JP5984735B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の車両用シートは、シートクッションの側部から上方に起立するブロック状のアームレストが、シートクッションの側部に脱着可能に取り付けられ、左右の隣接する二つのシートのシートバックを後方に倒して使用する場合に、取り外したアームレストを隣接するシート間の隙間に配置できるようになっている。
しかしながら、例えば、シートクッション上にブースターシートと称される比較的大型のチャイルドシートを取り付けるような場合には、チャイルドシートと起立壁との間の隙間が狭くなり、ウェビング装着時におけるバックルの連結作業が難しくなる。
請求項1に係る発明は、乗員の着座するシートクッション(例えば、実施形態のシートクッション8)と、前記シートクッションの側部から上方に起立する起立壁(例えば、実施形態の起立壁11)と、前記起立壁の上部に配置されて乗員の腕が載せ置かれるアームレスト(例えば、実施形態のアームレスト12)と、を備え、前記シートクッションの下方で車体側に連結されたシートベルト装置のバックル(例えば、実施形態のバックル22)が、前記シートクッションと前記起立壁の間から前記シートクッションの上方に引き出される車両用シートにおいて、前記起立壁のシートクッションに臨む側の側部に、バックル装着空間を形成する凹部(例えば、実施形態の凹部48)が設けられ、前記アームレストが、前記起立壁に対して前記凹部の少なくとも上部を覆うように前記起立壁に取り付けられていることを特徴とするものである。
これにより、バックルにウェビング側のタングプレートを装着する場合には、起立壁の側部の凹部に手を差し込み、そこでタングプレートの装着作業を行うことが可能になる。このため、例えば、シートクッション上にブースターシートを取り付けた場合であっても、タングプレートをバックルに容易に装着することができる。
この場合、タングプレートをバックルに装着するときに、アームレストを起立壁に対して適宜変位させることにより、タングプレートの装着作業をさらに容易にすることができる。
この場合、タングプレートをバックルに装着するときに、アームレストを起立壁に対して適宜上下にスライド変位させることが可能になる。
この場合、例えば、シートクッション上にブースターシートを設置して使用する場合等に、アームレストを起立壁から取り外しておくことにより、バックルに対するタングプレートの装着作業を容易に行うことが可能になる。
図1は、この実施形態に係る車両1を車幅方向の略中央で破断したときの模式的な側面図である。この実施形態の車両1は、前後三列にシート2A,2B,2Cを備えたミニバンタイプの車両であり、一列目、二列目、三列目の各シート2A,2B,2Cは左右対称にそれぞれ二組設けられている。図1においては、各列の右側のシート2A,2B,2Cが示されている。また、この車両1は、車体の左右の側部に前後二つのドア開口3,4が設けられ、二列目のシート2Bや三列目のシート2Cに着座した乗員mが後側のドア開口4を通して乗降し得るようになっている。なお、図1中符号5は、車体側部の前側のドア開口3と後側のドア開口4の間に設けられたセンターピラーであり、符号6は、車体側部の後側のドア開口4の後縁部に設けられたクウォータピラー、符号7は、車体側部の後端縁に沿って設けられたリヤピラーである。また、図1中の符号29は、図示しないリヤクウォータガラスが取り付けられる窓枠部である。
これらの図に示すように、シート2Bは、乗員mの臀部を支持するシートクッション8と、このシートクッション8の後端部に回動可能に連結されて、乗員mの腰部および胸部(背部)を支持するシートバック9と、このシートバック9の上部に取り付けられて、乗員mの頭部および首部を支持するヘッドレスト10と、を備えている。また、シートクッション8の車幅方向内側の側部には、シートクッション8の側面に沿うように上方に起立する起立壁11(図6参照。)が延設され、その起立壁11の上部に、乗員mが腕を載せ置くためのアームレスト12が設けられている。なお、起立壁11は前後方向と上下方向に長い略ボックス形状に形成され、その内部に図示しないフレーム部材と、リクライニング操作用のレバー部品等が収納されている。
ウェビング17は、初期状態では基端側がリトラクタ15に巻き取られており、乗員mがタングプレート21部分を手で把持して引き出し、タングプレート21をバックル22に固定することにより、乗員mの主に胸部と腰部をシート2Bに対して拘束する。
図7は、二列目のシート2Bのタンブル動作を実現する主要な構成を示す図であり、図8は、シート2Bのタンブル動作を、(A)から(E)によって順次時系列に示した図である。
また、シートバック9は、リクライニング機構26の解除操作時に、リクライニング機構26の回転軸26aを中心として回動して二段階の前倒れ状態に遷移する。即ち、シートバック9は、タンブル動作が完了するまでに、最初に半分程度前倒れする半倒れ状態となり、その後にシートクッション8上に重なるまで倒れる全倒れ状態となる。シートクッション8の後端部には、半倒れストッパ31が設けられており、リクライニング機構26が解除操作されたときに、半倒れストッパ31にシートバック9側のストッパピン32が当接することにより、シートバック9が半倒れ状態に維持されるようになっている。また、スライドベース24とシートレール23の間には、スライドベース24のスライド位置をロックするスライドロック機構35が設けられている。シート2Bを何等操作しない状態では、スライドロック機構35がスライドベース24をロック状態に維持している。
最初に、シート2Bが正規姿勢(シートバック9が後方に立ち上がった姿勢)のときに、図8(A)に示すように、リクライニング解除レバー33とリクライニング解除ストラップ34のいずれか一方が操作されると、シートバック9がリクライニング機構26の回転軸26aを中心として前傾して半倒れ状態となる。こうして、シートバック9が半倒れ状態になるとスライドロック機構35のロックが解除される。
この状態から、図8(C)に示すように、ロック解除ストラップ36が引かれると、シートバック9がリクライニング機構26の回転軸26aを中心として全倒れ状態となり、ロック機構28とタンブルストライカ27の係合が解除される。
なお、シートとして使用する場合に車体フロア20上に設置されたシート2Cは、後部側のドア開口4よりも後方側に位置されている。
図9は、リヤサイドライニング16の台座部38とその周辺部を示す図である。
同図にも示すように、台座部38のうちのリヤホイールハウス13(図2,図4参照。)の後部の直上位置には、前部領域が後部領域よりも低い段差部が設けられ、その段差部の車体前方側に向く垂立壁部分に前述したウェビング17の引き出し口18が形成されている。そして、台座部38の前部領域の上面と、その前部領域の上面に滑らかに連続する前端面とは、引き出し口18から前方に引き出されたウェビング17を沿わせるガイド面39とされている。ガイド面39に沿わせて配置されたウェビング17の先端部は、ガイド面39の前端位置からクウォータピラー6の下端近傍のアウタアンカ19に向かって延出する。なお、ウェビング17は、シートベルト装置14の不使用時に、中途部をガイド面39上に沿わせ台座部38の前端側のコーナ部分に引っ掛けることにより、リトラクタ15による引き込み力を受けて台座部38上に係止される。
図10に示すように、アームレスト12は、略水平に延出する水平延出部12aと、水平延出部12aの前端部から前部下方に湾曲して延出する湾曲延出部12bと、を有し、水平延出部12aの後部寄りの下面と湾曲延出部12bの下端面とに円筒状のステー54A,54Bがそれぞれ後部側斜め下方に向かって延出している。なお、アームレスト12は、水平延出部12aの後端部から湾曲延出部12bの前端部にかけて略一定幅に形成されている。また、後部側のステー54Aの周壁には、図示しない複数のロック孔が軸方向に離間して形成されている。
また、アームレスト12は、起立壁11に取り付けられた状態において、起立壁11のシートクッション8側に臨む凹部48の上方を覆うようになっている。このため、アームレスト12が起立壁11に取り付けられた状態において、アームレスト12の上方側からシート2Bを見た場合には、凹部48はアームレスト12に隠れてほぼ見えなくなる。
このようにブースターシート60を用いる場合には、必ずしもアームレスト12を起立壁11から完全に取り外す必要はなく、例えば、アームレスト12の昇降高さを適切な高さに調整するだけでも良い。また、アームレスト12の変位方向は、必ずしも上下方向に限らず、前後方向にスライド変位させるようにしたり、斜め上方に回動変位させたりすることも可能であるが、この実施形態のように上下方向にスライド変位できるようにした場合には、構造の複雑化を回避しつつ、バックル22に対するタングプレート21の装着作業性を高めることができる。
8…シートクッション
11…起立壁
12…アームレスト
22…バックル
48…凹部
Claims (4)
- 乗員の着座するシートクッションと、
前記シートクッションの側部から上方に起立する起立壁と、
前記起立壁の上部に配置されて乗員の腕が載せ置かれるアームレストと、を備え、
前記シートクッションの下方で車体側に連結されたシートベルト装置のバックルが、前記シートクッションと前記起立壁の間から前記シートクッションの上方に引き出される車両用シートにおいて、
前記起立壁のシートクッションに臨む側の側部に、バックル装着空間を形成する凹部が設けられ、
前記アームレストが、前記凹部の少なくとも上部を覆うように前記起立壁に取り付けられていることを特徴とする車両用シート。 - 前記アームレストは、前記起立壁に対して変位可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
- 前記アームレストは、前記起立壁に対して上下スライド可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用シート。
- 前記アームレストは、前記起立壁に対して脱着可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用シート。
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