JP6262738B2 - 発光素子、及び発光素子の製造方法 - Google Patents
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Description
基材と、
前記基材と対向して配置される封止部材と、
凹凸構造層と、
第1電極と、
有機層と、
第2電極と、
接着剤層を含み、
前記基材上に前記凹凸構造層、前記第1電極、前記有機層、及び前記第2電極がこの順序で形成されており、
前記接着剤層が前記基材と前記封止部材の間に位置し、
前記凹凸構造層の外縁が、前記接着剤層の内縁と前記接着剤層の外縁の間に位置する発光素子が提供される。
基材上に凹凸構造層を形成する工程と、
前記凹凸構造層上に第1電極を形成する工程と、
前記第1電極上に有機層を形成する工程と、
前記有機層上に第2電極を形成する工程と、
前記基材との間に、前記基材上に形成された前記凹凸構造層、前記第1電極、前記有機層、前記第2電極が収容されるように前記基材と対向する封止部材を配置するとともに、前記基材と前記封止部材の間に、接着剤層を形成する工程とを含み、
前記凹凸構造層の外縁が、前記接着剤層の内縁と前記接着剤層の外縁の間に位置するように前記接着剤層を形成する発光素子の製造方法が提供される。
基材と、
前記基材と対向して配置される封止部材と、
第1凹凸パターンを有する第1凹凸構造層と、
第2凹凸パターンを有する第2凹凸構造層と、
第1電極と、
有機層と、
第2電極と、
接着剤層を備え、
前記基材上に前記第1凹凸構造層、及び前記第1凹凸構造層から所定距離を隔てた前記第2凹凸構造層が形成され、
前記第1凹凸パターン上に前記第1電極、前記有機層、及び前記第2電極の積層体が形成され、
前記接着剤層が、前記基材と前記封止部材の間で且つ前記積層体を包囲するように形成され、
前記第2凹凸構造層が前記接着剤層を貫通しないように配置されている発光素子が提供される。
本実施形態の発光素子100の概略上面図を図1(a)に、概略断面図を図1(b)にそれぞれ示す。発光素子100は、板状の基材40と、基材40の一表面と対向して基材40との間に空間105を隔てて配置される封止部材101と、凹凸構造層142と、第1電極92と、有機層94と、第2電極98と、接着剤層103を含み、空間105内において、基材40上に凹凸構造層142、第1電極92、有機層94、及び第2電極98がこの順序で形成されている。図1(a)、(b)に示した通り、基材40の中心を0とし、面内方向をXY方向、それに垂直な方向、すなわち、発光素子100の高さ方向をZ方向と定める。この実施形態において接着剤層103は、中央に開口を有する四角い枠体であり、その高さ方向(Z方向)において、基材40と封止部材101の間に挟まれて位置する。この構造により、枠体をなす接着剤層103の内周面103siにより空間105が規定され、枠体をなす接着剤層103の外周面103soは、発光素子100の高さ方向において外部空間との境界をなす。
基材40としては特に制限されず、発光素子に用いることが可能な公知の透明基板を適宜利用することができる。例えば、ガラス等の透明無機材料からなる基板;ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、アクリル系樹脂(ポリメチルメタクリレート等)、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、スチレン系樹脂(ABS樹脂等)、セルロース系樹脂(トリアセチルセルロース等)、ポリイミド系樹脂(ポリイミド樹脂、ポリイミドアミド樹脂等)、シクロオレフィンポリマー等の樹脂からなる基板;これらの樹脂からなる基板の表面に、SiN、SiO2、SiC、SiOXNY、TiO2、Al2O3等の無機物からなるガスバリア層及び/又は樹脂材料からなるガスバリア層を形成してなる積層基板;これらの樹脂からなる基板及びこれらのガスバリア層を交互に積層してなる積層基板などを利用することができる。発光素子の用途からすれば、基材40は耐熱性、UV光等に対する耐候性を備える基材が望ましい。これらの点で、ガラスや石英基板等の無機材料からなる基材がより好ましい。特に、凹凸構造層142がゾルゲル材料などの無機材料から形成される場合には、基材40を無機材料から形成すると、基材40と凹凸構造層との間で屈折率の差が少なく、発光素子100内での意図しない屈折や反射を防止することができるので好ましい。基材40上には密着性を向上させるために、表面処理や易接着層を設けるなどをしてもよい。また、基材の凹凸構造層を形成する面とは反対の面に、レンズ機能や光拡散等の機能を有する凹凸構造を形成してもよいし、同様の機能を有するフィルム等を貼りつけてもよい。また、基材40の厚みは、1〜2000μmの範囲であることが好ましい。
凹凸構造層142は、微細な凹凸パターン142pが表面に形成された層である。微細な凹凸パターン142pは、マイクロレンズアレイ構造や光拡散や回折等の機能を有する構造など、任意のパターンにし得る。図12(a)に、本実施形態の凹凸構造層142の凹凸パターン142pの概略平面図の例を示し、図12(b)に図12(a)の概略平面図中の切断線における断面プロファイルを示す。凹凸構造層142の断面形状は、図12(b)に示すように、比較的なだらかな傾斜面からなり、基材40から上方に向かって波形(本願では適宜「波形構造」と称する)をなしてよい。すなわち、凹凸パターン142pの凸部は、その基材40側の底部から頂部に向かって狭くなるような断面形状を有してよい。凹凸構造層142の凹凸パターン142pは、平面視上、図12(a)に概略平面図の例を示すように、複数の凸部(白色部分)及び複数の凹部(黒色部分)がうねって(蛇行して)延在する細長い形状を有し、その延在方向、うねりの方向(屈曲方向)及び延在長さが不規則であるという特徴を有してよい。このような凹凸パターンは、ストライプ、波形ストライプ、ジグザグのような規則正しく配向したパターンやドット状のパターン等とは明らかに異なり、この点で規則性や直線を多く含む回路パターンのようなものと区別できる。上記のような特徴を有する凹凸構造層142は、基材40の表面と直交するいずれの方向で切断しても凹凸断面が繰り返し現れることになる。また、凹凸パターンの複数の凸部及び凹部は、平面視で、一部または全部が途中で分岐していてもよい(図12(a)参照)。なお、図12(a)では、凸部のピッチは、全体として均一のように見える。また、凹凸パターンの凹部は、凸部によって区画され、凸部に沿って延在してよい。
測定方式:カンチレバー断続的接触方式
カンチレバーの材質:シリコン
カンチレバーのレバー幅:40μm
カンチレバーのチップ先端の直径:10nm
により、表面の凹凸を解析して凹凸解析画像を測定した後、かかる凹凸解析画像中における、任意の隣り合う凸部同士又は隣り合う凹部同士の間隔を100点以上測定し、その算術平均を求めることにより算出できる。
第1電極92は、その上に形成される有機層94からの光を基材40側に透過させるために透過性を有する透明電極にし得る。また、凹凸構造層142の表面に形成されている凹凸構造が第1電極92の表面に維持されるようにして積層されることが望ましい。なお、図1(a)において第1電極92は、後述する第2電極98の引き出し配線部が形成される領域及びその近傍を除いて、凹凸構造層142を覆うように形成されているが、必ずしも凹凸構造層142を覆う必要はなく、第1電極92の配置及び形状は特に限定されない。
有機層94は、図1(a)及び(b)に示すように、第1電極92上に、凹凸構造層142より狭い範囲に形成される。つまり、有機層の外縁94cは凹凸構造層の外縁142cよりも内側に位置する。こうすることで有機層94を接着剤層103及び封止部材101によって封止することができる。有機層94は、有機EL素子の有機層に用いることが可能なものであれば特に制限されず、公知の有機層を適宜利用することができる。また、有機層94の表面は、凹凸構造層142の形状が維持されるようにしてもよいし、形状を維持せずに平坦であってもよい。このような有機層94は、種々の有機薄膜の積層体であってもよく、例えば、正孔輸送層、発光層、及び電子輸送層からなる積層体であってもよい。ここで、正孔輸送層の材料としては、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、ポルフィリン誘導体、N,N’−ビス(3ーメチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)や4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)等の芳香族ジアミン化合物、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、イミダゾロン、スチルベン誘導体、ピラゾリン誘導体、テトラヒドロイミダゾール、ポリアリールアルカン、ブタジエン、4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(m−MTDATA)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、発光層は、第1電極92から注入された正孔と第2電極98から注入された電子とを再結合させて発光させるために設けられている。発光層に使用できる材料としては、アントラセン、ナフタレン、ピレン、テトラセン、コロネン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、オキサジアゾール、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、シクロペンタジエン、アルミニウムキノリノール錯体(Alq3)などの有機金属錯体、トリ−(p−ターフェニル−4−イル)アミン、1−アリール−2,5−ジ(2−チエニル)ピロール誘導体、ピラン、キナクリドン、ルブレン、ジスチリルベンゼン誘導体、ジスチリルアリーレン誘導体、ジスチリルアミン誘導体及び各種蛍光色素等を用いることができる。またこれらの化合物のうちから選択される発光材料を適宜混合して用いることも好ましい。また、スピン多重項からの発光を示す材料系、例えば燐光発光を生じる燐光発光材料、およびそれらからなる部位を分子内の一部に有する化合物も好適に用いることができる。なお、前記燐光発光材料はイリジウムなどの重金属を含むことが好ましい。上述した発光材料をキャリア移動度の高いホスト材料中にゲスト材料としてドーピングして、双極子−双極子相互作用(フェルスター機構)、電子交換相互作用(デクスター機構)を利用して発光させても良い。また、電子輸送層の材料としては、ニトロ置換フルオレン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、ナフタレンペリレンなどの複素環テトラカルボン酸無水物、カルボジイミド、フルオレニリデンメタン誘導体、アントラキノジメタン及びアントロン誘導体、オキサジアゾール誘導体、アルミニウムキノリノール錯体(Alq3)などの有機金属錯体などが挙げられる。さらに上記オキサジアゾール誘導体において、オキサジアゾール環の酸素原子を硫黄原子に置換したチアジアゾール誘導体、電子吸引基として知られているキノキサリン環を有するキノキサリン誘導体も、電子輸送材料として用いることができる。更にこれらの材料を高分子鎖に導入した、またはこれらの材料を高分子の主鎖とした高分子材料を用いることもできる。なお、正孔輸送層もしくは電子輸送層が発光層の役割を兼ねていてもよい。
第2電極98として、仕事関数の小さな物質を適宜用いることができ、特に限定されないが、例えば、アルミニウム、MgAg、MgIn、AlLi等の金属電極にし得る。また、第2電極98の厚みは50〜500nmの範囲であることが好ましい。厚みが前記下限未満では、導電性が低下し易く、前記上限を超えると、電極間の短絡が発生した際に、修復が困難となる可能性がある。また、第2電極98は、凹凸構造層142の表面に形成されている凹凸構造が維持されるようにして積層されてもよい。
接着剤層103は、基材40と後述の封止部材101の間で、凹凸構造層の外縁(側面)142cに重なるように形成され、それによって、凹凸構造層の外縁(側面)142cが、接着剤層の内縁103aと接着剤層の外縁103bの間に位置する。なお、「凹凸構造層の外縁(側面)142cが、接着剤層の内縁103aと接着剤層の外縁103bの間に位置する」とは、凹凸構造層の外縁(側面)142cの一部分が接着剤層の内縁103aより内側(内縁103aから基材の中心に近い側)に存在してもよく、凹凸構造層の外縁(側面)142cは全周に渡って接着剤層の内縁103aと接着剤層の外縁103bの間に位置する必要はない。すなわち、凹凸構造層の外縁(側面)142cの一部分が封止空間105内に位置している場合も含む。この配置において、凹凸構造層142が接着剤層103の外側(大気)に露出していないため、水分や酸素が凹凸構造層142を透過して封止空間105内に侵入することが防止される。これにより、有機層94等の劣化が抑制され、発光素子の寿命が向上する。また、この配置において、接着剤層の内縁103aは、凹凸構造層142の凹凸表面、または凹凸構造層142の凹凸を反映した第1電極92、有機層94または第2電極98の凹凸表面と接着している。なお、図2に示したような凹凸構造層142の外縁(側面)142cが傾斜している場合においても、接着剤層の内縁103aが凹凸構造層142の凹凸表面、または凹凸構造層142の凹凸を反映した第1電極92、有機層94または第2電極98の凹凸表面と接着している。接着剤層103が凹凸表面に接着していることにより、接着剤による化学的接着に加えて、凹凸に基づく「ひっかかり」などにより機械的な離れにくさが増すこと、凹凸により界面の面積が増加することなどの効果により、接着剤層103と基材40の接着が強固となり、有機層94の封止がより確実になる。また、封止後も長期的に高い密着力が維持され剥がれが生じない。さらに、このように高い密着力を有することにより、接着剤層103の線幅を狭めることが可能となり、有機層(発光部)の面積を広げることもできる。有機層94から発光した光を有効に取り出すために、接着剤層103は有機層94に接触しておらず、接着剤層103は有機層94から所定の間隔Dを隔てて形成されることが好ましい。間隔Dは例えば1μm以上であることが好ましい。また、接着強度と封止性を両立するために、凹凸構造層の外縁(側面)142cは、接着剤層103の内縁103aと外縁103bのほぼ中間に位置するのが好ましい。
封止部材101は基材40と対向して、基材との間に空間(封止空間)105を隔てて配置される。空間105は、基材40、封止部材101及び接着剤層103によって封止されており、凹凸構造層142、第1電極92、有機層94、及び第2電極98は、この封止空間105内に位置する。
上記の発光素子100の変形形態を説明する。図13に示すように、変形形態の発光素子100aにおいて、凹凸構造層142は上述したような回折格子として機能する凹凸パターン(第1凹凸パターン)142pとは異なる凹凸パターン(第2凹凸パターン)142qをさらに有している。発光素子100aにおいて、回折格子として働く第1凹凸パターン142p上には、第1電極92、有機層94及び第2電極98がこの順に形成され、第2凹凸パターン142q上には、接着剤層103または電極の引出部が形成されている。なお、発光素子100aにおいても、発光素子100と同様に、凹凸構造層142の外縁(側面)142cが傾斜していてもよい。
さらに、別の実施形態の発光素子100bについて説明する。図14に示すように、発光素子100bは、上述した発光素子100と同様に、板状の基材40と、基材40の一表面と対向して基材40との間に空間105を隔てて配置される封止部材101と、第1電極92と、有機層94と、第2電極98と、接着剤層103を備え、さらに、第1凹凸パターン242pが表面に形成された第1凹凸構造層242と、第2凹凸パターン342pが表面に形成された第2凹凸構造層342を備える。図14に示した通り、基材40の面内方向をXY方向、それに垂直な方向、すなわち、発光素子100bの高さ方向をZ方向と定める。
次に上記実施形態の発光素子100の製造方法について説明する。この製造方法は、概ね、発光素子の発光部を含む積層体を作製する工程と、それを封止部材及び接着剤層で封止する封止工程を含む。まず基材上に凹凸構造層を形成する。凹凸構造層は、例えば、以下に説明するようなリフトオフ法又はUV硬化法によって形成することができる。
図3(a)に示すように、洗浄した基材40上に、レジスト20を塗布する。基材40上には密着性を向上させるために、表面処理や易接着層を設けるなどをしてもよいし、水分や酸素等の気体の浸入を防ぐ目的で、ガスバリア層を設けるなどしてもよい。レジスト20としては任意のフォトレジストを用いることができる。レジスト20の塗布方法として、バーコート法、スピンコート法、スプレーコート法、ディップコート法、ダイコート法、インクジェット法などの任意の塗布方法を使用することができるが、比較的大面積の基材にレジストを均一に塗布可能であること、素早く塗布を完了させることができることからすれば、バーコート法、ダイコート法及びスピンコート法が好ましい。
凹凸構造層の材料となるゾルゲル材料(ゾル溶液)を調製する。例えば、基材上に、シリカをゾルゲル法で合成する場合は、金属アルコキシド(シリカ前駆体)のゾルゲル材料を調製する。シリカの前駆体として、テトラメトキシシラン(TMOS)、テトラエトキシシラン(TEOS)、テトラ−i−プロポキシシラン、テトラ−n−プロポキシシラン、テトラ−i−ブトキシシラン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラ−sec−ブトキシシラン、テトラ−t−ブトキシシラン等のテトラアルコキシシランに代表されるテトラアルコキシドモノマーや、メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、イソプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、プロピルトリプロポキシシラン、イソプロピルトリプロポキシシラン、フェニルトリプロポキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラン、プロピルトリイソプロポキシシラン、イソプロピルトリイソプロポキシシラン、フェニルトリイソプロポキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、パーフルオロデシルトリエトキシシラン、4−トリフルオロメチルフェニルトリエトキシシラン、トリルトリエトキシシラン等のトリアルコキシシランに代表されるトリアルコキシドモノマー、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジプロポキシシラン、ジメチルジイソプロポキシシラン、ジメチルジ−n−ブトキシシラン、ジメチルジ−i−ブトキシシラン、ジメチルジ−sec−ブトキシシラン、ジメチルジ−t−ブトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジエチルジプロポキシシラン、ジエチルジイソプロポキシシラン、ジエチルジ−n−ブトキシシラン、ジエチルジ−i−ブトキシシラン、ジエチルジ−sec−ブトキシシラン、ジエチルジ−t−ブトキシシラン、ジプロピルジメトキシシラン、ジプロピルジエトキシシラン、ジプロピルジプロポキシシラン、ジプロピルジイソプロポキシシラン、ジプロピルジ−n−ブトキシシラン、ジプロピルジ−i−ブトキシシラン、ジプロピルジ−sec−ブトキシシラン、ジプロピルジ−t−ブトキシシラン、ジイソプロピルジメトキシシラン、ジイソプロピルジエトキシシラン、ジイソプロピルジプロポキシシラン、ジイソプロピルジイソプロポキシシラン、ジイソプロピルジ−n−ブトキシシラン、ジイソプロピルジ−i−ブトキシシラン、ジイソプロピルジ−sec−ブトキシシラン、ジイソプロピルジ−t−ブトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ジフェニルジプロポキシシラン、ジフェニルジイソプロポキシシラン、ジフェニルジ−n−ブトキシシラン、ジフェニルジ−i−ブトキシシラン、ジフェニルジ−sec−ブトキシシラン、ジフェニルジ−t−ブトキシシラン等のジアルコキシシランに代表されるジアルコキシドモノマー、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等のビニル基を有するモノマー、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等のエポキシ基を有するモノマー、p−スチリルトリメトキシシラン等のスチリル基を有するモノマー、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン等のメタクリル基を有するモノマー、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン等のアクリル基を有するモノマー、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノ基を有するモノマー、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン等のウレイド基を有するモノマー、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシ/ラン等のメルカプト基を有するモノマー、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド等のスルフィド基を有するモノマー、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等のイソシアネート基を有するモノマー、これらモノマーを少量重合したポリマー、前記材料の一部に官能基やポリマーを導入したことを特徴とする複合材料などの金属アルコキシドが挙げられる。また、これらのアルキル基やフェニル基の一部、あるいは全部がフッ素で置換されていてもよい。さらに、金属アセチルアセトネート、金属カルボキシレート、オキシ塩化物、塩化物や、それらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されない。また、金属種としては、Si以外にTi、Sn、Al、Zn、Zr、Inなどや、これらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されない。上記酸化金属の前駆体を適宜混合したものを用いることもできる。また、これらの表面に疎水化処理を行ってもよい。疎水化処理の方法は知られている方法を用いればよく、例えば、シリカ表面であれば、ジメチルジクロルシラン、トリメチルアルコキシシラン等で疎水化処理することもできるし、ヘキサメチルジシラザンなどのトリメチルシリル化剤とシリコーンオイルで疎水化処理する方法を用いてもよいし、超臨界二酸化炭素を用いた金属酸化物粉末の表面処理方法を用いてもよい。さらに、シリカの前駆体として、分子中にシリカと親和性、反応性を有する加水分解基および撥水性を有する有機官能基を有するシランカップリング剤を用いることができる。例えば、n−オクチルトリエトキシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン等のシランモノマー、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルメチルジメトキシシラン等のビニルシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等のメタクリルシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等のエポキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等のメルカプトシラン、3−オクタノイルチオ−1−プロピルトリエトキシシラン等のサルファーシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−(N−フェニル)アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノシラン、これらモノマーを重合したポリマー等が挙げられる。
図3(c)に示すように、調製したゾルゲル材料を基材40上に塗布して塗膜142aを形成する。塗布方法として、バーコート法、スピンコート法、スプレーコート法、ディップコート法、ダイコート法、インクジェット法などの任意の塗布方法を使用することができるが、比較的大面積の基材にゾルゲル材料を均一に塗布可能であること、ゾルゲル材料が硬化(ゲル化)する前に素早く塗布を完了させることができることからすれば、バーコート法、ダイコート法及びスピンコート法が好ましい。
乾燥工程後、図3(d)に示すように、所定の微細凹凸パターンが形成されたモールド80を塗膜142aに押し付ける。押圧は、従来のプレス式、及び押圧ロールを用いたロール式で行うことができる。
本実施形態で用いるモールド80として、可撓性があり、表面に凹凸の転写パターンを有するフィルム状モールドを用いることができる。モールド80は、例えば、シリコーン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、シクロオレフィンポリマー(COP)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PS)、ポリイミド(PI)、ポリアリレートのような有機材料や、ニッケル、銅、アルミニウムのような金属材料や、ガラスのような無機材料などで形成されるが、材料は限定されず、任意の材料のものを使用できる。また、凹凸パターンは、上記材料に直接形成されていてもよいし、上記材料を基材としてさらに別の材料で形成してもよい。別の材料としては、光硬化性樹脂や、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂が使用できる。基材と別の材料の間には、密着性を高めるために表面処理や易接着処理を施してもよい。また、必要に応じて、それら凹凸パターン面上に離型処理を施してもよい。
ゾルゲル材料の塗膜142aにモールド80を押し付けた後、図3(e)に示すように、ヒータ32を用いて塗膜142aを仮焼成してもよい。仮焼成することにより塗膜142aのゲル化を進め、パターンを固化し、剥離の際に崩れにくくする。仮焼成を行う場合は、大気中で40〜150℃の温度で加熱することが好ましい。ヒータ32として例えば、赤外線ヒータ、温風加熱、ホットプレート等を使用することができる。なお、仮焼成は必ずしも行う必要はない。
押圧工程または仮焼成工程後のゾルゲル材料の塗膜142aからモールド80を剥離する。モールド80の剥離方法として公知の剥離方法を採用することができる。加熱しながら剥離してもよく、それにより塗膜から発生するガスを逃がし、膜内に気泡が発生することを防ぐことができる。
基材40の塗膜142aからモールド80を剥離した後、図3(f)に示すように、例えばオーブン34内で塗膜142aを本焼成する。本焼成により塗膜142aに含まれている水酸基などが脱離して塗膜がより強固となる。本焼成は、200〜1200℃の温度で、5分〜6時間程度行うのが良い。こうして塗膜142aは硬化して、モールドの凹凸パターンに対応する凹凸パターン142pを有する凹凸構造層142が形成できる。この時、塗膜142は、焼成温度、焼成時間に応じて非晶質または結晶質、または非晶質と結晶質の混合状態となる。また、紫外線などの光を照射することによって酸やアルカリを発生する材料をゾルゲル材料に添加した場合には、凹凸パターンの転写の際にゾルゲル材料の塗膜142aに例えば紫外線やエキシマUV等のエネルギー線を照射することによって塗膜を硬化させる工程を含んでもよい。
塗膜142aを硬化させて凹凸構造層142を形成した後、図3(g)に示すように、レジスト20を剥離し、レジスト20及びレジスト20上の凹凸構造層142を除去する。レジスト20の剥離は、任意のレジスト剥離液を使用して行うことができる。以上のようにしてリフトオフ法により、所望の凹凸パターン142pを有する凹凸構造層142が基材40上に形成される。
上記のようにして基材上にリフトオフ法又はUV硬化法により凹凸構造層を形成した後、基材及び凹凸構造層に付着している異物などを除去するために、ブラシで洗浄し、次いで、水系溶媒を用いたアルカリ性洗浄剤および有機溶剤で有機物等を除去する。次いで、図1(b)に示すように凹凸構造層142上に、第1電極92を、凹凸構造層142の表面に形成されている凹凸構造が第1電極92上にも維持されるようにして積層する(図1(b)参照)。こうして凹凸パターンを有する第1電極92が形成される。第1電極92を積層する方法としては、蒸着法、スパッタ法、スピンコート法等の公知の方法を適宜採用することができる。これらの方法の中でも、密着性を上げるという観点から、スパッタ法が好ましい。なお、スパッタ時には基材が300℃程度の高温に曝されることもある。成膜された第1電極上にフォトレジストを塗布して第1電極用マスクパターンで露光した後、現像液で現像し、次いで第1電極をエッチング液でエッチングすることで所定のパターンの第1電極92を得ることができる。得られた第1電極92をブラシで洗浄し、水系溶媒を用いたアルカリ性洗浄剤および有機溶剤で有機物等を除去した後、UVオゾン処理することが望ましい。
次に、第1電極92上に、有機層94を積層する(図1(b)参照)。有機層94を積層する方法としては、蒸着法、スパッタ法、スピンコート法、ダイコート法等の公知の方法を適宜採用することができる。有機層94のパターニングは、マスクを使ってパターニングするなどの公知の方法で行うことができる。なお、有機層94は、図1(a)及び(b)に示すように、有機層94の外縁と凹凸構造層142の外縁との間の所定の距離を隔てるように、凹凸構造層142より狭い範囲に形成する。この結果、有機層94で覆われていない凹凸構造層142及び/又は凹凸構造層142の凹凸が維持された第1電極92の一部(外周部)は、有機層94が形成されずに露出している。
次いで、有機層94上に第2電極(金属電極)98を積層する。金属電極98は、蒸着法、スパッタ法等の公知の方法を採用して積層することができる。金属電極98は有機層94の全体を覆うように形成するのが好ましい。金属電極98のパターニングは、マスクを使ってパターニングするなどの公知の方法で行うことができる。
次いで、接着剤層103を形成し、封止部材101を取り付けて封止空間105を形成する(図1(a)及び(b)参照)。まず、接着剤層103を、微細凹凸層の外縁142cに重なるように形成する。接着剤層103は、有機層94に接触せず、有機層94から所定間隔Dを隔てるように形成することが好ましい。間隔Dは例えば1μm以上であることが好ましい。走査可能なディスペンサ及び/または移動可能なステージ等を用いて接着剤を塗布することで、所望の位置に接着剤層103を形成することができる。また、ディスペンサの走査速度及び吐出量を制御することにより、所望の線幅で接着剤層103を形成できる。次いで、封止部材101を基材40に対向して、凹凸構造層142、第1電極92、有機層94及び金属電極98の上方に設置し、接着剤層103を介して基材40と接着させ、基材40と封止部材101の間の空間105を封止する。接着剤層103がエネルギー線照射によって硬化する材料で形成されている場合、次いでエネルギー線を接着剤層103に照射して接着剤層103を硬化させる。例えば光硬化型接着剤の場合、高圧水銀灯やハロゲンランプにより得られる紫外領域から可視領域の光を封止部材側または基材側から照射することで、接着剤層103を硬化させることができる。また、接着剤層103が熱硬化性の場合は、接着剤層103を例えば50〜150℃の範囲で加熱することによって硬化させることができる。これによって、基材40と封止部材101が一体化し、封止空間105内に有機層94が配置された発光素子100が形成される。
−Si(R1)(R2)−N(R3)−
式中、R1、R2、R3は、各々水素原子、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルシリル基、アルキルアミノ基またはアルコキシ基を表す。
凹凸表面を有するモールドを以下のようにして製造した。まず、下記のようなポリスチレン(以下、適宜「PS」と略する)とポリメチルメタクリレート(以下、適宜「PMMA」と略する)とからなるPolymer Source社製のブロック共重合体を用意した。
PSセグメントのMn=868,000、
PMMAセグメントのMn=857,000、
ブロック共重合体のMn=1,725,000、
PSセグメントとPMMAセグメントの体積比(PS:PMMA)=53:47、
分子量分布(Mw/Mn)=1.30、PSセグメントのTg=96℃、
PMMAセグメントのTg=110℃
実施例1では、ポジレジストを用いたフォトリソグラフィにより凹凸構造層をパターニングするためのレジストパターン形成を行ったが、本実施例では以下に記載するようにレジストパターン形成方法を変更し、それに伴ってレジスト剥離方法も変更した。それ以外は実施例1と同様にして発光素子を作製した。なお、実施例2で作製された発光素子の断面構造を模式的に表すと図2のようになる。
リフトオフ法の代わりにUV硬化樹脂を用いたUV硬化法によって以下のように凹凸構造層を形成した以外は実施例1と同様にして、発光素子を作製した。作製された発光素子の平面及び断面構造を模式的に表すと図1(a)及び図1(b)のようになる。
基材としてガスバリアフィルムを用い、リフトオフ法の代わりにUV硬化樹脂を用いたUV硬化法によって以下のように凹凸構造層を形成した以外は実施例1と同様にして、発光素子を作製した。作製された発光素子の平面及び断面構造を模式的に表すと図1(a)及び図1(b)のようになる。
実施例1ではポジレジストを用いたフォトリソグラフィにより凹凸構造層のパターニングを行ったが、本比較例では、ポジレジストを用いたフォトリソグラフィを行わずそれ以外は実施例1と同様にして発光素子を作製した。比較例1で作製された発光素子は基材上の全面に凹凸構造層が形成され、接着剤層の外側に凹凸構造層が露出した構造となった。その断面構造を模式的に表すと図8のようになる。
実施例1では図6(a)に示すマスク501を用いたフォトリソグラフィにより凹凸構造層のパターニングを行ったが、本比較例ではそれに代えて、図6(c)に示すマスク505を用いてフォトリソグラフィを行った。なお、図6(c)において、白抜きの部分が光透過部であり、その寸法が分かるように目盛りと長さを数値で表している。それ以外は実施例1と同様にして発光素子を作製した。作製された発光素子は、凹凸構造層の外縁が接着剤層の内周端よりも内側に位置する。その断面構造を模式的に表すと図9のようになる。
実施例4では、図6(a)に示すマスク501を用いたUV光の照射を行ったが、本比較例では、マスク501を用いずにUV光の照射を行った。また、実施例4では、UV光の照射に続いてIPAによる未硬化樹脂の洗浄、及び窒素ブローによる基材の乾燥を行ったが、本比較例ではこれらを行わなかった。それ以外は実施例4と同様にして発光素子を作製した。作製された発光素子は、基材上の全面に凹凸構造層が形成され、接着剤層の外側に凹凸構造層が露出した構造となった。その断面構造を模式的に表すと図8のようになる。
実施例1〜3及び比較例1、2で作製した発光素子について、接着剤層の密着性を以下のように評価した。図10に示すように、発光素子を台550に固定し、掘り込みガラス101の突出部101aの下に、断面がL字型(短辺560a長さ7mm、長辺560b長さ15mm)の板状(奥行20mm)のL字型治具560を差し込み、L字型治具560の頂点をてこの作用点としてL字型治具の長辺560bを矢印の方向に押し下げることで、掘り込みガラス101の突出部101aを押し上げた。このときに、掘り込みガラス101が接着剤層103と一体となって、接着剤層103の下面から剥離した場合を不合格とし、掘り込みガラス101が破損して接着剤層103が基材40側に残った場合は合格とした。実施例1〜3及び比較例1、2の発光素子についてそれぞれ10個ずつ試験を行い不合格となった数を図11の表中に示す。実施例1〜3及び比較例1では10個の素子全てが合格であったが、比較例2では10個中5個の素子が不合格であった。このことから、実施例1〜3及び比較例1の発光素子は比較例2の発光素子と比べて、接着剤層下面の密着性がよいことがわかる。これは、比較例2では接着剤層の下面は平坦面のみと接しているが、実施例1〜3及び比較例1では接着剤層の下面が凹凸表面と接しており、凹凸に基づく「ひっかかり」などにより機械的な離れにくさが増すこと、凹凸により界面の面積が増加することなどの効果により、密着力が向上するためと考えられる。
実施例1〜4及び比較例1〜3で作製した発光素子について、高湿度環境下での劣化試験を以下のように行った。初期状態の発光素子に4Vの電圧を印加し、14mm×14mmの発光エリア中のダークスポット数をカウントした。次いで、発光素子を温度40℃、湿度90%の恒温恒湿槽中に保管した。恒温恒湿槽投入から10日後及び20日後に、発光素子に4Vの電圧を印加し、14mm×14mmの発光エリア中のダークスポット数をカウントした。結果を図11の表中に示す。実施例1〜4及び比較例2ではダークスポット数は0個のまま増加しなかったが、比較例1の発光素子はダークスポット数が10日後に3個、20日後に15個と増加し、比較例3の発光素子はダークスポット数が10日後に5個、20日後に20個と増加した。このことから、実施例1〜4及び比較例2の発光素子は比較例1、3の発光素子と比べて、劣化が抑制されていることがわかる。これは、比較例1、3の発光素子は、凹凸構造層が接着剤層の外側(大気)に露出しており、凹凸構造層を介して水分や酸素が封止空間に侵入するが、実施例1〜4及び比較例2の発光素子は、凹凸構造層が接着剤層の外側(大気)に露出していないため、水分や酸素が凹凸構造層を透過して封止空間に侵入することが防止されるためと考えられる。
92 第1電極、 94 有機層、 98 第2電極
100 発光素子、101 封止部材、103 接着剤層
105 封止空間、142 凹凸構造層
242 第1凹凸構造層、342 第2凹凸構造層
Claims (9)
- 基材と、
前記基材と対向して配置される封止部材と、
凹凸構造層と、
第1電極と、
有機層と、
第2電極と、
接着剤層を含み、
前記基材上に前記凹凸構造層、前記第1電極、前記有機層、及び前記第2電極がこの順序で形成されており、
前記接着剤層が前記基材と前記封止部材の間に位置し、
前記凹凸構造層の外縁が、前記接着剤層の内縁と前記接着剤層の外縁の間に位置し、
前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方が前記凹凸構造層及び接着剤層の両方と重なる部分を有し、
当該重なる部分が前記凹凸構造層の凹凸を反映した凹凸表面を有し、
前記接着剤層の内縁が前記第1電極若しくは前記第2電極の前記凹凸表面又は前記凹凸構造層と接着している発光素子。 - 前記有機層が、前記接着剤層と所定間隔を隔てて位置している請求項1に記載の発光素子。
- 前記凹凸構造層の外縁が、前記基材の表面に対して80°以下の角度をなす傾斜面として形成されている請求項1または2に記載の発光素子。
- 前記基材と、前記基材と対向して配置される前記封止部材と、前記接着剤層とで封止された空間内に、充填剤が充填されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光素子。
- 前記凹凸構造層がゾルゲル材料から形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の発光素子。
- 前記凹凸構造層の前記有機層の下方に位置する凹凸パターンが前記接着剤層の下方に位置する凹凸パターンと異なる請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光素子。
- 基材上に凹凸構造層を形成する工程と、
前記凹凸構造層上に第1電極を形成する工程と、
前記第1電極上に有機層を形成する工程と、
前記有機層上に第2電極を形成する工程と、
前記基材との間に、前記基材上に形成された前記凹凸構造層、前記第1電極、前記有機層、前記第2電極が収容されるように前記基材と対向する封止部材を配置するとともに、前記基材と前記封止部材の間に、接着剤層を形成する工程とを含み、
前記凹凸構造層の外縁が、前記接着剤層の内縁と前記接着剤層の外縁の間に位置するように前記接着剤層を形成し、
前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方が前記凹凸構造層及び接着剤層の両方と重なる部分を有し、
当該重なる部分が前記凹凸構造層の凹凸を反映した凹凸表面を有し、
前記接着剤層の内縁が前記第1電極若しくは前記第2電極の前記凹凸表面又は凹凸構造層と接着する発光素子の製造方法。 - 前記接着剤層を、前記有機層に接触しない位置に形成する請求項7に記載の発光素子の製造方法。
- 前記凹凸構造層を、該凹凸構造層の外縁が、前記基材の表面に対して80°以下の角度をなすように形成する請求項7または8に記載の発光素子の製造方法。
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