JP6162463B2 - 紡績糸および布帛および衣料 - Google Patents
紡績糸および布帛および衣料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6162463B2 JP6162463B2 JP2013086604A JP2013086604A JP6162463B2 JP 6162463 B2 JP6162463 B2 JP 6162463B2 JP 2013086604 A JP2013086604 A JP 2013086604A JP 2013086604 A JP2013086604 A JP 2013086604A JP 6162463 B2 JP6162463 B2 JP 6162463B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- spun yarn
- fibers
- meta
- aramid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
このような危険から身を守る、あるいはリスクを低減することを目的とした防護衣料やそれに用いる布帛および糸がこれまで種々提案されている。
また、本発明によれば、前記の布帛を用いてなる衣料が提供される。
まず、本発明において、アクリル繊維は、日本工業規格(JIS)および国際規格(ISO)で規定されるように、アクリロニトリルを原料にした合成繊維であり、アクリロニトリル基の繰返し単位が質量比で85%以上含む直鎖状合成高分子からなる繊維であることが好ましい。アクリロニトリル基の繰返し単位が質量比で85%未満の場合、高い染色堅牢度、黄変抑制、経時審美性保持などが得られないおそれがある。その際、アクリル繊維において、アクリロニトリル基の繰返し単位が質量比で85%以上であり、かつ、塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニルなどのハロゲン化モノマー単位ハロゲン化モノマー単位が質量比で15%未満(より好ましくは1%以上15%未満)であってもよい。
(メタ型芳香族ジアミン成分)
メタ型全芳香族ポリアミドの原料となるメタ型芳香族ジアミン成分としては、メタフェニレンジアミン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン等、および、これらの芳香環にハロゲン、炭素数1〜3のアルキル基等の置換基を有する誘導体、例えば、2,4−トルイレンジアミン、2,6−トルイレンジアミン、2,4−ジアミノクロロベンゼン、2,6−ジアミノクロロベンゼン等を例示することができる。なかでも、メタフェニレンジアミンのみ、または、メタフェニレンジアミンを85モル%以上、好ましくは90モル%以上、特に好ましくは95モル%以上含有する混合ジアミンであることが好ましい。
メタ型全芳香族ポリアミドの原料となるメタ型芳香族ジカルボン酸成分としては、例えば、メタ型芳香族ジカルボン酸ハライドを挙げることができる。メタ型芳香族ジカルボン酸ハライドとしては、イソフタル酸クロライド、イソフタル酸ブロマイド等のイソフタル酸ハライド、および、これらの芳香環にハロゲン、炭素数1〜3のアルコキシ基等の置換基を有する誘導体、例えば3−クロロイソフタル酸クロライド等を例示することができる。なかでも、イソフタル酸クロライドそのもの、または、イソフタル酸クロライドを85モル%以上、好ましくは90モル%以上、特に好ましくは95モル%以上含有する混合カルボン酸ハライドであることが好ましい。
メタ型全芳香族ポリアミドの製造方法は、特に限定されるものではなく、例えば、メタ型芳香族ジアミン成分とメタ型芳香族ジカルボン酸クロライド成分とを原料とした溶液重合や界面重合等により製造することができる。
本発明の易染色性メタ型全芳香族ポリアミド繊維は、上記の製造方法によって得られたメタ型全芳香族ポリアミドを用いて、例えば、以下に説明する紡糸液調製工程、紡糸・凝固工程、可塑延伸浴延伸工程、洗浄工程、弛緩処理工程、熱処理工程を経て製造される。
紡糸液調製工程においては、メタ型全芳香族ポリアミドをアミド系溶媒に溶解して、紡糸液(メタ型全芳香族ポリアミド重合体溶液)を調整する。紡糸液の調整にあたっては、通常、アミド系溶媒を用い、使用されるアミド系溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)等を例示することができる。これらのなかでは溶解性と取り扱い安全性の観点から、NMPまたはDMAcを用いることが好ましい。
溶液濃度としては、次工程である紡糸・凝固工程での凝固速度および重合体の溶解性の観点から、適当な濃度を適宜選択すればよく、例えば、ポリマーがポリメタフェニレンイソフタルアミドで溶媒がNMPの場合には、通常は10〜30質量%の範囲とすることが好ましい。
紡糸・凝固工程においては、上記で得られた紡糸液(メタ型全芳香族ポリアミド重合体溶液)を凝固液中に紡出して凝固させる。紡糸装置としては特に限定されるものではなく、従来公知の湿式紡糸装置を使用することができる。また、安定して湿式紡糸できるものであれば、紡糸口金の紡糸孔数、配列状態、孔形状等は特に制限する必要はなく、例えば、孔数が500〜30000個、紡糸孔径が0.05〜0.2mmのスフ用の多ホール紡糸口金等を用いてもよい。また、紡糸口金から紡出する際の紡糸液(メタ型全芳香族ポリアミド重合体溶液)の温度は、10〜90℃の範囲が適当である。
可塑延伸浴延伸工程においては、凝固浴にて凝固して得られた繊維が可塑状態にあるうちに、可塑延伸浴中にて繊維を延伸処理する。可塑延伸浴液としては特に限定されるものではなく、従来公知の浴液を採用することができる。
洗浄工程においては、可塑延伸浴にて延伸された繊維を、十分に洗浄する。洗浄は、得られる繊維の品質面に影響を及ぼすことから、多段で行うことが好ましい。特に、洗浄工程における洗浄浴の温度および洗浄浴液中のアミド系溶媒の濃度は、繊維からのアミド系溶媒の抽出状態および洗浄浴からの水の繊維中への浸入状態に影響を与える。このため、これらを最適な状態とする目的においても、洗浄工程を多段とし、温度条件およびアミド系溶媒の濃度条件を制御することが好ましい。
乾熱処理工程においては、洗浄工程を経た繊維を、乾燥・熱処理する。乾熱処理の方法としては特に限定されるものではないが、例えば、熱ローラー、熱板等を用いる方法を挙げることができる。乾熱処理を経ることにより、最終的に易染色性メタ型全芳香族ポリアミド繊維を得ることができる。易染色性メタ型全芳香族ポリアミド繊維を得るためには、乾熱処理工程における熱処理温度を、260〜330℃の範囲とする必要があり、270〜310℃の範囲とすることがさらに好ましい。熱処理温度が260℃未満の場合には、繊維の結晶化が不十分となり、目的とする耐酸性が不十分なものとなる。一方で、330℃を越える場合には、繊維の結晶化が大きくなりすぎるため、染色性が大きく低下してしまう。また、乾熱処理温度を260〜330℃の範囲とすることは、得られる繊維の破断強度の向上に寄与する。
また、本発明の紡績糸は、レーヨン繊維を紡績糸重量対比10〜30重量%(好ましくは12〜25重量%)含んでいる。紡績糸にレーヨン繊維が含まれることにより吸放湿性が付加される。レーヨン繊維の含有量が該範囲よりも小さい場合、十分な吸放湿性が付加されないおそれがあり好ましくない。逆に、レーヨン繊維の含有量が該範囲よりも大きい場合、相対的に他の繊維の含有量が低下するおそれがあり好ましくない。
かくして得られた紡績糸は、火炎、熱、アークなどからの防護性能を有し、染色堅牢度が高く、かつ経時的に黄変しにくい。さらには、吸放湿性に優れる。
布帛の組織としては、平織や綾織などの織物が好ましいが、編物や不織布でもよい。布帛の製造方法は特に限定されず、レピア織機やグリッパー織機など公知の織編機を用いることができる。
また、かかる布帛は、有機染料で糸染めまたは布帛染め、いわゆる後染めを行った布帛であってもよい。さまざまな色に対応でき幅広いユーザーニーズに対応できる、より鮮やかな色にも対応できる、色直しができる、小さいロットの対応がきるなどの点から後染めが好ましい。
その際、ASTM F−1959−99による耐アーク試験において、カテゴリー2のアーク等級を維持することが好ましい。
また、前記布帛において、10回洗濯サイクル後の収縮率が5%以下であることが好ましい。なお、10回洗濯サイクル後の収縮率を5%以下とするには、例えば、セルロース繊維の混率を30%以下に抑えるとよい。
なお、かかる衣料には、消防服、防火服、執務服、モータースポーツ用レーシングスーツ、作業服、手袋、帽子、ベストなどが含まれる。また、前記作業服には、製鉄所や鉄鋼工場の作業用作業服、溶接作業用作業服、防爆エリアにおける作業服などが含まれる。また、前記手袋には、精密部品を取り扱う航空機産業、情報機器産業、精密機器産業などで使用される作業手袋などが含まれる。
原繊維を約8.0g採取し、105℃で120分間乾燥させた後にデシケーター内で放冷し、繊維質量(M1)を秤量した。続いて、この繊維について、メタノール中で1.5時間、ソックスレー抽出器を用いて還流抽出を行い、繊維中に含まれるアミド系溶媒の抽出を行った。抽出を終えた繊維を取り出して、150℃で60分間真空乾燥させた後にデシケーター内で放冷し、繊維質量(M2)を秤量した。繊維中に残存する溶媒量(アミド系溶媒質量)を、得られるM1およびM2を用いて、下記式により算出した。
残存溶媒量(%)=[(M1−M2)/M1]×100
染色前繊維(原繊維)を約1mm径のバンドルに束ねて、X線回折測定装置(商品名:RIGAKU RINT TTRIII)により、下記の条件で測定して得られたプロファイルから換算した。
(測定条件)
X線原 :Cu−Kα線
繊維試料台 :50rpm回転
2θ走査 :5−50°
連続測定 :0.1°
幅計測 :1°/分走査
具体的には、実測回折プロファイルから空気散乱、非干渉性散乱を直線近似で補正して、全散乱強度プロファイルを得た。得られた全散乱強度に非晶質であるメタ型全芳香族ポリアミド繊維の未乾燥糸プロファイルを目測フィットし、差分を結晶散乱強度とした。結晶化度は、結晶散乱強度および全散乱強度の面積(積分値)を用いて、以下の式から求めた。
結晶化度(%)=[結晶散乱強度/全散乱強度]×100
カチオン染料(日本化薬社製、商品名:Kayacryl ED Brill G−ED/ Kayacryl ED Flavine 10G−E)5%owf、オスピンTAN(カチオン緩染剤;東海精油(株)製)2%owfpH4、浴比1:50、100°C×30分上記条件で20°Cから100°Cまで1°C/minで昇温し、100°Cで30分維持した後、2°C/minの割合で60°Cまで温度を下げ、染色を終了し、乾燥した。
染色性(C*値)は、マクベス分光光度計Color−Eye3100にて測色した。
JIS L0844(A法)に規定されている測定法に準じて評価した。判定には、JIS−L0804変退色用グレースケールを用いた。
JIS L0849に規定されている測定法に準じて評価した。判定には、JIS−L0804変退色用グレースケールを用いた。
JIS L0842に規定されている測定法に準じて評価した。判定には、JIS−L0804変退色用グレースケールを用いた。
JIS L1096 E法に基づき、50mm以上燃え続けるのに必要な酸素濃度を限界酸素指数(LOI)とした。
ASTM F−1959−99「布帛についての材料のアーク熱性能値を求めるための標準試験法」に従って、耐アーク性試験器として日立化成工業(株)製HAT−100を用いて、本発明の布帛の耐アーク性を評価した。
JIS L 1096に従い測定した。
2010年度版JIS L1907 7.1.1(滴下法)により評価した。実験回数5回の平均値を以ってその測定値とした。
2010年度版 JIS L1906 8.12.1により測定した。
アクリロニトリル系モノマーの重合は、水を重合媒体として用い、重合反応温度60℃に設定し、水/モノマー比を3.2とし、重合反応釜内での水素イオン濃度をpH2.8の酸性領域として、触媒がすみやかに酸化・還元反応を起こす範囲とした。重合反応釜から取り出した重合体に、重合停止剤を添加し反応を停止させた。重合体の水溶液に重合停止剤を添加した後、未反応モノマーの回収を行った。未反応モノマーの回収方法としては、重合体水溶液を図示せぬ直接蒸留塔に導き、そこでポリマー/水と水/未反応モノマーとに分離させ未反応モノマーを回収する方法を採用した。
こうして得られた紡糸原液を凝固浴槽に配設された紡糸口金を通して凝固液中に押出し、多数の繊維群から構成される繊維トウ状に凝固させた。凝固液を出たアクリル繊維トウは、所定の速度で洗浄工程の洗浄槽に導入され、熱水によって繊維表面に付着したり残存する溶剤を除去して洗浄した。
なお、前記アクリル繊維は、アクリロニトリル基の繰返し単位が質量比で99%以上の直鎖状合成高分子からなる繊維であった。
特公昭47−10863号公報記載の方法に準じた界面重合法により製造した、固有粘度(I.V.)が1.9のポリメタフェニレンイソフタルアミド粉末20.0質量部を、−10℃に冷却したN−メチル−2−ピロリドン(NMP)80.0質量部中に懸濁させ、スラリー状にした。引き続き、懸濁液を60℃まで昇温して溶解させ、透明なポリマー溶液を得た。該ポリマー溶液に、ポリマー対比3.0質量%の2−[2H−ベンゾトリアゾール−2−イル]−4−6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール粉末(水への溶解度:0.01mg/L)を混合溶解させ、減圧脱法して紡糸液(紡糸ドープ)とした。
引き続き、温度40℃の水/NMP=45/55の組成の可塑延伸浴中にて、3.7倍の延伸倍率で延伸を行った。
延伸後、20℃の水/NMP=70/30の浴(浸漬長1.8m)、続いて20℃の水浴(浸漬長3.6m)で洗浄し、さらに60℃の温水浴(浸漬長5.4m)に通して十分に洗浄を行った。
洗浄後の繊維について、表面温度280℃の熱ローラーにて乾熱処理を施し、メタ型全芳香族アラミド繊維を得た。
得られたメタアラミド繊維の物性は、繊度1.7dtex、残存溶媒量0.08質量%、結晶化度は19%であった。また、キャリア染色可能であった。
下記の繊維の原綿をそれぞれ用いた。
ポリエステル繊維;帝人(株)製ポリエチレンテレフタレート繊維「テトロン(登録商標)」
難燃レーヨン繊維;レンチング社製「LenzingFR(登録商標)」
パラアラミド繊維;テイジンアラミド社製「トワロン(登録商標)」
帯電防止繊維:ソルシア社製導電性カーボン微粒子を練込みナイロン「NO SHOCK(登録商標)」
メタアラミド繊維(MA)の原綿(長さ51mm、アクリル繊維(AN)の原綿(長さ51mm)、パラアラミド(PA)の原綿(長さ51mm)、難燃レーヨン繊維(RY)の原綿(長さ51mm)および帯電防止繊維(長さ51mm)(AS)を、MA/AN/PA/RY/AS=65/15/3/15/2の比率で混紡した紡績糸36番手/双糸とし、織密度 経100本/25.4mm、緯56本/25.4mmで製織し、目付230g/m2のツイル織物からなる布帛を得た。これを用いて、上記の方法で染色した。そして上記の耐アーク性能、難燃性、染色堅牢度の評価をそれぞれ行った。結果を表1に示す。
実施例1において、紡績糸を、メタアラミド繊維(MA)の原綿(長さ51mm、アクリル繊維(AN)の原綿(長さ51mm)、パラアラミド(PA)の原綿(長さ51mm)、難燃レーヨン繊維(RY)の原綿(長さ51mm)および帯電防止繊維(長さ51mm)(AS)を表1に示す混紡率として紡績糸に変更し、それ以外は、実施例1と同様の操作および評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、アクリル繊維をモダクリル繊維(MO)カネカ製カネカロンに変更し、それ以外は、実施例1と同様の操作および評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、アクリル繊維を紡糸液の段階で日華化学製の難燃剤ニッカファイノンHF−2200をポリマー重量に対して3重量%添加したもの(FRAN)に変更し、それ以外は、実施例1と同様の操作および評価を行った。結果を表1に示す。
実施例5において、メタアラミド繊維(MA)、難燃剤を添加したアクリル繊維(FRAN)、パラアラミド繊維(PA)において、構成繊維の一種、二種または三種を減じて、その重量分だけ、ポリエステル繊維および/または難燃レーヨン繊維を添加し、それ以外は、実施例1と同様の操作および評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、メタアラミド繊維(MA)、アクリル繊維(AN)、パラアラミド繊維(PA)において、構成繊維の一種、二種または三種を減じて、その重量分だけ、ポリエステル繊維(PE)を添加し、それ以外は、実施例1と同様の操作および評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1において、難燃レーヨン繊維を添加せず、これをメタアラミド繊維(MA)、またはメタアラミド繊維(MA)およびアクリル繊維(AN)に替えた以外は、実施例1と同様の操作および評価を行った。結果を表1に示す。
Claims (14)
- 残存溶媒量が0.1質量%以下のメタアラミド繊維50〜80重量%およびアクリロニトリル基の繰返し単位が質量比で85%以上である直鎖状合成高分子からなるアクリル繊維10〜30重量%およびパラアラミド繊維0〜10重量%およびレーヨン繊維10〜30重量%および帯電防止繊維0〜3重量%を含むことを特徴とする紡績糸。
- 前記メタアラミド繊維60〜70重量%および前記アクリル繊維15〜25重量%およびパラアラミド繊維2〜10重量%およびレーヨン繊維12〜25重量%および帯電防止繊維1〜3重量%を含む、請求項1に記載の紡績糸。
- 前記レーヨン繊維が難燃レーヨン繊維である、請求項1または請求項2に記載の紡績糸。
- 前記帯電防止繊維が、炭素繊維、金属繊維、金属メッキを施した有機繊維、導電性粒子を内包する有機繊維からなる群より選択されるいずれかである、請求項1〜3のいずれかに記載の紡績糸。
- 前記メタアラミド繊維が有機染料を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の紡績糸。
- 前記メタアラミド繊維において、結晶化度が15〜50%の範囲内である、請求項1〜5のいずれかに記載の紡績糸。
- 前記メタアラミド繊維がキャリア染色可能である、請求項1〜6のいずれかに記載の紡
績糸。 - 前記アクリル繊維において、アクリロニトリル基の繰返し単位が質量比で85%以上であり、かつ、ハロゲン化モノマー単位が質量比で15%未満である、請求項1〜7のいずれかに記載の紡績糸。
- ポリエステル繊維またはポリアミド繊維がさらに紡績糸に含まれる、請求項1〜8のいずれかに記載の紡績糸。
- 紡績糸を構成する、少なくともいずれかの繊維が難燃剤を含む、請求項1〜9のいずれかに記載の紡績糸。
- 請求項1〜10のいずれかに記載の紡績糸を含む布帛。
- 布帛の目付けが120〜300g/m 2 の範囲内である、請求項11に記載の布帛。
- ASTM F−1959−99による耐アーク試験において、カテゴリー2のアーク等
級を維持する、請求項11または請求項12のいずれかに記載の布帛。 - 請求項11〜13のいずれかに記載された布帛を用いてなる衣料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013086604A JP6162463B2 (ja) | 2013-04-17 | 2013-04-17 | 紡績糸および布帛および衣料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013086604A JP6162463B2 (ja) | 2013-04-17 | 2013-04-17 | 紡績糸および布帛および衣料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014210985A JP2014210985A (ja) | 2014-11-13 |
JP6162463B2 true JP6162463B2 (ja) | 2017-07-12 |
Family
ID=51930930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013086604A Expired - Fee Related JP6162463B2 (ja) | 2013-04-17 | 2013-04-17 | 紡績糸および布帛および衣料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6162463B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107338536A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-11-10 | 南通唐盛纺织有限公司 | 阻燃抗静电纱线及其制造工艺 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6595224B2 (ja) * | 2015-06-24 | 2019-10-23 | 帝人株式会社 | 布帛および繊維製品 |
WO2017094477A1 (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-08 | 帝人株式会社 | 布帛および防護製品 |
JPWO2018084040A1 (ja) * | 2016-11-01 | 2019-06-24 | 帝人株式会社 | 布帛およびその製造方法および繊維製品 |
JP6895458B2 (ja) * | 2016-12-26 | 2021-06-30 | 共和レザー株式会社 | 合成皮革 |
JP2018188753A (ja) * | 2017-05-01 | 2018-11-29 | 帝人株式会社 | 布帛および繊維製品 |
JPWO2019188197A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2021-02-12 | 東レ株式会社 | 織編物 |
BR112020019275A2 (pt) * | 2018-04-03 | 2021-01-05 | Teijin Limited | Tecido, e, produto de fibra. |
JP2020026595A (ja) * | 2018-08-16 | 2020-02-20 | 帝人株式会社 | 布帛および防護製品 |
US12104291B1 (en) | 2020-12-02 | 2024-10-01 | Kaneka Corporation | Flame-retardant fabric and protective clothing made of the same |
CN113622068A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-11-09 | 南通大学 | 一种轻质吸湿透气ⅰ级防电弧织物 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS505649A (ja) * | 1973-05-25 | 1975-01-21 | ||
JP2011202326A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Teijin Techno Products Ltd | 易染色性メタ型全芳香族ポリアミド短繊維を含む繊維構造体 |
US8133584B2 (en) * | 2010-04-08 | 2012-03-13 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Crystallized meta-aramid blends for flash fire and arc protection having improved comfort |
-
2013
- 2013-04-17 JP JP2013086604A patent/JP6162463B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107338536A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-11-10 | 南通唐盛纺织有限公司 | 阻燃抗静电纱线及其制造工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014210985A (ja) | 2014-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6162463B2 (ja) | 紡績糸および布帛および衣料 | |
US11078608B2 (en) | Fabric, method for manufacturing same, and fiber product | |
KR102041835B1 (ko) | 아크 및 화염 보호용 섬유 블렌드, 얀, 천, 및 의복 | |
JP6388659B2 (ja) | 布帛および繊維製品 | |
JP6570703B2 (ja) | 着色した有機繊維および布帛および衣料および布帛の製造方法 | |
JP2017201063A (ja) | 難燃性布帛および繊維製品 | |
JP2020026596A (ja) | 布帛および防護製品 | |
JP6162462B2 (ja) | 紡績糸および布帛および衣料 | |
JPWO2019194001A1 (ja) | 布帛および繊維製品 | |
JP2020002475A (ja) | 布帛および繊維製品 | |
JP6196062B2 (ja) | 布帛および衣料 | |
JP6199603B2 (ja) | 布帛および衣料 | |
JP6185302B2 (ja) | 布帛および繊維製品 | |
JP6449616B2 (ja) | 布帛および繊維製品および布帛の処理方法 | |
JP2022003177A (ja) | 染色布帛および繊維製品 | |
JP6887220B2 (ja) | 難燃性布帛および繊維製品 | |
JP7444653B2 (ja) | 耐熱布帛および繊維製品 | |
JP6811632B2 (ja) | 繊維製品 | |
JP2023118159A (ja) | 布帛および繊維製品 | |
JP2023155980A (ja) | 織物および熱防護衣料 | |
JP2023044052A (ja) | 織編物および熱防護衣料 | |
JP2023042110A (ja) | 布帛および繊維製品 | |
JP2020020057A (ja) | 原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維を含む難燃性布帛及び該布帛を用いた積層防護服 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161213 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161228 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6162463 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |