JP6186345B2 - 水性組成物 - Google Patents
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Description
〔1〕
ジメチルジメトキシシラン(a)由来の構造単位を有する重合体(A)を含む重合体(B)と、光触媒活性を有しない無機酸化物(C)と、を含有する塗膜であり、前記塗膜における前記(A)成分の含有量が25〜48質量%である塗膜が得られる、水性組成物。
〔2〕
前記無機酸化物(C)が、二酸化珪素である、〔1〕に記載の水性組成物。
〔3〕
光触媒活性を有する無機酸化物(D)を、更に含有する、〔1〕又は〔2〕に記載の水性組成物。
〔4〕
フルオロカーボン界面活性剤(E)を、更に含有する、〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の水性組成物。
〔5〕
退色性色素(F)を、更に含有する、〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載の水性組成物。
〔6〕
セルロース系増粘剤(G)を、更に含有する、〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の水性組成物。
〔7〕
防藻剤及び/又は防カビ剤(H)を、更に含有する、〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に
記載の水性組成物。
〔8〕
前記重合体(B)の分散体(BD)と、前記無機酸化物(C)と、を含有する、〔1〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の水性組成物。
本実施形態の塗膜は、(A)成分を含む(B)成分を少なくとも含有し、塗膜における(A)成分の含有量が25〜48質量%である。ジメチルジメトキシシラン(a)由来の構造単位を有する重合体(A)とは、単量体として少なくともジメチルジメトキシシラン(a)を重合させて得られた重合体(A)である。なお、後述するように、本実施形態の重合体(A)は、単量体として、少なくともジメチルジメトキシシラン(a)を用いていればよく、ジメチルジメトキシシラン(a)とそれ以外の単量体とを共重合させて得られる重合体も包含されることは勿論である。そして、重合体(B)は、本実施形態の塗膜に含まれている重合体成分全てを指すものである。例えば、重合体(B)は重合体(A)を含めた重合体成分であるといえる。例えば、重合体(B)は、重合体(A)だけでなくそれ以外の重合体も含めた重合体成分であるといえる。
塗膜の(A)成分の含有量(質量%)=[(B)成分の固形分量×(B)成分の中の(A)成分の含有量(質量%)]÷全固形分量
SiWxRy ・・・(1)
(式中、Wは、炭素数1〜20のアルコキシ基、水酸基、炭素数1〜20のアセトキシ基、ハロゲン原子、水素原子、炭素数1〜20のオキシム基、エノキシ基、アミノキシ基及びアミド基からなる群より選ばれる少なくとも1種を表す。Rは、直鎖状又は分岐状の炭素数1〜30のアルキル基、炭素数5〜20のシクロアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されている炭素数6〜20のアリール基からなる群より選ばれる少なくとも1種の基を表す。xは1以上4以下の整数であり、yは0以上3以下の整数であり、x+y=4の関係を満たす。Wが複数の場合、Rが複数の場合、それぞれのW及びRは、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。)
式(I):
x:ジメチルジメトキシシラン(a)の仕込み量(g)
a:未反応のジメチルジメトキシシラン(a)の含有量(質量%)
m:オクタメチルシクロテトラシロキサン(m)の含有量(質量%)
n:デカメチルシクロペンタシロキサン(n)の含有量(質量%)
無機酸化物(C)は、光触媒活性を有しない無機酸化物である。ここでいう光触媒活性を有しないとは、光照射によって、酸化反応及び還元反応のいずれもが起こらないことをいう。
本実施形態の塗膜は、光触媒活性を有する無機酸化物粒子(D)を更に含有することが好ましい。これにより、塗膜に光が照射されることで光触媒活性や親水性を一層発現させることができる。
本実施形態の塗膜は、フルオロカーボン界面活性剤(E)を更に含有することが好ましい。これにより、本実施形態の水性組成物やこれを含む水性塗料を用いて塗装する際における、有機基材等への濡れ性が一層向上し、はじき等の外観上のトラブルも一層抑制することができる。さらには、塗膜の均一性も一層向上する。これらの理由としては定かではないが、(E)成分を含有することにより、水性組成物の表面著力を低下させることができ、ひいては塗膜の外観を一層高いレベルで維持できるものと推測される(但し、本実施形態の作用はこれらに限定されない。)。
本実施形態の塗膜は、退色性色素(F)を更に含有することが好ましい。これにより、塗装忘れ、重複塗装、塗装むら等のトラブルを防ぐことができる。
本実施形態の塗膜は、セルロース系増粘剤(G)を更に含有することが好ましい。これにより水性組成物の状態での固形分量が低くても、塗装時に液だれを防ぐことができ、ひいては塗膜の外観を一層高いレベルで維持できるものと推測される(但し、本実施形態の作用はこれらに限定されない。)。
本実施形態の塗膜は、防藻剤及び/又は防カビ剤(H)を更に含有することが好ましい。これにより、太陽光等の光が照射されにくい場所においても、防カビ性及び/又は防藻性に優れる塗膜を形成することができる(但し、本実施形態の作用はこれらに限定されない。)。
・顔料ディスパージョンの作製
分散剤(BASFジャパン社製、「Pig.Disperser MD20」)5.35g、アンモニア水0.50g、プロピレングリコール23.50g、水147.50g、酸化チタン(塩素法ルチル型酸化チタン;石原産業社製、「タイペークCR−97」)333.50g、消泡剤(変性シリコーン系;サンノプコ社製、「SNデフォーマー1310」)2.85gの配合物を、卓上サンドミル(カンペパピオ社製、バッチ式卓上サンドミル)にて20分間分散させて、顔料ディスパージョンを得た。
各製造例の重合体エマルジョン109.0gに2,2,4−トリメチル−1,3−ブタンジオールイソブチレート(チッソ社製、「CS−12」)10.0g、エチレングリコールモノブチルエーテル50質量部と水50質量部の混合液10.0g、上記で得た顔料ディスパージョン51.4g、増粘剤(ADEKA社製、「アデカノールUH−438」)の10%水溶液0.5gを添加し、1時間混合してエナメル塗料を得た。
7cm×15cm及び5cm×5cmの硫酸アルマイト板に上記で得たエナメル塗料を、ワイヤーコーターNo.50を用いて塗装、温度23℃、相対湿度50%で48時間乾燥させ、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cmと5cm×5cmの基材を得た。
試料2gをアルミ皿にとり、150℃で1時間加熱した。加熱前後の試料の質量を測定し、その差から固形分量(質量%)を計算した。この方法に準拠して、各成分の含有量及び組成物中の固形分量をそれぞれ測定した。
なお、塗膜中の(A)成分の含有量は、水性組成物の全固形分量、(B)成分の固形分量、(B)成分に含まれる(A)成分の含有量から、下記式に基づいて求めた。
塗膜の(A)成分の含有量(質量%)=[(B)成分の固形分量×(B)成分の中の(A)成分の含有量(質量%)]÷全固形分量
ローディングインデックスが1.5〜3.0となるようイオン交換水を加えて希釈し、湿式粒度分析計(日機装社製、「マイクロトラックUPA−9230」)を用いて測定した。測定条件を以下に示す。
・ローディングインデックス:1.5〜3.0
・測定時間:60秒
・測定回数:3回
固形分量が2質量%となるように試料をイオン交換水で希釈し、そこに内部標準物質として1−ヘキサノールを加えて測定試料とした。シリンジで測定試料1μLをガスクロマトグラフィー(ジーエルサイエンス社製、「GC353B」)に打ち込み、その測定結果からジメチルジメトキシシラン、オクタメチルシクロテトラシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンの含有量比を求めた。ガスクロマトグラフィーの測定条件を下記に示す。
・カラム:ジーエルサイエンス社製、「TC−5」(内径0.25mm、長さ30m)
・インジェクション温度:150℃、ディテクタ温度:220℃
・検出器:FID、キャリアガス:窒素(100kPa圧)
・スプリット比:1:20
・昇温条件:50℃×8分間維持+昇温速度8℃/分で170℃まで昇温+170℃×7分間維持
BM型粘度計(東機産業社製)を用いて測定した。測定条件を以下に示す。
・温度:23℃
・ローター:No.1
・回転数:60rpm
セイコーインスツル社、「DCS6220」を用いて、昇温速度10℃/分の測定条件で測定し、得られたDSC曲線の変極点よりガラス転移温度を求めた。なお、測定条件を以下に示す。
・測定用セル:アルミニウム製容器
・測定用サンプルの作製:アルミニウム製容器に測定試料としてのエマルジョン40mgを入れて、130℃で1時間乾燥させた。
エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cmの基材に、水性組成物の塗付量が17g/m2又は50g/m2の割合となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置し、試験板とした。スガ試験器社製、「サンシャインウェザーメーター」を使用して曝露試験(ブラックパネル温度63℃、降雨18分/2時間)を行った。曝露1000時間後及び2000時間後の60°光沢度を、光沢計(BYKガードナー社製、「マイクロトリグロスμ」)を用いてそれぞれ測定した。そして、下記式に基づき、光沢保持率を算出した。なお、エナメル塗料を予め塗装した基材のみで評価した結果は、曝露1000時間後の光沢保持率95%、曝露3000時間後の光沢保持率85%であり、これらの値よりも光沢保持率の値が大きい場合、耐候性は良好であることを示す。
光沢保持率(%)=曝露試験後の60°光沢度/曝露試験前の60°光沢度×100
エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cmの基材に、水性組成物の塗付量が17g/m2又は50g/m2の割合となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置し、試験板とした。試験板を一般道路(トラック通行量500〜1000台/日程度)に面したフェンスに張り付けて6ヶ月間又は1年間静置した。静置後の試験板の汚染の度合いを、以下の基準に基づく目視で評価した。なお、エナメル塗料を予め塗装した基材のみで評価した結果は、6ヶ月間、1年間共に「×」の評価であった。
○:ほとんど汚れが確認されなかった。
△:多少の汚れが確認された。
×:多量の汚れが確認された。
エナメル塗料を予め塗装した5cm×5cmの基材に、水性組成物の塗付量が17g/m2又は50g/m2の割合となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置し、試験板とした。
上記以外の条件については、JIS Z−2911(カビ抵抗性試験方法)の「8 塗料の試験」に準拠し、Aspergillus niger、Penicillium pinophilum、Cladosporium cladosporioides、Aureobasidium pullulans、Trichoderma virens、及びAlternaria alternataを混合したものを用いて試験した。試験後、以下の基準に基づく評価を実施した。
0:塗膜上に菌糸の発育が認められなかった。
1:塗膜上に認められる菌糸の発育部分の面積が、全面積の0を超えて1/3以下であった。
2:塗膜上に認められる菌糸の発育部分の面積が、全面積の1/3を超えた。
エナメル塗料を予め塗装した5cm×5cmの基材に、水性組成物の塗付量が17g/m2又は50g/m2の割合となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置し、試験板とした。
カビに代わりChlorella vulgarisとOsillatoria laetevirensとを混合したものを用い、かつ、上記した試験片を用いたこと以外は、JIS Z−2911(かび抵抗性試験方法)の「7 c) 繊維製品の試験 湿式法」に準拠して試験した。試験後、以下の基準に基づく評価を実施した。
0:塗膜上に藻の発育が認められなかった。
1:塗膜上に認められる藻の発育部分の面積が、全面積の0を超えて1/3以下であった。
2:塗膜上に認められる藻の発育部分の面積が、全面積の1/3を超えた。
エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cmの基材に、水性組成物の塗付量が17g/m2又は50g/m2の割合となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置し、試験板とした。この試験板について、JIS R1703−2(ファインセラミックス−光触媒材料のセルフクリーニング性能試験方法−第2部:湿式分解性能)に準拠して試験を行い、分解活性指数を求めた。分解活性指数が高いほど、セルフクリーニング性が良好であることを示す。
重合体エマルジョンの合成
還流冷却器、滴下槽、温度計及び攪拌装置を有する反応器に、イオン交換水292g、反応性乳化剤(ADEKA社製、「アデカリアソープSR−1025」;固形分量25質量%水溶液)8g投入し、攪拌下で反応器中の温度を80℃に加温した。この反応器中に、2質量%の過硫酸アンモニウム水溶液を10g添加し、その5分後に、メタクリル酸メチル15g、メタクリル酸シクロヘキシル10g、アクリル酸ブチル65g、メタクリル酸5g、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル10g、反応性乳化剤(ADEKA社製、「アデカリアソープSR−1025」;固形分量25質量%水溶液)4g、2質量%の過硫酸アンモニウム水溶液15g、イオン交換水49gからなる乳化混合液を、反応器中の温度を80℃に保った状態で60分かけて滴下した。その後、反応器中の温度を80℃に維持して60分攪拌を続けた。次に、メタクリル酸メチル115g、メタクリル酸シクロヘキシル90g、アクリル酸ブチル187g、メタクリル酸8g、反応性乳化剤(ADEKA社製、「アデカリアソープSR−1025」;固形分量25質量%水溶液)16g、2質量%の過硫酸アンモニウム水溶液60g、イオン交換水196gからなる乳化混合液と、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1g、ジメチルジメトキシシラン20g、メチルトリメトキシシラン20gからなる混合液とを、別々の滴下槽より160分かけて滴下した。その後、反応器中の温度を80℃に維持して120分攪拌を続けた。室温まで冷却後、反応器中の反応液の水素イオン濃度を測定したところ、pH2.2であった。25%アンモニア水溶液を反応液に添加してpHを8に調整した後、100メッシュの金網で反応液を濾過して、エナメル塗料用の重合体エマルジョンを得た。
得られた重合体エマルジョンの固形分量は44.5質量%であった。この重合体エマルジョンに含まれる重合体について、上記した方法に準拠してDSC曲線の変極点より求めたガラス転移温度は、11℃であった。
重合体(B−1)水分散体(BD−1)の合成
還流冷却器、滴下槽、温度計及び攪拌装置を有する反応器に、イオン交換水850g、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液5.6gを投入した後、攪拌下で反応器中の温度を80℃に加温した。この反応器中に、ジメチルジメトキシシラン93.9g、フェニルトリメトキシシラン73.0g、メチルトリメトキシシラン29.4gからなる混合液を、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下した。その後、反応器中の温度を80℃に維持して30分攪拌を続けた。次に、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液5.6gを投入した後、反応器中の温度を80℃に維持して2時間攪拌を続けた。そこに、2質量%の過硫酸アンモニウム水溶液6.6gを投入した後、メタクリル酸メチル22.5g、アクリル酸n−ブチル11.2g、フェニルトリメトキシシラン12.3g、テトラエトキシシラン28.6g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1.1gからなる混合液と、アクリル酸0.9g、反応性乳化剤(ADEKA社製、「アデカリアソープSR−1025」;固形分量25質量%水溶液)1.2g、反応性乳化剤(第一工業製薬社製、「アクアロンKH−1025」;固形分量25質量%水溶液)1.2g、過硫酸アンモニウムの2.0質量%水溶液30g、イオン交換水286.4gからなる混合液とを、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに、反応器中の温度を80℃に維持して約1時間攪拌を続けた後、室温まで冷却し、25%アンモニア水溶液を反応液に添加してpHを8に調整した後、100メッシュの金網で濾過した。イオン交換水で固形分量を10.0質量%に調整し、重合体として数平均粒子径155nmの重合体水分散体(BD−1)を得た。
この水分散体中のジメチルジメトキシシラン(a)の含有量、オクタメチルシクロテトラシロキサン(m)の含有量、デカメチルシクロペンタシロキサン(n)の含有量は、重合体(B−1)100質量部に対して、それぞれ0.001質量部以下、0.006質量部、0.004質量部であった。すなわち、重合体(B−1)100質量部に対する、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量の総量(M)は、0.01質量部であった。
上記した式(I)に基づいて、製造に用いたジメチルジメトキシシランの使用量、上記化合物(a)の含有量、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量から計算した、重合体(B−1)におけるジメチルジメトキシシラン由来の構造単位の割合は、33.3質量%であった。
重合体(B−2)の水分散体(BD−2)の合成
還流冷却器、滴下槽、温度計及び攪拌装置を有する反応器に、イオン交換水850g、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液8.0gを投入した後、攪拌下で反応器中の温度を80℃に加温した。この反応器中に、ジメチルジメトキシシラン105.0g、フェニルトリメトキシシラン10.0g、メチルトリメトキシシラン65.7gからなる混合液を、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下した。その後、反応器中の温度を80℃に維持して30分攪拌を続けた。次に、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液16.8gを投入した後、反応器中の温度を80℃に維持して2時間攪拌を続けた。そこに、2質量%の過硫酸アンモニウム水溶液6.6gを投入した後、フェニルトリメトキシシラン26.8g、テトラエトキシシラン28.6g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1.1gからなる混合液と、アクリル酸0.9g、反応性乳化剤(ADEKA社製、「アデカリアソープSR−1025」;固形分量25質量%水溶液)2.3g、反応性乳化剤(第一工業製薬社製、「アクアロンKH−1025」;固形分量25質量%水溶液)2.3g、過硫酸アンモニウムの2.0質量%水溶液30g、イオン交換水170.0gからなる混合液とを、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに、反応器中の温度を80℃に維持して約1時間攪拌を続けた後、室温まで冷却し、25%アンモニア水溶液を反応液に添加してpHを8に調整した後、100メッシュの金網で濾過した。イオン交換水で固形分量を10.0質量%に調整し、重合体として数平均粒子径133nmの重合体(B−2)の水分散体(BD−2)を得た。
この水分散体中のジメチルジメトキシシラン(a)の含有量、オクタメチルシクロテトラシロキサン(m)の含有量、デカメチルシクロペンタシロキサン(n)の含有量は、重合体(B−2)100質量部に対して、それぞれ0.001質量部以下、0.06質量部、0.04質量部であった。すなわち、重合体(B−2)100質量部に対する、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量の総量(M)は、0.1質量部であった。
上記した式(I)に基づいて、製造に用いたジメチルジメトキシシランの使用量、上記化合物(a)の含有量、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量から計算した、重合体(B−2)におけるジメチルジメトキシシラン由来の構造単位の割合は、47.8質量%であった。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)の合成
還流冷却器、滴下槽、温度計及び攪拌装置を有する反応器に、イオン交換水850g、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液8.0gを投入した後、攪拌下で反応器中の温度を80℃に加温した。この反応器中に、ジメチルジメトキシシラン131.0g、フェニルトリメトキシシラン10.0g、メチルトリメトキシシラン33.1gからなる混合液を、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下した。その後、反応器中の温度を80℃に維持して30分攪拌を続けた。次に、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液16.8gを投入した後、反応器中の温度を80℃に維持して2時間攪拌を続けた。そこに、2質量%の過硫酸アンモニウム水溶液6.6gを投入した後、フェニルトリメトキシシラン26.8g、テトラエトキシシラン28.6g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1.1gからなる混合液と、アクリル酸0.9g、反応性乳化剤(ADEKA社製、「アデカリアソープSR−1025」;固形分量25質量%水溶液)2.3g、反応性乳化剤(第一工業製薬社製、「アクアロンKH−1025」;固形分量25質量%水溶液)2.3g、過硫酸アンモニウムの2.0質量%水溶液30g、イオン交換水170.0gからなる混合液とを、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに、反応器中の温度を80℃に維持して約1時間攪拌を続けた後、室温まで冷却し、25%アンモニア水溶液を反応液に添加してpHを8に調整した後、100メッシュの金網で濾過した。イオン交換水で固形分量を10.0質量%に調整し、重合体として数平均粒子径170nmの重合体(B−3)の水分散体(BD−3)を得た。
この水分散体中のジメチルジメトキシシラン(a)の含有量、オクタメチルシクロテトラシロキサン(m)の含有量、デカメチルシクロペンタシロキサン(n)の含有量は、重合体(B−3)100質量部に対して、それぞれ0.001質量部以下、0.35質量部、0.3質量部であった。すなわち、重合体(B−3)100質量部に対する、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量の総量(M)は、0.65質量部であった。
上記した式(I)に基づいて、製造に用いたジメチルジメトキシシランの使用量、上記化合物(a)の含有量、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量から計算した、重合体(B−3)のジメチルジメトキシシラン由来の構造単位の割合は、59.2質量%であった。
重合体(B−4)の水分散体(BD−4)の合成
還流冷却器、滴下槽、温度計及び攪拌装置を有する反応器に、イオン交換水850g、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液10.0gを投入した後、攪拌下で反応器中の温度を80℃に加温した。この反応器中に、ジメチルジメトキシシラン154g、フェニルトリメトキシシラン10.0g、メチルトリメトキシシラン5.0gからなる混合液を、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて滴下した。その後、反応器中の温度を80℃に維持して30分攪拌を続けた。次に、10質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液16.8gを投入した後、反応器中の温度を80℃に維持して2時間攪拌を続けた。そこに、2質量%の過硫酸アンモニウム水溶液6.6gを投入した後、フェニルトリメトキシシラン26.8g、テトラエトキシシラン28.6g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1.1gからなる混合液と、アクリル酸0.9g、反応性乳化剤(ADEKA社製、「アデカリアソープSR−1025」;固形分量25質量%水溶液)2.3g、反応性乳化剤(第一工業製薬社製、「アクアロンKH−1025」;固形分量25質量%水溶液)2.3g、過硫酸アンモニウムの2.0質量%水溶液30g、イオン交換水170.0gからなる混合液とを、反応器中の温度を80℃に保った状態で約2時間かけて同時に滴下した。さらに、反応器中の温度を80℃に維持して約1時間攪拌を続けた後、室温まで冷却し、25%アンモニア水溶液を反応液に添加してpHを8に調整した後、100メッシュの金網で濾過した。イオン交換水で固形分を10.0質量%に調整し、重合体として数平均粒子径119nmの重合体(B−4)の水分散体(BD−4)を得た。
この水分散体中のジメチルジメトキシシラン(a)の含有量、オクタメチルシクロテトラシロキサン(m)の含有量、デカメチルシクロペンタシロキサン(n)の含有量は、重合体(B−4)100質量部に対して、それぞれ0.001質量部以下、0.38質量部、0.38質量部であった。すなわち、重合体(B−4)100質量部に対する、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量の総量(M)は、0.76質量部であった。
上記した式(I)に基づいて、製造に用いたジメチルジメトキシシランの使用量、上記化合物(a)の含有量、上記化合物(m)の含有量及び上記化合物(n)の含有量から計算した、重合体(B−4)のジメチルジメトキシシラン由来の構造単位の割合は、69.2質量%であった。
光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)の合成
シリカ修飾ルチル型酸化チタン
TiO2として200g/Lの濃度の四塩化チタン水溶液700mLと、Na2Oとして100g/Lの濃度の水酸化ナトリウム水溶液を、反応液のpHを5〜9に維持しながら、添加した。その後、反応液のpHを7に調整した後、濾過し、濾液の導電率が100μS/cmとなるまで洗浄し、固形分量が28.3質量%である酸化チタン湿ケーキ1を得た。この酸化チタン湿ケーキ1は、ルチル型構造を有する微粒子を含有し、その1次粒子の数平均粒子径は8nmであった。
得られた酸化チタン湿ケーキ1を純水で希釈して、1モル/Lのスラリーを調製した。このスラリー1Lを3Lのフラスコに仕込み、更に、酸化チタン/硝酸のモル比が1/1となるように1規定の硝酸を添加し、95℃の温度に加熱し、この温度で2時間維持して、酸加熱処理を行った。酸加熱処理後のスラリーを室温まで冷却し、28%アンモニア水を用いてpH6.7に中和し、濾過した。その後、濾液の導電率が100μS/cmとなるまで洗浄し、固形分量が25質量%の酸化チタン湿ケーキ2を得た。
得られた酸化チタン湿ケーキ2に、10%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液を添加してリパルプし、その後、超音波洗浄機で3時間分散して、pH10.5、固形分量10質量%のアルカリ性酸化チタンゾルを得た。このアルカリ性酸化チタンゾル2Lを3Lのフラスコに仕込み、70℃の温度に昇温し、SiO2として432g/Lの濃度のケイ酸ナトリウム水溶液69.4mLを添加し、その後90℃に昇温して1時間維持した後、10%の硫酸を添加してpHを6に調整して、酸化チタンの表面をケイ素の含水酸化物で表面処理された酸化チタンゾルを得た。
得られた酸化チタンゾルを室温まで冷却し、5.4Lの純水を添加し、脱塩濃縮装置を用いて、不純物の除去、及び濃縮を行い、pH7.3、固形分量29質量%、導電率1.18mS/cmの中性ルチル型酸化チタンゾルを得た。この中性ルチル型酸化チタンゾルは、TiO2に対してSiO2基準で15質量%のケイ素の含水酸化物を含有していた。このゾル中の酸化チタンの1次粒子の数平均粒子径は9nmであった。
光触媒活性を有する無機酸化物(D−2)の合成
シリカ修飾アナタース型酸化チタン
チタン鉱石を硫酸と反応させて得られた硫酸チタン溶液を加熱加水分解して生成させた凝集メタチタン酸を、TiO2換算で30質量%の水性スラリーとした。このスラリーにアンモニア水を添加してpH7に中和し、その後濾過・洗浄によって硫酸イオンを除去して、脱水ケーキを得た。得られた脱水ケーキに硝酸を加えることで解膠処理して、アナタース型結晶構造を有する酸化チタン微粒子(1次粒子の数平均粒子径7nm)からなるpH1.5の酸性酸化チタンゾルを得た。
得られた酸性酸化チタンゾルを純水で希釈して、TiO2換算濃度が200g/Lの酸化チタンゾル600mLとした後、70℃に昇温し、SiO2換算濃度が432g/Lであるケイ酸ナトリウム水溶液20.8mLを20%硫酸と同時に添加した。その後、30分間熟成した。次いで、10%水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを8に調整した後、2%硫酸水溶液でpHを6に調整し、濾過・洗浄を行い、湿ケーキを得た。この湿ケーキを純水中にリパルプした後、超音波分散して、中性域で安定なアナタース型酸化チタンゾル(固形分量20質量%、pH7.5)を得た。これには、酸化チタン微粒子の表面に凝集シリカが多孔質の状態で被着しており、その含有量は、TiO2100質量部に対してSiO2換算で7質量部であった。
重合体(B−1)の水分散体(BD−1)240g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)30gと、エタノール50gと、イオン交換水180gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−1)を得た。この水性組成物(I−1)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−1)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−1)を得た。この水性組成物(I−1)、塗膜及び試験板(J−1)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−1)の水分散体(BD−1)240gにかえて重合体(B−2)の水分散体(BD−2)240g(固形分量10.0質量%)を用いた以外は実施例1と同様にして、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−2)を得た。この水性組成物(I−2)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−2)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−2)を得た。この水性組成物(I−2)、塗膜及び試験板(J−2)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−1)の水分散体(BD−1)240gにかえて重合体(B−3)の水分散体(BD−3)240g(固形分量10.0質量%)を用いた以外は実施例1と同様にして、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−3)を得た。この水性組成物(I−3)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−3)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−3)を得た。この水性組成物(I−3)、塗膜及び試験板(J−3)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−1)の水分散体(BD−1)120g(固形分量10.0質量%)と、重合体(B−4)の水分散体(BD−4)120g(固形分量10.0質量%)と、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)30gと、エタノール50gと、イオン交換水180gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−4)を得た。この水性組成物(I−4)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−4)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−4)を得た。この水性組成物(I−4)、塗膜及び試験板(J−4)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)45gと、エタノール50gと、イオン交換水195gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−5)を得た。この水性組成物(I−5)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−5)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−5)を得た。この水性組成物(I−5)、塗膜及び試験板(J−5)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)180g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)60gと、エタノール50gと、イオン交換水210gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−6)を得た。この水性組成物(I−6)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−6)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−6)を得た。この水性組成物(I−6)、塗膜及び試験板(J−6)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−4)の水分散体(BD−4)150g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)75gと、エタノール50gと、イオン交換水225gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−7)を得た。この水性組成物(I−7)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−7)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−7)を得た。この水性組成物(I−7)、塗膜及び試験板(J−7)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−4)の水分散体(BD−4)150g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−2)(日産化学工業社製、「スノーテックスO」;固形分量30質量%)50gと、エタノール50gと、イオン交換水250gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−8)を得た。この水性組成物(I−8)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−8)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−8)を得た。この水性組成物(I−8)、塗膜及び試験板(J−8)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)37.5gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)5.2g(固形分量29質量%)と、エタノール50gと、イオン交換水197.3gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−9)を得た。この水性組成物(I−9)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−9)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−9)を得た。この水性組成物(I−9)、塗膜及び試験板(J−9)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)30gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)10.3g(固形分量29質量%)と、エタノール50gと、イオン交換水199.7gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−10)を得た。この水性組成物(I−10)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−10)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−10)を得た。この水性組成物(I−10)、塗膜及び試験板(J−10)の各種物性及び評価結果を表1に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)22.5gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)15.5g(固形分量29質量%)と、エタノール50gと、イオン交換水202gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−11)を得た。この水性組成物(I−11)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−11)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−11)を得た。この水性組成物(I−11)、塗膜及び試験板(J−11)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)37.5gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−2)7.5g(固形分量20質量%)と、エタノール50gと、イオン交換水195gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−12)を得た。この水性組成物(I−12)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−12)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−12)を得た。この水性組成物(I−12)、塗膜及び試験板(J−12)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)30gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)10.3g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、エタノール50gと、イオン交換水199.5gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−13)を得た。この水性組成物(I−13)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−13)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−13)を得た。この水性組成物(I−13)、塗膜及び試験板(J−13)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)30gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)10.3g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−2)(AGCセイミケミカル社製、「サーフロンS−232」)0.7gと、エタノール50gと、イオン交換水199.0gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−14)を得た。この水性組成物(I−14)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−14)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−14)を得た。この水性組成物(I−14)、塗膜及び試験板(J−14)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)210g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)30gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)10.3g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)3gと、エタノール50gと、イオン交換水196.5gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−15)を得た。この水性組成物(I−15)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−15)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−15)を得た。この水性組成物(I−15)、塗膜及び試験板(J−15)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)3gに変えてイオン交換水により固形分を1.0質量%に調整した退色性色素(F−2)(保土ヶ谷化学工業社製、「アシッドレッド」)3gを用いた以外は、実施例15と同様にして、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−16)を得た。この水性組成物(I−16)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−16)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−16)を得た。この水性組成物(I−16)、塗膜及び試験板(J−16)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−1)の水分散体(BD−1)230g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)20gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)10.3g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分を1.0質量%に調整した退色性色素(F−2)(保土ヶ谷化学工業社製、「アシッドレッド」)3gと、エタノール50gと、イオン交換水186.5gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−17)を得た。この水性組成物(I−17)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−17)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−17)を得た。この水性組成物(I−17)、塗膜及び試験板(J−17)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)60g(固形分10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)7.5gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)5.2g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)1gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整したセルロース系増粘剤(G−1)(ダイセルファインケム社製、「HECダイセルSP900」)40gと、エタノール50gと、イオン交換水336.1gを混合し攪拌することにより固形分量1.9質量%の水性組成物(I−18)を得た。この水性組成物(I−18)の粘度は15mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−18)を塗付量50g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−18)を得た。この水性組成物(I−18)、塗膜及び試験板(J−18)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)60g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)7.5gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)5.2g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)1gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整したセルロース系増粘剤(G−1)(ダイセルファインケム社製、「HECダイセルSP900」)80gと、エタノール50gと、イオン交換水296.1gを混合し攪拌することにより固形分量2.0質量%の水性組成物(I−19)を得た。この水性組成物(I−19)の粘度は28mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−19)を塗付量50g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−19)を得た。この水性組成物(I−19)、塗膜及び試験板(J−19)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)60g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)7.5gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)5.2g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)1gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整したセルロース系増粘剤(G−2)(信越化学工業社製、「メトローズ90SH−30000」)80gと、エタノール50gと、イオン交換水296.1gを混合し攪拌することにより固形分量2.0質量%の水性組成物(I−20)を得た。この水性組成物(I−20)の粘度は25mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−20)を塗付量50g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−20)を得た。この水性組成物(I−20)、塗膜及び試験板(J−20)の各種物性及び評価結果を表2に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)205.8g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)29.4gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)10.1g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)3gと、防藻・防カビ剤(H−1)(ダウケミカル社製、「KLARIX4000」、イソチアゾリン系化合物;有効成分4質量%)15gと、エタノール50gと、イオン交換水186.5gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−21)を得た。この水性組成物(I−21)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−21)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−21)を得た。この水性組成物(I−21)、塗膜及び試験板(J−21)の各種物性及び評価結果を表3に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)207.2g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)29.6gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)10.2g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)3gと、防藻・防カビ剤(H−2)(ダウケミカル社製、「ROCIMA345」、イソチアゾリン系化合物とトリアジン系化合物の混合物;有効成分12質量%)3gと、エタノール50gと、イオン交換水196.8gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−22)を得た。この水性組成物(I−22)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−22)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−22)を得た。この水性組成物(I−22)、塗膜及び試験板(J−22)の各種物性及び評価結果を表3に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)197.4g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)28.2gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)9.7g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)3gと、防藻・防カビ剤(H−3)(日本曹達社製、「バイオカット−N35」、イミダゾール系化合物とトリアジン系化合物の混合物;有効成分35質量%)5gと、エタノール50gと、イオン交換水196.8gを混合し攪拌することにより固形分量6.0質量%の水性組成物(I−23)を得た。この水性組成物(I−23)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−23)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−23)を得た。この水性組成物(I−23)、塗膜及び試験板(J−23)の各種物性及び評価結果を表3に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)58g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)7.3gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)5.0g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)1gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整したセルロース系増粘剤(G−1)(ダイセルファインケム社製、「HECダイセルSP900」)80gと、防藻・防カビ剤(H−1)(ダウケミカル社製、「KLARIX4000」、イソチアゾリン系化合物;有効成分4質量%)10gと、エタノール50gと、イオン交換水288.5gを混合し攪拌することにより固形分量2.0質量%の水性組成物(I−24)を得た。この水性組成物(I−24)の粘度は28mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−24)を塗付量50g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−24)を得た。この水性組成物(I−24)、塗膜及び試験板(J−24)の各種物性及び評価結果を表3に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)60g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)7.5gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)5.2g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)1gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整したセルロース系増粘剤(G−1)(ダイセルファインケム社製、「HECダイセルSP900」)80gと、防藻・防カビ剤(H−2)(ダウケミカル社製、「ROCIMA345」、イソチアゾリン系化合物とトリアジン系化合物の混合物;有効成分12質量%)1.3gと、エタノール50gと、イオン交換水294.8gを混合し攪拌することにより固形分量2.0質量%の水性組成物(I−25)を得た。この水性組成物(I−25)の粘度は28mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−25)を塗付量50g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−25)を得た。この水性組成物(I−25)、塗膜及び試験板(J−25)の各種物性及び評価結果を表3に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)54.4g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)6.8gと、光触媒活性を有する無機酸化物(D−1)4.7g(固形分量29質量%)と、フルオロカーボン界面活性剤(E−1)(DIC社製、「メガファックF−444」)0.2gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整した退色性色素(F−1)(キシダ化学社製、「メチレンブルー」)1gと、イオン交換水により固形分量を1.0質量%に調整したセルロース系増粘剤(G−1)(ダイセルファインケム社製、「HECダイセルSP900」)80gと、防藻・防カビ剤(H−3)(日本曹達社製、「バイオカット−N35」、イミダゾール系化合物とトリアジン系化合物の混合物;有効成分35質量%)2.8gと、エタノール50gと、イオン交換水294.8gを混合し攪拌することにより固形分量2.0質量%の水性組成物(I−26)を得た。この水性組成物(I−26)の粘度は28mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に上記水性組成物(I−26)を塗付量50g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−26)を得た。この水性組成物(I−26)、塗膜及び試験板(J−26)の各種物性及び評価結果を表3に示す。
重合体(B−1)の水分散体(BD−1)120g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)90gと、エタノール50gと、イオン交換水240gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−27)を得た。この水性組成物(I−27)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−27)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−27)を得た。この水性組成物(I−27)、塗膜及び試験板(J−27)の各種物性及び評価結果を表4に示す。
重合体(B−1)の水分散体(BD−1)180g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)60gと、エタノール50gと、イオン交換水210gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−28)を得た。この水性組成物(I−28)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−28)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−28)を得た。この水性組成物(I−28)、塗膜及び試験板(J−28)の各種物性及び評価結果を表4に示す。
重合体(B−2)の水分散体(BD−2)120g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)90gと、エタノール50gと、イオン交換水240gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−29)を得た。この水性組成物(I−29)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−29)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−29)を得た。この水性組成物(I−29)、塗膜及び試験板(J−29)の各種物性及び評価結果を表4に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)90g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)105gと、エタノール50gと、イオン交換水255gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−30)を得た。この水性組成物(I−30)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−30)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−30)を得た。この水性組成物(I−30)、塗膜及び試験板(J−30)の各種物性及び評価結果を表4に示す。
重合体(B−3)の水分散体(BD−3)255g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)22.5gと、エタノール50gと、イオン交換水172.5gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−31)を得た。この水性組成物(I−31)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−31)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−31)を得た。この水性組成物(I−31)、塗膜及び試験板(J−31)の各種物性及び評価結果を表4に示す。
重合体(B−4)の水分散体(BD−4)240g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)30gと、エタノール50gと、イオン交換水180gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−32)を得た。この水性組成物(I−32)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−32)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−32)を得た。この水性組成物(I−32)、塗膜及び試験板(J−32)の各種物性及び評価結果を表4に示す。
重合体(B−4)の水分散体(BD−4)270g(固形分量10.0質量%)に、数平均粒子径8nmの水分散コロイダルシリカ(C−1)(日産化学工業社製、「スノーテックスOS」;固形分量20質量%)15gと、エタノール50gと、イオン交換水165gを混合し攪拌することにより、固形分量6.0質量%の水性組成物(I−33)を得た。この水性組成物(I−33)の粘度は2mPa・sであった。
次に、エナメル塗料を予め塗装した7cm×15cm及び5cm×5cm基材の片面(エナメル塗料を予め塗装した面)に水性組成物(I−33)を塗付量17g/m2となるようにスプレーを用いて塗装した。塗装した基材を水平に保ち、温度23℃、相対湿度50%で48時間静置して、基材上に塗膜が形成された試験板(J−33)を得た。この水性組成物(I−33)、塗膜及び試験板(J−33)の各種物性及び評価結果を表4に示す。
Claims (8)
- ジメチルジメトキシシラン(a)由来の構造単位を有する重合体(A)を含む重合体(B)と、光触媒活性を有しない無機酸化物(C)と、を含有する塗膜であり、前記塗膜における前記(A)成分の含有量が25〜48質量%である塗膜が得られる、水性組成物。
- 前記無機酸化物(C)が、二酸化珪素である、請求項1に記載の水性組成物。
- 光触媒活性を有する無機酸化物(D)を、更に含有する、請求項1又は2に記載の水性組成物。
- フルオロカーボン界面活性剤(E)を、更に含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の水性組成物。
- 退色性色素(F)を、更に含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の水性組成物。
- セルロース系増粘剤(G)を、更に含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の水性組成物。
- 防藻剤及び/又は防カビ剤(H)を、更に含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の水性組成物。
- 前記重合体(B)の分散体(BD)と、前記無機酸化物(C)と、を含有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の水性組成物。
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