JP6318877B2 - 複合セラミックス材料およびその製造方法、固体酸化物形燃料電池用スラリー、固体酸化物形燃料電池用燃料極並びに固体酸化物形燃料電池 - Google Patents
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Description
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態の複合セラミックス材料は、固体酸化物形燃料電池の燃料極として使用し、測定温度を600℃、水素ガスを4mL/分の流量にて供給するとともに、窒素ガスを16mL/分の流量にて供給し、固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定したとき、50%LHV以上の発電効率を得ることが可能である。
このような本実施形態の複合セラミックス材料は、具体的には、安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子が結合して三次元の網目状骨格構造を形成し、この網目状骨格構造の表面に酸化ニッケルが複合してなり、ニッケル粒子の含有量が40mol%以上かつ90mol%以下であり、ジルコニア粒子の表面を覆うニッケル粒子の被覆率が30%以上かつ80%以下の材料である。
ここで、三次元の網目状骨格構造とは、ジルコニア粒子が複数個結合して樹枝状となったものが三次元に張りめぐらされて網目状となったものであり、この網目状骨格構造の内部に形成された空隙部は、三次元に張りめぐらされて網目状の空隙となっており、場合によっては、その一部がジルコニア粒子の網目状骨格構造の中に空孔となって残っている構造である。
ここで、ジルコニア粒子の平均粒子径を1nm以上かつ100nm以下とした理由は、平均粒子径が1nm未満のものは、後述の製造方法に示すように、複合セラミックス材料を形成するために800℃以上の温度で熱処理する必要があるために、ジルコニア粒子の粒成長を1nm未満に抑えることが難しいからであり、一方、平均粒子径が100nmを超えると、表面積が小さくなり、また三次元の網目状構造が粗大になるために、十分な三相界面を得ることができないからである。
ここで、複合セラミックス材料におけるニッケル粒子の含有量を40mol%以上かつ90mol%以下とした理由は、ニッケル粒子の含有量が40mol%未満では、複合セラミックス材料を用いてSOFCの燃料極を形成としたとき、金属ニッケルの量が十分でないため、電子伝導性が低下するからである。一方、ニッケル粒子の含有量が90mol%を超えると、安定化ジルコニアの量が不足し、酸素イオン伝導性が低下するからである。
ここで、複合セラミックス材料において、ジルコニア粒子の表面を覆うニッケル粒子の被覆率を、30%以上かつ80%以下とした理由は、ニッケル粒子の被覆率が30%未満では、ジルコニア粒子が過剰となり、ニッケル粒子による三次元の網目状構造の形成が困難となるからである。一方、ニッケル粒子の被覆率が80%を超えると、ジルコニア粒子が孤立して存在してしまい、ジルコニア粒子による三次元の網目状構造を形成できなくなるからである。
なお、ジルコニア粒子の表面を覆うニッケル粒子の被覆率とは、1つのジルコニア粒子の表面全面積に対して、ニッケル粒子によって覆われている面積の割合のことである。
本実施形態の複合セラミックス材料において、ニッケル損失量が10mol%以下であることが好ましい理由は、ニッケル損失量が10mol%を超えると、ニッケル粒子が偏在しやすくなり、結果として、ジルコニア粒子の表面を覆うニッケル粒子の被覆率が低下することがあるからである。
なお、ニッケル損失量とは、ジルコニア微粒子の表面にニッケル成分を析出させる際に、水溶性の錯体として濾液に流出したニッケル量の割合のことである。
本実施形態の複合セラミックス材料の製造方法は、安定化ジルコニアからなるジルコニア微粒子を含有する安定化ジルコニア分散液と、ニッケルイオンを含有する溶液とを含むジルコニア分散液をpH4以下に調整することにより、ジルコニア微粒子とニッケルイオンを均一に分散させるとともに、ジルコニア微粒子を凝集させて三次元の網目状凝集構造体とし、次いで、ジルコニア分散液に有機系アンモニウム塩水溶液を添加することにより、ジルコニア分散液のpHを7以上かつ10未満に調整し、ニッケルの損失量を10mol%以下にするとともに、ジルコニア微粒子の表面にニッケル成分を析出させ、次いで、このニッケル成分が析出したジルコニア微粒子の網目状凝集構造体を800℃以上かつ1400℃以下の温度にて仮焼することにより、ジルコニア微粒子を焼結して得られるジルコニア粒子からなる三次元の網目状骨格構造の表面に酸化ニッケルが複合した複合セラミックス材料を生成する方法である。
ここで、ニッケル成分とは、pHを7以上かつ10未満に調整することにより、ジルコニア分散液より析出させたニッケルの水酸化物や炭酸塩等を指す。
「ジルコニア分散液の作製」
安定化ジルコニアからなるジルコニア微粒子を含有する安定化ジルコニア分散液と、ニッケルイオンを含有する溶液と、を分散媒中に分散させて、これら2つの液を混合し、ジルコニア分散液とする。
安定化ジルコニアからなるジルコニア微粒子は、水熱合成法や焼成法により作製することができ、例えば、次に挙げる方法が好適である(特開2006−16236号公報参照)。
0.5<n<m ・・・(1)
を満たすように、金属塩溶液に塩基性溶液を加えて金属塩溶液部分中和させ、次いで、この部分中和された溶液に無機塩を加えて混合溶液とし、この混合溶液を加熱する方法である。
ここで、ジルコニア微粒子の分散平均粒子径を1nm以上かつ100nm以下とした理由は、分散平均粒子径が1nm未満では、ジルコニア微粒子が後述する分散液中でコロイドとしての性質を発現することができないからであり、一方、分散平均粒子径が100nmを超えると、ジルコニア微粒子により形成される網目状凝集構造体の比表面積が十分でなく、その後のpH調整によってニッケル成分を析出させる際、ニッケル成分がジルコニアの網目状凝集構造体の表面以外で析出してしまい、その結果、組成の分布性が悪く、組成の不均一な複合セラミックス材料が生じるおそれがあるからである。
ジルコニア分散液のpHを4以下とする理由は、pHが4を超えるとジルコニア微粒子の凝集が起こり、良好な分散状態を得ることが難しくなるからである。そのため、後述の工程でpHを調整しても、三次元の網目状骨格構造を有するジルコニア粒子の凝集体(三次元の網目状凝集構造体)を得ることが難しくなり、このために良好な特性を有する複合セラミックス材料やSOFC用の燃料極を得ることが難しくなる。
次いで、ジルコニア分散液に有機系アンモニウム塩水溶液を添加することにより、ジルコニア分散液のpHを7以上かつ10未満に調整する。
有機系アンモニウム塩水溶液を構成する有機系アンモニウム塩としては、例えば、炭酸テトラメチルアンモニウム等の4級アンモニウムの炭酸塩等が用いられる。
有機アルカリとしては、例えば、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)、テトラエチルアンモニウムハイドロオキサイド(TEAH)等が用いられる。
ジルコニア分散液、有機系アンモニウム塩および有機アルカリそれぞれの温度は、常温でよく、より好ましくは1℃〜50℃の範囲である。
これにより、ジルコニア分散液中には、ジルコニア微粒子のみを凝集させた三次元の網目状凝集構造体とニッケルイオンとが共存することとなる。
通常の濾過洗浄装置等を用いて、上記のジルコニア・ニッケル炭酸塩複合物を含む分散液から、ジルコニア・ニッケル炭酸塩複合物を分離し、ジルコニア・ニッケル炭酸塩複合物を純水で洗浄して、アルカリイオン等の不純物イオンを除去する。次いで、エタノールや2−プロパノール等のアルコール類を用いて置換した後、乾燥機を用いて100℃以下で乾燥する。
ここで得られる乾燥物は、ナノメートルサイズの微細な安定化ジルコニアからなるジルコニア微粒子が三次元の網目状に凝集した凝集構造体の表面に炭酸ニッケル化合物が複合した状態である。
なお、ニッケル成分から酸化ニッケルを生成させるための熱処理温度は200℃以上であればよく、450℃以上とすれば速やかに生成が行われるのに対し、仮焼する温度は800℃以上であるから、ニッケル成分からの酸化ニッケル生成には問題ない。
また、この仮焼は一度に行ってもよく、複数回に分けて行ってもよい。
ここで、複合セラミックス材料の成形方法について説明する。
複合セラミックス材料は、通常、粉体の状態で成形後、焼結して当該複合セラミックス材料を得る。本実施形態の複合セラミックス材料における粉体としては、前記のジルコニア・ニッケル炭酸塩複合物の乾燥物があり、これを用いることができる。ただし、ニッケル成分が水酸化物や炭酸塩等であって安定ではなく、その後の仮焼時に酸化ニッケルに変化する際に大きな体積変化やガス発生等が起こり得るため、ハンドリングの面から好ましくないことから、予め600℃程度で熱処理してニッケル成分を酸化ニッケルに転じておくことが好ましい。
また、後述のSOFC用燃料極等に用いる場合には、この成形の際に、ポリマービーズや繊維状ポリマーなどを含有させて、得られる成形体に一定の空孔を形成させてもよい。
このようにして、特定の形状を有し、安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子が結合した三次元の網目状骨格構造の表面に酸化ニッケルが結合してなる本実施形態の複合セラミックス材料を作製することができる。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池用スラリーは、本実施形態の複合セラミックス材料を含有してなる。詳細には、本実施形態の固体酸化物形燃料電池用スラリーは、本実施形態の複合セラミックス材料に、溶媒やバインダーを添加してなる。
複合セラミックス材料と、溶媒やバインダーとを混合する方法としては、例えば、ボールミルを用いた混合方法が挙げられる。
また、分散剤として、焼成時に異種元素が残存しないアセチルアセトンやポリカルボン酸等を添加してもよい。
また、必要に応じて、フタル酸ジブチル等の可塑剤を添加してもよい。
また、造孔剤として、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等のアクリル系樹脂、カーボンブラック、グラファイトを添加してもよい。造孔剤を添加することにより、固体酸化物形燃料電池用スラリーによって作製される固体酸化物形燃料電池用燃料極には気孔が形成される。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池用燃料極は、上述のようにして、本実施形態の固体酸化物形燃料電池用スラリーを用いて形成されたものである。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池は、本実施形態の固体酸化物形燃料電池用燃料極を備えてなるものである。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池用燃料極を構成する、本実施形態の複合セラミックス材料は、安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子が結合してなる三次元の網目状骨格構造の表面に酸化ニッケルが複合した構造を有していることから、この固体酸化物形燃料電池の発電時の還元雰囲気下にて酸化ニッケルの還元金属化処理を行った場合においても、金属ニッケルの融着や粒成長を抑制することができ、安定化ジルコニアからなるジルコニア骨格に金属ニッケルが絡みついた構造体が得られる。したがって、三相界面量が多く、ジルコニア骨格由来のイオン伝導性、ジルコニアの骨格に沿って形成された金属ニッケルのネットワークに由来する高い電子伝導性を有する固体酸化物形燃料電池用燃料極を備えた固体酸化物形燃料電池を提供することができる。
したがって、SOFCのアノード反応である炭化水素、アルコール、水素等の酸化反応の効率を上げることができ、SOFCの出力特性を向上させることができる。
図1において、符合1は酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア等からなる燃料極(固体酸化物形燃料電池用燃料極)、2は本実施形態の複合セラミックス材料を用いた燃料極、3は燃料極1および燃料極2の上面に形成されたイットリア安定化ジルコニア等の電解質、4はLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3(LSCF)等からなる空気極、5は空気極4の上面に形成された銀ペーストと銀線等からなる集電部、6は燃料極1の上面に形成された銀ペーストと銀線等からなる集電部、7はセメントシール、8はアルミナ管、9は銀線、10は露点℃20〜25℃で加湿された20%H2−80%N2の組成の加湿混合ガス、11は乾燥空気である。
本実施形態の固体酸化物形燃料電池は、このようにして評価した発電効率が50%LHVである。
分散平均粒子径が5nmの8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(8.5YSZ)分散液(8.5YSZ固形分濃度:6.81質量%、pH:3.5)200gに純水85.7gを加え、イットリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)54.4gを、純水467.64gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを1.7に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記のイットリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(Ni−8.5YSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Y、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は63.5/36.5、ニッケル損失量は1.1mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率およびニッケル損失量を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
次いで、このスラリーを、燃料極を作製したセルの表面上にディップコート法により塗布して、スラリーからなる膜を成膜し、1200℃にて3時間焼成し、中間層を形成した。
次いで、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3(LSCF)粉体21gとGDC9gとを、10質量%ポリビニルブチラール溶液30g、2−プロパノール34.0g、フタル酸ジブチル3.0gおよび分散剤0.3gとともにボールミルにて混合し、スラリーを作製した。
次いで、このスラリーを、中間層を作製したセルの表面にディップコート法により塗布して、スラリーからなる膜を成膜し、1000℃にて3時間焼成し、空気極を形成した。
次いで、空気極に乾燥空気を200mL/分の流量にて供給し、また、燃料極に20%H2−80%N2の組成の加湿混合ガス(加湿条件:露点20から25℃)を、20mL/分の流量にて供給し(水素ガスを4mL/分の流量にて供給するとともに、窒素ガスを16mL/分の流量にて供給し)、電流−電圧曲線を測定することにより、固体酸化物形燃料電池の発電効率を評価した。
図2および図3によれば、100nm〜500nm程度のイットリア安定化ジルコニア(YSZ)粒子が結合して三次元の網目状構造となっており、この網目状構造の表面に金属ニッケルが結合することにより、ニッケルとジルコニウムが絡み合った構造となっていることが分かる。
EDXの元素分布より求めたニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
なお、TEM像における「樹脂」は、TEM測定用試料作製時に試料が分解しないようにするために、試料を埋め込んだ樹脂であって、本実施例とは直接は関係ない。
分散平均粒子径が5nmの8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(8.5YSZ)分散液(8.5YSZ固形分濃度:6.81質量%、pH:3.5)200gに純水85.7gを加え、イットリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)101.02gを、純水868.48gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを1.7に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記のイットリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(Ni−8.5YSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Y、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は76.3/23.7、ニッケル損失量は1.8mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が4nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:7.68質量%、pH:3.7)200gに純水122.4gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)113.99gを、純水979.98gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを1.7に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は76.2/23.8、ニッケル損失量は1.6mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1275℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が4nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:7.68質量%、pH:3.7)200gに純水122.4gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)61.38gを、純水527.68gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを1.7に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は63.5/36.5、ニッケル損失量は1.2mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1275℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が6.5nmの8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(8.5YSZ)分散液(8.5YSZ固形分濃度:7.98質量%、pH:3.5)300gに純水202.5gを加え、イットリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)95.68gを、純水822.53gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記のイットリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(Ni−8.5YSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Y、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は68.2/31.8、ニッケル損失量を計算した。その結果、体積比(VNi/VZ)は35/65、Niの損失量は1.3mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1300℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が6.5nmの8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(8.5YSZ)分散液(8.5YSZ固形分濃度:7.98質量%、pH:3.5)300gに純水202.5gを加え、イットリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)118.46gを、純水1018.4gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記のイットリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(Ni−8.5YSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Y、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は68.2/31.8、ニッケル損失量は1.5mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1300℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が5.5nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:6.88質量%、pH:3.4)350gに純水155.4gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)178.71gを、純水1536.4gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は76.3/23.7、ニッケル損失量は1.9mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1275℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が5.5nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:6.88質量%、pH:3.4)350gに純水155.4gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)76.59gを、純水658.44gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は57.8/42.2、ニッケル損失量は1.2mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1275℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が5.5nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:7.68質量%、pH:3.8)200gに純水122.4gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを2.4に調整した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)61.38gを、純水527.68gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は63.4/36.4、ニッケル損失量は1.4mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1275℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が6.5nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:7.22質量%、pH:3.6)300gに純水154.2gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)107.06gを、純水920.4gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.5に調整し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は68.2/31.8、ニッケル損失量は1.5mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1250℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が3nmの8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(8.5YSZ)分散液(8.5YSZ固形分濃度:7.14質量%、pH:3.8)500gに純水248.6gを加え、イットリア安定化ジルコニアの濃度が0.4mol/Lとなるように希釈し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを2.5に調整した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)142.54gを、純水1225.4gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを1.7に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記のイットリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを1.7に調整し、ニッケルイオン含有8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(Ni−8.5YSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Y、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は63.5/36.5、ニッケル損失量は1.2mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1325℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
市販の酸化ニッケル(住友金属鉱山社製、FP粉)とイットリア安定化ジルコニア(東ソー社製 、TZ−8Y)を、ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ)が63.5/36.5となるように混合した。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、上記の混合粉末17gを、10質量%ポリビニルブチラール溶液17g、2−プロパノール21.98g、フタル酸ジブチル1.7gおよび分散剤0.17gとともにボールミルにて混合し、スラリーを作製した。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
図4および図5によれば、1μm以上のイットリア安定化ジルコニア粒子の周囲に1μm以上の酸化ニッケル粒子が存在しているだけで、十分なネットワーク構造を有していないことが分かる。
市販の酸化ニッケル(住友金属鉱山社製、FP粉)とスカンジア安定化ジルコニア(第一希元素社製 、10Sc1CeSZ)を、ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ)が63.5/36.5となるように混合した。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、上記の混合粉末17gを、10質量%ポリビニルブチラール溶液17g、2−プロパノール21.98g、フタル酸ジブチル1.7gおよび分散剤0.17gとともにボールミルにて混合し、スラリーを作製した。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が5nmの8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(8.5YSZ)分散液(8.5YSZ固形分濃度:6.81質量%、pH:3.5)200gに純水332.0gを加え、イットリア安定化ジルコニアの濃度が0.2mol/Lとなるように希釈し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを3.3に調整した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)54.41gを、純水935.56gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記のイットリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、ニッケルイオン含有8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(Ni−8.5YSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Y、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は57.8/42.2、ニッケル損失量は22.4mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
図6および図7によれば、100nm〜500nmnm程度のイットリア安定化ジルコニア粒子が結合して三次元の網目状構造を有し、その表面に金属ニッケルが結合しているが、Niの損失により、有効なネットワーク構造を十分に形成できていないことが分かる。
分散平均粒子径が5nmの8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(8.5YSZ)分散液(8.5YSZ固形分濃度:6.81質量%、pH:3.5)300gに純水332.0gを加え、イットリア安定化ジルコニアの濃度が0.2mol/Lとなるように希釈し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを3.3に調整した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)101.05gを、純水1737.5gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記のイットリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、ニッケルイオン含有8.5mol%イットリア安定化ジルコニア(Ni−8.5YSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Y、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)とイットリア安定化ジルコニア(YSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は71.6/28.4、ニッケル損失量は24.8mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が4nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:7.68質量%、pH:3.7)200gに純水400.0gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.2mol/Lとなるように希釈し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを3.3に調整した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)61.36gを、純水1055.9gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は57.8/42.2、ニッケル損失量は23.1mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
分散平均粒子径が4nmの10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(10Sc1CeSZ)分散液(10Sc1CeSZ固形分濃度:7.68質量%、pH:3.7)200gに純水400.0gを加え、10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニアの濃度が0.2mol/Lとなるように希釈し、この分散液に硝酸を添加し、この分散液のpHを3.3に調整した。
次いで、硝酸ニッケル6水和物(Ni(NO3)2・6H2O)113.96gを、純水1959.4gに溶解して水溶液を調製し、この水溶液に硝酸を添加し、この水溶液のpHを2.0に調整した。
次いで、硝酸ニッケルの水溶液に、上記の10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア分散液を加えて撹拌し、ニッケルイオン含有10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)分散液を作製した。
この複合セラミックス材料中のNi、Sc、Ce、Zrの質量および固形分を分離した濾液のNi質量を蛍光X線分析により測定し、この測定結果に基づいて、酸化ニッケル(NiO)と10mol%スカンジア1mol%セリア安定化ジルコニア(Ni−10Sc1CeSZ)のモル比(ジルコニア粒子のモル量(MZ)に対する、酸化ニッケルから形成される金属ニッケルのモル量(MNi)の比(MNi/MZ))およびニッケル損失量を計算した。その結果、モル比(MNi/MZ)は73.3/26.7、ニッケル損失量は21.5mol%であった。
複合セラミックス材料のBET比表面積、結晶子径、ニッケル粒子の含有率、ニッケル損失量およびニッケル粒子の被覆率を表1に示す。
次いで、このスラリーを、円筒状の酸化ニッケル−イットリア安定化ジルコニア基材の表面にディップコート法により塗布して、スラリーかなる膜を成膜し、1350℃にて3時間焼成し、燃料極を作製した。
以下、実施例1と同様にして、この燃料極の電極反応抵抗および固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定した。測定結果を表2および表3に示す。
一方、比較例3〜比較例6では、ニッケル粒子の含有率が57.8mol%〜73.3mol%、ニッケル粒子の被覆率が29.8%〜47.1%、ニッケル損失量が21.5mol%〜24.8mol%であり、ジルコニア粒子およびニッケルの組成制御性が低いことが分かった。
一方、比較例1〜比較例6では、燃料極の電極反応抵抗が310mΩ・cm2〜500mΩ・cm2であり、電子伝導性に劣ることが分かった。
一方、比較例1〜比較例6では、固体酸化物形燃料電池の発電効率が37.3%LHV〜45.3%であり、高効率発電が困難であることが分かった。
Claims (6)
- 固体酸化物形燃料電池の燃料極として使用し、測定温度を600℃、水素ガスを4mL/分の流量にて供給するとともに、窒素ガスを16mL/分の流量にて供給し、前記固体酸化物形燃料電池の発電効率を測定したとき、50%LHV以上の発電効率を得ることが可能であり、
安定化ジルコニアからなるジルコニア粒子が結合して三次元の網目状骨格構造を形成し、この網目状骨格構造の表面に酸化ニッケルが複合してなり、
ニッケル粒子の含有量が40mol%以上かつ90mol%以下であり、前記ジルコニア粒子の表面を覆う前記ニッケル粒子の被覆率が30%以上かつ80%以下であることを特徴とする複合セラミックス材料。 - 安定化ジルコニアからなるジルコニア微粒子を含有する安定化ジルコニア分散液と、ニッケルイオンを含有する溶液とを含むジルコニア分散液をpH4以下に調整することにより、前記ジルコニア微粒子と前記ニッケルイオンを均一に分散させるとともに、前記ジルコニア微粒子を凝集させて三次元の網目状凝集構造体とし、次いで、前記ジルコニア分散液に有機系アンモニウム塩水溶液を添加することにより、前記ジルコニア分散液のpHを7以上かつ10未満に調整し、ニッケルの損失量を10mol%以下にするとともに、前記ジルコニア微粒子の表面にニッケル成分を析出させ、次いで、このニッケル成分が析出したジルコニア微粒子の網目状凝集構造体を800℃以上かつ1400℃以下の温度にて仮焼することにより、前記ジルコニア微粒子を焼結して得られるジルコニア粒子からなる三次元の網目状骨格構造の表面に酸化ニッケルが複合した複合セラミックス材料を生成することを特徴とする複合セラミックス材料の製造方法。
- 前記ジルコニア分散液におけるジルコニア微粒子の分散平均粒子径は1nm以上かつ100nm以下であることを特徴とする請求項2に記載の複合セラミックス材料の製造方法。
- 請求項1に記載の複合セラミックス材料を含有してなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池用スラリー。
- 請求項4に記載の固体酸化物形燃料電池用スラリーを用いて形成されたことを特徴とする固体酸化物形燃料電池用燃料極。
- 請求項5に記載の固体酸化物形燃料電池用燃料極を備えてなることを特徴とする固体酸化物形燃料電池。
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