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JP6007621B2 - 外箱および内袋を備える複合容器、および紙製の容器 - Google Patents

外箱および内袋を備える複合容器、および紙製の容器 Download PDF

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Description

本発明は、外箱と、外箱に収容される内袋と、を備える複合容器に関する。また本発明は、複合容器の外箱として用いられ得る紙製の容器に関する。
従来、食品などを収容するための容器として、紙製の外箱の内部に内袋が収容された複合容器、いわゆるバッグインカートンが用いられている。この種の複合容器として、外箱を開封する際に同時に内袋をも開封することができるよう構成された複合容器が提案されている。例えば特許文献1乃至3において、外箱に内袋を接着することによって外箱および内袋の同時開封を実現した複合容器が開示されている。
特許第3961821号公報 実公昭59−11869号公報 実開昭62−165267号公報
特許文献1乃至3によって提案される複合容器においては、外箱と内袋を同時開封させるために、外箱と内袋の開封部を精度よく接着させる必要があり、このため複合容器の製造方法が煩雑になる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る複合容器を提供することを目的とする。
本発明は、外箱と、外箱に収容される内袋と、を備える複合容器であって、前記外箱は、底部と、前記底部に連接され、互いに対向する前面板および後面板と、を有し、前記外箱の前記前面板および前記後面板は各々、前記外箱の上端から前記底部まで延びる一対の側縁を有し、前記前面板および前記後面板は、前記一対の側縁を介して互いに連接されており、前記外箱の前記前面板と前記後面板との間の間隔は、少なくとも部分的に、前記底部から離れるにつれて小さくなり、前記外箱のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分には、前記前面板および前記後面板を横断する一連の切断部分が形成されており、前記内袋には、少なくとも、前記外箱の前記切断部分に対応する位置であって、かつ、前記外箱の前記前面板および前記後面板の前記一対の側縁のうちの一方に対向する位置に、易開封部分が形成されている、複合容器である。
本発明による複合容器において、前記外箱のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分は、前記外箱の上端に至っていてもよい。
本発明による複合容器において、前記外箱の前記前面板の上縁と、前記外箱の前記後面板の上縁とが互いに接していてもよい。
本発明による複合容器において、前記外箱の前記底部は、少なくとも4つの頂点を含む多角形状の輪郭を有していてもよい。
本発明による複合容器において、前記外箱の前記前面板および前記後面板に、前記底部の各頂点のうち前記前面板または前記後面板の側縁に連結されていない頂点から前記外箱の前記上端に向かって延びる罫線が形成されていてもよい。
本発明による複合容器において、前記外箱の前記底部は、リーフ状の輪郭を有するとともに、前記外箱の内側に向かって凸となるよう構成されていてもよい。
本発明による複合容器において、前記外箱の前記前面板および前記後面板に、前記切断部分から前記底部に向かって延びる罫線が形成されていてもよい。
本発明は、紙製の容器であって、底部と、前記底部に連接され、互いに対向する前面板および後面板と、を有し、前記前面板および前記後面板は各々、前記容器の上端から前記底部まで延びる一対の側縁を有し、前記前面板および前記後面板は、前記一対の側縁を介して互いに連接されており、前記前面板と前記後面板との間の間隔は、少なくとも部分的に、前記底部から離れるにつれて小さくなり、前記容器のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分には、前記前面板および前記後面板を横断する一連の切断部分が形成されている、容器である。
本発明による紙製の容器において、前記前面板の上縁と、前記後面板の上縁とが互いに接していてもよい。
本発明によれば、外箱と内袋の開封部を接着しなくても、外箱と内袋を同時開封することができる複合容器を提供することができる。
図1Aは、第1の実施の形態において、外箱と、外箱に収容される内袋と、を備えた複合容器を示す斜視図。 図1Bは、図1Aに示す複合容器の外箱を示す斜視図。 図2A(a)は、図1Bの外箱を示す正面図、図2A(b)は、図1Bの外箱を示す側面図、図2A(c)は、図1Bの外箱を示す底面図。 図2Bは、外箱の前面板および後面板に凹凸が形成される例を示す側面図。 図3は、図1Bに示す外箱を作製するためのブランク板を示す平面図。 図4Aは、図1Aに示す複合容器の内袋を示す正面図。 図4B(a)は、内袋に形成される易開封部分の変形例を示す図、図4B(b)は、図4B(a)に示す内袋を形成するための包装材の一例を示す図。 図5は、内袋を構成する包装材の層構成を示す断面図。 図6(a)(b)(c)は、複合容器を製造する方法の一例を示す図。 図7は、複合容器を製造する方法のその他の例を示す図。 図8(a)は、複合容器を開封する際の様子を示す斜視図、図8(b)は、開封された複合容器を示す図。 図9は、第1の実施の形態による外箱の一変形例を示す図。 図10は、図9に示す外箱を作製するためのブランク板を示す平面図。 図11(a)は、開封された後の外箱の本体部を、外箱の蓋部によって閉鎖する際の様子を示す斜視図、図11(b)は、蓋部によって閉鎖された本体部を示す斜視図。 図12は、第1の実施の形態による外箱の一変形例を示す図。 図13は、第1の実施の形態による外箱の一変形例を示す図。 図14は、第1の実施の形態による外箱の一変形例を示す図。 図15は、第1の実施の形態による外箱の一変形例に対応するブランク板を示す平面図。 図16は、内袋の一変形例を示す正面図。 図17は、内袋の一変形例を示す正面図。 図18は、第1の実施の形態によるブランク板の一変形例を示す平面図。 図19は、第2の実施の形態による外箱を示す斜視図。 図20(a)は、図19の外箱を示す正面図、図20(b)は、図19の外箱を示す側面図、図20(c)は、図19の外箱を示す底面図。 図21は、図19に示す外箱を作製するためのブランク板を示す平面図。 図22は、第3の実施の形態による外箱を示す斜視図。 図23(a)は、図22の外箱を示す正面図、図23(b)は、図19の外箱を示す側面図、図23(c)は、図22の外箱を示す底面図。 図24は、図22に示す外箱を作製するためのブランク板を示す平面図。
第1の実施の形態
以下、図1乃至図8を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。まず図1Aを参照して、複合容器10全体について説明する。
複合容器
図1Aに示すように、複合容器10は、外箱20と、外箱20に収容された内袋40と、を備えている。このうち内袋40は、高い密封性を有するよう構成されており、このため内袋40の内部には、菓子などの湿気を嫌う内容物を保管することができる。また外箱20は、所定の形状安定性を有するよう構成されている。このような外箱20および内袋40を組み合わせて複合容器10を構成することにより、密封性および外力に対する耐性を両立させることができる。なお図1Aにおいては、外箱20内に収容されている内袋40が二点鎖線で示されている。なお本実施の形態において、外箱20と内袋40との間に、接着剤などの接着要素は存在していない。すなわち、内袋40は外箱20に対して接着されていない。この場合であっても、後述する外箱の構造を採用することにより、外箱20と内袋40とを同時開封することができる。
次に、複合容器10の外箱20および内袋40について詳細に説明する。はじめに図1B、図2A(a)(b)(c)、図2Bおよび図3を参照して、外箱20について説明する。
外箱
図1Bは、外箱20を示す斜視図である。外箱20は、対応する形状で切り出されたブランク板20Aを折り曲げることにより作製される。図2A(a)(b)(c)はそれぞれ、外箱20を示す正面図、側面図および底面図である。また図3は、図1Bに示す外箱20を作製するためのブランク板20Aを示す平面図である。
図1Bおよび図2A(a)(b)(c)に示すように、外箱20は、底部21と、底部21に連接され、互いに対向する一対の側面板と、を有している。このうち底部21は、図1Bおよび図2A(c)に示すように、6つの頂点を含む六角形状の輪郭を有している。図1Bおよび図2A(c)において、六角形の底部21を構成する6つの底辺が符号31a,31b,31c,31d,31e,31fで表されている。また本実施の形態において、側面板は、外箱20の上端30から底部21に至る側縁を有する板として定義される。なお本実施の形態において、「板」とは、平面だけでなく曲面をも含む概念である。
一対の側面板は、底部21の底辺(折線)31a,31b,31cを介して底部21に連接された前面板22と、底部21の底辺(折線)31d,31e,31fを介して底部21に連接された後面板23と、を含んでいる。この場合、前面板22の底縁33aは、底辺31a,31b,31cから構成され、また後面板23の底縁33bは、底辺31d,31e,31fから構成される。
前面板22の底縁33aの底辺31bは、前面板22の中央部分に対応する底辺であり、この底辺31bの長さは、その他の底辺31a,31cの長さよりも大きくなっている。また後面板23の底縁33aの底辺31eは、後面板23の中央部分に対応する底辺であり、この底辺31eの長さは、その他の底辺31d,31fの長さよりも大きくなっている。また、前面板22の底縁33aの底辺31bおよび後面板23の底縁33bの底辺31eは、互いにほぼ平行に延びている。このように各底縁33a,33bを構成することにより、扁平な形状を有し、消費者によって掴まれ易い外箱20を得ることができる。
図1Bに示すように、前面板22および後面板23は、各々の一対の側縁32を介して互いに連接されている。すなわち前面板22および後面板23は、外箱20の上端30から底部21まで延びる一対の側縁32であって、両者で共有する側縁32を含んでいる。また、前面板22および後面板23は各々、底縁33a,33bに対向する頂縁30a,30bを有しており、これら頂縁30a,30bによって外箱20の上端30が構成されている。
また図1Bに示すように、外箱20の上部には、前面板22および後面板23を横断する一連の切断部分26が形成されている。切断部分26とは、外箱20を開封するための加工が施されている部分のことである。なお「外箱20の上部」とは、高さ方向における外箱20の中間点よりも上方にある場所であり、内袋40への内容物の充填率を考慮すると、高さ方向における外箱20の3分の2よりも上方の場所であることが好ましい。
開封するための加工としては、例えばミシン目や切欠などが挙げられる。例えば図2Aに示すように、切断部分26は、外箱20を横断する方向に沿って延び、間隔tを空けて並べられた複数の第1切断部26aを含んでいる。なお、隣接する2つの第1切断部26a間の間隔tが小さいほど、開封時に切断部分26が破断し易くなり、このため消費者による開封作業が容易になる。一方、間隔tが小さいほど、複合容器10の搬送時の衝撃などによって切断部分26が破断してしまい、これによって複合容器10が商品として不適切なものとなってしまう可能性が高くなる。間隔tは、これらの長所および短所のバランスを考慮して適宜設定される。なお図2Aに示すように、切断部分26は、第1切断部26aに連結され、第1切断部26aから斜め下方へ延びる第2切断部26bをさらに含んでいてもよい。このような第2切断部26bを設けることにより、隣接する第1切断部26a間の間隔tが大きい場合であっても、破断方向が第1切断部26aの延びる方向からずれてしまうことを抑制することができる。これによって、包装材における切断部分26の強度を十分に確保しながら、切断部分26の開封性を確保することができる。
次に、外箱20の形状の特徴について説明する。本実施の形態において、外箱20は、前面板22と後面板23との間の間隔が、少なくとも部分的に、底部21から離れるにつれて小さくなるよう構成されている。また上述の切断部分26は、外箱20のうち前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなる部分に形成されている。図1Bにおいては、外箱20の全域にわたって、すなわち底部21から上端30に至るまで、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう外箱20が構成される例が示されている。例えば、底部21における前面板22と後面板23との間の間隔をdとし、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔をdとする場合、dはdよりも小さくなっている。このように前面板22と後面板23との間の間隔を設定することにより、外箱20の底部21と切断部分26との間に十分な容積を確保しながら、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dを十分に小さくすることができる。このことにより、消費者が外箱20の切断部分26の周辺を掴む際に、同時に内袋40が外箱20を介して消費者によって掴まれ易くなる。切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dの具体的な値は、外箱20に収容される内袋40の寸法や破断容易性などに応じて適宜設定されるが、好ましくは1〜10mmの範囲内となっており、さらに好ましくは3〜8mmの範囲内となっている。
ところで外箱20においては、デザイン上の要望などに応じて、前面板22や後面板23の表面に凹凸が設けられることがある。図2Bは、このような凹凸が設けられた容器を側方から見た場合を示す側面図である。図2Bに示す外箱20について、個々の凹凸に基づいて前面板22と後面板23との間の間隔を詳細に観察した場合、凹凸に応じて前面板22と後面板23との間の間隔が増減する。すなわち図2Bに示す外箱20は、厳密には、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう構成されたものではない。しかしながら、図2Bに示す外箱20においても、個々の凹凸を無視して概略的に観察した場合、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなっていると言える。例えば、凹凸の各凸部22c,23cに接する一対の包絡線22e,23eを描いた場合、包絡線22e,23eの間の間隔は、底部21から離れるにつれて小さくなっている。また、概略的に観察した場合に前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなる限りにおいて、開封時に内袋40が外箱20と同時に消費者によって掴まれるという上述の効果が期待される。従って、上述の「前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなる」という条件は、前面板22と後面板23との形状を概略的に観察した場合に少なくとも成立していればよい。
前面板22と後面板23との間の間隔を設定するための具体的な構成が特に限られることはなく、様々な構成が採用され得る。例えば、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間の間隔が、前面板22の底縁33aと後面板23の底縁33bとの間の間隔よりも小さくなるよう、前面板22および後面板23が構成されている。例えば図2A(b)に示すように、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとが接するよう、またはほぼ接するよう、前面板22および後面板23を構成する。この結果、外箱20の上端30における前面板22と後面板23との間の間隔はゼロに、またはほぼゼロになっている。この場合、図2A(b)に示すように、前面板22と後面板23との間の間隔は、底部21から上端30に向かうにつれて、底部21からの距離にほぼ比例して小さくなっていく。
図1Bおよび図2Aに示すように、前面板22および後面板23には、底部21の各頂点のうち前面板22または後面板23の側縁32に連結されていない頂点から外箱20の上端30に向かって延びる罫線22a,22b,23a,23bが形成されていてもよい。このような罫線22a,22b,23a,23bを形成することにより、前面板22および後面板23の面形状を安定に維持することができる。これら罫線22a,22b,23a,23bは、図1Bおよび図2A(a)(b)に示すように、切断部分26には至らないよう形成されていてもよい。
なお図1Bおよび図2A(a)においては、正面から観察した場合に各罫線22a,22b,23a,23bが底部21に直交している例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、各罫線22a,22b,23a,23bの角度や長さは、前面板22および後面板23の面形状に対する要求などに応じて適宜設定される。
図1Bにおいて符号27で示されているように、外箱20の上端30に天板27が取り付けられていてもよい。図1Bに示す例において、天板27は、前面板22の頂縁30aを折線として前面板22に連接されており、また、後面板23に対して接着剤やホットメルトにより固定されている。このような天板27を設けることにより、前面板22の頂縁30aに対する後面板23の頂縁30bの位置を固定することができる。例えば前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとが互いに接するよう、天板27を前面板22に固定することができる。これによって、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dをより精密に設定することができる。また後述するように、外箱20に内袋40を収容する工程において、外箱20に対する内袋40の位置の調整を容易化することができる。なお天板27は、その内面が後面板23の外面に対して固定(貼着)されていてもよく、若しくは、その外面が後面板23の内面に対して固定(貼着)されていてもよい。
(ブランク板)
次に図3を参照して、外箱20を作製するためのブランク板20Aについて説明する。図3は、外箱20の内面となる側からブランク板20Aを見た場合を示す図である。図3に示すように、ブランク板20Aには、外箱20の底部21や各板22,23などに対応する部分が割り当てられている。また、ブランク板20Aの各部分は、罫線を介して連接されている。図3に示すブランク板20Aにおいて、一点鎖線で表されている部分が、ブランク板20Aに形成されている罫線を示している。罫線の具体的な構造は、罫線に沿ってブランク板20Aを折り曲げることが可能である限りにおいて、特に限定されることはない。例えばブランク板20Aの各罫線は、ブランク板20A上に形成された溝であって、外箱20として組立てられたときに外側に位置する溝から構成されている。なお以下の説明においては、ブランク板20Aに形成されている罫線を、外箱20として組立てられた後の名称である底縁、頂縁、側縁などとも称する。また図3に示すブランク板20Aにおいては、図1Bに示す外箱20の各要素に対応する部分に、外箱20の場合と同一の符号が付されている。
図3に示すように、ブランク板20Aは、側縁32を介して互いに連接された前面板22および後面板23と、底辺31a,31b,31cを介して前面板22にそれぞれ連接された底面板21a,21b,21cと、底辺31d,31e,31fを介して後面板23にそれぞれ連接された底面板21d,21e,21fと、頂縁30aを介して前面板22に連接された天板27と、を含んでいる。底面板21a〜21fは、外箱20の底部21を構成するための部分である。例えば、底面板21a〜21fを任意の組み合わせで互いに接合することにより、外箱20の底部21が構成される。なお図2において、b(1)という符号が付された一対の三角のマークは、外箱20が組立てられる際に同一符号の三角のマークが付された部分が互いに接合されることを表している。b(2)〜b(5)の符号が付された三角マークについても同様である。
図3に示すように、各底面板21a〜21fのうち、前面板22の中央部分に対応する底辺31bを介して前面板22に連接されている底面板21bは、六角形の形状を有している。また各底面板21a〜21fは、六角形状を有する底面板21bに基づいて底部21の輪郭の概略がほぼ決定されるよう、配置および構成されている。例えば、ブランク板20Aを用いて外箱20を作製する際、底面板21bが最も底側に配置される。
図3に示すように、後面板23には、側縁32を介して接合片34が連接されている。この接合片34は、符号b(2)で示されているように前面板22に接合される。なお接合片34は、前面板22に連接されていてもよい。この場合、接合片34は後面板23に接合される。
ブランク板20Aの材料としては、保形性を有する厚紙やプラスチックシートなどが用いられ得る。例えば、ブランク板20Aは、はじめに、カード紙やコートボール紙などの厚紙からなる素材板50を準備し、次に、必要に応じて素材板50に対して印刷層、艶出し層や表面保護層を設け、その後、押罫や切刃等が組み込まれた打抜き型を用いて素材板50を型抜きすることにより作製され得る。坪量としては、150g/m〜400g/mが適当である。
内袋
次に図4Aおよび図5を参照して、外箱20に収容される内袋40について説明する。図4Aは、内袋40を示す正面図であり、図5は、内袋40を作製するための包装材41を、図4Aに示す線V−Vに沿って見た場合を示す断面図である。内袋40は、向かい合う一対の表面40aおよび裏面40bを有している。内袋40は、その表面40aが外箱20の前面板22に対向し、その裏面40bが外箱20の後面板23に対向するよう外箱20に収容される。
図4Aにおいては、内袋40の一例として、矩形状の包装材の端縁を熱接着することにより作製されるピロータイプの袋が示されている。この場合、熱接着によって形成される熱接着部分は、内袋40の上縁に沿って延びる上側熱接着部分42aと、内袋40の下縁に沿って延びる下側熱接着部分42bと、内袋40の上縁から下縁に至るよう延びる中央熱接着部分42cと、を含んでいる。中央熱接着部分42は、内袋40の側縁よりも内側に形成されている。
図4Aに示すように、内袋40には、内袋40を横断する易開封部分43が形成されている。易開封部分43とは、内袋40が開封され易くするための加工が施されている部分のことである。例えば図4Aにおいて部分的に拡大して示すように、易開封部分43は、内袋40に形成された複数の点線状のハーフカット部43aの集合体として構成されている。このような易開封部分43を形成することにより、小さな力で内袋40が開封され得るようになり、これによって、外箱20および内袋40の同時開封を実現することができる。
易開封部分43は、外箱20の切断部分26に対応する位置に形成されている。具体的には、外箱20の切断部分26と内袋40の易開封部分43とが高さ方向において少なくとも部分的に重なるよう、易開封部分43が配置されている。このため、消費者が外箱20の切断部分26に印加する力は、同時に内袋40の易開封部分43にも印加される。
ところで、輸送中などに、外箱20に対する内袋40の位置が変動することが考えられる。例えば図4Aに示すように、内袋40の下縁が下側熱接着部分42bによって構成されている場合、内袋40内の内容物の重量や内袋40の向きに応じて下側熱接着部分42bが屈曲し、この結果、外箱20の切断部分26に対する内袋40の易開封部分43の位置が高さ方向で変化することが考えられる。このような場合を想定し、好ましくは、高さ方向における易開封部分43の寸法lは、高さ方向における下側熱接着部分42bの寸法lよりも大きくなっている。より好ましくは、寸法lは寸法lの2倍以上となっている。これによって、下側熱接着部分42bの屈曲状態に依らず、外箱20の切断部分26と内袋40の易開封部分43とを高さ方向において重ねることができる。なお、外箱20の切断部分26に対する内袋40の易開封部分43の位置が高さ方向で変化することは、後述する三方シール袋のように内袋40の下縁に熱接着部分が存在しない場合にも発生し得る。従って、高さ方向における易開封部分43の寸法lを決定する基準が、下側熱接着部分42bの寸法lに限られることはない。高さ方向における易開封部分43の寸法lは、用いられる内袋40のタイプや内袋40に収容される内容物のタイプなどに基づいて外箱20の切断部分26に対する易開封部分43の可能な変位量を見積もった上で、適切に設定される。
なお図4Aに示す例においては、内袋40を横方向に一周するよう易開封部分43が形成されている例を示した。一方、内袋40の破断が一旦開始すると、易開封部分43が形成されていない箇所においても破断が進行し得ることが考えられる。従って、易開封部分43は、内袋40のうち破断の起点となる箇所に少なくとも形成されていればよい。ところで外箱20は、一般に、前面板22および後面板23の一対の側縁32のいずれか一方に形成されている切断部分26を起点として開封される。このため内袋40の易開封部分43は、少なくとも、外箱20の一対の側縁32のうちの一方に対向する位置、つまり、内袋40の表面40aおよび裏面40bの側縁に形成されていればよい。
なお内袋40がピロータイプの袋である場合、内袋40の側縁よりも内側に中央熱接着部分42cが存在している。この中央熱接着部分42cは、包装材の対向する一対の側縁部分(側縁およびその周辺部分)が熱接着されることにより構成された部分であり、このため中央熱接着部分42cは、その他の部分に比べて破断し難い。従って、内袋40を横方向に一周するよう易開封部分43が形成されていない場合であっても、好ましくは、中央熱接着部分42cには易開封部分43が形成されている。図4B(a)は、横方向に一周するような易開封部分43が形成されていない場合の内袋40の一例を示す図である。また図4B(b)は、図4B(a)に示す内袋を形成するための包装材41の一例を示す図である。図4B(b)に示す包装材41においては、後に内袋40の表面40a、裏面40bおよび熱接着部分42a〜42cになるべき部分が点線で仮想的に区画されている。
図4B(a)に示すように、内袋40の易開封部分43は、内袋40の側縁に形成された第1易開封部分431と、中央熱接着部分42cのうち少なくとも表面40aまたは裏面40bに接する領域を含む部分に形成された第2易開封部分432と、を含んでいる。第2易開封部分432は、図4B(a)(b)に示すように、後に中央熱接着部分42cとなる部分である、包装材41の一対の側縁部分のうち、第1易開封部分431からより遠い位置にある方の側縁部分に少なくとも形成される。また図4B(a)(b)に示すように、内袋40の易開封部分43は、第1易開封部分431と第2易開封部分432とを結ぶ線の上であって、かつ第2易開封部分432に隣接する部分に形成された第3易開封部分433をさらに含んでいてもよい。
次に図5を参照して、内袋40を構成する包装材41の層構成について説明する。図5に示すように、包装材41は、内袋40の外側の面を構成する外側層46と、内袋40の内側の面を構成する内側層48と、を含んでいる。
外側層46は、包装材41を構成する基本素材であり、機械的、物理的、化学的等において優れた性質を有する合成樹脂から構成されている。外側層46としては、例えば、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系等の樹脂を用いることができる。印刷適性や加工適性を考慮して、一軸方向や二軸方向に延伸されたフィルムが外側層46として用いられてもよい。この際、好ましくは、外箱20の切断部分26が延びる方向と同一方向に沿って内袋40が破断され易くなるよう、外側層46を構成するフィルムの延伸方向が設定される。なお、延伸によって外側層46が十分な易開封性を有する場合、上述のハーフカット部43aが形成されていなくてもよい。すなわち、延伸によって易開封部分43が実現されていてもよい。外側層46の厚みは、例えば12〜25μmの範囲内となっている。
内側層48を構成する材料としては、熱によって溶融して相互に融し得る材料が用いられる。たとえば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等の一種ないしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをフィルム化したシートを使用することができる。内側層48の厚みは、例えば13〜70μmの範囲内となっている。
なお図5に示すように、外側層46と内側層48との間に中間層47が配置されていてもよい。中間層47は、外側層46および内側層48だけでは袋としての機能を十分に果たすことができない場合等に設けられる。中間層47によって補完される機能としては、例えば、気体遮断性、機械的強靭性、耐屈曲性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性等を挙げることができる。例えば気体遮断性のために中間層47が設けられる場合、中間層47は、アルミニウムなどのバリア性を有する材料から構成される。その他にも、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、エチレン−ポリプロピレン共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体等のフィルム、あるいは、これらのフィルムにポリ塩化ビニリデンの薄膜を設けたフィルムないしはアルミニウムや酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物や無機酸化物の蒸着を施したフィルムあるいはポリ塩化ビニリデンのフィルム、あるいは、紙、セロハン、合成紙などを用いて、中間層47を構成することができる。更に、外側層46の外側に他の層が配置されていてもよい。
次に易開封部分43について説明する。図5に示すように、易開封部分43の各ハーフカット部43aは、少なくとも内側層48には達しないよう構成されている。これによって、内袋40の密封性が易開封部分43によって劣化することを防ぐことができる。このようなハーフカット部43aを形成するための方法が特に限られることはない。例えば、積層される前の外側層46を、カッターを用いて切断し、これによってハーフカット部43aを形成することができる。また、積層された後の外側層46をカッターやレーザーを用いて切断し、これによってハーフカット部43aを形成することもできる。なお、気体遮断性を補完することを目的として中間層47が設けられている場合、ハーフカット部43aは、中間層47にも達しないよう構成されることが好ましい。一方、機械的強靭性、耐屈曲性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性等を補完するために中間層47が設けられている場合、ハーフカット部43aが中間層47に達していてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、はじめに、外箱20に内袋40が収容された複合容器10を製造する方法について説明する。次に、複合容器10を開封する方法について説明する。
複合容器の製造方法
図6(a)(b)(c)は、複合容器10を製造する方法の一例を示す図であって、製造工程における外箱20および内袋40を示す横断面図である。
はじめにブランク板20Aを準備する。次に図6(a)に示すように、後面板23に連接された前面板22および接合片34をそれぞれ側縁32に沿って折り曲げる。このとき、底面板21a〜21fをそれぞれ底縁31a〜31fで折り曲げた後、底面板21bと底面板21eの間に底面板21a,21c,21d,21fを挟み込み、底面板21bと底面板21e、および、底面板21eと底面板21d,21eを接着してもよい。このとき、底面板21bが外箱20の最表面となるようにしてもよい。
その後、図6(b)に示すように、前面板22、後面板23および接合片34によって囲われた空間内に、その中に内容物が充填された内袋40を挿入する。ここで本実施の形態によれば、上述のように、外箱20の形状的な特徴に基づいて、外箱20および内袋40の同時開封が実現され得る。このため、外箱20と内袋40の開封部を接着剤などによって固定する必要がない。従って、図6(b)に示す工程において、後面板23に対する内袋40の位置を精密に調整することなく内袋40を挿入することができ、このため工程を簡略化できる。また、外箱20が紙製のものであり、内袋40がプラスチックフィルム製のものである場合、紙とプラスチックとを分別して廃棄することができるため、廃棄性に優れる。
なお「開封部」とは、外箱20および内袋40のうち、開封の際に本体部から分離される部分のことである。また「本体部」とは、外箱20および内袋40において、開封作業によって分離されることにより生成された2つの部分のうち内袋40の内容物に対応する方の部分のことである。例えば外箱20においては、切断部分26よりも上方の部分が開封部であり、切断部分26よりも下方の部分が本体部である。また内袋40においては、易開封部分43よりも上方の部分が開封部であり、易開封部分43よりも下方の部分が本体部である。
次に図6(c)に示すように、前面板22と接合片34とを互いに接合する。これによって、外箱20と、外箱20に収容された内袋40と、を備える複合容器10を得ることができる。
なお、複合容器10を製造する方法が、図6(a)(b)(c)に示す方法に限られることはない。複合容器10を製造する方法のその他の例について、以下、図7を参照して説明する。
図7に示す例においては、はじめにブランク板20Aを準備し、次に、接合片34を前面板22に接合することによって前面板22および後面板23の位置を固定する。この際、外箱20の底部は開放された状態としておく。その後、図7に示すように、開放されている底部から内袋40を外箱20内に挿入する。この際、好ましくは、外箱20の上端30は天板27によって閉鎖されている。この場合、内袋40の挿入方向におけるストッパーとして天板27が機能することができる。このため、天板27によって内袋40の挿入位置を定めることができる。従って、外箱20の切断部分26に対する内袋40の易開封部分43の位置合わせをより容易に実施することができる。
複合容器の開封方法
次に図8(a)(b)を参照して、複合容器10を開封する方法の一例について説明する。はじめに消費者は、複合容器10の外箱20の切断部分26の周辺に両手を配置する。図8(a)において、消費者の右手の親指が配置される箇所および左手の親指が配置される箇所の一例が、それぞれ符号f(1)およびf(2)によって示されている。なお親指以外の指は、後面板23側に配置されている。
次に消費者は、それぞれの手で前面板22および後面板23を掴み、これによって、前面板22と後面板23との間の間隔が狭まる。ここで本実施の形態によれば、上述のように、前面板22と後面板23との間の間隔が、底部21から離れるにつれて小さくなっている。このため、消費者が外箱20の切断部分26の周辺を掴む際に、同時に内袋40が外箱20を介して消費者によって掴まれる。このため図8(b)に示すように、消費者によって外箱20が切断部分26に沿って開封される際、同時に内袋40も開封される。このようにして、外箱20および内袋40の同時開封を実現することができる。なお図8(b)において、開封された後の外箱20の下側部分である本体部が符号36で示されており、上側部分である蓋部が符号37で示されている。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
ブランク板および外箱の変形例
上述の本実施の形態によるブランク板20Aにおいて、前面板22および後面板23の一対の側縁32がほぼ平行に延びる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ブランク板20Aにおいて、前面板22および後面板23の一対の側縁32は、底縁33a,33bから離れるにつれて一対の側縁32の間の間隔が大きくなるよう構成されていてもよい。例えば図10に示すように、前面板22および後面板23は、頂縁30a,30bが底縁33a,33bよりも長い台形として構成されていてもよい。図9は、図10に示すブランク板20Aを用いることにより作製される外箱20を示す斜視図である。図10に示すブランク板20Aを用いることにより、図9に示すように、外箱20の前面板22および後面板23の一対の側縁32の間の間隔が、底部21から離れるにつれて大きくなる。
以下、図9および図10に示す外箱20およびブランク板20Aを用いることにより得られる効果について説明する。ここでは図11(a)(b)を参照して、開封時に生成される蓋部37を用いて本体部36の開口部を閉鎖する際の効果について説明する。
(複合容器の閉鎖方法)
図11(a)(b)に示すように、本体部36から切り離された蓋部37を、本体部36の上端の開口部を閉鎖するための部材として用いることが考えられる。蓋部37を本体部36に被せることが可能であれば、本体部36の上端が開放状態となっている場合に比べて、内袋40内の内容物が湿気などによって劣化することを容易に抑制することができる。また、内袋40の内部に空気中の塵などが入ってしまうことを防ぐことができる。
ところで、蓋部37を本体部36に被せるためには、蓋部37の幅が本体部36の幅よりも大きいことが求められる。ここで本変形例によれば、上述のように、前面板22および後面板23の一対の側縁32の間の間隔は、底部21から離れるにつれて大きくなっている。この場合、本体部36の上端が蓋部37の内部に挿入されている状態において、本体部36の上端の幅は、本体部36の上端の周囲における蓋部37の幅よりも小さくなっている。このため、本体部36を大きく変形させること無く蓋部37を本体部36に被せることができる。
なお本変形例において、外箱20が開封される際に前面板22および後面板23が高さ方向の所定範囲にわたって切り取られるよう、切断部分26が構成されていてもよい。例えば図9および図10に示すように、前面板22および後面板23に、前面板22および後面板23を横断する一連の切断部分26が二段にわたって形成されていてもよい。これによって、外箱20を形成する際、前面板22および後面板23のうち二段の切断部分26によって挟まれている部分を切り取ることができる。ここで本変形例によれば、上述のように、前面板22および後面板23の一対の側縁32の間の間隔は、底部21から離れるにつれて大きくなっている。このため図11(a)に示すように、二段の切断部分26によって挟まれている部分が切り取られた後に残る本体部36および蓋部37において、本体部36の上端の幅w’が、蓋部37の下端の幅w”よりも小さくなる。これによって、蓋部37を本体部36に被せる作業を容易化することができる。また、蓋部37を被せることに起因して本体部36が変形してしまうことを抑制することができる。
外箱の変形例
また図12に示すように、外箱20の前面板22および後面板23に、切断部分26から底部21に向かって延びる罫線22d,23dが形成されていてもよい。この場合、開封後に本体部36の一対の側縁32を内側に向けて押すと、罫線22d,23dに沿って山折り状態で前面板22および後面板23を折り曲げることができる。これによって、本体部36の上端を十分に開口させることができ、このことにより、内袋40内の内容物を容易に取り出すことができる。
また図13に示すように、外箱20の切断部分26が、前面板22および後面板23に形成された切欠部26hをさらに含んでいてもよい。これによって、切断部分26の破断を開始させるために必要とされる力をより小さくすることができる。なお切欠部26hは、消費者が外箱20の中の内袋40を視認することができるよう構成されていてもよい。これによって、消費者は、外箱20を掴んで外箱20を開封する際、内袋40が同時に掴まれているかどうかを確認することができる。このことにより、外箱20および内袋40の同時開封をより確実に実現することができる。
また上述の本実施の形態による外箱20において、開封前の外箱20の上端30が天板27によって閉鎖されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図14に示すように、外箱20の上端30が開放されていてもよい。この場合、上端30には開口部30mが形成される。あるいは、前面板22の内面と後面板23の内面を接着し、上端30が閉口するようにしてもよい。
また図15に示すように、前面板22または後面板23のいずれか一方に差し込み片22iが形成され、他方に、差し込み片22iが挿入される受け部23rが形成されていてもよい。これによって、開封後の本体部36の上端の開口部を容易に閉鎖することができる。このような差し込み片22iは、切断部分26に沿って外箱20を開封する際に形成される部分であってもよい。例えば図15に示すように、切断部分26は、円弧状に並べられた複数の第3切断部26cをさらに含んでいてもよい。この場合、第3切断部26cに沿って外箱20を破断させることにより、本体部36の上端に円弧状の差し込み片22iを形成することができる。この際、円弧状の差し込み片22iを折り曲げるための罫線26eが形成されていてもよい。
ところで、消費者は一般に、外箱20を横断する方向に沿って、すなわち切断部分26の複数の第1切断部26aが並べられている方向に沿って外箱20を破断させようとする。この場合、第3切断部26cの間の間隔tを第1切断部26a間の間隔tより大きいかあるいは同じにすると、複数の第1切断部26aが並べられている方向に沿って外箱20を破断させることができない。つまり、外箱20と内袋40を同時開封することができない。従って、外箱20を第3切断部26cに沿って確実に破断させるため、好ましくは、各第3切断部26cの間の間隔tは、外箱20を横断する方向に延びる各第1切断部26aの間の間隔tよりも小さくなっている。
なお、差し込み片22iの形状が円弧状に限られることはない。例えば、差し込み片22iが矩形状の形状を有していてもよく、またはU字状の形状を有していてもよい。
内袋の変形例
また上述の本実施の形態において、内袋40がピロータイプの袋として構成されている例を示した。しかしながら、内袋40の構成が上述の例に限られることはない。例えば図16に示すように、内袋40は、内袋40の上縁、下縁および一対の側縁に沿って延びる熱接着部分42a,42b,42d,42eを含む四方シール袋として構成されていてもよい。または図17に示すように、内袋40は、内袋40の上縁および一対の側縁に沿って延びる熱接着部分42a,42d,42eを含む三方シール袋として構成されていてもよい。図16および図17に示す例において、易開封部分43は、一対の側方熱接着部分42d,42eの少なくとも一方に形成された切欠部として構成されていてもよい。
ブランク板の変形例
また上述の本実施の形態によるブランク板20Aにおいて、外箱20の前面板22および後面板23を構成するための部分が各々、連続した部分として区画されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、外箱20の前面板22または後面板23を構成するための部分が、2つ以上の部分に分割された状態でブランク板20Aに区画されていてもよい。例えば図18に示すように、外箱20の後面板23となる部分が、ブランク板20Aにおいて、第1後面板23(1)および第2後面板23(2)に分割されていてもよい。この場合、第1後面板23(1)または第2後面板23(2)の少なくともいずれか一方には接合片34が連接されている。そして、接合片34を用いて第1後面板23(1)および第2後面板23(2)を互いに接合することにより、外箱20の後面板23を構成することができる。なお以下に示す実施の形態においては、ブランク板20Aにおいて後面板23が2つの部分に分割されている場合であっても、2つの部分に対して同一の符号23を用いる。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
第2の実施の形態
次に図19乃至図21を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図19乃至図21に示す第2の実施の形態において、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお本実施の形態においても、外箱20と内袋40との間に、接着剤などの接着要素は存在していない。すなわち、内袋40は外箱20に対して接着されていない。この場合であっても、後述する外箱の構造を採用することにより、外箱20と内袋40とを同時開封することができる。
図21は、本実施の形態によるブランク板20Aを示す平面図である。また図19は、図21に示すブランク板20Aを用いることにより作製される外箱20を示す斜視図である。また図20(a)(b)(c)はそれぞれ、本実施の形態による外箱20を示す正面図、側面図および底面図である。外箱20の内部には、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、外箱20の切断部分26に対応する位置に易開封部分43が形成された内袋40が収容され得る。
図21に示すように、前面板22の中央部分に対応する底辺31bを介して前面板22に連接されている底面板21bは、四角形の形状を有している。このように、底辺31bを介して前面板22に連接される底面板21bの形状が、上述の第1の実施の形態の場合のような六角形に限られることはなく、様々な多角形が選択され得る。
また図21に示すように、ブランク板20Aには、底辺31aを介して前面板22に連接されるとともに、底辺31fを介して第2後面板23(2)にも連接された底面板21afが設けられている。同様に、ブランク板20Aには、底辺31cを介して前面板22に連接されるとともに、底辺31dを介して第1後面板23(1)にも連接された底面板21cdが設けられている。このような底面板21af,21cdを設けることにより、様々な効果や利点が期待される。例えば、底辺31aおよび底辺31fに別個の底面板が連結されている場合に比べて、ブランク板20Aではなく外箱20の状態のときに、底辺31aと底辺31fとの間に形成される角度θを、180度に近い鈍角にすることができる。同様に、底辺31cと底辺31dとの間に形成される角度θを、180度に近い鈍角にすることができる。これによって、底部21における前面板22と後面板23との間の間隔dを大きくすることができ、このことにより、外箱20の内部に十分な容積を確保することができる。
なお図19および図20(c)においては、底部21が六角形状の輪郭を有する例を示した。しかしながら、本実施の形態において、底部21の輪郭が六角形状に限られることはない。例えば各底辺31a〜31fの長さや一対の側縁32の長さを適切に設定することにより、ブランク板20Aではなく外箱20の状態のときに、底辺31aおよび底辺31fが一直線に並び、かつ底辺31cおよび底辺31dが一直線に並ぶようにすることができる。この場合、底部21は、4つの頂点を含む四角形状の輪郭を有する。
なお、底部21が四角形状または六角形状の輪郭のいずれを有する場合であっても、好ましくは、前面板22および後面板23には、底部21の各頂点のうち前面板22または後面板23の側縁32に連結されていない頂点から上端30に向かって延びる罫線22a,22b,23a,23bが形成されている。これによって、前面板22および後面板23の面形状を安定に維持することができる。これら罫線22a,22b,23a,23bは、切断部分26には至らないよう形成されていてもよい。
本実施の形態においても、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、前面板22および後面板23は、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう構成されている。例えば、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間の間隔が、前面板22の底縁33aと後面板23の底縁33bとの間の間隔よりも小さくなるよう、前面板22および後面板23が構成されている。これによって、前面板22および後面板23の同時開封を実現することができる。
第1の実施の形態の場合と同様に、本実施の形態による外箱20、ブランク板20Aおよび内袋40に対しても、図9乃至図18に示す各変形例が、単独で、または複数が組み合わされて適用され得る。
第3の実施の形態
次に図22乃至図24を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図22乃至図24に示す第3の実施の形態において、図1乃至図8に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。なお本実施の形態においても、外箱20と内袋40との間に、接着剤などの接着要素は存在していない。すなわち、内袋40は外箱20に対して接着されていない。この場合であっても、後述する外箱の構造を採用することにより、外箱20と内袋40とを同時開封することができる。
図24は、本実施の形態によるブランク板20Aを示す平面図である。また図22は、図24に示すブランク板20Aを用いることにより作製される外箱20を示す斜視図である。また図23(a)(b)(c)はそれぞれ、本実施の形態による外箱20を示す正面図、側面図および底面図である。外箱20の内部には、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、外箱20の切断部分26に対応する位置に易開封部分43が形成された内袋40が収容され得る。
図24に示すように、前面板22および後面板23にはそれぞれ、曲線状の底縁31g,31hを介して、湾曲した輪郭を有する底面板21b,21eが連接されている。具体的には、各底面板21b,21eは、外側に向かって凸となる2本の曲線を連結することにより得られる、いわゆるリーフ状の輪郭を有している。このように、前面板22および後面板23に連接される底面板21b,21eの形状は、上述の第1および第2の実施の形態の場合のような多角形に限られることはなく、様々な形状が採用され得る。
このようなリーフ状の輪郭を有する底面板21b,21eを用いて外箱20を作製する場合、図22に示すように、底部21が外箱20の内側に向かって凸となるよう外箱20を組み立てることにより、底部21の面形状の安定性を確保することができる。なお本実施の形態においては、上述のように、前面板22の底縁31gおよび後面板23の底縁31hはそれぞれ曲線状に延びている。このため図22に示すように、底部21から上端30に向かって延びる罫線が前面板22および後面板23に形成されていない場合であっても、前面板22および後面板23の面形状を安定に維持することができる。このため、ブランク板20Aおよび外箱20を作製する工程に要する工数を削減することができる。
本実施の形態においても、上述の第1の実施の形態の場合と同様に、前面板22および後面板23は、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう構成されている。例えば、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間の間隔が、前面板22の底縁31gと後面板23の底縁31hとの間の間隔よりも小さくなるよう、前面板22および後面板23が構成されている。これによって、前面板22および後面板23の同時開封を実現することができる。
第1の実施の形態の場合と同様に、本実施の形態による外箱20、ブランク板20Aおよび内袋40に対しても、図9乃至図18に示す各変形例が、単独で、または複数が組み合わされて適用され得る。
その他の変形例
なお上述の各実施の形態によれば、接着剤などを用いて外箱20と内袋40の開封部を固定することなく、外箱20および内袋40の同時開封を実現することができる。しかしながら上述の各実施の形態において、外箱20の切断部分26よりも下方の領域において、内袋40が外箱20に対して接着剤によって固定されていてもよい。これによって、外箱20が開封された後、外箱20の外形の変化に対して内袋40が追従することが可能となる。例えば本体部36の一対の側縁32を内方に向かって押し、これによって本体部36の上端の開口部が広げられる際、これに追従して、内袋40の上端の開口部が広がることができる。
10 複合容器
20 外箱
20A ブランク板
21 底部
22 前面板
23 後面板
26 切断部分
27 天板
30 上端
32 側縁
34 接合片
36 本体部
37 蓋部
40 内袋
41 包装材
42 熱接着部分
43 易開封部分

Claims (8)

  1. 外箱と、外箱に収容される内袋と、を備える複合容器であって、
    前記外箱は、底部と、前記底部に連接され、互いに対向する前面板および後面板と、を有し、
    前記外箱の前記前面板および前記後面板は各々、前記外箱の上端から前記底部まで延びる一対の側縁を有し、前記前面板および前記後面板は、前記一対の側縁を介して互いに連接されており、
    前記外箱の前記前面板と前記後面板との間の間隔は、少なくとも部分的に、前記底部から離れるにつれて小さくなり、
    前記外箱のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分には、前記前面板および前記後面板を横断する一連の切断部分が形成されており、
    前記内袋は、前記内袋を構成する包装材が前記内袋の下縁に沿って熱接着された下側熱接着部分を含み、
    前記内袋には、少なくとも、前記外箱の前記切断部分に対応する位置であって、かつ、前記外箱の前記前面板および前記後面板の前記一対の側縁のうちの一方に対向する位置に、易開封部分が形成されており、
    高さ方向における前記易開封部分の寸法は、高さ方向における前記下側熱接着部分の寸法の2倍以上である、複合容器。
  2. 前記易開封部分は、前記内袋に形成された複数の点線状のハーフカット部の集合体として構成されている、請求項1に記載の複合容器。
  3. 前記外箱のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分は、前記外箱の上端に至る、請求項1または2に記載の複合容器。
  4. 前記外箱の前記前面板の上縁と、前記外箱の前記後面板の上縁とが互いに接している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の複合容器。
  5. 前記外箱の前記底部は、少なくとも4つの頂点を含む多角形状の輪郭を有する、請求項1乃至のいずれか一項に記載の複合容器。
  6. 前記外箱の前記前面板および前記後面板に、前記底部の各頂点のうち前記前面板または前記後面板の側縁に連結されていない頂点から前記外箱の前記上端に向かって延びる罫線が形成されている、請求項に記載の複合容器。
  7. 前記外箱の前記底部は、リーフ状の輪郭を有するとともに、前記外箱の内側に向かって凸となるよう構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の複合容器。
  8. 前記外箱の前記前面板および前記後面板に、前記切断部分から前記底部に向かって延びる罫線が形成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の複合容器。
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