張するチャンバ側へ引張られる。そのため、エアバッグによって乗員Pの腰部Pp等を衝撃から確実に保護するためには、最下部のチャンバをより低い位置で前方へ展開させることが重要である。
従って、本実施形態のように、エアバッグ20の内部空間を上下方向に2つのチャンバに区画することにより胸保護部28及び腰保護部27を設けた側突用エアバッグ装置において、腰保護部27を収納部15の下方のより低い位置まで展開させ、その状態でさらにエアバッグ20を前方へ展開させることで、特に大きな効果が得られる。すなわち、腰保護部27の下部を腰部Pp及びボディサイド部11間の狭い隙間G1で展開させることで、腰保護部27が上側に隣接する胸保護部28の膨張に伴い上方へ引張られたとしても、乗員P、特に腰部Ppを適切に保護することができる。
(6)中間形態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも下側部分37の折り畳みに際し、図3及び図11に示すように、最下部の被折り畳み部37A1を、その隣の被折り畳み部37A2の前端37Fにおいて上方へ折り返して同被折り畳み部37A2の上側に重ねている。そのため、被折り畳み部37A1が折り状態を解消する際に車両用シート12上の干渉物に当たって強く押す可能性を、同被折り畳み部37A2の後端において上方へ折り返して上側に重ねる等して、展開の際に前下方へ向かう回転を伴う場合よりも低くすることができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・中間形態のエアバッグ20における下側部分37の折り畳みに際し、最下部の被折り畳み部37A1を、その隣の被折り畳み部37A2の後端において折り返して同被折り畳み部37A2の下側に重ねるようにしてもよい。この場合にも、最下部の被折り畳み部37A1を、その隣の被折り畳み部37A2の前端37Fにおいて折り返して同被折り畳み部37A2の上側に重ねる上記実施形態と同様の効果が期待できる。
・エアバッグ20の全てが平面状に展開した状態(平面展開状態:図8参照)を特許請求の範囲における「展開状態」とし、この平面展開状態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分を、前方から後方へ向けて折り畳むことにより略上下方向に細長い中間形態としてもよい。
・展開状態のエアバッグ20のインフレータアセンブリ40よりも前側部分30を、蛇腹折りとは異なる折り態様で前方から後方へ向けて折り畳んでもよい。
・収納部15をシートバック14に代え、ボディサイド部11において、車両用シート12に着座した乗員Pの外側方近傍となる箇所に設けてもよい。
・インフレータアセンブリ40は、インフレータ41とリテーナ42とが一体になったものであってもよい。
・エアバッグ20の内部空間を区画部24によって上下方向に3つ以上のチャンバに区画してもよい。この際、最下部のチャンバを、乗員Pの腰部Ppの外側方に位置して同腰部Ppを保護するためのもの(腰保護部)とした場合には、それよりも上側のチャンバについては、乗員Pの胸部Pt、腹部、肩部、頭部の少なくとも1つを保護するチャンバとしてもよい。また、各チャンバを、乗員Pの腰部Ppとは異なる箇所を保護するチャンバとしてもよい。
・本発明は、エアバッグ20が腰保護部27を有しない側突用エアバッグ装置、例えば、車両のボディサイド部に対し側突による衝撃が加わった場合にその衝撃から乗員の頭部及び胸部を保護する側突用エアバッグ装置にも適用可能である。この場合、中間形態のエアバッグのインフレータよりも上側部分を、その被折り畳み部が上下方向に対し略直交するように、上方から下方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより収納用形態のエアバッグを形成する。このようにしても、エアバッグの展開性能と収納性能との両立を図る効果は得られる。
その他、前記各実施形態から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに記載する。
(A)請求項1〜4のいずれか1つに記載の側突用エアバッグ装置において、前記中間形態のエアバッグにおけるインフレータよりも下側部分の折り畳みに際し、最下部の被折り畳み部が、その隣の被折り畳み部の前端において上方へ折り返されて同被折り畳み部の上側に重ねられる。
上記の構成によれば、収納用形態のエアバッグのインフレータよりも下側部分が上方から下方へ向けて折り状態を解消しながら展開する際、最下部の被折り畳み部はその隣の被折り畳み部の前端を支点とする後下方へ向かう回転を伴う。車両用シートの上に荷物等の干渉物があった場合、上記の回転の方向は干渉物から遠ざかる方向である。そのため、最下部の被折り畳み部が折り状態を解消する際に干渉物に当たって強く押す可能性は、同被折り畳み部の後端において上方へ折り返されて上側に重ねられる等して、展開の際に前下方へ向かう回転を伴う場合よりも低くなる。
(B)請求項1〜4及び上記(A)のいずれか1つに記載の側突用エアバッグ装置において、前記展開状態では、完全に平面状に展開させられた状態の前記エアバッグの上部が、略前後方向に延びる折り線に沿って同エアバッグの内側に折り曲げられている。
このように折り曲げられることにより、収納用形態のエアバッグの上下方向の寸法がさらに小さくなり、収納しやすくなる。
(C)車両の側突に応じて膨張用ガスを噴出するインフレータと、前記インフレータを自身の後部に内包し、かつ折り畳まれることにより収納用形態にされたエアバッグとを、車両用シートに着座した乗員の外側方近傍の収納部に収納し、前記インフレータからの膨張用ガスにより前記エアバッグを、その折り状態を解消させながら、車両のボディサイド部及び前記車両用シート間へ向けて膨張展開させるようにした側突用エアバッグ装置において、
前記収納用形態のエアバッグは、展開状態のエアバッグにおける前記インフレータよりも前方部分に対し前方から後方へ向けた折り畳みのみが行われることにより形成された第1の折り畳み部と、前記第1の折り畳み部における前記インフレータよりも下方部分に対し、さらに下方から上方へ向けた蛇腹状の折り畳みが行われることにより形成された第2の折り畳み部とを備えることを特徴とする側突用エアバッグ装置。
上記の構成によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られる。
本発明を具体化した一実施形態において、側突用エアバッグ装置が装備された車両用シートの概略側面図。 車両用シート及びボディサイド部の位置関係を示す概略平断面図。 エアバッグモジュールを車両用シート内から取り出して示す概略側面図。 エアバッグモジュールを、斜め後ろ上方から見た状態を示す概略平断面図。 インフレータアセンブリの概略側面図。 インフレータアセンブリを、斜め後ろ上方から見た状態を示す概略平面図。 エアバッグが膨張させられた状態(膨張状態)のエアバッグモジュールを乗員とともに示す概略側面図。 膨張用ガスを充填されることなくエアバッグが平面状に展開させられた状態(平面展開状態)のエアバッグモジュールを示す概略側面図。 (A)は平面展開状態のエアバッグが折り線に沿って内折りされた折り途中の状態(展開状態)のエアバッグモジュールを示す概略側面図、(B)は(A)におけるX−X線に沿ったエアバッグ上部の断面構造を示す部分断面図。 (A)はエアバッグが中間形態に折り畳まれたときのエアバッグモジュールを示す概略側面図、(B)は(A)のエアバッグモジュールの概略背面図。 収納用形態のエアバッグが膨張展開する様子を保護領域とともに示す説明図。
符号の説明
11…ボディサイド部、12…車両用シート、15…収納部、20…エアバッグ、24…区画部、27…腰保護部、30…前側部分、30A,37A(37A1,37A2)…被折り畳み部、33,38…折り線、37…下側部分、41…インフレータ、G…膨張用ガス、P…乗員、Pp…腰部。

Claims (4)

  1. 車両の側突に応じて膨張用ガスを噴出するインフレータと、前記インフレータを自身の後部に内包し、かつ折り畳まれることにより収納用形態にされたエアバッグとを、車両用シートに着座した乗員の外側方近傍の収納部に収納し、前記インフレータからの膨張用ガスにより前記エアバッグを、その折り状態を解消させながら、車両のボディサイド部及び前記車両用シート間へ向けて膨張展開させるようにした側突用エアバッグ装置において、
    前記収納用形態のエアバッグは、展開状態のエアバッグの前記インフレータよりも前側部分を、前方から後方へ向けて折り畳むことにより略上下方向に細長い中間形態にし、さらに、前記中間形態のエアバッグの前記インフレータよりも下側部分を、その被折り畳み部が上下方向に対し略直交するように、下方から上方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより形成されるものであることを特徴とする側突用エアバッグ装置。
  2. 前記中間形態のエアバッグは、展開状態のエアバッグの前記前側部分を、その被折り畳み部が前後方向に対し略直交するように前方から後方へ向けて蛇腹状に折り畳むことにより形成されるものであり、
    前記中間形態のエアバッグの前記下側部分に対する下方から上方へ向かう蛇腹状の折り畳みは、同下側部分に対し車幅方向へ延びるように設定された折り線に沿って行われるものである請求項1に記載の側突用エアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグは、前記乗員の腰部の外側方で膨張展開する腰保護部を自身の少なくとも下部に有する請求項1又は2に記載の側突用エアバッグ装置。
  4. 前記エアバッグの内部空間は、区画部により上下方向に複数のチャンバに区画されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の側突用エアバッグ装置。
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