JP5922380B2 - 建築物の床下構造 - Google Patents
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Description
そこで、従来から、この年間を通じて温度差が少ない地中の地熱エネルギーを得て、夏季においては冷気を、冬季においては暖気を、それぞれ建築物内に循環させることで、冷房や暖房の用に供する発明がなされている。
例えば、下記特許文献1及び2には、地中に埋設された地中パイプと、床下空間内に設けられたくり石層とを通じて、建築物内外の空気と、年間を通じて温度差が小さい地中の空気とを交換し、地中の夏は冷たく、冬は暖かい空気を建築物の室内に供給する地熱を利用した建築物の空調システムが開示されている。
この発明によれば、地中に埋設された地中パイプから、夏は冷たく、冬は暖かい地中の空気を得ることができ、冷房や暖房の用に供することができる。
また、地中に一定以上の深さのパイプを埋設するには、施工費が高くなるという問題がある。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面が凹凸状に形成されており、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に形成された凹部に沿って水平方向に配管され、
多孔管の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
本願発明における床下空間とは、建築物の最深部に位置するものであり、例えば、地下階を有する建築物であれば、その最下階の更に下に位置する空間を意味し、床面にコンクリートが打設された空間を意味する(なお、コンクリートは、現場打ちだけでなく、プレキャストでも良い。)。
そのため、建築物の基礎構造は問わず、例えば、ベタ基礎であっても布基礎であっても良い。
しかし、床下空間の床面以外の側面(壁面)、天面(天井)は、コンクリートが打設されていることは必要でないが、全てにコンクリートが打設された空間にすることもできるし、これによって、地熱エネルギーの蓄熱、蓄冷効果が上がるときは、全面にコンクリートを打設することが望ましい。
なお、コンクリートの打設の有無によらず、床下空間の床面、側面(壁面)、天面(天井)の1以上には、例えば、断熱材が設けられるなど、断熱構造にすることができる。
特に、天面(天井)部分に対する断熱構造は、建築物の最下階から、その床面を通して最下階の熱が床下空間に伝わることで、最下階と床下空間とで温度差がある場合に、床下空間内に蓄熱、蓄冷した地熱エネルギーによる暖気、冷気が平温化するのを防ぐためである。
地表から床下空間の床面までの距離(深さ)は、建築物の地下階の数によっても異なるため、必要な距離(深さ)を特定することは難しいが、より大きい(深い)方が年間を通じて温度差が小さい地熱エネルギーを得やすい。
そのため、多孔管には、例えば、下方、側方の各1箇所、上方の計4箇所、というように、暖気、冷気を採取する孔が設けられている。
この孔は、暖気、冷気を採取できれば良いので、孔の位置や数、大きさは問わず、適宜調節できる。
多孔管を配管する範囲は、床下空間の床面全体に万遍なく配管するのが良いが、配管する範囲は適宜調節できる。
また、多孔管は、床下空間内の暖気、冷気を採取して、建築物内へ供給できれば足りるため、床下空間内に多孔管の端部があり、この多孔管が建築物内に床下空気を供給する管と接続するように構成され、床下空間内に、床下空間外の空気を供給する管は、多孔管とは別に設けられる。
建築物内から室内空気を床下空間内に供給する場合、例えば、建築物の小屋裏(天井裏)や吹抜け階段の天井近くに多孔管を配管し、当該多孔管から建築物内の暖気を採取して、床下空間内に当該暖気を供給することもできる。
この場合、例えば、日中に暖かくなった建築物内の空気を、床下空間内に供給して砕石を温めて蓄熱させておき、夜間などの建築物内の気温が下がったときに、蓄熱された床下空間内の砕石から暖気を採取して、建築物内に供給することができる。
また、建築物外から外気を供給する手段は、管によらず、床下空間の一部に開口部(例えば、窓などでも良い)を設置し、この開口部を開閉して外気を床下空間内に供給するようにしても良い。
さらに、これらの複数の手段を複合的に用いることもできる。
そして、多孔管が採取した暖気、冷気を、建築物内へ供給するため、多孔管には換気扇等のファンが設けられいる。
なお、ファンは、建築物内に暖気、冷気を供給する管側に設けても良いし、当該管に連結する多孔管の末端に設けても良い。
この場合、建築物内から床下空間内へ配管された管が、床下空間内で多孔管と連結し、床下空間内から建築物内に配管された管と連結していることで、管は一度も閉じられることなく、ひと続きの管として、建築物内→床下空間内→建築物内→床下空間内のように構成され、室内空気と床下空気とを循環させることができる。
なお、多孔管全体のうち、床下空間内から建築物内へ空気を供給する出口側に近い多孔管の口径が、出口側から遠い多孔管の口径に比して小さい(細い)方が、暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する効率が良い(少ないファンの力で多量の暖気、冷気を建築物内に供給できる。)。
本願発明における砕石とは、大きさの上限、下限に意味があるものではないため、大きさを限定する趣旨ではないが、最大直径が100〜120mm程度までの粒状に砕かれた石が使いやすい。
しかし、多孔管周辺に敷き詰められる砕石は、多孔管に設けられた孔から多孔管内に侵入したり、孔自体を塞いだりする危険を避けるため、最大直径が小さく、砂に近い大きさの砕石は好ましくなく、最大直径が20〜80mm程度の大きさの砕石を使うことが望ましい。
さらに、大きさにばらつきがある砕石を使うのではなく、最大直径が、例えば40mm前後の砕石のみ、というように、同じ大きさの砕石に限定して使うこともできるし、大きさが異なる砕石を、複数の層に分けて敷き詰めて使い分けることもできる。
敷き詰めた砕石の上から遮熱シートを被せて、砕石の輻射熱を反射して、砕石の蓄熱性または蓄冷性を高めることもできる。
平面状である場合に比べて表面積が大きいため、コンクリートからの放熱効率が高い。
この凹凸形状によって、より多くの地熱エネルギーが床下空間内に敷き詰められる砕石に蓄えられる。
多孔管は、凹凸状のコンクリートの凹部に沿って水平方向に配管する。
凹部は、コンクリート表面に比して、さらに地下深部に近くなることから、より地熱エネルギーを得やすく、地中の温度に近い状態になっている。
そこで、この凹部に多孔管を配管することで、より地中の温度に近い地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取できる。
また、多孔管の下方に設けられた孔に沿って、さらに凹状に形成された溝を設けても良い。溝部分には砕石のような障害物がないため、暖気、冷気の採取効率が高まる
また、単に、窪んだ溝の列が一定の間隔で平行に設けられていても良いし、凸状の列と凹状の列とが平行に交互に繰り返されるように形成されていても良い。
この場合の凸状の断面形状(列方向と垂直方向の断面部分の形状)は、波形、丸形、四角形、三角形など、いずれの形状で凸状が形成されていても良い。
また、凸状と凹状の列は、一方向に対してのみ交互に繰り返されるのではなく、例えば、網目状になるように、それと直交する方向にも凸状の列と凹状の列とが交互に繰り返されるように形成されていても良い。
このような場合でも、多孔管は、任意の凹部を選択して配管することができる。
多孔管が配管されていない凹部は、単にコンクリート表面の表面積を増やし、地熱エネルギーの放熱効率を高める。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面が凹凸状に形成されており、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に形成された凸部の頂点同士に架けるようにして水平方向に配管され、
多孔管の直下は疎に、それ以外は密になるように、多孔管の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
コンクリート表面の形状は、上記発明と同様である。
多孔管は、このコンクリート表面に形成された凸部の頂点同士に架けるようにして水平方向に配管する。
多孔管を凸部の頂点同士に架けるようにして配管することで、凸部と凸部の間の多孔管の直下には隙間が生じる。
この隙間部分には、より地中の温度に近い地熱エネルギーが溜まることから、この地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取する。
そこで、この多孔管の直下に生じた隙間を塞ぐことがないように砕石を敷き詰める。
多孔管の直下に敷き詰められた砕石が少ないことで、多孔管の下方に設けられた孔付近の障害物が無くなり、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなる。
最終的に、暖気、冷気は、ファン等の力によって多孔管内を通って建築物内に供給されるが、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなることで、建築物内に供給するファン等の力が少なくて済む。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面に、凹凸状の金属製板状部材が設けられ、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、金属製板状部材の上面に金属製板状部材の凹部に沿って水平方向に配管され、
多孔管の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
金属製板状部材の下のコンクリート表面の形状は、平面でも凹凸状に形成されていても良い。
金属製板状部材は、コンクリート表面と一体化されていても良いし、コンクリート表面に載置されただけの状態でも良い。
金属製板状部材の凹凸状の形状は、規則性無く、凸部と凹部とが点在するような状態で、それぞれ形成されていても良いし、表面が隆起した凸部と表面が窪んだ凹部とが規則的に並んで形成されていても良い。
また、単に窪んだ溝の列が一定の間隔で平行に設けられていても良いし、凸状の列と凹状の列とが平行に交互に繰り返されるように形成されていても良い。
この場合の凸状の断面形状(列方向と垂直方向の断面部分の形状)は、波形、丸形、四角形、三角形など、いずれの形状で凸状が形成されていても良い。
また、凸状と凹状の列は、一方向に対してのみ交互に繰り返されるのではなく、例えば、網目状になるように、それと直交する方向にも凸状の列と凹状の列とが交互に繰り返されるように形成されていても良い。
また、本発明は、凹凸状に形成された金属製板状部材の凹部に沿って、多孔管が配管されているため、網目状に凹部が形成されていても、多孔管は、任意の凹部を選択して配管することができる。
金属製板状部材にはコンクリートを通じて地熱エネルギーが伝わりやすいため、金属製板状部材を凹凸状にして金属製板状部材の表面積を増やし、地熱エネルギーの放熱効率を高める。
そして、金属製板状部材の凹部は、コンクリートを通じて地熱エネルギーが伝わり、地中の温度に近い状態になっている。
そこで、この凹部に多孔管を配管することで、より地中の温度に近い地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取できる。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面に、凹凸状の金属製板状部材が敷設され、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、金属製板状部材の上面に金属製板状部材の凸部の頂点同士に架けるようにして水平方向に配管され、
多孔管の直下は疎に、それ以外は密になるように、多孔管の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
多孔管は、金属製板状部材に形成された凸部の頂点同士に架けるようにして水平方向に配管する。
多孔管を凸部の頂点同士に架けるようにして配管することで、凸部と凸部の間の多孔管の直下には隙間が生じる。
この隙間部分には、より地中の温度に近い地熱エネルギーが溜まることから、この地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取する。
そこで、この多孔管の直下に生じた隙間を塞ぐことがないように砕石を敷き詰める。
多孔管の直下に敷き詰められた砕石が少ないことで、多孔管の下方に設けられた孔付近の障害物が無くなり、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなる。
最終的に、暖気、冷気は、ファン等の力によって多孔管内を通って建築物内に供給されるが、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなることで、建築物内に供給するファン等の力が少なくて済む。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面に形鋼材が配設されており、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に配設された形鋼材と直交する方向に、形鋼材の頂面同士に架けるようにして水平方向に配管され、
多孔管の直下は疎に、それ以外は密になるように、多孔管の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
形鋼材は、コンクリート表面と一体化されていても良いし、コンクリート表面に載置されただけの状態でも良い。
形鋼材は、C型、コ型、L型、H型、丸型など、種々の形状のものを使うことができる。
多孔管は、形鋼材と直交する方向に、形鋼材の頂面同士に架けるようにして水平方向に配管する。
多孔管を形鋼材と直交する方向に、形鋼材の頂面同士に架けるようにして配管することで、形鋼材と形鋼材の間の多孔管の直下には隙間が生じる。
この隙間部分には、より地中の温度に近い地熱エネルギーが溜まることから、この地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取する。
そこで、この多孔管の直下に生じた隙間を塞ぐことがないように砕石を敷き詰める。
多孔管の直下に敷き詰められた砕石が少ないことで、多孔管の下方に設けられた孔付近の障害物が無くなり、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなる。
最終的に、暖気、冷気は、ファン等の力によって多孔管内を通って建築物内に供給されるが、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなることで、建築物内に供給するファン等の力が少なくて済む。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面に上方が開口している断面形状の形鋼材が埋設されており、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に埋設された形鋼材と直交する方向に、形鋼材の頂面同士に架けるようにして水平方向に配管され、
多孔管の直下は疎に、それ以外は密になるように、多孔管の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
形鋼材は、その頂面部分がコンクリート表面から露出するように埋設する。
また、形鋼材は、例えば、C型、コ型などのように、上方が開口している断面形状のものが使われる。
この上方が開口している断面形状の形鋼材が、その頂面がコンクリート表面に露出するように埋設されていることで、多孔管が形鋼材と直交する方向に配管されたときでも、多孔管の直下の形鋼材の開口部分には隙間が生じる。
この隙間部分には、より地中の温度に近い地熱エネルギーが溜まることから、この地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取する。
そこで、この多孔管の直下に生じた隙間を塞ぐことがないように砕石を敷き詰める。
多孔管の直下に敷き詰められた砕石が少ないことで、多孔管の下方に設けられた孔付近の障害物が無くなり、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなる。
最終的に、暖気、冷気は、ファン等の力によって多孔管内を通って建築物内に供給されるが、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなることで、建築物内に供給するファン等の力が少なくて済む。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面が凹凸状に形成されており、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に形成された凹部に沿って水平方向に配管され、
多孔管の上に網状体が敷設され、
網状体の上に砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
網状体は、コンクリート表面に形成された凸部の頂点同士に架けるように、まとめて敷設するようにしても良いし、凹部毎に敷設しても良い。
多孔管の上に網状体を敷設した状態で、砕石を敷き詰めることで、網状体の下、つまり多孔管の周囲には砕石が敷き詰められない状態になるため、多孔管の周囲には隙間が生じる。
この隙間部分には、より地中の温度に近い地熱エネルギーが溜まることから、この地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取する。
多孔管の周囲には砕石が敷き詰められないことで、多孔管の孔付近の障害物が無くなり、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなる。
最終的に、暖気、冷気は、ファン等の力によって多孔管内を通って建築物内に供給されるが、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなることで、建築物内に供給するファン等の力が少なくて済む。
建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面が凹凸状に形成されており、
コンクリート表面の凹部には網状体が敷設され、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に敷設された網状体の上に水平方向に配管され、
多孔管の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする建築物の床下構造である。
網状体は、コンクリート表面に形成された凸部の頂点同士に架けるように、凹部をまとめて敷設するようにしても良いし、凹部毎に敷設しても良い。
多孔管は、コンクリート表面に形成された凹部に沿って、網状体の上に配管され、その上から砕石が敷き詰められる。
これにより、網状体の下、つまりコンクリート表面の凹部には砕石が敷き詰められない状態になるため、多隙間が生じる。
この隙間部分には、より地中の温度に近い地熱エネルギーが溜まることから、この地熱エネルギーを、暖気、冷気として多孔管から採取する。
多孔管の直下の凹部には砕石が敷き詰められないことで、多孔管の下方に設けられた孔付近の障害物が無くなり、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなる。
最終的に、暖気、冷気は、ファン等の力によって多孔管内を通って建築物内に供給されるが、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなることで、建築物内に供給するファン等の力が少なくて済む。
前記の多孔管は、
冷気採取用であり、
さらに、暖気採取用として暖気を採取する多孔管が床下空間の天井付近に配管されている
ことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか一項に記載の建築物の床下構造である。
冷気採取用の多孔管は、上記のとおりであり、暖気採取用として暖気を採取する多孔管は、暖気が高い位置に集まることから、床下空間の天井付近に配管する。
暖気採取用の多孔管は、天井から吊り下げるようにして配管しても良いし、砕石の上に載置するようにして配管しても良い。
また、暖気採取用の多孔管は、冷気採取用の多孔管と同じ向きに配管しても良いし、冷気採取用の多孔管と直交する方向に配管しても良い。
床下空間内に配管する多孔管を、冷気採取用と暖気採取用の2種類に分けて使うことで、床下空間内のより暖かい暖気、より冷たい冷気を効果的に採取でき、それぞれ採取した暖気または冷気を別々に建築物内に供給することもでき、供給する部屋によって、選択的に供給することもできる。
前記の砕石は、
網によって高さ方向で複数の層に分けられている
ことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか一項に記載の建築物の床下構造である。
これにより、砕石の大きさごとに、複数の層に分けることができ、砕石と砕石との隙間を設けることもできる。
また、砕石と砕石との層の間に、多孔管を配管することもできる。
床下空間は、側面(壁面)、天面(天井)、床面の全てにコンクリートが打設されており、床面のコンクリート表面は、凸部と凹部の列が交互に平行に形成され、これに直交する方向にも、凸部と凹部の列が交互に平行に形成され、全体的に凹部が網目状に形成されている。
なお、図中の黒く塗り潰された太い線状のものが多孔管である。
多孔管は、図1の右上に端部があり、そこから、凹部を這うように床下空間内に万遍なく配管され、図1の左下で側面(側壁)に沿って上方に配管され、建築物内に暖気、冷気を供給する管と連結する。
多孔管には、下方、両側方、上方の計4箇所に、暖気、冷気を採取する孔が設けられている。
多孔管から採取した暖気、冷気は、換気扇によって、建築物の室内へ供給される。
換気扇は、建築物内に暖気、冷気を供給する管に設けても良いし、当該管に連結する多孔管の末端に設けても良い。
図1乃至3は、いずれも砕石を表していないが、砕石は、多孔管の上から、床下空間内全体に、床下空間の天面(天井)付近の高さにまで敷き詰められる。
敷き詰められた砕石の上から遮熱シートを被せて、砕石の輻射熱を反射させて、砕石の蓄熱性または蓄冷性を高めることもできる。
図中の黒く塗り潰された太い線状のものが多孔管1であり、多孔管1の白い点状に表されているのが暖気、冷気を採取する孔である。
凹凸の形状は、種々の形を採り得る。
床面のコンクリート表面自体の形として、凹凸状に形成しても良いし、平面に打設したコンクリート表面に、凸状のコンクリート部材を載置しても良い。
特に、図5の凸部の頂点同士に架けるようにして多孔管1を配管する場合は、凸部と凸部の間の多孔管1の直下には隙間が生じるが、砕石は、多孔管1の直下に生じた隙間を塞ぐことがないように、多孔管1の直下が疎になるように砕石を敷き詰める。
図6は、多孔管1の直下が疎になるように砕石3が敷き詰められた状態の概要図である。
多孔管1の直下の砕石3が少ないことで、多孔管1の下方に設けられた孔2付近の障害物が無くなり、多孔管1が暖気、冷気を採取しやすくなる。
最終的に、暖気、冷気は、ファン等の力によって多孔管1内を通って建築物内に供給されるが、多孔管1が暖気、冷気を採取しやすくなることで、ファン等の力が少なくて済む。
図中の黒く塗り潰された太い線状のものが多孔管1であり、白い点状に表されているのが暖気、冷気を採取する孔である。
図7の(1)〜(3)は、金属製板状部材4をコンクリート表面に載置した状態を示すものであるが、(4)〜(6)は、金属製板状部材4をコンクリートと一体的に設けた状態を示すものである。
金属製板状部材4は、例えば、亜鉛鉄板にメタルラスを電気溶接したモルタル下地材を使うことができる。
金属製板状部材4には、床面のコンクリートを通じて地熱エネルギーが伝わりやすい。
そこで、凹凸状に形成された金属製板状部材4をコンクリート表面に設けることで、地熱エネルギーの放熱効率を高めている。
多孔管1は、凹部の列に平行に凹部内に収まるように配管することもできるが、図中では、金属製板状部材4の凸状に隆起した列と直交する方向、すなわち、凸部の頂点同士に架けるように水平方向に配管されている。
金属製板状部材4の凸部の頂点同士に架けるように多孔管1を配管することで、凸部と凸部の間の多孔管1の直下には隙間が生じる。
隙間への砕石の敷き詰めとその効果については、図6の説明と同じである。
図中の黒く塗り潰された太い線状のものが多孔管1であり、白い点状に表されているのが暖気、冷気を採取する孔である。
図8の(1)〜(3)は、形鋼材5をコンクリート表面に載置した状態を示すものであるが、(4)〜(6)は、形鋼材5をコンクリートと一体的に設けた状態を示すものである。
形鋼材5は、コンクリートと一体的に設けるときに、例えば、上方が開いている形状であれば、開口部分を上方にしてコンクリート表面に配設することができ、これによれば、開口部分に隙間が生じる。
また、多孔管1を、形鋼材5と直交する方向、すなわち、形鋼材5の頂面同士に架けるように水平方向に配管することで、形鋼材5と形鋼材5の間の多孔管1の直下には隙間が生じる。
これら隙間への砕石の敷き詰めとその効果については、図6の説明と同じである。
多孔管は、網状体の下または上に配管することができ、多孔管が網状体の下に配管される場合、多孔管の周囲には砕石が敷き詰められることが無く、多孔管の周囲の暖気、冷気を採取しやすい。
また、多孔管が網状体の上に配管される場合、多孔管の上から砕石が敷き詰められるが、網状体の下、つまり多孔管の直下には砕石は敷き詰められることが無く、多孔管の周囲の暖気、冷気を採取しやすい。
いずれの場合も、多孔管が暖気、冷気を採取しやすくなることで、建築物内に供給するファン等の力が少なくて済む。
また、暖気、冷気は、地中の地熱エネルギーが床面のコンクリートを伝わって、床面から放熱されることから、より床面に近い位置で暖気、冷気を採取すれば、地中の温度により近い暖気、冷気を採取して、建築物内に供給できる。
この暖気採取用と冷気採取用の2つの多孔管は、単に配管する位置が違うだけで、同じ多孔管である。
暖気採取用の多孔管は、暖気が床下空間内の上方に集まることから、床下空間の天井付近に配管することが望ましく、天井から吊り下げるようにして配管しても良いし、単に、砕石の上に載置するだけでも良い。
床下空間内に配管する多孔管を、冷気採取用と暖気採取用の2種類に分けて使うことで、床下空間内のより暖かい暖気、より冷たい冷気を効果的に採取でき、それぞれ採取した暖気または冷気を別々に建築物内に供給することもでき、供給する部屋によって、選択的に供給することもできる。
例えば、建築物内の小屋裏(天井裏)や吹抜け階段の天井近くに多孔管を配管しておき、建築物内の室内空気が暖かくなる日中など時間帯に、当該多孔管から建築物内の暖気を採取して、一旦、床下空間内に配送して砕石を温めて蓄熱させる。
その後、夜間などの建築物内の気温が下がったときに、暖気採取用の多孔管によって、蓄熱された床下空間内の砕石から暖気を採取して、建築物内に供給することもできる。
なお、建築物内から採取した暖気は、床下空間内に供給せず、直接建築物内に再供給することもできる。
2 多孔管の孔
3 砕石
4 金属製板状部材
5 形鋼材
Claims (5)
- 建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面に形鋼材が配設されており、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に配管 された形鋼材と直交する方向に、形鋼材の頂面同士に架けるようにして水平方向に配管さ れ、
多孔管の直下は疎に、それ以外は密になるように、多孔管の上から砕石が敷き詰められて いる
ことを特徴とする建築物の床下構造。 - 建築物の床下空間の床面がコンクリートで覆われた床下構造において、
コンクリート表面に上方が開口している断面形状の形鋼材が埋設されており、
床下空間の暖気、冷気を採取して建築物内へ供給する多孔管が、コンクリート表面に埋設 された形鋼材と直交する方向に、形鋼材の頂面同士に架けるようにして水平方向に配管さ れ、
多孔管の直下は疎に、それ以外は密になるように、多孔管の上から砕石が敷き詰められて いる
ことを特徴とする建築物の床下構造。 - 前記の多孔管は、
その上または下に網状体が敷設され、
網状体の上から砕石が敷き詰められている
ことを特徴とする請求項1または2に記載の建築物の床下構造。 - 前記の多孔管は、
冷気採取用であり、
さらに、暖気採取用として暖気を採取する多孔管が床下空間の天井付近に配管されている ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建築物の床下構造。 - 前記の砕石は、
網によって高さ方向で複数の層に分けられている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建築物の床下構造。
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