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JP6285338B2 - アンテナ接続構造体およびこれを備える電子機器 - Google Patents

アンテナ接続構造体およびこれを備える電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナ接続構造体およびこれを備える電子機器に関するものである。
電子機器に電力伝送または通信のためのアンテナが内蔵される場合がある。電力伝送のためには、たとえばPMA(Power Matters Alliance)によって策定されたPMA規格、WPC(Wireless Power Consortium)によって策定されたQi規格がある。一方、通信のためには、たとえばNFC(Near Field Communication)の各種規格がある。これらの規格に沿った電力伝送または通信を行なうためのアンテナとしては、通常、コイルを平面的に作成してシート状の部材の表面に固定したもの(以下「シート状アンテナ」という。)が用いられる。シート状アンテナの一例が、特開2008−172872号公報(特許文献1)に「無接点電力伝送コイル」と称して記載されている。
電子機器においてシート状アンテナが内蔵される場合は、電子機器の最外面からシート状アンテナまでの距離は、電力伝送または通信の性能に大きく影響を与えるものである(特に、NFCの場合、通信距離がたとえば10cmであり、通信周波数がたとえば13.56MHzなどである)。シート状アンテナはできるだけ最外面に近い位置に配置することが求められる。
電子機器においてメインディスプレイなどが設けられている側の面を正面とすると、通常、電子機器の筐体は、正面と背面とに大きく2つに分かれて構成されている。筐体を構成するこれらの部分を「正面側筐体部品」と「背面側筐体部品」と呼ぶものとする。
電子機器の一例としてスマートフォンがある。従来のスマートフォンでは、シート状アンテナは、最外面からできるだけ近い位置に配置するために、背面側筐体部品の内面に貼り付けられていた。このようにすることで、背面の最外面からシート状アンテナまでの距離は、ほぼ背面側筐体部品の厚み程度となっていた。一方、スマートフォンの動作のために必要な多くの電子部品は配線基板に設置され、配線基板は、通常、正面側筐体部品に収納される。
特開2008−172872号公報
シート状アンテナが背面側筐体部品の内面に貼り付けられている場合、シート状アンテナから延在するケーブルを、正面側筐体部品に収納されている配線基板に対してどのように接続するかが問題となる。組立作業としては、通常、背面側筐体部品と正面側筐体部品とがそれぞれ別々に組み立てられた後で、互いに組み合わせられる。シート状アンテナが既に背面側筐体部品の内面に貼り付けられている場合には、背面側筐体部品を正面側筐体部品に組み付けるよりも前に、シート状アンテナから延在するケーブルの先端の端子部を正面側筐体部品に保持されている配線基板に対して接続しておくことは、ケーブルの長さの制約から困難である。
したがって、シート状アンテナが既に背面側筐体部品の内面に貼り付けられている場合には、背面側筐体部品を正面側筐体部品に組み付けるより前の段階では、シート状アンテナの端子部は配線基板に対して接続されておらず、なおかつ、背面側筐体部品を正面側筐体部品に組み付けると同時に、正面側筐体部品に保持されている配線基板に対してケーブルの先端の端子部を電気的に接続されることが求められる。しかも、端子部の配線基板への接続は、背面側筐体部品を正面側筐体部品に組み付ける際に筐体内部に隠れた状態で行なわれることとなるので、単純で確実な方法が求められる。
そこで、ケーブルの先端の端子部を背面側筐体部品の側で一定の位置に支持しておいて、配線基板に設けられた端子に向けて押し当てられる形で電気的接続を果たす構成が考えられる。配線基板の表面にたとえば板バネなどを利用して弾性を持たせたいわゆる接点端子を設けておいて、ケーブルの端子部が接点端子の弾性力に抗しつつ接点端子に押し当てられた状態で保持されれば、たしかに電気的接続が実現する。
しかし、この場合、接点端子は弾性変形した状態が維持されることとなり、ケーブルの端子部はある程度の大きな力で接点端子に押し当てられ続けることとなるので、接点端子を支持している配線基板にも負荷がかかる。また、ケーブルの端子部と接点端子との間ははんだ付けなどがされず互いに押し付け合っているだけの状態であるので、電子機器の使用の間には、落下時の衝撃、操作時の外力、振動などが加わることにより衝突やずれが繰返し発生し、当接部分に摩耗が進行する。当接部分の摩耗が進行することによって、接点不良となるおそれがある。
そこで、本発明は、配線基板に負荷を与えず、摩耗による接点不良を回避することができるようなアンテナ接続構造体およびこれを備える電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づくアンテナ接続構造体は、第1主表面と上記第1主表面とは反対の側を向く第2主表面とを有する第1部品と、上記第1主表面側に位置する平坦部を含む筐体部品と、上記第1主表面に貼着されたスペーサと、上記スペーサの上記第1主表面とは反対側の面に貼着され、上記平坦部に面接触で当接するシート状のアンテナユニット本体と、上記第2主表面側に配置され、コネクタを有する配線基板と、上記アンテナユニット本体から延在し、可撓性を有するアンテナ接続ケーブルと、上記アンテナ接続ケーブルの端部に配置され、上記コネクタに接続するアンテナ接続端子とを備える。
本発明によれば、アンテナユニット本体がバッテリに貼着された状態で組立作業が行なわれるので、筐体の組立より前の段階で、アンテナ接続端子のコネクタに対する接続が容易かつ確実に行なえ、コネクタとしては接続時に配線基板に垂直な方向の力を加えないコネクタを使用可能であるので、配線基板に負荷を与えず、摩耗による接点不良を回避することができる。
本発明に基づく実施の形態1におけるアンテナ接続構造体の断面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるアンテナ接続構造体に含まれるバッテリ、スペーサおよびアンテナユニットなどの分解図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるアンテナ接続構造体に含まれるバッテリユニットの斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるアンテナ接続構造体に含まれるアンテナユニットの平面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるアンテナ接続構造体を組み立てるためにアンテナ接続端子をコネクタに接続しようとする様子の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるアンテナ接続構造体におけるアンテナ接続端子がコネクタに接続された状態の部分拡大斜視図である。 本発明に基づく実施の形態6における電子機器の分解図である。 本発明に基づく実施の形態6における電子機器の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態2におけるアンテナ接続構造体の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3におけるアンテナ接続構造体の断面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるアンテナ接続構造体に備わるバッテリユニットの平面図である。 本発明に基づく実施の形態4におけるアンテナ接続構造体の変形例に備わるバッテリユニットの平面図である。 本発明に基づく実施の形態5におけるアンテナ接続構造体に備わるバッテリユニットの平面図である。 本発明に基づく実施の形態5におけるアンテナ接続構造体に備わるバッテリユニットの分解図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図8を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるアンテナ接続構造体について説明する。
本実施の形態におけるアンテナ接続構造体101は、第1主表面31と第1主表面31とは反対の側を向く第2主表面32とを有する第1部品としてのバッテリ3と、第1主表面31側に位置する平坦部52cを含む筐体部品としての背面側筐体部品52と、第1主表面31に貼着されたスペーサ5と、スペーサ5の第1主表面31とは反対側の面に貼着され、平坦部52cに面接触で当接するシート状のアンテナユニット本体7と、第2主表面32側に配置され、コネクタ10を有する配線基板2と、アンテナユニット本体7から延在し、可撓性を有するアンテナ接続ケーブル8と、アンテナ接続ケーブル8の端部に配置され、コネクタ10に接続するアンテナ接続端子9とを備える。
図1に示すように、背面側筐体部品52の一部である平坦部52cは、背面側筐体部品52のうちの他の部分とは異なる材料の薄板を張り付けたものである。本実施の形態では、平坦部52cは、他の部分とは異なる材料の薄板を張り付けたものとしたが、平坦部52cは、背面側筐体部品52の他の部分と同一材料の薄板を張り付けることによって実現されるものであってもよいし、平坦部52cを別部材とはせずに他の部分と一体的に成形されるものであってもよい。平坦部52cとしては、第1主表面31に対向するように、背面側筐体部品52の一部として何らかの平板状の部分があればよい。
アンテナユニット本体7と、アンテナ接続ケーブル8と、アンテナ接続端子9とを合わせたものを、以下「アンテナユニット27」と呼ぶものとする。
バッテリ3、スペーサ5およびアンテナユニット27は、図2のように組み立てられる。すなわち、バッテリ3の第1主表面31に対して、接着シート4を介してスペーサ5が貼り付けられる。スペーサ5はシート状の部材である。スペーサ5に接着シート6を介してアンテナユニット本体7が貼り付けられる。アンテナユニット本体7からは一方向にアンテナ接続ケーブル8が延在しており、アンテナ接続ケーブル8の端部にはアンテナ接続端子9が設けられている。接着シート4、スペーサ5、接着シート6およびアンテナユニット本体7がバッテリ3の第1主表面31に対して貼り付けられる際には、アンテナ接続ケーブル8がバッテリ3の第1主表面31からのちに行なわれる接続に十分な長さだけはみ出すような位置に貼り付けられる。貼り付けた結果、図3に示すようになる。アンテナ接続構造体101を組み立てる途中のある段階では、図3に示すような構造物が1個の部品として得られる。これを以下「バッテリユニット28」と呼ぶものとする。
アンテナユニット27を単独で取り出したところの平面図を図4に示す。アンテナユニット27の一部であるアンテナユニット本体7は、シート状のフェライト基材7aと、フェライト基材7aの表面に固定された第1コイル7bおよび第2コイル7cと、引出線7dとを備える。第1コイル7bおよび第2コイル7cは引出線7dによって電気的に引き出されている。アンテナ接続ケーブル8には平行に複数の配線8eが配置されており、引出線7dは配線8eに接続されている。配線8eはアンテナ接続端子9に電気的に接続されている。
第1コイル7bはたとえばPMA規格またはQi規格に基づく電力伝送を行なうためのアンテナである。第1コイル7bはたとえばほぼ円形である。第2コイル7cはたとえばNFCを行なうためのアンテナである。第2コイル7cはたとえばほぼ正方形である。図3および図4においてアンテナユニット本体7に設けられているコイルの形状、数、位置関係、使用目的などは、あくまで一例として示したものであって、ここに示したものに限られない。1つのアンテナユニット本体7に設置されるアンテナは、図3および図4で示した例では第1コイル7bと第2コイル7cとの合計2つとなっているが、これに限らず、1つのアンテナユニット本体7にアンテナとして含まれるコイルの数は1つであってもよく3つ以上であってもよい。
図4に例示したアンテナユニット27では、アンテナユニット本体7、アンテナ接続ケーブル8およびアンテナ接続端子9が一体的にシート状に形成されているが、このように一体的なものとして用意されていれば、組立、交換、分解などの作業時に扱いやすいので好ましい。
本実施の形態で示したアンテナユニット本体7、アンテナ接続ケーブル8およびアンテナ接続端子9の構造、寸法比、位置関係などはあくまで一例であって、ここに示したものに限られない。
アンテナ接続端子9をコネクタ10に接続する様子について、図5および図6を参照して説明する。配線基板2の表面2uに設置されたコネクタ10は、側方を向いて開口する受入れ部10aを有する。アンテナ接続ケーブル8の先端に設けられたアンテナ接続端子9は、図5に矢印91で示すように、コネクタ10の受入れ部10aに挿入される。コネクタ10はスイッチ10bを備える。スイッチ10bは図5に示すように未接続状態のときには上向きに突出しており、アンテナ接続端子9が受入れ部10aに挿入された後に、矢印92で示すように倒すことによって図6に示す状態となり、アンテナ接続端子9が受入れ部10a内でロックされる。ここで示したコネクタ10の構造はあくまで一例であって、ここに示したものに限られない。
図3に示したバッテリユニット28を電子機器の内部に取り付ける様子の一例を図7に示す。正面側筐体部品51と背面側筐体部品52とが組み合わさることによって筐体50が構成される。正面側筐体部品51の図7における下を向く側の面にはこの電子機器のメイン表示部が設けられる。正面側筐体部品51の図7における上を向く側には、第2部品としてのシールドカバー11が設置されている。シールドカバー11は、小型の部品を電磁的にシールドして覆うカバーである。シールドカバー11は、金属製である。ここで示す例では、シールドカバー11は配線基板2の表面に設置されている。シールドカバー11は他の部品13,14に比べて、配線基板2の表面からの高さが高くなっている。配線基板2の表面にはコネクタ10が設置されている。ここで示した部品13,14は、シールドカバー11の周辺に配置される部品のあくまで例示であって、個数、大きさ、位置関係はここに示したものに限られない。また、正面側筐体部品51内にはここに図示した以外にも適宜部品が配置される。
図7に示すように、アンテナ接続端子9がコネクタ10の受入れ部10aに挿入され、スイッチ10bが倒されることによってロックされる。この状態で、バッテリ3は、アンテナユニット本体7を上に向けた状態でシールドカバー11の上に載置される。図7では見えていないがアンテナユニット本体7とバッテリ3との間には図1および図2に示したようなスペーサ5が介在している。図7に示す例では、シールドカバー11は部品13,14より高さがあるので、バッテリ3はシールドカバー11のみによって支持され、部品13,14にはバッテリ3の重量は作用しない。バッテリ3をシールドカバー11に載置した後で、背面側筐体部品52を正面側筐体部品51に組み合わせる。こうして、図8に示すように電子機器201が得られる。
(作用・効果)
本実施の形態では、アンテナユニット本体7が背面側筐体部品52ではなくバッテリ3に貼着された状態で組立作業が行なわれるので、背面側筐体部品52の正面側筐体部品51に対する取付けより前の段階で、アンテナ接続端子9のコネクタ10に対する接続が容易かつ確実に行なえる。コネクタ10としては公知技術による各種のコネクタが使用可能であるので、接点端子のように配線基板に垂直な方向の力を加えるタイプの接続手段を避けることができる。したがって、配線基板に負荷を与えず、摩耗による接点不良を回避することができる。
本実施の形態では、第1部品がバッテリ3であるものとしたが、第1部品はバッテリ3以外の部品であってもよい。ただし、本実施の形態で示したように、第1部品はバッテリ3であることが好ましい。現実的には電子機器の筐体内においてバッテリ3が相対的に大きな体積を占めるので、第1部品がバッテリ3であるとすれば、バッテリー3の大きなサイズを利用してアンテナユニット本体7を背面側筐体部品52の内面に押し当てることができ、アンテナユニット本体7に含まれるアンテナを最外表面から近い位置に位置付けることができる。
コネクタ10は、差込み式コネクタであることが好ましい。この構成を採用することにより、接点端子のように直接圧力をかけなくても電気的接続が可能となるので、配線基板2に圧力がかかることを回避することができる。差込み式コネクタに対するアンテナ接続端子9の挿入方向は、いずれの方向であってもよい。
上述の差込み式コネクタは、配線基板2の表面2uに設置されており、アンテナ接続端子9を配線基板2の表面2uに平行な向きに挿入することによって接続するものであることがさらに好ましい。本実施の形態で例示したコネクタ10はこの条件を満たすものである。この構成を採用することにより、アンテナ接続端子9を差込み式コネクタに挿入する作業の際に配線基板2に垂直な方向の力がかかることを、より確実に回避することができる。
第1主表面31が上を向く姿勢にしたとき、第1部品は、配線基板2の表面2uに配置された第2部品によって支持されることが好ましい。本実施の形態では、バッテリ3が第1部品であり、シールドカバー11が第2部品であるので、この条件が満たされている。この構成を採用することにより、配線基板2に設置された他の部品を第1部品が圧迫することを避け、第1部品の第1主表面にスペーサを介して貼り付けられたアンテナユニット本体7を確実に平坦部52cに押し当てることができる。第2部品は、ある程度の剛性があって、なおかつ第1部品の重量程度の荷重が作用しても問題ない性格の部品であることが好ましい。この観点からシールドカバー11は第2部品として適切である。
(実施の形態2)
(構成)
図9を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるアンテナ接続構造体について説明する。本実施の形態におけるアンテナ接続構造体102は、実施の形態1で示したアンテナ接続構造体101に比べて、基本的な構成は同じであるが、以下の点で異なる。
アンテナ接続構造体102においては、アンテナユニット本体7は平坦部52cに対して貼着されている。図9に示すように、アンテナユニット本体7と平坦部52cとの間に接着シート12が介在している。これにより、アンテナユニット本体7と平坦部52cとは、面接触で当接するだけでなく貼着されている。
(作用・効果)
アンテナユニット本体7と平坦部52cとが貼着されずに面接触で当接しているだけである場合には、電子機器から発生する音声などに起因して平坦部52cに振動が発生する場合があった。この振動はユーザに不快感を与える場合があった。しかし、本実施の形態で示したようにアンテナユニット本体7が平坦部52cに対して貼着されていれば、平坦部52cが振動することを防止することができる。
(実施の形態3)
(構成)
図10を参照して、本発明に基づく実施の形態3におけるアンテナ接続構造体について説明する。本実施の形態におけるアンテナ接続構造体103は、実施の形態1で示したアンテナ接続構造体101に比べて、基本的な構成は同じであるが、以下の点で異なる。
アンテナ接続構造体103においては、コネクタ10は、配線基板2の表面2uにおいて第1部品としてのバッテリ3の投影領域内に配置されている。すなわち、バッテリ3の下側に隠れるようにコネクタ10が配置されている。
(作用・効果)
本実施の形態では、アンテナユニット本体7は背面側筐体部品52ではなくバッテリ3に貼着された状態で組立作業が行なわれるので、コネクタ10に対するアンテナ接続端子9の接続は、背面側筐体部品52の正面側筐体部品51に対する取付けより前に行なうことができ、したがって、図10に示したような位置にコネクタ10がある構成であっても、対応することができる。コネクタ10が第1部品の投影領域内に配置されていてもよいので、第1部品の陰となる領域を有効に利用することができ、省スペース化を図ることができる。なお、図1および図10に示した構成に限らず、コネクタ10はアンテナ接続ケーブル8が届く場所であれば自由に設定することができる。
コネクタ10の全体がバッテリ3の投影領域内に含まれるようにコネクタ10が配置される構成に限らず、コネクタ10の一部分がバッテリ3の投影領域内に含まれる構成であっても、ある程度の省スペース化を図ることができる。
(実施の形態4)
(構成)
図11を参照して、本発明に基づく実施の形態4におけるアンテナ接続構造体について説明する。本実施の形態におけるアンテナ接続構造体は、実施の形態1で示したアンテナ接続構造体101に比べて、基本的な構成は同じであるが、以下の点で異なる。
第1部品はバッテリ3である。平面的に見て、スペーサ5は、第1部品としてのバッテリ3を平面的に見たときの図心Gを避けるように切欠き5kを有する。図11に示した例では切欠き5kはU字形状となっているが、半円形であってもよく、他の形状であってもよい。なお、図11では、アンテナユニット27に含まれるコイルなどは図示を省略している。以下のいくつかの図においても同様に図示を省略している。
(作用・効果)
バッテリが経年劣化などによって膨張してくる現象が知られている。本実施の形態で示したように、スペーサ5に、バッテリ3の図心Gを避けるように切欠き5kが設けられていれば、バッテリ3の多少の膨張は切欠き5kで収容することができるので、バッテリ3の膨張の影響で背面側筐体部品52の平坦部52cが圧迫されて変形する度合を低減することができる。
(変形例)
図11に示した例の他に、図12に示すようなものであってもよい。図12に示した例では、切欠き5kがさらに大きくなっており、スペーサ5はアンテナユニット本体7の四辺のうち図心Gから最も近い辺を除いた3辺に沿う形状で設けられている。この場合のスペーサ5は、コの字形に設けられているということもできる。連続したコの字形ではなく、スペーサ5は複数の部材からなるものであってもよい。スペーサ5として、直線状の部材3つを、アンテナユニット本体7の3つの辺に沿うようにそれぞれ配置してもよい。
(実施の形態5)
(構成)
図13〜図14を参照して、本発明に基づく実施の形態5におけるアンテナ接続構造体について説明する。本実施の形態におけるアンテナ接続構造体は、実施の形態1で示したアンテナ接続構造体101に比べて、基本的な構成は同じであるが、以下の点で異なる。
第1部品はバッテリ3である。スペーサ5とアンテナユニット本体7との間の貼着または第1主表面31とスペーサ5との間の貼着は、スペーサ5の全域のうち第1部品としてのバッテリ3を平面的に見たときの図心Gを避けた領域においてのみなされている。図13ではバッテリ3にアンテナユニット本体7を貼り付けた状態を平面的に見た図を示しているが、分解図を図14に示す。図13〜図14で示した例では、スペーサ5とアンテナユニット本体7との間の貼着が図心Gを避けた領域においてのみなされている。この貼着に用いられる接着シート6が切欠き6kを有する形状となっている。スペーサ5は長方形であるが、接着シート6は切欠き6kがある分だけ大きく後退しており、図心Gを避けた形状となっている。
(作用・効果)
本実施の形態では、スペーサ5の上側または下側での貼着が、図心Gを避けた領域においてのみなされているので、バッテリ3の多少の膨張は吸収することができ、膨張の影響で背面側筐体部品52の平坦部52cが変形する度合を低減することができる。
なお、スペーサ5とアンテナユニット本体7との間の貼着と、第1主表面31とスペーサ5との間の貼着との両方が、スペーサ5の全域のうち第1部品としてのバッテリ3を平面的に見たときの図心Gを避けた領域においてのみなされていてもよい。
なお、ここまでの各実施の形態において、スペーサ5とアンテナユニット本体7との間の貼着および第1主表面31とスペーサ5との間の貼着は、接着シートを用いることとして説明したが、貼着の際に接着シートを採用することは必須ではなく、たとえば接着剤を当該部材の所望の領域に塗布するとしてもよい。実施の形態2における接着シート12に関しても同様のことがいえ、接着シートを使用する代わりに接着剤を塗布することとしてもよい。
なお、「接着シート」とは、樹脂などからなるシート状の基材の両面に接着剤が塗布されたものであってもよく、接着剤そのものがシート状に形成されていて使用時に温度、圧力などの作用により接着力が発揮されるものであってもよい。
たとえば、本実施の形態の構成において、接着シート4、スペーサ5および接着シート6の組合せに代えて、スペーサ5の両面に接着剤が予め付着したものを用いてもよい。スペーサの役割を果たす程度の所望の厚みを有する基材を含む接着シートを用いた場合、これは、スペーサ5の両面に接着剤が予め付着したものに相当する。
(実施の形態6)
(電子機器)
図8を参照して、本発明に基づく実施の形態6における電子機器について説明する。本実施の形態における電子機器201は、上述のいずれかの実施の形態で示したアンテナ接続構造体を備える。図8に示した電子機器201の分解図を図7に示す。電子機器201には、一例として実施の形態1で説明したアンテナ接続構造体が備わっている。
(作用・効果)
本実施の形態における電子機器は、上述のいずれかの実施の形態で示したアンテナ接続構造体を備えているので、配線基板に負荷を与えず、摩耗による接点不良を回避することができる。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 筐体、2 配線基板、2u 表面、3 バッテリ、4 接着シート、5 スペーサ、5k 切欠き、6 接着シート、6k 切欠き、7 アンテナユニット本体、7a フェライト基材、7b 第1コイル、7c 第2コイル、7d 引出線、8 アンテナ接続ケーブル、8e 配線、9 アンテナ接続端子、10 コネクタ、10a 受入れ部、10b スイッチ、11 シールドカバー、12 接着シート、13,14 部品、27 アンテナユニット、28 バッテリユニット、31 第1主表面、32 第2主表面、50 筐体、51 正面側筐体部品、52 背面側筐体部品、52c 平坦部、91,92 矢印、101,102,103 アンテナ接続構造体、201 電子機器。

Claims (10)

  1. 第1主表面と前記第1主表面とは反対の側を向く第2主表面とを有する第1部品と、
    前記第1主表面側に位置する平坦部を含む筐体部品と、
    前記第1主表面に貼着されたスペーサと、
    前記スペーサの前記第1主表面とは反対側の面に貼着され、前記平坦部に面接触で当接するシート状のアンテナユニット本体と、
    前記第1部品の前記第2主表面側に配置され、コネクタを有する配線基板と、
    前記アンテナユニット本体から延在し、可撓性を有するアンテナ接続ケーブルと、
    前記アンテナ接続ケーブルの端部に配置され、前記コネクタに接続するアンテナ接続端子とを備える、アンテナ接続構造体。
  2. 前記アンテナユニット本体は前記平坦部に対して貼着されている、請求項1に記載のアンテナ接続構造体。
  3. 前記第1部品はバッテリである、請求項1または2に記載のアンテナ接続構造体。
  4. 平面的に見て、前記スペーサは、前記第1部品を平面的に見たときの図心を避けるように切欠きを有する、請求項3に記載のアンテナ接続構造体。
  5. 前記スペーサと前記アンテナユニット本体との間の貼着または前記第1主表面と前記スペーサとの間の貼着は、前記スペーサの全域のうち前記第1部品を平面的に見たときの図心を避けた領域においてのみなされている、請求項3に記載のアンテナ接続構造体。
  6. 前記コネクタは、差込み式コネクタである、請求項1から5のいずれかに記載のアンテナ接続構造体。
  7. 前記差込み式コネクタは、前記配線基板の表面に設置されており、前記アンテナ接続端子を前記配線基板の表面に平行な向きに挿入することによって接続するものである、請求項6に記載のアンテナ接続構造体。
  8. 前記第1主表面が上を向く姿勢にしたとき、前記第1部品は、前記配線基板の表面に配置された第2部品によって支持される、請求項1から7のいずれかに記載のアンテナ接続構造体。
  9. 前記第2部品は、前記第1部品の前記第2主表面の少なくとも一部を支持する、請求項8に記載のアンテナ接続構造体。
  10. 請求項1からのいずれかに記載のアンテナ接続構造体を備える、電子機器。
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