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JP6043037B1 - マニピュレータ - Google Patents

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Abstract

ルーメンに貫通させた動力伝達部材に作用する張力を過度に増大させずに湾曲させることを目的として、マニピュレータ(3)は、可動部(7)と、該可動部(7)に供給する動力を発生する駆動部(8)と、一端に可動部(7)、他端に駆動部(8)を取り付ける細長い軟性の長尺ガイド部材(6)と、駆動部(8)の動力を可動部(7)に伝達する細長い動力伝達部材(9)とを備え、長尺ガイド部材(6)が、動力伝達部材(9)を長手方向に貫通させるルーメン(15a,15b)を有する細長い軟性のガイドチューブ(16)と、該ガイドチューブ(16)の外周を被覆する該ガイドチューブ(16)より高剛性のアウタシース(17)とを備え、アウタシース(17)の少なくとも一端が、可動部(7)または駆動部(8)に対して、ガイドチューブ(16)の長手方向に移動可能に取り付けられている。

Description

本発明は、マニピュレータに関する。
挿入部の先端に配置された湾曲部あるいは鉗子等の可動部をワイヤによって駆動する方式の内視鏡、カテーテルあるいはマニピュレータが知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特許文献1,2においては、細長い軟性の挿入部として、軟性のマルチルーメンチューブの外周をコイルチューブによって被覆したものを採用し、マルチルーメンチューブ内に形成されたルーメン内にワイヤを貫通させて案内するとともに、コイルチューブによってトルクの伝達を可能にしている。
特開2014−23721号公報 特許第5550150号公報
特許文献1,2の軟性カテーテルのように、マルチルーメンチューブの外周をコイルチューブによって被覆した挿入部を湾曲させると、コイルチューブは、湾曲の内側のコイルを密着させたまま、湾曲の外側のコイルを離間させて湾曲する。このため、湾曲の前後で湾曲の内側の経路長は変化しないのに対し、それよりも外側に配置されているマルチルーメンチューブの各ルーメンを貫通するワイヤ等の動力伝達部材の経路長は増大するので、湾曲によって、ワイヤに作用する張力が過度に増大し、可動部の動特性が低下したり、ワイヤが破断したりする虞がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、ルーメンに貫通させた動力伝達部材に作用する張力を過度に増大させずに湾曲させることができるマニピュレータを提供する。
本発明の一態様は、可動部と、該可動部に供給する動力を発生する駆動部と、一端に前記可動部、他端に前記駆動部を取り付ける細長い軟性の長尺ガイド部材と、前記駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い動力伝達部材とを備え、前記長尺ガイド部材が、前記動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを有する細長い軟性のガイドチューブと、該ガイドチューブの外周を被覆する該ガイドチューブより高剛性のアウタシースとを備え、前記アウタシースの一端が、前記駆動部に対して、前記ガイドチューブの長手方向に移動可能に取り付けられ、前記駆動部から任意の相対位置で前記アウタシースを固定するロック機構を備えるマニピュレータである。
本態様によれば、駆動部の作動により駆動部において発生した動力が動力伝達部材を介して可動部に伝達され可動部が作動させられる。長尺ガイド部材を湾曲させると、該長尺ガイド部材を構成しているガイドチューブおよびアウタシースが湾曲しガイドチューブに設けられているルーメンも湾曲するので、動力伝達部材は湾曲したルーメン内でガイドされて動力を伝達するようになる。また、ガイドチューブより高剛性のアウタシースによって駆動部側で加えた長手軸回りのトルクを可動部に伝達することができる。
この場合において、長尺ガイド部材が大きく湾曲させられる際に、湾曲の最も内側の最内径部分に配置されている高剛性のアウタシースの長さ寸法は変化しない。このため、仮に、アウタシースの両端が可動部および固定部に固定されている場合には、最内径部分によって湾曲後の長尺ガイド部材の寸法が決定され、最内径部分よりも湾曲の径方向外側に配置されているガイドチューブが、曲率半径の差に基づいて伸張されることになり、ルーメンの長さも伸張して動力伝達部材の経路長が増大してしまう。
本態様によれば、長尺ガイド部材の湾曲の前後において、アウタシースの一端を駆動部に対して、ガイドチューブの長手方向に移動させることにより、最内径部分の圧縮量をアウタシースの移動量によって補償することができ、ガイドチューブの伸張を抑えて動力伝達部材の経路長変動を抑制することができる。これにより、経路長の変動に伴う動力伝達部材の張力の過度な変動を防止しつつ長尺ガイド部材を湾曲させることができる。
また、マニピュレータは、体腔内に挿入することによって湾曲した内視鏡のチャネル内に挿入され、内視鏡のチャネルの形状に合わせて長尺ガイド部材が湾曲させられるが、挿入が完了した後には長尺ガイド部材の形状は大きく変化しない。このため、長尺ガイド部材を湾曲させると、アウタシースの基端が、基端側に配置されている駆動部に近接する方向に移動する。内視鏡のチャネル内にマニピュレータの挿入が完了した後には、ロック機構の作動により、アウタシースが駆動部に近接した状態で両者の相対位置をロックする。これにより、ガイドチューブが、より高剛性のアウタシースによって、より長く被覆されることになり、駆動部によって可動部を駆動する際に、ガイドチューブにかかる圧縮力をアウタシースによって受けることができる。
上記態様においては、前記アウタシースと前記駆動部との間に、前記アウタシースの移動を案内する案内機構を備えていてもよい。
このようにすることで、案内機構により、アウタシースの駆動部に対するスムーズな移動が案内される。
上記態様においては、前記案内機構が、前記ガイドチューブと前記アウタシースとを周方向に係止する回り止めを有していてもよい。
このようにすることで、案内機構により、アウタシースが駆動部に対して、ガイドチューブの長手方向のみに移動可能に案内され、案内機構を介してアウタシースにトルクを作用させることができる。
上記態様においては、前記ガイドチューブの両端が、前記アウタシースの両端に固定されていてもよい。
このようにすることで、アウタシースの一が駆動部に対して移動する際に、ガイドチューブの一端もアウタシースとともに移動する。湾曲による高剛性のアウタシースの最内径部分の長さ変化は少ないので、それよりも湾曲の径方向外方に配置されているガイドチューブは、一端が移動する際に伸張させられる。ガイドチューブは両端が固定された状態で伸張させられるのではなく、少なくとも一端が移動可能な状態で伸張させられるので、可動部と駆動部との間における動力伝達部材の経路長は変化しない。これにより、経路長の変動に伴う動力伝達部材の張力の過度な変動を防止しつつ長尺ガイド部材を湾曲させることができる。
上記態様においては、前記ガイドチューブは、一端が前記可動部に固定され、他端が前記駆動部に固定されていてもよい。
このようにすることで、ガイドチューブの両端が可動部と駆動部とに固定されるので、ガイドチューブを伸縮させない限り、可動部と駆動部との間の動力伝達部材の経路長は変更されない。アウタシースの少なくとも一端を移動可能にすることにより、湾曲によってガイドチューブを伸縮させる外力を作用させずに済む。
上記態様においては、前記ガイドチューブの圧縮剛性を補強する補強手段を有していてもよい。
このようにすることで、ガイドチューブの両端を可動部と駆動部とに固定し、アウタシースをガイドチューブに対して移動させる場合には、ガイドチューブのみによって長尺ガイド部材が構成される部分が存在する。この場合に、駆動部の作動により可動部を作動させる際に、動力伝達部材にかかる張力によってガイドチューブに大きな圧縮力が作用する。ガイドチューブを補強手段によって補強することにより、ガイドチューブが圧縮されて動力伝達部材の経路長が変動することを防止することができる。
上記態様においては、前記補強手段が、前記アウタシースと前記駆動部との間に配置され、両者を引き離す方向の力を発生する付勢手段であってもよい。
このようにすることで、駆動部の作動により可動部を作動させる際に、ガイドチューブにかかる圧縮力が付勢手段によって受けられるので、ガイドチューブの圧縮による経路長の変動を防止することができる。
上記態様においては、前記付勢手段が、圧縮コイルバネであってもよい。
このようにすることで、長尺ガイド部材が湾曲させられるときには、圧縮コイルバネが圧縮されることでアウタシースの駆動部に対する移動を許容し、駆動部の作動により可動部が作動させられるときには、圧縮コイルバネの付勢力によってガイドチューブにかかる圧縮力を緩和することができる。また、圧縮コイルバネの内面をガイドチューブの外面に近接させることにより、圧縮力を受けたガイドチューブが径方向外方に膨らむのを圧縮コイルバネで抑えることができる。
上記態様においては、前記付勢手段が、前記アウタシースと前記駆動部にそれぞれ配置され、磁気反発力を発生する一対の磁石であってもよい。
このようにすることで、長尺ガイド部材が湾曲させられるときには、一対の磁石の磁気反発力に抗してアウタシースの駆動部に対する移動が許容され、駆動部の作動により可動部が作動させられるときには、磁気反発力によってガイドチューブにかかる圧縮力を緩和することができる。
上記態様においては、前記アウタシースが、前記駆動部に対して移動可能に設けられ、前記補強手段が、少なくとも、前記アウタシースと前記駆動部との間隔位置に前記ガイドチューブの長手方向に沿って該ガイドチューブの表面に密着状態に配置された、該ガイドチューブよりも高剛性の補強部材であってもよい。
このようにすることで、駆動部の作動により可動部を作動させる際に、ガイドチューブにかかる圧縮力が補強部材によって受けられるので、ガイドチューブの圧縮による経路長の変動を防止することができる。補強部材は、ガイドチューブの外面を被覆する筒状のものでもよいし、ガイドチューブのルーメン内に挿入された棒状のものであってもよい。
上記態様においては、前記ガイドチューブが、前記ルーメンを複数有し、各ルーメンが、前記ガイドチューブの長手軸回りに捻れた形状を有していてもよい。
このようにすることで、長尺ガイド部材が湾曲させられる場合に、ガイドチューブ自体が比較的大きな外径寸法を有し、各ルーメンが径方向の異なる位置に分布していても、湾曲により、特定のルーメンに経路長の変化が発生することを防止して、複数のルーメン間に経路長差が発生することを防止することができる。
また、本発明の他の態様は、可動部と、該可動部に供給する動力を発生する駆動部と、前記駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い動力伝達部材と、該動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを有する細長い軟性のガイドチューブ、および該ガイドチューブの外周を被覆する該ガイドチューブより高剛性のアウタシースを有し、一端に前記可動部、他端に前記駆動部を取り付ける細長い軟性の長尺ガイド部材と、前記ガイドチューブの圧縮剛性を補強する補強手段とを備え、前記アウタシースの一端が、前記駆動部に対して、前記ガイドチューブの長手方向に移動可能に取り付けられ、前記ガイドチューブは、一端が前記可動部に固定され、他端が前記駆動部に固定され、前記補強手段が、前記アウタシースと前記駆動部との間に配置され、両者を引き離す方向の力を発生する付勢手段であるマニピュレータである。
上記態様においては、前記アウタシースと、前記可動部または前記駆動部との間に、前記アウタシースの移動を案内する案内機構を備えていてもよい。
また、上記態様においては、前記案内機構が、前記ガイドチューブと前記アウタシースとを周方向に係止する回り止めを有していてもよい。
また、上記態様においては、前記アウタシースと前記駆動部とを任意の相対位置で固定するロック機構を備えていてもよい。
また、上記態様においては、前記付勢手段が、圧縮コイルバネであってもよい。
また、上記態様においては、前記付勢手段が、前記アウタシースと前記駆動部にそれぞれ配置され、磁気反発力を発生する一対の磁石であってもよい。
また、上記態様においては、前記補強手段が、少なくとも、前記アウタシースと前記駆動部との間隔位置に前記ガイドチューブの長手方向に沿って該ガイドチューブの表面に密着状態に配置された、該ガイドチューブよりも高剛性の補強部材であってもよい。
また、上記態様においては、前記ガイドチューブが、前記ルーメンを複数有し、各該ルーメンが、前記ガイドチューブの長手軸回りに捻れた形状を有していてもよい。
本発明によれば、ルーメンに貫通させた動力伝達部材に作用する張力を過度に増大させずに挿入部を湾曲させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るマニピュレータを備える医療用マニピュレータシステムを示す全体構成図である。 図1のマニピュレータの長尺ガイド部材を直線状に延ばした状態を示す縦断面図である。 図1のマニピュレータの長尺ガイド部材を湾曲させた状態を示す縦断面図である。 図1のマニピュレータに対する比較例を示す直線状に延ばした状態の各縦断面図である。 図1のマニピュレータに対する比較例を示す湾曲させた状態の各縦断面図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、回り止めを示す斜視図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、第1の補強手段を備えたマニピュレータを示す縦断面図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、第2の補強手段を備えたマニピュレータを示す縦断面図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、第3の補強手段を備えたマニピュレータを示す縦断面図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、第4の補強手段を備えたマニピュレータを示す縦断面図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、ロック機構を備えたマニピュレータであって、ロック解除状態を示す側面図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、ロック機構を備えたマニピュレータであって、ロック状態を示す側面図である。 図9のロック機構を説明するロック解除状態を示す正面図である。 図9のロック機構を説明するロック状態を示す正面図である。 図9の他のロック機構を説明するロック解除状態を示す正面図である。 図9の他のロック機構を説明するロック状態を示す正面図である。 図9のさらに他のロック機構を説明するロック解除状態を示す正面図である。 図9のさらに他のロック機構を説明するロック状態を示す正面図である。 図1のマニピュレータの他の変形例を示す直線状に延ばした状態の縦断面図である。 図1のマニピュレータの他の変形例を示す湾曲させた状態の縦断面図である。 図1のマニピュレータのさらに他の変形例を示す直線状に延ばした状態の縦断面図である。 図1のマニピュレータのさらに他の変形例を示す湾曲させた状態の縦断面図である。 図1のマニピュレータの変形例であって、ガイドチューブとして、ルーメンが捻れたマルチルーメンチューブを備えるものを示す部分的な縦断面図である。
本発明の一実施形態に係るマニピュレータ3について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るマニピュレータ3は、例えば、図1に示される医療用マニピュレータシステム1において用いられる。この医療用マニピュレータシステム1は、オペレータOにより操作されるマスタ装置2と、患者Pの体腔内に挿入されるマニピュレータ3と、マスタ装置2への操作入力に基づいてマニピュレータを制御する制御部4と、モニタ5とを備えている。
本実施形態に係るマニピュレータ3は、図2Aおよび図2Bに示されるように、例えば、患者Pの体腔内に挿入される内視鏡12のチャネルを介して患者Pの体腔内に挿入される細長い軟性の長尺ガイド部材6と、該長尺ガイド部材6の先端に配置された可動部7と、長尺ガイド部材6の基端に配置され、制御部4によって制御されることにより可動部7を作動させる駆動部8と、該駆動部8により発生した駆動力を可動部7に伝達するワイヤ(動力伝達部材)9a,9bとを備えている。
可動部7は、体内の患部に作用する鉗子等の処置部10と、該処置部10を支持する少なくとも1つの関節部11とを備えている。図に示す例では、説明を簡単にするために、関節部11は、長尺ガイド部材6の長手軸に直交する軸線回りに処置部10を揺動させる単一の揺動関節を有する場合を示している。
駆動部8は、駆動力を発生するモータ(図示略)に接続するプーリ13と、該プーリ13を回転可能に支持するハウジング14とを備えている。プーリ13には2本のワイヤ9a,9bがかけ回されており、モータの作動によりプーリ13が回転させられると、プーリ13にかけ回されたいずれかのワイヤ9a,9bにプーリ13の回転方向に依存して張力が作用し、ワイヤ9a,9bによって伝達される張力によって関節部11がいずれかの方向に駆動されるようになっている。
本実施形態においては、長尺ガイド部材6は、2本のワイヤ9a,9bを貫通させる2つのルーメン15a,15bを有するマルチルーメンチューブ(ガイドチューブ)16と、該マルチルーメンチューブ16の外周面を被覆するように配置されたコイルチューブ(アウタシース)17と、該コイルチューブ17の基端に固定されたスライダ18とを備えている。
マルチルーメンチューブ16は、変形しやすく剛性の低い軟性の樹脂材料により構成されている。一方、コイルチューブ17は、マルチルーメンチューブ16より剛性の高い金属材料により構成されている。コイルチューブ17は、図2Aに示されるように、長尺ガイド部材6が直線状に延ばされた状態で、素線間を隙間なく密着させる密着コイルである。
マルチルーメンチューブ16の先端は、関節部11に固定され、マルチルーメンチューブ16の基端は駆動部8のハウジング14に固定されている。また、コイルチューブ17の先端も関節部11に固定されている。
スライダ18は、駆動部8のハウジング14に対してマルチルーメンチューブ16の長手方向に移動可能に設けられている。これにより、コイルチューブ17の基端は、マルチルーメンチューブ16の長手方向に移動可能に支持されている。すなわち、駆動部8のハウジング14とスライダ18とによって、コイルチューブ17の基端をマルチルーメンチューブ16の長手方向に移動可能に支持する案内機構19が構成されている。
図2Aに示されるように、長尺ガイド部材6が直線状に延ばされた状態において、スライダ18と駆動部8のハウジング14との間には、マルチルーメンチューブ16の長手方向に隙間が形成されている。
このように構成された本実施形態に係るマニピュレータ3を用いて、患者Pの体内の処置を行う場合について説明する。
図1の医療用マニピュレータシステム1を用いて体内の患部を処置するには、患者Pの体外から体腔内に挿入された内視鏡12の挿入部のチャネルを介して、本実施形態に係るマニピュレータ3を先端の可動部7側から挿入していき、体内に配置されている内視鏡12の挿入部の先端面の鉗子チャネルの開口から可動部7を突出させる。
この場合において、体腔は曲がりくねっている場合が多く、内視鏡12の挿入部および該挿入部に設けられているチャネルは体腔の形状に倣って湾曲されて体腔内に挿入されている。したがって、このようなチャネルを介してマニピュレータ3が挿入される場合には、マニピュレータ3は長尺ガイド部材6をチャネルに合わせて湾曲させながら挿入されていくことになる。
本実施形態に係るマニピュレータ3において、長尺ガイド部材6が湾曲させられる場合には、中心に沿って配置されている可撓性の高いマルチルーメンチューブ16が湾曲させられる。マルチルーメンチューブ16はその両端が可動部7および駆動部8に固定されているので、マルチルーメンチューブ16がその中心線に沿う長さを伸縮せずに湾曲させられれば、マルチルーメンチューブ16に形成されているルーメン15a,15bも大きく伸縮することはなく、ルーメン15a,15b内に配置されているワイヤ9a,9bの経路長も大きく変動しない。
マルチルーメンチューブ16が湾曲させられると、その外周を被覆しているコイルチューブ17も湾曲させられる。コイルチューブ17は、マルチルーメンチューブ16に対して十分に高い剛性を有する材質により構成されているので、長尺ガイド部材6が湾曲させられる際には、湾曲の内径側に配置される部分の長さは素線を密着させたままで変化せず、湾曲の外径側に配置される部分の素線の間隔を広げるようにして湾曲させられる。
ここで、図3A,8に示されるように、コイルチューブ17の両端が可動部7および駆動部8に固定されている場合を比較例として挙げて説明する。
この場合には、コイルチューブ17の湾曲の内径側の寸法は、長尺ガイド部材6が直線状の場合も湾曲された場合も変化しない。したがって、長尺ガイド部材6が湾曲させられるときには、コイルチューブ17の湾曲の内径側の長さ寸法を基準として、それよりも曲率半径方向の外側に配置される各部材が伸張されるように移動あるいは変形する。
その結果、図3Bに示されるように、マルチルーメンチューブ16には、その長さを伸張させる方向に張力が作用するので、基端が駆動部8のハウジング14から離間する方向に移動し、可動部7と駆動部8との間の距離が増加してワイヤ9aの経路長が増大させられてしまう。このため、長尺ガイド部材6を湾曲させるだけで、そのルーメン15a内に貫通配置されているワイヤ9aにかかる張力が増大してしまい、駆動部8を作動させていなくても可動部7が作動させられてしまったり、ワイヤ9aに過度の張力がかかってしまったりする不都合が発生する。
これに対し、本実施形態に係るマニピュレータ3によれば、図2Aおよび図2Bに示されるように、コイルチューブ17の基端が、駆動部8のハウジング14に対してマルチルーメンチューブ16の長手方向に移動可能なスライダ18に固定されているので、長尺ガイド部材6が湾曲させられると、スライダ18がハウジング14に対して移動して、コイルチューブ17の基端を駆動部8側に移動させる。すなわち、湾曲の前後において、湾曲の内径側に配置されるコイルチューブ17の長さが変動しないことは比較例と変わらないが、コイルチューブ17の基端が固定されていないので、コイルチューブ17の基端がスライダ18とハウジング14との隙間を詰めるように変位する。その結果、マルチルーメンチューブ16の張力が増大することが防止され、マルチルーメンチューブ16の長さが維持され、ワイヤ9aの経路長が延びることが防止される。
このように本実施形態に係るマニピュレータ3によれば、長尺ガイド部材6が湾曲してもワイヤ9a,9bの経路長が変動しないので、駆動部8の作動と関係なく可動部7が作動してしまったり、ワイヤ9a,9bに過度の張力がかかってしまったりすることを防止して、可動部7を精度よく制御することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、マルチルーメンチューブ16として剛性の低い材質からなるものを採用しているが、マルチルーメンチューブ16の外周を被覆するコイルチューブ17によって長尺ガイド部材6自体の剛性を高めている。したがって、コイルチューブ17の基端側に、長手方向に沿う力を作用させることで、マニピュレータ3全体を進退させることができるとともに、コイルチューブ17の基端側に、長手軸回りのトルクをかけることにより、先端の可動部7を長手軸回りに回転させることができる。
コイルチューブ17にトルクをかける方法としては、コイルチューブ17の基端に直接トルクをかける方法の他、図4に示されるように、案内機構19を構成するハウジング14とスライダ18との間にスライダ18の周方向の変位を規制する回り止め20を設け、ハウジング14に加えるトルクを、回り止め20を介してコイルチューブ17に伝達する方法を採用してもよい。
回り止め20としては、ハウジング14に、マルチルーメンチューブ16の長手方向に延びる長孔21を設け、スライダ18に、長孔21に挿入されるピン22を設けることにすればよい。スライダ18がマルチルーメンチューブ16の長手方向に移動する際には、ピン22に対して長孔21を移動させ、ハウジング14にトルクが加えられたときには、ピン22と長孔21との係合によってマルチルーメンチューブ16の長手軸回りのトルクを伝達することができる。
また、本実施形態においては、マルチルーメンチューブ16を駆動部8のハウジング14に固定し、コイルチューブ17の基端側の端部を移動可能としたので、駆動部8の作動によってワイヤ9a,9bに張力がかかると、マルチルーメンチューブ16に圧縮力が加わる。マルチルーメンチューブ16として、圧縮剛性の低い材質からなるものを採用する場合には、以下の補強手段を採用することが好ましい。
すなわち、第1に、図2Aおよび図2Bに示されるように、コイルチューブ17の内面とマルチルーメンチューブ16の外面との径方向の隙間を十分に小さく抑えることにより、圧縮によって径方向に拡大しようとするマルチルーメンチューブ16の外面をコイルチューブ17によって抑えることにしてもよい。この場合にはコイルチューブ17が補強手段を兼ねることになる。
第2に、図5に示されるように、マルチルーメンチューブ16の外周面を被覆する、マルチルーメンチューブ16よりも圧縮剛性の高い樹脂チューブ(補強部材)23を補強手段として採用してもよい。
第3に、図6に示されるように、マルチルーメンチューブ16のいずれかのルーメン15c内に挿入配置された、マルチルーメンチューブ16よりも圧縮剛性の高いシャフト24を補強手段として採用してもよい。
また、第4に、図7に示されるように、スライダ18とハウジング14との間の長手方向の間隔位置に配置され、間隔を広げる方向にバネ力を作用させる圧縮バネ(付勢手段)25を補強手段として採用してもよい。可動部7を作動させる際にワイヤ9a,9bにかかる張力によってマルチルーメンチューブ16にかかる圧縮力を、圧縮バネ25のバネ力によって補強することができる。なお、圧縮バネ25を圧縮コイルバネにより構成する場合には、コイルチューブ17と同様にしてマルチルーメンチューブ16の外周面に近接する内径を有するコイルバネを採用することにより、ワイヤ9a,9bにかかる張力によってマルチルーメンチューブ16が圧縮されて径方向に膨張するのを抑えることもできる。
また、第5に、図8に示されるように、スライダ18およびハウジング14に、磁気反発力によってスライダ18とハウジング14との長手方向の間隔を広げる一対の磁石(付勢手段)26a,26bを補強手段として採用してもよい。可動部7を作動させる際にワイヤ9a,9bにかかる張力によってマルチルーメンチューブ16にかかる圧縮力を、磁気反発力によって補強することができる。
また、長尺ガイド部材6を湾曲させることによって、スライダ18がハウジング14に近接する方向に移動した状態で、両者の相対位置をロックするロック機構27を備えていてもよい。すなわち、内視鏡12を体腔内に挿入することによって湾曲したチャネル内に挿入される本実施形態のマニピュレータ3は、チャネルの形状に合わせて長尺ガイド部材6が湾曲させられるが、挿入が完了した後には長尺ガイド部材6の形状は大きく変化しない。
したがって、ロック機構27の作動により、スライダ18がハウジング14に近接した状態で両者の相対位置をロックすることにより、コイルチューブ17によってマルチルーメンチューブ16にかかる圧縮力を受けることができる。この場合、ロック機構27が補強手段を構成していることになる。
ロック機構27としては、以下の構造のものを採用することができる。
例えば、ロック機構27として、図9Aおよび図10Aに示されるように、円筒状のスライダ18の径方向外方から近接させられてスライダ18の外周面を略半周にわたって覆うようにスライダ18を収容する横断面略C字状の把持部材28を採用してもよい。
駆動部8に対して動力を供給するモータユニット29を駆動部8とは別体として着脱可能に構成し、把持部材28をモータユニット29に固定しておくことで、図9Bおよび図10Bに示されるように、駆動部8をモータユニット29に取り付ける際に、スライダ18を把持部材28によって把持させ、スライダ18外周面と把持部材28の内周面との間の摩擦によって、マルチルーメンチューブ16の長手方向に沿うスライダ18の移動を拘束する構造のものを採用すればよい。図中、符号30は摩擦を増大させる材質からなるコーティングである。
また、図11Aおよび図11Bに示されるように、スライダ18に固定したベアリング31の外輪をC字状の把持部材28の内側に嵌合させて、スライダ18の回転を許容しつつ、マルチルーメンチューブ16の長手方向に沿うスライダ18の移動を固定する構造のものを採用してもよい。
また、図12Aおよび図12Bに示されるように、モータユニット29に、長尺ガイド部材6が配置される方向に並ぶ複数の溝32を設け、スライダ18に突起33を設けることにしてもよい。駆動部8をモータユニット29に取り付けたときに、スライダ18の突起33をいずれかの溝32に係合させることで、任意の位置でスライダ18の移動を拘束する構造のものを採用してもよい。突起33と溝32は入れ替えてもよい。
また、本実施形態においては、コイルチューブ17の基端を駆動部8に対して移動可能に配置したが、これに代えて、コイルチューブ17の先端を可動部7に対して移動可能に配置してもよい。
また、本実施形態においては、マルチルーメンチューブ16の基端をハウジング14に固定することとしたが、これに代えて、図13Aに示されるように、スライダ18に固定し、ハウジング14とスライダ18との間に圧縮バネ25を配置してもよい。
このように構成することで、長尺ガイド部材6が湾曲されるときには、図13Bに示されるように、バネ25が圧縮されてスライダ18が移動させられる。このとき、スライダ18に固定されているマルチルーメンチューブ16の基端もスライダ18の移動によって移動させられる。マルチルーメンチューブ16は剛性の低い樹脂チューブにより構成されているので、基端側が移動されることで伸張させられるが、伸張させられた分だけ移動することで、ワイヤ9a,9bの経路長の増大を防止することができる。
また、この場合に、図14Aおよび図14Bに示されるように、マルチルーメンチューブ16を駆動部8のハウジング14内まで延ばしてもよい。
また、本実施形態においては、マルチルーメンチューブ16として、複数のルーメン15a,15bがマルチルーメンチューブ16の長手方向に沿って真っ直ぐに形成されているものを例示したが、これに限定されるものではなく、図15に示されるように、マルチルーメンチューブ16の長手軸回りに捻れたルーメン34a,34bを有するものを採用してもよい。
このようにすることで、太いマルチルーメンチューブ16を使用することで、湾曲の際に曲率半径差が大きくなっても、湾曲による各ルーメン34a,34bの長さの変動を抑えて、ワイヤ9a,9bの経路長の変動を防止することができる。
3 マニピュレータ
6 長尺ガイド部材
7 可動部
8 駆動部
9a,9b ワイヤ(動力伝達部材)
15a,15b,15c,34a,34b ルーメン
16 マルチルーメンチューブ(ガイドチューブ)
17 コイルチューブ(アウターシース)
19 案内機構
20 回り止め
23 樹脂チューブ(補強部材、補強手段)
24 シャフト(補強手段)
25 圧縮コイルバネ(圧縮バネ、補強手段、付勢手段)
26a,26b 磁石(補強手段、付勢手段)
27 ロック機構
28 把持部材(ロック機構)
32 溝(ロック機構)
33 突起(ロック機構)

Claims (19)

  1. 可動部と、
    該可動部に供給する動力を発生する駆動部と、
    一端に前記可動部、他端に前記駆動部を取り付ける細長い軟性の長尺ガイド部材と、
    前記駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い動力伝達部材とを備え、
    前記長尺ガイド部材が、前記動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを有する細長い軟性のガイドチューブと、該ガイドチューブの外周を被覆する該ガイドチューブより高剛性のアウタシースとを備え、
    前記アウタシースの一端が、前記駆動部に対して、前記ガイドチューブの長手方向に移動可能に取り付けられ
    前記駆動部から任意の相対位置で前記アウタシースを固定するロック機構を備えるマニピュレータ。
  2. 前記アウタシースと前記駆動部との間に、前記アウタシースの移動を案内する案内機構を備える請求項1に記載のマニピュレータ。
  3. 前記案内機構が、前記ガイドチューブと前記アウタシースとを周方向に係止する回り止めを有する請求項2に記載のマニピュレータ。
  4. 前記ガイドチューブの両端が、前記アウタシースの両端に固定されている請求項1から請求項のいずれかに記載のマニピュレータ。
  5. 前記ガイドチューブは、一端が前記可動部に固定され、他端が前記駆動部に固定されている請求項1から請求項のいずれかに記載のマニピュレータ。
  6. 前記ガイドチューブの圧縮剛性を補強する補強手段を有する請求項に記載のマニピュレータ。
  7. 記補強手段が、前記アウタシースと前記駆動部との間に配置され、両者を引き離す方向の力を発生する付勢手段である請求項に記載のマニピュレータ。
  8. 前記付勢手段が、圧縮コイルバネである請求項に記載のマニピュレータ。
  9. 前記付勢手段が、前記アウタシースと前記駆動部にそれぞれ配置され、磁気反発力を発生する一対の磁石である請求項に記載のマニピュレータ。
  10. 前記アウタシースが、前記駆動部に対して移動可能に設けられ、
    前記補強手段が、少なくとも、前記アウタシースと前記駆動部との間隔位置に前記ガイドチューブの長手方向に沿って該ガイドチューブの表面に密着状態に配置された、該ガイドチューブよりも高剛性の補強部材である請求項に記載のマニピュレータ。
  11. 前記ガイドチューブが、前記ルーメンを複数有し、
    ルーメンが、前記ガイドチューブの長手軸回りに捻れた形状を有する請求項1から請求項1のいずれかに記載のマニピュレータ。
  12. 可動部と、
    該可動部に供給する動力を発生する駆動部と、
    前記駆動部の動力を前記可動部に伝達する細長い動力伝達部材と、
    該動力伝達部材を長手方向に貫通させるルーメンを有する細長い軟性のガイドチューブ、および該ガイドチューブの外周を被覆する該ガイドチューブより高剛性のアウタシースを有し、一端に前記可動部、他端に前記駆動部を取り付ける細長い軟性の長尺ガイド部材と、
    前記ガイドチューブの圧縮剛性を補強する補強手段とを備え、
    前記アウタシースの一端が、前記駆動部に対して、前記ガイドチューブの長手方向に移動可能に取り付けられ、
    前記ガイドチューブは、一端が前記可動部に固定され、他端が前記駆動部に固定され、
    前記補強手段が、前記アウタシースと前記駆動部との間に配置され、両者を引き離す方向の力を発生する付勢手段であるマニピュレータ。
  13. 前記アウタシースと、前記可動部または前記駆動部との間に、前記アウタシースの移動を案内する案内機構を備える請求項12に記載のマニピュレータ。
  14. 前記案内機構が、前記ガイドチューブと前記アウタシースとを周方向に係止する回り止めを有する請求項13に記載のマニピュレータ。
  15. 前記アウタシースと前記駆動部とを任意の相対位置で固定するロック機構を備える請求項13または請求項14に記載のマニピュレータ。
  16. 前記付勢手段が、圧縮コイルバネである請求項12に記載のマニピュレータ。
  17. 前記付勢手段が、前記アウタシースと前記駆動部にそれぞれ配置され、磁気反発力を発生する一対の磁石である請求項12に記載のマニピュレータ。
  18. 前記補強手段が、少なくとも、前記アウタシースと前記駆動部との間隔位置に前記ガイドチューブの長手方向に沿って該ガイドチューブの表面に密着状態に配置された、該ガイドチューブよりも高剛性の補強部材である請求項12に記載のマニピュレータ。
  19. 前記ガイドチューブが、前記ルーメンを複数有し、
    各該ルーメンが、前記ガイドチューブの長手軸回りに捻れた形状を有する請求項12から請求項18のいずれかに記載のマニピュレータ。
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