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JP6047974B2 - ガスセンサの保護カバー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の吸気通路や排気通路において吸気や排気に含まれるガス成分を検出するためのガスセンサの保護に用いて好適の、ガスセンサの保護カバー構造に関するものである。
内燃機関の吸気通路や排気通路には、吸気や排気内に含まれるガス成分を検出するために、空燃比センサ(A/Fセンサ)や酸素センサ(Oセンサ)やNOxセンサ等のガスセンサが装備される。このようなガスセンサは、一般に、センサ素子と、センサ素子を活性化させるヒータと、センサ素子を覆う保護カバー(単に、カバーともいう)とから構成される。また、カバーには、センサ素子に吸気や排気を導入するために通気孔が形成されている。センサ素子をカバーによって覆うのは、センサ素子への水滴の付着を防止するためや、センサ素子を保温するためである。
センサ素子への水滴の付着防止について説明する。吸気や排気内に含まれる微小な水滴がセンサ素子に衝突し付着するとセンサ素子に急激な温度低下が生じ、これにより、センサ素子にクラックが生じて破損を招く懸念がある。また、センサ素子に水滴が付着すると、クラックが生じない場合であってもセンサ素子の感度が低下するおそれがある。そこで、センサ素子に水滴が付着しないようにするという観点から、センサ素子をカバーによって覆っている。これに関する技術は、例えば、特許文献1,2に開示されている。
なお、吸気や排気内に水滴が含まれるのは、次の理由による。吸気中に水滴が含まれるのは、吸気中に含まれる水分(水蒸気)がインタークーラで冷却されるなどによって凝縮して微小な水滴となるためである。吸気通路にEGRを導入する場合、インテークマニホールドの直上流にガスセンサを配置するため、このガスセンサには、これよりも上流のインタークーラで冷却された水滴を含んだ吸気が流通することになり水滴が衝突し易い。また、排気中に水滴が含まれるのは、燃料である炭化水素が燃焼により酸素と反応して発生する水(HO)や、排気中のHC,CO,NOxが排気浄化装置により浄化処理される際に発生する水(HO)の一部が凝縮して微小な水滴となるためである。排気浄化装置の下流に配置されたガスセンサには、水滴を含んだ排気が流通することになり水滴が衝突し易い。
特許文献1に開示された技術では、排気通路内に先端を突出させたセンサ素子を円筒状のインナーカバーで覆い、さらにインナーカバーを円筒状のアウターカバーで覆って、カバーを二重構造にし、アウターカバー及びインナーカバーの各円筒部の上下流部に、通気孔を互いにシフト配置し、アウターカバーの通気孔から内部に水滴が進入してもインナーカバーの壁部(通気孔の内部分)に当たってインナーカバー内部への水滴の進入が阻止される構成が図示されている。そして、インナーカバーの先端面にも通気孔があるが、先端面が排気流入方向から直接視認できないように排気通路の下流を向いているため、インナーカバーの先端面から内部への水滴進入も阻止されるようになっている。
特許文献2に開示された技術では、排気通路内に先端を突出させたセンサ素子をインナーカバーとアウターカバーとの二重構造のカバーで覆い、排気がアウターカバーの第2通気孔からその内部に進入し、さらにインナーカバーの第1通気孔からその内部に進入し、センサ素子の先端に達するガス流路を備え、インナーカバーとアウターカバーとの少なくとも一方は、ガス流路のうち第2通気孔から第1通気孔のガス導入孔に至る流路の少なくとも一部の幅を狭めるように配置された内壁部材を備えている。内壁部材により、水などの液体がガス流路を通ってセンサ素子に到達しにくくなる。
センサ素子を保温について説明する。センサ素子は、一定の温度域まで昇温しないと活性化しないため、センサにはヒータが装備される。そこで、センサ素子をより効率よく活性化させ、また、活性化したセンサ素子の温度が活性温度域を維持できるように保温するという観点から、センサ素子をカバーによって覆っている。これに関する技術は、例えば、特許文献3に開示されている。
特開2009−85603号公報 特許第4856751号公報 特開平9−329043号公報
センサ素子の破損は確実に回避したいため、上記のセンサ素子に水滴が付着しないようにすることは、重要な課題である。
しかしながら、特許文献1,2の技術では、センサ素子への水滴の付着を確実に阻止することができないおそれがある。
つまり、特許文献1では、アウターカバーの通気孔から内部に水滴が進入してもインナーカバーの壁部に当たってインナーカバー内部への水滴の進入が阻止されると想定されているようであるが、アウターカバーの円筒部の上流側の通気孔から内部に進入した水滴は、アウターカバーとインナーカバーとの間を流通する際に、強いガスの流れに乗って、アウターカバーの通気孔に対してシフト配置されたインナーカバーの円筒部の上流側の通気孔から内部に進入するおそれがある。また、水滴がインナーカバーの壁部に当たってから壁部を伝って下方の通気孔に到達し、この通気孔から内部に進入するおそれもある。
また、特許文献2では、アウターカバーの第2通気孔からインナーカバーの第1通気孔に至るガス流路部分に流路の幅を狭める内壁部材を備えているが、流路幅が狭められることにより、ガスに含まれる水滴がインナーカバーの第1通気孔内に進入し難くなるが、やはり、アウターカバーとインナーカバーとの間の空間で強いガスの流れに乗ってガスに含まれる水滴がインナーカバーの第1通気孔内に進入するおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑み創案されたもので、ガス流路内に設置されたセンサ素子への水滴の付着を確実に阻止することができるようにした、ガスセンサの保護カバー構造を提供することを目的としている。
(1)本発明のガスセンサの保護カバー構造は、ガス流路壁からガス流路内に突出した棒状のセンサ素子を保護するガスセンサの保護カバー構造であって、前記センサ素子の外周部を覆うように前記ガス流路壁から突設された第1筒状壁部と、前記センサ素子の先端部を覆う端壁部とを有し、前記第1筒状壁部には前記ガス流路の下流側のみにガス流入用通気孔が形成され、前記端壁部にはガス流出用通気孔が形成された第1カバーと、前記センサ素子よりも前記ガス流路の下流側に設けられ、前記第1カバーの外周を迂回して前記センサ素子の前記下流側に流入したガスを捕えてこの捕えたガスを前記第1カバーの側に反射させるガイド面を有し、少なくとも前記第1カバーとの間を流れるガスの前記下流側へのガス流速を抑制するガイド部材と、を有し、前記第1カバー及び前記ガイド部材は方向性を合わせて前記センサ素子と共にサポート部材に固定され、当該サポート部材が前記ガス流路壁に装着され、前記ガイド部材は、前記第1カバーの前記第1筒状壁部の外周を覆うように前記ガス流路壁から突設された第2筒状壁部と、前記第2筒状壁部の端部に形成された開口端部とを有し、前記第2筒状壁部の前記ガス流路の上流側にのみガス流通用通気孔が形成された第2カバーであることを特徴としている。
ちろん、前記ガイド部材は、前記第1カバーの前記第1筒状壁部の外周全体を覆うカバーに限らないが、この場合、前記第1カバーの前記第1筒状壁部の外周の下流側を部分的に覆う筒状壁部材であることが好ましい。
)前記第1筒状壁部と前記第2筒状壁部との間であって前記第1カバーの外周を迂回するガス流路に、流通するガスに含まれた水滴を捕捉する水捕捉壁部と、前記ガスを前記水捕捉壁部よりも下流側に導く導通部とを有し、前記水捕捉壁部により捕捉した前記水滴を前記第2カバーの前記開口端部から滴下させ前記ガスから前記水滴を分離する分離ガイドが配設され、前記分離ガイドは、板状部材の一方の長辺部分を基部として、他方の長辺部分側が折り曲げ自由な短冊片とされ、当該他方の長辺部分側が交互に折り曲げられて形成されていることが好ましい。
)この場合、前記水捕捉壁部には、捕捉した前記水滴を前記第2カバーの前記第2筒状壁部の内壁に案内する水案内部が設けられ、前記水案内部は、前記短冊片の基部である前記一方の長辺部分から先端である前記他方の長辺部分に向けて下縁が次第に降下するように傾斜しており、基部である前記一方の長辺部分が前記第1カバーの外周に結合され、先端側が前記第2カバーの内周に結合していることが好ましい。
)また、前記第1筒状壁部及び前記第2筒状壁部の少なくとも何れかの筒状壁部の前記ガス流入用通気孔又は前記ガス流通用通気孔が形成された箇所の外面には、外方に向けて筒状の突起壁が突設されていることが好ましい。
)前記ガス流入用通気孔及び前記ガス流通用通気孔は、前記第1筒状壁部又は前記第2筒状壁部の軸方向の中間部よりも重力方向において上方の前記ガス流路壁側に配置されていることが好ましい。
)この場合、前記ガス流入用通気孔及び前記ガス流通用通気孔は、前記ガス流路壁から一定距離だけ離隔した位置に配置されていることが好ましい。
(1)本発明のガスセンサの保護カバー構造によれば、ガス流路内を流れるガスは、第1カバーの外周を迂回してセンサ素子の下流側に流入し、ガイド部材のガイド面によって捕えられて下流側への流速が抑制される。このとき、ガスに含まれる水滴は他のガス成分よりも格段に比重が大きいので、その自重によってガス成分のように上流の第1カバーとの間に滞留し難く、その多くはガイド部材を伝って滴下する。これにより、上流の第1カバーとの間には、水滴が除かれたガス成分が存在することになり、第1カバーのガス流入用通気孔から内部に流入して、センサ素子を流通して第1カバーのガス流出用通気孔から流出する。したがって、第1カバー内のセンサ素子への水滴の付着を確実に阻止しながら、センサ素子によりガス成分を検知することができる。また、第1カバー及びガイド部材は、方向性を合わせてセンサ素子と共にサポート部材に固定され、当該サポート部材がガス流路壁に装着されているので、第1カバーのガス流入用通気孔及びガイド部材のガイド面の方向性が確保される。
)また、ガイド部材を第1カバーの第1筒状壁部の外周を覆うようにガス流路壁から突設した第2筒状壁部を有する第2カバーにより構成し、第2筒状壁部の端部に開口端部を形成し、第2筒状壁部のガス流路の上流側にのみガス流通用通気孔を形成しているので、第2筒状壁部の下流側の内壁面がガイド面となって、ガス流通用通気孔から第2カバー内に流入したガスをこのガイド面によって確実に捕え、水滴が除かれたガス成分を上流の第1カバーの側に反射させることができる。
)この場合、第1筒状壁部と第2筒状壁部との間の第1カバーの外周を迂回するガス流路に、水滴を捕捉する水捕捉壁部と、ガスを水捕捉壁部よりも下流側に導く導通部とを有し、水捕捉壁部により捕捉した水滴を第2カバーの開口端部から滴下させてガスから水滴を分離する分離ガイドを配設すれば、ガイド面に達する前の段階でもガスから水滴を分離することができ、センサ素子への水滴の付着をより確実に阻止することができる。
)水捕捉壁部に、捕捉した水滴を第2カバーの第2筒状壁部の内壁に案内する水案内部を設ければ、第1カバー側への水滴の移動を阻止するため、第1カバー内のセンサ素子への水滴の付着をより確実に阻止することができる。
)第1筒状壁部のガス流入用通気孔が形成された箇所の外面又は第2筒状壁部のガス流通用通気孔が形成された箇所の外面に、外方に向けて筒状の突起壁を突設すれば、この突起壁によって通気孔の内方への水滴の進入をより確実に阻止するため、第1カバー内のセンサ素子への水滴の付着をさらに確実に阻止することができる。
)ガス流入用通気孔及びガス流通用通気孔を、第1筒状壁部又は第2筒状壁部の軸方向の中間部よりも重力方向において上方のガス流路壁側に配置すると、他のガス成分よりも格段に比重が大きい水滴は自重により通気孔には進入し難く、センサ素子への水滴の付着をより確実に阻止することができる。
)また、ガス流入用通気孔及びガス流通用通気孔を、ガス流路壁から一定距離だけ離隔した位置に配置すると、ガス流路壁を伝ってきた水滴が通気孔から進入し難くなり、特に、突起壁が設けられるとより進入し難くなり、センサ素子への水滴の付着をより一層確実に阻止することができる。
本発明の第1実施形態にかかるガスセンサの保護カバー構造を示す図であり、(a)はそのガス流路の流通方向に沿って破断した縦断面図、(b)はその半部の横断面図〔(a)のB−B矢視断面図〕、(c)はその半部の上流側側面図〔(a)のC矢視図〕、(d)はその半部のガス流路の流通方向と直交する方向に沿って破断した縦断面図〔(b)のD−D矢視断面図〕、(e)は分離ガイドの斜視図〔(d)のE矢視図〕、(f)はその分離ガイドの完成前の形状を示す図である。 本発明の各実施形態にかかるガスセンサの保護カバー構造を装備する自動車用エンジンの吸排気系統を示す構成図である。 本発明の各実施形態にかかるガスセンサ及びその保護カバーの設置構造を示すガス流路壁部の断面図である。 本発明の第2実施形態にかかるガスセンサの保護カバー構造を示す図であり、(a)はそのガス流路の流通方向に沿って破断した縦断面図、(b)はその半部の上流側側面図〔(a)のC´矢視図〕、(c)はその半部のガス流路の流通方向と直交する方向に沿って破断した縦断面図〔(a)のD´−D´矢視断面図〕である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1〜図4は発明の実施形態を説明するもので、図1は第1実施形態を説明する図であり、図4は第2実施形態を説明する図であり、図2,図3は両実施形態に共通な事項を説明する図である。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態を説明する。
はじめに、本実施形態にかかるガスセンサの保護カバー構造が適用される自動車用エンジン(内燃機関)及びその吸排気系統を説明する。
図2に示すように、本実施形態にかかるエンジン1はコモンレールディーゼルエンジンである。このエンジン1は多気筒直噴式(図1では複数気筒のうち1気筒のみ示している)である。エンジン1のシリンダブロック1B内には複数のシリンダ2が形成され、各シリンダ2内には、図中上下方向に往復摺動するピストン3が設けられる。ピストン3は、コネクティングロッドを介してクランクシャフトに接続される。ピストン3は、その頂面に燃焼室となるキャビティ3aが形成されている。なお、複数のシリンダ2は、図1の紙面と直交する方向に併設されており、いずれのシリンダ2も同様の構成となっている。
シリンダ2上部のシリンダヘッド1Hには、インジェクタ4とグロープラグ5とが装備されている。インジェクタ4は、その先端部がシリンダ2の筒内空間に突出して設けられ、シリンダ2内に直接燃料を噴射する。インジェクタ4から噴射される燃料の噴射方向は、ピストン3のキャビティ3aに向かう方向に設定される。また、インジェクタ4の基端部には燃料配管が接続され、この燃料配管から加圧された燃料がインジェクタ4に供給される。グロープラグ5はエンジン1の冷態運転時の燃焼改善を図るように駆動制御される。
シリンダヘッド1Hには、シリンダ2の筒内空間と連通する吸気ポート6及び排気ポート7が設けられ、これらの各ポート6,7を開閉するための吸気弁8及び排気弁9が設けられる。吸気ポート6の上流側には、吸気通路11に種々の機器が付設された吸気系統10が接続され、排気ポート7の下流側には排気通路21に種々の機器が付設された排気系統20が接続されている。なお、本エンジン1には、その吸排気系統10,20にターボチャージャー30,インタークーラ40,低圧EGR装置50,高圧EGR装置60及び排気浄化触媒装置70が装備されている。
インジェクタ4には、燃料供給装置80が接続されている。この燃料供給装置80は、コモンレール81とこのコモンレール81に接続される燃料噴射ポンプ82と、図示しない燃料タンクと、コモンレール圧Pcmを出力する燃圧センサ83とを備える。コモンレール81に蓄えられる燃料は、エンジン1により駆動される燃料噴射ポンプ82から高圧管84を経由して供給される。コモンレール81に蓄えられる燃料の圧力(コモンレール圧Pcm)は燃圧センサ83により検出され検出信号が図示しないコントロールユニットに入力される。
吸気系統10を説明すると、吸気通路11には、上流側から、エアクリーナ12,第1吸気絞り弁(スロットル弁)13,低圧EGR装置50のEGR流路51の出口53,ターボチャージャー30のコンプレッサ31,インタークーラ40,第2吸気絞り弁(スロットル弁)14,高圧EGR装置60のEGR流路61の出口63が順に設けられ、吸気通路11の下流端には、サージタンク15を介してインテークマニホールド(以下、インマニという)16が接続され、インマニ16の各下流端が吸気ポート6に接続されている。
排気系統20を説明すると、排気通路21は、排気ポート7に各上流端を接続されたエキゾーストマニホールド(以下、エキマニという)22の下流端の集合部に接続され、排気通路21には、上流側から、高圧EGR装置60のEGR流路61の入口62,ターボチャージャー30のタービン32,排気浄化触媒装置70の前段部70a,低圧EGR装置50のEGR流路51の入口52,排気浄化触媒装置70の後段部70bが順に装備されている。
なお、排気浄化触媒装置70の前段部70aには、上流側から酸化触媒71,ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、単にDPFという)72が装備され、排気浄化触媒装置70の後段部70bには、上流側から2つの吸蔵還元触媒(NOXトラップ触媒)73,74が順に装備されている。
また、低圧EGR装置50において、EGR流路51の中間部にはEGRクーラ54が介装され、EGR流路51の出口53には低圧EGRバルブ55が装備されている。高圧EGR装置60において、EGR流路61の中間部にはEGRクーラ64が介装され、EGR流路61の出口63には高圧EGRバルブ65が装備されている。
このようなエンジン1の吸排気系統10,20には、エンジン1を制御するため等の情報を取得するために種々のセンサが装備されている。例えば、エアクリーナ12の出口近傍にはエアーフローセンサや吸気温センサ101が装備され、吸気通路11の第2吸気絞り弁14の下流には空燃比センサ(A/Fセンサ)102が装備され、その下流のサージタンク15の上流には吸気系圧力センサ103が装備され、サージタンク15内には温度センサ104が装備されている。また、排気通路21の排気浄化触媒装置70の前段部70aには、差圧センサ105が、排気浄化触媒装置70の後段部70bにも、その上流部,下流部にそれぞれ空燃比センサ106,107が装備されている。
本実施形態にかかるガスセンサとしては、例えば、各部に設けられた空燃比センサ102,106,107が挙げられる。これらのガスセンサとしての空燃比センサ102,106,107の全て又は一部に、本実施形態にかかるガスセンサの保護カバー構造が適用されている。なお、図2において図示する各ガスセンサについては、存在を示すもので、その配置方向を示すものではない。
ここで、本実施形態にかかる空燃比センサ等のガスセンサの保護カバー構造を説明する。
図1(a)に示すように、吸気通路或いは排気通路といったガス(吸気或いは排気)が流通するガス流路110には、ガスセンサ120が装備されている。このガスセンサ120は、ガス流路110の壁部(ガス流路壁)111からガス流路110内に下向きに突出した棒状のセンサ素子121と、このセンサ素子121が活性温度に昇温するように過熱する図示しないヒータと、センサ素子121の周囲に配設されてセンサ素子121を保護する保護カバー130とを有している。
なお、図1(a)において、図面の上下方向が鉛直方向を示し、ガスセンサ120は、ガス流路110のガス流路壁111の鉛直上方の箇所に鉛直下方を向いて設置されている。これは、水滴に加わる重力を利用して水滴をガスセンサ120から離隔するように滴下させるためであり、ガスセンサ120の方向が鉛直向きであることが要求されるわけではない。少なくとも、ガスセンサ120の先端側が基端側よりも鉛直下方であればよい。
保護カバー130は、センサ素子121を覆う第1カバー140と、第1カバー140を覆う第2カバー150とを有している。
第1カバー140は、ガス流路壁111から突設された第1筒状壁部141と、第1筒状壁部141の先端部分に次第に縮径するテーパ部143を介して形成された端壁部142とを有している。第1筒状壁部141はセンサ素子121の外周部を覆うようにセンサ素子121と同心又は略同心に配置され、端壁部142はセンサ素子121の先端部122からやや離隔してセンサ素子121の先端部122を覆っている。
第1筒状壁部141には、センサ素子121よりもガス流路110の下流側の半部にのみ、ガス流入用通気孔144が形成されている。また、ガス流入用通気孔144は、第1カバー140の軸方向中間部よりもガス流路壁111に近い部分であって、ガス流路壁111からは一定距離以上離隔した箇所に配置されている。ここでは、ガス流入用通気孔144は、その基部の付近であるが、ガス流路壁111からは一定距離だけ離隔した位置に配置されている。さらにここでは、ガス流入用通気孔144はガス流路110の最下流側に1つだけ設けられている。
また、第1カバー140の基部のガス流入用通気孔144から第1カバー140の内部に進入したガスは、第1カバー140内のセンサ素子121の周囲を流通して、第1筒状壁部141及びテーパ部143の内周面に沿って第1カバー140の先端側に流れていき、端壁部142のガス流出用通気孔145から第1カバー140の外部に流出する。
第2カバー150は、ガス流路壁111から突設された第2筒状壁部151と、第2筒状壁部151の先端部分に次第に縮径するテーパ部153を介して形成された開口端部152とを有している。第2筒状壁部151は第1カバー140の第1筒状壁部141の外周部を覆うように第1筒状壁部141と同心又は略同心に配置され、テーパ部153は第1カバー140のテーパ部143の外周を覆うように位置し、開口端部152は第1カバー140の端壁部142よりもガス流路壁111から離隔する方向にやや突出している。
また、第2カバー150の第2筒状壁部151には、センサ素子121よりもガス流路110の上流側の半部にのみ、ガス流通用通気孔154が形成されている。このガス流通用通気孔154も、第2カバー150の軸方向中間部よりもガス流路壁111に近い部分であって、ガス流路壁111からは一定距離以上離隔した箇所に配置されている。ここでは、ガス流通用通気孔154は、その基部の付近であるが、ガス流路壁111からは一定距離だけ離隔した位置に配置されている。さらにここでは、ガス流通用通気孔154は横並びに3つだけ設けられている。
なお、ガス流入用通気孔144及びガス流通用通気孔154をカバー140,150の軸方向中間部よりもガス流路壁111に近い部分に配置するのは、他のガス成分よりも格段に比重が大きい水滴は自重によりガス流入用通気孔144及びガス流通用通気孔154には進入し難く、センサ素子121への水滴の付着をより確実に阻止することができるためである。
また、ガス流入用通気孔144及びガス流通用通気孔154をガス流路壁111からは一定距離以上離隔させるのは、通気孔144,154を、ガス流路壁111から一定距離だけ離隔した位置に配置すると、ガス流路壁111を伝ってきた水滴が通気孔144,154から進入し難くなり、センサ素子121への水滴の付着をより一層確実に阻止することができるためである。
そして、第2筒状壁部151において、センサ素子121よりもガス流路110の下流側の円筒状の内周面151aは、第1カバー140の外周を迂回し、第1カバー140と第2カバー150との間に形成される流路空間(ガス流路)160を流通してセンサ素子121の下流側に流入したガスを捕えて第1カバー140の側に反射させるガイド面として機能する。つまり、第2カバー150はガイド面151aを有するガイド部材として構成される。したがって、本実施形態のガイド面151aは半円筒の内周面形状に形成される。
また、図1(a),(c)に示すように、第2カバー150の第2筒状壁部151のガス流通用通気孔154が形成された箇所の外面及び第1カバー140の第1筒状壁部141のガス流入用通気孔144が形成された箇所の外面には、それぞれ、外方に向けて円筒状の突起壁155,146が突設されている。この突起壁155,146はガス流通用通気孔154やガス流入用通気孔144から各カバー150,140の内部への水滴の進入を防止するためのものである。
ガス流通用通気孔154から第2カバー150の内部に進むガスに水滴が含まれていた場合に、水滴の多くは、突起壁155の外面或いは内面に捕捉されて第2カバー150の外壁面或いは内壁面に沿って滴下する。また、ガス流入用通気孔144から第1カバー140の内部に進むガスにもしも水滴が含まれていた場合にも、水滴の多くは、突起壁146の外面に捕捉されて第1カバー140の外壁面に沿って滴下する。万一、突起壁146の内側に水滴が進入しても突起壁146の内面に捕捉されて第1カバー140の内壁面に沿って滴下する。
また、図1(b),(d)に示すように、第1筒状壁部141と第2筒状壁部151との間の空間は、第1カバー140の外周を迂回するガス流路160となるが、このガス流路160には、流通するガスに含まれた水滴を他のガス成分から分離する分離ガイド170が設けられている。この分離ガイド170は、図1(f)に示すように、細長い板状部材の長辺部分の一方から長辺部分の他方に向けて切り込みを入れて、一方の長辺部分171を基部として、他方の長辺部分側が折り曲げ自由な短冊片172,173を多数形成し、他方の長辺部分側を交互に折り曲げて形成されたものである。
この結果、図1(e)に示すように、ガス流路160の下流側に折り曲げられる短冊片172と、ガス流路160の上流側に折り曲げられる短冊片173とが交互に並び、各短冊片172及び各短冊片173の一面(上流側の面)がガス流路160内を流通するガスに含まれた水滴を捕捉し、各短冊片172及び各短冊片173は水捕捉壁部として機能する。また、短冊片172と短冊片173との相互間には隙間174が形成されるが、隙間174はガス流路160を流通するガスを各短冊片172,173よりも下流側に導く導通部として機能する。
本実施形態では、図1(f)に示すように、各短冊片172,173は、基部である一方の長辺部分171から先端である他方の長辺部分に向けて下縁172a,173aが次第に降下するように傾斜しており、図1(b),(d)に示すように、ガス流路160における中間部(側面視でセンサ素子121が存在する位置)において、基部である一方の長辺部分171を第1カバー140の外周に結合され、先端側を第2カバー150の内周に結合されて装着される。これにより、各短冊片172,173により捕捉された水滴は、各下縁(水案内部)172a,173aを伝って第2カバー150の内周に案内され、第2カバー150の内周面から滴下するようになっている。
このように、本ガスセンサ120は、ガス流入用通気孔144及びガス流通用通気孔154等に方向性があるため、従来のねじ込み式では、方向性を確保して装着することができない。そこで、図3に示すように、ガスセンサ120を方向性を合わせてサポート181に予め固定し、サポート181を複数個所でボルト182によってガス流路壁111に締結して装着することが好ましい。なお、この取付時には、ガスセンサ120のガス流路壁111の外方に突出する突出部123の基部に設けられたフランジ部124とガス流路壁111との間にガスケット180を介装しシール性を確保する。
本発明の第1実施形態にかかるガスセンサの保護カバー構造は、上述のように構成されているので、以下のような作用及び効果を得ることができる。
まず、ガス流路110内を流れるガスは、第2カバー150の上流側に設けられたガス流通用通気孔154から、第2カバー150の内部の第2カバー150と第1カバー140との間の空間(ガス流路)160に進入する。このとき、ガス流通用通気孔154を第2カバー150の軸方向中間部よりもガス流路壁111に近い部分に配置しているので、他のガス成分よりも格段に比重が大きい水滴は自重によりガス流通用通気孔154には進入し難い。また、ガス流通用通気孔154をガス流路壁111からは一定距離以上離隔させているので、ガス流路壁111を伝ってきた水滴がガス流通用通気孔154から進入し難い。さらに、ガス流通用通気孔154に外方(ガス流の上流側)に向けて突設された筒状の突起壁155の外面或いは内周面が、ガスに含まれている水滴を捕えるので、水滴は第2カバー150の第2筒状壁部151の外壁面或いは内壁面を伝って下方に滴下する。
ガス流路160に進入したガスは、次に、分離ガイド170に到達する。この分離ガイド170では、各短冊片172,173の一面(上流側の面)が流通するガスに含まれた水滴を捕捉し、残りのガスは各隙間174を通じて各短冊片172,173よりも下流側に導かれる。短冊片172,173で捕えられた水滴は、短冊片172,173に沿って滴下するが、短冊片172,173の下縁172a,173aが第2カバー150の内周に向けて下降しているので、水滴はこの下縁172a,173aに案内され、第1カバー140から離隔して第2カバー150の内周面から滴下する。
ガス流路160の分離ガイド170よりも下流に流れ込んだガスは、第2筒状壁部151の下流側の円筒状の内周面(ガイド面)151aで捕えられて第1カバー140の側に反射される。これにより、第1カバー140の分離ガイド170よりも下流側に形成されたガス流入用通気孔144を通じて、第1カバー140の内部にガスが流入する。ガイド面151aは半円筒の内周面形状に形成されるので、ガスを第1カバー140の側に円滑に反射させる。
ガス流入用通気孔144は第1カバー140の軸方向中間部よりもガス流路壁111に近い部分に配置しているので、他のガス成分よりも格段に比重が大きい水滴は自重によりガス流入用通気孔144には進入し難い。また、ガス流入用通気孔144をガス流路壁111からは一定距離以上離隔させているので、ガス流路壁111を伝ってきた水滴がガス流入用通気孔144から進入し難くなる。さらに、ガス流入用通気孔144から第1カバー140の内部に進むガスにもしも水滴が含まれていた場合にも、水滴の多くは、突起壁146の外面に捕捉されて第1カバー140の外壁面に沿って滴下する。万一、突起壁146の内側に水滴が進入しても突起壁146の内面に捕捉されて第1カバー140の内壁面に沿って滴下する。
このようにして、複数段階でガスから水滴を除去したうえで、ガスがセンサ素子121に導かれるので、センサ素子121への水滴の付着を確実に阻止することができ、センサ素子121への水滴の付着により、センサ素子121にクラックが生じて破損を招くおそれを確実に解消し、ガス成分の検出を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。
本実施形態は、ガス流通用通気孔154及びガス流入用通気孔144の数や配置に特徴があり、それ以外は第1実施形態と同様である。
つまり、第1実施形態では、ガス流通用通気孔154は横並びに3つ、ガス流入用通気孔144は1つだけ設けているが、これらの数は限定されるものではない。本実施形態では、図4(a)〜(c)に示すようにガス流通用通気孔154は横並び且つ縦並びに多数設けており、ガス流入用通気孔144も横並び且つ縦並びに多数設けている。ただし、ガス流通用通気孔154,ガス流入用通気孔144は千鳥配置されており、これにより、ガス流通用通気孔154,ガス流入用通気孔144の上下間距離を確保し、上方のガス流通用通気孔154,ガス流入用通気孔144で捕えて滴下した水滴が下方のガス流通用通気孔154,ガス流入用通気孔144から内部に可能な限り進入しないようにしている。
本実施形態のガスセンサの保護カバー構造によれば、多数のガス流通用通気孔154,ガス流入用通気孔144を形成しているので、ガスの第1カバー140内部への流れ込みを促進することができ、これに伴いガスと共に水滴が第1カバー140内部へ進入するおそれが増大するが、ガス流通用通気孔154,ガス流入用通気孔144の千鳥配置により、かかるおそれの増大を抑制することができる。
<その他>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、かかる実施形態を適宜変更して実施することができる。
例えば、上記実施形態では、自動車用エンジンの吸排気系に装備される空燃比センサ等のガスセンサを例示したが、本発明は酸素センサやNOxセンサ等の他のガスセンサにも適用しうる。また、本発明は、水滴の付着が懸念されるガスセンサであれば、自動車用エンジンに限らず他のエンジンに装備されるガスセンサや、エンジンのみならず種々の機器や装置に装備されるガスセンサにも適用しうる。
また、ガイド部材は、第2カバー150のように第1カバー140の第1筒状壁部141の外周全体を覆うものに限らず、第1カバー140の下流に部分的に配置されるものでもよい。ただし、この場合、第1カバー140の第1筒状壁部141の外周の下流側を部分的に覆う筒状壁部材であることが好ましい。
また、上記実施形態では、ガイド部材としての第2カバー150にセンサ素子121の下流側に流入したガスを捕えて第1カバー140の側に反射させるガイド面151aがそなえられているが、ガイド部材は、必ずしもセンサ素子121の下流側に流入したガスを捕えて第1カバー140の側に反射させる必要はなく、第1カバー140との間のガスの下流側への流速を抑制できるものであればよい。例えば、ガイド面151aはガスの下流側への流速を抑制できるだけでもよい。
ガスの下流側への流速を抑制できれば、ガスはガイド部材とその上流の第1カバー140との間に滞留する。この滞留するガスに含まれる水滴は他のガス成分よりも格段に比重が大きいので、その自重によって水滴の多くはガイド面を伝って滴下する。一方、ガス成分は滴下することがないため、ガイド部材とその上流の第1カバ140ーとの間には、水滴が除かれたガス成分が存在することになり、このガス成分が、第1カバー140のガス流入用通気孔144から内部に流入して、センサ素子121を流通して第1カバー140のガス流出用通気孔145から流出する。したがって、第1カバー140内のセンサ素子121への水滴の付着を確実に阻止しながら、センサ素子121によりガス成分を検知することができる。
さらに、分離ガイド170も必須ではない。また、分離ガイド170の構造も流通するガスに含まれた水滴を捕捉する水捕捉壁部と、ガスを水捕捉壁部よりも下流側に導く導通部とを有するものであればよく、上記構造に限定されない。
110 ガス流路
111 ガス流路壁
120 ガスセンサ
121 センサ素子
130 保護カバー
140 第1カバー
141 第1筒状壁部
142 端壁部
144 ガス流入用通気孔
145 ガス流出用通気孔
150 第2カバー(ガイド部材)
151 第2筒状壁部
151a ガイド面
152 開口端部
154 ガス流通用通気孔
155,146 突起壁
170 分離ガイド
172,173 短冊片(水捕捉壁部)
172a,173a 下縁(水案内部)
174 隙間(導通部)

Claims (6)

  1. ガス流路壁からガス流路内に突出した棒状のセンサ素子を保護する、ガスセンサの保護カバー構造であって、
    前記センサ素子の外周部を覆うように前記ガス流路壁から突設された第1筒状壁部と、前記センサ素子の先端部を覆う端壁部とを有し、前記第1筒状壁部には前記ガス流路の下流側のみにガス流入用通気孔が形成され、前記端壁部にはガス流出用通気孔が形成された第1カバーと、
    前記センサ素子よりも前記ガス流路の下流側に設けられ、前記第1カバーの外周を迂回して前記センサ素子の前記下流側に流入したガスを捕えてこの捕えたガスを前記第1カバーの側に反射させるガイド面を有し、少なくとも前記第1カバーとの間を流れるガスの前記下流側へのガス流速を抑制するガイド部材と、を有し、
    前記第1カバー及び前記ガイド部材は方向性を合わせて前記センサ素子と共にサポート部材に固定され、当該サポート部材が前記ガス流路壁に装着され
    前記ガイド部材は、前記第1カバーの前記第1筒状壁部の外周を覆うように前記ガス流路壁から突設された第2筒状壁部と、前記第2筒状壁部の端部に形成された開口端部とを有し、前記第2筒状壁部の前記ガス流路の上流側にのみガス流通用通気孔が形成された第2カバーである
    ことを特徴とする、ガスセンサの保護カバー構造
  2. 前記第1筒状壁部と前記第2筒状壁部との間であって前記第1カバーの外周を迂回するガス流路に、流通するガスに含まれた水滴を捕捉する水捕捉壁部と、前記ガスを前記水捕捉壁部よりも下流側に導く導通部とを有し、前記水捕捉壁部により捕捉した前記水滴を前記第2カバーの前記開口端部から滴下させ前記ガスから前記水滴を分離する分離ガイドが配設され、
    前記分離ガイドは、板状部材の一方の長辺部分を基部として、他方の長辺部分側が折り曲げ自由な短冊片とされ、当該他方の長辺部分側が交互に折り曲げられて形成されていることを特徴とする、請求項記載のガスセンサの保護カバー構造。
  3. 前記水捕捉壁部には、捕捉した前記水滴を前記第2カバーの前記第2筒状壁部の内壁に案内する水案内部が設けられ、
    前記水案内部は、前記短冊片の基部である前記一方の長辺部分から先端である前記他方の長辺部分に向けて下縁が次第に降下するように傾斜しており、基部である前記一方の長辺部分が前記第1カバーの外周に結合され、先端側が前記第2カバーの内周に結合している
    ことを特徴とする、請求項記載のガスセンサの保護カバー構造。
  4. 前記第1筒状壁部及び前記第2筒状壁部の少なくとも何れかの筒状壁部の前記ガス流入用通気孔又は前記ガス流通用通気孔が形成された箇所の外面には、外方に向けて筒状の突起壁が突設されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のガスセンサの保護カバー構造。
  5. 前記ガス流入用通気孔及び前記ガス流通用通気孔は、前記第1筒状壁部又は前記第2筒状壁部の軸方向の中間部よりも重力方向において上方の前記ガス流路壁側に配置されている
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のガスセンサの保護カバー構造。
  6. 前記ガス流入用通気孔及び前記ガス流通用通気孔は、前記ガス流路壁から一定距離だけ離隔した位置に配置されている
    ことを特徴とする、請求項記載のガスセンサの保護カバー構造。
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