JP6271216B2 - 発光ユニットおよび照明装置 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態について、図1〜図4に基づいて説明すれば以下の通りである。本実施形態では、本発明の発光ユニット3aを備える発光装置100を一例にして説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の発光装置100の構成について説明する。この発光装置100は、蛍光体の粒子を含む蛍光部(発光部)10にレーザ光L1を照射することによって発生させた蛍光(出射光)を、照明光として利用するものである。
レーザ素子1は、レーザ光L1を出射する励起光源として機能する発光素子である。レーザ素子1は、1チップに1つの発光点を有するものであっても良く、1チップに複数の発光点を有するものであっても良い。レーザ素子1から出射されるレーザ光L1の波長は、例えば、365nm〜439nm、好ましくは390nm(青紫色)〜410nm(青紫色)ある。ただし、これらに限定されず、発光ユニット3aが備える蛍光部10に含める蛍光体の種類、および、後述する反射拡散板(光学板)9の波長選択性等に応じて適宜選択すれば良い。
光ファイバ2は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を発光ユニット3aへと導く導光部である。この光ファイバ2は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を入射させる入射端部2aと、入射端部2aから入射したレーザ光L1を出射する出射端部2bとを有する。入射端部2aはレーザ素子1に接続されており、出射端部2bは発光ユニット3aに接続されている。
発光ユニット3aは、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を、蛍光体の粒子を含む蛍光部10に照射することで発生させた蛍光を放出するものである。発光ユニット3aは、筐体(載置部)4、レンズ5a、ミラー(反射鏡)6、反射拡散板(光学板)9、および蛍光部(発光部)10を備えている。
筐体4は、蛍光部10を収容する円柱部材であり、例えば、金属(アルミニウム、ステンレス、銅または鉄)等の熱伝導性の高い材料からなっている。この筐体4は、蛍光部10を載置する載置面4aを有する筐体下部(載置部)41と、蛍光部10のレーザ光照射面10a側に反射拡散板9を支持する筐体上部42とから構成されている。蛍光部10は載置面4aに当接した状態で載置されている。そのため、筐体4は、蛍光部10の発熱を効率的に伝導して放熱することができる。
レンズ5aは、レーザ光L1が蛍光部10のレーザ光照射面10aに適切に照射されるように、レーザ光L1のビーム径(照射範囲)等を調節(拡大・縮小)するための光学部材である。レンズ5aは、筐体4の内部経路40内に配置されており、光ファイバ2の出射端部2bから出射されたレーザ光L1のビーム径および光路を制御してミラー6aに照射する。レンズ5aは、例えば、凸レンズ等で構成される。
ミラー6aは、レーザ光L1を反射拡散板9に向けて反射させるものである。ミラー6aは、内部経路40の屈曲部に配置されており、内部経路40の始端側から導入されたレーザ光L1を開口部40aに向けて反射させる平担な反射面を有している。これにより、レーザ光L1を開口部40aから導出して、反射拡散板9に向かわせることができる。
反射拡散板9は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を蛍光部10に向けて反射させ、且つ、反射させた該レーザ光L1の照射により蛍光部10から発せられた蛍光を透過させて拡散するものである。反射拡散板9は、蛍光部10のレーザ光照射面10aに対向して配置されており、円筒形状の筐体上部42の内周面によってその外周部分が保持されている。
蛍光部10は、レーザ光L1の照射により蛍光を発するものである。本実施形態では、蛍光部10は、レーザ光L1によって励起されて蛍光を発する蛍光体を含んでおり、レーザ光L1の照射により蛍光を発する。例えば、蛍光部10は、封止材の内部に蛍光体の粒子が分散されているもの、または蛍光体の粒子を固めたもの等である。蛍光部10は、レーザ光L1を蛍光に変換するため、波長変換部材であると言える。
次に、図2を参照して、反射拡散板9の詳細について説明する。
拡散板7は、蛍光部10から発せられた蛍光を透過させて拡散するものである。拡散板7としては、例えば、蛍光部10と反対側の面(光出射面9b)をスリガラス状に処理したガラス等からなるフロスト型拡散板を用いることができる。ただし、拡散板7の材料および構成は、必要に応じて適宜選択される。
多層膜8は、例えば、SiO2膜やTiO2膜といった複数の薄膜の層が多層化されたものである。上述したように、反射拡散板9は、レーザ光L1を反射し、蛍光部10から発さられた蛍光を透過するという、波長選択性を有している。多層膜8はこの波長選択性を実現するために、例えば、拡散板7の蛍光部10側の面に、屈折率の高い材料と低い材料とが層状に交互に積層されて形成されている。多層膜8を構成する薄膜の材料としては、例えば、AlN、SiO2、SiN、ZrO2、TiO2、Al2O3、GaN、ZnS等から選択された少なくとも一種を含む材料が挙げられる。
図2は、反射拡散板9の波長選択性を説明するためのグラフである。図2では、反射拡散板9に対する入射する光の入射角度が0°、10°、20°、30°および40°の場合の波長と透過率との関係を例示しており、横軸が入射する光の波長を示し、縦軸が該光の透過率を示している。なお、入射角度とは、反射拡散板9の法線に対する、入射する光の角度を意味する。
このように、反射拡散板9は、レーザ光L1を反射させ、且つ、蛍光を透過させるという、波長選択性を有している。
次に、図3および図4を参照して、本実施形態の発光装置100の適用例について説明する。
投光用レンズ13は、透過する蛍光を屈折させることで、所定の角度範囲で投光する配光制御部材であるものである。投光用レンズ13は、反射拡散板9の光出射面9b側に配置されている。
金属ベース14は、発光ユニット3aおよびリフレクタ15を支持する支持部材であり、金属(例えば、アルミニウム、ステンレス、銅または鉄)等からなっている。そのため、金属ベース14は熱伝導性が高く、発光ユニット3aの発熱を効率的に伝導して放熱することができる。
リフレクタ15は、発光装置100から放出された蛍光を投光するものである。このリフレクタ15は、例えば、金属薄膜がその表面に形成された部材であっても良く、金属製の部材であっても良い。
上述の通り、図12に示すような、発光部408と凸レンズ410との間に、励起光源401およびコリメートレンズ405を配置する従来の構成では、光の利用効率が低下するという課題があった。
本発明の他の実施形態について、図5〜図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態では、反射拡散板9の光出射面9bの形状が自動車のロービームにおけるカットオフラインに応じた形状となっている構成について説明する。
まず、図5を参照して、本実施形態の発光装置101の構成について説明する。この発光装置101は、蛍光体の粒子を含む蛍光部10にレーザ光L1を照射することによって発生させた蛍光を、照明光として利用するものである。
光ファイバ2は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を発光ユニット3bへと導く導光部である。本実施形態では、光ファイバ2は、コア径300μm角の矩形コアを有するマルチモードファイバを用いている。
発光ユニット3bは、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を、蛍光体の粒子を含む蛍光部10に照射することで発生させた蛍光を放出するものである。発光ユニット3bは、筐体4、レンズ5a、反射拡散板9、および蛍光部10を備えている。
筐体4は、蛍光部10を収容する矩形部材であり、蛍光部10を載置する載置面4aを有する筐体下部(載置部)41と、蛍光部10のレーザ光照射面10a側に反射拡散板9を支持する筐体上部42とから構成されている。
反射拡散板9は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を蛍光部10に向けて反射させ、且つ、反射させた該レーザ光L1の照射により蛍光部10から発せられた光を透過させて拡散するものである。反射拡散板9は、一辺が1〜2mm程度の矩形である、蛍光部10のレーザ光照射面10aに対向して配置されており、筐体上部42の傾斜した内壁4bによってその外縁部分が保持されている。
次に、図6および図7を参照して、本実施形態の発光装置101の適用例について説明する。
このように、発光装置101では、反射拡散板9の光出射面9bの形状が自動車のロービームにおけるカットオフラインに応じた形状となっている。そのため、カットオフラインを形成するための遮光板を用いることなく、光出射面9bから出射された蛍光を拡大投影することによって、自動車のロービームのカットオフラインに応じた配光パターンを得ることができる。
次に、図8を参照して、本実施形態の発光装置101の変形例について説明する。図8の(a)および(b)は、発光装置101の筐体4の内部構造の変形例を示す断面図である。
本発明の他の実施形態について、図9に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態では、反射拡散板(光学板)19が拡散膜17a、ガラス基板17b、および蒸着ミラー18から成る構成について説明する。
まず、図9を参照して、本実施形態の発光装置102の構成について説明する。この発光装置102は、蛍光体の粒子を含む蛍光部10にレーザ光L1を照射することによって発生させた蛍光を、照明光として利用するものである。
発光ユニット3cは、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を、蛍光体の粒子を含む蛍光部10に照射することで発生させた蛍光を放出するものである。発光ユニット3cは、筐体4、レンズ5a、反射拡散板19、および蛍光部10を備えている。
筐体4は、蛍光部10を収容するものであり、蛍光部10を載置する載置面4aを内部に有する。また、内部経路40の始端は筐体4の底面と側面とが成す角部で開口しており、この始端から載置面4aに向けて斜め方向に直線的に伸びて、載置面4aで開口している。レーザ素子1は、この内部経路40の軸線方向に対して光軸が一致するように、筐体4の角部から挿入されている。これにより、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1は、内部経路40の始端側から導入され、開口部40aから反射拡散板19に向けて導出される。
反射拡散板19は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を蛍光部10に向けて反射させ、且つ、反射させた該レーザ光L1の照射により蛍光部10から発せられた光を透過させて拡散するものである。
拡散板17は、蛍光部10から発せられた蛍光を透過させて拡散するものである。本実施形態では、拡散板17は、拡散膜17aおよびガラス基板17bから構成されている。
蒸着ミラー18は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を反射し、蛍光部10に照射させるものである。蒸着ミラー18は、拡散板17の蛍光部10側の面の一部に形成されている。蛍光部10から発せられた蛍光は、拡散板17のうち蒸着ミラー18が形成されていない領域を透過するため、蒸着ミラー18が形成されていない領域の形状が、発光装置102の見かけ上の光源の形状(本実施形態では正方形)となる。
蛍光部10は、レーザ光L1の照射により蛍光を発するものであり、本実施形態では、波長405nmのレーザ光L1の照射により白色光が得られる様に、黄色および青色の2色で発光する2種類の蛍光体の粒子が適切な割合で蛍光部10に含まれている。
このように、発光装置102では、反射拡散板19が拡散板17と、該拡散板17の表面に形成された蒸着ミラー18とで構成されている。
本発明の他の実施形態について、図10に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態では、導光部としてロッドレンズ22を備えた構成について説明する。
まず、図10を参照して、本実施形態の発光装置103の構成について説明する。この発光装置103は、蛍光体の粒子を含む蛍光部10にレーザ光L1を照射することによって発生させた蛍光と、レーザ光L1とを混合した光を、照明光として利用するものである。
図10には図示されていないレーザ素子1は、レーザ光を出射する励起光源として機能する発光素子である。本実施形態では、レーザ素子1は、波長450nmの青色レーザ光を5Wで出射する。レーザ素子1から出射されたレーザ光L1はロッドレンズ22を介して発光ユニット3d内に導光される。
ロッドレンズ22は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を発光ユニット3dへと導く導光部である。本実施形態では、ロッドレンズ22は、矩形断面を有しており、例えば1mm角のガラス製の透明材料からなっている。ただし、ロッドレンズ22の形状および材料はこれに限るものではない。
発光ユニット3dは、ロッドレンズ22の出射端部22bから出射されたレーザ光L1を、蛍光体の粒子を含む蛍光部10に照射することで発生させた蛍光と、レーザ光L1とを混合した照明光を放出するものである。発光ユニット3dは、筐体4、レンズ5a、ミラー6a、反射拡散板19、および蛍光部10を備えている。
本実施形態では、拡散膜17aの最外部の表面が筐体4の上面から出っ張るように、反射拡散板19(拡散板17)が配置されている。このように反射拡散板19を配置することによって、拡散膜17aの表面からの白色光の放射角度分布を広げることができる。また、拡散膜17aの厚さ、表面形状により放射角度分布を制御することが可能である。
蛍光部10は、レーザ光L1の照射により蛍光を発するものであり、本実施形態では、波長450nmのレーザ光L1の照射により白色光が得られるように、黄色の1色で発光する1種類の蛍光体が蛍光部10に含まれている。
このように、発光装置103では、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を発光ユニット3dへと導く導光部としてロッドレンズ22を備えている。ロッドレンズ22中のレーザ光L1は、ロッドレンズ22中で反射を繰り返しながら伝播し、連続したなめらかなハットトップ型の強度分布を有するレーザ光L1となってロッドレンズ22の出射端部22bから出射される。
本発明の他の実施形態について、図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施形態では、発光部としてレーザ光を散乱させる散乱部(発光部)20を備えた構成について説明する。
まず、図11を参照して、本実施形態の発光装置104の構成について説明する。この発光装置104は、レーザ光L1を照明光として利用するものである。
レーザ素子1は、レーザ光を出射する発光素子である。本実施形態では、青色、緑色および赤色のレーザ光L1を出力する複数のレーザ素子1が用いられる。例えば、青色レーザ光は、波長460nm、1Wで出力される。緑色レーザ光は、波長530nm、1.2Wで出力される。赤色レーザ光は、波長640nm、2Wで出力される。各レーザ素子1から照射されたレーザ光L1は、光ファイバ2によって発光ユニット3e内に導光される。
光ファイバ2は、レーザ素子1から出射されたレーザ光L1を発光ユニット3aへと導く導光部である。本実施形態では、複数のレーザ素子1にそれぞれ光学的に結合された複数の光ファイバ2をバンドル状にしたバンドルファイバとマルチモードファイバとが光学的に結合された導光部を用いている。これにより、複数のレーザ光L1はマルチモードファイバを介して導光されることによって混合され、連続したなめらかなハットトップ型の強度分布を有するレーザ光L1となってマルチモードファイバの出射端部から出射されることになる。
発光ユニット3eは、光ファイバ2の出射端部2bから出射されたレーザ光L1を散乱部20に照射することにより散乱させたレーザ光L1(出射光・散乱光)を放出するものである。発光ユニット3eは、筐体4、2つのレンズ5a・5b、ミラー6a・6b、反射拡散板(光学板)29、および散乱部20を備えている。
レンズ5a・5bは、レーザ光L1が散乱部20のレーザ光照射面20aに適切に照射されるように、レーザ光L1のビーム径(照射範囲)等を調節(拡大・縮小)するための光学部材である。レンズ5a・5bを設けてのビーム径を制御することにより、最終的に散乱部20に照射されるレーザ光L1のスポットのサイズを調整することがさらに容易になる。
ミラー6a・6bは、レーザ光L1を反射させるものである。ミラー6a・6bは、内部経路40の屈曲部にそれぞれ配置されている。ミラー6aは、レーザ光L1をミラー6bに向けて反射させる。また、ミラー6bは、ミラ−6aが反射させたレーザ光L1を反射拡散板29に向けて反射させる。2つのミラー6a・6bを配置することによって、蒸着ミラー18へのレーザ光L1の入射角度の調整が容易となる。また、筐体4の内部でレーザ光L1の光路を複数回折り返すことにより、筐体4の内部におけるレイアウトの自由度を向上させることができる。
反射拡散板29は、光ファイバ2の出射端部2bから出射されたレーザ光L1を散乱部0に向けて反射させ、且つ、反射させた該レーザ光L1の照射により散乱部20が散乱させたレーザ光L1を透過させて拡散するものである。
拡散板7は、散乱部20が散乱させたレーザ光L1を透過させて拡散するものである。この拡散板7には、例えば、該拡散板7の蛍光部10と反対側の面(光出射面29b)をスリガラス状に処理したガラス等からなるフロスト型拡散板を用いることができる。ただし、拡散板7の材料および構成は、必要に応じて適宜選択される。
蒸着ミラー18は、レーザ光L1を散乱部20に向けて反射させるものである。蒸着ミラー18は、拡散板7の散乱部20側の面(光入射面29a)の一部に形成されている。散乱部20が散乱させたレーザ光L1は、拡散板7のうち蒸着ミラー18が形成されていない領域を透過するため、蒸着ミラー18が形成されていない領域の形状が、発光装置104の見かけ上の光源の形状(本実施形態では円形の開口部)となる。
散乱部20は、照射されたレーザ光Lを散乱させるものである。本実施形態では、散乱部20は、蒸着ミラー18によって反射されたレーザ光L1を拡散反射せることにより、レーザ光L1を散乱させた出射光(散乱光)を発する。拡散反射とは、入射した光の一部を入射角とは異なる反射角で反射することによって、光を拡散することをいう。散乱部20には、表面に微小な凹凸を有する金属板等を用いることができる。特に、散乱部20を構成する金属は、アルミニウム等の白色光に対して反射率が高い素材が好ましい。ただし、散乱部20はレーザ光L1を拡散反射させるものであれば良く、例えば、反射率の高いセラミックス部材、あるいは硫酸バリウム等の高反射率材料を塗布した部材、
透光性を有する封止材の内部に散乱粒子を分散させたものであっても良い。
このように、発光装置104は散乱部20を備え、この散乱部20によって散乱させたレーザ光L1を放出する構成である。
本発明の態様1に係る発光ユニットは、レーザ光の照射により出射光を発する発光部(蛍光部10・散乱部20)と、前記発光部に対向して配置された光学板(反射拡散板9・19・29)とを備え、前記光学板は、レーザ光源(レーザ素子1)から出射された前記レーザ光を前記発光部に向けて反射させ、且つ、反射させた該レーザ光の照射により前記発光部から発せられた前記出射光を透過させることを特徴とする。
なお、本発明は、以下のように表現することもできる。すなわち、本発明に係る発光ユニットは、レーザ光の照射により蛍光を発する発光部あるいはレーザ光を拡散する拡散部と、前記発光部あるいは拡散部に対向して配置された光学板とを備え、前記光学板は、レーザ光源から出射された前記レーザ光を前記発光部あるいは拡散部に向けて反射させ、且つ、レーザ光の照射により前記発光部あるいは拡散部から発せられた照明光を散乱させることを特徴とする。
2 光ファイバ
3a〜3e 発光ユニット
4 筐体(載置部)
4a 載置面
4b 内壁
5a、5b レンズ
6a、6b ミラー(反射鏡)
7、17 拡散板
8 多層膜
9、19、29 反射拡散板(光学板)
9a・19a・29a 光入射面
9b・19b・29b 光出射面
10 蛍光部(発光部)
10a、20a レーザ光照射面
11 ヒートシンク
12 放熱フィン
13 投光用レンズ(投光部)
15 リフレクタ(投光部)
17a 拡散膜
17b ガラス基板
18 蒸着ミラー
20 散乱部(発光部)
22 ロッドレンズ
29a 光入射面
29b 光出射面
40 内部経路
40a 開口部
41 筐体下部(載置部)
42 筐体上部
100〜104 発光装置
200、201、300、301 ヘッドランプ(照明装置)
L1 レーザ光
Claims (9)
- レーザ光の照射により出射光を発する発光部と、
前記発光部に対向して配置された光学板とを備え、
前記光学板は、レーザ光源から出射された前記レーザ光を前記発光部に向けて反射させ、且つ、反射させた該レーザ光の照射により前記発光部から発せられた前記出射光を透過させ、
前記光学板と前記発光部とは、互いに略平行となるように配置されていることを特徴とする発光ユニット。 - 前記光学板は、前記レーザ光が照射される前記発光部の面であるレーザ光照射面に対向して配置されており、
前記発光部は、主に前記レーザ光照射面から前記出射光を発することを特徴とする請求項1に記載の発光ユニット。 - 前記光学板は、前記発光部から発せられた前記出射光を拡散することを特徴とする請求項1または2に記載の発光ユニット。
- 前記発光部を載置する載置面を有する載置部をさらに備え、
前記載置部は、前記レーザ光を導光する内部経路を有し、
前記内部経路の一端は、前記載置面において開口部を形成しており、
前記光学板は、前記開口部から導出された前記レーザ光を前記発光部に向けて反射させることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の発光ユニット。 - 前記レーザ光源から出射された前記レーザ光を前記光学板に向けて反射させる反射鏡をさらに備え、
前記反射鏡は、前記内部経路内に配置され、且つ、該内部経路の他端側から導入された前記レーザ光を前記開口部に向けて反射させることを特徴とする請求項4に記載の発光ユニット。 - 前記発光部は、前記レーザ光の照射により蛍光を発する蛍光体を含み、
前記出射光は、前記蛍光を含むことを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の発光ユニット。 - 前記発光部は、照射された前記レーザ光を散乱させるものであり、
前記出射光は、前記レーザ光を散乱させた散乱光であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の発光ユニット。 - 請求項1から7までのいずれか一項に記載の発光ユニットと、
前記レーザ光源と、
前記光学板を透過した前記出射光を投光する投光部とを備えることを特徴とする照明装置。 - 前記投光部は、前記出射光を出射する前記光学板の面である光出射面を基準面として、該基準面における光分布を拡大投影することを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
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