JP6336523B2 - 脱毛症を治療するためのビタミンd3およびその類似体 - Google Patents
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Description
本出願は、2009年8月14日に出願された米国仮特許出願第61/234,178号に対して優先権を主張するものである。前述の出願の記載内容は、その全てが参照により組み込まれるものとする。
脱毛症は多くの化学療法剤に共通する悩ましい副作用であり、そのための有効な予防策は今のところ殆ど存在しない。近年の研究では、化学療法を受けている46人の患者のうち35人が、脱毛症を嘔吐より気掛かりな副作用であると評価した(Tierneyら、B. J. Cancer, 62:527-528, 1990)。
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり;
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり;
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシルである〕
で表される化合物、および製薬上許容しうるその塩である。
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3a、R4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であり、
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物および製薬上許容しうるその塩である。
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり;
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシルである〕
で表されるビタミンD化合物または製薬上許容しうるその塩を治療上有効な量で含む医薬組成物を局所的に投与することを含み、ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記方法を提供する。
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3a、R4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であって
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物および製薬上許容しうるその塩である。
(1) 正常な角化細胞において当量のカルシトリオールと同様もしくは同一の遺伝子調節プロファイルを呈するか;
(2) その発現レベルが当量のカルシトリオールによりモジュレートされる1つ以上の遺伝子の発現をモジュレートするか;
(3) 正常な角化細胞においてHSPA2もしくはHSF4 mRNA、HSPB1もしくはDNAJC6 mRNAの発現をモジュレートするか;
(4) 正常な角化細胞においてSLC1A1、KCNB2、KCNN4、SLC1A3タンパク質の発現をモジュレートするか;
(5) 表3-1および表3-2中の1つ以上のタンパク質の発現を少なくとも約2倍モジュレートするか;
(6) ビタミンD化合物に正常な角化細胞を約24時間曝露した後に、表3-3、3-4、3-5もしくは3-6中の1つ以上のタンパク質の過剰発現を誘導するか;または
(7) 正常な角化細胞において以下:GST、ケラチン1、ケラチン17、ガレクチン1、S100 A9(カルプロテクチン)、もしくはS100 A13のうちの1つ以上の過剰発現を誘導する
ビタミンD化合物を治療上有効な量で含む医薬組成物を局所的に投与することを含み、ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記方法を提供する。
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり、
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシルである〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩であり、ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記医薬組成物を提供する。
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3a、R4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であり;
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物および製薬上許容しうるその塩である。
(1) 約50μg/mLでは、少なくとも約25日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じず、または
(2) 約100μg/mLでは、少なくとも約7日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じない、前記医薬組成物を提供する。
(1) 正常な角化細胞において当量のカルシトリオールと同様もしくは同一の遺伝子調節プロファイルを呈するか;
(2) その発現レベルが当量のカルシトリオールにより促進される1つ以上の遺伝子の発現をモジュレートするか;
(3) 正常な角化細胞においてHSPA2もしくはHSF4 mRNA、HSPB1もしくはDNAJC6 mRNAの発現をモジュレートするか;
(4) 正常な角化細胞においてSLC1A1、KCNB2、KCNN4、もしくはSLC1A3タンパク質の発現をモジュレートするか;
(5) 表3-1もしくは表3-2中の1つ以上のタンパク質の発現を少なくとも約2倍モジュレートするか;
(6) ビタミンD化合物に正常な角化細胞を約24時間曝露した後に、表3-3、3-4、3-5もしくは3-6中の1つ以上のタンパク質の過剰発現を誘導するか;または
(7) 正常な角化細胞において以下:GST、ケラチン1、ケラチン17、ガレクチン1、S100 A9(カルプロテクチン)、もしくはS100 A13のうちの1つ以上の過剰発現を誘し、
ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記医薬組成物を提供する。
本明細書中に記載した発明は、脱毛症(例えば、化学療法誘発性脱毛症)を予防または治療しうるビタミンD化合物の局所製剤を、深部真皮層への送達および/または蓄積を実質的に回避しつつ皮膚の表皮層に選択的に送達または蓄積させることができるという発見に一部基づいている。このことは、ビタミンD化合物の深部蓄積により化学療法レジメンの効力が低下しかねない、化学療法治療を受けている特定の患者において有利な場合がある。また、かかる局所製剤は、腎臓結石を患っている患者などの、過剰量のビタミンD化合物の存在により悪影響を受ける可能性がある病状を有する患者、および特定のビタミンD化合物によるカルシウム動員でその症状が悪化する可能性がある患者においても有利な場合がある。従って、かかる患者においては、ビタミンD化合物の理想的な送達は、血管に富む真皮層ではなく皮膚の表皮層への最少有効投与量の局部的な送達であろう。
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり;
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり;
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシルである〕
の化合物または製薬上許容しうるその塩が含まれる。
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3aおよびR4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であり
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物および製薬上許容しうるその塩である。
5R-(OH)2-D3-26,26,26-d3;1α,25S-(OH)2-D3-26,26,26-d3;および1α,25R-(OH)2-22-エン-D3-26,26,26-d3が挙げられる。さらに別の具体例は、米国特許第6,521,608号(この特許文献の全開示内容は参照により本明細書中に組み込まれるものとする)中に見出すことができる。同様に、例えば、米国特許第6,503,893号、第6,482,812号、第6,441,207号、第6,410,523号、第6,399,797号、第6,392,071号、第6,376,480号、第6,372,926号、第6,372,731号、第6,359,152号、第6,329,357号、第6,326,503号、第6,310,226号、第6,288,249号、第6,281,249号、第6,277,837号、第6,218,430号、第6,207,656号、第6,197,982号、第6,127,559号、第6,103,709号、第6,080,878号、第6,075,015号、第6,072,062号、第6,043,385号、第6,017,908号、第6,017,907号、第6,013,814号、第5,994,332号、第5,976,784号、第5,972,917号、第5,945,410号、第5,939,406号、第5,936,105号、第5,932,565号、第5,929,056号、第5,919,986号、第5,905,074号、第5,883,271号、第5,880,113号、第5,877,168号、第5,872,140号、第5,847,173号、第5,843,927号、第5,840,938号、第5,830,885号、第5,824,811号、第5,811,562号、第5,786,347号、第5,767,111号、第5,756,733号、第5,716,945号、第5,710,142号、第5,700,791号、第5,665,716号、第5,663,157号、第5,637,742号、第5,612,325号、第5,589,471号、第5,585,368号、第5,583,125号、第5,565,589号、第5,565,442号、第5,554,599号、第5,545,633号、第5,532,228号、第5,508,392号、第5,508,274号、第5,478,955号、第5,457,217号、第5,447,924号、第5,446,034号、第5,414,098号、第5,403,940号、第5,384,313号、第5,374,629号、第5,373,004号、第5,371,249号、第5,430,196号、第5,260,290号、第5,393,749号、第5,395,830号、第5,250,523号、第5,247,104号、第5,397,775号、第5,194,431号、第5,281,731号、第5,254,538号、第5,232,836号、第5,185,150号、第5,321,018号、第5,086,191号、第5,036,061号、第5,030,772号、第5,246,925号、第4,973,584号、第5,354,744号、第4,927,815号、第4,804,502号、第4,857,518号、第4,851,401号、第4,851,400号、第4,847,012号、第4,755,329号、第4,940,700号、第4,619,920号、第4,594,192号、第4,588,716号、第4,564,474号、第4,552,698号、第4,588,528号、第4,719,204号、第4,719,205号、第4,689,180号、第4,505,906号、第4,769,181号、第4,502,991号、第4,481,198号、第4,448,726号、第4,448,721号、第4,428,946号、第4,411,833号、第4,367,177号、第4,336,193号、第4,360,472号、第4,360,471号、第4,307,231号、第4,307,025号、第4,358,406号、第4,305,880号、第4,279,826号、および第4,248,791号(これらの文献各々の全開示内容は参照により本明細書中に組み込まれるものとする)も参照されたい。
本実施例は、種々のカルシトリオール製剤の経皮吸収薬物動態を評価するために設計したものである。有限用量技術およびフランツ拡散セルを利用し、in vitroで、ヒト死体皮膚において吸収を測定した。このin vitro ヒト死体皮膚モデルは、局所的に適用した薬物の経皮吸収の研究および薬物動態の測定のための有益な手段であることが証明されている。該モデルでは、典型的なin vivo条件に適合する温度および湿度でヒト死体皮膚が維持される特別設計の拡散セルに取り付けた該皮膚を使用した。有限用量(例えば、4〜7 mg/cm2)の製剤を皮膚の外側の表面に適用し、該皮膚の内側の表面を浸したレセプター溶液における薬物の出現速度をモニタリングすることにより薬物吸収を測定した。その後、全吸収、吸収速度、ならびに皮膚における含有量を規定するデータをこのモデルにおいて正確に測定した。この方法には、in vivo 経皮吸収動態を正確に予測した歴史的前例がある。従って、このヒト皮膚に関するin vitro 有限用量モデルにより、カルシトリオールなどのビタミンD化合物、経皮吸収薬物動態の特性評価が可能となった。
・所与の3点:(T1,A)、(T2,B)および(T3,C)、(B)は欠損、
・ここでT = 時間およびA〜C = 測定されたデータ値
・推定されるB = A - [((A-C)/|T1-T3|)×(|T1-T2|)]
を結ぶ線を基に算出した。
・A:(1 ppm):100 ppmのカルシトリオール濃縮物(ロット番号H、下記参照)0.2 mL(1%(w/v))を200プルーフのエタノール(1μg/mL)19.8 mL(99%(w/v))に溶解させたもの
・B (1 ppm):最初に、100 ppmのカルシトリオール濃縮物(ロット番号H、下記参照)0.2 mL(1%(w/v))を200プルーフのエタノール11.8 mL(59%(w/v))に溶解させて;次にプロピレングリコール8 mL(40%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合したもの(1μg/mL)
・C (1 ppm):最初に、100 ppmのカルシトリオール濃縮物(ロット番号H、下記参照)0.2 mL(1%(w/v))を200プルーフのエタノール11.8 mL(59%(w/v))に溶解させて;次にプロピレングリコール6 mL(30%(w/v))およびエトキシジグリコール2 mL(10%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合したもの(1μg/mL)
・D (3 ppm):最初に、100 ppmのカルシトリオール濃縮物(ロット番号H、下記参照)0.6 mL(3%(w/v))を200プルーフのエタノール11.4 mL(57%(w/v))に溶解させて;次いでプロピレングリコール6 mL(30%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合し;最後にエトキシジグリコール2 mL(10%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合したもの(3μg/mL)・E (1 ppm):最初に、100 ppmのカルシトリオール濃縮物(ロット番号H、下記参照)0.2 mL(1%(w/v))を200プルーフのエタノール(DP-04-099)11.72 mL(58.6%(w/v))に溶解させて;次にプロピレングリコール6 mL(30%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合し;次にトランスクトールP 2 mL(10%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合し;最後に、ホスホリポン90G濃縮物(ロット番号G、下記参照)0.08 mL(0.4%(w/v))を加えて溶液中に分散させてから、透明かつ均一になるまで混合したもの(1μg/mL)
・F (3 ppm):最初に、100 ppmのカルシトリオール濃縮物(ロット番号H、下記参照)0.6 mL(3%(w/v))を200プルーフのエタノール11.32 mL(56.6%(w/v))に溶解させて;次にプロピレングリコール6 mL(30%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合し;次にトランスクトールP 2 mL(10%(w/v))を加え、透明かつ均一になるまで混合し;最後に、ホスホリポン90G濃縮物(ロット番号G、下記参照)0.08 mL(0.4%(w/v))を加えて溶液中に分散させてから、透明かつ均一になるまで混合したもの(31μg/mL)
・G:200プルーフのエタノール50 g(50%(w/v))をホスホリポン90G 50 g(50%(w/v))と混合し、透明かつ均一になるまで混合したもの
・H:カルシトリオール0.01 mg (0.01%(w/v))を200プルーフのエタノール100 mL(99.99%(w/v))に完全に溶解させたもの
を評価した。
D>F>E>C>B>A>>>非投与皮膚。
本実施例および後述する幾つかの実施例により、カルシトリオールの活性化経路内のタンパク質または遺伝子の正体に関する追加情報を提供する。これらの実験により、ビタミンD化合物への表皮細胞の細胞応答に関与する作用機序および主要タンパク質/遺伝子の同定が可能となる。
また、カルシトリオール刺激時のタンパク質変化の評価を、700種を上回る潜在的標的タンパク質における変化をスクリーニングすることが可能な抗体マイクロアレイを利用して行った。
一連のHEKa培養物をカルシトリオールで処理し、細胞ペレットをカルシトリオール3曝露から3、6、および24時間後に回収した。その後、該細胞ペレットを、2-Dゲルおよびウェスタンブロット分析などのプロテオミクス法を利用して分析した。以下に記載した実験では、HEKa細胞を0.1μg/mLのカルシトリオールで処理してから、3-、6-、および24時間で得たサンプルを2-Dゲル電気泳動およびこれに関連する比較分析により調べた(結果は示さず)。
一連のHEKa培養物を種々の濃度のカルシトリオールで処理してから、該HEKa細胞の増殖挙動を所定の増殖期間後に分析した。全ての実験を96ウェルプレートフォーマットで行った。各ウェルは、約100μLの培地中に同量のHEKa細胞を含有していた(通常は2,000〜5,000個の細胞/ウェル)。カルシトリオールをエタノールに溶解させることによりストック溶液を作製した。該ストック溶液を、4.0μg/mL〜約15.5 ng/mLの範囲にわたって増殖培地に1:2で連続希釈した(9種の試験濃度)。各試験濃度のカルシトリオール約100μLを対応する試験ウェルに加え、最終量を約200μL/ウェルとした。試験したカルシトリオール濃度は2.0〜0.008μg/mL(例えば、前記96ウェルプレートのカラム2〜10に対応)の範囲内であった。カラム11を陰性対照(カルシトリオール不含)として使用した。全ての実験を2回ずつ行った。
正常な角化細胞HEKaで観察されるものとは違い、試験した殆どの癌または不死化細胞系(例えば、SkBr-3(Her2が過剰発現される乳腺癌)、SKMEL-28(黒色腫)、PaCa2(膵癌)、NCI-ES-0808、およびNIH-3T3(不死化した繊維芽細胞))に関しては有意な増殖促進または増殖阻害効果は観察されなかった。かかる癌/不死細胞系により呈示された1つの例示的な増殖曲線(膵癌細胞系PaCa2のもの)を図3に示す。PaCa2の増殖は広範囲のカルシトリオール濃度にわたって影響を受けなかったことに注目されたい。
本実施例により、殆ど例外なく、本発明のビタミンD化合物は、殆どのタイプの最先端化学療法薬の細胞毒性効果から正常な角化細胞(例えばHEKa)を保護しうることを証明した。具体的に述べると、17種の抗癌薬を試験することにより、これらの薬物の細胞毒性効果に対するカルシトリオールの影響を評価した。薬物の名称およびそれらの各作用機序を下記表に列挙した。
細胞の生存能力を評価するための上記の細胞ベースのアッセイを本実施例に利用することにより、選択した化学療法薬の作用からのカルシトリオールの潜在的な保護効果を評定した。各細胞系を、0.1μg/mLのカルシトリオールの存在下で細胞2代継代分の期間増殖させた。次に、これらの前処理済み細胞を用いて細胞ベースのアッセイを組み立てた。さらに、無処理細胞を使用して二重の薬物/カルシトリオール濃度での並列実験を確立した。これにより、化学療法薬投与前のカルシトリオール長期曝露の潜在的効果の対照比較(side-by-side comparison)が可能となった。
脱毛症は化学療法の最も悩ましい副作用の1つであり、そのための治療的介入は現時点では存在しない。新生仔ラットは、成長期の毛包パターンがヒトのそれと似ていることから、化学療法誘発性脱毛症(CIA)を研究するための優れたモデルであることが証明されている。
本研究では、複数コースの(multi-course)化学療法により誘発される脱毛症の動物モデルにおいて、局所用カルシトリオール溶液の保護効果を検証した。本研究に使用したラットは、20-メチルコラントレンの胃への点滴注入とその後のラット新生仔への緑色白血病細胞の注射により開発されたラット緑色白血病細胞系であるMIAC51を保有するものであった。MIAC51細胞系はヒト緑色白血病の特徴(白血病、白血病性腹水および緑色種形成)を示す悪性の骨髄性白血病を引き起こす。Jimenezら、Science 238: 1278-1280 (1987)を参照されたい。
ブタは、その皮膚がヒトのものとよく似ているため、皮膚経路の送達を伴う毒性試験において頻繁に用いられる。このため、ブタを本試験で使用することにより、ゲッチンゲン・ミニブタ(登録商標)においてカルシトリオール局所製剤の皮膚耐容性および皮膚浸透を経皮投与後7日間評価した。
0 =脱毛症なし
1+=0〜25%の脱毛症
2+=25〜50%の脱毛症
3+=50〜75%の脱毛症
4+=75〜100%の脱毛症
により決定した。
2.3μg/gのカルシトリオール製剤をビヒクル(40重量%のプロピレングリコールおよび60重量%の無水で200プルーフのエタノール)で希釈することにより最終濃度を2μg/mLとした。1mLのバイアルを小分けし、冷却装置内で4℃に維持した。各実験に際して、2.3μg/gのカルシトリオールおよびビヒクルが入ったバイアルを1つ取り出し、実験手順中は氷上に置いた。使用しなかった調製物は廃棄した。
化学療法の投与
若齢ラット:13日目に、全てのラットに、シクロホスファミド(CTX)(Sigma Aldrich、ロット番号068k1131) 37.5 mg/kgを、1/2 ccインスリン注射器29G 1/2”(B-D)を使用し全量0.1 mLのH2O/マンニトール混合物としてその腹腔内に与えた。
化学療法の投与
若齢ラット:13日目に、全てのラットに、シクロホスファミド(CTX)(Sigma Aldrich、ロット番号068k1131) 37.5 mg/kgを、1/2 ccインスリン注射器29G 1/2”(B-D)を使用し全量0.1 mLのH2O/マンニトール混合物としてその腹腔内に与えた。13、14、および15日目に、ラットに0.1 mLの蒸留水中の塩酸ドキソルビシン(Sigma Aldrich、ロット番号038k1349)(ADM)2.5 mg/kgをI.P.で与えた。
化学療法の投与
若齢ラット:13日目に、全てのラットに、シクロホスファミド(CTX)(Sigma Aldrich、ロット番号068k1131) 30 mg/kgを、1/2 ccインスリン注射器29G 1/2”(B-D)を使用し全量0.1 mLのH2O/マンニトール混合物としてその腹腔内に与えた。13、14、および15日目に、ラットに0.1 mLの蒸留水中の2.0 mg/kgの塩酸ドキソルビシン(Sigma Aldrich、ロット番号038k1349)(ADM)をその腹腔内に与え、さらに13〜19日目に該ラットに50 mg/kgのシタラビンを与えた。
化学療法の投与
若齢ラット:13日目に、全てのラットに、シクロホスファミド(CTX)(Sigma Aldrich、ロット番号068k1131) 37.5 mg/kgを、1/2 ccインスリン注射器29G 1/2”(B-D)を使用し全量0.1 mLのH2O/マンニトール混合物としてその腹腔内に与えた。11〜13日目に、ラットに、0.1 mLのジメチルスルホキシド(Sigma Aldrich、ロット番号078K1428)中の2.5mg/kgのパクリタキセル(タキソール)と特殊な溶媒(標準操作手順を参照されたい)およびHBSS中に希釈した1.5 mg/kgのエトポシド(VP-16)(Sigma Aldrich、ロット番号047K1162)を同時に与えた。
化学療法の投与
若齢ラット:13〜15日目に、全てのラットに、1/2 ccインスリン注射器29G 1/2”(B-D)を使用して0.1 mLの蒸留水中の2.5 mg/kgの塩酸ドキソルビシン(Sigma Aldrich、ロット番号038k1349)(ADM)をその腹腔内に与えた。同時に、ラットに2.5 mg/kgのパクリタキセル(タキソール)(Sigma Aldrich、ロット番号078k1428)および1.5 mg/kgのエトポシド(VP-16)(Sigma Aldrich、ロット番号047k1162)を与えた。
対照、ビヒクル、および試験物質の調製:未使用の対照物質(0.9%注射用塩化ナトリウム、米国薬局方)を試験で使用するために毎週調剤し、冷蔵保存した。ビヒクル(プロピレングリコール(米国薬局方)とエタノール(未変性、無水)(200プルーフ、米国薬局方)との重量比40/60(w/w)混合物)、およびカルシトリオール(米国薬局方、比重0.875)を含有する試験物質は受け取った時の状態で使用し、純度について何の調整も行わなかった。該試験物質は5.07、10.31、および55.34μg/mLの濃度で受け取った。該試験物質はそのまま(希釈せずに)投与した。これらのビヒクルおよび試験物質を試験で使用するために毎週調剤し冷蔵保存した。時には、試験中に必要に応じて追加の試験材料を調剤した。
Diker-Cohen T, Koren R, Liberman UA, Ravid A Vitamin D protects keratinocytes from apoptosis induced by osmotic shock, oxidative stress, and tumor necrosis factor.” Ann N Y Acad Sci. 2003 Dec;1010:350-3.
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Kiryu-Seo S, Gamo K, Tachibana T, Tanaka K, Kiyama H. Unique anti apoptotic activity of EAAC1 in injured motor neurons. The EMBO Journal (2006) 25, 3411-3421. Nollen EA, Bruntsing JF, Roelofsen H, Weber La, Kampinga HH. In vivo chaperon activity of heat shcok protein 70 and thermotolerance. Mol Cell Biol 1999; 19: 2069-79.
Rocchi P, Jugpal P, SoA, Sinneman S, Ettinger S, Fazli L, Nelson C, Gleave M. Small interence RNA targeting heat shcok protein 27 inhibits the growth of prostatic cell lines and induces apoptosis via caspase 3 activation in vitro BJU Int 2006.
Marenholz I, Heizmann CW, Fritz G (2004). S100 proteins in mouse and man: from evolution to function and pathology (including an update of the nomenclature). Biochem. Biophys. Res. Commun. 322 (4): 1111-22.
本明細書中で引用した全ての参考文献は、参照により組み込まれるものとする。
本発明の実施形態として例えば以下を挙げることができる。
[実施形態1]
個体において脱毛症を予防または治療する方法であって、該個体に、真皮送達を実質的に回避しつつ表皮に送達されるように製剤化したビタミンD化合物を治療上有効な量で含む医薬組成物を局所的に投与することを含む前記方法。
[実施形態2]
前記医薬組成物が、約40%(w/w)のプロピレングリコールおよび約60%(w/w)の無水アブソルートエタノール(200プルーフ、U.S.);または約30%(w/w)のプロピレングリコール、約10%(w/w)のエトキシジグリコールもしくはトランスクトール、および約60%(w/w)の無水アブソルートエタノール(200プルーフ、U.S.)を含む、実施形態1記載の方法。
[実施形態3]
前記ビタミンD化合物が、化学式(I):
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり;
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシル〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩である、実施形態1記載の方法。
[実施形態4]
前記ビタミンD化合物が、化学式(II):
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3a、R4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であって
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩である、実施形態1記載の方法。
[実施形態5]
前記ビタミンD化合物が、1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903である、実施形態1記載の方法。
[実施形態6]
前記ビタミンD化合物が、1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、実施形態1記載の方法。
[実施形態7]
前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞において当量のカルシトリオールと同様または同一の遺伝子調節プロファイルを呈する、実施形態1記載の方法。
[実施形態8]
前記ビタミンD化合物が、その発現レベルが当量のカルシトリオールにより促進される1つ以上の遺伝子の発現を促進する、実施形態1記載の方法。
[実施形態9]
前記ビタミンD化合物が、その発現レベルが当量のカルシトリオールにより抑制される1つ以上の遺伝子の発現を抑制する、実施形態1記載の方法。
[実施形態10]
前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞においてHSPA2またはHSF4 mRNA、HSPB1またはDNAJC6 mRNAの発現をモジュレートする、実施形態1記載の方法。
[実施形態11]
前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞においてSLC1A1、KCNB2、もしくはKCNN4タンパク質またはSLC1A3タンパク質の発現をモジュレートする、実施形態1記載の方法。
[実施形態12]
前記ビタミンD化合物が、表3-1および表3-2中の1つ以上のタンパク質の発現を少なくとも約2倍モジュレートする、実施形態1記載の方法。
[実施形態13]
前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞に約24時間曝露した後に表3-3、3-4、3-5または3-6中の1つ以上のタンパク質の過剰発現を誘導する、実施形態1記載の方法。
[実施形態14]
前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞において以下:GST、ケラチン1、ケラチン17、ガレクチン1、S100 A9(カルプロテクチン)、またはS100 A13のうちの1つ以上の過剰発現を誘導する、実施形態1記載の方法。
[実施形態15]
前記脱毛症が、円形脱毛症(AA)、全頭脱毛症(AT)、汎発性脱毛症(AU)、または化学療法誘発性脱毛症(CIA)である、実施形態1記載の方法。
[実施形態16]
円形脱毛症に、びまん性円形脱毛症、単発型円形脱毛症、多発型円形脱毛症、および髭円形脱毛症が含まれる、実施形態1記載の方法。
[実施形態17]
前記脱毛症に、男性型脱毛症(アンドロゲン性脱毛症)または化学療法後の脱毛症(PCA)が含まれない、実施形態1記載の方法。
[実施形態18]
前記個体が霊長類動物である、実施形態1記載の方法。
[実施形態19]
前記個体がヒトである、実施形態1記載の方法。
[実施形態20]
前記個体において脱毛症がまだ始まっていない、実施形態1記載の方法。
[実施形態21]
前記個体が化学療法を受けているかまたは受けようとしている、実施形態1記載の方法。
[実施形態22]
前記医薬組成物を化学療法前に、または化学療法と同時に前記個体に投与する、実施形態21記載の方法。
[実施形態23]
前記医薬組成物を化学療法の開始後であるが脱毛症の発症前に前記個体に投与する、実施形態21記載の方法。
[実施形態24]
前記医薬組成物が化学療法の効力を実質的に低下させることはない、実施形態21記載の方法。
[実施形態25]
化学療法が全身化学療法である、実施形態21記載の方法。
[実施形態26]
化学療法が、以下:アントラサイクリン系薬剤(アドリアマイシン/ドキソルビシン、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、バルルビシン)、5-FU、タモキシフェン、イリノテカン、パクリタキセル(タキソール)、カルボプラチン、エトポシド、シトキサン/シクロホスファミド、シスプラチン、エルロチニブ(タルセバ)、ゲムシタビン、スタウロスポリン、ビンクリスチン、イマチニブ(グリーベック)、ゲフィチニブ(イレッサ)、ソラフェニブ、ダサチニブ、ダクチノマイシン、ヘキサメチルメラミン(HMM、アルトレタミン)、イホスファミド、ブレオマイシン、メトトレキサート、ドセタキセル(タキソテール)、ビンデシン、ビノレルビン、トポテカン、アムサクリン、シタラビン、ブスルファン、メルファラン、ビンブラスチン、ロムスチン(CCNU)、チオテパ、ゲムシタビン、カルムスチン(BCNU)、ミトキサントロン、マイトマイシンC、プロカルバジン、6-メルカプトプリン、ストレプトゾトシン、フルダラビン、ラルチトレキセド(トムデックス)、カペシタビン、およびこれらの等価物のうちの1つ以上を含む、実施形態21記載の方法。
[実施形態27]
前記ビタミンD化合物が、約0.1μgのカルシトリオール/cm2に相当する投薬量で前記個体に局所的に投与される、実施形態1記載の方法。
[実施形態28]
総投与量が約2〜100μgのカルシトリオール/体重75 kgに相当する、実施形態27記載の方法。
[実施形態29]
個体において脱毛症を予防または治療する方法であって、該個体に、化学式(I):
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり;
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシルである〕
で表されるビタミンD化合物または製薬上許容しうるその塩を治療上有効な量で含む医薬組成物を局所的に投与することを含み、ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記方法。
[実施形態30]
前記ビタミンD化合物が、化学式(II):
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3a、R4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であり、
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩である、実施形態29記載の方法。
[実施形態31]
個体において脱毛症を予防または治療する方法であって、該個体に治療上有効な量のビタミンD化合物を含む医薬組成物を局所的に投与することを含み、ここで該ビタミンD化合物は、該個体に以下(1)または(2)の有効濃度で局所的に投与した場合、
(1) 約50μg/mLでは、少なくとも約25日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じず、または
(2) 約100μg/mLでは、少なくとも約7日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じない、
前記方法。
[実施形態32]
個体において脱毛症を予防または治療する方法であって、同時投与した化学療法剤の効力に実質的に干渉することなく、該個体において脱毛症を予防または治療するためのビタミンD化合物を治療上有効な量で含む医薬組成物を該個体に局所的に投与することを含む前記方法。
[実施形態33]
個体において脱毛症を予防または治療する方法であって、該個体に、
(1) 正常な角化細胞において当量のカルシトリオールと同様または同一の遺伝子調節プロファイルを呈するか;
(2) その発現レベルが当量のカルシトリオールによりモジュレートされる1つ以上の遺伝子の発現をモジュレートするか;
(3) 正常な角化細胞においてHSPA2またはHSF4 mRNA、HSPB1またはDNAJC6 mRNAの発現をモジュレートするか;
(4) 正常な角化細胞においてSLC1A1、KCNB2、もしくはKCNN4タンパク質またはSLC1A3タンパク質の発現をモジュレートするか;
(5) 表3-1および表3-2中の1つ以上のタンパク質の発現を少なくとも約2倍モジュレートするか;
(6) ビタミンD化合物に正常な角化細胞を約24時間曝露した後に表3-3、3-4、3-5または3-6中の1つ以上のタンパク質の過剰発現を誘導するか;あるいは、
(7) 正常な角化細胞において以下:GST、ケラチン1、ケラチン17、ガレクチン1、S100 A9(カルプロテクチン)、またはS100 A13のうちの1つ以上の過剰発現を誘導する
ビタミンD化合物を治療上有効な量で含む医薬組成物を局所的に投与することを含み、ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記方法。
[実施形態34]
局所投与用の医薬組成物であって、脱毛症を予防または治療するために治療上有効な量のビタミンD化合物を含み、ここで該ビタミンD化合物は真皮送達を実質的に回避しつつ表皮に送達されるように製剤化されている、前記医薬組成物。
[実施形態35]
約40%(w/w)のプロピレングリコールおよび約60%(w/w)の無水アブソルートエタノール(200プルーフ、US)、未変性;または約30%(w/w)のプロピレングリコール、約10%(w/w)のエトキシジグリコールもしくはトランスクトール、および約60%(w/w)の無水アブソルートエタノール(200プルーフ、US)、未変性、を含む、実施形態34記載の医薬組成物。
[実施形態36]
局所投与用の医薬組成物であって、脱毛症を予防または治療するために治療上有効な量のビタミンD化合物を含み、ここで該ビタミンD化合物は化学式(I):
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり;
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシルである〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩であり、ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記医薬組成物。
[実施形態37]
前記ビタミンD化合物が、化学式(II):
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3a、R4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であって
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩である、実施形態36記載の医薬組成物。[実施形態38]
局所投与用の医薬組成物であって、脱毛症を予防または治療するために治療上有効な量のビタミンD化合物を含み、ここで該ビタミンD化合物は、個体に以下(1)または(2)の有効濃度で局所的に投与した場合、
(1) 約50μg/mLでは、少なくとも約25日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じず、または
(2) 約100μg/mLでは、少なくとも約7日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じない、
前記医薬組成物。
[実施形態39]
局所投与用の医薬組成物であって、脱毛症を予防または治療するために治療上有効な量のビタミンD化合物を含み、ここで治療上有効な量のビタミンD化合物は化学療法剤と同時投与した場合に該化学療法剤の効力に実質的に干渉することはない、前記医薬組成物。
[実施形態40]
局所投与用の医薬組成物であって、脱毛症を予防または治療するために治療上有効な量のビタミンD化合物を含み、ここで治療上有効な量のビタミンD化合物は、
(1) 正常な角化細胞において当量のカルシトリオールと同様または同一の遺伝子調節プロファイルを呈するか;
(2) その発現レベルが当量のカルシトリオールによりモジュレートされる1つ以上の遺伝子の発現をモジュレートするか;
(3) 正常な角化細胞においてHSPA2またはHSF4 mRNA、HSPB1またはDNAJC6 mRNAの発現をモジュレートするか;
(4) 正常な角化細胞においてSLC1A1、KCNB2、もしくはKCNN4タンパク質またはSLC1A3タンパク質の発現をモジュレートするか;
(5) 表3-1および表3-2中の1つ以上のタンパク質の発現を少なくとも約2倍モジュレートするか;
(6) 該ビタミンD化合物に正常な角化細胞を約24時間曝露した後に表3-3、3-4、3-5または3-6中の1つ以上のタンパク質の過剰発現を誘導するか;あるいは、
(7) 正常な角化細胞において以下:GST、ケラチン1、ケラチン17、ガレクチン1、S100 A9(カルプロテクチン)、またはS100 A13のうちの1つ以上の過剰発現を誘導し、
ここで該ビタミンD化合物は1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、前記医薬組成物。
Claims (35)
- 個体において真皮送達を実質的に回避しつつ表皮に送達されるように製剤化した治療上有効な量のビタミンD化合物および担体を含む局所投与用医薬組成物であって、
前記担体が55〜80%(w/w)の無水アブソルートエタノールおよび20〜45%(w/w)のプロピレングリコールを含む無水液体であり、
前記ビタミンD化合物が、化学式(I):
aおよびbは各々独立して単結合または二重結合であり
Xはaが二重結合である場合に-CH2であり、またはXはaが単結合である場合に水素もしくはヒドロキシル置換アルキルであり;
R1は、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリル、アルコキシル、ヒドロキシルまたは水素であり;
R2は、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に、R3は水素、ヒドロキシルもしくはアルキルであるか、またはR3およびR1は、それらが結合している炭素原子と共に連結して5〜7員の炭素環を形成していてもよく;
R4はbが二重結合である場合に存在せず、またはbが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R5はaが二重結合である場合に存在せず、またはR5はaが単結合である場合に水素、ハロゲンもしくはヒドロキシルであり;
R6は、1〜5個のヒドロキシル、オキソ、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アルキル-O-アルキル、アルキル-CO2-アルキルであり;
R7は、1〜3個のヒドロキシル、ハロゲン、アルコキシル、アリール、ヘテロアリール、シアノ、ニトロまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキルであり;かつ、
R’およびR”は各々、独立して、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシルである〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩である、前記医薬組成物。 - 1,25-ジヒドロキシビタミンD3を3〜100μg/mlの有効濃度で含む、請求項1に記載の局所投与用医薬組成物。
- プロピレングリコールと無水アブソルートエタノールとの%比が、20:80;25:75;30:70;35:65;36:64;37:63;38:62;39:61;40:60;41:59;42:58;43:57;44:56;45:55からなる群から選択される、請求項1又は2に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記担体が、約40%(w/w)のプロピレングリコールおよび約60%(w/w)の無水アブソルートエタノール(200プルーフ、U.S.)を含む、請求項3に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記担体が、30%(w/w)のプロピレングリコール、10%(w/w)のエトキシジグリコール、および60%(w/w)の無水アブソルートエタノールを含む、請求項1又は2に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記担体が、30%(w/w)のプロピレングリコール、10%(w/w)のトランスクトール、および60%(w/w)の無水アブソルートエタノールを含む、請求項1又は2に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、化学式(II):
〔式中、
cは単結合または二重結合であり;
R1aは、1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、トリ-アルキルシリルまたは水素であり;
R2aは、水素、ヒドロキシル、-O-トリアルキルシリル、または1〜3個のハロゲン、ヒドロキシル、シアノまたは-NR’R”部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシルもしくはアルケニルであり;
R3a、R4aは、cが二重結合である場合に存在せず、またはcが単結合である場合に各々独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であって
R3b、R4b、R5a、R6a、R7aおよびR8aは各々、独立して、1〜3個のヒドロキシルもしくはハロゲン部分で置換されていてもよいアルキル、アルコキシル、ハロゲン、ヒドロキシルもしくは水素であるか、またはR6a、R7aおよびR8aのうちのいずれか2つが連結して3〜7員の炭素環を形成していてもよい〕
で表される化合物または製薬上許容しうるその塩である、請求項1および3〜6のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。 - 前記ビタミンD化合物が、1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903である、請求項7に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、1,25-ジヒドロキシビタミンD3である、請求項8に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、1,25-ジヒドロキシビタミンD3;1,25-ジヒドロキシ-16-エン-23-イン-コレカルシフェロール;1α-ヒドロキシビタミンD3;1α,24-ジヒドロキシビタミンD3、またはMC903ではない、請求項7に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞において当量のカルシトリオールと同様または同一の遺伝子調節プロファイルを呈する、請求項1、3〜8および10のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、その発現レベルが当量のカルシトリオールにより促進される1つ以上の遺伝子の発現を促進する、請求項1、3〜8、10および11のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、その発現レベルが当量のカルシトリオールにより抑制される1つ以上の遺伝子の発現を抑制する、請求項1、3〜8、10および11のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞においてHSPA2またはHSF4 mRNA、HSPB1またはDNAJC6 mRNAの発現をモジュレートする、請求項1、3〜8、10および11のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞においてSLC1A1、KCNB2、もしくはKCNN4タンパク質またはSLC1A3タンパク質の発現をモジュレートする、請求項1、3〜8、10および11のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、アミロイド前駆体タンパク質、ARTS、ASAP1センタウリンb4、BACH1、Bclx、BclxL、BID、Bmf、CENPE、cMyc、コフィリン、コネキシン32、Csk、CtBP1、DcR2、ジメチルヒストンH3 diMeLys4、ジメチルヒストンH3 diMeLys9、ジストロフィン、 ERK5 BIG MAPKBMK1、エストロゲン受容体、FKHRL1 FOXO3a、接着斑キナーゼpp125FAK、FOXP2、グルタミン酸デカルボキシラーゼ65、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、gチューブリン、HDAC2、HDAC6、ILK、MAPキナーゼ活性化プロテインキナーゼ2 MAPKAPK2、MAPキナーゼERK1, メラノコルチン3受容体、ミオシンIX Myr5、ニューロフィラメント200、一酸化窒素シンターゼbNOS、p120ctn、PAD14、Par4前立腺アポトーシス応答4、プレセニリン1、増殖細胞タンパク質Ki67、プロテインキナーゼBa,、PUMA bbc3、ROCK1、S100、SHPTP2、Sin3A、サブスタンスP受容体、シナプトポジン、腫瘍壊死因子a、ユビキチンC末端ヒドロラーゼL1、ウボモルリンEカドヘリン、ビトロネクチン、Crk II、増殖因子非依存性1、セリントレオニンプロテインホスファターゼ1b、カテプシンD、トランスフォーミング増殖因子b pan、WAVE、プロテインチロシンホスファターゼPESTおよびCD40からなる群から選択される1つ以上のタンパク質の発現を少なくとも約2倍モジュレートする、請求項1、3〜8、10および11のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞に約24時間曝露した後にBACH1、CENPE、cMyc、C-srcチロシンキナーゼ(Csk)、CtBP1、ジメチルヒストンH3 diMeLys4、ジメチルヒストンH3 diMeLys9、エストロゲン受容体、FKHRL1 FOXO3a、FOXP2、HDAC2、MAPキナーゼ活性化プロテインキナーゼ2 MAPKAPK2、MAPキナーゼERK1、メラノコルチン3受容体、増殖細胞タンパク質Ki67、S100、SHPTP2、Sin3A、ARTS、ASAP1センタウリンb4、コフィリン、コネキシン32、ジストロフィン、接着斑キナーゼpp125FAK、gチューブリン、ミオシンIX Myr5、ニューロフィラメント200、p120ctn、PAD14、ROCK1、ウボモルリンEカドヘリン、ビトロネクチン、Bclx、BclxL、BID、Bmf、DcR2、ERK5 BIG MAPKBMK1、インテグリン結合キナーゼ(ILK)、プロテインキナーゼBa、PUMA bbc3、アミロイド前駆体タンパク質、プレセニリン1、グルタミン酸デカルボキシラーゼ65、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、一酸化窒素シンターゼbNOS、サブスタンスP受容体、シナプトポジン、腫瘍壊死因子aおよびユビキチンC末端ヒドロラーゼL1からなる群から選択される1つ以上のタンパク質の過剰発現を誘導する、請求項1、3〜8、10および11のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、正常な角化細胞において以下:GST、ケラチン1、ケラチン17、ガレクチン1、S100 A9(カルプロテクチン)、またはS100 A13のうちの1つ以上の過剰発現を誘導する、請求項1、3〜8、10および11のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記個体が霊長類動物である、請求項1〜18のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記個体がヒトである、請求項19に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物を、約0.1μgのカルシトリオール/cm2に相当する投薬量で前記個体に局所的に投与するための、請求項1〜20のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物を、約2〜100μgのカルシトリオール/体重75 kgに相当する総投与量で前記個体に局所的に投与するための、請求項1〜20のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 前記ビタミンD化合物が、個体に以下(1)または(2)の有効濃度で局所的に投与した場合、
(1) 約50μg/mLでは、少なくとも約25日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じず、または
(2) 約100μg/mLでは、少なくとも約7日間連続して薬物を投与した後に毒性を生じない、
請求項1〜22のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。 - 治療上有効な量のビタミンD化合物が、同時投与した化学療法剤の効力に実質的に干渉することはない、請求項1〜23のいずれか1項に記載の局所投与用医薬組成物。
- 治療上有効な量のカルシトリオール並びにプロピレングリコール及び無水アブソルートエタノールの担体を含み、
プロピレングリコールと無水アブソルートエタノールとの%比が40:60である、局所投与用医薬組成物。 - カルシトリオールを、約0.1μg/cm2の投薬量で個体に局所的に投与するための、請求項25に記載の局所投与用医薬組成物。
- カルシトリオールを、約2〜100μg/体重75 kgの総投与量で個体に局所的に投与するための、請求項25に記載の局所投与用医薬組成物。
- 個体において化学療法誘発性脱毛症を予防または治療するための医薬の製造のための、請求項3または8に記載の局所投与用医薬組成物の使用。
- 個体において化学療法誘発性脱毛症を予防または治療するための医薬の製造のための局所投与用医薬組成物の使用であって、
局所投与用医薬組成物が治療上有効な量のカルシトリオール並びにプロピレングリコール及び無水アブソルートエタノールの担体を含み、
プロピレングリコールと無水アブソルートエタノールとの%比が40:60である、使用。 - 前記個体において脱毛症がまだ始まっていない、請求項28又は29に記載の使用。
- 前記個体が化学療法を受けているかまたは受けようとしている、請求項28〜30のいずれか1項に記載の使用。
- 前記医薬組成物を、化学療法前に、または化学療法と同時に前記個体に投与するための、請求項31に記載の使用。
- 前記医薬組成物を、化学療法の開始後であるが脱毛症の発症前に前記個体に投与するための、請求項31に記載の使用。
- 化学療法が全身化学療法である、請求項28〜33のいずれか1項に記載の使用。
- 化学療法が、以下:アントラサイクリン系薬剤(アドリアマイシン/ドキソルビシン、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、バルルビシン)、5-FU、タモキシフェン、イリノテカン、パクリタキセル(タキソール)、カルボプラチン、エトポシド、シトキサン/シクロホスファミド、シスプラチン、エルロチニブ(タルセバ)、ゲムシタビン、スタウロスポリン、ビンクリスチン、イマチニブ(グリーベック)、ゲフィチニブ(イレッサ)、ソラフェニブ、ダサチニブ、ダクチノマイシン、ヘキサメチルメラミン(HMM、アルトレタミン)、イホスファミド、ブレオマイシン、メトトレキサート、ドセタキセル(タキソテール)、ビンデシン、ビノレルビン、トポテカン、アムサクリン、シタラビン、ブスルファン、メルファラン、ビンブラスチン、ロムスチン(CCNU)、チオテパ、ゲムシタビン、カルムスチン(BCNU)、ミトキサントロン、マイトマイシンC、プロカルバジン、6-メルカプトプリン、ストレプトゾトシン、フルダラビン、ラルチトレキセド(トムデックス)、カペシタビン、およびこれらの等価物のうちの1つ以上を含む、請求項28〜34のいずれか1項に記載の使用。
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