JP6174467B2 - インキ供給方法およびインキ供給装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に示されたインキ膜厚の制御方法では、印刷ジョブの切り替えに際して、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作をオフとしたうえ、前の印刷ジョブの刷版7を装着したままの状態で本機を運転し、所定枚数の印刷(白紙印刷)を行い、これによってインキ供給装置内のインキを減らし(刷り減らし)、インキローラ群6に上流から下流になるにしたがって薄くなる印刷中に必要とされる最低限のインキ膜厚分布Ma(図56(a)参照)、すなわち刷版7の絵柄のない部分に対応するインキ膜厚分布Maを残す(インキリムービング)。
特許文献2に示されたインキ膜厚の制御方法では、印刷ジョブの切り替えに際して、インキツボキー4−1〜4−nの開き量をゼロに設定し、その状態でインキ呼び出しローラ5を所定回数呼び出し動作させて、インキローラ群6上のインキを全てインキツボ1内に戻す(壺返し)。これにより、インキローラ群6内の各ローラがインキを保有していない状態となる。
また、一部のローラ小群中のインキを除去(リムービング)する必要も無いので、インキが無駄になることも無く、インキ消費量を抑えることもできる。
図1は本発明に係るインキ供給方法の実施に用いる印刷ジョブ切替制御装置の一実施の形態(実施の形態1)を示すブロック図である。
印刷ジョブ切替制御装置100の詳細な動作の説明に入る前に、理解を容易とするために、その概略的な動作について説明しておく。
(1)給紙を停止すると共に刷版7を用いての印刷を停止する(前の印刷ジョブを終了する)。印刷を停止すると、胴抜きが行われてゴム胴9が版胴8および圧胴10から離れると共に、インキ着けローラ6−1〜6−4が脱とされ、水着ローラ12が脱とされ、版胴8から離れる(図3参照)。この場合、インキローラ群6には、図7(a)に示すように、刷版7の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mcが残される。すなわち、前の印刷ジョブのインキ膜厚分布Mcが残される。
(1)給紙を停止すると共に刷版7を用いての印刷を停止する(前の印刷ジョブを終了する)。印刷を停止すると、胴抜きが行われてゴム胴9が版胴8および圧胴10から離れると共に、インキ着けローラ6−1〜6−4が脱とされ、水着ローラ12が脱とされ、版胴8から離れる(図3参照)。この場合、インキローラ群6には、図10(a)に示すように、刷版7の絵柄に応じたインキ膜厚分布Mcが残される。すなわち、前の印刷ジョブのインキ膜厚分布Mcが残される。
印刷ジョブを切り替える場合、オペレータは印刷停止スイッチ107をオンとする。すると、CPU101は、印刷停止スイッチ107がオンとされたことを確認し(図12:ステップS101のYES)、給紙装置124に給紙停止指令を出力し、印刷機への給紙を停止させるとともに(ステップS102)、胴抜き指令、インキ着ローラの脱指令、水着ローラの脱指令を印刷ユニット125に出力する(ステップS103、S104、S105)。
CPU101は、メモリM1中のカウント値Nを1とし(ステップS107)、メモリM1からカウント値Nを読み出し(図13:ステップS108)、メモリM2のN番目のアドレス位置の絵柄面積率(前の印刷ジョブで使用した刷版7のN番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率)を読み込み、メモリM3のN番目のアドレス位置に前の印刷ジョブのN番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率として書き込む(ステップS109)。
次に、CPU101は、入力装置104より入力された刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率をメモリM2に格納する。なお、この実施の形態において、刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率の測定には、本出願人による特許文献5や特許文献6に示されているような「絵柄面積率測定装置」を用い、この「絵柄面積率測定装置」を用いて測定した絵柄面積率を可搬型のメモリに書き込み、この絵柄面積率が書き込まれた可搬型のメモリを入力装置104にセットすることによって、刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率の入力を行う。なお、CPU101と「絵柄面積率測定装置」とをオンラインで結び、「絵柄面積率測定装置」から直接、刷版7’のインキツボキー4−1〜4−nに対応する範囲の絵柄面積率を取り込むようにしてもよい。
一方、オペレータは、印刷機が停止され、インキ着ローラ6−1〜6−4および水着ローラ12が脱とされている状態で(図7(a),図10(a))、版胴8に装着されている刷版7を次の印刷ジョブの刷版7’に交換するとともにゴム胴9の洗浄を行う(図7(b),図10(b))。
CPU101は、印刷ジョブ切替開始スイッチ108がオンとされると(ステップS120のYES)、メモリM5中のカウント値Mを0とし(ステップS121)、メモリM1中のカウント値Nを1とし(図15:ステップS122)、メモリM1中のカウント値Nを読み出し(ステップS123)、メモリM3のN番目のアドレス位置より前の印刷ジョブのN番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率SNaを読み出す(ステップS124)。また、メモリM2のN番目のアドレス位置より次の印刷ジョブのN番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率SNbを読み出す(ステップS125)。
CPU101は、カウント値Mがインキツボキーの個数用判断基準値nth以上でない場合(ステップS135のNO)、前述したパターン1(リムービング有りパターン)の特有の動作(図7(c)〜(f))に入る。例えば、インキツボキーの総数nを30とした場合、インキツボキーの個数用判断基準値nthを28とし、カウント値Mが28以上でなければ、パターン1の特有の動作に入る。
この場合、CPU101は、インキ呼び出し装置115に動作停止信号を出力し(図23:ステップS179)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を停止させる。そして、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ117に分割信号を出力し(ステップS180)、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに分割させる(図3参照)。
次に、CPU101は、メモリM11からプレインキング時の回転速度Vprを読み出し(ステップS181)、原動モータドライバ110にD/A変換器112を介してプレインキング時の回転速度Vprを出力する(ステップS182)。これにより、印刷機が回転し始め、その速度がプレインキング時の回転速度Vprまで上昇する。
次に、CPU101は、メモリM1中のカウント値Nを1とし(ステップS190)、メモリM1からカウント値Nを読み出し(ステップS191)、メモリM2のN番目のインキツボキー用のアドレス位置より、次の印刷ジョブのN番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率SNbを読み出す(ステップS192)。
次に、CPU101は、メモリM1中のカウント値Nを1とし(図26:ステップS199)、メモリM1からカウント値Nを読み出し(ステップS200)、N番目のインキツボキー制御装置300からのインキツボキーの開き量の設定完了信号の有無を確認する(ステップS201)。
次に、CPU101は、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ117に連結信号を出力し(ステップS206)、上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとを連結し、1つのインキローラ群6に戻す(図7(e))。
次に、CPU101は、メモリM12に格納されているインキツボローラの回転量を読み出し(ステップS207)、その読み出したインキツボローラの回転量をインキツボローラ制御装置200に送信する(図27:ステップS208)。 そして、インキツボローラ制御装置200からのインキツボローラの回転量受信完了信号を受けて(ステップS209のYES)、インキ呼び出し装置115に動作信号を出力し(ステップS210)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を開始させる。CPU101は、このインキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を、印刷機の回転回数がメモリM18中のリムービング有りのプレインキング時の回転回数N3に達するまで続ける(ステップS211〜S215)。
そして、CPU101は、ローラ群分割・連結用エアシリンダ用バルブ117に分割信号を出力し(ステップS217)、インキローラ群6を上流側のローラ小群6Aと下流側のローラ小群6Bとに再分割させる(図3参照)。
次に、CPU101は、水着ローラの着指令、インキ着ローラの着指令、版胴とゴム胴の着指令を印刷ユニット125に出力する(ステップS218、S219、S220)。すなわち、水着ローラの着指令によって、水着ローラ12を着とし、刷版7’に接した状態とする。また、インキ着ローラの着指令によって、インキ着ローラ6−1〜6−4を着とし、刷版7’に接した状態とする。また、版胴とゴム胴の着指令によって、版胴8とゴム胴9のみを着状態とする。すなわち、ゴム胴9を版胴8に対してのみ着とする。これにより、下流側のローラ小群6Bと版胴8およびゴム胴9とが着状態とされる(図7(h))。
そして、この状態で、CPU101は、印刷機の回転回数がメモリM19中の版胴・ゴム胴プレインキング時の回転回数N4に達するまで、印刷機を回転させる(ステップS221(図28)〜S225(図29))。
〔インキローラ群の連結〕
CPU101は、印刷機の回転回数カウント用カウンタ114のカウント値が版胴・ゴム胴プレインキング時の回転回数N4に達すると(ステップS225のYES)、インキ呼び出し装置115に動作信号を出力し(ステップS226)、インキ呼び出しローラ5の呼び出し動作を開始させる。
そして、CPU101は、メモリM20から印刷速度Vpを読み出し(ステップS228)、原動モータドライバ110にD/A変換器112を介して印刷速度の回転指令を出力し(ステップS229)、印刷機の速度を印刷速度Vpとする。また、給紙装置124に給紙指令を出力し(ステップS230)、印刷機への給紙を開始する。また、胴入れ指令(圧胴とゴム胴の着指令)を印刷ユニット125に出力し(ステップS231)、ゴム胴9を圧胴10に対しても着状態とする。すなわち、版胴8、ゴム胴9および圧胴10間を接触させた胴入れ状態とする(図2参照)。これにより、刷版7’を使用しての次の印刷ジョブの印刷が開始される。
CPU101は、カウント値Mがインキツボキーの個数用判断基準値nth以上であった場合(図16:ステップS135のYES)、前述したパターン2(リムービング無しパターン)の特有の動作(図10(c))に入る。例えば、インキツボキーの総数nを30とした場合、インキツボキーの個数用判断基準値nthを28とし、カウント値Mが28以上であれば、パターン2の特有の動作に入る。
CPU101は、メモリM1中のカウント値Nを1とし(図17:ステップS136)、メモリM1からカウント値Nを読み出し(ステップS137)、メモリM6のN番目のアドレス位置より、N番目のインキツボキーの絵柄面積率差ΔSNを読み出す(ステップS138)。
次に、CPU101は、メモリM1中のカウント値Nを1とし(図18:ステップS145)、メモリM1からカウント値Nを読み出し(ステップS146)、N番目のインキツボキー制御装置300からのインキツボキーの開き量の設定完了信号の有無を確認する(ステップS147)。
次に、CPU101は、メモリM11からプレインキング時の回転速度Vprを読み出し(図19:ステップS152)、原動モータドライバ110にD/A変換器112を介してプレインキング時の回転速度Vprを出力する(ステップS153)。これにより、印刷機が回転し始め、その速度がプレインキング時の回転速度Vprまで上昇する。
次に、CPU101は、メモリM1中のカウント値Nを1とし(ステップS164)、メモリM1からカウント値Nを読み出し(図21:ステップS165)、メモリM2のN番目のインキツボキー用のアドレス位置より、次の印刷ジョブのN番目のインキツボキーに対応する範囲の絵柄面積率SNbを読み出す(ステップS166)。
次に、CPU101は、メモリM1中のカウント値Nを1とし(図22:ステップS173)、メモリM1からカウント値Nを読み出し(ステップS174)、N番目のインキツボキー制御装置300からのインキツボキーの開き量の設定完了信号の有無を確認する(ステップS175)。
実施の形態1では、インキツボキーに対応する範囲の刷版の絵柄に応じたインキの供給量を示す指標値を刷版の絵柄面積率とするようにしたが、実施の形態2では刷版の絵柄に応じたインキツボキーの開き量とする。
図49にインキツボローラ制御装置200の内部構成の概略を示す。インキツボローラ制御装置200は、CPU201、RAM202、ROM203、インキツボローラ駆動用モータ204、インキツボローラ駆動用モータドライバ205、インキツボローラ駆動用モータ用ロータリーエンコーダ206、入出力インターフェイス(I/O,I/F)207,208、メモリ209,210を備えており、インターフェイス207を介して印刷ジョブ切替制御装置100と接続されている。メモリ209には受信したインキツボローラの回転量が記憶される。メモリ210には目標とするインキツボローラの回転量が記憶される。
図51にインキツボキー制御装置300(300−1〜300−n)の内部構成の概略を示す。インキツボキー制御装置300は、CPU301、RAM302、ROM303、インキツボキー駆動用モータ304、インキツボキー駆動用モータドライバ305、インキツボキー駆動用モータ用ロータリーエンコーダ306、カウンタ307、入出力インターフェイス(I/O,I/F)308,309、メモリ310〜313を備えており、インターフェイス308を介して印刷ジョブ切替制御装置100と接続されている。メモリ310には受信したインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ311には目標とするインキツボキーの開き量が記憶される。メモリ312にはカウンタ307のカウント値が記憶される。メモリ313には現在のインキツボキーの開き量が記憶される。
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
Claims (18)
- インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ呼び出しローラの呼び出し動作によりインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装置におけるインキローラ群に、次の印刷ジョブの印刷で使用する刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ供給方法において、
前記各インキツボキーに対応する範囲の次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキの供給量を示す指標値から前記各インキツボキーに対応する範囲の前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキの供給量を示す指標値を減算した値を各インキツボキーの指標値差として求める指標値差演算ステップと、
前記指標値差演算ステップによって求められたインキツボキーの指標値差が正方向に所定値以上である前記インキツボキーの数をカウントするカウントステップと、
前記カウントステップによってカウントされたインキツボキーの数が所定数以上であった場合、前記各インキツボキーの開き量を前記各インキツボキーの指標値差に応じた開き量に設定するリムービング無し時の開量設定ステップと、
前記リムービング無し時の開量設定ステップによって前記各インキツボキーの開き量が前記各インキツボキーの指標値差に応じた開き量に設定された状態で前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記インキローラ群に形成されている前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布に、前記各インキツボキーの指標値差に応じたインキ膜厚分布を直接重畳するインキ膜厚分布重畳ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ膜厚分布重畳ステップは、
前記インキローラ群に形成されている前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布に前記各インキツボキーの指標値差に応じたインキ膜厚分布を直接重畳した後、前記各インキツボキーの開き量を次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値に設定する
ことを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1又は2に記載されたインキ供給方法において、
前記カウントステップによってカウントされたインキツボキーの数が所定数以上でなかった場合、前記インキローラ群を複数のローラ小群に分割するリムービング有り時のローラ群分割ステップと、
前記リムービング有り時のローラ群分割ステップによって分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキをインキ掻き取り部材で掻き取って除去するインキ除去ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項3に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ除去ステップによって前記一部のローラ小群内のインキが除去された後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群連結ステップと、
前記各インキツボキーの開き量を次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値に設定する印刷開始時の開量設定ステップと、
前記ローラ群連結ステップによって前記インキローラ群が1つのインキローラ群に戻された状態で、前記印刷開始時の開量設定ステップによって前記各インキツボキーの開き量が次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記1つに戻されたインキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布形成ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項2に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ膜厚分布重畳ステップによって前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布に各インキツボキーの指標値差に応じたインキ膜厚分布が直接重畳されているインキローラ群を複数のローラ小群に分割する印刷開始時のローラ群分割ステップと、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にする着ステップと、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割され、前記着ステップによって着状態とされている版胴およびローラ小群を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版に供給するインキ供給ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項4に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ膜厚分布形成ステップによって次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が形成されているインキローラ群を複数のローラ小群に分割する印刷開始時のローラ群分割ステップと、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にする着ステップと、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割され、前記着ステップによって着状態とされている版胴およびローラ小群を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版に供給するインキ供給ステップと
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項5又は6に記載されたインキ供給方法において、
前記着ステップは、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にするとともに、当該版胴とこの版胴に装着されている刷版に供給されたインキを被印刷体に転写するためのゴム胴とを着状態にし、
前記インキ供給ステップは、
前記印刷開始時のローラ群分割ステップによって分割され、前記着ステップによって着状態とされている版胴およびローラ小群ならびにゴム胴を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版および前記ゴム胴に供給する
ことを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項5〜7の何れか1項に記載されたインキ供給方法において、
前記インキ供給ステップによるインキの供給後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻して、前記版胴に装着されている刷版を使用しての次の印刷ジョブの印刷を開始する印刷開始ステップ
を備えることを特徴とするインキ供給方法。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載されたインキ供給方法において、
前記インキツボキーに対応する範囲の刷版の絵柄に応じたインキの供給量を示す指標値は、前記インキツボキーに対応する範囲の刷版の絵柄面積率である、又は前記インキツボキーに対応する範囲の刷版の絵柄に応じたインキツボキーの開き量である
ことを特徴とするインキ供給方法。 - インキツボキーを複数備え、これらインキツボキーの開き量の調整によってインキツボ内よりインキツボローラに供給されるインキの量を調整し、このインキツボローラに供給されたインキをインキ呼び出しローラの呼び出し動作によりインキローラ群を介して刷版へ供給するインキ供給装置におけるインキローラ群に、次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ供給装置において、
前記各インキツボキーに対応する範囲の次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキの供給量を示す指標値から前記各インキツボキーに対応する範囲の前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキの供給量を示す指標値を減算した値を各インキツボキーの指標値差として求める指標値差演算手段と、
前記指標値差演算手段によって求められたインキツボキーの指標値差が正方向に所定値以上である前記インキツボキーの数をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によってカウントされたインキツボキーの数が所定数以上であった場合、前記各インキツボキーの開き量を前記各インキツボキーの指標値差に応じた開き量に設定するリムービング無し時の開量設定手段と、
前記リムービング無し時の開量設定手段によって前記各インキツボキーの開き量が前記各インキツボキーの指標値差に応じた開き量に設定された状態で前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記インキローラ群に形成されている前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布に、前記各インキツボキーの指標値差に応じたインキ膜厚分布を直接重畳するインキ膜厚分布重畳手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項10に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ膜厚分布重畳手段は、
前記インキローラ群に形成されている前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布に前記各インキツボキーの指標値差に応じたインキ膜厚分布を直接重畳した後、前記各インキツボキーの開き量を次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値に設定する
ことを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項10又は11に記載されたインキ供給装置において、
前記カウント手段によってカウントされたインキツボキーの数が所定数以上でなかった場合、前記インキローラ群を複数のローラ小群に分割するリムービング有り時のローラ群分割手段と、
前記リムービング有り時のローラ群分割手段によって分割された複数のローラ小群のうちの一部のローラ小群内のインキをインキ掻き取り部材で掻き取って除去するインキ除去手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項12に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ除去手段によって前記一部のローラ小群内のインキが除去された後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻すローラ群連結手段と、
前記各インキツボキーの開き量を次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値に設定する印刷開始時の開量設定手段と、
前記ローラ群連結手段によって前記インキローラ群が1つのインキローラ群に戻された状態で、前記印刷開始時の開量設定手段によって前記各インキツボキーの開き量が次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じた値に設定された状態で、前記インキ呼び出しローラの呼び出し動作を所定回数行い、前記1つに戻されたインキローラ群に次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布を形成するインキ膜厚分布形成手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項11に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ膜厚分布重畳手段によって前の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布に各インキツボキーの指標値差に応じたインキ膜厚分布が直接重畳されているインキローラ群を複数のローラ小群に分割する印刷開始時のローラ群分割手段と、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にする着手段と、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割され、前記着手段によって着状態とされている版胴およびローラ小群を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版に供給するインキ供給手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項13に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ膜厚分布形成手段によって次の印刷ジョブの刷版の絵柄に応じたインキ膜厚分布が形成されているインキローラ群を複数のローラ小群に分割する印刷開始時のローラ群分割手段と、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にする着手段と、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割され、前記着手段によって着状態とされている版胴およびローラ小群を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版に供給するインキ供給手段と
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項14又は15に記載されたインキ供給装置において、
前記着手段は、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割された後もしくは分割される前に、前記複数のローラ小群のうちの少なくとも最も下流側のローラ小群と次の印刷ジョブで使用する刷版が装着されている前記版胴とを着状態にするとともに、当該版胴とこの版胴に装着されている刷版に供給されたインキを被印刷体に転写するためのゴム胴とを着状態にし、
前記インキ供給手段は、
前記印刷開始時のローラ群分割手段によって分割され、前記着手段によって着状態とされている版胴およびローラ小群ならびにゴム胴を所定回転数回転させて、そのローラ小群内のインキを前記版胴に装着されている刷版および前記ゴム胴に供給する
ことを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項14〜16の何れか1項に記載されたインキ供給装置において、
前記インキ供給手段によるインキの供給後、前記分割されている複数のローラ小群を連結して1つのインキローラ群に戻して、前記版胴に装着されている刷版を使用しての次の印刷ジョブの印刷を開始する印刷開始手段
を備えることを特徴とするインキ供給装置。 - 請求項10〜17の何れか1項に記載されたインキ供給装置において、
前記インキツボキーに対応する範囲の刷版の絵柄に応じたインキの供給量を示す指標値は、前記インキツボキーに対応する範囲の刷版の絵柄面積率である、又は前記インキツボキーに対応する範囲の刷版の絵柄に応じたインキツボキーの開き量である
ことを特徴とするインキ供給装置。
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