JPH054329A - オフセツト印刷機のインキ予備調量方法 - Google Patents
オフセツト印刷機のインキ予備調量方法Info
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- JPH054329A JPH054329A JP3205341A JP20534191A JPH054329A JP H054329 A JPH054329 A JP H054329A JP 3205341 A JP3205341 A JP 3205341A JP 20534191 A JP20534191 A JP 20534191A JP H054329 A JPH054329 A JP H054329A
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Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフセット印刷において、インキの最終目標
濃度に短時間で達することのできるインキ予備調量方法
を得る。 【構成】 直前の印刷作業終了時のインキ膜厚を制御し
た数値と次の印刷作業の区域毎のインキ膜厚制御用数値
を比較し、両者の数値の大小を判別し、前者より後者値
が大きい場合後者の値をより大きな値で、後者の値が前
者より小さい場合後者の値をより小さな値で区域毎の数
値を設定して膜厚を制御する。 【効果】 準備時間を短縮すると共に、損紙を減少する
ことができる。
濃度に短時間で達することのできるインキ予備調量方法
を得る。 【構成】 直前の印刷作業終了時のインキ膜厚を制御し
た数値と次の印刷作業の区域毎のインキ膜厚制御用数値
を比較し、両者の数値の大小を判別し、前者より後者値
が大きい場合後者の値をより大きな値で、後者の値が前
者より小さい場合後者の値をより小さな値で区域毎の数
値を設定して膜厚を制御する。 【効果】 準備時間を短縮すると共に、損紙を減少する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオフセット印刷機におい
て印刷物を印刷する作業において、前印刷作業終了後、
次の異なる印刷物を印刷するのに必要なインキ量を短時
間に達成するためのインキ供給量の調整、制御方法に関
するものである。
て印刷物を印刷する作業において、前印刷作業終了後、
次の異なる印刷物を印刷するのに必要なインキ量を短時
間に達成するためのインキ供給量の調整、制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】多色刷りによって1回に印刷を完了させ
てしまう多色印刷において、色数及び各色を各印刷ユニ
ットに固定して使用する印刷方法は非常に生産性が高い
ので、近年印刷会社では一般的となっている。印刷作業
を終了した作業者は次の印刷物の版または校正見本をみ
て手動にてインキ調量装置を調整するか、版表面を光学
的手段によって走査して得られる絵柄情報を印刷機に取
り込みインキ量の設定をする。後者はインキプリセット
装置として知られている方法でありインキ壺に配置され
ているインキ膜の厚さを設定するインキ調量装置の開度
を調整する。このようにこれから印刷しようとする印刷
物に関連した版または校正見本から得た情報に基き現印
刷中の最終目標濃度を得るための調整方法、修正制御方
法は知られているが、現印刷をする前の印刷のインキデ
−タを考慮して調整し、インキ予備調量設定後印刷を始
めるものはなかった。
てしまう多色印刷において、色数及び各色を各印刷ユニ
ットに固定して使用する印刷方法は非常に生産性が高い
ので、近年印刷会社では一般的となっている。印刷作業
を終了した作業者は次の印刷物の版または校正見本をみ
て手動にてインキ調量装置を調整するか、版表面を光学
的手段によって走査して得られる絵柄情報を印刷機に取
り込みインキ量の設定をする。後者はインキプリセット
装置として知られている方法でありインキ壺に配置され
ているインキ膜の厚さを設定するインキ調量装置の開度
を調整する。このようにこれから印刷しようとする印刷
物に関連した版または校正見本から得た情報に基き現印
刷中の最終目標濃度を得るための調整方法、修正制御方
法は知られているが、現印刷をする前の印刷のインキデ
−タを考慮して調整し、インキ予備調量設定後印刷を始
めるものはなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし次の印刷に必要
なインキ量を決めるインキブレ−ド開度を制御してか
ら、印刷面の印刷濃度が目標とする品質の状態となるま
では相当の時間を要する。その大きな原因は前の印刷で
調整されたインキが印刷機上に残存していることによ
る。多色印刷機では一般的に印刷ユニットに対して色を
固定して使用するのでインキロ−ラ−を完全に洗浄する
ことなく次の印刷を始める場合が多い。したがって、前
のインキがロ−ラ−群に残っている。前の印刷と次の印
刷において印刷幅に対するインキ調量の大きさが大きく
相違する場合、所望の印刷濃度に達するまでに多くの時
間がかかり、その間に大量の不良印刷、ヤレを生じ不経
済となる問題を起こしていた。本発明は設定した所望の
濃度に達する迄の時間を出来る限り短くし不良印刷、ヤ
レの発生を少なくすることを目的とする。
なインキ量を決めるインキブレ−ド開度を制御してか
ら、印刷面の印刷濃度が目標とする品質の状態となるま
では相当の時間を要する。その大きな原因は前の印刷で
調整されたインキが印刷機上に残存していることによ
る。多色印刷機では一般的に印刷ユニットに対して色を
固定して使用するのでインキロ−ラ−を完全に洗浄する
ことなく次の印刷を始める場合が多い。したがって、前
のインキがロ−ラ−群に残っている。前の印刷と次の印
刷において印刷幅に対するインキ調量の大きさが大きく
相違する場合、所望の印刷濃度に達するまでに多くの時
間がかかり、その間に大量の不良印刷、ヤレを生じ不経
済となる問題を起こしていた。本発明は設定した所望の
濃度に達する迄の時間を出来る限り短くし不良印刷、ヤ
レの発生を少なくすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の従来の問題点は現
在調整中、印刷中のインキ量をどう修正するか、調整す
るかだけをを考えていた点にあり、印刷作業済みの前の
印刷による印刷機上における残量インキ量の分布状態を
なんら考慮していないことにある。本発明は各色毎の印
刷ユニットを備え、この印刷ユニットに設けたインキ出
しロ−ラ−のインキ膜の厚さを区域毎に調節、制御する
インキ調量装置を備えた印刷機械において、制御部の演
算、記憶手段により直前の印刷作業終了時のインキ膜厚
を制御した数値を記憶する手段と、次の印刷作業の区域
毎のプリセット数値を記憶する手段と、または前もって
記憶された数値を記憶し、取り出す手段と、或いはこれ
から印刷しようとする印刷作業に使用する印刷版におけ
る又は刷見本における数値を入力する手段と、上記直前
の印刷作業終了時のインキ膜厚を制御した数値とこれか
らしようとする次の印刷作業の数値とを比較し、または
条件を加味して演算し記憶する手段等を備えた制御部に
よりインキ膜厚を制御する方法であって、オフセット印
刷機のインキ壺の調量機構とインキ出しロ−ラ−の表面
との間の間隔を変えることによってインキ出しロ−ラ−
のインキ膜の厚さを区域毎に調節するインキ調量方法に
おいて、前印刷作業終了時のインキ膜厚を制御した数値
と次の印刷作業の区域毎のインキ膜厚制御用数値を比較
演算し、両者の数値を大小判別し、前者より後者の値が
大きい場合後者の値をより大きく、後者の値が前者の値
より小さい場合後者の値をより小さく数値を設定して膜
厚を制御して一定量印刷運転後、次の本印刷作業におけ
る目標入力値でインキ壺調量機構を制御することを特徴
とする。
在調整中、印刷中のインキ量をどう修正するか、調整す
るかだけをを考えていた点にあり、印刷作業済みの前の
印刷による印刷機上における残量インキ量の分布状態を
なんら考慮していないことにある。本発明は各色毎の印
刷ユニットを備え、この印刷ユニットに設けたインキ出
しロ−ラ−のインキ膜の厚さを区域毎に調節、制御する
インキ調量装置を備えた印刷機械において、制御部の演
算、記憶手段により直前の印刷作業終了時のインキ膜厚
を制御した数値を記憶する手段と、次の印刷作業の区域
毎のプリセット数値を記憶する手段と、または前もって
記憶された数値を記憶し、取り出す手段と、或いはこれ
から印刷しようとする印刷作業に使用する印刷版におけ
る又は刷見本における数値を入力する手段と、上記直前
の印刷作業終了時のインキ膜厚を制御した数値とこれか
らしようとする次の印刷作業の数値とを比較し、または
条件を加味して演算し記憶する手段等を備えた制御部に
よりインキ膜厚を制御する方法であって、オフセット印
刷機のインキ壺の調量機構とインキ出しロ−ラ−の表面
との間の間隔を変えることによってインキ出しロ−ラ−
のインキ膜の厚さを区域毎に調節するインキ調量方法に
おいて、前印刷作業終了時のインキ膜厚を制御した数値
と次の印刷作業の区域毎のインキ膜厚制御用数値を比較
演算し、両者の数値を大小判別し、前者より後者の値が
大きい場合後者の値をより大きく、後者の値が前者の値
より小さい場合後者の値をより小さく数値を設定して膜
厚を制御して一定量印刷運転後、次の本印刷作業におけ
る目標入力値でインキ壺調量機構を制御することを特徴
とする。
【0005】又は、前もって設定した差の大きさに応じ
た設定量の増減値を後者の値に付加して区域毎の数値を
設定して膜厚を制御して一定量印刷運転後次の本印刷作
業における目標入力値でインキ壺の調量機構を制御する
ことを特徴とする。或いは、前もって設定した両者の差
の大きさに応じた設定量の増減値を後者の値に付加し区
域毎の数値を設定して印刷運転を開始し、印刷量に応じ
て順次この増減値を小さくして予め設定した印刷量に達
したとき次の本印刷作業における目標入力値に達するよ
うにインキ壺の調量機構を制御することを特徴とする。
さらには、後者の数値から前者の数値を減じた数値が正
の場合この数値を次の本印刷作業数値に加算し、反対に
負の場合この数値を減じ、この増減した数値でインキ壺
の調量機構を制御し、かつ印刷量を設定して印刷運転を
開始し、設定印刷量に達するまでこの増減値の絶対値を
ある割合で小さくしてゆき、設定印刷量に達した時前も
って記憶した次の本印刷作業における目標入力値に一致
するようにインキ壺の調量機構を制御することを特徴と
する。
た設定量の増減値を後者の値に付加して区域毎の数値を
設定して膜厚を制御して一定量印刷運転後次の本印刷作
業における目標入力値でインキ壺の調量機構を制御する
ことを特徴とする。或いは、前もって設定した両者の差
の大きさに応じた設定量の増減値を後者の値に付加し区
域毎の数値を設定して印刷運転を開始し、印刷量に応じ
て順次この増減値を小さくして予め設定した印刷量に達
したとき次の本印刷作業における目標入力値に達するよ
うにインキ壺の調量機構を制御することを特徴とする。
さらには、後者の数値から前者の数値を減じた数値が正
の場合この数値を次の本印刷作業数値に加算し、反対に
負の場合この数値を減じ、この増減した数値でインキ壺
の調量機構を制御し、かつ印刷量を設定して印刷運転を
開始し、設定印刷量に達するまでこの増減値の絶対値を
ある割合で小さくしてゆき、設定印刷量に達した時前も
って記憶した次の本印刷作業における目標入力値に一致
するようにインキ壺の調量機構を制御することを特徴と
する。
【0006】
【作用】作業終了時の印刷機上の残存インキ量を考慮し
て次に行う作業に理論的必要インキ量を増減し予備調量
してテスト印刷運転後、区域分割ブレ−ド開度量を制御
目標値とすることにより、結果的に所望の印刷濃度へ達
するまでの所要時間が短縮される。
て次に行う作業に理論的必要インキ量を増減し予備調量
してテスト印刷運転後、区域分割ブレ−ド開度量を制御
目標値とすることにより、結果的に所望の印刷濃度へ達
するまでの所要時間が短縮される。
【0007】
【実施例】図1は本発明を実施する装置の外観を概略的
に示す図、図2は本発明を実施する装置の一例を示すブ
ロック図、図3は印刷機のインキ壺の側面断面図、図4
はインキ壺の平面図、図5は図3及び図4に適用したイ
ンキ遠隔調量装置の操作部、表示部の一例を示す図、図
6は本発明に於ける表示部の表示状態の一例を示す図で
ある。図1に示す装置は、本発明における全体の制御、
調整をするインキ遠隔調量装置(1)、刷版絵柄面積率
読み取り装置(2)、印刷ユニット(3)を示してお
り、絵柄面積率読み取り装置(3)は次に作業する印刷
版(21b)の絵柄デ−タを測定し、そのデ−タは直接
にまたは磁気カ−ド、磁気テ−プ、フロッピイ−ディス
などの媒体により間接的にインキ遠隔調量装置の入力部
へ与えられる。印刷ユニット(3)は1つしか示してい
ないが、多色機の場合同じものが色数だけ配置されてい
る。又印刷機に必要な給紙部及び排紙部の図示は省略し
てある。インキ壺ユニット(12)はインキ量を調量す
る駆動装置を内蔵している。調量されたインキはインキ
元ロ−ラ−(13)を経てインキロ−ラ−ユニット(1
0)へ送られ版胴(PS)の円周面に巻き付けられてい
る版(21a)の絵柄部分に供給される。版(21a)
は印刷終了直後のものを示している。絵柄はゴム胴(B
L)を介して圧胴(IN)上の印刷紙に転写される。
に示す図、図2は本発明を実施する装置の一例を示すブ
ロック図、図3は印刷機のインキ壺の側面断面図、図4
はインキ壺の平面図、図5は図3及び図4に適用したイ
ンキ遠隔調量装置の操作部、表示部の一例を示す図、図
6は本発明に於ける表示部の表示状態の一例を示す図で
ある。図1に示す装置は、本発明における全体の制御、
調整をするインキ遠隔調量装置(1)、刷版絵柄面積率
読み取り装置(2)、印刷ユニット(3)を示してお
り、絵柄面積率読み取り装置(3)は次に作業する印刷
版(21b)の絵柄デ−タを測定し、そのデ−タは直接
にまたは磁気カ−ド、磁気テ−プ、フロッピイ−ディス
などの媒体により間接的にインキ遠隔調量装置の入力部
へ与えられる。印刷ユニット(3)は1つしか示してい
ないが、多色機の場合同じものが色数だけ配置されてい
る。又印刷機に必要な給紙部及び排紙部の図示は省略し
てある。インキ壺ユニット(12)はインキ量を調量す
る駆動装置を内蔵している。調量されたインキはインキ
元ロ−ラ−(13)を経てインキロ−ラ−ユニット(1
0)へ送られ版胴(PS)の円周面に巻き付けられてい
る版(21a)の絵柄部分に供給される。版(21a)
は印刷終了直後のものを示している。絵柄はゴム胴(B
L)を介して圧胴(IN)上の印刷紙に転写される。
【0008】図2はインキ遠隔装置及び周辺装置をブロ
ック図として示したもので次のものより構成されてい
る。制御、演算、調整を全体的に司る主制御装置CPU
(4)、制御デ−タを格納する記憶部(5)、(5
a)、(5b)、絵柄面積率測定装置(2)より得られ
る版の測定結果デ−タを受け入れCPUへ転送する入力
部(11)、測定デ−タもしくは操作部(9)の調整量
に応じて印刷ユニットのインキ壺(12)上に載置され
ている各インキ領域に対応するスライダ−を調整するス
ライダ−モ−タ−(14)を動かす駆動部(6)、調整
量を検出するポテンショメ−タ−(16)、この量をフ
ィ−ドバックしてCPU部へ伝えるA/D変換器
(7)、この調整量及び前の印刷作業の調整結果を選択
された1印刷ユニット分表示する表示部(8)、選択さ
れた印刷ユニットの各インキ調整装置を所望量増減する
操作スイッチを備えた操作部(9)、印刷機の印刷枚数
を検出するセンサ−(16a)より成っている。
ック図として示したもので次のものより構成されてい
る。制御、演算、調整を全体的に司る主制御装置CPU
(4)、制御デ−タを格納する記憶部(5)、(5
a)、(5b)、絵柄面積率測定装置(2)より得られ
る版の測定結果デ−タを受け入れCPUへ転送する入力
部(11)、測定デ−タもしくは操作部(9)の調整量
に応じて印刷ユニットのインキ壺(12)上に載置され
ている各インキ領域に対応するスライダ−を調整するス
ライダ−モ−タ−(14)を動かす駆動部(6)、調整
量を検出するポテンショメ−タ−(16)、この量をフ
ィ−ドバックしてCPU部へ伝えるA/D変換器
(7)、この調整量及び前の印刷作業の調整結果を選択
された1印刷ユニット分表示する表示部(8)、選択さ
れた印刷ユニットの各インキ調整装置を所望量増減する
操作スイッチを備えた操作部(9)、印刷機の印刷枚数
を検出するセンサ−(16a)より成っている。
【0009】図3はインキ調量装置の側面断面図でイン
キ壺(12)、図示しないモ−タ−で回転させられる元
ロ−ラ−(13)との間にインキが貯められている。C
PU(4)で与えられた駆動量は駆動部(6)に出力し
スライダ−モ−タ−(14)を必要な方向に回転させ
る。(15)は微小手動調整ネジである。回転はギヤ減
速装置(17)を介して調量部材(18)に伝えられ前
後移動に変換される。連結スピンドル(18a)にてこ
の動きは各インキ領域におけるインキ元ロ−ラ−との間
隙を決める調量機構、即ちスライダ−ブレ−ド(19)
に伝えられる。このスキマの大小によりインキ量が決定
される。CPU制御部へはポテンショメ−タ−(16)
により常に検出量がフィ−ドバックされ絵柄面積率測定
装置(通称スキャナ−)、操作部スイッチによる操作量
または予め記憶された記憶部(4)、(5)のデ−タに
対応して制御される。
キ壺(12)、図示しないモ−タ−で回転させられる元
ロ−ラ−(13)との間にインキが貯められている。C
PU(4)で与えられた駆動量は駆動部(6)に出力し
スライダ−モ−タ−(14)を必要な方向に回転させ
る。(15)は微小手動調整ネジである。回転はギヤ減
速装置(17)を介して調量部材(18)に伝えられ前
後移動に変換される。連結スピンドル(18a)にてこ
の動きは各インキ領域におけるインキ元ロ−ラ−との間
隙を決める調量機構、即ちスライダ−ブレ−ド(19)
に伝えられる。このスキマの大小によりインキ量が決定
される。CPU制御部へはポテンショメ−タ−(16)
により常に検出量がフィ−ドバックされ絵柄面積率測定
装置(通称スキャナ−)、操作部スイッチによる操作量
または予め記憶された記憶部(4)、(5)のデ−タに
対応して制御される。
【0010】図4はインキ調量装置の平面図で一部を示
したもので、各関係構成要素の番号は図3と同じであ
る。このスライダ−ブレ−ド駆動装置は印刷機の印刷有
効幅に応じて1ユニット当り30〜40備えられてい
る。図5はインキ遠隔調量装置(通称インキリモコン)
(1)の表示部、操作部を示したものである。印刷ユニ
ット選択スイッチ(28)の番号を押すことにより該当
印刷ユニットの表示がなされ操作が出来る。(29)は
印刷サンプルを置く色見台である。紙サイズの原寸に応
じてスライドユニットの番号(30)(第7図参照)が
記され対応する表示部、各スイッチが縦に配置されてい
る。(31)は本発明の制御方法の使用の有無を選択す
るスイッチである。印刷作業の前後で絵柄にあまり差が
ないばあいこのスイッチを切れば従来の使用方法で調整
できる。(32)はこの制御方法を用いる場合の印刷設
定枚数を手動にて入れる枚数入力スイッチで、(33)
はインキ調量装置をスタ−トさせるものである。インキ
スライダ−の移動量、言い替えれば元ロ−ラ−とスライ
ダ−ブレ−ドとのスキマが棒グラフ状のLEDの点灯
(27)として見ることが出来る。隙間の大きさに応じ
て下から順に点灯個数が増減しスキマ零では無点灯、最
大スキマでは全ての発光ダイオ−ドが点灯する。この量
はまた(25)の2桁LED数字でも読み取ることが出
来る。この値は図2の記憶部(5a)より与えられる。
最大スキマは100%に対応して”99”、零スキマ
は”00”と表示する。同じ表示の(26)の数字は直
前の作業のインキ壺の状態を示すものである。この値は
図2の記憶部(5)より与えられる。
したもので、各関係構成要素の番号は図3と同じであ
る。このスライダ−ブレ−ド駆動装置は印刷機の印刷有
効幅に応じて1ユニット当り30〜40備えられてい
る。図5はインキ遠隔調量装置(通称インキリモコン)
(1)の表示部、操作部を示したものである。印刷ユニ
ット選択スイッチ(28)の番号を押すことにより該当
印刷ユニットの表示がなされ操作が出来る。(29)は
印刷サンプルを置く色見台である。紙サイズの原寸に応
じてスライドユニットの番号(30)(第7図参照)が
記され対応する表示部、各スイッチが縦に配置されてい
る。(31)は本発明の制御方法の使用の有無を選択す
るスイッチである。印刷作業の前後で絵柄にあまり差が
ないばあいこのスイッチを切れば従来の使用方法で調整
できる。(32)はこの制御方法を用いる場合の印刷設
定枚数を手動にて入れる枚数入力スイッチで、(33)
はインキ調量装置をスタ−トさせるものである。インキ
スライダ−の移動量、言い替えれば元ロ−ラ−とスライ
ダ−ブレ−ドとのスキマが棒グラフ状のLEDの点灯
(27)として見ることが出来る。隙間の大きさに応じ
て下から順に点灯個数が増減しスキマ零では無点灯、最
大スキマでは全ての発光ダイオ−ドが点灯する。この量
はまた(25)の2桁LED数字でも読み取ることが出
来る。この値は図2の記憶部(5a)より与えられる。
最大スキマは100%に対応して”99”、零スキマ
は”00”と表示する。同じ表示の(26)の数字は直
前の作業のインキ壺の状態を示すものである。この値は
図2の記憶部(5)より与えられる。
【0011】(22)、(23)、(24)は手動操作
ボタンでスキマを増加させるアップボタン(23)、減
少させるダウンボタン(24)、手動操作を可能とする
ロックボタン(22)より構成されている。図6は従来
の調量方法(プリセット)による表示を多数ある分割ス
ライダ−ブレ−ドの内a〜jまで示したものである。図
6(イ)の(25a)は前の作業の版(21a)のデ−
タ、(27a)はLEDのバ−表示である。図6(ロ)
の(25b)は次の作業の版(21b)のデ−タ、(2
7b)はLEDのバ−表示でデ−タは記憶部に格納され
ている。しかし図6にしめされるデ−タは次の作業を始
める時消されてしまう。このように従来のインキプリセ
ット制御方法では、直前の印刷ユニットのロ−ラ群上の
インキの量を全く考慮せず次の印刷の版のデ−タを直接
入力し調量制御(プリセツト)していた。
ボタンでスキマを増加させるアップボタン(23)、減
少させるダウンボタン(24)、手動操作を可能とする
ロックボタン(22)より構成されている。図6は従来
の調量方法(プリセット)による表示を多数ある分割ス
ライダ−ブレ−ドの内a〜jまで示したものである。図
6(イ)の(25a)は前の作業の版(21a)のデ−
タ、(27a)はLEDのバ−表示である。図6(ロ)
の(25b)は次の作業の版(21b)のデ−タ、(2
7b)はLEDのバ−表示でデ−タは記憶部に格納され
ている。しかし図6にしめされるデ−タは次の作業を始
める時消されてしまう。このように従来のインキプリセ
ット制御方法では、直前の印刷ユニットのロ−ラ群上の
インキの量を全く考慮せず次の印刷の版のデ−タを直接
入力し調量制御(プリセツト)していた。
【0012】図7は本発明の一実施例による作動態様を
図式的に示したもので同じくスライダ−はNo.a〜j
までである。前作業の版(21a)のデ−タは図7の記
憶部(5)に格納され、次の作業の版(21b)のデ−
タは記憶部(5a)に格納され、印刷作業の前後のデ−
タの差分をある条件により演算し次の印刷の版のデ−タ
に増減された数値、予備調量の値が記憶部(5b)に格
納される。印刷前後のデ−タは表示部(8)の(25)
にこれから印刷しようとするデ−タが2桁のLED数値
として、また(26)に前の印刷のデ−タが表示され
る。(27)は演算された予備調量の数値をLEDのバ
−表示として示したものである。この実施例におけるデ
−タの演算はインキ遠隔調量装置の制御ユニット内のC
PU(4)によっておこなう。この計算値を示したのが
表1である。この表の(D)及び(E)は計算に於ける
異なる条件によるもので(D)は差分値そのままを予備
調量値としたものであ、(E)は差分値の半分を予備調
量値としたものである。図7に示す実施例の場合には、
(D)を採用している。(D)の値が100を超えた場
合には100とし、負の値の場合には0とする。これら
の例は特許請求の範囲第1項に記載された発明の実施例
である。図8は演算によって得られた差分値を図7の実
施例とは別の条件によって次の印刷作業の値に増減した
もので、表1の(E)を採用した場合の予備調量の数値
を表示したものである。対応する番号(25)、(2
6)、(27)は図7と同じである。
図式的に示したもので同じくスライダ−はNo.a〜j
までである。前作業の版(21a)のデ−タは図7の記
憶部(5)に格納され、次の作業の版(21b)のデ−
タは記憶部(5a)に格納され、印刷作業の前後のデ−
タの差分をある条件により演算し次の印刷の版のデ−タ
に増減された数値、予備調量の値が記憶部(5b)に格
納される。印刷前後のデ−タは表示部(8)の(25)
にこれから印刷しようとするデ−タが2桁のLED数値
として、また(26)に前の印刷のデ−タが表示され
る。(27)は演算された予備調量の数値をLEDのバ
−表示として示したものである。この実施例におけるデ
−タの演算はインキ遠隔調量装置の制御ユニット内のC
PU(4)によっておこなう。この計算値を示したのが
表1である。この表の(D)及び(E)は計算に於ける
異なる条件によるもので(D)は差分値そのままを予備
調量値としたものであ、(E)は差分値の半分を予備調
量値としたものである。図7に示す実施例の場合には、
(D)を採用している。(D)の値が100を超えた場
合には100とし、負の値の場合には0とする。これら
の例は特許請求の範囲第1項に記載された発明の実施例
である。図8は演算によって得られた差分値を図7の実
施例とは別の条件によって次の印刷作業の値に増減した
もので、表1の(E)を採用した場合の予備調量の数値
を表示したものである。対応する番号(25)、(2
6)、(27)は図7と同じである。
【0013】以下本発明について詳述する。図1の印刷
機上の印刷済みの版(21a)は取り外され次の仕事の
版(21b)が版胴上に取り付けられる。(21b)の
版の絵柄データは通常前もってスキャナー(2)によっ
て測定されインキ遠隔調量装置(1)の記憶部(5)に
格納されたデータで制御される。本発明の理解を簡単に
するために本来数多くある分割スライダーブレードを1
ユニット10個として説明を進める。本実施例における
最大開度(スキマ)は100、最小スキマは零(0)で
ある。図7は本発明による一実施例による制御部(1)
の内部演算の状態及びこれによる表示部(8)の作動状
態を示したものである。作業者は印刷の完了した版(2
1a)を取り外し、次の作業の版(21b)を印刷機に
取り付ける。(21b)の版の絵柄データは作業に先立
ってスキャナー(20)により読み取られ図2の記憶部
(5)に格納される。作業者は(21a)と(21b)
の絵柄をみて本発明の制御を使うかどうか図5スイッチ
(31)で選択できる。このスイッチが押されると主制
御部のCPU(4)は現在のスライダ−の数値、換言す
ればインキロ−ラ−群上の幅方向のインキの分布の状態
を示すデ−タを記憶部(5)に格納する。予めCPUの
ROMに書き込まれた条件により比較、演算をしこの数
値は記憶部(5a)に格納される。
機上の印刷済みの版(21a)は取り外され次の仕事の
版(21b)が版胴上に取り付けられる。(21b)の
版の絵柄データは通常前もってスキャナー(2)によっ
て測定されインキ遠隔調量装置(1)の記憶部(5)に
格納されたデータで制御される。本発明の理解を簡単に
するために本来数多くある分割スライダーブレードを1
ユニット10個として説明を進める。本実施例における
最大開度(スキマ)は100、最小スキマは零(0)で
ある。図7は本発明による一実施例による制御部(1)
の内部演算の状態及びこれによる表示部(8)の作動状
態を示したものである。作業者は印刷の完了した版(2
1a)を取り外し、次の作業の版(21b)を印刷機に
取り付ける。(21b)の版の絵柄データは作業に先立
ってスキャナー(20)により読み取られ図2の記憶部
(5)に格納される。作業者は(21a)と(21b)
の絵柄をみて本発明の制御を使うかどうか図5スイッチ
(31)で選択できる。このスイッチが押されると主制
御部のCPU(4)は現在のスライダ−の数値、換言す
ればインキロ−ラ−群上の幅方向のインキの分布の状態
を示すデ−タを記憶部(5)に格納する。予めCPUの
ROMに書き込まれた条件により比較、演算をしこの数
値は記憶部(5a)に格納される。
【0014】表1にスライダー番号a〜jの数値が示さ
れている。(A)は直前の印刷作業の値、(B)は次の
作業の値である。CPUの演算部はこの前後の値の差分
値B−Aを計算し大小関係が比較される。ここで前の値
より次の値が大きい場合、すなわちB>AのときBの値
にある量付加され、反対にB<Aのときある量減じられ
る。(D)は差分値をそのまま増減した一実施例であ
る。さらに詳しく個々について説明すればスライダー
(a)の前の値は5で次の版の値は40でこの差は+3
5であるのでこの値35がBの値に付加され75とな
る。次にスライダー(b)のは差分+50をBの値にに
付加すると110となり100を越える。スライダーの
最大開度は100であるので100を越える値はCPU
が判断し100と設定する。逆にスライダー(c)の前
後の差分は−30でこの値をBより減ずると−20とな
るが零(0)スキマ以下はないので負の値は零に設定さ
れる。表1の予備調量値(D)は差分をそのまま増減す
る条件1/1による演算を示したもので( )の数値は
最大、最小を越える直接の演算結果を参考として示した
ものである。この増減量はCPU内部のROMに書き込
まれた差分量の大小による条件によって決められる。そ
してこの演算値(D)が予備調量の数値となり制御部の
記憶部(5b)に読み込まれる。このとき表示部(8)
の状態は図7の上部に示したようになる。(25)はこ
れから行う次の本印刷作業の値、(26)は直前印刷作
業の値が示される。(27)のLED棒グラフ状表示は
予備調量の数値(D)を示したものである。このように
して全スライダー、全印刷ユニットの予備調量の値が計
算され図5の押しボタン(33)により各スライダーの
プリセットが開始される。記憶部(5b)のデータは主
制御部の駆動部(6)に出力され各スライダーモーター
を設定方向に回転させ、ポテンショメーター(16)の
フィードバックされた値が記憶部の各スライダーの値と
一致したときモータは停止させられ、インキ壺のスライ
ダーの予備調量の為のセッティングは完了する。
れている。(A)は直前の印刷作業の値、(B)は次の
作業の値である。CPUの演算部はこの前後の値の差分
値B−Aを計算し大小関係が比較される。ここで前の値
より次の値が大きい場合、すなわちB>AのときBの値
にある量付加され、反対にB<Aのときある量減じられ
る。(D)は差分値をそのまま増減した一実施例であ
る。さらに詳しく個々について説明すればスライダー
(a)の前の値は5で次の版の値は40でこの差は+3
5であるのでこの値35がBの値に付加され75とな
る。次にスライダー(b)のは差分+50をBの値にに
付加すると110となり100を越える。スライダーの
最大開度は100であるので100を越える値はCPU
が判断し100と設定する。逆にスライダー(c)の前
後の差分は−30でこの値をBより減ずると−20とな
るが零(0)スキマ以下はないので負の値は零に設定さ
れる。表1の予備調量値(D)は差分をそのまま増減す
る条件1/1による演算を示したもので( )の数値は
最大、最小を越える直接の演算結果を参考として示した
ものである。この増減量はCPU内部のROMに書き込
まれた差分量の大小による条件によって決められる。そ
してこの演算値(D)が予備調量の数値となり制御部の
記憶部(5b)に読み込まれる。このとき表示部(8)
の状態は図7の上部に示したようになる。(25)はこ
れから行う次の本印刷作業の値、(26)は直前印刷作
業の値が示される。(27)のLED棒グラフ状表示は
予備調量の数値(D)を示したものである。このように
して全スライダー、全印刷ユニットの予備調量の値が計
算され図5の押しボタン(33)により各スライダーの
プリセットが開始される。記憶部(5b)のデータは主
制御部の駆動部(6)に出力され各スライダーモーター
を設定方向に回転させ、ポテンショメーター(16)の
フィードバックされた値が記憶部の各スライダーの値と
一致したときモータは停止させられ、インキ壺のスライ
ダーの予備調量の為のセッティングは完了する。
【0015】次に作業者は予備調量して印刷する紙枚数
を設定する。本発明によるこの制御によれば予備調量枚
数は絵柄の差にもよるが60枚乃至90枚である。従来
の方法に基ずいて直接に次の版絵柄デ−タによりインキ
調量して目標のインキ濃度に達するまでの枚数は概ね3
00枚前後である。(32)の数字スイツチにより予備
調量枚数を入力し印刷機をスタ−トさせ給紙部より紙を
供給し印刷を始める。印刷胴入れ回数を図2のセンサ−
(16a)により検出し制御部に与えられる。この回数
が(32)の設定枚数と一致したことをCPUが判断す
ると最終制御目標値である次ぎの本印刷作業の値(B)
の値が記憶部(5a)より取り出され駆動部(6)に出
力する。前述の説明と同様に各スライダーモータは最終
制御目標値と予備調量の値の差分量必要な方向に回転
し、最終制御目標値で停止する。表1の(E)の数値は
別の条件、即ち(B−A)の差分値の半分を次の作業の
値Bに増減ししたものである。この実施例による制御を
操作部(8)の表示として示すと図8のようになる。こ
のように一律に増減するだけでなく差分の大きさに応じ
て増減量を調整することもでき、またCPU内のROM
に特許請求の範囲第2項乃至第4項に相当する条件が書
き込まれたものを使用すればことなった制御を行なうこ
とができる。また多数ある分割スライダー1ケ毎に演
算、予備調量するのでなく、絵柄の濃度分布に応じてス
ライダーをあるグループ毎にまとめ任意のグループ毎の
合計値の大小関係によって制御することも可能であり、
CPU内部に書き込まれた各スライダ−値の前後のデー
タから最適条件を導きだし予備調量制御して、効率のよ
い生産性の高い印刷作業を実現することができる。
を設定する。本発明によるこの制御によれば予備調量枚
数は絵柄の差にもよるが60枚乃至90枚である。従来
の方法に基ずいて直接に次の版絵柄デ−タによりインキ
調量して目標のインキ濃度に達するまでの枚数は概ね3
00枚前後である。(32)の数字スイツチにより予備
調量枚数を入力し印刷機をスタ−トさせ給紙部より紙を
供給し印刷を始める。印刷胴入れ回数を図2のセンサ−
(16a)により検出し制御部に与えられる。この回数
が(32)の設定枚数と一致したことをCPUが判断す
ると最終制御目標値である次ぎの本印刷作業の値(B)
の値が記憶部(5a)より取り出され駆動部(6)に出
力する。前述の説明と同様に各スライダーモータは最終
制御目標値と予備調量の値の差分量必要な方向に回転
し、最終制御目標値で停止する。表1の(E)の数値は
別の条件、即ち(B−A)の差分値の半分を次の作業の
値Bに増減ししたものである。この実施例による制御を
操作部(8)の表示として示すと図8のようになる。こ
のように一律に増減するだけでなく差分の大きさに応じ
て増減量を調整することもでき、またCPU内のROM
に特許請求の範囲第2項乃至第4項に相当する条件が書
き込まれたものを使用すればことなった制御を行なうこ
とができる。また多数ある分割スライダー1ケ毎に演
算、予備調量するのでなく、絵柄の濃度分布に応じてス
ライダーをあるグループ毎にまとめ任意のグループ毎の
合計値の大小関係によって制御することも可能であり、
CPU内部に書き込まれた各スライダ−値の前後のデー
タから最適条件を導きだし予備調量制御して、効率のよ
い生産性の高い印刷作業を実現することができる。
【0016】絵柄面積率測定機がない場合においても本
発明は有効である。すなわち、次に印刷する刷版の区域
毎の絵柄面積率を絵柄面積率測定機により測定する代わ
りに、印刷機の作業者が刷版、刷り見本等を目でみてど
の区域にはどの程度のインキ膜厚(インキ供給量)にし
たらよいかを判断し、その判断にもとずいて数値をマニ
ュアル入力することもできる。マニュアル入力したあと
は、上記した手法により自動的に各種操作がなされる。
発明は有効である。すなわち、次に印刷する刷版の区域
毎の絵柄面積率を絵柄面積率測定機により測定する代わ
りに、印刷機の作業者が刷版、刷り見本等を目でみてど
の区域にはどの程度のインキ膜厚(インキ供給量)にし
たらよいかを判断し、その判断にもとずいて数値をマニ
ュアル入力することもできる。マニュアル入力したあと
は、上記した手法により自動的に各種操作がなされる。
【表1】
【0017】
【発明の効果】この発明による予備調量制御をすること
により従来の方法に比較して最終制御目標濃度値への達
成時間が短縮されることになるので、準備時間が短くな
るとともに、損紙の減少、生産性の増加を得ることが出
来極めて効率的、有効な制御方法である。
により従来の方法に比較して最終制御目標濃度値への達
成時間が短縮されることになるので、準備時間が短くな
るとともに、損紙の減少、生産性の増加を得ることが出
来極めて効率的、有効な制御方法である。
【図1】本発明を実施する装置の外観を概略的に示す図
である。
である。
【図2】本発明を実施する装置の一例を示すブロック図
である。
である。
【図3】印刷機のインキ壺の側面断面図である。
【図4】インキ壺の平面図である。
【図5】図3及び図4に適用したインキ遠隔調量装置の
操作部、表示部の一例を示す図である。
操作部、表示部の一例を示す図である。
【図6】図6(イ)、(ロ)は従来方法に於ける表示部
の作動状態の一例を示す図である。
の作動状態の一例を示す図である。
【図7】本発明に於ける表示部の作動状態の一例を示す
図である。
図である。
【図8】本発明における表示部の作動状態の一例を示す
図である。
図である。
1 インキ遠隔調量装置
2 絵柄面積率測定装置
3 印刷ユニット
4 CPU
5,5a,5b 記憶部
8 表示部
9 操作部
19 インキ壺調量機構(スライダーブレード)
25 次に印刷しようとするデータ
26 前印刷のデータ
27 予備調量データ
Claims (6)
- 【請求項1】 オフセット印刷機のインキ壺の調量機構
とインキ出しロ−ラ−の表面との間の間隔を変えること
によってインキ出しロ−ラ−のインキ膜の厚さを区域毎
に調節するインキ調量方法において、前印刷作業終了時
のインキ膜厚を制御した数値と次の印刷作業の区域毎の
インキ膜厚制御用数値を比較演算し、両者の数値を大小
判別し、前者より後者の値が大きい場合後者の値をより
大きく、後者の値が前者より小さい場合後者の値をより
小さく区域毎の数値を設定して膜厚を制御して一定量印
刷運転後、次の本印刷作業における目標入力値でインキ
壺調量機構を制御することを特徴とするオフセット印刷
機のインキ予備調量方法。 - 【請求項2】 オフセット印刷機のインキ壺の調量機構
とインキ出しロ−ラ−の表面との間の間隔を変えること
によってインキ出しロ−ラ−のインキ膜の厚さを区域毎
に調節するインキ調量方法において、前印刷作業終了時
のインキ膜厚を制御した数値と次の印刷作業の区域毎の
インキ膜厚制御用数値を比較演算し、両者の数値を大小
判別し、前者より後者の値が大きい場合後者の値をより
大きく、後者の値が前者より小さい場合後者の値より小
さく、かつ前もって設定された差の大きさに応じた設定
量の増減値を後者の値に付加し区域毎の数値を設定して
膜厚を制御して、一定量印刷運転後次の本印刷作業にお
ける目標入力値でインキ壺の調量機構を制御することを
特徴とするオフセット印刷機のインキ予備調量方法。 - 【請求項3】 オフセット印刷機のインキ壺の調量機構
とインキ出しロ−ラ−の表面との間の間隔を変えること
によってインキ出しロ−ラ−のインキ膜の厚さを区域毎
に調節するインキ調量方法において、前印刷作業終了時
のインキ膜厚を制御した数値と次の印刷作業の区域毎の
インキ膜厚制御用数値を比較演算し、両者の数値を大小
判別し、前者より後者の値が大きい場合後者の値をより
大きく、後者の値が前者より小さい場合後者の値をより
小さく、かつ前もって設定された差の大きさに応じた設
定量の増減値を後者の値に付加し区域毎の数値を設定し
て印刷運転を開始し、印刷量に応じて順次この付加した
増減値を小さくして予め設定した印刷量に達したとき次
の本印刷作業における目標入力値に達するようにインキ
壺の調量機構を制御することを特徴とするオフセット印
刷機のインキ予備調量方法。 - 【請求項4】 オフセット印刷機のインキ壺の調量機構
とインキ出しロ−ラ−の表面との間の間隔を変えること
によってインキ出しロ−ラ−のインキ膜の厚さを区域毎
に調節するインキ調量方法において、前印刷作業終了時
のインキ膜厚を制御した数値と次の本印刷作業の区域毎
のインキ膜厚制御用数値を比較演算し、次の本印刷作業
の数値から前印刷作業終了時の数値を減じた数値が正の
場合この数値を次の本印刷作業数値に加算し、反対に負
の場合この数値を減じ、この増減した数値でインキ壺の
調量機構を制御し、かつ印刷量を設定して印刷運転を開
始し、設定印刷量に達するまでこの増減値の絶対値をあ
る割合で小さくしてゆき、設定印刷量に達したとき前も
って記憶した次の本印刷作業に於ける目標入力値に一致
するようにインキ壺の調量機構を制御することを特徴と
するオフセット印刷機のインキ予備調量方法。 - 【請求項5】 次の印刷作業の区域毎のインキ膜厚制御
用数値が、絵柄面積率測定機によって得られる情報に基
ずくものであることを特徴とする請求項1、請求項2、
請求項3又は請求項4記載のオフセット印刷機のインキ
予備調量方法。 - 【請求項6】 次の印刷作業の区域毎のインキ膜厚制御
用数値が刷版、刷り見本、フィルム原稿等を目視して得
られる情報に基ずくものであることを特徴とする請求項
1、請求項2、請求項3又は請求項4記載のオフセット
印刷機のインキ予備調量方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3205341A JPH054329A (ja) | 1990-08-21 | 1991-08-16 | オフセツト印刷機のインキ予備調量方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-219729 | 1990-08-21 | ||
JP21972990 | 1990-08-21 | ||
JP3205341A JPH054329A (ja) | 1990-08-21 | 1991-08-16 | オフセツト印刷機のインキ予備調量方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054329A true JPH054329A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=26515013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3205341A Pending JPH054329A (ja) | 1990-08-21 | 1991-08-16 | オフセツト印刷機のインキ予備調量方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054329A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001191493A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-07-17 | Heidelberger Druckmas Ag | 印刷機のインキ装置のインキ量を制御する方法 |
JP2001191492A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-07-17 | Heidelberger Druckmas Ag | 印刷機におけるインキ量を制御する方法 |
JP2001199048A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-07-24 | Heidelberger Druckmas Ag | インキ装置におけるインキ量を制御する方法 |
JP2015100969A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社小森コーポレーション | インキ供給方法およびインキ供給装置 |
CN105848900A (zh) * | 2013-11-22 | 2016-08-10 | 小森公司 | 墨提供方法以及墨提供装置 |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP3205341A patent/JPH054329A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001191492A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-07-17 | Heidelberger Druckmas Ag | 印刷機におけるインキ量を制御する方法 |
JP2001199048A (ja) * | 1999-12-06 | 2001-07-24 | Heidelberger Druckmas Ag | インキ装置におけるインキ量を制御する方法 |
JP2001191493A (ja) * | 1999-12-07 | 2001-07-17 | Heidelberger Druckmas Ag | 印刷機のインキ装置のインキ量を制御する方法 |
JP2015100969A (ja) * | 2013-11-22 | 2015-06-04 | 株式会社小森コーポレーション | インキ供給方法およびインキ供給装置 |
CN105848900A (zh) * | 2013-11-22 | 2016-08-10 | 小森公司 | 墨提供方法以及墨提供装置 |
US10265945B2 (en) | 2013-11-22 | 2019-04-23 | Komori Corporation | Ink supply method and ink supply device |
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